歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

この日の(今年の)緒戦は、なんと超B級の「キング・オブ・トーキョー」(iell)です。いわゆる東京を舞台に怪獣やロボが覇権を争う、お馬鹿ゲーです。

各プレイヤーには、ギガザウルスやキングなどのキャラが配られますが、能力自体は全くのイーブンです。キャラは手番が来ると6つの専用ダイスを振り、それによってなんらかの行動をします。ちなみにdrは3回まで振り直したり、有利な目は保留したりできます。

1-3…3個集まると、その分のVPを獲得
怪獣の手…敵に1ヒット
ハート…ライフを1つ回復
電撃…エネルギーキューブを一つ獲得

他の怪獣を全て打ち倒すか、20VPを集めれば勝利です。マップは東京が描かれていて、ここにいる怪獣は毎ターン2VPを受け取れます。が、当然、東京外の怪獣から攻撃を受け、ライフが減少します。損傷すると、東京から離脱し、攻撃した怪獣が強制的に東京に侵入します(この時点で1VPを獲得)。ちなみに東京にいると、怪獣はライフの回復ができません。

東京にいる怪獣は、それ以外の全ての怪獣にヒットを与えられますが、多勢に無勢で基本的には東京に入ったり、逃げたりのマッチレースに。

これだけだと単なるdrゲームですが、ポイントになるのはエネルギーキューブ(EC)で購入できる特殊カードです。この中には一時的にVPを獲得する得点カードや攻撃力増加や損害減少の効果が持続する能力カードがあります。流れを読みながら、特殊カードを使って以下に効率よく攻撃し、あるいは回避できるかが重要です。

第1戦はメカドラゴン(平)・サイバーバニー(ybs)・エイリアノイド(BIBI)・キング(mitsu)・ギガザウルス(エンジョウ)の戦い。

序盤は乱戦気味で、各怪獣が入れ替わり立ち替わり戦闘を仕掛け、東京の支配がくるくる変わります。そのうち、消耗戦にライフが追いつかなくなり、まず、ギガザウルス(エンジョウ)が死亡。続いて、エイリアノイド(BIBI)とキング(mitsu)が倒れ、最後はメカドラゴン(平)とサイバーバニー(ybs)の一騎打ちに。ここで2ECで損害をなしにできる「翼」がメカドラゴン(平)を優位にし、最後はサイバーバニー(ybs)を討ち取って勝利しました。

イメージ 1

第2戦は、サイバーバニー(mitsu)・メカドラゴン(BIBI)・エイリアノイド(ybs)・ギガザウルス(平)・クラーケン(kawa)の戦い。ゲームに慣れてきたので、あまり東京に固執せず、体力の温存に心がけ、ゲームは長期戦に。東京外でしたが、特殊カードやdrでVPを重ねたサイバーバニー(mitsu)が20VPを達成し、勝利しました。

イメージ 2

イメージ 3

しばらく、別ゲームでに流れた後、キング(にし)・クラーケン(mitsu)・メカドラゴン(Tommy)・ギガザウルス(kawa)で第三戦に。キング(にし)は初プレイでしたが、「増えた頭」(双頭のコング?)で攻撃力を確保し、東京に侵攻後、攻撃を受けると「ジェット」で逃げるヒットエンドランを駆使。そのまま、20VPを獲得して、勝利しました。

イメージ 4

最後の第4戦は、ギガザウルス(kawa)・キング(にし)・クラーケン(mitsu)・メカドラゴン(Tommy)に。お互いに激しい攻撃を繰り返す中、ギガザウルス(kawa)は全く他を攻撃せず、回復と「エネルギーため」で地道にVPを獲得。気がつくと20個近くのECを貯めに貯め、見事、22VPで勝利しました。

はっきり言ってdrによって結果が大きく変わる運のしゲームですが、予期せぬdrの偏りや特殊カードの選択が大いにヴァリエーションを増やし、楽しめます。1プレイは30分ほどなので、ご希望があれば、また、持ち込みたいと思います。

まだ、松の内の1月5日に、今年初めてとなる、第168回ちはら会が開催されました。いつも常連さんに加え、遠く茨城会からにしさんが、そして新規にybsさんが参加となりました。

ybsさんは松戸在住とのことですが、ブログを見て、ちはら会のアイテムの方があっていると、わざわざ、来場されまして(!本当か、笑い)。新春らしいおめでたい話題になりました。

イメージ 4

先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

キング・オブ・トーキョー(iell)4戦(!)
 〇メカドラゴン(平)・サイバーバニー(ybs)・キング(mitsu)・ギガザウルス(エンジョウ)・エイリアノイド(BIBI)・
 〇サイバーバニー(mitsu)・メカドラゴン(BIBI)・エイリアノイド(ybs)・ギガザウルス(平)・クラーケン(kawa)
 〇キング(にし)・クラーケン(mitsu)・メカドラゴン(Tommy)・ギガザウルス(kawa)
 〇ギガザウルス(kawa)・キング(にし)・クラーケン(mitsu)・メカドラゴン(Tommy)
超人ロック(CMJ) 〇グルンベルク(ybs)・テオ(kawa)・ラグ(平)・ナガト(エンジョウ)・ストロハイム(mitsu)・フランシス(BIBI)
サンダーバード・レスキューゲーム(タカラトミー)
 〇国際救助隊勝利(Tommy・kawa・にし・mitsu)
テラ・フォーミング・マーズ(アークライト)4人プレイ
 〇BIBI・エンジョウ・平・ybs
ポケット・インペリウム(Games Factory Publishing)
 〇エンジョウ・ybs・BIBI
ノルマンディの切り札(CMJ)2戦
 連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)途中終了 
 連合軍(にし)対ドイツ軍(mitsu)引き分け(19.5点) 

