各地で例会が開催されているシルバーウィークですが、ちょうど宿泊ボランティアと休日出勤で、参加できず。代わりと言ってはなんですが、先日、Tommyさんをお誘いして、自宅オフ会を開きました。

この日のお題は、好評だった「ファイティング・ダンジョン」(RPGamer)の続編にあたる「アボルダージュ!」です。編成タイプのFantasy級で、前回の地下迷宮から大海原に舞台を移し、新キャラを使って、敵の撃滅を計ります。
ちなみに、アボルダージュとは、帆船時代に多用された「接舷戦闘」のこと。このゲームでは、事前にブラインドでセットアップした船体マップを、イニシアチブ側が接舷させることから始まります。

「ファイティング・ダンジョン」に比べ、全般的な攻撃力は控えめになっている上、甲板は狭く、地形配置とキャラの組み合わせが、非常に重要になります。

第1戦は、万能のロボットと面攻撃の得意な毒キノコを核とするmitsuチームと、遠距離攻撃のデーモンと近距離攻撃のサーベルタイガーなどを擁するTommyチームの戦いに。mitsu主導の接舷で、主力のロボットと毒キノコを敵デーモンに最も近い配置にします。

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先手を取ったTommyチームは、すかさず、デーモンを逃します。これに対し、mitsuはロボットと毒キノコを前進させ、同時に右翼から原始人と東洋武者が回り込み、敵を半包囲します。

第3ターン、敵はロボットの前面に大蛇を回し、これを締め上げて一時的行動不能にします。

が、第4ターン、ここで毒キノコが胞子を散布!これが大蛇・デーモン・毒キノコ(敵)にヒットし、ロボットが自由を回復します。すかさず、デーモンが呪いをかけようとしますが、先手を打って東洋武者が足払いをかけ、行動済みにしてしまいます。

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さらに、毒胞子攻撃は続き、Tommyチームが何とか退路を確保しようと、右翼にサーベルタイガーと軽業師を廻します。猛烈な攻撃で原始人を除去しますが、第6ターン、ここで三度の毒胞子噴射!ついに、デーモンが倒れます。

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こうなると、防御がきわめて堅いロボットを持つmitsuチームが有利となり、東洋武者が倒れる間に、サーベルタイガーと大蛇を排除します。

なんとか、形勢を逆転したいTommyチームは、軽業師を連続ジャンプさせて、mitsu船のプロップを狙いに行きますが、間の悪いことに、ここでトラップ!軽業師が無残にも罠で命を落とします。

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最後は、残った毒キノコをロボットが追い詰め、mitsuチームの勝利となりました。

第2戦は、地形とキャラに守られたデーモンによる遠距離攻撃のmitsuチームと、突進のユニコーンと水に強い半魚人を核にしたTommyチームの戦いに。接舷は、Tommyチームの主導権で、縦長のマップ連結に。

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足の遅い半漁人がじりじりと甲板上を進んでくるのに対し、mitsuのデーモンが遺憾なく呪いを撒き続けます。

このままでは不利と悟ったTommyチームは、衝撃力のあるユニコーンを前進させますが、大蛇・軽業師・リザードマンがこれを取り囲み、動きを封殺。十分な機動ができなかったユニコーンは、軽業師と引き替えに、命を落とします。

その後、遅滞戦術でスクリーンを張って悪魔の呪いを浴びせ続けるmitsuチームの前に、半魚人一匹が倒れ、Tommyチームは風前の灯火になりますが、ここで起死回生(になるかも知れない)アイテムを使用します。そう、任意のキャラを任意の場所に瞬間移動できる「スクロール」!当然、狙いはデーモン!

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予期せぬ魔術で敵のど真ん中に移動させられたデーモンを、半魚人と軽業師が襲いましたが、ああ、drに恵まれず、わずかに1ヒットのみ。と、ターンを跨いで主導権を取ったデーモンが、すかさず、二体に呪いをかけ、これを殲滅。mitsuチームの連勝になりました。なんでも終盤になって、この手を思いついたそうで「もう少し、早く気がついていれば・・・」と悔しそうなTommyさんでした。

このままでは終われないと、雪辱に燃えるTommyさんと、第3戦に突入します。今回はロボットの取り合いが起こり、結果的にはmitsuチームが毒キノコとともにゲット。確保し損なったTommyさんは、方針を切り替え、デーモンを核とする対ロボット戦術を取ります。ところが・・・。

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接舷は、Tommyチームの主導権で、デーモンの「呪い」を生かすべく、mitsuチームと距離を取った同航衝突になります。距離をおくと「呪い」にやられると、急ぐmitsuチームは、ロボットを前進させますが・・・ここで、まさかのタイムホール!突然の時空の渦に巻き込まれたロボットは、見知らぬ時代に引き釣り込まれて、消えてしまいます

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主力を失ったmitsuチームは、毒キノコ・サーベルタイガー・大百足で攻撃をかけますが、デーモンの呪いと敵の直接攻撃で、次々と討ち取られていきます。最後の毒キノコも、なんと魔術「スクロール」で、あろうことかタイムホールに投げ込まれ、消失!Tommyチームの圧勝になりました。

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こちらも、面白かった!「ファイティング・ダンジョン」に比べると、狭いフロア(甲板)での戦いということで、いきなりの接触と激しい乱戦で、盛り上がります。また、プロップも強力なものが多く、純戦闘力で劣っても、プロップ次第で十分に戦えることも(投入が遅かったけれども、第二戦のスクロールなど)。この二作は、折を見て、また、対戦したいものです。