歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2015年05月

この日の初戦は、mitsuマイブームの水上砲撃戦から「ROYAL NAVY」(CMJ)追加シナリオ「赤色新鋭戦艦を撃沈せよ」をプレイしました。お相手は海軍提督kawaさんで、希望によってドイツ軍を、mitsuがソ連軍を担当します。史実では未完成に終わったソ連軍のソビエツキー・ソユーズ艦隊を、ビスマルクを含む3隻で迎撃するというものです。

ソ連軍のソビエツキー・ソユーズは、最新艦だけあって、装甲・主砲貫通力ともドイツ軍を大きく上回ります。対するドイツ軍は高い練度を反映して、命中率が10%上昇しています(ソ連軍は逆に3%悪化)。ドイツ軍としては、高い命中率を生かして敵を翻弄し、隙を見て接近戦に持ち込みたいところです。

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第1ターン、敵を発見した両軍は、遠距離での砲撃戦を開始します。命中率では遙かにドイツ軍が高かったのですが、スカ。逆に10%代しかないはずのソ連軍が、見事に砲弾を命中させ、先手を取ります。実施的な損害は船体1・速度低下1程度でしたが、運良くビスマルクのMFCを直撃し、これを破壊してしまいます。さらに主砲の故障により発生した火災により、船体1の損害を受ける羽目に・・・。

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第2ターン、両軍は若干、距離を詰めると(11へクス)、反航戦に移ります。が、両軍とも主力の命中弾はなし。と、ここで勇敢にも雷撃距離に接近してきたケルンとソ連軍のフルンゼが、6へクスの中距離で激しく打ち合います。フルンゼに6発の砲弾が命中し、船体の半数と主砲2基が破損します。が、フルンゼの逆襲も凄まじく、8発の命中弾によりヴァイタルパートを打ち抜かれたケルンが撃沈!両軍を通じた初の沈没艦になります。

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第3ターン、中破したフルンゼが戦域からの撤退を開始する中、両軍の主力は円を描きながら長距離の砲撃を続けます。ドイツ軍はついにこのターンに命中弾を出し、ソビエツキー・ソユーズのMFCを損傷させます。逆にソ連軍の砲撃は主砲弾が命中せず、小口径砲のみでほとんど損害はなし。

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第4ターン、円周運動の砲撃戦は、今度はドイツ軍に傾きます。戦艦同士の砲撃はソビエツキー・ソユーズがビスマルクの船体に多少の損害を与え、やや、優勢に。が、ここで重巡ヒッパーの砲撃が敵重巡キーロフに次々と吸い込まれ、8発の命中弾を与えます。お互いに装甲を打ち破る砲撃により、キーロフの舷側装甲が食い破られ、火薬庫に引火!たちまち、爆発炎上し、キーロフはバルト海の藻屑と消えます。

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未だ、戦艦のヴァイタルパートを打ち抜かれずとは言え、命中率で13%の差があるソ連軍は、ここで一気に距離を詰め、勝負に出ます。面舵いっぱいに転舵すると、最大戦速でビスマルクに接近します。お互いに右舷に敵を見ながら7へクスの中距離で、乱打戦に移ります。

ここでもドイツ軍が命中率では有利で、ソビエツキーに実に8発の命中弾を出します。ソビエツキー・ソユーズの装甲は堅く、これをことごとくはじき返し、船体1・速度低下1と軽微な損害に止まります。

対するソ連軍も4発の命中弾を出し、これが全て装甲を貫通!4基のうち3基の主砲塔を吹き飛ばし、特殊損害により、船体損害が半分に、速度も3に低下してしまいます。

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と、ここで、ビスマルクの中破により、事実上の終了となりました。いやー、カタログデータでは、赤色新鋭戦艦の強いこと、強いこと!実際は運用側の練度が著しく低いため、とてもこうはいかなかったでしょうが、まあ、仮想戦記の中だけでも出撃できただけ、よかったかも。

5月の心地よい天候の中、第124回ちはら会が開催されました。今回は常連のkawaさん、エンジョウさん、Tommyさんに、新たにコウイチさんが来場!プレイしていた「ROYAL NAVY」とCMJ誌を興味深く眺めていました。SLGがはじめて(!)ということで、暖機の「Pit!」に続き、シンプルな「群雄割拠」と「ガルパン」に挑戦していました。なんでも自転車で30分近く走ってきたとのことで、この日は早めに退場に。又、ご都合が付きましたら、いつでも・・・。

先日、プレイされたアイテムと戦績は以下の通りです。

ROYAL NAVY(CMJ)追加シナリオ「赤色新鋭戦艦を撃沈せよ」 ○ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)●
Pit!(Winning Moves Games)6戦 ○○○kawa・○○エンジョウ・○コウイチ・mitsu
群雄割拠(WGJ)3戦 ○kawa・○エンジョウ・○mitsu・コウイチ
関ヶ原強襲(GJ) ○東軍(mitsu)対西軍(エンジョウ)●
ぱんつぁー・ふぉー(CMJ) ●大洗(コウイチ)対聖グロリアーナ(kawa)○
謀略級三国志(GJ)2戦
 ○鳳統(mitsu)・周瑜(kawa)・司馬懿(エンジョウ)・(Tommy)
 ○田豊(mitsu)・荀彧(kawa)・鳳統(エンジョウ)・周瑜(Tommy)