お昼に行われた、ちはら会恒例の新春お年玉。今回は、みなさん、かなり多めのアイテムを持ち寄っていただきまして。戦国大名+エクスパンションキットに、レッドラ+5thフリート(PC)、カードゲーム3種に、正体不明のボードゲーム「At the King's Men」に、「PUNCI」、軍事関連書籍など、豪華な景品になりました。でも、気合いの入りすぎか、2d6は「4」と「5」が5人と低ロール争いで、笑いが起こっていました。

イメージ 3

イメージは、超人ロックの後で、4人でプレイした「テラ・フォーミング・マーズ」(アークライト)。最後は、オーナーのBIBIさんがわずかな差で勝利したようです。

イメージ 1

その後、BIBI・ybs・エンジョウの3人は「トワイライト・インペリウム」に雪崩れ込み。こちらは、エンジョウさんが1点差で勝利でした。

イメージ 2

1月の報告を制作中ですが、2月の例会が決まりましたので、お知らせします。今は寒いけど、2月は暖冬気味だとか?!

イメージ 4
 
[日時]2月2日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 2F 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

前回にお試しプレイした「超人ロック」(CMJ)。現在、鋭意、パウチ中(笑い)。是非、やり込んで見たいアイテムです。

イメージ 3

間に合えば、プレイしたい「ボトムズ・タクテクス」(CMJ)。間に合わなくても、チュートリアルでいいので、やってみたいです。

その他で「激闘!スモレンスク電撃戦」(GJ)や「激闘!タイフーン電撃戦」(CMJ)、「小牧長久手の戦い」(WGHB)など、槍隊がいっぱいあって・・・他の例会でもいいので、お知らせいただければ。

イメージ 1

イメージ 2
 
最後に、次々回の予定を。

第170回ちはら会 3月2日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室

B級マルチ終了後に、忘年会までの時間にsinyamagさんと「PANZER WAFFE」(CMJ)をインストプレイしました。前回のちはら会でWestern Front 1944を対戦しましたが、こちらは元祖の独ソ戦版です。

イメージ 5

第一戦の陣営は、mitsuがソ連軍を、sinyamagさんがドイツ軍を担当します。TIGERⅠを中央に据えたドイツ軍は、先制射撃でT34/85を攻撃しますが、被弾経始でこれを弾き、すかさず、森林に逃げ込みます。続いて右翼のパンターが偵察射撃を行いますが、これは装甲に弾かれ、効果なし。敵が兵力を増強する隙に、強化した左翼のT34小隊が突破を果たし、敵陣地へ。この先頭車両にパンターの側面射撃があたりますが、これも被弾経始ででクリア。そのまま、近距離から敵司令部を撃破し、ソ連軍の勝利となりました。

イメージ 1

第二戦は、お互いに兵力を削り合う消耗戦に。結果、個の性能に優れたドイツ軍戦車が生き残り、次々とソ連軍の増援を撃破。そのまま、司令部を押しつぶして、ドイツ軍の勝利となりました。

イメージ 2

第三戦は、ソ連軍の数が生きます。左翼でTIGERⅠとSU100が撃ち合っている隙に、中央のソ連軍が攻撃。一度は敵を撃破するものの、対抗で置かれたカードが88mm砲の匂いがぷんぷんします。ならばと、右翼のSU100に増援を付けて、再び、強襲して、パンターを撃破します。そのまま、長距離攻撃を仕掛け、敵司令部を撃破し、ソ連軍の勝利となりました。

イメージ 3

第四戦は、陣営を入れ替えて、mitsuがドイツ軍を、sinyamagさんがソ連軍を担当します。中央のTIGERⅠが敵の小隊を支えている間に、右翼に陣取ったパンターが丘陵に陣取り、正確な射撃を連発。ソ連軍も増援をつぎ込んで止めにかかりますが、その都度、撃破され、カードが枯渇。止めは、得意の長距離射撃で司令部を撃破して、ドイツ軍の勝利となりました。

イメージ 4

非常にシンプルなシステムですが、デッキ構築型のため、いろいろと考えることが多く、初プレイのsinyamagさんも「編成が楽しい」とのこと。敵のデッキを想像しながら、対抗策を練る思考も楽しく、Western Front 1944ともども、しばらくやり込んでみたくなりました。

お昼前に会場入りすると、にしさんと水戸爺さんがお手すきに。ならばと、ちはら会から持参した「神々の戦い」(エポック)をインストプレイしました。

イメージ 1

序盤、にし神に、ラムセス二世など建築系や神の子など布教系の英雄が来て、効率よく、戦力を拡大します。第3ターンで4つのエリアを支配し、第7ターンには7つ、第8ターンには10と、飛ぶ鳥落とす勢いです。

イメージ 2

イメージ 6

mitsu神もこれに追随せんとしますが、途中でハムラビがまさかの建築失敗など、神殿の増築ができず、やや出遅れ気味に。それでも、後半に一気に領土を拡大し、どうにか最終決戦を戦える状況に。

イメージ 3

水戸爺神は、序盤にレベル上げに成功するも、建築drに悉く失敗し、中盤に伸び悩みます。冴えないdrに業を煮やした水戸爺神は、やむなく生け贄を捧げて、絶対成功に持って行きます(ほんとにdrが酷くって、笑い)。

そして、迎えたアルマゲドン(最終決戦)。先手を取ったmitsu神が飽和攻撃で、にし神の神をつぶしていきます。これに、水戸爺神が同調し、神レベルが大きく低下します。

イメージ 4

にし神も攻撃力のある水戸爺神を攻撃しますが、これが数少ない防御カード「ブラックホール」に呑み込まれ、無効に。

これが大きく、さらにmitsu神と水戸爺神の攻撃を受けたにし神は、首位から転落。mitsu神も反撃で2レベルを落としますが、首の皮1枚で9レベルを維持し、逆転勝利となりました。

