歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

続いて、マルチ第二弾として、ちはら会定番の「テラ・フォーミング・マーズ」(アークライト)を4人で対戦しました。

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担当したカンパニーは、以下の通りです。

エコライン…mitsu
マイニング・ゴールド…BIBI
イベントリックス…エンジョウ
ノービス企業…風漢

序盤、各企業は自分に合った開発を進め、自社の能力の向上に勤めます。トリックスは様々なイベントを立ち上げ、宣伝によりTRを高めます。マイニング・ギルドはコツコツと鉱山開発を進め、エコラインはその名の通り、植物育成に邁進し、次々と森林を作っていきます。ノービス企業は初期手札の豊富さを生かして、次々にプロジェクトを進めていきます。

中盤になると、海洋開発と森林開発が一気に進み、海タイルがわずかになり、植生による酸素濃度の上昇が続きます。

そして、終盤、地熱による温度上昇も活発化し、各陣営が称号や褒章を設定して、ゲーム終了。

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結果、TR値と称号で稼いだイベントリックスが77点、カード得点で半数近くを受け取ったマイニング・ギルドが78点に。が、森林開発と都市、褒章、プロジェクトで11-17点を稼いだエコラインが総合トップとなり、勝利しました。

なお、この後、エンジョウ・BIBI・風漢で第二戦が行われ、カードの組み合わせがばっちりあったエンジョウさんがダントツで勝利したとのことです。

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ぼちぼち、人が集まったところで、まずはマルチと「History of the World」(Z-MAN)を5人で対戦しました。今回の色は以下の通りです。
 紫…kawa
 白…mitsu
 青…Tommy
 緑…BIBI
 赤…ybs

第1エポック、文明のスタートは、中東とヨーロッパに集中します。エジプト(ybs)に始まり、ミノア(Tommy)、ヒッタイト(mitsu)、アッシリア(kawa)と狭い地域に次々と文明が起こり、先の文明を衰退させながら、新勢力が勃興します。一つ、殷(BIBI)だけは中国で覇を唱えます。VPは11-15まで1点刻みで、団子レースです。

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第2エポック、文明は地中海に拡大します。まず、略奪国家スキタイ(BIBI)が先の文明を攻め滅ばしながら、中東を席巻。次にカルタゴ (ybs)がアフリカから登場し、地中海を制覇。続いて、マケドニア(Tommy)が史実通り、中東を通ってエジプトに。最後に15戦力という最強のローマ帝国が南ヨーロッパ、アフリカ、中東の一部を制覇し、トップに。漢(kawa)だけが別天地で万里の長城を築きますが、エリアVPが低く、一人だけ20点台と乗り遅れます。

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第3エポック、このターンに大きな変動が起こります。まず、グプタ朝(BIBI)がインドに起こり、そのまま、文明の中心地の中東へ。続いて、東西ゴート(mitsu)が中央アジアから南下し、グプタ朝の都市を略奪して、VPを得ます。次に、東ローマ帝国 (ybs)がバルカンから南ヨーロッパを通って、北アフリカに上陸します。と、ここで最大勢力のイスラム帝国(kawa)が勃興。ここで聖戦(ジハード!)を、掲げ、数を生かしてガンガン侵略をしていきます。戦闘drも冴えにさえ(一度も負けず)、ジハードだけで16点を荒稼ぎします。最後に、フランク王国(Tommy)が、イスラム帝国(kawa)を浸食しますが、焼け石に水。結果、最下位だった紫(kawa)が84点(+57点!)で一気にトップに上り詰めます。

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第4エポック、このターンに実質的にゲームが決まりました。紫(kawa)が一番手のヴァイキングになり、前ターンの勢力を保ったまま、143点(+59点!)を獲得します。実は、二番手の自分の所に国カードが来たときには、すでに1番か2番しか残っておらず。まだ、紫(kawa)を削れるセルジューク朝で浸食したものの、96点と、この時点で50点近くに。そう、「誰かが止めるだろう」と、ポルトガル (ybs)、スペイン(Tommy)、明(BIBI)の3人が自勢力の拡大を優先したため、結果的に、マルチにありがちな紫(kawa)の独走に。  

