歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

師走らしい寒さの戻った土曜日に、今年最後の千葉会に参加してきました。この日は、オークションと忘年会もあることから、多数の方々が集まり。事前の景気付けに、様々なアイテムがプレイされていました。

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こちらは、「天才デザイナー」龍虎さんが持ち込んだ「スタートレック」。極めて精巧なフィギュアが付いていて、いやがおうにも気分を盛り上げます。お相手の軍曹亭さんはdrが酷かったようで、「なんで、クリンゴンは1ばっかなんだよぉ!」と、妙に担当に似合う雄叫びを上げていました(失礼!)。

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ちなみに、この日に自分がプレイしたアイテムです。

テラ・フォーミング・マーズ(アークライト)金星拡張ヴァージョン 〇BIBI・mitsu・kawa
PANZER WAFFE Western Front 1944(CMJ)8戦(!)
 〇ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)●
 ●ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)〇
 ●ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)〇
 ●ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)〇
 〇ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)●
 〇ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)●
 〇ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)●
 ●ドイツ軍(BIBI)対アメリカ軍(mitsu)〇
サンダーバード・レスキューゲーム(タカラトミー)2戦(!)
 ●国際救助隊対宿敵フッド〇
 〇国際救助隊対宿敵フッド●

14時を過ぎると、恒例の千葉会オークションが開始され、余剰となったアイテムを思い思いに出展していました。中には「これは・・・あげます!」ともはや競売ではなく、単なるデッドストックの放出も(笑い)。

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自分も新春ちはら会のお年玉くらいに、軽~く入札していたはずが、おかしなB級に火が付いて、ああ、またも落札してしまい・・・。さらに、「サンダーバード」はこの日のプレイする羽目に(苦笑い)。

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というわけで、次のちはら会では、もれなく「サンダーバード」と「キング・オブ・トーキョ-」がプレイできますよ~。

まもなく年末を迎えますが、来年はどんな1年になるのでしょうか?新春例会のお知らせをします。今回も新春懇親会とカラオケ会を企画しています。

[日時]1月5日(土)9:00-17:00(20:00)
[会場]おゆみ野公民館 2F 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

イメージは、猪突猛進のビッテンフェルト率いる黒色槍騎兵艦隊。

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こちらは、その名の通り、三号突撃砲。

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特別企画その1 ちはら会名物新春お年玉

いつもの「お年玉企画」です。不用になったゲーム関連のアイテム、書籍、ビール、おせち(?)など、一人一点をお持ちください。dr勝負で勝った人から、お年玉として受け取れます。2019年のゲーム運試しは、ここから!

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特別企画その2 新年懇親会&カラオケ会

この日は、新春懇親会&カラオケ会にします。いつもより早く9時スタートにして、17時に切り上げ(希望者には会場は20時まで使えます)。すしめん処大京浜野店にて食事とカラオケの予定です。希望者は、「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします。

例会の最後に、にしさんのリクエストで「ノルマンディの切り札」(CMJ)を対戦しました。

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上陸ターンですが、全てが上陸できたものの、ゴールド、ユタ海岸と空挺降下でdrが酷く、始まる前から3ステップの損害となってしまいます。

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気を取り直して第1ターン、降下偏差した空挺師団を使って、カランタンを包囲するなど、前進を果たしますが、空軍を敵後方の攪乱に使ったため、戦闘までは行かず。

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第2ターン、包囲したバイユーの高射砲連隊を壊滅させると、道路移動を駆使して、一気にサン・ローを占拠します。また、カランタンに包囲攻撃をかけますが、無情にもA1となり、突進はできず。

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第3ターン、またもカランタンを攻めるもD1で陥落せず。精鋭の降下猟兵師団とはいえ、なんて堅いんだ!(drが酷すぎるだけですが)。

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第4ターン、どうにかカランタンを奪取し、シェルブールに別働隊を向かわせたのですが、ここでドイツ軍が反撃!

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カーン前面に集結した5個装甲師団+支援部隊が、薄いイギリス軍の戦線を強襲。こちらのdrは冴えにさえ、1個師団が基幹部隊になるほどの猛攻で、部隊が後退します。と、ドイツ軍は、戦闘後前進で大胆にも海岸堡に迫る突進を見せます。が、敵ながら、こんなに前進して大丈夫かしら?