イメージ 5

第二戦は、sinyamag・mitsu・Oka・こまいふさんの対戦です。

イメージ 9

序盤、最高神を引いたsinyamag神のdrと英雄引きが冴えにさえ、あれよあれよと勢力を拡大していきます。

イメージ 8

これを攻撃能力に優れたOka神が軍事力で追いかけ、追随します。

イメージ 7

mitsu神はまたも序盤の拡大に苦しんだものの、最終決戦に向けて、主神のレベルを増加させ、3位に付けます。
こまいふ神は、引きとdrに祟られ、「唯一神じゃないのに(実質的な)唯一神」と自虐ネタを飛ばします。

イメージ 12

迎えたアルマゲドン(最終決戦)、潤沢なカードを抱えたsinyamag神が、mitsu神とOka神に攻撃をかけ、攻撃力を削ります。両神も同調して反撃を繰り返し、11レベルあったsinyamag神を6レベルまで落とします。

イメージ 11

ここで、mitsu神とこまいふ神のカードが切れ、運命の行方はsinyamag神とOka神に。sinyamag神が最後のパンチを繰り出すと、神殿レベルが低いOka神は4レベルまで転落します。それでも、勝利のために、mitsu神を攻撃し、レベル5まで落としましたが、結果的にsinyamag神のアシストに。決戦が終わり、1レベル差でsinyamag神が勝利となりました。

イメージ 10

前回のちはら会でデビューした本作を、茨城会でもプレイでき、よかったです。にしさんからは「友引町買い食いウォーズ」の再戦オファーも有り(ほんとか?!)、千葉会オークションで手に入れたB級マルチもスタンバっているので、新春のちはら会は「超B級マルチ祭り」でも行きましょうか?

年をまたいでいますが、年末にアップできなかった茨城会遠征の記事です。

年末となった土曜日に、久しぶりに茨城会に行ってきました。今回は、忘年会付きのため、宿を取って、万全の出撃です。前夜の懇親会の影響も有り、到着は昼前に。「ここでしかできない」B級マルチやカード戦車戦を対戦しました。

イメージ 7

この日にプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。

神々の戦い(エポック)2戦
 〇mitsu・にし・水戸爺
 〇sinyamag・mitsu・Oka・こまいふ
PANZER WAFFE(CMJ)4戦
 〇ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(sinyamag)●
 ●ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(sinyamag)〇
 〇ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(sinyamag)●
 ●ソ連軍(sinyamag)対ドイツ軍(mitsu)〇

その後、str会長のマンションのイベントルームで、楽しい忘年会に。いつもの茨城会の面々に、長野在住のaoさんや福岡からMCさん、ちはら会のTommyさんら、9人が参加して、ゲームの関連の話題で盛り上がりまして。

イメージ 5

コマンド誌の鬼教官で有名なDRさんや龍虎&軍神の「危険があぶない」話題、酩酊する前は強いyagi会長(?)とか、この業界の有名人のトピックスが楽しかったです。ちはら会もそうですが、地方例会は中央にあこがれるんですね~(笑い)。

ちはら会は変なゲームばっかり/でも、茨城会でもプレイされている/「友引町買い食いウォーズ」はいいゲーム!(by にしさん)/DR教官の強さは、尋常ではない/うかつに近づくと「大事故」、が、ここ一番のサイの目が悪すぎ/実はstr会長と水戸爺さんも、drが酷い/友達のはずの熊に囓られる/できるだけ、drしない(笑い)/いくつのゲームを死蔵してる?おそらく1000個以上!/こまいふさんの所有は、通常の3倍?!埋葬するなら、いっそ公費で「こまいふ稜」?!/長野に行っても、ずっとインドア。ほんとは東京に潜伏?!/真冬なのに怪談?知らない人が会場でdrしている?!/MCさんの第1回GJ選手権

翌日は、前々から狙っていた筑波山の攻略に。str会長も同行してくれまして、十数年ぶりに登山を這い上ったそうで。

イメージ 3

これが予想以上に険しいコースで、真冬なのに大汗をかいて、にわか山岳猟兵に。後半にバテてきて、頻繁に休憩を取るようになり。登りを見ると「充電」するので「使い古したエボルタ君(充電池)のよう(by str会長)」(笑い)。

イメージ 4

イメージ 6

それでも、ほぼ想定通りの時間で、女体山・男体山に到達しました。疲れた後の甘酒とけんちんうどんがうまかった!

イメージ 2

その後、「戦国史上最弱(?)の小田城」後も見学し、二日間の遠征に幕を下ろしました。

イメージ 1

振り返ってみれば、今年は過去最高の7回(!)も参加できたわけで。str会長さんを始め、茨城会のみなさま、どうもありがとうございました。また、来年もどうぞ、よろしく。ちはら会でも、お待ちしていますよ~。

おだやかなうちに、新年を迎えています。また、ソロを含めた多くのアイテムがプレイできるよう、早速、「今年のソロプレイ」第一弾です。

国内で発売された最新の対戦型のアルデンヌ・アイテムである「The Bulge」(WGHB)です。いわゆる師団級バルジであり、同じスケールのものとしては、SPI「The Bulge」やSSバルジ、CMJ誌の「バルジ大作戦」、GJのチット載せ作戦級「激突!バルジ突破作戦」などが発売されてきました。

イメージ 3

が、いずれも狭い戦場での消耗戦であり、ユニット数が限られている中では、バランスを取ることが至難でした。史実通りにはならなず、かつ、一方的な展開にしかならないことが多かったように思います。では、このアイテムはどうか?