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第5エポック、最終ターンは、紫を最後のドイツ(kawa)にして、清(BIBI)、フランス(mitsu)、大英帝国 (ybs)、アメリカ(Tommy)で敵領を削りましたが、すでに遅し。ほとんど差は詰まらず、162点のダントツで紫(kawa)の勝利となりました。

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最強の略奪国家のフン族やモンゴルが出なかったり、イスラム帝国が「聖戦」で逆十字軍をかけたりと、もう一つのHistory of the Worldが、このゲームの面白さです。なにより、初プレイのybsさんが、「おお、史実通りの侵略だ」と勝敗を越えた展開を非常に喜んでいました。また、持ち込みたいと思います。

花粉シーズンまっさかり、春の日差しが暖かい土曜日に、第170回ちはら会が開催されました。Tommyさん、kawaさん、エンジョウさん、BIBIさんの常連組に、準常連の茨城会のにしさん、前回から参加のybsさん、ご新規の風漢さん、久しぶりの多摩武蔵守さん、そして、愛知からの見学(!)のWさんと、延べ10名が参加してくれまして。久しぶりに10名越えの定例会となりました。

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その甲斐あって、アイテムもマルチからカードアイテム、作戦級まで、のべ13戦と、非常に内容の濃い一日でした。

先日、プレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

History of the World(Z-MAN)5人プレイ
 〇kawa(162点)・mitsu(121点)・Tommy(112点)・BIBI(111点)・ybs(101点)
テラ・フォーミング・マーズ(アークライト)
 〇mitsu(87点)・BIBI(78点)・エンジョウ(77点)・風漢(57点)
 〇エンジョウ(126点)・BIBI(96点)・風漢(80点)
PANZER WAFFE(CMJ)3戦
 ●ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(ybs)〇
 ●ソ連軍(kawa)対ドイツ軍(Tommy)〇
 〇ソ連軍(kawa)対ドイツ軍(Tommy)●
突入!?レイテ湾(CMJ)2戦
 〇BIBI艦隊・〇エンジョウ艦隊・●mitsu艦隊
 〇BIBI艦隊・●エンジョウ艦隊・●mitsu艦隊
バルジ大作戦(CMJ)2戦
 ●ドイツ軍(風漢)対連合軍(エンジョウ)〇
 ●ドイツ軍(多摩武蔵守)対連合軍(にし)〇
ノルマンディの切り札(CMJ)3戦
 ●連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)〇
 ●連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)〇
 ●連合軍(mitsu)対ドイツ軍(にし)〇

ご新規の風漢さんは千葉在住ですが、80年代後半からずっとソロ演習を続けてきたそうで、懐かしのエポックの作戦級を、持ち込んでいました。JWCの情報を調べていて、たまたま、ちはら会ブログを「見つけてしまった」そうで(笑い)、「まだ、生き残っている!」といてもたってもいられず、参加に。自分も15年ほど前に、はじめて千葉会に参加したときのことを思い出しました。今回、ちはら会の定番アイテム「バルジ大作戦」(CMJ)を、エンジョウさんがインストして、記念すべき初対戦(!)となりました。

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こちらは、図らずも2卓目となった「バルジ大作戦」(CMJ)。久しぶりに参加の多摩武蔵守さんが、準会員(?)のにしさんを相手に、アントワープを目指しましたが、連合軍が抑え込んだようです。

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にしさんは、その後の「珍来」食事会もご一緒し、ソ連軍ばりの「恐怖の大盛りアタック」を満喫(?)されていました。

そして、愛知県からの見学(!)のWさんが、午後から見学に。かなりの先輩にあたるご年齢とのことですが、個人輸入でAHなどのアイテムを手に入れていたそうで、今回も「PANZER 」を持ち込まれていました。次回は、ぜひ、インストいただければ。

少し早いですが、来年1月には、15周年記念となる第180回ちはら会を開催できそうです。これからも、みなさまのご参加と楽しいプレイイングをお待ちしています。

[追記]

このアップを準備していたところ、Yahoo!ブログから衝撃のお知らせが・・・今年12月15日をもって、ブログが閉鎖されるとのこと!!(よりによって、バルジの前日?!)ただし、ここまでの記事は、5月以降に他のブログに移行できるそうです。せっかくいただいたコメントは、全て、消えてしまいますが、本記事だけでも残るなら、やむなしかしら。