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第5ターン、先手を取った連合軍は、敵の後方を遮断し、全装甲師団を遊兵化してしまいます。「ええ!補給が通じていましたっけ?!」そう、にし司令官は突入に夢中になるあまり、連合軍の補給遮断をミスしていまして。結果、5個機械化師団が丸々、包囲され、(次々ターンまでかかって)撃滅されます。

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第6ターン、一時的に敵の主力が無力化したので、アメリカ軍が攻勢を強め、シェルブールを陥落させ、クータンスを包囲します。

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第7ターン、連合軍はポケットの掃討とクータンスを攻略し、VPは14点に達します。

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時間がなくなってきた第8ターン、連合軍はカーンの両都市を占拠し、ウィルデューの後方を遮断します。ここで、VPが16点を超えたため、ほぼ連合軍の負けはなくなりましたが、勝利の20点にはあと二つの都市が必要です。

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最終の第9ターン、まずはウィルデューに包囲攻撃をかけ、これを奪取します。ドイツ軍も歩兵部隊を敷き詰めて、時間稼ぎをしますが、高AP カードを投入して回廊を切り開き、1.5:1でピールを強襲します。ここで見事に1/3の確率をこじ開け、20点超!

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が、まだドイツ軍にカード1枚が残っており、装甲師団が駆けつければ、同じく1/3の確率で引き分けに持ち込めましたが・・・このカードが、なんと「混乱」。第1ターンに打った布石が、最後の最後に生きた形になりました。

今回はかなりdrが偏り、苦労しましたが、その分、勝利できて感無量です。

続いて、昼前に到着したkawaさんと「テラ・フォーミング・マーズ」を終えた3人を誘って、「神々の戦い」(エポック)を対戦しました。

このアイテムは一応、F級ですが、妙なところがリアルな異色のマルチゲームです。各プレイヤーは、神々の一柱となって、人間界で信者を増やし、神殿を建設させるなど、影響力を高めます。最後は、配下の副神を集め、アルマゲドン(最終決戦)で勝利して、唯一教となることを目指します。神々の攻撃は、雷、暴風雨、隕石落とし、噴火、洪水などの天変地異を、カードを使って起こします。また、下級の攻撃神やモンスターの攻撃なども有り、ここまではまさしくB級です。

が、自分の宗教を広める手口が、実にリアルでして・・・。まず、配下の英雄(ダビテや神の子!)を中立地帯に派遣し、説法を行って、地元民を改宗させます。次のターンに、別の英雄が「神の軍隊」を率いて進駐し、敵を除去して、統治(占領)を行います。この時、中立民は武装して抵抗するのですが、改宗された民は「同教徒とは戦えない」とこれを静観します。軍事占領を果たしたところで、建築能力のある英雄(アルキメデスとかラムセス二世!)が神殿を作り、副神を祀ります。最後に、殖産を実施し、民を増やします。5以上になった場合は、宗教兵となります。

これを繰り返して、勢力を拡大するのですが、主神の手先となる英雄が実在の人物だったり、その手口が宗教戦争(あるいは植民地侵略)そのもので、まるで歴史RPGをしているような気分です。

今回は、6人がインストによる初プレイになります。まず、スタートの主神は以下の通りです。
 エンジョウ…アフラマーリダ
 BIBI…エボナ
 mitsu…メルキュール
 Tommy…エンリル
 kawa…アルテミス
 にし…ネクベト

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序盤、各陣営は地道に布教・侵略・建築・人口増加を行い、勢力を広げていきます。第3ターンが終わったところで、mitsuが4カ所を統治し、3神を従え、トップ。続いてエンジョウさんが3カ所統治の2神で追いかけ、BIBIさん、Tommyさんが2カ所統治の2神で続きます。kawaさんとにしさんは、どうにも建築に優れた英雄が来ず、統治エリアは広がるものの英雄が来ず(神殿数分、引ける)、伸び悩みます。

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第5ターンになると、ほぼ、中立地帯がなくなり、一触即発の空気が流れます。順調に神殿を建築したエンジョウさんが神殿数6つでトップに立ち、同じく4つのmitsuとBIBIさんが次点に。ただし、BIBIさんは主神のレベルを5まで上げているので、実質的なVPはエンジョウさんとBIBIさんが、8で並んでいます。

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と、第6ターン早々に、英雄チットが枯渇!この瞬間、通常ゲームが終了し、神々が直接、戦うアルマゲドンに突入します。

先手を引いたのは、エンジョウさん。6つの神殿をフル稼働させると、巨大地震、隕石、干ばつなど6枚の攻撃カードにモンスターを放って、BIBIさんを攻めます。これに上位を叩きたい他のプレイヤーが「同調」し、大噴火や大津波など、天変地異を増加させます(どんだけ!)。BIBIさんも必死の抵抗で迎撃し、本国エリアの民と神殿は全滅するものの、神を守り切ります。

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これで優位に立ったエンジョウさんに対し、mitsuが伝染性の「疾病」を起こします。防御のために民を集中していたことが仇になり、各地の民が軒並み、衰退します。疾病は史実通り、思わぬ余波を引き起こし、わずか1VPしかないにしさんのエリアにも拡大し、ヨーロッパを覆い尽くします。ああ、まさにパンデミック!

