歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

例会も終盤になり、時間的に調整のしやすいアイテムをということで、今度は「PANZER WAFFE」(CMJ)をkawaさんと対戦しました。

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第一戦は、ソ連軍(kawa)対ドイツ軍(mitsu)の戦いに。序盤からAFVの質に勝るドイツ軍が戦闘を仕掛けます。右翼のパンター小隊を増強すると、そのまま、正面の敵を撃破し、長距離砲撃を実施します。ソ連軍は何とか陣地突入を図ろうと、中央小隊にタンクデザントを付け反撃を行いますが、ここには堅い「虎」がいて装甲を貫通できず。結局、地道に敵のリソースを削ったドイツ軍の勝利に。

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第二戦も、同じ陣営で対戦し、似通った展開に。今度は、左翼のパンターを丘に登らせ、早々に前衛を撃破します。何とか中央突破を図るソ連軍をヘッツァーが押しとどめている間に、パンターがまたも長距離砲撃を敢行し、ソ連軍に出血を強います。そのまま、敵司令部のリソースが枯渇し、ドイツ軍の連勝になりました。

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第三戦は、陣営を入れ替え、ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)の対戦に。序盤、お互いに長距離砲撃可能なAFVをつぶし合うと、後は各種の戦術を駆使した激しい消耗戦になります。当然、AFV能力の差からキルレシオはドイツ軍に有利で、さすがのソ連軍の物量も大きく減少します。それでもなんとかT34小隊を再編し、敵陣地に突入直前まで行きますが、ドイツ軍の「虎」が一歩早く、突破してきます。もはや、ソ連軍に「虎」を狩れる部隊はなく、そのまま、司令部を蹂躙したドイツ軍の勝利になりました。

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第四戦は、再び、ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)の戦いに。なんとドイツ軍は、パンター2両に「虎」を加えた最強編成に。序盤からドイツ軍がガンガン攻撃してきますが、ソ連軍はスターリンでパンター1両を撃破し、SU100でもう1両を相打ちにします。それでも、最強の「虎」を止めることができず、またも陣地に突入されますが・・・ここで、必殺の歩兵突撃で、見事、「虎」を討ち取ります。こうなるとAFVに過投入したポイントが響いて、ドイツ軍は部隊の再編もままならず。最後は重戦車スターリンが敵司令部を蹂躙し、ソ連軍の勝利になりました。

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エンジョウさん、kawaさんとも話しましたが、本当にヴァリエーションが豊富で、プレイ前の編成が実に楽しいアイテムです。プレイヤーが多ければ、トーナメントをしたり、「俺の中隊編成」アップなんて、楽しいかも。いっそ、コマンド士官学校あたりで、やってくれないかしら?

会場開きに向かうと、エンジョウさんが晩白柚を持って、スタンバってくれていまして。早速、駆け付け三戦で「PANZER WAFFE WESTERN FRONT」(CMJ)を対戦しました。このアイテムは、WWⅡの中隊戦闘を描いたカードゲームで、見た目と違って中味はかなりの本格派です。

第一戦は、ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)にて。序盤、先手必勝とドイツ軍が攻撃を仕掛けてきますが、連合軍は地形をうまく使って、これを凌ぎます。後半、数が揃ったアメリカ軍は、左翼の小隊を強化すると、敵陣地に突進!そのまま、司令部を直撃し、敵のリソースを減らします。ドイツ軍も反撃でヤクトパンターが中央小隊を撃破し、長距離砲撃を行いますが、損害数の違い(直接攻撃は2枚、長距離砲撃は1枚)で、先にドイツ軍が枯渇し、アメリカ軍の勝利となりました。

