この日、対戦予約があったのが「1914:栄光の終焉」(GJ)です。こんなマイナーアイテムに対戦希望があるとは!!(失礼!)ちはら会初参加の提督さんに感謝です。イメージは作戦を練る提督さんと観戦武官のエンジョウさん。
 
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陣営は、提督さんが希望で連合軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。まず、セットアップですが、連合軍は中部に2枚スタックの分厚い戦線を引いています。ひょっとしたら、中央部へのプラン17か?と、警戒して、こちらも6-7-4を含む、それなりの戦力を配置します。で、主力は当然、北でベルギーに3個軍団+砲兵を配置します。
 
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第1ターン、フランス軍はほとんど動かず。北部では、守備隊がリエージュを放棄し、ブリュッセル後方に集まる撤退を行います。随分、思い切って下がったものです。ドイツ軍ターンに、重砲を投入して、リエージュを陥落させます。
 
第2-3ターン、ベルギー軍はブリュッセルも放棄し、ひたすら西へ。ほとんど損害なく、兵力を維持しています。ドイツ軍も強行軍を連発し、逃げる敵を追います。快速の騎兵がベルギー軍の側面に回り込み、追いつきます。一方、戦力のまばらな中央部では、歩兵が浸透し、ミューズ河を越えます。
 
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第4ターン、北部ではベルギー軍とBEFの間隙を縫って、騎兵と歩兵が突進し、効果的な戦線を張らせません。中央部では浸透が効果を発揮し、するりと抜けた1個軍団が一時的にRethelを占領します。
 
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第5ターン、中央を突破した1個軍団は、敵の包囲攻撃を喰らって、壊滅しますが、これにより多くの敵を引きつけることに成功します。結果、薄くなった北部で、ドイツ軍がアラスを占領。さらにベルギー軍をオストランド周辺に圧迫します。
 
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第6ターン、BEFを迂回したドイツ軍は、パリ防衛線に近づきます。また、湿地に逃げたベルギー軍は全面包囲を受け、退路を断たれます。
 
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第7ターン、2個軍団がパリ防衛線突入を果たし、限定的VP獲得の条件を整えます。戦線後方では、モジューブ要塞が陥落し、5VPを献上。包囲下にあったベルギー軍も損耗の果てに、猛攻を喰らい、壊滅します。
 
第8ターン、ここでBEFが果敢に反撃に出ます。ドイツ軍の先頭部隊を騎兵で包囲すると、満を持して8-10-4師団が行軍攻撃を実施。2:1ながら、見事にRを出して、精鋭の1個軍団を壊滅させます。ドイツ軍は、パリに2個スタックが隣接するものの、後方の予備隊が駆けつけるまでは、一時的に兵力不足に泣かされます。
 
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第9ターン、突出したドイツ軍を補給切れにすべく、連合軍は中央部へ戦線を伸ばします。壊滅の危機に陥った前衛に対し、ドイツ軍は撤退命令を発令。同時にモジューブを墜とした1個軍が急ぎ、後方から駆けつけ、連合軍と激しい機動戦を繰り広げます。
 
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第10ターン、先の成功に意を強くした連合軍は、再び、BEF精鋭による反撃を実施しましたが・・・さすがにdrに恵まれず、敵を包囲するのに留まります。と、逆にドイツ軍の増援が合流し、BEFが今度は逆包囲の危機に・・・。
 
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第11ターン、一刻も早く脱出しなければと、焦る前線に届いた命令は、なんと停止!(ここでOOC!) 狂ったか、フレンチ!?これにより、BEFの重包囲が決定的となり、戦意を失った連合軍の投了となりました。
 
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マイナーさ故に、ほとんど注目されなかった「1914」ですが、十分に面白い!激しい機動戦と塹壕戦への移行がうまく表現されていて、隠れた名作と言ってもいいかも。ルールに一部、不備があるのが、玉に瑕ですが、事前に確認できれば、ほぼ問題はありません。なにより、シュリーフェンプランをまともに描いている点が評価できます。
 
今のところ、ドイツ軍の強烈な右フックに翻弄されていますが、連合軍もしっかり作戦研究をすれば、十分に戦えるはずです。また、再戦したいものです。