というわけで、新ブログへの移行まで、更新は最小眼に絞ります(例会や遠征のアップのみとします)。楽しみにしている方々には、もうしわけありませんが、どうぞ、よろしくお願いします。

この日のお題は、CMJ掲載予定の「官渡戦役」のテストプレイでした。12月ゲムマの初プレイを皮切りに、1月の千葉会でもマイナーチェンジの調整プレイに参加しまして。yagi会長、Das Reichさん、三楽堂店長に、遠く東京から参加の星凜(スターリン)さんを加えた4人で、入れ替わり立ち替わり、10戦近くを対戦しました。

第一戦は、袁紹軍(mitsu)対曹操軍(星凜)のインストプレイです。

第1ターン、電撃的に黄河を渡河した顔良が、程昱隊を全滅させますが、討ち取りはならず。強行軍で駆け付けた曹操本隊が顔良隊を退けますが、その隙に文醜と淳于瓊が中央部で渡河に成功します。

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第2ターン、消耗した戦力を補充するため、曹操本隊が後方に引き下がった隙に、淳于瓊隊が劉延を捕捉し、これを討ち取ってしまします。

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曹操も反撃に出て、淳于瓊に2ヒットを与えますが、曹操軍も1ヒットとじりじりと消耗します。

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袁紹軍は、袁紹本陣を渡河させ、消耗した淳于瓊隊を吸収し、最大10戦力で中央部で睨みをきかせます。

第3ターン、ならば、袁紹本隊の補給路を遮断せんと、機動力に長けた程昱隊が後方に回り込もうとしましたが、文醜隊が迎撃に成功し、これを撃破します。

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逆に袁紹軍は、中央から北部にかけて部隊を進め、陳留エリアの支配を切り崩します。曹操本隊が突出した淳于瓊隊に反撃をかけますが、ここでまさかの敗北となります。

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第4ターン、物量で勝る袁紹軍は、後方から次々と増援を投入し、この優位を維持し続けます。袁紹軍が3エリアを支配し、士気の低下を零に抑える一方、支配エリアを3つに切り崩された曹操軍は、-1ずつ士気低下を受けます。

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第5ターン、このままではジリ貧になると判断した曹操軍は、再び、迂回による後方遮断を狙いましたが・・・于禁隊が袁紹本隊に捕捉され、全滅!于禁も討ち取られ、ついに曹操軍の士気値が零になり、袁紹軍の勝利となりました。

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第二戦は、袁紹軍(mitsu)対曹操軍(Das Reich)の激戦に。

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第1ターン、騎兵ボーナスで黄河を渡った顔良隊に、曹操本隊がカウンター攻撃を行い、これを対岸に追い落とします。

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第2ターン、結果的に北部に曹操軍が集結したたため、袁紹軍は中央と南部で攻勢に出ます。最大10戦力を率いる袁紹本隊が渡河修整を物ともせず、中央部を徒渉します。これを張繍及び程昱隊4戦力で迎え撃ちましたが、ああ、まさかの曹操軍、全滅!張繍が討ち取られてしまいます。

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勢いづいた袁紹軍は、南部でも淳于瓊が渡河に成功します。

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第3ターン、曹操軍は本隊を強行軍で南下させると、淳于瓊隊を急襲しますが、損害はイーブンで曹操軍が後退します。

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第4ターン、消耗した戦力を回復せんと、曹操本隊は首都許へ転進します。代わりに、于禁隊が後方攪乱を狙って迂回行動をしましたが・・・なんと、1/6の確率をこじ開けて、袁紹本隊が迎撃に成功し、これを全滅させます。
この時点で、曹操軍にはわずか7戦力しか残っておらず、挽回は困難ということで、袁紹軍の勝利となりました。

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第三戦は、袁紹軍(yagi)対曹操軍(mitsu)の戦いに。

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第1ターン、よいカードが来なかった袁紹軍は、顔良のみを渡河させ、橋頭堡を作ります。が、曹操軍も低行動力のカードばかりで、戦力の温存に努めます。

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第2ターン、袁紹本隊と文醜隊も渡河をし、中央部を侵食します。これに対し、曹操は北部からの浸透を試みますが、顔良に阻まれ、消耗戦に。

