今月のソロプレイ第二弾は、前回と同じく仮想戦ジャンルから、「戦艦の戦い」(CMJ)S15「ア・ビッグ・ガン・エピック」です。その名の通り、大艦巨砲主義が中心の世界で、日米の主力戦艦同士が激突するWWⅡの仮想戦です。
 
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登場戦艦数は両軍合わせて13隻(!)と、「戦艦の戦い」で最大のシナリオです。オクラホマと長門・陸奥は、ヴァリアトでついた改訂ユニットを使用しています。
 
セットアップですが、単縦陣を組んだ両軍が、お互いの左斜め方向から接近するところから、始まります。
 
第1ターン、全力で前進するアメリカ軍に対し、日本軍は左回頭をして、距離を空ける作戦に出ます。日本軍は長距離で有利な点があるので、ある程度、距離を置いて闘いたいところです。
 
第2ターン、この効果が表れます。ともに視認外ながら、長門改がレーダー射撃を開始。さらに水偵の発進に成功した日本軍が一方的な射撃を行います。全6隻の砲撃が先頭のメリーランドに集中し、一気に3Wの損害を与えます。
 
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第3ターン、不利を悟ったアメリカ軍は回頭で一気に距離を詰めると、前後を逆にした単縦陣を組み直し、同航戦に移ります。
 
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第4ターン、お互いの主力艦同士が中距離での砲撃戦に移ります。以後、基本的に終盤までは、この体制での激しい撃ち合いに。
 
ともに損害が出始める中、射程ギリギリでアメリカ軍の重巡が放った一発が日本軍の重巡にクリティカルヒット!一撃で轟沈します。両軍通じて、初の沈没艦になります。
 
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第5ターン、今度はお返しとばかりに、日本軍の砲撃がオクラホマに命中!すでに機関停止の損害を受けていた同艦は、山城の一斉砲撃に絶えきれず、爆沈します。
 
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第6ターン、日本軍の砲撃は正確を極め、アメリカ艦隊に損害が続出します。アメリカ軍は莢叉はするものの、命中弾が出ません。
 
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第7ターン、流れを変えるべく、アメリカ軍の水雷戦隊が日本軍の後備に接近します。副砲による防御砲撃が開始され、先頭の重巡が轟沈しますが、生き残った重巡と駆逐戦隊が雷撃に成功し、殿の扶桑に1W1Sの損害を与えます。
 
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第9ターン、速度の落ちた扶桑に、メリーランドとノースカロライナの砲撃が集中し、ついにこれを撃沈します。
 
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第10ターン、日本軍も負けてならじと撃ち返し、先頭を走っていたテネシーに致命的命中を与えます。軽微ながら損害を受けていたテネシーは、弾薬庫の爆発で轟沈します。が、アメリカ軍の砲撃も猛烈を極め、日本艦隊の武装に大きな損害を与えます(のべで5W!)。
 
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第11ターン、両軍とも武装への損害が増加し、一時的に火力が堕ちます。日本軍は山城が砲撃不能に、伊勢・日向がともに火力1/3に落ち込みます。アメリカ軍もアリゾナが砲撃不能に、メリーランドが火力2/3となります。
 
第12ターン、ここで日本軍の水雷戦隊が、決死の雷撃に移ります。猛烈な阻止砲撃を受けながらも4隻全てが魚雷を命中させます。が、角度が悪かった(敵前方修整-3)とdrにも恵まれず、被害は1W。
 
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第13-14ターンは、両軍の散発的な撃ち合いのみで、一時的な小康状態に。
 
第15ターン、被害をダメコンで回復したアメリカ軍の攻撃で、伊勢と日向が全く砲撃ができなくなります。一方、日本軍も長門改級の砲撃と再装填を済ませた軽巡と駆逐戦隊の魚雷で、回復しつつあったアリゾナに命中弾を出し、撃沈一歩手前(3W2S)まで追い詰めます。
 
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第16ターン、雷撃を終え、回避中の日本軍駆逐戦隊が、複数艦からの副砲砲撃を浴び、撃沈されます。アメリカ軍も、通常射程ギリギリで発射された陸奥改の砲撃により、ついにアリゾナが沈没します。これで、戦艦の隻数は日本軍5隻:アメリカ軍4隻となりました。が、日本艦のダメコンが機能せず、砲撃不能や著しく砲撃力が低下した艦船が3隻もあり、一時的にはアメリカ軍が優位に。
 
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第17-18ターン、お互い、損傷が増えたため、主力艦同士の砲撃は、またも下火に。一か八かの雷撃を狙った日本駆逐戦隊も、激烈な砲火で火だるまとなり、爆沈します。
 
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このまま、お互いに決定打はなく、損害を微増したところで、第20ターンを迎え、ゲーム終了となりました。
 
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両軍の損失艦は、
日本軍:戦艦1隻、重巡2隻、軽巡1隻、駆逐戦隊1隊
日本軍:戦艦3隻、重巡1隻、駆逐戦隊1隊
 
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VPを計算すると・・・
日本軍:251点
アメリカ軍:156点
と100点近い差を付けて、日本軍の勝利となりました。