いのさんの家庭ZOC離脱不可により、この日に予定されていた「イデオン」対戦が流れまして(自分も、なぜかほっとしたのは内緒です。笑い)。と、すかさず、Das Reichさんから「では、バルジで決まりでしょう」とお誘いが・・・。年納めと新春一番がバルジ、しかも相手が鬼教官とは、なんてヘビーな年跨ぎ対戦でしょう!(笑い)陣営は、いつものドイツ軍(Das Reich)対連合軍(mitsu)です。
 
連合軍のセットアップは、現時点で最新の「北の防人」作戦計画です。詳しくは、以前のブログをどうぞ。
鹿内ギャンビットを封じ込めろ!!新たな防衛作戦を開発中!~バルジ大作戦(CMJ)
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12419464.html
 
前回、Das Reichさん、は、このセットアップに的確に対応して、南方迂回を果たしたものの、北部への進撃が遅れ、時間切れになりました。そこで、今回、取った手は、北部の強襲策でした。
 
「北の防人」作戦計画は、第二歩兵師団の二個連隊をサンビット防衛に転用するため、シャーネアイフェル高地の防御が薄くなっています。そこを正面から強襲し、損害過多で防衛線を削減。いずれ破断点を迎えたところで、スパとヴィルヴィエを奪取、あわよくば、北部突破を果たそうという作戦です。
 
一方、第5装甲軍は、中央部へ進出し、状況を見て、アムドレーブ川周辺から圧力をかけるか、南部に転用してバストーニュとヌシャトーを狙う算段でした。もっとも、これが確認できたのは、終了後でしたが・・・。
 
第1ターン、この方針に沿って、第6SS装甲軍が正面を力押しします。薄くなった第2歩兵師団戦区では、7:1攻撃を2カ所で行い、のべ3ステップを与えます。さらに、第二攻撃でも、D1RとD1で確実に損害を与えます。
 
中央部では、全装甲師団を中央部に集中するのは、いつものことですが、突破目的ではなく、部隊の撃破に主眼を置いて、攻撃を実施します。第一攻撃でD2とEx2、第二でEx2(とCont)と若干の損害を出しながらも、2ユニットを除去します。
 
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南部の足止め部隊も、Ex2となり、総じてドイツ軍の損害もあるものの、連合軍への消耗に成功します(このターンでのべ11ステップの損害)。
 
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連合軍は生き残ったユニットを後退させ、シェーネアイフェル高地の麓付近に、道路を封鎖する戦線を引きます。また、バストーニュ方面では、敵の装甲がなく二次攻撃の可能性が低いので、撤退する歩兵と後方予備の機甲連隊を使って、クレルヴォを中心に防衛線を引き、時間稼ぎをします。
 
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第2ターン、ハイトの降下は北部戦線後方に!決まれば防衛線の主力を包囲できる位置でしたが、惜しくも2へクスのずれ。影響はなかったものの、北部戦線を崩壊させるという、意思の徹底です。その気迫が乗り移ったか、ドイツ軍は3:1の正面攻撃でD1Rを出し、ついに地峡を抜けます。第2次移動で2カ所の攻撃をかけ、Ex2とD2(オプションリトリート)で3ステップロスを追加します。
 
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一方、第5装甲軍は、サンビット包囲を歩兵に任せ、主力は中央へ。うっかりトロワポン前面に出しすぎていた機甲1個連隊を、第2次の5:1攻撃でD2に(オプションリトリート)。
 
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連合軍は、大量の増援を使い、北部戦線を中央部まで延長し、守りを固めます。南部ではバストーニュドームを形成し、次ターンの空挺増援の到着を待ちます。一方、機甲部隊は機動力を生かして、スコルツィーニ狩りを行い、2ユニットのコマンドの除去に成功します。
 