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第3ターン、今度は淳于瓊が北部に上陸し、曹操本隊と激闘になります。また、袁紹本隊は南からの浸透を狙い、黄河沿いに南下をしますが、これは夏候惇に阻まれます。

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第4ターン、袁紹軍は北部で執拗に攻撃を仕掛け、これを迎撃する曹操本隊と激戦が繰り広げられます。結果、敵の進攻は食い止めたものの、袁紹軍は数に物を言わせて、2エリアの支配を奪取します。度重なる戦闘で、曹操本隊は4戦力にまで低下します。

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第5ターン、ここで曹操軍にミスが発生します。戦力低下に悩む曹操軍は、対孫堅方面の李通を強行軍で北部に呼び寄せましたが・・・ここで、袁紹軍に参戦カード!全く、守備隊を置いていなかったため、孫堅軍が参戦し、マップへの進入を開始します。

やむなく曹操本隊がこれを迎撃し、2回の戦闘で全滅寸前まで追い詰めましたが、孫堅隊は盤外エリアに逃走します。

と、ここでカードを使い果たした曹操軍に対し、袁紹軍は怒濤の中央部制圧を実施し、ついに曹操軍のエリア数を3つに低下させます。結果、士気が零となって、曹操軍の敗北となりました。う~ん、援軍のルールをすっかり忘れていました。

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最終の第4戦は、再び、星凜さんとの対戦に。陣営を入れ替えて、袁紹軍(星凜)対曹操軍(mitsu)の戦いです。

第1ターン、袁紹軍は幸先よく、袁紹本隊と淳于瓊の渡河に成功します。曹操軍はちょうど補充がきていたので、先の戦いに備えて戦力補充に励みます。また、同時に要塞の強化を行います。

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第2ターン、袁紹軍は顔良隊を北部で渡河させようとしますが、これは対岸で待ち構えていた張繍隊に阻止されます。ならばと、今度は淳于瓊隊を前進させますが、ここで曹操本隊が反撃に出ます。二度にわたる強襲の結果、淳于瓊隊を全滅させ、指揮官を討ち取ります。

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第3ターン、残った袁紹本隊が10戦力のため、曹操軍はにらみ合いに入ります。と、痺れを切らした袁紹本隊が、中央部深くに浸透しますが・・・ここで曹操軍は全ての退路を遮断し、敵を補給切れに追い込みます。「えっ、補給切れ?!」そう、袁紹軍のうっかりミスでした。

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これにより、袁紹本隊も4戦力に低下したため、生きて戻ることは困難と判断し、曹操軍の勝利としました。

この日は、延べ4戦でしたが、いずれも60-90分以内で勝敗が決まるという、非常に回転の速いアイテムでした。それでいて、毎回、カードや作戦の読み合いで展開が変わる優れもので、飽きることなく、対戦できました。他の方々の評価も高く、CMJ初の三国志アイテムは、かなり期待できます。4月の販売が、楽しみです。

雪交じりの三連休最終日、yagi会長のお誘いで、八街にあるゲームスペース「三楽堂」へ行ってきました。20代の店長が自宅をリフォームして開催しているゲームスペースで、前々から伺いかったのですが、この日、ついに訪問できまして。

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市原から車で出発し、裏街道沿いに八街へ。が、思っていた以上に降雪が有り、このままだとチェーン装備かと心配しましたが、なんとか、待ち合わせ場所まで。広がる雪原(?)を見ながら、最近、ソロした冬戦争(ソフィン戦争)アイテムを思い出し、「BLOOD ON THE SNOW」にならないように気をつけました。

八街駅で、yagi会長と作戦級の鬼Das Reichさんと待ち合わせ。早めに到着したので、メール送信。「バストーニュ(八街)は雪の中。駅前のコンビニで待機中」

と、Das Reichさんから返信あり、「長距離輸送で、体力3損害です」。なんでも、yagiさんに誘われて、二つ返事でOKしたものの、現地が八柱でなくて、八街と判明!(笑い)「ちはら会くらい、遠かったです」(?)と2時間45分の「長征」に。

