今年の振り始め(対戦)は、千葉会会長のyagiさんとの自宅オフ会でした。本当はちはら会に来る予定だったのですが、あいにくのお仕事だそうで・・・「年始めくらいは来なくっちゃ」とありがたい来訪です。
 
yagiさんとの定番になっている「HANNIBAL」(Valley Games)の予定でしたが、軽く一戦と、ナポレオニックの最新CDS「国内戦役1814」(CMJ)を始めました。
 
第1戦は、連合軍(yagi)対フランス軍(mitsu)を担当。第0ターンの移動で、シュワルツェンベルク主力がモンショウへ。フランス軍は、マクドナルドがルテルに、モルティエがサンスへ後退します。
 
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第1ターン、シレジア軍が仕掛け、ブルッヒャーがルテルを強襲しますが、ネイが抵抗して、勝利。タイミングよく「勝利報告」が来ていたので、フランス軍のモラルを一つあげます。翌第2ターンも増援を得たブルッヒャーと第二次ルテル会戦となりますが、ネイが,無類の強さを見せ、2ヒットを与えて撃退します。
 
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やむなく、正面攻撃をあきらめたシレジア軍は、増援を迂回させてランを占領し、2都市を確保します。北部が安定したフランス軍は、モンショウのシュワルツェンベルク主力を強襲しプレッシャーをかけますが、これはドローとなり(1損害ずつ)となります。
 
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第3ターン、北がだめなら南でと今度はボヘミア軍が総花的攻撃をかけましたが、トロワ・サンスともフランス軍が堅守し、VPを与えません。
 
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敵の手番がつきたところで、ナポレオンが反撃に転じます。目標はモンショウ!先の戦闘で消耗していたのが響き、シュワルツェンベルクが敗退。この瞬間、連合軍は目標都市数が満たせずにフランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
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と、軽く一戦のはずが、これで火が付いて、連戦に突入!第二戦も、連合軍(yagi)対フランス軍(mitsu)を担当。
第1ターン、連合軍はナポレオンが来る前に電撃侵攻を狙い、シュワルツェンベルク主力をトロワに突入させます。これは図に当たり、ジェラールを敗退させます。
 
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が、これは時期尚早でした。フランス軍はたまたま来ていた強行軍を駆使し、オセール-アヴィヨン-ディジョン経由でラングルまで浸透し、敵の連絡線を切断してしまいます。その上で補給切れとなったシュワルツェンベルクをトロワに攻め、損害を与えます。
 
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第2ターン、増援によって、何とか連絡線をつなげようという連合軍の目論見は、バールとセーヌの二重包囲により、達成できず。満を持して、ナポレオン直率のフランス軍主力がトロワを攻め、シュワルツェンベルクは敗走。退路を遮断されていたため、全滅。モラルがマイナスに転落し、ターン終了時まで回復できず、フランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
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勝つまでやるぞ!とばかりに、第三戦も、連合軍(yagi)対フランス軍(mitsu)を担当。今回も、シレジア軍が執拗に北部のフランス軍に戦闘を仕掛けますが、勇者の中の勇者ネイが頑強な粘りを見せ、これを撃退し続けます。
 
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第3ターン、痺れを切らした連合軍は、ボヘミア軍がナポレオンのいないルテルと前進防御のオセールに攻撃をかけますが、ウーディノとヴィクトールが奮闘し、これを撃退。ならばとシュワルツェンベルク主力でもって、サン・ディジェを奪取します。
 
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これに対し、ランスから駆けつけたネイとトロワから機動したナポレオンが合流し、シュワルツェンベルクを叩きだして、サン・ディジェを奪還します。と、このまま、都市を守り抜き、フランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
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第四戦は、陣営を入れ替えて、連合軍(mitsu)対フランス軍(yagi)担当。連合軍は、第0ターンの事前移動を工夫し、ヴェルダン経由でブルッヒャーをヴィージェに、シュワルツェンベルクをショウモンへ前進させます。第1ターンは敵の動きを見ながら、慎重に兵力を前進させ、全域にプレッシャーをかけます。
 