ルールを読んだときには、ミニゲームの割に特別ルールが多く、「大丈夫か?」と危惧しましたが・・・少なくない回数のソロプレイで練度が上がってくると、ギリギリのところでゲームにはなるかも、というところまで辿り着きました。

突破即敗北の連合軍にとって、最も大切なことは、当然、ドイツ軍の盤外への突破を許さないことです。が、機械化部隊の機械化移動力は、1/5。そう、道路妨害がなければ、1ターンで、マップのどこへでも(!)進出・突破ができる機動力を持っています。連合軍のユニット数は限られており、全ての道路を部隊で完全封鎖することは不可能です。

これを防ぐための特別ルールが、橋梁破壊です。連合軍から3へクス以内の橋梁(道路)は、全て破壊されたものと見なします。これを駆使して道路を封鎖しますが、安易に前線に部隊を配置すると、第一戦闘-移動-第二戦闘というシークエンスで、あっという間に部隊が消耗します。結果、大量出血で阻止線が維持できず、あっけなくサドンデスを喰らいます。序盤から中盤までの連合軍には、細心の注意が必要です。

うまく阻止線と防御戦を設定できたとしても、手練れのドイツ軍相手では、かなり苦戦します。このゲームでは、敵ZOCからの離脱・進入と、スタックからの離脱・進入に+1追加移動力がかかりますが、移動力さえ十分ならば、ZOC to ZOCの直接移動が許されています。つまり、(河川越しの深い森の移動以外は)最低1へクスの浸透移動ができることになります。道路移動を使えれば、2へクスの浸透も可能で、連合軍は常に補給切れ(戦闘シフト+1及び退却不能による損耗)におびえることになります。

また、サドンデス以外の勝利条件も、連合軍に厳しくなっています。最終ターンにドイツ軍が12VP(1つの町が基本的には1VP)を確保していれば勝利になるのですが、これは史実通りにドイツ軍が進撃するだけで、達成できます。バストーニュが落ちなくてもOKであり、仮に落ちると、3VPが手に入るので圧勝でしょう。そして、史実と違って、スタックしていても、補給切れの都市は、あっけなく墜ちたりします。

バルジゲームではおなじみのイギリス軍が、ほとんど役に立ちません。そう、イギリス軍は、ミューズ川の渡河が禁止されているのです!

よって、ドイツ軍の練度が低いか、よほど戦闘drに恵まれるか(あるいはその両方)がないと、連合軍の敗北はほぼ確実でしょう。

そこで、今回のソロプレイでは、イギリス軍の行動制限を、drによって解除することにしました。イギリス軍が登場する第5ターンからdrをし、1が出たら、通常行動が取れるようにします。ターンが進むごとに、+1dr修整を累積することにし、第10ターンには必ず、参戦するようにします。

それでも、drによっては、ドイツ軍の急迫に間に合わない可能性があります。そこで、ドイツ軍のVPが勝利条件の12点以上になっていたら、即座に介入できることにしました。

このオリジナルルールで、ソロプレイに入ります。

第1ターン、まず、ドイツ軍は、あえて1シフトの付く第1戦闘(特別ルール)を放棄します。そして、浸透移動で前線のユニットを包囲すると、全戦線に渡って攻撃をかけます(相打ちの可能性はあるものの、確実に敵に損害を与えらる確率が高いためです)。結果は、1カ所を除き、想定通りの攻撃で、4ステップロスを与え、3ユニットの弱小部隊を殲滅します。戦闘後前進で、前線の街ヴァイアンタンを占領し、1VPを獲得します。

また、敵の移動妨害及び1VPの価値のあるハイト降下部隊は、もっとも生存率の高い南部(#1810)に降下させます。

イメージ 2

連合軍は、少ない移動力(特別ルールで補給切れ扱い)を有効に使い、橋梁破壊ルールを最大限に駆使して、遅滞戦術を繰り広げます。

イメージ 1

第2ターン、ドイツ軍は動きの鈍い敵の前線部隊を強襲します。結果的に2カ所でBB(相打ち)になったものの、第1ターン同様、4ステップの損害を与えます。また、南部のエヒテルナッハとクレルヴォーを占領し、累積で3VPと積み重ねます。

イメージ 5

連合軍は、増援を投入し、マルメディ-ヴーファリース-バストーニュに予定の防衛ラインを構築します。

イメージ 4

第3ターン、ドイツ軍は、エルゼンボルンとサンビットを占領し、累積VPは5点に。勢いに乗るドイツ軍は、機械化移動を駆使して、装甲師団を集中し、バストーニュ前面でBBとして、敵を消耗させます。

イメージ 6

あわや、前線崩壊の危機でしたが、ここでモンシャウの1個騎兵連隊が意地を見せ、DRで戦果なし(街のため、AS扱い)。また、包囲した第4師団への攻撃も、まさかのBBとなり、連合軍が踏みとどまります。

イメージ 7

第4ターン、一気に勝負を決めたいドイツ軍は、3VPの高得点都市バストーニュに、強襲を賭けます。連合軍の2個空挺師団が守っていたにもかかわらず、ドイツ軍の気迫が上回り、DE!(防御側は全1ステップロス)さらに3カ所の攻撃に全て成功し、さらに敵に2ステップロスを与えます。

イメージ 8

また、後方に降下していたハイト空挺部隊とスコルツィーニ特殊部隊が合流に成功し、エテルブリュックの占領と合わせて、さらに2VPを積み重ねます。

大きく兵力を消耗した連合軍は、バストーニュを死守するべきかどうか、さんざんに悩みましたが・・・「明日のために」涙をのんで、バストーニュ撤退を決定します。同時に北部でも、マルメディとヴィールサルムを放棄して、トロワ・ポンを軸にした防衛線に後退します。

イメージ 9

第5ターン、(次ターンから補給制限がかかるため)制限なく移動戦闘を行える最後のチャンスに、ドイツ軍は全戦線に渡って猛攻を加えます。北部・中央部・南部で高戦力差戦闘を仕掛け、敵を消耗させます。同時に連合軍が撤収したマルメディ、ヴィールサルム、ウィルツと、3VPの要衝バストーニュを占領し、VPは一気に14点に到達します。