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会場に到着すると、おお、まさに自宅を改造したゲームスペース「三楽堂」です。イメージは「塹壕」(ガレージ)から雪空を見つめる「八街のいかれた野郎ども」(スクリーミング・イーグル)。「今日の対戦で、降伏を勧められたら、Nut!と叫ぶぞ」

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作戦級の鬼Das Reichさんは、「バルジ大作戦」とか「砂漠の狐」に反応していましたが、当初の予定通り、「官渡戦役」(CMJ掲載予定)を店長と星凜(スターリン)さんを交えた5人のヘビロテで堪能しました。AARは、別記事で。

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ちなみに昼食は、近くにある中華料理店「長城」にて。ボリューム溢れる定食に、びっくり。どんだけ、中国史三昧といえるほどの一日でした。

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ゲームもそうですが、若き店長さんとの会話は、ロートルにはとても楽しかったです。
「20台なら、あと、半世紀はプレイできるじゃない!」
「ウォーゲームは、ルール理解も運用も敷居が高い。が、それを越えると、堪らない領域が待っている」
「朝鮮の戦いが、熱い。李舜臣や権慄は、今も英雄」
「戦争が好き?と思われがちだけど、ウォーゲーマーほど反戦意識は高いはず」

若い同志が増えてくれることは、理屈抜きでいいですね~。

立春を過ぎ、そろそろ暖かくなるはずが、未だに「氷の世界」が続いています。「暖冬気味の2月」はどうなった?!

3月の例会が決まりましたので、お知らせします。あの頃には、暖気がきていますように・・・。

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[日時]3月2日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 2F 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

これだけ寒いと、気分的にはバルジとか、東部戦線アイテムですかね。前回、さわりだけ、プレイした「Tigers in the Mist」(CMJ)とか、今年80周年を迎えるソフィン戦争とか。

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また、このところ、定番化しつつある「超人ロック」(CMJ)や「PANZER WAFFE」(CMJ)も持ち込みます。

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最後に、次々回以降の予定です。

第171回ちはら会 4月6日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室
第172回ちはら会 5月4日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室

5人集まったところで、前回に初プレイをした「超人ロック」(CMJ)を対戦しました。

第1回戦は、Good陣営はテオ(mitsu)とレマ(Tommy)、Evil陣営はコーネリア(BIBI)とライオット(kawa)、スペシャル陣営はエルミ(エンジョウ)となります。

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序盤、惑星編ではEvil以外の3キャラが探索をします。それぞれ、順調にアイテムを確保して行く中、なぜか、レマ(Tommy)だけが警官に取り囲まれたり、逮捕されたりと、不運が続きます。累計逮捕回数は7回(!)と、ほとんど重犯扱いです(笑い)。

途中でEvil陣営が待ち伏せを掛けますが、ロック改めテオの前に逆襲を喰らい、逃げ出すなど、5人とも無事に秘密基地へと向かいます。

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秘密基地編では、大きな障害は少なく探索が進みます。Evil側も攻撃の機会は狙いますが、テオ相手に単独では分が悪いと、適当に距離を取って様子を見ます。

と、ここでパーティを組んでいたレマ(Tommy)がESPコントロールシステムにかかってしまい、テオ(mitsu)に襲いかかります。が、元はGoodのレマを排除するには忍びなく、ならばコントロールしているコーネリア(BIBI)を討たんと、テオはテレポートします。

対峙するテオ(mitsu)とコーネリア(BIBI)。ここでテオは、説得に掛けます。心に働きかける呼びかけに、コーネリア(BIBI)は動揺し、ついにGood陣営に改心します。こうなると、情勢は一変し、残ったEvil陣営はライオット(kawa)のみに。

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テオ・コーネリア・レマ(ESPコントロール下)のパーティは、ライオット(kawa)を捕捉。3人の攻撃に耐えられるはずもなく、ライオット(kawa)は死亡。最後の重要拠点も破壊が確実となり、Good陣営の勝利でゲーム終了となりました。

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第2回戦は、Good陣営はテオ(エンジョウ)とニア(Tommy)、Evil陣営はナガト(mitsu)とライオット(BIBI)と、スペシャル陣営はまたもエルミ(kawa)となります。

今回は順調に思えた惑星編ですが、今回もニアに扮するTommyさんが「ツイていない」展開に。惑星ディナールを探索中に、ナガト(mitsu)の待ち伏せに遭います。数回の攻撃でダメージを受けますが、ここは辛くも「ラフノールの鏡」で脱出します。

