歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2012年01月

今年は千葉でも氷点下の日が続きますが、寒さにまけじと、2月のちはら会を開催予定です。
 
[日時] 2012年2月12日(日) 10:00~20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 1F 集会室 駐車場あり
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
JR浜野駅東口発(小湊鐵道バス)喜多・和楽の郷・ロングウッドステーション行 古市場大下車 徒歩850m
(土日は1時間に一本程度しかないので、バス輸送のみなさんはご注意を)
[自動車化輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(戦友たちへのリンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。これ以外は、申し訳ありませんが、各自での来場をお願いします。
[参加費]
300円
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識
 
イメージは、生まれて初めて、動員で行ってきた富山。佐々成政が立てこもった富山城です(天守閣は模擬)。いやー、飛行機が着陸できないくらいの大雪でした。
 
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こちらはホテルの裏にあった本願寺富山別院。越中の一向宗の総本山でだったわけで・・・「戦国大名」でdr6+2で、白い巨塔が建った悪夢が思い出されます。
 
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最終日にやっと晴れ間がのぞいたら・・・ああ、あまりにも美しい立山連峰!山男には、あこがれの景色が広がっていました。人を寄せ付けない厳寒の山々は、なん神々しいんでしょう!
 
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3日間、ほとんど缶詰だったので、この風景と富山ブラックラーメン(太麺の超濃厚醤油スープ)がたまらない喜びでした。
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対戦相手を捜していたところ、作戦級の鬼-Das Reichさんから「バルジでも行きませんか?」とお誘いがありまして・・・。う~ん、バルジはOKなんですが、へろへろの仕事疲れに、Das Reichさんと闘うのは無謀!が、昼過ぎに、再び、お誘いいただいたので、ちはら会としては受けるしかない(ウソ!)と、今年初めてのSLG対戦をしました。
 
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陣営は、前々回にコテンパにやられた連合軍をmitsuが、凶悪極まる(?)ドイツ軍をDas Reichさんが担当します。
 
まず、セットアップですが、連合軍はベストセットアップの変形で、第2歩兵師団をフルスタックにし、クレルヴォ前面を突破防止の1ヘクスずれで配置します。これに対して、ドイツ軍は第5装甲軍の2個装甲師団を中央に、1個装甲師団を南部に差し向けます。
 
第1ターン、ドイツ軍の先制攻撃は、快調に始まります。まず、第2歩兵師団への1:1攻撃で、D2!その後、ExやAoptが多かったものの、確実に連合軍に損害を与えていきます。
 
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おかげで、ユニット移動が厳しくなりましたが、連合軍は北部ではなんとかスタック防御を守り、南部は生き残りで連続戦線を引いて、足止めをします。
 
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第2ターン、北部では打って変わってdrが厳しくなり、ContとA2で、一時的に膠着となります。が、中央部では、増援を含む3個機械化師団が戦線をこじ開け、中央突破に成功します。
 
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連合軍は、増援を注ぎ込んで、北部に半円形陣地を引き、南部は空挺師団到着までの時間稼ぎに入ります。
 
第3ターン、最北のエンショウで4:1攻撃を行いましたが、無用な力押しは不利と判断したドイツ軍は、サンビットを包囲下にして、第5装甲軍と増援の装甲部隊が、スコルッツーニの先導で中央部に大きく突出します。
 
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これに対し、連合軍は空挺師団を含む増援を投入して、延翼運動に対抗しますが、北から中央部にかけて、かなり戦線の密度が低下します。
 
南部では、空挺師団がバストーニュに突入し、要塞化に成功しましたが、機動予備に回したい機甲グループは、スコルッツーニの妨害に懲りて、歩兵とともにヌシャトー・ドームに引き下がります(後ろに下がりすぎたことで、後の北部の危機に間に合わない状況になったのですが、この時は気づきませんでした)。
 
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第4ターン、薄く伸びた連合軍の戦線を、ドイツ軍の集中攻撃が襲います。エンショウを抜けた2個装甲師団が、北部のルートを抑えていた歩兵を撃破し、オイペンを奪取します。また、北方の中央付近で、第5装甲軍が小突破に成功し、2個連隊を包囲し、トロワポンの背後に回り込みます。
 
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増援が来ない連合軍は、なけなしの兵力を両端に投入して、形ばかりの戦線を引きますが、次ターンの突破は、ほぼ確実になります。投入すべき機動予備は、南部に下がったことが災いして、間に合わず。やむなく、中央部のルートを遮断している第5装甲軍の別働隊(消耗した1個装甲擲弾兵)を包囲殲滅するに留まります。
 
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第5ターン、破断点を迎えた連合軍の北部戦線を、装甲師団が蹂躙し、ついにスパとヴィルビレが陥落します。
が、これにより、イギリス軍の投入が決定し、駆けつけたアメリカ軍の機動予備グループととともに、北部で反撃を行います。
 