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第二戦も同じく、ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)の陣営で戦います。早々から激しい消耗戦になり、シャーマンジャンボとE8が、ヤクトパンターと相打ちになります。その後も、両軍の主力AFVがお互いに攻撃し合い、精密射撃を被弾経始で弾いたり、空爆を対空砲火で撃破したりなど、丁々発止の戦闘となります。終盤にアメリカ軍がサン・ビットと深雪で敵の動きを止めたところで、左翼からジャンボ小隊が突進可能になり、元からカード数の多いアメリカ軍が押し切りました。

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第三戦は、陣営を入れ替えて、ドイツ軍(mitsu)対連合軍(エンジョウ)にて。先手は連合軍で、E8小隊が空爆とスタック効果を使い、右翼のヤクトパンターを撃破。そのまま、連合軍の3枚スタックがドイツ軍陣地に突入してきます。撃破される前にかなりの痛手を司令部に与えられるはずでしたが・・・砲塔を旋回したクーニッヒ・ティーガーが「壊乱」を使って、一気に全車輌を撃破します。そのまま反撃で、クーニッヒ・ティーガーにハイパー戦闘団を付けて、強引に正面の敵を撃破します。あとは、長距離攻撃を続けて、ドイツ軍の勝利となりました。

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わずか、十数枚のカードですが、様々な組み合わせがあり、それがカード引きの運のしと相まって、毎回、展開が大きく変わる好ゲームです。元の「PANZER WAFFE」もそうですが、まさに中隊戦闘の万華鏡です。しかも、1戦あたり、10-15分程度で片が付きます。いやー、ここ数年の中黒デザインはキレッキレです。

2月入ったばかりの土曜日に、第169回ちはら会を開催しました。今回は書き込みが少なく当初は3名かと思いましたが、昼前後にいつもの常連さんが集まり、延べ5名での例会となりました。バルジ系の3アイテムに、ノルマンディ戦、東部戦線と正統派アイテムに、最後はいつものB級・SF級マルチで、時間いっぱいまで各アイテムを楽しみました。

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先日、プレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

PANZER WAFFE WESTERN FRONT(CMJ)3戦
 ●ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)〇
 ●ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)〇
 〇ドイツ軍(mitsu)対連合軍(エンジョウ)●
PANZER WAFFE(CMJ)4戦
 ●ソ連軍(kawa)対ドイツ軍(mitsu)〇
 ●ソ連軍(kawa)対ドイツ軍(mitsu)〇
 ●ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)〇
 〇ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)●
バルジ大作戦(CMJ)  ●ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)〇
Tigers in the Mist(CMJ)第7軍の攻撃  ●ドイツ軍(Tommy)対連合軍(mitsu)〇
ノルマンディの切り札(CMJ)  ●連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)〇
超人ロック(CMJ)2戦
 〇Good(テオ-mitsu、改心コーネリア-BIBI)
 〇Special (エルミ-kawa)・Good(テオ-kawa、ニア-Tommy)
デスラー暗殺計画(同人)2戦
 〇体制派(mitsu)・民政派(BIBI)・反体制派(エンジョウ)
 〇体制派(BIBI)・民政派(mitsu)・反体制派(エンジョウ)
テラフォーミング・マーズ(アークライト)
  〇BIBI・エンジョウ・Tommy

今回、なんとバルジ系が3アイテムと、ちはら会にしては珍しく(?)正統派のプレイでスタートしました。

その後、Tommyさんとkawaさんが、このところ、ちはら会でも準定番となりつつある「ノルマンディの切り札」(CMJ)を対戦。最終ターンでファーレーズまで確保し、連合軍の勝利と思いきや、最終局面でドイツ軍がカーンを奪還し、逆転勝利していました。

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残り2時間を切ったところで、やっぱりやりたい!と、こちらも定番となりつつある「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)を3人でプレイ。最もやり込んでいるBIBIさんが、安定した強さで勝利した模様です。

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最後は、エンジョウさんが田舎から送ったてもらった、巨大な晩白柚。とてもみずみずしくて、ほどよい酸味がGood。みんなで、おいしくいただきました。