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やっと傷の癒えた3ターン後に、再び探索を行いますが、隣でまたも待ち伏せ!が、今度は、戦闘カードが揃って、ニアは連続攻撃を受け、ついに死亡します。

その後、今度はテオ(エンジョウ)の正体が露見します。ならば、早めにテオの除去をと、回復したナガト(mitsu)とエルミ(kawa)が攻撃をかけましたが、あわやの所でテオが脱出に成功します。と、今度はエルミ(kawa)がナガト(mitsu)に牙をむき、仁義なき戦いに。ここで、エルミ(kawa)を倒しても、Goodを利するだけなので、テレポートで逃げ出します。

と、全ての探索が終わったので、秘密基地編に。ここでは、かなり強力な仕掛けがあるはずですが、なぜか、山羊牧場やキング編集室(!)などのどかな地区が続きます。

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えらく緩い基地でしたが、もはや正体を気にしないEvil陣営はナガト(mitsu)とライオット(BIBI)は、テオ(エンジョウ)に連係攻撃をかけます。ここに、ブラックホールに飛ばされたはずのエルミ(kawa)も参入。死亡したニア残留思念も介入し、ESPレベル5以上という、強力なエスパー戦が繰り広げられます。

まず、Evil陣営2人から襲われたテオは負傷し、テレポートで這々の体で逃げ出します。と、ここでエルミ(kawa)がESPコントロールシステムを発動!茫然としたライオット(BIBI)は無抵抗でエルミ(kawa)の攻撃を受け、死亡します。

続いて、ナガト(mitsu)も精神力チェックに失敗し、エルミ(kawa)の攻撃を受けます。HPが2に減少しましたが、あわやのところで、エルミのカードが切れ、ギリギリで逃げ出します。

ナガト(mitsu)は基地内に潜んで、なんとか、半分以上のHPを回復しましたが、ここで再び、エルミ(kawa)の襲来!精神力チェックに敗れたナガト(mitsu)は、エルミの波状攻撃を受け、ついに死亡します。

と、この時点でEvil陣営が全滅したため、3人以上のキャラを殺害したエルミ(kawa)と生き残ったGood陣営が勝利となりました。

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午後になって、BIBIさんが来場しまして。ロック待ちの間に、三人でできるアイテムをと、「デスラー暗殺計画」(同人)を対戦することにしました。

いわゆるガミラス帝国の盛衰を描いたマルチアイテムで、プレイヤーは体制派、反体制派、民政派に分かれて、勝利を目指します。自分以外は終了まで陣営がわからないシステムになっています。

最もVPが高い派閥が勝利しますが、その獲得には大きく二種類があります。チットで引かれたイベント(任務)に自派閥からキャラを投入し解決すると、drによるVPを獲得できます。が、これを単独で解決するのは困難なので、他のプレイヤーからVPの配分と引き替えに助力を受けることになります。

もう一つは、終了時にもらえるボーナスで、終了時の状況によって特定の陣営に追加VPが入ります。また、自派閥のキャラをプールしていた場合、一人につき、1点が手に入ります。

第一戦は、体制派(mitsu)・民政派(BIBI)・反体制派(エンジョウ)での対戦になります。序盤、各陣営は任務解決のVP獲得を目指し、協力体制を組みますが、結構、難易の度の高い任務が多く、失敗して逆にVPを失うことも。また、キャラ補充のためのビッティングでVPを消費してしまい、一向に上昇しません。

中途半端だとまずいと気が付いた三者は、一旦、VPを零にして、スカウトとビッティングでキャラの補充に努めます。そこで、後半、一気呵成に任務達成をやり遂げ、ついにガミラス帝国が最盛期を迎え、終了となります(パクス・ガミロニカ)。

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結果、盤面VPでは体制派(mitsu)と民政派(BIBI)が並びましたが、パクス・ガミロニカによるdrボーナスで体制派(mitsu)が抜け出し、勝利となりました。