イメージ 10

連合軍は、やむなく、ヴーファリーズも放棄し、兵力を抽出すると、浸透を計る第62師団とスコルツィーニをそれぞれ南北に包囲し、限定反撃でこれを殲滅します。また、増援のイギリス軍を即座に投入し、戦線を整えます。

イメージ 11

イメージ 12

第6ターン、ドイツ軍の補給不足が発生し、このターンは4個師団が補給切れとなります。それでも、主力の装甲師団が健在のため、スパ前面と中央、南部でなおも攻撃をかけますが、敵の撤退と地形を利用した防御で最大で+4しかならず。BBで1ステップロスを与えたものの、さすがに攻勢限界点を迎えます。

機を逃さず、大量増援を得た連合軍は、組織的な反撃に移ります。あえて高戦力差ではなく、浸透と包囲を利用し、北部で2カ所、中央で3カ所、南で2カ所の総花的な反撃に出ます。うまく決まれば、決定的な戦果を上げられる可能性があったのですが・・・戦いの女神は微笑まず、BB2つを含めてわずか3ステップロスに止まります。

イメージ 13

イメージ 14

第7ターン、前ターン同様に、ドイツ軍の4個師団が補給切れに。敵の初手反撃を僥倖で凌いだドイツ軍は、計画的な戦術的後退をし、全面で防御態勢に移ります。また、時間稼ぎのために、あえて全滅上等でトロワ・ポンを消耗した1個歩兵師団で占領します。これにより、前ターンのヴーファリーズ占領も含め、VPは最高の16点に到達します。通常の街ならば5つを奪還しなければ、連合軍敗北という相当に厳しい状況です。

イメージ 15

こうなれば、連合軍にできることは、バストーニュと2街の奪還しかない!北部から中央部で部隊を集中し、ヴーファリーズとトロワ・ポンに高戦力差攻撃をかけ、これを奪還します。そして、南ではヌシャトー周辺に焦点を絞り、敵歩兵に打撃を与え、戦線をこじ開けます。

イメージ 16

第8ターン、ドイツ軍は、増援の装甲・装甲擲弾兵師団を投入して、破れかけた南部を補強します。

イメージ 17

一方、連合軍には空軍が到着し、反撃を強化しますが、ドイツ軍の巧みな戦術的後退によって、高戦力差攻撃が立たず。第1戦闘で攻勢支援の空軍まで投入するものの、drに嫌われ、3連続でAS(効果なし)。第2戦闘も1カ所のみDEとなるものの、他は全てDRでほとんど損害なしに。ああ、バストーニュが遠い!

イメージ 18

第9ターン、ドイツ軍の補給切れは、奇跡的に1個師団のみに。と、ここで、突如、連合軍の北部戦線にドイツ軍が攻撃をかけます。まず、歩兵が戦力差-3攻撃をかけ(確率は1/6)、見事、これに成功!ついに、突破へクスまで、辿り着きます(これが機械化部隊だったなら、2/3の確率で移動に成功し、サドンデス勝利でした)。そこへ補給切れ上等で追加の歩兵と装甲師団が追撃し、歩兵師団を後退させ、あと、一歩まで辿り着きましたが・・・連合軍は、間髪を入れず、反撃に移り、突破へクスを奪還し、事なきを得ます。

イメージ 19

後がなくなった連合軍は、第1戦闘でイギリス軍を主体に正面攻撃を仕掛け、+3戦力差でBBをもぎ取り、バストーニュ南部へ浸透します。そこへ、アメリカ軍6個師団とイギリス軍2個師団が取り付き、第2戦闘で3カ所の包囲攻撃を成功させ、4ステップロスを与えて、バストーニュの包囲に成功します。果たして、バストーニュ解放は間に合うのか?

イメージ 20

第10ターン、なおもサドンデスをあきらめないドイツ軍は、北部で-3戦力差攻撃を行いましたが、これはギャンブルでした。当然のごとく、AEとなり、野望は潰えます。

イメージ 21

代わりに南部では、戦力を冷静に分析し、バストーニュから補給切れの装甲師団を引き抜き、同戦力の完全編成の歩兵師団を投入します。これによって、バストーニュははじめの一撃をしのげれば、このターンに攻略できない状態に。

連合軍は覚悟を決め、バストーニュへ最後の攻撃に出ます。第1戦闘のため、空軍を使っても4個師団しか投入できず、戦力差は+5。街効果でDRは無効になるため、成功率は1/3でしたが・・・ここまで悪戦していた連合軍に、最後になって女神が微笑みます。見事にBB!

イメージ 22

続く、第2戦闘で満を持して最大戦力差の+12包囲攻撃を実施し、ついにバストーニュを奪回!!この瞬間、ドイツ軍の獲得VPは11点に低下し、最後の最後に、バストーニュの奪還に成功した連合軍が、ギリギリで勝利をもぎ取りました。

イメージ 23

イギリス軍が登場と同時に介入したにもかかわらず、最終ターンまでもつれ込み、かつ、結果的に27.7%の成功率しかなったことを考えると、まさに薄氷の勝利でしたが、介入オプションが有効に機能しました。

イメージ 24

はじめに述べたとおり、「バルジの戦い」は見かけと違い、決して初心者向けでも、お手軽な「ミニゲーム」でもありません。が、十分にやり込み、一部修正をすれば、非常にパズルチックな頭脳戦が楽しめます。ご希望の方がいたら、早めに申し込みくださいませ(自分が忘れないうちに、笑い)。