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年初めの記事で書いたとおり、今年はできるだけソロ記事を復活させたいと考えています。とりあえず、しばらく更新していないWWⅡの西部戦線1944年ジャンルから、未プレイのバルジ戦あたりを狙ってみようと思います。

今月のソロプレイは、バルジ戦役の前半戦を描いた「Tigers in the Mist」(CMJ)です。このアイテムは、同人出版だったものをGMTがボックス販売し、それをCMJが付録化したものです。

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マップはエリア式で、戦闘はファイヤーパワーと一見馴染みのないバルジです。地形がただのマークだとか(道路と橋梁以外は全て同じ!)、ドイツ軍がミューズ川に行きすぎるとか、批評もあります。

が、このゲームの本質は、史実に忠実な展開ではなく、いかにバルジらしさを表現するか、にあります。サンビットもバストーニュも「ただの地形」ですが、交差点を巡る拠点ごとの戦闘や砲兵の重要性、橋梁爆破と架橋など、まさに雰囲気がバルジそのものです。

また、デベロップが秀逸で、戦闘に焦点を置いたプレイが、実に楽しい。ドイツ軍は交通渋滞を避けながら、いかに効率的に部隊を前線に送り込むか、消耗した部隊を入れ替え、攻勢を維持するかに頭を使います。最良の展開をしても、防御側有利な戦闘システムと振り幅の大きいdr(1d10)によって、圧倒的な攻撃が頓挫することも。
逆に連合軍は、バルジ戦役の前半戦のみ(22日)までなので、苦しいだけと思われがちですが、優秀な砲兵や寡兵による足止め、橋梁の爆破など、考える要素も多く、こちらもいい意味で知恵を絞ります。また、防御砲撃と射撃を先に行えるので、劣勢の連合軍が、意地の抵抗を行えます。

また、砲兵の要請から始まり、ユニットのグレードに応じた目標選定、同時解決ではない射撃など、想像力をかき立てる戦術的展開も優れものです。質量ともに優越したアメリカ軍の砲撃、近距離で待ち伏せてドイツ軍のAFVを撃破するシャーマン、敵歩兵を防御射撃でなぎ払う歩兵、そして、それを生き延びたドイツ軍による猛烈な攻撃・・・プレイを終えると、無性に小隊規模の戦術級をプレイしたくなるんです。このシステムは、ある意味、WWⅡの作戦戦術級の優秀なモデルでも有り、バルジ以外でも十分、通用する汎用性を持っていると思います。

今回は、まず、練習シナリオの「第7軍の攻撃」をプレイしてみます。

12月16日第1インパルス、このターンはドイツ軍に常時、スタック制限が課されるので、大きな前進は見込めません。そこで、NusbaumとIrrelに集結した第212及び第276擲弾兵師団を渡河させ、陣地に籠もる2戦力歩兵を攻撃します。アメリカ軍の防御射撃でそれぞれ1ヒットを受けたものの、歩兵による肉迫攻撃が決まり、2個連隊を撃破します。

同時に、工兵が橋の修復に入り、Irrel-Echternach間の修理に成功します。

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アメリカ軍は、移動力の関係で北部からの渡河がないと見てとり、虎の子の第9機甲師団のCCRと駆逐戦車大隊をConsdorfに集結させます。

16日第2インパルス、架橋されたばかりの橋を通って、Bitburgにいた装甲擲弾兵連隊がこのConsdorfに突入します。戦力的には2:1程度で、グレードはアメリカ軍の方が高かったのですが、装甲擲弾兵連隊が奮闘し、2損害と引き替え、これを撃破してしまいます。

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アメリカ軍は歩兵による塹壕構築と橋梁破壊を考えて、Luxembourgに2戦力歩兵を、Larochetteに1戦力歩兵を配置します。第3インパルスの増援の機甲大隊は、足止めのため、Junglinsterに展開します。