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民の防御力が落ちた地域に、二巡目のハルマゲドンが起こり(ひどい!)、エンジョウさんとBIBIさんのVPは、ともに7で並びます。最後は、生き残った民の数の比較になりましたが・・・11対12の僅差でエンジョウさんの勝利となりました。

なお、終了時に獲得していた神々は、以下の通りでした。
 エンジョウ…アフラマーリダ、ポセイドン、ミネルヴァ、プラーマ、デメテル、ヘルメス
 BIBI…エボナ、クリシュナ、エレッシュ・ギ・ガル、シヴァ
 mitsu…メルキュール、ハトル、トト、ネルガル
 Tommy…エンリル、タンムーズ、フレイール
 kawa…アルテミス
 にし…ネクベト

 この対戦で、F級のプレイ率が7割を超えました。ジャンル別記事を更新しましたので、ご覧ください。


この日の緒戦は、一番はじめに来場したエンジョウさんと「Down in Flames」(CMJ)ガダルカナル・キャンペーンです。この傑作空戦カードゲームは、バトルロイヤルも楽しいのですが、その真骨頂はキャンペーンにあります。

両陣営は、各任務に先立ち、オプションを選択するのですが、超強力なものからあった方がまし程度のものまで、ヴァリエーションに富んでいます。任務の重要性 と獲得VPの累計、敵の選びうるオプションなどを考慮して、最善と思われる選択していきます。

今回は、日米が死闘を繰り広げたガダルカナル・キャンペーンを行うことに。陣営は、連合軍(mitsu)対日本軍(エンジョウ)です。

第1任務の主導権は、アメリカ軍なので、まず、ガダルカナル島からの輸送船団攻撃を実施します(戦場4)。秘密裏に選んだオプションは、アメリカ軍がボート・コルセアF4Uを投入するNo.5です。対する日本軍は、大空のサムライこと坂井三郎の零戦52型!戦闘機数は2機ずつですが、パイロットの分だけ、日本軍が有利です。

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序盤、まずは護衛機を屠らんと、日本軍の2機がF4Uに襲いかかります。F4Uは果敢にも先制攻撃をかけ、零戦21型に3ヒットを与え、損傷させます。

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が、運動エネルギーを使い果たしたところに、坂井三郎が襲いかかり、防戦一方に。F4Uは一瞬の隙をついて、なんと21型の撃墜します。

が、第2ターン、怒り心頭の零戦52型の攻撃を受け、最後は20mm機関砲の直撃で撃墜となります。

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生き残った酒井機は、編隊を組んで飛行するドーントレスを襲撃します。SBDも機銃で必死の反撃をしますが、零戦の運動性に翻弄され、効果なし。巧みに背後に回り込んだ零に機関砲を浴び、第4ターンに1機が撃墜されます。

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唯一残った、ドーントレスも第6ターンに僚機の後を追い、全滅します。

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アメリカ軍が壊滅したことで、日本軍は船団護衛の16点を手に入れ、さらに撃墜による22点を加え、38点を奪います。一方のアメリカ軍は、零戦1機撃墜の9点止まりで、VPは-29点となります。

第1任務が失敗に終わったので、第2ラウンドはイニシアチブが入れ替わり、日本軍の選択に。選んだ戦場は、ラバウルからのブーゲンビル島空襲です。アメリカ軍のオプションは、またも高速のボート・コルセアF4Uに加え、物資不足(全ての敵機に1ヒット)のNo.2です。一方の日本軍は、零戦2機を追加するNo.5です。

第1ターン、一式陸攻を護衛する零戦がボート・コルセアに襲いかかります。機動性の高い52型がF4Uの背後に回り込みますが、性能限界突破でカードを増やしてこれを乗り切ります。逆にF4Uが、21型に逆襲をかけます。直前のF4Fとのドッグファイトで手札を消耗していた21型は、これをさけられず、撃墜されてしまいます。

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機数が2:1となった日本軍は劣勢となり、第2ターンに52型も撃墜。

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満を持してアメリカ軍のインターセプターが、一式陸攻を襲撃します。耐久力が8あるとは言え、一機ずつ集中攻撃を受けて、ライターのように燃え上がり、第5ターンに全滅します。

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今度は、アメリカ軍が基地防衛で18点を手に入れ、さらに撃墜による34点を加え、いい気に52点を獲得します。前回の点数を加減し、VPはアメリカ軍+23点と逆転します。

日本軍の任務失敗により、またもイニシアチブが転換し、アメリカ軍はガダルカナルからのブーゲンビル島強襲の戦場5を選びます。続いてオプションは、アメリカ軍がF4Fに加え、爆撃力を上昇させるNO.3 です。日本軍は隼2機ですが、敵戦闘機が1ターン不在のNo.6を選びます。