イメージは、kawaさんがインストの「ぱんつぁー・ふぉー」(CMJ)。コウイチさんがビギナーなので、戦闘級は想像
がしやすいかもと、インストをお願いしまして。「側面を取るのが大切なんですね~」と感想も。

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こちらは、いつもの「謀略級三国志」(GJ)。すっかり定番となった一品ですが、最近は勝利を目指すだけでなく、楽しみ方も様々で。呂布で大暴れをして、袁紹を討ったのはいいけれど、実はVPを減らしていた田豊Tommy さん。「だって呂布がやりたかったんだもん」(笑い)。手段のためには目的を選ばない(?!)とは、このことか!

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一、二戦とも、ダブルカウントをうまくつかんだmitsuが電撃的に勝利。ああ、貂蝉とか左慈でないだけで、こんなにやりやすいとは!(笑い)いつもは、異常に惹いてくる率が高いんですよね~。

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続いて、「ROYAL NAVY」(CMJ)のWWⅠシナリオの最後を飾るS6「ジュトランド夜戦」です。史上最大の水上砲撃戦ながら、ドイツ軍の撤退で尻切れトンボに終わったジュトランド海戦のエピローグとして、巡洋戦隊同士の戦いを描きます。

参加兵力は、イギリス軍4隻に対し、ドイツ軍は6隻。ただし、砲撃力ではイギリス軍が軽巡相手なら十分の6inch砲に対し、ドイツ軍は4.1inch砲であり、かつ、貫通のできないHE弾を使用することになります。数で勝るドイツ軍対質で勝るイギリス軍の戦いです。

第1ターン、思わぬ至近距離で敵を発見した両軍は、戦列を整え、5へクスの同航戦に入ります。ここで、ドイツ軍のステッテンがサウザンプトンに探照灯照射!闇夜に鮮やかに浮かび上がった敵の旗艦に対し、ミュンヘン、フラウエンローブを加えた3隻で、集中砲撃を行います。貫通力はないものの、HE弾6発を命中させ、主砲3基を破壊し、事実上の砲撃力を奪います(それ以外に、船体1、速度低下-1の損害)。また、後続のシュツットガルトがダブリンに命中弾を出し、副砲一基を破壊します。

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対するイギリス軍は、セオリー通り、先頭艦から順に1隻ずつ砲撃を行います。探照灯を浴びせるステッテンに対し、サウザンプトンが6inch砲弾1発を命中させ、副砲を破壊。軽巡ダブリンも、ミュンヘンに2発の命中弾を与え、舷側装甲を貫通して、船体2、速度-5の損害を与えます。

第2ターン、ドイツ軍は速力の落ちたミュンヘンを離脱させますが、他はそのまま、同航戦を継続します。ステッテン、ミュンヘン、フラウエンローブの3隻が探照灯の下に集中射撃を実施し、サウザンプトンに船体1、速度低下-1、副砲破壊と、損害を積み重ねます。

また、先に命中弾を出しているシュツットガルトが、正確な射撃で3発の命中弾を出し、ダブリンの副砲とMFCを破壊し、2箇所に火災を発生させます。

イギリス軍も砲撃のできなくなったサウザンプトンを探照灯照射(おとりの損害担当艦!)に使用し、残りの3艦でステッテンに負けじと集中砲撃を行います。結果、3発の6inch砲弾をステッテンに命中させ、船体3ヒットを与えます。

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そして、このターン、イギリス軍が、密かに発射していた魚雷が、ドイツ艦隊の後方に到達します。うち、必殺の一発が軽巡エルビングに命中し、一気に船体3損害と速度低下-7の大損害を与えます。

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第3ターン、中破したエルビングも退避行動に移ったため、数で劣っていたイギリス軍は、火力でほぼ互角の戦いに持ち込めることに。

ドイツ軍は砲身も焼けよと連続射撃を行いますが、drに恵まれず、かつ、命中させた5発もHE弾のため、敵の舷側装甲を打ち抜けず。サウザンプトンに船体1、速度低下-1を、ダブリンに火災発生と、わずかな損害に止まります。

対して、先頭艦に集中砲撃を続けるイギリス軍は、確実に旗艦ステッテンに命中弾を与えます。4発の6inch砲弾が装甲を貫通し、ついにこれを撃沈します。

ドイツ軍は、このターンにおかえしとばかりに、密かに3発の魚雷を放っていましたが、はずれ。徐々に、ロイヤルネイビーに押され始めます。

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そして、最終の第4ターン、頃合いよしと見たイギリス軍は、敵の司令官不在の混乱に乗じて、果敢な接近戦に出ます。至近距離から放たれた砲撃は命中率抜群で、旗艦を引き継いだフラウエンローブに6発の徹甲弾を命中させます。無慈悲な徹甲弾が「エンローブ夫人」を引き裂き、全主砲塔を破壊した上に、船体2損害を与え、一気に中破に追い込みます。