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第2ターン、南部の膠着でナポレオンが牽制されて動けない隙を狙い、ブルッヒャーがサン・ディジェを陥落させます。その後、兵力をじりじりと全域で前進させ、フランス軍から機動の余地を奪います。
 
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第3ターン、ランスに集結した北部フランス軍を牽制をしながら、シレジア軍が浸透を続けます。
 
このままいくと、ジリ貧になると判断したフランス軍は賭に出ます。ネイ隊によるサン・ディジュ奪還作戦!が、この目論見は、シャロンで早々にブルッヒャーに迎撃され、潰えたかと思われましたが・・・。ここでネイが、騎兵を投入した獅子奮迅の活躍を見せ、ブルッヒャーに打撃を与えて敗走させます。
 
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さらに、逃げる敵を追って、ネイがサン・ディジェに。この決戦をネイが制し、これを奪還。同時にナポレオンもオーブを落とし、連絡線を確保します。結局、サン・ディジェの再奪還はできず、目標都市数が満たせずにフランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
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う~ん、これでフランス軍が四連勝。しかし、あきらめの悪い二人は、まだ手はないかと、五度目の国内戦役に(笑い)。
 
思わぬ敗走でサドンデス負けになったものの、連合軍の広域浸透作戦自体は効果あったようなので、第0ターンの移動は同様にして、北部と南部に同時にプレッシャ-をかけます。
 
と、今度は、ナポレオンが北部の突入してきます。そう、連合軍の広域浸透作戦自体に対抗し、各個撃破を狙います。早速、ブルッヒャーが捕捉されかけますが、かろうじて戦闘回避に成功。
 
ならば、ボヘミア軍を捕捉せんと高速機動でオーブにいたヴェルテンベルクを撃破し、トロワにいたシュワルツェンベルクの後方に出現します。
 
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第2ターン、孤立の危機に、シュワルツェンベルクはやむなく一時撤退を余儀なくされます。
 
勢いに乗るナポレオンは、連合軍のモラルを削るべく、なんとショウモンに突入。圧倒的な戦術能力を発揮し、二人の指揮官を討ち取った上、都市を奪還してしまいます。これで連合軍のモラルは一時的に零に。
 
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が、これは明らかに勇み足でした。北からブルッヒャーが機動し、サン・ディジェを攻略すると、ボヘミア軍が強行軍でトロワを陥れ、ナポレオンの補給を切断してしまいます。
 
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第3ターン、フランス軍はなんとか連絡をつけようとするものの、トロワのシュワルツェンベルク主力に阻止され、失敗。と、連合軍は最強の戦術指揮官バルクライを投入して、ナポレオンを攻め立てます。ナポレオンも鬼神の働きで、二度にわたりこれを撃退しますが、度重なる強襲で損害がかさみ、ターン終了にはわずか1戦力に。
 
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第4ターンの第一手で、騎兵突撃と砲兵支援を受けたバルクライの攻撃の前に、ついにナポレオン軍が全滅し、連合軍のサドンデス勝利となりました。
 
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と、気がつけば、あっという間に5連戦!何か手がないか探っているうちに、ずるずると面白さに引きずられ、まるで「確変モード突入」でした(笑い)。いっそ、もう5戦して十番勝負でも行きますか?!
 
ミニゲームなので、カードや戦闘drの振れ幅が大きいのですが、ソロをしたときはフランス軍が全く勝てず。対戦でフランス軍の機動防御がわかってくると、今度は連合軍がかなり苦しくなり。それを打ち破らんと様々な手を尽くしたところ、現在はややフランス軍が有利程度になっています。連合軍は占領都市数の制限が、フランス軍は兵力の少なさが、非常にタイトです。このいけそうでいけないジレンマが、楽しい(苦しい?)佳作です。
 
今年は、CMJ誌で「禁断のナポレオニック」が二つも予定されており、景気づけにナポレオニックのリプレイを重ねていきたいと思います。ちはら会では、いつでもお相手を募集していますよ~。