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17日、ドイツ軍の待望の装甲増援がきます(重駆逐大隊!)。エレファント駆逐大隊に幹線道路を突進させ、装甲擲弾兵とのフルスタックでアメリカ軍機甲大隊を攻撃します。圧倒的な戦力差で、機甲大隊は撃破されます。

また、前ターンに迂回させていた国民擲弾兵連隊をLarochetteに突入させます。アメリカ軍は橋梁爆破を試みましたが、これは失敗に終わります。3倍の敵に強襲された機械化歩兵大隊でしたが、砲兵援護の下、2ヒットを与えますが、攻撃射撃で全滅します。

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アメリカ軍は、いよいよ、最終防衛線のLuxembourgとMerschに立てこもり、最終ターンを迎えます。

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18日第1インパルス、まず、Merschの奪取を狙って、擲弾兵連隊が先駆しますが、ここでアメリカ軍歩兵が、橋の爆破に成功!これにより事実上、Merschの攻略は不可能になります。

ならばと、主力のエレファント大隊と装甲擲弾兵連隊がLuxembourgを強襲します。敵は塹壕に籠もる2個連隊。

両軍の砲兵が咆吼し、近距離での射撃戦が展開されましたが・・・機械化連隊の撃破と引き替えに、アメリカ軍が3ヒットを与え、頑強な抵抗を示します。塹壕の自動車化歩兵がギリギリで踏みとどまり、現地を死守します。

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この結果、Merschが連合軍支配下で、Luxembourgが継戦状態となり、連合軍の戦術的勝利が確定しました。慣れれば、30分強のミニシナリオでした。

午後になって、茨城会会長のstrさんがいらしたので、新年の挨拶の後、お手頃小隊戦車戦「PANZER WAFFE」(CMJ)をインストプレイしました。陣営はソ連軍をmitsuが、ドイツ軍をstr会長が担当します。

第一戦は、TIGERⅠの精密射撃から幕を開けます。正面にいたISスターリンを一撃で撃破!一気に勝負をかけるべく、鋼鐵の猛獣が突撃をかけてきます。が、これは、ソ連軍の歩兵突撃で撃破されます。

ソ連軍は偵察をして慎重に敵を見極めると、左翼の小隊を強化して、SU100による攻撃を開始します。この正面にはPantherがいましたが、増強された火力によって、撃破。そのまま、長距離砲撃を撃ち込み、司令部を粉砕して、ソ連軍の勝利となりました。

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第二戦は、戦車の砲撃とイベント、戦術カードの入り乱れる大混戦になります。ISスターリンが増強された小隊でPantherを撃破するものの、泥濘で重戦車スターリンも失いなわれます。その後、中央でTIGERⅠとSU100の撃ち合いになりますが、支援を受けたTIGERⅠの精密射撃がSU100を貫き、数回の砲撃により、ソ連軍の中央小隊が壊滅します。そのまま、陣地内に乗り込んだTIGERⅠが司令部を粉砕し、勝利しました。この時、ドイツ軍のカードも1枚のみと言う、ギリギリの勝負で、盛り上がりました。

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今年の千葉会初めは、CMJ四月号に掲載予定の「官渡戦役-曹操対袁紹-」のテストプレイです。まだ、最後の調整やルールの詰めもあるようですが、今の状態でも十分に面白いアイテムです。今回は、作戦級の鬼Das Reichさんとyagi会長、mitsuの3人で入れ替わり立ち替わり、ローテーションで楽しみました。今回は簡易レポートになりますので、詳しくは、発売の本誌記事をお待ちください。

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第一戦は、曹操(mitsu)対袁紹(Das Reich)の対戦に。序盤、曹操軍は内線作戦で機動防御を行い、袁紹軍の拡大を防ぎ、VPを低下させます。このまま、行けるかと思いきや、一瞬の隙をつかれて、許の首都攻防戦に。これを文醜がきっちりと決め、あっという間のサドンデス負けでした。