 年末になりましたので、恒例の「行く年、来る年」で、2018年のゲームライフを振り返りたいと思います。

 今年は勤務先の変更があり、開始時間が少しだけゆっくりになったので、記事を書く時間を確保しやすくなり。また、休日出勤の時期の調整ができるようになり、ゲムマ出撃や遠征が回復しました。結果、二桁更新の月は昨年の8から10へと回復し、記事総数も134(本記事を含む)と久しぶりに130を突破しました。ただ、ドル箱の今月のソロプレイは相変わらず低調で、引退するまではしょうがないかな~(苦笑い)。

イメージ 18

[立ち上げた新ジャンル]

 今年は新規はなく、二つとも旧ブログからの移転でした。7月に幕末・戊辰戦争アイテムを、11月に古代戦ジャンルを更新をかねて、移籍しました。

日本史の終末は、幕末純情伝!~幕末・戊辰戦争アイテム
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15986898.html

イメージ 15

偉大なるファラオよ!比類なき大王よ!~古代戦アイテム
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/16257576.html

イメージ 19

[目標達成ジャンル]

 一昨年は0(!)、昨年は2つと苦戦が続いた目標達成ジャンルですが、今年は3つを達成と回復基調になりました。そのうち、一つは連続更新のB級アイテムで、東部戦線に次いで数の多いこのジャンルの達成は大きかったです。でも、よく見ると、B級、F級、古代戦(!)と妙なジャンルばかりですね~(笑い)。

<Fantagy級>
 T誌追加シナリオ含む、全シナリオ制覇の「Wizard's Quest」(AH)、実はプレイ時間的には重量級の「Dragon Hunt」(AH)、とんでも信仰対決の「神々の戦い」(エポック)と、質量ともに充実したプレイができました。

イメージ 16

<B級>
 のべで4ヒットしか与えられなかった「IDEON」(ツクダ)の全シナリオ制覇に続き、全然、競技にならない「ガリアン・シミュレーション・マニュアル」(DM)を早々にプレイ。その後、「リアルバトル」(TDF)に、ザ・ブロウバトル」(日経BP社)とボトムズ熱があがり、マイナー極まる「Qロボゴーグ オウストラルQ島スゴロク」(DM)や「アメージング・スパイダーマン」(ツクダ)に派生。史上もっとも煩雑なツクダシステム「ラウンド・ヴァーニアン」(ツクダ)を対戦してしまい。一方でコンポに相当のマンパワーをつぎ込んで「うる星やつら-友引町買い食いウォーズ」(ツクダ)の6人プレイを達成。最後は「2192 Invasion:Earth」(同人)と「4th Reich」(TASK FORCE GAMES)とB級だけど、中味はまともなアイテムをソロ演習で締めくくりました。

イメージ 17

<古代戦>
 前回の更新から、実に八年ぶりになりました。「SPARTACUS」(CMJ)とそのエクスパンションの「ピュロスの勝利」までずっと滞っていましたが、今年に再版した「History of the World」(アークライト)と新作の「300」同人)で一気に突破。ホントは3割越えのはずが、アイテム数を忘れていて、結果的に4割越えを達成しました。

イメージ 14

[記憶に残る対戦(アイテム)]

続いて、今年にプレイした対戦(アイテム)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 戊辰戦争(旧GJ)
 幕末維新ジャンルのラスボス「戊辰戦争」をソロしたところ、茨城会のメンバーから、まさかのオファー有り。こまいふさんとのプレイでは、早々に会津盆地に攻め込んだものの、貯めに貯めた弾薬を惜しげなく消費したガトリングガンの猛射を喰らい、敗退。ならばと、銃の使えない豪雨の切り込みで物量で幕奥軍を圧倒し、勝利できたのが、思い出深いです。

イメージ 1

第2位 うる星やつら-友引町買い食いウォーズ(ツクダ)
 評判が分かれる「うる星やつら-友引町買い食いウォーズ」を、ちはら会の獅子たちの6人プレイで成仏させました。路地に逃げ込み、隙を狙って、飲食店に突入する生徒陣営と数で追いかける教師陣営の攻防は、ヒットエンドランに長けた生徒側の勝利となりました。このために膨大なコンポーネント改造をやった甲斐がありました。

イメージ 2

第3位 ヒトラー暗殺(T誌付録)
 へクスを使ったガチンコの政治闘争アイテムで、今さら、プレイ希望なんてあるかと思いきや、なんと2名が名乗りを上げ、延べ3戦をすることができました。特に連戦したBIBIさんは、政治チットをカード化する徹底ぶり。いずれも、軍諜報部を担当し、敵首領のヒムラーを海外に飛ばした直後に、クーデターを決行し、第三帝国の崩壊を防ぎましたとさ。

イメージ 3

第4位 ノルマンディの切り札(CMJ)
 これまで師団級ノルマンディ戦役でよいゲームに巡り会ったことがなく、あまり期待していなかったのですが、プレイしてみると、これが面白い!カードの巡りとCRTのランダム性がほどよく効いて、なるようでならない、あるいはまさかの展開が秀逸。ちはら会と茨城会で、にしさんと5連戦をしていました。やり込むほど、いろいろな可能性が見えてくる希有なアイテムです。

イメージ 4

第5位 ラウンド・バーニアン(ツクダ)
 ちはら会なら、これに触れねばなるまい!慣性移動に、命中判定、命中箇所判定、被害判定、さらにパイロットのミスまで詳細に設定された、ツクダ製アニメ戦闘級の最終進化形です。ただでさえ、面倒なツクダアイテムでミス判定まで入れて楽しいの?!と思われがちですが・・・「ここで敵に後ろを見せてしまうとは!バーニアの吹かしすぎだぁ!」とか「ああ、絶好の射撃チャンスなのに、レーダーで見落としなんて!」とか、ミス発生で却って大盛り上がりに。3機ずつしか投入していないのに、1ターンに30分以上かかるゲームをプレイできて、幸せです(笑い)。