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また、中央部では、マルシェに居座るFB旅団に対し、イギリス軍とアメリカ軍のCCが緩包囲を行います。
 
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第6-7ターン、北部及び中央部で、両軍が激しい消耗戦に突入します。ドイツ軍が装甲師団を集中して、リエージュに圧力をかければ、連合軍が側面から反撃を行い、一進一退の攻防となります。
 
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正面からの強襲と小突破・小包囲があちこちで繰り返され、両軍の損失は鰻登りになります。
 
唯一の大きなVPの変動は、連合軍のマルシェの奪還で、それ以外は損害(特にドイツの装甲部隊)ばかりが累積します。
 
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第8ターン、連合軍に待望の空軍支援が飛来します。すかさず、交通妨害がはじまり、ドイツ軍は追加移動力に苦労します。Das Reichさんは、不屈の精神でもって、攻勢を続行しますが、さすがに兵力の集中は厳しく、動きは緩慢になります。
 
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が、連合軍もかなりの兵力を消耗しており、一時的に戦線を縮小して、限定反撃で敵の損耗をはかりましたが・・・。
 
ターン終了時に、VPを確認したところ、ドイツ軍が35点に届かないことが判明!前ターンにマルシェを奪還したことと、空軍の空中補給でサンビットとバストーニュが確保されたことで、ギリギリ、最低ラインを下回ったため、連合軍の勝利となりました。死力を尽くして、頭はヘロヘロで、お互いに見落としていましたね~。
 
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連合軍は、機動グループを1ターン、遊兵化したり、2ユニットほど、不注意で包囲されるなど、細かいミスはありましたが、機動反撃と執拗な反撃で、どうにか負けずに済みました。だいたい、40ユニット近くを除去されていたわけで、勝利とは素直に言えませんです。ドイツ軍の損失も35VPを超える、恐ろしいまでの消耗戦でした。
 
ともあれ、無様な負けをしなくて、よかったです。このまま、バルジをしなければ、「Das Reichさんに勝った漢」でいられるかしら!(笑い)2012年の初頭を飾る濃密な対戦を、どうもありがとうございました。

寒さもひとしおの日曜日に、松戸の新春千葉会に行ってきました。積み重なる業務の疲労で、朝起きできず、着いたのは昼前。すると、さっそく、yagiさんが声をかけてくれまして。「これ、抜群に面白いよ~ん」と言って広げたのが、「傭兵隊長」(アークライト)です。ちなみに持ち込みは、「Moritaゲームに外れなし」といわれたMoritaさん。遠く北陸の地から、久々の参戦です。
 
中世イタリアをめぐる領土争いで、プレイヤーは1-10までの戦闘力を持つ傭兵カードのビッティングで、係争地を奪い合います。自分の領地が3つ繋がるか、合計5つの領地を獲得すれば、勝利となります。
 
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これに、戦闘力を倍加できる「鼓笛隊」や戦闘力を全て1にする「冬」、最強のカードを取り除ける「教皇」などを駆使して、丁々発止の駆け引きを行います。
 
早速、インストを受けて、プレイしましたが・・・これが、よくできていまして。とりあえず、足場をつくろうとカードを投入していくと、ムキになって抜けなくなって、気がつけば、後先を考えずにガチンコ勝負。勝てばまだいいですが、負けると、ほとんどの手札を失い、しばらくゲームに関与できなくなります。
 
展開を見越して、カードを温存するか、最後まで行くか、これまた、決断(と予測)を迫られるわけです、DOMINIONが多人数ソロプレイの極なら、こちらはブラフと駆け引きの極ですね~。途中から、誰も引けなくなって、夢中になるあたりは、なにやらPitを彷彿とさせます。
 
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結果は・・・冷静沈着なDas Reichさんが一勝で、まさかのyagiさんが勢いに任せて二勝していました。読みと賭が物を言うので、これが決まった時のyagiさんは、強いっす。SLG以外では、Small Worldの次に、買いたいゲームですね~。
 
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年も改まり、今月のソロプレイの復活です。第一弾は、GJ誌最新作の「ワーテルローの落日」です。年末の「Race to Tokyo」(CMJ)に引き続き、新作をプレイするのは、時局に流されない(時局がわからない?)ちはら会では、珍しいですね~。
 
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表題の「ワーテルローの落日」(GJ)ですが、先ほど再版がなった「アウステリッツの太陽」(GJ)の続編にあたるそうです。アウステリッツは、NAWにチットシステムを導入した会戦級で、初版発売当初はランダム性の高さが評価されて、かなりの人気でした。
 
