この日の二戦目は、2ヶ月ぶりの「宇宙の戦士」(AH)から「シナリオ5-a シーオール-コルク栓抜き作戦」です。これまでは、アレクニドの一方的な待ち伏せを受けるだけでしたが、このシナリオから、テラン側にやっと対抗兵器が登場します。

一つは聴音器で、地中の音を拾って、トンネルまでのおおよその距離をつかめます。アレクニド突破口の位置と合わせれば、それなりにトンネル網をつかむことができます。このシナリオでは、破壊したトンネルとその先をVPとして換算できるので、工兵によるHE爆雷が威力を発揮します。

それ以上に強力なのが、地下にいる蜘蛛にのみ効果を発揮する重神経ガスです。扱いはDAPと同じで、アレクニドの突破口にぶち込めば、ガスが立ちこめ、そこにいる蜘蛛を全滅させ、かつ、一切の通過ができなくなります。さらに、工兵のHE爆雷と一緒に使うことができるため、破壊されたトンネルの修復が不可能になります。

さらに、負傷した機動歩兵を運搬できるルールが加わったため、アレクニドによる「人間の盾」戦術(負傷兵のいるへクスに立てこもり、ビーム砲を打ちまくる極悪非道の作戦)が使いにくくなります。もっとも、蜘蛛による拉致(捕虜)もできるようになったので、いいことばかりではありませんが・・・。

同時に、アレクニド側も、工兵による爆破トンネルの修理と新規延長(1ターンに2へクスまで)が可能になりました。

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陣営は、事前協議でテラン(mitsu)対アレクニド(Tommy)になります。

第1ターン、テラン側は地形効果が厳しい(故に敵も油断しているはずの)南西部の荒れ地に降下します。結果的にはこの読みは正解で、待ち伏せを受けることなく、降下に成功します。

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ゆとりを持って、終結に成功したテラン側は、聴音器を先頭に、山岳地帯に前進を開始します。第5ターンには、増援も無事に到着し、トンネル網の探査と爆破準備を進めます。

アレクニドが現れたのは、第5ターンでした。聴音器を持つ機動歩兵の真下に、突破口!4ユニットの蜘蛛に囲まれた機動歩兵は、LGHTを負います。

第6ターン、テラン側はすかさず、HNG(重神経ガス)を持つ機動歩兵と突入させ、突破口に投げ込みます。これにより退路を失った蜘蛛を、白兵戦で後退させ、後はHEバズーカの嵐で殲滅します。

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と、中央付近に前進した部隊にも、アレクニドが襲いかかります。軽装の偵察兵の真下から蜘蛛が湧き出し、これをWIA(負傷)させます。すかさず、機動歩兵が救出に向かいますが、白兵戦で討ちもらした一匹が負傷兵をトンネル網に引き摺り込んで、捕虜にしてしまいます(これだけで9VP!)。

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怒り心頭のテラン側は、片端から突破口にHNGを放り込んで使用不能にするとともに、予測されるトンネル網に沿って工兵による連続爆破を実施します。

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これが効果的だったのか、アレクニド側は散発的にビーム攻撃をするくらいで、ほとんど攻撃してきません。現れた重火器光線は、HEバズーカの集中攻撃を喰らって、蒸発します。

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ある程度、戦果を上げたと判断したテラン側は、工兵を除き、長居は無用と一斉に脱出地点(南西部)に引き上げます。HE爆薬を持つ工兵はギリギリまで爆破を続け、第15ターンにエアカーで回収艇に乗り込み、脱出に成功しました。

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終了後に確認したところ、テラン側はアレクニド配置の完全に裏をかいて進攻したことが判明しました(南西部はがら空き)。使えるトンネル網が少なかった上に、それを爆破されたため、反撃どころではなく、工兵を使ってバイパスを繋げるのが精一杯だったとのこと(そうしないと、連絡できないトンネル分だけVPを失う)。埋設した地下地雷もほとんどが明後日の方向だったため、起爆したのはわずかに2つだけでした。

結果、得点は
アレクニド側:17点(KIA2体、WIA1体、捕虜1体)
テラン側:22点(蜘蛛8体、トンネル爆破・分断22へクス)
とテラン側の勝利になりました。

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途中から、敵の裏を取れた感触はありましたが、もしかしたら油断させて、終盤に一斉攻勢か?とも考えていました(ゲームだと人が悪いので、笑い)。本当にそうだったとわかって、ちょっと拍子抜けするくらいでした。このあたりはブラインド故の面白さですね~。

このシナリオ5にはもう一つ、「撤退と脱出」があるので、今度は逆もやってみたいです。