この日の緒戦は、火星開拓のSFマルチ「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)です。各プレイヤーは、入植企業になって、火星の環境変化を進めます。もっとも地球に近い環境作りに貢献した企業が勝利するというものです。

ゲームの基本は、カードの購入とその使用によるテラフォーミングです。環境変化のバロメーターはおもに酸素濃度と気温の上昇で、カードによるイベントや緑化や地熱上昇によって達成します。

カードには、使用条件とそのための必要資金が書かれていて、1アクションを消費して実施します。資金は基本的に不足気味で、それを補うために資機材や鉱物などの物資を使用できます。

イベントは1回切りですが、資金源や資機材、鉱物、植物、電力、地熱などを増やしたり、資源を他の資源に転換できる設備投資なども行えます。

酸素濃度と気温が一定レベルに到達し、十分な面積の海が形成されると、ゲーム終了です。酸素濃度と気温の上昇による基礎点に、都市建設と緑化、カードによるボーナス、名誉称号などのVPで、勝敗を決めます。

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今回は、ビギナー用の企業とカード設定で、緑(BIBI)・黄(mitsu)・赤(平)・青(kawa)スタートします。

序盤、黄(mitsu)と青(kawa) が率先して、海・都市・緑地を建設し、環境を変化させていきます。緑(BIBI)は都市の建設に傾注し、赤(平)は逆に都市を造らず、緑地化を進めます。

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中盤になると、それぞれの企業は、カードで資金源や資機材、鉱物、植物、電力、地熱の基礎能力を上昇させ、そこから出る上がりで効率的にテラフォーミングを進めていきます。

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これに、一発ながら強力な「隕石の(意図的な)墜落」とか「軌道上の鉱物衛星開拓」などのイベントを組み込むことで、加速度的に火星の環境変化が進んでいきます。

気がつけば、酸素濃度と気温は終了条件に到達して、最後に赤(平)が海タイルを配置したことで、終了となりました。4社ともほぼ同じようなVPでしたが、最終盤に駆け込みで名誉称号を得た緑(BIBI)が鼻の差で抜け出し、勝利となりました。

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ウォーゲームではなく、いわゆるユーロ系のアイテムですが、パラメーターが非常に多く、使いこなすにはかなり習熟が必要です。「ドミニオン」もそうでしたが、今回は初プレイということで自分のプレイに必死で、多人数ソロの域を出ませんでしたが、それなりに面白かったです。