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第二戦は、曹操(yagi)対袁紹(mitsu)の対戦に。一戦目の電撃作戦と大違いで、双方とも安全策をとって、慎重に兵を進めます。結果、盤面はほとんど変わらないのに、丁々発止の駆け引きとカード補充が繰り広げられます。このまま、後半に入ったところで、事態が大きく動きます。北部で消耗した顔良を、曹操主力が撃滅し、顔良が戦死。そのまま、傾いた天秤は戻らず、曹操軍の勝利となります。

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う~ん、どうも、今年はまともなアイテムで勝ちがなく・・・。1月のちはら会で唯一ヒストリカルな「ノルマンディの切り札」(CMJ)で引き分けたのを皮切りに、このアイテムも二連敗スタートです。

昼食後、気を取り直して、曹操(Das Reich)対袁紹(mitsu)の第三戦に。袁紹軍は規範的な外線作戦で曹操領の浸食を行い、曹操軍は対抗して内線作戦の機動防御を行いますが・・・武将の討ち取りチェックで、曹操軍が片端から討ち死を出します。途中、袁紹軍も文醜が死亡し、持ち直すかに見えましたが、中盤にさしかかったところで消耗した曹操本隊が撃滅されます。振ったdrは・・・またも戦死!あまりにDas Reichさんのdrが惨すぎて、ギャラリーからは笑いが起こるほどでした。

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続いて、陣営を入れ替えて、曹操(mitsu)対袁紹(Das Reich)の最終戦に。ところがここでも戦死drは「大活躍」で、袁紹軍の武将が次々に討ち取られていきます。曹操軍の機動防御も綺麗に決まり、袁紹軍の士気が崩壊して、順当な終了となりました。

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それにしても、1/3の確率の戦死判定を、5回連続(!)で出せるとは。完璧な作戦をなぜかdrが裏切るという「Das Reichさんあるある」は正月から健在でした(笑い)。

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これだけだと運のしゲームと思われがちですが、実は迎撃や戦闘前退却などの最善を尽くした上で、drがよい彩りを与える好ゲームです。発売が待ち遠しいです。

少しばかり寒さも緩んだ本日に、今年初の千葉会へ行ってきました。

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会場入りすると、早速、提督さんと金吾さんが再版された「マレー電撃戦」を広げていまして。元々、マップ等が拡大されていますが、しっかり読み込むために用意した眼鏡たちに、ゲームにかける真摯さが感じられました。

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その後、来場者が増え、Das Reichさんが来たところで、yagi会長と3名で、事前に予定していた「官渡戦役」(CMJ掲載予定)を連戦しました。

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お昼過ぎに、さかみちさんのお誘いでプロシア戦役の「1806」をインストいただきました。いわゆる積み木のナポレオンの一作ですが、戦力シートとカードの融合が見事な作品で、プレイビリティも高く、非常によくできたアイテムでした。

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展開は史実同様に、プロイセン軍が各個撃破にあって崩壊しましたが、フランス軍の戦闘芸術ぶりとプロイセン軍の融通のなさが実によく表現されていました。

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その後、茨城会のstr会長と「PANZER WAFFE」(CMJ)を二戦するなど、今年のゲームライフもこうありたいと、充実した例会でした。みなさん、ありがとうございました。

例会の最後に、にしさんがお得意の「ノルマンディの切り札」(CMJ)を対戦しました。前回と陣営を入れ替えて、連合軍(にし)対ドイツ軍(mitsu)です。

進攻ターンは、空挺1個師団のスカッターはあったものの、損害は全くなく、連合軍が完全上陸を果たします。

第1ターン、両軍とも戦線構築に精を出し、カーンからカランタンのラインで対峙します。

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第2ターン、連合軍はカーン前面の平地にた第21装甲師団に強襲をかけ、これを敗退させます(損耗)。一方、シェルブールの早期確保に向け、コタンタン半島で攻勢に出ます。