一方のドイツ軍も、奇跡を信じてまたも探照灯射撃でサウザンプトンを砲撃しますが、drに恵まれず、命中弾なし。代わりに、ステッテンとエルビングがにっくきダブリンに3発のHE弾を命中させ、こちらも全主砲塔を破壊し、船体も後2ダメージまで追い込みます。最後に、ずっと命中弾のなかったハンブルクも、バーミンガムに意地の砲撃を命中させ、主砲1基を破壊しましたが・・・。

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と、ここでゲームは終了。沈没艦はドイツ軍のステッテン(5VP)のみということで、イギリス軍の勝利となりました。

[撃沈]軽巡ステッテン(ドイツ軍)
[大破]軽巡エルビング(ドイツ軍)、軽巡ダブリン、サウザンプトン(イギリス軍)
[中破]軽巡フラウエンローブ(ドイツ軍)
[小破]軽巡ミュンヘン(ドイツ軍)

ドイツ軍は数で勝ることもあり、命中弾数は多かったんですが、やはりHE弾ではヴァイタルパートを打ち抜けず。逆にイギリス軍は確実な射撃で損害を与え続け、ドイツ軍を圧倒しました。

今月のソロプレイ第4弾は、同じく「ROYAL NAVY」(CMJ)からWWⅠシナリオのS5「コロネル沖海戦」です。太平洋を横断したドイツ東洋艦隊が、イギリス軍の迎撃を受けたもので、主力は両軍ともに2隻の装甲巡洋艦です。なお、このシナリオからは、選択ルールの砲撃修整を適用しています。

イギリス軍は、強力な主砲ながら砲門数で劣る装甲巡洋艦グッド・ホープと、逆に砲門数は高いものの貫通力は副砲並み(6inch砲)のモンマウス。乗員は予備役だったため、国籍修整は通常の+5ではなく、+8となります。これに軽巡グラスゴウと仮装巡洋艦オトラントが加わります。

対するドイツ軍は、その4年後に完成した装甲巡洋艦シャルンホルストとグナイゼナウで、貫通力に優れた安定した火力と適度な装甲を誇ります。さらに、優秀な乗組員を反映して国籍修整は通常の+2ではなく、なんと-8です。加えて、軽巡ライプチッヒとドレスデン、ニュルンベルクが配備されています。

第1ターンのみは、移動が終了した時点から開始となります。ともに7へクスの距離に敵を捕らえた両軍は、果敢に砲撃を開始します。が、ただでさえ、練度の劣るイギリス軍の砲撃は効果なし。対するドイツ軍は、装甲巡洋艦2隻が命中弾を出し、グッド・ホープの後部主砲を吹き飛ばし、火災を発生させます。さらに、奇跡的に艦橋の間隙に命中した3.5inch砲により、指揮官クラドック少将が戦死してしまいます(次ターンに砲撃不可能)。

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第2ターン、火力で劣るイギリス軍はなんとか副砲を使用するために、2へクスの接近をします。距離が縮まったために、命中率は30%上昇します。これにより、イギリス軍は、装甲巡洋艦モンマウスがグナイゼナウに命中弾を与え、副砲1門と魚雷発射管を破壊します。

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が、ドイツ艦隊の砲撃も鮮烈を極めます。巡洋戦艦シャルンホルストがグッド・ホープに、8.2inch主砲3発、HE弾3発、3.5inch砲5発を命中させ、残った前部主砲を吹き飛ばし、船体に1損害を与えます。同時にグナイゼナウがお返しとばかりに、モンマウスに計6発の命中弾を出し、副砲2基と魚雷発射管を破壊。さらに、特殊損害で舵に損傷を与え、3ターンの間、転舵ができなくなります。グラスゴウとオトラントも損害を受け、一時的に3隻に火災が発生します。

第3ターン、このままでは押し切られると判断したイギリス海軍は、さらに距離を詰めて一か八かの接近戦に移ります。近距離となったため、基本命中修整は-70と驚異的な数値に。

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この距離から放たれる砲弾は、ほとんどが敵艦に吸い込まれていきます。巡洋戦艦シャルンホルストがグッドホープを直撃し、延べ12発の命中弾でMFCと副砲2基を破壊し、船体に4損害と速度低下1を与えます。攻撃能力を失ったグッドホープは、サンドバッグ状態に。グナイゼナウも12発の命中弾を出しますが、幸運にも距離があったため、装甲を貫通せず、損害はなし。一方で、軽巡隊もグラスゴウとオトラントに、軽~中程度の損害を与えます。

対するイギリス軍装甲巡洋艦も必死の反撃で計7発の命中弾を出しますが、6inch砲ではシャルンホルスト級の装甲を貫通できず。

ここで、一隻で気を吐いたのが、軽巡グラスゴウで、ライプチッヒに4発の命中弾を出し、主砲1基、副砲2基、船体3損害を与えます。これにより、発生した火災が延焼し、なんと軽巡ライプチッヒが沈没!両軍を通じて初の喪失艦になります。