第1ターン、爆装のSDB、F4F、F4Uの3機に対し、3機の日本軍機が襲いかかります。殿のF4Fに対し、集中攻撃をかけますが、ワイルドキャットはこれによく耐え、損傷をしたものの、第1ターンを凌ぎきります。

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第2ターン、さすがにこのF4Fは撃墜され、また、参入したばかりの護衛のF4Fも隼2機に撃墜されます。

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が、ここから、爆装を捨てたF4Uの反撃が開始されます。高速性を生かして零戦21型の側面を取ると、正確な3連射でこれを撃墜します。

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第3ターン、隼2機の挟撃を受けますが、猛烈なスピードと馬力でこれを振りきります。

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時間がなくなってきた日本軍は、標的をSBDに変え、2ヒットを与えます。が、なんと、防御砲火をもろに浴びた隼1機が炎上し、墜落します。

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そこへ死の天使コルセアが舞い降り、背後から隼に機関銃を叩き込み、これも撃墜。

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敵の迎撃機が全滅したところで、SBDが爆撃を敢行し、損傷を与えます。任務を達成したことで、さらにアメリカ軍のVPは上昇し、+32点になります。

任務は成功したものの破壊までには至らなかったので、主導権は再び日本軍に。ここで選んだ戦場は、7の珊瑚海!初の空母戦が発生します。選んだオプションは、アメリカ軍が最大の2機を追加するNo.4で、日本軍も-5VPの減点覚悟で3機(!)を投入するNo.4です。両軍とも戦闘機3機ずつに日本軍の攻撃機3機という、合計9機による大空中戦が発生します。

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第1ターン、日本軍は零戦52型と隼で、宿敵F4Uに攻撃をかけますが、抜群の高速性でこれを躱します。逆にF4F2機が、21型に襲いかかり、集中攻撃でこれを撃墜します。

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両軍とも背後を取って取られての激しいドッグファイトを経て、第3ターン、殊勲のF4Fペアが零戦52型を討ち取ります。おお、まさにサッチ・ウェーブ!




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最後に残った隼も、死の天使F4Uに捕捉され、後を追います。

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護衛機のいなくなった日本軍の攻撃隊に、無傷のアメリカ軍3機が襲いかかり、順に集中攻撃をかけ、これを全滅させました。

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これにより、アメリカ軍が空母護衛の20点と撃墜の35点を加え、のべで87点となりました。日本軍は効果的なオプションをほぼ使い果たし、逆転はまず不可能ということで、アメリカ軍の勝利となりました。

1ヶ月前より最近の方が暖かかった、Dark Decemberではない土曜日に、第167回ちはら会を開催しました。いつもの常連さんたちに、茨城会からにしさんが駆けつけてくださり、今年の最後の例会を締めくくることができました。空戦カードに、由緒正しき作戦級、F級とSF級マルチと、ある意味、ちはら会らしい年の瀬でした。

先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

Down in Flames(CMJ)ガダルカナル・キャンペーン 〇連合軍(mitsu)対日本軍(エンジョウ)●
ノルマンディの切り札(CMJ) 〇連合軍(mitsu)対ドイツ軍(にし)●
神々の戦い(エポック)6人戦
 〇アフラマーリダ(エンジョウ)・エボナ(BIBI)・メルキュール(mitsu)・エンリル(Tommy)・アルテミス(kawa)・ネクベト(にし)
テラフォーミング・マーズ(アークライト)2戦
  〇にし・BIBI・TOMMY
 〇BIBI・TOMMY・エンジョウ・kawa

イメージは、「アクワイア大会」で第3位になった、エンジョウさん。10年以上続いている由緒ある大会で、かつては優勝したこともあるとか。この「アクワイア」に、「タイタンの掟」「関ヶ原」をやらせたら、たぶん、日本有数のプレイヤーでしょう。

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こちらは、ちはら会のヘビロテとなりつつある「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)。決してライト級ではありませんが、今回も3人戦と4人戦と、2回戦が行われていました。

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1回戦は、BIBI・TOMMY・にしの戦いで、最後にカードボーナスで逆転したにしさんがわずか5点差で勝利。

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2回戦は、BIBI・TOMMY・エンジョウ・kawaの戦いで、オーナーのBIBIさんが95点のぶっちぎりで勝利でした。

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今月のソロプレイ第三弾は、B級の真打ち(?)と言ってもいい、「4th Reich」(TASK FORCE GAMES)です。一見、ネオナチを思わせるタイトルながら、その中身は、核戦争後の旧ヨーロッパ大陸で、純粋人類のゲルド国とミュータント軍団のコントローラー国家が、覇権を賭けて戦うという、トンでも設定です。イントロダクションによれば・・・