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第3ターン、なおもカーン前面の攻勢は続き、連合軍のdrもよく、112高地にいた第21装甲師団が壊滅します。が、すかさず、装甲教導師団を送り込んで対処します。一方、コタンタン半島では戦線を抜け出したアメリカ軍3個師団がシェルブール攻略に着手します。

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第4ターン、強襲に次ぐ強襲でシェルブールを奪取した連合軍は、物量に物を言わせ、再び、112高地に突撃を行います。ここでもハイロールで、装甲教導師団を損壊状態に。ドイツ軍はやむなくカーンにいた第2装甲師団と入れ替えますが、連合軍は今度はカーンを急襲し、ドイツ軍の歩兵師団を殲滅し、これを奪取します。

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第5ターン、ドイツ軍を厄災が襲います。カーン南部にいた装甲教導師団が一撃で壊滅(またもハイロール!)。戦線に大穴が開いたにもかかわらず、交通妨害と低コストカードしかなく、ドイツ軍は対応できず。この時点で敗北は必至かと思われましたが、慎重な連合軍はポケットの掃討に向かい、大突破はせず。

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第6ターン、第2装甲師団と高射砲連隊が犠牲になる間に、ドイツ軍はSSの装甲師団増援でなんとか戦線を引き直します。一方、シェルブール攻略を終えたアメリカ軍は、遅まきながらサン・ローを奪取し、こちらでも攻勢に出ます。

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第7ターン、戦線の間隙を突き、アメリカ軍が一気にヴィールとヴィルデューを奪取します。が、ドイツ軍は、前線からなけなしの戦力を引き抜くと反撃に転じ、歩兵1個師団を包囲損耗させます。

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第8ターン、これを救わんとするアメリカ軍がさらに外からの包囲を行いますが、あと一歩及ばず、歩兵1個師団が壊滅します。怒り心頭の米軍は6個師団を集中させ、ヴィルデューを再奪取します。ならばとドイツ軍は、今度は中央を迂回したSS装甲師団で、ヴィールを包囲攻撃します。こちらはD1を与えます。

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第9ターン、連合軍は伝家の宝刀を「突破」を実施します。東部エリアへの突破により、VPが+2点に。同時に、ヴィール死守にアメリカ軍を差し向け、外からの攻撃で包囲網を打ち破り、VPは21.5点となります。

ドイツ軍は装甲師団をエリアに突入させ、1VPを相殺しますが、それでもなおVPは20.5点と連合軍の勝利水準です。重要拠点は厚く防御され、奪還は不可能。ならば、敵師団を壊滅させるしかない、と西部にいた消耗した歩兵師団に包囲攻撃をかけます。確率は1/3でしたが・・・見事、2ステップロスで殲滅!この瞬間にVPは20を切り、ギリギリで引き分けに、持ち込みました。

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ああ、危なかった。第5ターンの戦線崩壊で負けが確定かと思われましたが、にしさんがモントゴメリーばりの慎重策だったおかげで、なんとか戦線を引き直せて。最後は、僥倖にも歩兵師団を撃破できて、望外の引き分けになりました。実質は連合軍圧勝でもおかしくなかったですね~。

なお、同時に、連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)でもう一卓が立ちましたが、こちらは時間切れで終了していました。 

続いて、午後に取り組んだのが「サンダーバード・レスキューゲーム」(タカラトミー)です。Tommy・kawa・にし・mitsuの同じメンツで、国際救助隊を指揮し、宿敵フッドに挑みます。

前回のプレイで、災害が起こりそうな地点に先回りする手が有効とわかったので、4人でメカを分担して、いわゆる「アンブッシュ作戦」を実行しましたが・・・。フッドが迫ってくると、なぜか「ペネロープの計略」が効いて、フッドが秘密のアジトに逃げ帰ってしまいます。

おかげで、ランダムに災害が起こらず、後半に集中します。しかも、活火山島の爆発など解決に向かう途中で、フッドが非常に近い秘密のアジトに舞い戻ったため、大災害の危機に!これじゃ、「ペネロープの計略」でなくて「謀略」?!