第4ターン、激化する戦闘は、自力で勝るドイツ軍に有利に展開します。まず、8.2inch主砲弾6発を浴びた装甲巡洋艦グッド・ホープが、ついに沈没!もう一隻のモンマウスも延べ16発の命中弾を受け、主砲塔2基、船体2の損害を受け、さらに速度も-2に。モンマウスの反撃は、グナイゼナウに船体1、速度-1を与えるのにとどまります。

ここで、またも気を吐いたのが、軽巡グラスゴウで、新たに照準をしたドレスデンに4発の6inch砲弾を命中させ、船体4損害と全推進力喪失の重大なダメージを与えます。ほぼ停止状態のドレスデンは、次ターンにもグラスゴウの猛射を受け、火災が発生!ああ、またも延焼で、軽巡ドレスデンが太平洋の藻屑と消えます。

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が、軽巡グラスゴウの幸運も、ここまででした。神がかりなまでの活躍で同級の軽巡2隻を平らげたイギリス軍軽巡に対し、第5ターン、装甲巡洋艦シャルンホルストが咆吼します。強力無比な主砲弾が、軽巡グラスゴウのヴァイタルパートを打ち抜き、瞬時にして撃沈!さらに満身創痍だったモンマウスも、主砲塔を貫通したグナイゼナウの8.2inch砲弾によって、誘爆!栄光のイギリス海軍は、仮装巡洋艦オトラント1隻を残すのみ。

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最終の第6ターン、絶望的な状況のオトラントは最後の抵抗を示し、軽巡ニュルンベルクに2発の命中弾を与え、MFCと主砲塔1基を破壊します。が、直後に生き残った3隻から猛烈な砲撃を受け、撃沈!コロネル沖海戦は、史実通り、ドイツ軍の勝利で幕を下ろしました。

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今回は、ドイツ軍の圧勝となりましたが、生き延びたドイツ艦隊も、わずか1ヶ月後には、フォークランド沖で火力・速度に勝るイギリス軍巡洋戦艦の前に完敗します。この時の主役が、4年後に建造された巡洋戦艦インヴィンシブルとインフレキシブルでした。ドレッドノートの登場以来、日進月歩で進化する建艦技術の差が、大きく勝敗を分けることになりました。

午後になってTommyさんが来宅したところで、最近、mitsuマイブームの「ROYAL NAVY」(CMJ)を持ち出しまして。二人とも未プレイだったのでmitsuがインストして、練習代わりに参加兵力の少ない、追加シナリオ「ハルバート作戦」に取り組みます。

このシナリオは、マルタ島攻防戦を巡るイタリアとイギリスの戦艦同士の戦いを描く仮想戦です。史実では、いったんは有利と信じて出撃したイタリア戦艦隊ですが、ROYAL NAVYに2戦艦がいるとわかると、例の「艦隊温存主義」を発揮して、帰港してしまっています。このシナリオでは、それでもイタリア海軍が戦闘を挑んでいたら、という設定です。

[参加兵力]
イギリス軍…Prince of Wales、Rodney
イタリア軍…Littorio、V.Veneto

イタリア海軍は新鋭艦だけあって、貫通力と装甲でイギリス軍を上回ります。一方のイギリス軍は、砲撃命中率、火力で敵を凌駕します。よって、イタリア軍としては一方的に敵を打ち抜ける中距離で砲撃戦を行いたいところ。イギリス軍としては逆に、ヴァイタルパートを打ち抜ける距離まで接近して、相打ち覚悟で勝負です。

今回は、イギリス軍をmitsuとTommyさんが、イタリア軍をエンジョウさんが担当します。

第1ターン、両軍は徐々に距離を詰め、14へクスの遠距離で砲撃を開始します。が、命中率は10%台のため、両軍とも命中弾はなし。

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第2ターン、果敢にもイタリア海軍が接近してきます。もとより近距離戦が希望のイギリス軍は願ったり!とばかりに、こちらも接近。8-9へクスの中距離で攻撃に入ります。このターンこそ、イタリア軍が一方的に船体装甲を貫通できますが、イギリス軍は砲撃力と命中率でカヴァーでき、次ターンにはともに装甲貫通が期待できるはずだったのですが・・・。

イギリス軍も練度の高さを信じて砲撃を行い、2発程度を命中させます(平均値)。舷側こそ、打ち抜けないものの、副砲などに損害を与えます。

対するイタリア軍は・・・「よし!2発命中!さらに、6発!」9へクスの距離にもかかわらず、エンジョウ提督が確率を無視して、砲弾を次々に命中させます。PoWに2発、Lodneyになんと8発の命中弾!

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命中箇所drもよく、PoWは2発の砲弾で、前部と後部の主砲塔を破壊され、砲撃力は1/3に低下!Rodneyに至っては、嵐のように新式の15inch砲弾を浴び、次々とヴァイタルパートを打ち抜かれます。6発目までは、強靱な船体や砲塔被弾で耐えていましたが、運命の7発目が特殊損害になって、舷側を打ち抜きます。火薬庫に到達したこの一撃で、Rodneyが爆沈!まだ、2ターンなのに、そんなばかな!

