お昼の後、対戦相手を入れ替え、kawaさんと久しぶりに「Run Silent,Run Deep」(3W)に取り組みました。ちはら会では十八番となっている、シンプルなシングルブラインドの潜水艦戦です。
 
このシナリオは、終戦間際の45年4月に大西洋上で起こった、UボートⅨ型とバックレイ級3隻の戦いです。Ⅸ型は、Ⅶ型よりも深度や魚雷数で上ですが、耐久力や速度はほぼ変わらず。対するバックレイ級は、ヘッジホッグやKガンを備えたUボートハンターであり、史実でもU-879が撃沈されています。

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陣営は、ASWに命をかけるkawaさんがアメリカ軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。

第1ターン、U-879はすでに発見されており、かつ、探知drに+1ができます。が、アメリカ軍はドイツ軍の明け抜けの雷撃を恐れて、1隻のみがU-879 を探知範囲内に入れます。結果、いきなり、敵を失探することに。

姿を見失いうろたえるアメリカ軍に対し、第2ターン、U-879 の放った魚雷が襲いかかります。広角に放たれた魚雷の一発が、ルーベン・ジャイムスの至近に!が、からくも、駆逐艦ルーベンはこれを躱します。

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しばらく集中雷撃はないと見て取ったアメリカ軍は、速度を落として探知に入ります。第4ターン、ついにUボートの位置を突き止めます。

第5ターン、駆け寄ってくるであろう敵に対し、ドイツ軍は後部発射管で2発の魚雷を撃ちますが、敵の動きが予想以上に慎重だったため、命中判定までならず。さらに、第8ターンにも再装填なった前部魚雷を撃ち込みますが、これは護衛艦の対潜航行に躱され、効果なし。

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その後、しばらく、ドイツ軍は魚雷の再装填を、アメリカ軍は探知を続けます。そして、第12ターン、久しぶりにUボートの位置を割り出します。

第13ターン、そのまま、敵に駆け寄ると、必殺兵器ヘッジホッグを前方に発射します。と、これが見事に命中進路に乗りましたが、drに助けられ、効果なし。次ターンも猛烈な爆雷がU-879 を襲い、50fの差があったにもかかわらず、Kガンによって、1ヒットの損傷を負います。

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逆に、Uボート側も、ここで後部魚雷を発射します。これが援軍でやってきたジャック・ウィルケに命中します。沈没こそ免れたものの、駆逐艦ジャックは速度が半減してしまいます。

その後、しばらく、爆雷の音響に紛れていましたが、第16ターン、再装填を終えたU-879が、再び、雷撃を実施。2発の魚雷が損傷していた駆逐艦ジャックを捉えますが、ああ、drに恵まれず、戦果なし。これまで5発を命中範囲に収めていたにもかかわらず、命中はたったの一本のみで、いまだに3隻の駆逐艦が存在しています。

ピンチの後はチャンスあり、ほぼ同時に、Uボートが発見されます。これに対し、アメリカ軍は、高速での盲爆雷攻撃を多発します。Uボートは辛くもギリギリで躱していましたが、健全な2隻の駆逐艦による絨毯爆撃は、Uボートの進路を限定し、なかなか、雷撃のチャンスを持つことができません。

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そして、迎えた最終の第20ターン、イギリス軍は前ターンの探知を元に、駆逐艦を両側から回り込ませ、最後の爆雷を仕掛けます。狙いはほぼよかったのですが、潜水艦の向きを逃走と誤認していたため、爆雷はむなしく水中で炸裂するに止まります。

と、ここで、U-879が最後の魚雷を発射!速度の落ちていた駆逐艦ジャックを、三度捉え、ジャックはついに大西洋の藻屑と消えました。

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ドイツ軍は護衛艦の一隻を屠ったものの、そこまでが限界。また、アメリカ軍も3度の命中弾を出すも、drに恵まれず、わずか1ヒットに止まり、引き分けとなりました。

ともに、久しぶりで、初めのうちは雷撃や機動もぎこちなかったですが、中盤からは感覚を取り戻し、丁々発止の駆け引きができました。これで、このアイテムも全21シナリオのうち、20シナリオを対戦したことになります。残りは、最後の大型シナリオS7「SC104船団」です。近いうちに、ぜひ、対戦したいものです。