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それでもエネルギーキューブを適切に配置していたおかげで、間一髪、災害の沈静化に成功していきます。海底ホテルのみ、大災害になってしまいましたが、それ以外は全てレスキューに成功し、国際救助隊の圧勝となりました。

ああ、こんなB級でも、最善手を尽くすことには労を惜しまないSLGamerたち(笑い)。新春らしい「お馬鹿ゲー祭り」でした。

続いて、6人が揃ったところで、平さん持ち込みの「超人ロック」(CMJ)をプレイします。いわゆる正体秘匿型の探索ゲームで、グッド陣営は秘密基地を破壊すれば、エビル陣営ははグッド陣営を全滅させれば勝利となります。
今回、プレイ経験があったのは、平さんとエンジョウさんの2名で、あとはノービスか遠い昔にプレイした人だけ。よって、二人のインストによるプレイになります。

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まず、惑星編ですが、カード並びにかなり斑が有り、幸不運が分かれます。平さんは、「正体露見」を引いてしまい、ラグということが判明します。続いて「正体判明」でBIBIさんがエンジョウさんの正体を見破ります(結果的には、エビルのナガト)。

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一方、mitsuは超能力を持たない軍人ストロハイムでしたが、次々とESPジャマーやフィールド、あげくは巡洋艦の支援まで取り付けて、元の能力を大きく凌駕する収穫があります。

それ以外にも、kawaさんや戦闘に巻き込まれたり、といったトラブルもありましたが、ybsさんが情報収集3枚を手に入れたので、秘密基地編に移行します。

こちらでは、赤のエンジョウさんが早々に戦闘を仕掛けていきます(グッドプレイヤーを全滅させれば勝利)。黄色の自分も状況がわからなかったので、攻撃したところ、途中でこちらの正体(エビルのストロハイム)に気づいたよう。「ちょっと待った!」と、自分の正体を明かします(エビルのナガト)。お互いの利益が一致したので、ならばと急遽、タッグを組んで他のプレイヤー狩りに向かうことに。

テレポーテーションで、ちょうど、近くにいたラグを捕捉し、一斉攻撃をかけます。2:1の劣勢にラグはテレポートで逃げようとしますが、ストロハイムが保持していた5レベルのESPジャマーに阻まれ、逃走できず。次々と攻撃を受けて、まずは、グッドの1名が絶命します。

その間に、青のkawaさん(ロックことテオ)が敵の重要拠点を探して廻り、破壊を始めます。

また、緑のBIBIさん(グッド)は別個に秘密基地を探索しますが、これが「危険がアブナイ」トラップばかり。いきなり10:1攻撃を受ける重積ヴォーテックスをはじめ、ブラックホール、カーンの聖母などに引っかかります。いずれも重傷やゲームからの徐々になってもおかしくなかったのですが、ここは根性のdrで凌ぎます。

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一方、悪(エビル)の枢軸2名は、最強の敵ロックを求めて、移動を続けます。後3マスで捕捉となったところで、ロックが踏み込んだエリアは・・・なんと、ノヴァ!全プレイヤーは死亡するもののその場合はグッドの勝利となるため、ロックは自分を犠牲にして惑星を爆発させます。

意外とあっけなく片が付いたと思いきや、ここでybsさんが正体を宣告。ロックの敵グルンベルクだったので、ロック死亡のため、ybsさんの勝利となりました。

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初プレイだったので、システムに慣れるのに精一杯でしたが、ロックの世界観を忠実に再現していて、ファンには堪らないでしょうね。反面、ランダム要素がかなり高いので、真に楽しむためには、それなりにやり込まないと。なんでも平さんは三桁(!)の対戦をしたそうで、それだけ夢中に慣れるアイテムのようです。次回は、ちはら会謹製のパウチしたカード(350枚以上!)でプレイしたいものです。

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