「ま、まあ、練習ですから」と動揺を押し隠し、すぐに第二戦に突入。陣営は同様です。

第1ターンの砲撃開始の後、第2ターンに今度は7へクスの中距離で射撃を行います。密かにほくそ笑む、mitsu。この距離なら、Rodneyの16inch砲で敵の舷側装甲を打ち抜ける!ふふふ、近づきすぎたことを公開させてやる・・・はずだったのですが。

Tommyさん指揮のPoWが、なぜか[99]と[98]で主砲の命中なし。う~ん、ちょっと酷いな~。それでも、想定通りRodneyの砲撃がLittorioの艦橋を打ち抜き、指揮官を戦死させ、船体にも損害を与えます。このまま、次ターンまで行けば、と思っていた矢先、またもやエンジョウdrが炸裂します。

「えーと、PoWに4発!まあ、こんなもんか。」十分、平均より高いぞ!そして、あろうことか、こちらも艦橋が被弾し、指揮艦死亡!さらに全てが主砲に命中する奇跡で、全砲塔が壊滅!あんたは、伝説の狙撃兵か!!(笑い)

「次は、Rodneyにと。2回合わせて・・・10ぱぁ~つ!」!!!前回を上回る猛砲撃を浴びたRodneyは爆沈こそしなかったものの、耐久力は2/3に、速度は2まで低下し、2基の主砲塔を失います。PoWの主砲が全壊のため、残った砲撃力はRodneyの1砲塔だけ?!

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ただのサンドバックと化したPoWを逃がすために、戦場に残ったRodneyが2戦艦の集中砲火を浴び、爆沈したのは、わずか3ターン目でした・・・。

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いくらdrによって振れが大きい戦闘級とはいえ、ああ、相手(プレイヤー)が悪かった!このゲームでは、dr魔神に勝てない!(笑い)
 
というわけで、「Iron Bottom Sound」が再版されても、エンジョウさんとだけはやらないことをお勧めします(大笑い)。

GWオフ会の初戦は、エンジョウさんのリクエストで「関ヶ原強襲」(GJ)です。今年初めにプレイを始めた会戦級ですが、個性あふれるキャラ立ちと射撃・突撃・白兵戦のギミックが楽しく、すっかり連戦になりまして。陣営は、勝つまでやるぞと、東軍(エンジョウ)対西軍(mitsu)です。

序盤、東軍は笹尾山前面に取り付くと、北部の細川隊を中央に転進させ、北天満山から南天満山に圧力をかけます。この間、西軍は侍大将を有効に活用し、敵の薄いエリアを威力偵察で奪い返し、時間を稼ぎます。

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第3ターン、井伊隊、細川隊の射撃及び突撃を受けた小西隊が、丘陵に退却。と、ここで、宇喜多隊のチットが来たため、明石全登が逆襲を賭け、細川隊を後退させることに成功します。その直後に今度は福島隊が活性化し、薄くなった宇喜多隊中央へ突入します。やむなく、西軍は南から大谷刑部を、山地に小西を入れ、山地を死守する構えです。

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第4ターン、突出する旧小西対陣地に、三方から囲んだ東軍が猛攻を加えます。さすがにこの圧力に抗しきれずに、明石隊が退却し、東軍は北天満山に隣接するを確保します。

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迎えた第5ターン、今度は南部の要衝-南天満山が焦点に。中央部に陣取る福島隊と密かに最南部に移動していた本多平八郎が、南北から南天満山に猛攻を加えます。西軍も防御射撃を繰り広げますが、肝心のここに来てdrが当たらず。可児才蔵+本多平八郎という悪鬼の最強コンビを、明石全登一人では支えきれず、敗退。東軍は、中盤で順当に1VPの要衝を確保します。

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が、まだ、時間があると踏んだ東軍は、主軸を薄い側面の中央部へ。結果的に、これが西軍への圧力を弱めることになり、第6-7ターンに1エリアを確保しただけに止まります。小早川も参戦しましたが、大谷隊の奮闘の前に膠着状態に。

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終盤となった第8ターン、ついに家康が動き、笹尾山前面に移動します。東軍は北天満山も確保し、2VPを狙いに行きますが・・・。

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後がなくなった西軍が、ここで一歩も譲らぬ激闘に入ります。第9-10ターンと笹尾山に突入してきた徳川隊と黒田隊に対し、正確な防御射撃で後藤又兵衞を退け、島左近を先頭に白兵戦に突入します。先手を取った優位を生かし、2ターンに渉って、敵の攻勢を退けます。

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同時に南部では大谷隊が、藤川越しの福島隊の突撃を粉砕し、地歩を確保。最終ターンにVP地点に戦力を集中させ、兵力優位を維持し、こちらも保持します。

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結果、最終ターンが終わった時点で、東軍の確保は1VPのみと、西軍の圧勝になりました。

いやー、VPの確保は行きませんでしたが、中盤まではどちらに転んでもおかしくない展開でした。南部の要福島隊と本多平八郎を擁する寺沢隊、北部から転用した細川隊が中央部を攻めたため、南天満山が早期に陥落。が、その後、寺沢隊と細川隊が中央に転進となり、南部が膠着できました。あのまま、南天満山方面を主攻勢にしていたら、どうなっていたか?