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「一方は、圧倒的に科学力で優る、ゲルドの純粋人類である。一方は、心理的操作によって下等人類を支配する、準人類のコントローラーに率いられた、数百万人のミュータントである。
 科学技術で優位に立つ純血人類は、多数のミュータントを率いるコントローラーと、死闘を繰り返している。人類かミュータントか、いずれかの軍の勝利が我らが未来を決定するであろう。」

こちらが、マックス・ヘトラー(!)率いる、ゲルド軍。機械化部隊は、第二次攻撃が可能です。

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こちらが、マスター・コントローラー率いる、コントローラー軍。数値は低く、かつミュータント軍は、洗脳支配されているので、下級コントローラーがいないと攻撃もできないのですが、とにかく、数が多いです。

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こちらが地形効果表です。特徴的なものは、進入すると自動的に攻撃を受ける「放射能密林」で、事実上の移動制限地形になっています。

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「ゲームマップは、核による大量殺戮から2000年後の地球の一部を表している。いくつかの地域は、未だに危険な汚染状態にある。全ての大陸は、『業火』によって作り出された放射能密林と荒野によって、他と分断されている。北極圏の部分的な氷の溶解と海面水位の上昇が、多くの地域を海没させる一方、連続した火山活動と地震が、惑星とその地形を壊滅的なまでに変容させた。
 マップには、純粋人類の母国であるゲルドとコントローラーの東方地域を含む、7つの国が描かれている。ゲルド周辺の5つの小国は、コントローラによって支配されている。ゲルドだけがわずかに、ミュータントから解放されている。」

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と、設定は単なる馬鹿ゲーなんですが、システムが異様にまともでして。基本は、生産のあるダブルインパルスで、ゲルド軍の機械化軍団とコントローラー軍のスーパーミュータント軍のみが第二次攻撃ができます。CRTはファイヤーパワーで完全な打撃型。そう、攻撃側には一切の損害が出ないんです(!)。

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ゲルド軍の装甲軍は移動力が高く、ZOC to ZOCの直接移動の緩さも相まって、簡単に浸透できます。さらに戦闘ではdr効果±1が付くすばらしさ!ヘトラーのdr効果±3(!)を加えると、これに耐えられる防御スタックはありません。

コントローラー軍にとって、通常の戦線によるスタック防御は最悪で、簡単に浸透され、包囲殲滅されます。よって、薄い前線でスクリーンを張って後方に主力を待機させ、敵が前面に現れたところで反撃により撃滅する[後手からの一撃]が、基本戦術になります。

はじめはこの感覚がつかめず、コントローラー軍が守り切れずに、ゲルド軍の圧勝。つい、悔しくて3回のソロ演習と作戦研究をしたわけですが(こんなゲームに!笑い)、やっと戦い方が見えて来ました。

まず、セットアップですが、規定通り、ゲルド軍は国内に配置。コントローラー軍は、ダミーと1能力コントローラーを衛星国に配置し、マスター及び2能力コントローラーは全て東方国家(EL)に配置します。

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第1ターン、迅速に衛星国家を制圧したいゲルド軍は、東西で同時攻撃に出ます。主力を投入した西方国家(WL)は第1フェイズで陥落。第2次フェイズに、装甲軍は早くも、Sun Land(イタリア)に突入します。一方、中央地域(ポーランド)は歩兵のみで攻撃し、1都市を陥落させます。

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戦力のほとんどないコントローラー軍は、Varza(ワルシャワ)にいた歩兵と1能力コントローラーを退避させ、生産したばかりの歩兵をMins(ミンスク)とKev(キエフ)周辺で防衛線を引きます。

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第2ターン、怒濤のゲルド軍は、太陽地域の攻略を続けると同時に、高地地域(HL)に侵攻します。が、Bukres(ブカレスト)ではじめて攻撃に失敗します。

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うまくいけば、装甲軍を撃滅できると、コントローラー軍がはじめて反撃を行いますが、装甲効果に阻まれ、惜しくも失敗。

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歩兵を足止めに残し、貴重な1能力コントローラーは、東方地域国内に撤退します。

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第3ターンに、Bukresと南方地域(South Land)も制圧し、早くも東方地域以外の全てを占領します。

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第4ターン、季節は秋。西方と南方を攻略した主力が揃いきっていませんでしたが、敵の増強を待ちたくないゲルド軍は、半年早い「バルバロッサ作戦」を発動します。電撃的にKarglat(カルーガ)、Bres(ブレスト)、Kev(キエフ)、Odes(オデッサ)を攻略し、敵に損害を与えた後、歩兵を前線に残し、主力を引き下げます。