ワーテルローでは、基本システムは同じですが、戦術的なルールが変更・追加されています。もっとも大きく変わったのが騎兵で、通常状態の歩兵への攻撃は効果を薄いものの、混乱した敵や砲兵にはランダムチットによる破壊的な突撃をかけられるようになりました。砲兵が強力になり、drによってはかなりの確率で混乱状態にできます。また、指揮官は前作と同様ですが、戦闘ボーナスは攻撃時のみになので、必然的に積極的な攻撃と反撃が誘導されます。
 
勝利条件は、フランス軍が北端の指定ヘクスからの突破するか、連合軍が中央のフランス軍地域の1級道路上に進入すれば、サドンデス。それ以外は、5つの重要拠点のVP累計で決まります。
 
何回か、ソロ演習をやってみましたが・・・どうにも、フランス軍の兵力が足らん。攻略すべき重要拠点は、ウーグモン、ラ・エイ・サント、パペロットと三箇所ですが、これが左右中央に分散していて、いずれか2箇所にはそれなりの兵力(軍団)を回せても、1箇所は手薄に。例え、2箇所に絞っても、drとチット引きによっては、攻略できるとは限らず、厳しい戦いが予想されます(2箇所以上、攻略できないと、毎ターン、戦意が悪化します)。
 
唯一、投入できる予備に第Ⅳ軍団があるのですが、4ターンからプロセイン軍が登場することを考えると、こちらに回さざるを得ず。となると、2箇所の重要拠点を先に攻略して、最後の切り札-親衛隊で3箇所目を取りに行くというのが、もっとも常識的な作戦になりそうです。
 
今回は、この作戦に沿って、ソロプレイをしてみました。
 
まず、第0ターン、唯一、行動できる第Ⅱ軍団を前進させ、次ターンのウーグモン強襲の準備をします。連合軍は、第1師団を前進させ、ウーグモンの側面援助に。
 
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前座が終わり、いよいよ、ゲームスタート。第1ターンの命令チットは、以下の通りです。
フランス軍:第Ⅰ軍団×2、第Ⅱ軍団×2、Cav
連合軍:第1軍団×2、第2軍団(2)、Res軍団(2)、Wellington
 
フランス軍としては、敵の準備がととなわないうちに、電撃的に3箇所に攻撃をかけたかったのですが、いきなり、連合軍チットのラッシュが続きます。第1軍団-Res軍団-第2軍団と連続し、重要拠点付近はがっちり固められます。フランス軍の第Ⅰ軍団を挟んで、またもや連合軍(第1軍団)。最左翼の第3師団は、早くも迂回包囲の準備に入ります。
 
ここで、やっとフランス軍の攻撃準備が整います(遅すぎ!)。まず、ウーグンモンを攻める第Ⅱ軍団ですが、敵の前衛がDmを耐えて、膠着。2回目も、同様に強襲しますが、包囲した前衛のD1を与えるのがやっとで、効果なし。
 
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唯一の成果は、第1次攻撃でDDRとなっていた第3ネーデルランド旅団に対し、騎兵の突撃が成功して、一発除去したことでしょうか。
 
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続いて、第Ⅰ軍団が敵の待ち構えるラ・エイ・サントとパペロットに肉薄しますが、すでにユニットの入れ替えが済んでいて、守りは鉄壁。パペロットにB1(相討ち)を与えるのが、やっとです。
 
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第1ターンが終わって、重要拠点を1箇所しか保持していないので、戦意はさらに+2の低下です。
 
続く、第2ターンの命令チットは、以下の通りです。
フランス軍:第Ⅰ軍団×2、第Ⅱ軍団×2、第Ⅳ軍団
連合軍:第1軍団(2)、第2軍団(2)、Res軍団(2)、Cav④、Wellington
 
ここでも先に動いたのは、連合軍でした。フランス軍の圧力を見極めると、中央にResのブラウンシュバイク兵を回し、いつでも対応できるようにします。
 
と、ここで、フランス軍の第Ⅰ軍団チット。まず、側面を守る4戦力歩兵に、12火力の砲撃を見舞い、見事にDDに。そこへ、騎兵が突入し、またもDDRの大戦果を上げ、敵歩兵を敗走させます(1損害)。主力はそのままの勢いでラ・エイ・サントを強襲しますが、オレンジ公指揮下の歩兵がDmに耐えて、効果なし。
 
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次の第Ⅰ軍団チットでも、側面の混乱部隊に騎兵突撃と歩兵攻撃をしかけ、ラ・エイ・サントを包囲することに成功します。が、肝心のラ・エイ・サント攻撃がAmとなり、1個旅団が混乱した上に、タイミングよく、連合軍第2軍団の反撃が成功し、歩兵を押し返します。この結果、騎兵のみが敵中に孤立する形に。
 
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また、Neyを投入したパペロットの3:1攻撃も、まさかのAmとなり、拠点落ちず(drが悪すぎ!).
 