感覚がつかめたところで、第二戦に入ります。体制派(BIBI)・民政派(mitsu)・反体制派(エンジョウ)です。

序盤、反体制派(エンジョウ)を悲劇が襲います。キャラ取りを目的にチットを引いたところ、悉く、高難易度の任務ばかり!達成の見込みがないので当然、他の陣営も協力せず、一人、零VPに。

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逆に、体制派(BIBI)には自陣営を含むキャラが集まりまくり、秘かにボーナスVPの獲得を狙います。民政派(mitsu)はその間で、政治力と軍事力のバランスを取り、任務解決でVPをあげていきます。

そして、今回もパクス・ガミロニカでゲーム終了。盤面のVPは、民政派(mitsu)がトップでしたが、体制派(BIBI)が大量に抱え込んでいた自陣営キャラとボーナスdrのハイロールによって、なんと20VPを獲得。文字通り、パクス・ガミロニカの時代となりました、とさ。

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「Tigers in the Mist」の傍ら、エンジョウさんが持ち込んだバルジ関連の「バルジ大作戦」(CMJ)を対戦しました。さすがに二面打ちでドイツ軍だと慌ただしいので、連合軍をmitsuが、ドイツ軍をエンジョウさんが担当します。ちなみに、連合軍のセットアップは、機動予備による柔軟な防御策である「北の防人」作戦です。

第1ターン、前線が薄いならば強襲による殲滅戦と、ドイツ軍は北から6カ所で攻撃をかけます。drによってはかなりの損害もあり得たのですが、1カ所のEx2を除き、ああ、なぜか、エンジョウさんのdrは1ステップの損害ばかり。

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第二次攻撃でも、LAH装甲師団が第2歩兵師団に猛攻を掛けますが、こちらもD1Rと撃滅できず。1ターンを通して、わずかに6ステップロスに止まり、記録的な低損害となります。

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こうなると、サン・ビットには3個歩兵連隊が立て籠もり、シェーネ・アイフェル高地も3スタック、さらに南部では多くの歩兵連隊が組織的な後退を行うなど、「北の防人」作戦ががっちり機能します。

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第2ターン、ドイツ軍は前線の足止め部隊を撃破すると、強力な5個装甲師団を持って、なんとサン・ビットを攻撃します。一気に抜くことはできませんが、2:1でD1を与えます。また、北部では第1SS装甲師団と第12SS装甲師団がモンシャウを奪取します。

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大きな突出がないため、連合軍は大量の増援を投入し、北部の要所では3枚スタックで防御線を引きます。また、南部ではバストーニュを軸に、南端から半円形の防御陣地を構築します。

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第3ターン、ドイツ軍はなんとしても要衝サン・ビットを制圧せんと、なんと5個装甲師団相当を注ぎ込んで、5:1攻撃をかけます。この気合いが乗り移ったのか、D2の損害を与えます。そして、第二次攻撃でAoptでこれを奪取します。

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サン・ビットは取られたものの、第3ターンの増援を手に入れた連合軍は、北部では3枚スタックを、南部でも空挺増援によって、手堅い戦線を構築します。

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第4ターン、北部の戦線があまりにも厚いと見たドイツ軍は、サン・ビット経由の戦略移動で、兵力を中央にシフトします。南部では何とかバストーニュに接近せんと、第116装甲師団が歩兵とともに2:1攻撃をかけ、Ex2で空挺1個連隊を除去します。

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続く、第2攻撃フェイズに移動してきたLehrを加えた装甲2個師団弱でバストーニュ前面に辿り着きます。

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と、ここでLehrが突出したのを見た連合軍は、歩兵連隊を森林の迂回をさせ、これを包囲。続く、第2戦闘フェイズに機甲兵力を集めて、2:1の反撃を行います。これがEx2となり、Lehrの全ユニットは消耗状態になります。

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第5ターン、連合軍戦線のあまりの堅さに業を煮やしたドイツ軍は、3個の装甲師団を集中し、アメリカ軍の最強機甲スタックに強襲をかけます。戦闘比は4:1でしたが、ここで見事にAoptを勝ち取ります。4個装甲・装甲擲弾兵連隊の損害と引き替えに、機甲2個連隊を除去します。

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第2次移動でスパに肉迫することも可能でしたが、イギリス軍増援の投入を避けるべく、かわりにアムブレーブ川沿いに進撃し、中央にいた2個歩兵連隊と1個機甲連隊を包囲します。