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これに対し、(赤軍じゃなくて)コントローラー軍は無尽蔵と言える部隊を集中し、全ての都市を奪還。歩兵2個軍を撃破します。第二次移動でふたたび、「赤い絨毯」を引き直し、縦深防御に。

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第5ターン、予想以上に機能的なコントローラー軍に対し、ゲルド軍は総花的な消耗攻撃を行い、スーパーミュータント軍を含む6ユニットを除去します。が、コントローラー軍の補充能力は、これを1ターンで補充してしまいます。

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運命の第6ターン、打撃戦の後、ゲルド軍は中央地域(ポーランド)でハリネズミの陣を引きます。ヘトラー率いる3ユニットがVarza(ワルシャワ)に籠城します。ここで、敵の下級コントローラーとスーパーミュータント軍を引きつけ、攻略に手間取る隙に、次ターンに機械化部隊で反撃をかける作戦です。

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罠とわかっていましたが、ヘトラーを捕らえることができるかもしれないと、コントローラー軍は賭けに載ります。スーパーミュータント軍を集中し、2能力コントローラーを投入。その結果は・・・わずか1/6の賭に勝ち、敵を全滅させ、Varzaを占領!そして、ヘトラー戦死!

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さらにコントローラー軍は、怒濤のごとき進軍により、中央地域と旧ルーマニアを席巻!装甲軍2個、機械化歩兵3個軍、歩兵1個軍の致命的な損害を、ゲルド軍に与えます。

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第7ターン、ゲルド軍は反撃のための予備兵力を戦線維持に投入せざるをえなくなり、もはや打撃戦もできず。

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第8ターンに、早くもゲルド国内に進入したコントローラー軍は、数の暴力で前線を粉砕すると、再建されたばかりの敵に装甲軍を撃破。

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第9ターンに、わずか3ユニットまでに撃ち減らされたゲルド軍は、最後の抵抗のため、太陽地域(イタリア)に逃げ込みましたが・・・脚力のあるスーパーミュータント軍に捕捉され、全滅。

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最後の生産で、敵をFlorenに包囲する意地を見せたものの、衆寡敵せず、ゲルド軍は崩壊。第11ターンに、Rom(ローマ)が陥落。ここに純粋人類の国家は滅亡し、ミュータントによる洗脳国家によって、統一されました。

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う~ん、まさかのゲルド軍の惨敗でした。第6ターンのヘトラー戦死がなければ、もう少し戦えたのでしょうが、根本の敗因は早すぎたバルバロッサだったかも。十分な兵力の集結を待って、第一撃でかなりの損害を与えないと、厳しいかも知れません。当然、ゲルド軍も反撃で半壊するでしょうが、機動に適した時期と生産ターンをうまく見定めて、侵攻すれば、手はあるかも。

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また、コントローラー軍も、数の暴力による攻撃(第1フェイズ)と縦深防御(第2フェイズ)が機能することがわかったので、よかったです。

いやー、こんなB級アイテムにどっぷり、のめり込んでしまいました(笑い)。そもそも、このアイテムは自分が購入したわけではなく・・・3年前の千葉会のオークションで、全く入札がなかった時に、yagi会長が一言。

「これは、B級だから、ちはら会にあげる!」

誰も期待していなかったオークション崩れのB級アイテムですが、全くテストをしていないツ○ダの粗製濫造より、はるかにまともでした。独ソ戦のオマージュといえる「4th Reich」で、誰の挑戦でも受けるぞ!!(絶対、いないとおもうけど、笑い)

なお、このソロプレイでB級アイテムのプレイ率が6割を越えました。更新記事をご覧ください。

今月のソロプレイ第二弾は、ガミラス軍による地球侵攻を描いた戦略級シミュレーション「2192 Invasion:Earth」(同人)です。yukikazeや村雨型の駆逐艦を中心とする地球防衛軍と、ガミラス艦や遊星爆弾を使用するガミラス軍が、太陽系を舞台に戦闘を繰り広げます。そのコンポーネントは、CMJ誌の編集長が関連するだけあって、同人誌離れした品質です。

ルール的には、両軍の生産と移動、戦闘、占領による得点とシンプルです。これに劇中で焦点となった遊星爆弾や前進基地がルール化されており、どっぷりと宇宙戦艦ヤマトの世界に浸れます。毎ターンの惑星支配を累積し、最終的にはPOCが多い側が勝利します。

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第1ターン、冥王星の基地化を終えたガミラス軍は、総統に直訴をし、重巡/軽巡の各1隻を獲得。空母を含む3隻の建造艦とともに、地球への直接侵攻を行います。これに対し、地球軍は火星駐留部隊を除く全艦艇で迎撃に出ます。

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まず、ガミラス軍空母が先制攻撃を行い、地球軍の駆逐艦を次々と沈めます。その後、両軍はビーム砲攻撃とミサイル攻撃を行いますが、防御力と火力で勝るガミラス軍が、地球軍を圧倒。残り3隻の損傷艦となったところで、地球軍が涙をのんで撤退します。