イメージ 5

第6位 シン・関ヶ原(GJ)
  圧倒的に東軍有利と思われていた「シン・関ヶ原」で、西軍驚愕の秘策が・・・。第1ターンの(味方)増田攻め!確かにこれが決まると、早期に「豊臣秀頼」が炸裂し、一気にバランスは西軍に。はじめは、これに苦しめられましたが、対抗策「約束状」を編みだして、ほぼイーブンにまで回復しました。ゲーム上は有効とは言え、史実的にはどうよ?という一手ですが、それにしても、これを考え出したのが、若手のMCさんというのは、世代交代を感じさせられました。

イメージ 6

第7位 Wizard's Quest(AH)
 古いアイテムですが、オークやドラゴンといったランダム性と領土を勝利条件にしないアイデアが秀逸で、現在でも十分にプレイに耐える「Wizard's Quest」。ここ2年間、ほぼ毎回のようにプレイされ、タクテクス誌に掲載されたマルノン物語の全追加シナリオも制覇しました。最終ターンの順番チットを引くときの緊張は、ゲーマーならやみつきになります。

イメージ 7

番外編 ヒストリー・オブ・ザ・ワールド(アークライト)
 今年の中盤に、日本語新版が発売され、ちはら会・茨城会で繰り返しプレイされました。古代ローマの圧倒的戦力やフン族の大略奪、モンゴルの怒濤の進攻、大英帝国の植民地支配など、みなが知る「史実」が盤上に見事に再現されます。トップは叩かれるなと覚悟したもの「誰かが止めるさ」というマルチ心理が働き、ムガル帝国がまさかの覇権国家になる(!)など、ちょっとしたアルタネイティブさも堪りません。

イメージ 8

 こうして見ると、第1位の「戊辰戦争」(GJ)に、「ヒトラー暗殺」(T誌付録)、「ラウンド・バーニアン」(ツクダ)と、「こだわりのちはら会」らしい精密級3点がランクインしました。また、「うる星やつら-友引町買い食いウォーズ」(ツクダ)、「Wizard's Quest」(AH)「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」(アークライト)とマルチが三つで、人数の少ない零細地方例会としては、大健闘でした。

[心に残るゲーマー交流と歴史探訪]

 今年も、番外編として、楽しかったゲーマーたちとの交流について、ふれます。また、歴史にちなんだ史跡や関連施設の訪問がいつになく充実できたので、こちらも話題に。

<2回のゲムマ> 
 千葉会のyagi会長のお誘いで、2回のゲームマーケットに参加しました。会場では、多くのゲーマーの方々とお会いでき、また、「PANZER WAFFE」(CMJ)や「小牧長久手の戦い」(WGHB)などのお手軽系を購入し、速プレイとなりました。出版予定の新作「菅渡戦役」のテストプレイを行えるなど、充実した一日でした。

イメージ 9
 
<ゲーム猿の集う猿遊会>
 今年も、ゲーマーの祭典「猿遊会」に行ってきました。会場では、オリジナルの「躍進!無敵皇軍」や主催のたかさわさんの引き出物「シュナンドウ・ナノ」を指南いただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。

イメージ 10

<歴史探訪と交流>
 圏央道の利用で、例年になく、茨城会への参加が増えまして。その余勢を駆って、宿泊プランで、周辺の航空記念関係施設や霊峰筑波山への登頂を果たしました。

イメージ 11

 秋の京都出張では、山科会のtakobaさんやぐちーずさんと交流し、ゲームカフェで「Down in Flames」を満喫。夜の交流会と〆のラーメンは、とってもおいしかったです。

イメージ 12

 それがちょうど週末にかかっていたのをこれ幸い、久しぶりに大阪へ。関西在住の知人と、幸村縁の大阪史跡巡りを敢行し、串カツ・粉モン・ホルモンと食い倒れを制覇しました。

イメージ 13
 
 今年も、みなさまのおかげで、心温まる充実したゲームライフを過ごすことができました。また、来年も、辺境戦線ちはら会を、よろしくお願いします。

最後に、アルデンヌ疲れ(?)したところで、この日にオークションで落としてしまった(笑い)「サンダーバード・レスキューゲーム」(タカラトミー)をやってみることに。8歳以上でOKということで、単なる子ども向け、あるいは馬鹿ゲーと思いきや・・・。

イメージ 2

プレイヤーは、国際救助隊の一員となって、世界各地で破壊工作を仕掛けるテロリスト-宿敵フッドの陰謀を阻止します。盤上には、活火山島や高層ビル、宇宙ステーション、海底都市などが点在しており、宿敵フッドがルート沿いに走り回って、災害を発生させます。一周して再びフッドがそこに到達すると、大災害となって国際社会にダメージを与えます。それを阻止するには、指定のサンダーバードメカで現場に到達し、成功dr以下を出さなければなりません。いわゆる協力型のマルチゲームです。

イメージ 3

さくっとルールを読んで始めて見ましたが・・・序盤、なかなか、災害が起こらず、国際救助隊の出撃は、空振りを繰り返します(災害カードに相当の偏り)。いいかげん、疲れたところで、いきなり火山が爆発!、ビル火災、宇宙ステーションの事故と、立て続けに事件が発生します。

イメージ 1

国際救助隊は、1号と2号に乗って火消しに回りますが、到着する前に手が着けられない状態になることが多く、大災害が累積し・・・ついにフッドの目的である三つの大災害に。子ども向けと侮っていたら、いきなり、ソロシステムに負けてしまいました。おいおい、こりゃ、8歳じゃ、かなり無理があるぞ?!