西軍は、島左近や明石全登を使った威力偵察で、敵の前衛陣地をかき乱したことで、総攻撃のタイミングをずらすことができ、時間稼ぎに成功したのが大きかったです。

いずれにしろ、射撃の「後一発」やチット巡りの「あと一つ」で、勝敗が大きく左右されていたことでしょう。「関ヶ原強襲」も、実にこれで8戦。エンジョウさんが東軍で勝つまでチャレンジするでしょうから、十番勝負も夢でなくなってきました(笑い)。果たして、東軍が勝つのが先か、十番が先か?!

GWのまっただ中、自宅オフ会を呼びかけたところ、ちはら会常連のエンジョウさんとTommyさんが来宅されまして。このところの定番アイテムから、新規プレイの戦闘級、いつものマルチ系などを対戦しました。

この日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
関ヶ原強襲(GJ) ●東軍(エンジョウ)対西軍(mitsu)○
ROYAL NAVY(CMJ)「ハルバート作戦」2戦
 ●イギリス軍(mitsu・Tommy)対イタリア軍(エンジョウ)○
 ●イギリス軍(mitsu・Tommy)対イタリア軍(エンジョウ)○
本能寺への道(GJ)3人プレイ 羽柴(エンジョウ)・明智(Tommy)・柴田(mitsu)
俺のケツをなめろ!(天下布武)3戦 ○○mitsu・○エンジョウ・Tommy
銀河英雄伝説~帝国の進撃(角川書店)2戦 ○mitsu・○エンジョウ・Tommy

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上の二つは、別記事にて。マルチ三態で、「本能寺への道」(GJ)を。ちはら会では定番中の定番であり、3人とも熟練の域に達しています。

第4ターン、上杉の脅威を3ターンに排除していた柴田(mitsu)が、畿内に突入し、上様を討ち取り!他の二人は、突入態勢がとれておらず、このまま、逃げ切りなら柴田の勝ちでしたが、天はそれを許さず。

第5ターンに優位に立ったのが、明智(Tommy)。畿内制圧が無理なら領地拡大でと、柴田の北陸を削ると、そのまま「関白宣言」。が、これも天は味方せず、最終ターンに。

柴田(mitsu)と明智(Tommy)の泥沼の戦いを横目で見ながら、西国で盤石の基盤を作り上げた羽柴(エンジョウ)が、5領地を確保して勝利。「なんだか、勝った気がしないなぁ~」と言いながら、史実の家康のように地方で覇を唱えて、天下餅を喰らいました。

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次は、傑作東部戦線カードゲームの「俺のケツをなめろ!」(天下布武)。1944年の東部戦線南部の激闘を描いた救出型カードゲームです。古いアイテムですが、小林源文の作画とマッチしたカードが秀逸で、いやが上でも雰囲気を盛り上げます。

序盤2戦は、慣れたmitsuが、敵兵力を見切って、友軍3枚を救出し、勝利。第3戦は、飲み込みの早いエンジョウさんが、強力な装甲部隊を指揮して、勝利でした。

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最後が、これまた、道原かつみのイラストが秀逸な「銀河英雄伝説~帝国の進撃」(角川書店)。いわゆるミルボーンタイプのアイテムで、お互いに「同盟軍」カードで邪魔をしながら、帝国軍の艦隊指揮官として、敵首都のハイネセンを目指します。

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第1戦は妨害が少なく、電撃的に侵攻したmitsuの勝ち。第2戦は、効率よく星系を攻略したTommyさんが、ハイネセンを落としました。

GWに自宅オフ会もしたのですが、先にホットな話題から・・・。

「どうせなら、参加してみれば?」
 
 ちょうどこの日、「このシミュゲ」のライターさんの集まりがあったため、都内へ行くことになり、千葉会のyagiさんから「ゲームマーケット2015春」へのお誘いを受けました。実は、個人的には、コミケもゲムマも参加したことがなく、ちょっとおっかなびっくりだったんですが、千葉会ブースの応援ついでに、初参加してきました。

 ついでに、東京ビッグサイトも「初」だったりします(お台場は何回も行っているんですけどね~、地方例会なので・・・笑い)。

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 ちょっと強めの海風に当たりながら、会場入りして、ビックリ!見渡す限りの人、人、人・・・。まあ、ほとんどがドイツゲームやカードゲームなんですが、我らがSLGもきっちり生きていまして。

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 企業ブースでは、大坂から、国際通信社a-gameが先行販売の新作を。隣は、サンセットゲームズさん。

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 きわめて質の高い「SLGamer」の最新刊をひっさげた「さいたまオフライン」さん。

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 非常に丁寧な作り込みのオリジナルゲームを揃えた「TDF」さん。主催は、以前、ちはら会にもご来訪いただいた「たちばな」氏。お揃いの緑ヤッケが、よく似合っていました。

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 そして、われらが「千葉クラブ」。会長のyagiさんに、運営係の下総さん、初参加の28号さん。午後には、すっかり大人になった子yagiさんも参加と、SLGブースではトップレベルの人数だったりします(笑い)。

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 出品も、GMT「太陽の帝国」作戦研究+1ページ「桶狭間」(お茶セット?!)に、28号さん持ち込みのミントの「ANZIO」(AH) 。Moritaさん製作の歴史缶バッジ。