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と、ここでイギリス軍が到着し、連合軍は北端からスパを通ってリエージュに続く戦線を再構築します。同時に、南部ではまたも突出したLehrに包囲攻撃をかけ、Ex2で2ユニットを撃破します。十分に敵を牽制した南部の連合軍主力は、ヌシャトーに向けて作戦的撤退を行います。

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第6ターン、もはや、ドイツ軍の進撃は厳しいですが、それでも最善を尽くさんと、北部では防御態勢に移行し、南部ではヌシャトーを伺う機動をします。

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実質的にイニシアチブを奪還した連合軍は、反撃に出ます。ここまで盤外待機させていたイギリス軍機甲旅団と1個歩兵師団、さらに北部からの装甲増援を、スコルティーニ狩りをさせながら戦略移動で中央部に進攻させます。

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第2次移動でマルシェを奪還すると、中央にいた第1SS装甲師団を包囲攻撃します。これは辛くもA1Rとなります。

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第7ターン、ここでドイツ軍が取った手は、なんとバストーニュ強襲!確かにVP上は魅力的で、装甲2個師団と歩兵を注ぎ込んで3:1まで持って行きます。結果は、ほぼ最良のD2。2個連隊がステップロスし、次ターンの攻撃ができれば、陥落も夢ではありませんでしたが・・・。

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この時点で、南北からの大量増援を使った連合軍の反撃を受けると、おそらく装甲の数ユニットが昇天することになります。こえにより、VPが35点を割ることはほぼ確実なため、連合軍の勝利で終了としました。

「バルジ大作戦」のセットアップ中に、Tommyさんが来たので、予約のあった「Tigers in the Mist」(CMJ)を二面打ちすることにします。陣営は、ドイツ軍(Tommy)対連合軍(mitsu)です。

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12月16日、ドイツ軍がアルデンヌ攻勢に出ます。工兵隊を架橋に使うことが多いのですが、Tommyドイツ軍は攻撃を優先し、車輌を放棄した工兵を戦闘地域に前進させます。

戦闘は、EchternachとBeaufortで発生します。Echternachでは、河川越しかつ諸兵科連合のない敵に対し、アメリカ軍の砲撃と(自動車化)歩兵の猛烈な射撃が降り注ぎ、3ヒットを与えます。ドイツ軍は戦力を減殺され、また、drも酷く、全く損害を与えられず。

Beaufortもほぼ同様でしたが、こちらは僥倖にも砲撃が命中し、ともに1ヒットずつとなります。

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アメリカ軍はこれを見て、Mersch方面には歩兵による縦深配置を行17日、い、戦車兵力はCondorfに集結させ、前進防御を試みます。

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第17日、ドイツ軍は継戦状態のEchternachとBeaufortに増援を送り込み、強襲をかけます。渡河修整もなくなり、アメリカ軍の砲撃も散発的で(まさかの外れ)、Echternachでは歩兵連隊が塹壕を枕に、全滅します。

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が、Beaufortでは戦力減少した機械歩兵が驚異的な粘りを見せ、3個擲弾兵連隊による猛攻を凌ぎきりま
す。

一方、Mersch方面では、装甲擲弾兵連隊と擲弾兵連隊がLarochette橋梁の確保を試みましたが、これは待ち構えていた1戦力歩兵により爆破されます。やむを得ず徒歩での渡河を行い、この歩兵を殲滅します。

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最終の第18日、頑強な抵抗に業を煮やしたドイツ軍は、重駆逐戦車大隊まで投入して、ついにBeaufort占領します。が、橋の修復ができないLarochetteでは補給切れ制限のため、Merschには突入できず。

ならば、正面攻撃あるのみと、Condorfに強襲をかけます。これが激戦となり、アメリカ軍のCCが2ヒットの消耗となりますが、防御射撃と砲撃も凄まじく、2個擲弾兵連隊が1戦力まで低下するなど、大損害を被ります。

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と、この時点で勝利条件のMerschとLuxembourgへの突入は不可能になり、アメリカ軍の勝利で終了しました。
今回はお試しでしたが、ルールを読むよりは簡単と感想もあったので、ぜひ、中型シナリオやキャンペーンに挑戦したいものです。

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