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これにより、POCはガミラス軍に5点と大きく傾きます。

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第2ターン、敵の防衛戦力が消耗したことを確認したガミラス軍は、戦略を変更します。地道な前進基地の進行と遊星爆弾による地球生産力の破壊です。木星までを押さえたガミラス軍は、二発の遊星爆弾を地球に発射し、うち1発が命中となります。

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第3ターン、なおも前進基地を進行させるガミラス軍は、重巡1+駆逐艦2の先駆隊を火星に送り込みます。これに対し、地球軍は再建途中の全艦隊を投入し、迎撃します。戦力的にはやや地球軍が上で、数を生かした攻撃により、初めて勝利を収めます。これで技術レベルは3に上昇します。

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第4ターン、痛手を負ったガミラス軍は、安易な侵攻を控え、ここで再び、遊星爆弾戦略に切り替えます。地球軍も必死に迎撃しますが、3ターンに渉って降り注ぐ遊星爆弾の嵐に、ついに地球の生産力は1になってしまいます。

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第7ターン、このままではジリ貧になると覚悟した地球軍は、最後の遊星爆弾を無視して、8隻まで回復した主力を、敵の前進基地のある木星に向けます。迎え撃つは、シュルツ率いる4隻のガミラス軍。火力的には地球軍がやや有利程度でしたが、ここで地球軍のビーム砲攻撃が冴え渡ります。3ラウンドの猛烈な射撃戦の末、ついにガミラス軍と前進基地を全滅させます。

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基地の陥落を知った総統は、激怒!なんと11POCを取り上げてしまいます。これにより、累積POCは、地球軍の振り切りに!

もはや、逆転は厳しいガミラス軍でしたが、せめて一矢報いんと、主力を地球圏に向けます。ところが、地球軍はここで、敵の分岐隊のいる土星をゲリラ攻撃。同時に火星も確保したため、POCの減少は-3のみ。結果、累積POC4点で、地球軍の勝利となりました。

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ガミラス軍は、遊星爆弾で地道に生産力を削り、あとは消耗戦を仕掛けるだけと、ほぼ順調な展開でしたが、地球軍による乾坤一擲の反撃で11POC(!)を取られたのが響きました。あれが平均値だったら、最後はPOCは0(引き分け)だったわけで、そういった意味ではバランスもとれているかと思います。今度はぜひ、対戦したいものです。

今月のソロ第一弾は、「ウォーゲームハンドブック2017」から「小牧・長久手の戦い」(CMJ)です。今年はほとんどソロAARを発表してこなかったので、年末に駆け込みを狙っています。このアイテムは、いわゆる作戦級の小牧戦役で、チットドリブンを採用しています。変わっているのは、チットは任意の1ユニットのみが移動を行うというもので、全てのチット引きが終了すると、戦闘になるシステムです。

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両軍ともユニット数は10程度しかないのですが、チットドリブンによって、思わぬ浸透や猛烈な反撃が可能になります。この時代らしく(砦・城内以外は)強ZOCであり、敵より大きな戦力の側は離脱ができます。

そのターンに一番はじめのチットを引いた陣営が、戦闘の主導権(組み合わせと戦闘順の決定)を取れます。戦闘は、お互いにdrし、総戦闘力を差し引きして、ヒットポイントを決めます。1ヒットにつき1へクス後退か、1ステップロスを選択します。後退は最大2へクスなので、3ヒットを与えれば、確実に1ステップロスを与えらえ、4ヒットならば全滅します。戦力差がなければ、お互いに1/12で全滅させられる可能性が有り、包囲していると10/36となります。戦闘はよい意味で振れが大きく、完全優位な戦闘でまさかの番狂わせや一か八かの特攻が成り立ちます。

地形効果は河川が-1。城・砦は+2であり、城・砦のみスタックが許されるので、2ユニット以上がいると、まず、落ちません。ZOC の無効化と相まって、城・砦効果が絶妙で、濃尾平野を舞台に、激しい機動戦と攻城戦が起こります。セットアップは指定です。敵よりも多くの城・砦を取ることが義務づけられている羽柴軍が、攻勢側となります。徳川・織田連合軍は、それを阻止するか、秀吉を討ち取れば勝利です。

第1ターン、その後の展開を大きく左右する第一手は、徳川・織田連合軍。徳川勢は、すぐさま、敵の進攻路に当たる上条へ酒井忠次を派遣します。主導権は、徳川・織田連合軍にあるため、砦にいる先手が非戦闘を宣言すれば、このターンの攻城戦は起こらず、1ターンの時間稼ぎができます。羽柴軍はやむなく3戦力部隊で上条を包囲すると、犬山に秀吉主力を増援で送り込みます。