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 自分もyagiさんに勧められ、ちはら会唯一無二のオリジナルゲーム「ペデスタル作戦」を持ち込みまして。賑やかしにと、3年ぶりに出品でしたが、10部が全て完売!なかには「イタリア海軍のファンなんです!」なんて、奇特な方も・・・。

 交通費から昼食代、購入ゲーム代までペイできた上に、仲間と楽しい時間を過ごすことができまして、実にありがたいやら、うれしいやら。ちょっと会場の熱気に当てられ、同人誌関係を中心に、5アイテムも購入してしまいました。ああ、いつプレイできるんだろう??(笑い)

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 この日の戦利品が、国際通信社のWGHB2015 とWGJの「群雄割拠」(とサービスの桶狭間)。

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 B級ジャンルで、戦略級ダグラムの「ラッコクの陰謀」(TDF)とリアルロボット・アニメの艦隊戦の「SHIP&TACTICS」(グループ乾坤一擲)。

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 こちらは「チャンネル・ダッシュ」を捩ったカードゲーム「ケルベロス・ランナウェイ」(Qブランチ)。決められた航路を強行突破するという内容は、「ペデスタル作戦」と同じだったりします。「ペデスタルを売って、ケルベロスを買った」?!と、ほとんどゲームロンダリングでしたね~(笑い)。

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  最後に、千葉会謹製の「太平洋戦史マグカップ」を購入して、おしまい。お上りさんなんで、ちょっと人いきれには疲れましたが、実に楽しい一日でした。会場でお会いできたみなさま、ペデスタル作戦をご購入していただいた方々、「このシミュゲ」のライターさんたちに、感謝いたします。また、お会いできる時まで・・・。

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続いて、ゲーベン関連シナリオの最後を飾るS10「ゲーベン脱出・パートⅢ」です。このシナリオは、ダーダネルス海峡を目前にしたドイツ艦隊に、旧式ながら強力な装甲巡洋艦4隻が接触するというものです。ゲーベンの11inch砲に対し、装甲巡洋艦は9.2inchと射程と貫通力で劣ります。ゲーベンとしては速度を維持しながら遠距離を保ち、砲撃戦を有利に進めるとともに、マップ端からの突破を目指します。

第1ターン、敵の接触を受け、東に進路を変更したドイツ艦隊に対し、イギリス海軍が追いすがり、7-8へクスの中距離で砲撃戦を開始します。この距離だとゲーベンの砲撃は有効ですが、逆に装甲巡洋艦の9.2inch砲では、ゲーベンのヴァイタルパートは打ち抜けない状態です。

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イギリス海軍の3隻の集中射撃はそこそこで、9.2inch砲弾5発と6inch砲弾2発が命中し、軽微ながらも船体1、速度低下1の損害を与えます。ドイツ軍としては、ここで一方的に打撃を与えて、敵戦力の低下を計りたいところでしたが、ゲーベンの砲撃はdrに恵まれず、命中弾なし。どころか、運が悪いことに故障から火災が発生!これが鎮火できずに、特殊損害でなんと艦橋が延焼!司令官が死亡し、ゲーベンは一時的に操舵不能に。

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第2ターン、艦橋破壊の影響で望まぬ旋回を行うゲーベンに対し、イギリス艦隊が距離を詰め、集中砲撃を続行します。9.2inch砲弾5発と副砲弾9発などの命中により、後部主砲1基と副砲・補助砲4基が損害を受け、さらに追加の火災が発生します。

が、船体と速度に変化はなく、怒りに燃えるゲー-ベンは、ディフェンスに対し反撃を実施。drもよく、11inch砲4発と副砲・補助砲8発を命中させ、前部主砲と副砲2基を破壊し、船体3ダメージ、速度低下1を与えます。ディフェンスは一撃で戦闘力が半減する中破相当です。

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この時、もう一隻の装甲巡洋艦ウォーリアは、優速で逃げ切りを計る軽巡ブレスラウを襲い、補助砲の攻撃でMFCを破壊します。

第3ターンも、この状況は変わらず、イギリス艦隊は一定の命中弾は出すものの、ゲーベンの厚い装甲に阻まれ、効果なし。ドイツ軍の砲撃も、ディフェンスのMFCを破壊するくらいで低調に終わります。

唯一、気を吐いたのがウォーリアで、軽巡ブレスラウをとらえ、前部主砲2基を吹き飛ばし、船体に1損害を与えます。

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第4ターン、未だ中距離ながらドイツ軍が優速を生かして、徐々に距離を開け始めます。このターンの砲撃もゲーベンのMFCを破壊した以外は、損害なし。このまま、逃げ切れるか?!