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第3ターン、北部は分厚い壁に遮られ、主戦線ではほとんど損害はなし。が、側面の機甲連隊を第5装甲軍が集中攻撃で撃破し、そこから流れ込んだ装甲師団が歩兵と機甲の二個連隊を包囲し、攻撃をかけます。一発除去でもおかしくなかったのですが、ここでDas Reichさんが12を連発し、どうにか生き残ります。
 
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連合軍は、包囲下の部隊を残し、戦線を組織的に後退させます。一方、南部では、残存歩兵が3枚スタック(5ステップ)でバストーニュに籠城できたため、第101空挺師団はヌシャトー・ドームを形成。第82空挺師団と機甲予備を中央へ転用します。
 
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第4ターン、ドイツ軍は包囲下の部隊を殲滅すると、北部・中央戦線に正面攻撃をかけます。が、空挺増援を含めた総力で防衛をし、戦術的突破も許さず。
 
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そのまま、戦線をヴィルヴィエ-スパ-リエージュラインへ後退させます。
 
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第5ターン、ドイツ軍はあわよくば戦線崩壊を狙い(イギリス軍の移動制限を解除しない範囲で)巧みに攻撃を行います。が、連合軍もそれなりの損害を出しながらも、必死に耐え、突破を封殺します。
 
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ただし、かなり戦線密度が薄くなったため、冷静にVP見積もりをした上で、スパを放棄。思い切って、ヴィルヴィエ-リエージュラインに、英軍を加えたハイスタックの防衛線を引きます。
 
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第6ターン、ドイツ軍はこの分厚い戦線になおも正面攻撃をかけますが、ついに抜けず。このままでは北部突破は無理と判断し、第5装甲軍主力を南部へ転進させます。
 
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連合軍は北部戦線で反撃を開始するともに、イギリス軍機甲旅団を中央部へ指向し、突出していたマルシェ前面の擲弾兵連隊を撃破します。
 
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第7ターン、戦いの帰趨は南部へ。戦略移動でヌシャトー方面にたどり着いた第5装甲軍主力が守備隊の包囲殲滅を狙って、攻撃をかけます。が、正面は堅く、戦果なし。と、側面の1個連隊がAoptで消滅したため、ここを先途と、装甲師団が末端の機甲旅団(イギリス軍)を包囲殲滅します。
 
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が、これはDas Reichさんにしては珍しい、戦術ミスでした。深い森に囲まれた3へクスに装甲師団が集中しているのを見て取った連合軍は、南からの増援とイギリス軍の機甲・歩兵スタックを巧みに機動させ、第5装甲軍主力を丸々、包囲してしまします(1個師団は補給はつながるものの、深い森により一切移動できず)。
 
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第8ターン、なんとか脱出をはかるドイツ軍は、1:2攻撃と1:1攻撃をかけますが、地形効果で失敗。ならば、せめて60点に届けと、北部と中央部で攻撃しますが、やってきた戦術空軍に阻まれ、大突破ならず。中央部こそ、1個連隊を除去して、間隙ができたものの、交通妨害を受けると、突破ができないことが判明し、万事休す。
 
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サドンデスにはならないものの、ドイツ軍が規定を満たす望みがなくなったため、投了となりました。
 
連合軍も細かい戦術ミスはありましたが、「北の防人」作戦で北部から中央戦線をコントロールできたことで、第6SS装甲軍と第5装甲軍の合同を防ぎ、大突破を封殺できました。そう、この作戦のいいところは、連合軍の兵力バランスをコントロールしやすいことだと思います。個人的には、ドイツ軍に一方的にイニシアチブを渡さない、という心理的な面が大きいです。鬼教官相手に続けて負けなかったことで、ちょっと自信になりました。
 
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もっとも、Das Reichさんは「北部が薄くなっているので、それほど大きな有利ではないと思います。次は勝ちます。」とあきらめておらず、ドイツ軍が勝つまで許してくれそうにありません(笑い)。いっそ、偽装引退でもするか?!
「私は(やくざなバルジをやめて)ふつうのゲーマーに戻ります!」(by キャンディーズもどき)