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第2ターン、今度は羽柴軍が主導権を取り、上条を巡る戦いが勃発します。両軍ともこの地域に増援をつぎ込み、二つの戦闘が起こります。

まず、本命の上条攻めですが、羽柴軍が3個部隊を投入したことにより、+1となります。結果、羽柴軍が強襲で押し切り、酒井隊に2ヒットを与えます。退却できれば生き伸びられたのですが、退路を遮断されていたため、城を枕に酒井忠次が討ち死にします。一方、-1の犠牲攻撃となった池田隊対井伊・徳川隊の戦闘は、家康の巧みな戦術により池田勢が全滅となります。

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第3ターン、この河川地帯を巡り、両軍は更なる増援をつぎ込み、4カ所で包囲し包囲される大乱戦となります。その結果、地の利を得ている徳川勢が劣勢を物ともせず、量の羽柴勢を押し返します。マイナス戦力にもかかわらず、関白秀次を討ち取り、堀直政を消耗させ、森可成を後退させます。が、強引な城攻めをせざるを得なかった家康勢が、大打撃を受けて討ち死にしてしまいます。

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第4ターン、両軍ともかなりの消耗をしましたが、羽柴軍は数の優位を生かして、岩崎方面に向けて攻勢を続けます。羽柴軍は消耗した堀直政が壊滅し、徳川・織田連合軍は丹羽氏次が猛烈な正面攻撃で全滅します。


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最終の第5ターン、砦・城が同数のため、このままでは敗北となる羽柴軍は、トリッキーな機動で敵を翻弄し、チャンスをうかがいます。その本命は、守備隊が激減している小牧城!大胆な機動で敵の背後に回り込んだ秀吉本隊が、前後から小牧城を包囲し、+1の強襲を掛けます。勝率は4割程度でしたが・・・見事に成功!濃尾平野の要衝-小牧城に千成瓢箪の馬印が翻り、羽柴軍の勝利となりました。

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このプレイタイムは、わずか30分ほど。極めてシンプルなルールながら、史実通りの激しい機動戦が再現できる逸品でしょう。今度は、ぜひ、対戦したいものです。

後半に会場を歩いていると、ソフィア会主催のHAさんが、さいたまオフラインのブースにいまして(ややこしい?)。SLGamer最新刊の「Samurai of the Sky」(SLGamer)をインストしていただくことに。

このアイテムは、空戦ゲームで主流のプロットをなくし、かわりに機動カードを使ってリプレイアビリティを高めています。また、機種も大戦初期の戦闘機のみで、ドッグファイトだけに絞った潔さです。よって、ルールブックは5ページ(しかも図表類なし!)と空戦フライトシミュレーター系としては、格段にシンプルです。

三次元機動を非常に苦手とする自分ですが、カードによるプロットなら「Down in Flames」と一緒だし、これなら行けるかも、大いに期待しましたが・・・。

今回の対戦は、インストとして、零戦21型とワイルドキャットの一騎打ちです。mitsuが零戦21型を、HAさんがF4Fを受け持ちます。

序盤、F4Fは得意の高速性を生かすべく、接近しながら上昇を続けます。高度が非常に大事ということくらいは知っているmitsuも、零戦を上昇させます。

ともに高高度に到達したところで、両機がはじめての接近をします。速度で負けても旋回性能なら零の方が上(のハズ)と、巴戦を仕掛けましたが・・・ああ、drが6ばかりで全然、曲がれないじゃないですか!練度が低くて直進しかできない零を、F4Fが急襲します。この時は、射撃drに助けられ、損害なし。

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こりゃ、危ないと、零戦は一旦、高度を下げ、速度を増して距離をおこうとしましたが・・・あれほど大切とわかっていたはずの高度を捨てたことで、プロットが先に。この隙をベテランHAさんが見逃すはずもなく、エンジン全開で急降下に移ったF4Fが、零戦を背後から襲います。今度は、射撃drも冴え命中!しかも5/6の確率で撃破に。が、ここはまたも6を出したmitsuのdrによって、損傷に止まります。

零戦は一矢報いんと、急上昇でバーティカルロールを試みますが、これも失敗し、明後日の方向へ。どれだけ、6を出したことか!ああ、私はいったい、どこを飛んでいる?!(しくしく)

もっともこれが幸い(?)したのか、両機ともその後は接触なく、連合軍優勢でゲーム終了となりました。う~ん、ゲーム慣れや勘所の差は仕方ないにしても、機動drが酷すぎて・・・こんな簡易プロットでも、行きたいところに行けないとは!!やっぱり、自分には、軌道計算が必要な空戦ゲームは無理なのかしら・・・(泣き)。

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