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第5ターン、なおも同航戦は続き、イギリス艦隊が意地の命中弾を出し、ゲーベンの船体に2ヒットと速度低下1を与えます。対するゲーベンの反撃も鮮烈を極め、ディフェンスに対し、特殊損害1発で船体4/速度低下4の大ダメージを加えます。

また、軽巡ブレスラウを狙うウォーリアが、主砲・副砲各1発を命中させ、薄い装甲を引き裂いて、前部主砲1基・船体2損害を与えます(これで前部主砲は全壊)。

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そして迎えた運命の第6ターン、ドイツ軍の度重なる速度低下と突破に向けた転進により、両艦隊の距離が縮まります。ここで、イギリス軍の砲撃が抜群の冴えを見せます。ゲーベンに対し、9.2inch砲弾4発と副砲弾8発、補助砲弾7発を命中させ、装甲の薄い箇所を貫通するなどして、主砲2基を沈黙させ、船体・速度にも影響を与えます。

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ゲーベンも健全なブラックプリンスに目標を変え、主砲2発の命中を出しますが、当たり所が悪く、わずかに副砲2基を破壊したのみに。

一方、ウォーリアは沈没寸前だった軽巡ブレスラウに容赦なく砲撃を浴びせ、船体損害を0にして、ついに撃沈します。

第7ターン、動きの鈍くなった巡洋戦艦ゲーベンに対し、イギリスの装甲巡洋艦4隻が近距離で猛射を浴びせます。このdrも冴えにさえ、なんと9.2inch砲弾だけで22発(!)という空前の命中率に!

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船体のバイタルパートを打ち抜いたのはわずかに4発でしたが、装甲の薄い箇所に命中弾が集中し、ゲーベンの船体が悲鳴を上げます。それでもタフぶりを発揮して、10を越える船体ダメージに耐えていましたが、最後の一発がこれを打ち砕き、これを撃沈しました。

ロイヤルネイビー、ついに勝つ!これによりトルコの参戦は見合わされ、連合軍の戦略的勝利となりました。

う~ん、どうもドイツ軍の砲撃が低調で、当たったしても副砲破壊など、敵に対し十分な損害を与えられず。近距離戦に移行して、格段に命中率が上がったことで、破滅的な量の砲弾を浴び撃沈という、非常に苦しい戦いでした。

戦い方自体は間違っていなかったと思いますが、戦闘級でdrが偏るとやむなしか・・・この借りは対人戦で返したいなぁ~。海軍提督kawaさん、地中海あたりでいかが?

続いて、S10「ゲーベン脱出・パートⅡ」です。このシナリオは、夜陰に紛れてエーゲ海に向かうゲーベンを、軽巡と駆逐艦2隻のイギリス海軍が迎撃するというものです。戦力的には、イギリス海軍が圧倒的に不利。よって、敵が戦術的勝利を目指して転進したときに、距離を詰めて雷撃ができるかどうか、に懸かっています。

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第1ターン、北に転進して逃げ切りを計るドイツ艦隊に対し、3隻のイギリス軍が追撃をかけます。6へクスの距離で同航戦に入った両軍は、射撃を開始します。イギリス艦艇3隻は、ゲーベンに集中射撃をしますが、drが悪く、効果なし。

対して、ドイツ軍は巡洋戦艦ゲーベンが圧倒的な砲力で、駆逐艦ブルドッグをとらえ、主砲2基を破壊し、船体にこれを中破させます。同時に、軽巡ブレスラウの射撃が敵軽巡のでダブリンを捉え、前部主砲とMFCを破壊し、2カ所で火災を発生させます。

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ダブリンは1カ所の火災は鎮火したものの、もう1カ所が運悪く延焼し、船体1、主砲1基、速度低下1を招きます。
第2ターン、砲力を失った駆逐艦ブルドッグを待避させると、イギリス軍は残りの2隻で追撃を続行しましたが・・・目標を変更したゲーベンが、今度は軽巡ダブリンを捉え、主砲2基と艦橋を破壊し(ケリー司令官戦死)、さらに火災を発生させます。この火災は、船体1の損害を与えます。

第3ターン、なおも雷撃に賭けるイギリス海軍は追いすがりますが、9発の命中という一方的な砲撃を浴びて、軽巡ダブリンが沈没します。一方、軽巡ブレスラウは駆逐艦ブルドッグを砲撃し、主砲1基を破壊します。ここまで、イギリス軍の砲撃は一発も当たらず。

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第4ターン、戦術的勝利のためにマップ端に向けて転進したドイツ軍に、最後の希望-駆逐艦ビーグルが肉薄します。その距離はわずか3へクス。かなり厳しい状況ですが、生き延びられれば、ゲーベンに雷撃を撃ち込める可能性は十分にありましたが・・・近距離から放たれた巡洋戦艦の攻撃は凄まじいものでした。装甲などなきに等しい駆逐艦に対し、戦艦のヴァイタルパートも打ち抜ける11inch砲弾5発、HE弾6発が命中し、水柱が消えた後にブルドッグの艦影は姿を消していました。

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翌最終の第5ターンに、ドイツ艦隊は突破に成功し、戦術的勝利となりました。

今回は、とにかく肉薄したいロイヤルネイビーが、不用意にゲーベンの視認距離に入ったのが、失敗でした。drによっては切り抜けることもできたのですが、振り返ると視認距離ギリギリで追尾し、転舵した瞬間に接近戦(雷撃)を挑む手もあったかも・・・。

ともあれ、次はゲーベン脱出の最終シナリオです。

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