イメージ 4

というわけで、いい歳の大人が、本気で再スタート(笑い)。同じ轍は踏まぬと、主たる対応チームとバックアップチームに分かれ(!)お互いに連携しながら、マシンを乗り換えて災害発生に備えます。

今度は、災害が順番に発生したため、次々と確率の高いマシンを投入し、災害を沈静化していきます。

イメージ 5

これなら行けるかと思った終盤、エネルギーキューブを使い果たしたところで、1/3の成功drに4回連続で失敗!これで大災害が二つとなり、あっという間にピンチに。

イメージ 6

が、ここからがSLGamerの本領発揮でした。冷静に確率を計算し、最後の災害地にメカを先回りさせます。案の定、宿敵フッドが現れ、テロを実行。その瞬間、間髪を入れず、国際救助隊が制圧に成功し、フッドの野望を打ち砕きました。めでたし、めでたし。

イメージ 7

って、こんなB級に、どっぷりはまってしまったじゃないですか!(笑い)このままだと、非常にかっこ悪いので、次回のちはら会で、全員にプレイしてもらいますね~(笑い)。

この日の緒戦は、前回のゲムマで販売された「PANZER WAFFE」(CMJ)のヴァリアントの「Western Front 1944」です。その名の通り、戦場は1944年のアルデンヌとなっており、最強のKONIG TIGERやマーダー、シャーマン各種にパーシングなどになっています。BIBIさんがドイツ軍を、mitsuが連合軍を担当します。

イメージ 1

第一戦は、ドイツ軍の攻勢で幕を開けます。まず、中央のKONIG TIGERが正面にいるイージーエイトを一撃で破壊します。と、そこから次々と長距離砲撃を行い、アメリカ軍司令部に損害を与え続けます。アメリカ軍も必死に増援をつぎ込みますが、その都度、破壊され、打つ手なし。最後も長距離砲撃により、司令部が破壊され、ドイツ軍の勝利に。

イメージ 2

第二戦は、ならば先手でとアメリカ軍が反撃に出ます。傾斜装甲を生かしたシャーマン・ジャンボが中央のKONIG TIGERを牽制している隙に、数で勝るアメリカ軍が左翼を強化し、一気に突進します。KONIG TIGERが防御射撃を行うものの、損害上等でアメリカ軍が零距離砲撃を続け、敵司令部に大ダメージを与えます。このままではジリ貧になると判断したドイツ軍は、三度目の攻撃でシャーマン・ジャンボを撃破すると、KONIG TIGERを敵陣地に突進させましたが・・・一歩、及ばず、アメリカ軍が先にリソースを吹き飛ばし、勝利に。

イメージ 3

ここで、別ゲームに移った後、忘年会組の退出後、再び、BIBIさんと連戦に。

第三戦は、ドイツ軍が先手で左翼のヤクト・パンターが先制パンチを見舞いましたが・・・ここにパーシング!傾斜装甲で88mm砲弾を弾くと、増援で強化し反撃に。結果、ヤクト・パンターが返り討ちに遭います。

イメージ 5

となれば、突進と、この戦車隊が敵陣地に突入します。ドイツ軍は増援をつぎ込み、一時的に敵を後退させますが、単なる時間稼ぎにしかならず。そのまま、アメリカ軍が押し切って勝利しました。

イメージ 4

第四戦は、混戦に。序盤、最強のKONIG TIGERがシャーマン・ジャンボを撃破し、長距離砲撃を行いますが、ギリギリで増援と陣地構築が間に合い、アメリカ軍が戦線を安定されることに成功します。ドイツ軍がカードを引いて流れを変えようとしますが、一歩、先にアメリカ軍がまたも左翼を強化し、突進!そのまま、物量で押し切り、連勝となりました。

イメージ 6

第五戦は、ドイツ軍が先手に。今度はKONIG TIGERが右翼に陣取り、アメリカ軍を攻撃するも被弾経始で凌ぎ、その隙に森林に入り込みます。

イメージ 7

その後、中央も停滞したので、アメリカ軍が左翼で反撃に出ますが、ここで「タイガーショック」!(三両ないと、前進も攻撃もできない)どうにも手がなくなったところで、KONIG TIGERがおもむろに森林を迂回しまして。最後は、いつもの長距離砲撃で片が付きました。

イメージ 8

第六戦は、アメリカ軍のカウンターが炸裂!いつものように中央のKONIG TIGERがパーシングを叩くも、被弾経始で凌ぐと、空軍2枚を投入して、KONIG TIGERを撃破。

イメージ 9

とここまではよかったものの、ならばと右翼のヤクト・パンターが攻勢に出て、イージーエイトを撃破。カードを引き続けるも体制を立て直しことが出来ず、長距離砲撃を喰らって、連敗に。

イメージ 10

第七戦は、ほぼ似たような展開に。左翼に陣取ったKONIG TIGERの攻撃を、サンビットに籠もるイージーエイトが相打ちに持ち込みます。こりゃ、いけると思っていたら、中央のヤクト・パンターが連続攻撃に。配置していた最強のパーシングが討ち取られ、あれよあれよと、長距離砲撃に。ああ、まさかの3連敗に。

イメージ 11

イメージ 12

最終第八戦は、やっぱりドイツ軍の先手でスタート。左翼に陣取ったKONIG TIGERがイージーエイトを撃破すると、一気に勝負を付けるべく、アメリカ軍陣地に突進。と、ここで近接航空支援2枚を受けたシャーマン・ジャンボが反撃!これが見事に決まり、KONIG TIGERを撃破します。

イメージ 13

これで一息着けたアメリカ軍は、ひたすらカード引きで部隊を補充すると、左翼に新小隊を編成し、逆侵攻!そのまま、押し切って、久々にアメリカ軍の勝利になりました。

イメージ 14

途中、別アイテムを挟んだものの、なんと8連戦。一戦あたり、15分ほどで片が付き、しかも結果は、4勝4敗のイーブンとバランスもよし。自分でデッキ構築する楽しさやカード引きの運もあり、極めてリプレイアビリティが高い作品です。もとの「PANZER WAFFE」ともども、ぜひ、やり込んでみたいですね~。

↑このページのトップヘ