一方の左翼のウーグンモンでも、近衛兵とイギリス軍第1師団が粘りに粘り、城館に1個旅団が取り付くのがやっとです。
 
このターンも、重要拠点を取れずに、戦意はすでに累計で6まで低下。
 
第3ターン、やっと、親衛隊が投入できるようになり、選択したチットは以下の通りです。
フランス軍:第Ⅰ軍団×2、第Ⅱ軍団×1、第Ⅳ軍団、親衛隊(すでにチットは1枚減少)
連合軍:第1軍団(2)、第2軍団(2)、Res軍団(2)、Cav④、Wellington
 
チット選択枚数で五分になった連合軍は、先手を取って、中央部で反撃に出ます。まず、Res軍団チットで、右翼から第3師団とブラウンシュバイク兵が襲いかかります。混乱しながらも、フランス軍は必死に耐えますが、続いてWellingtonチットで活性化した本国兵の前に1個旅団が壊滅。
 
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フランス軍は、遅まきながら、やっと来た第Ⅰ軍団チットを使い、全力で反撃に。またも13火力を集中した砲撃で、ラ・エイ・サントを混乱状態にします。次に中央から引き抜いた歩兵と孤立した騎兵で、乾坤一擲の強襲と突撃をかけましたが・・・これが悉く失敗!騎兵はまさかのADRで全滅してしまい、歩兵もMC失敗のとばっちりをくらって、大混乱状態に!
 
ここで、悪夢の連合軍チット!最高のタイミングで活性化した第2軍団は、中央の第Ⅰ軍団に向かって、突進!逃げ遅れた砲兵をなぎ倒し、戦闘後前進で混乱した歩兵を包囲し、殲滅します。さらに、連続チットで第2師団を活性化した連合軍は、ラ・エイ・サントからも打って出て、2個旅団を殲滅!
 
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フランス親衛隊がからくも駆けつけ、全滅は免れましたが、第Ⅰ軍団は攻勢能力を失います。
 
このままでは、崩壊は時間の問題と覚悟したフランス軍は、ウーグモンで1:2の強襲に出ますが、これもADRで敗走します(それにしても、drが悪すぎる!)。
 
7個旅団の損害と拠点未奪取の戦意低下で、選択可能チット数はわずかに2へ。なりふり構わぬフランス軍は、第4ターン、Napoleonチットまで投入しますが・・・。
フランス軍:第Ⅱ軍団×1、親衛隊、Napoleon
連合軍:第2軍団(2)、Res軍団(2)、Cav④、Prussia、Wellington、Blucher
 
兵力でもイニシアチブでも優位に立った連合軍は、プロイセン軍を投入して、一気に片を付けようとします。初手のBlucherチットを使い、警戒線を引く騎兵に対し、攻撃をかけましたが・・・親衛騎兵が反撃突撃に出て、DD2の大戦果!これで、Blucher は混乱した戦場に取り残されます。
 
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そこに、強行軍で駆けつけた第Ⅳ軍団が突入し、見事、Blucher を討ち取ってしまいます。この日、唯一のめぼしい成果に意気上がるフランス軍。中央に辿り着いた老・壮年親衛隊が攻撃の準備をはじめましたが・・・。
 
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連合軍の方が一歩早く、機動!Wellingtonチットで活性化した重装騎兵が、Uxbridgeを先頭に突進し、第Ⅰ軍団兵をなぎ倒します。さらに、第2師団が砲兵を蹂躙し、フランス軍戦意は、崩壊寸前に。
 
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と、ここで、右翼に残っていたNey率いる歩兵旅団(損耗)に対し、Res軍団の第3師団が4:1攻撃!これが見事に決まって、旅団壊滅!その混乱の中で、勇者の中の勇者-Neyが絶命し、+5ポイントを献上で、ついにフランス軍の戦意が崩壊しました。
 
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ああ、親衛隊を投入する前に、終了・・・drがツイていないと、こんなこともあり得ますが、基本的なイニシアチブはフランス軍が握っているので、戦術的には十分に楽しめます。史実で敗北しているフランス軍にはかなり厳しそうなバランスですが、砲撃と騎兵チャージが決まると、あっという間に戦線が崩壊するので、もしかしたら、という気にさせれくれるんですよね~。
 
滅びの美学がお好きなみなさん、「赤い夕陽のナポレオン」(CMJ)とともに、落日のボナパルトをともに味わってみませんか?ちはら会では、いつでも挑戦をお待ちしています

11年最後のプレイが、「文禄朝鮮の役」(GJ)です。ここ、数日、「嶋左近」(学研M文庫)を読んでいて、にわかに戦国熱が高まっていまして。本来なら、関ヶ原テーマが一番ですが、すぐにできそうなアイテムがないので、直前の朝鮮侵攻ものにしました。
 
二人とも、久しぶりなので、ルール確認をしながら、対戦です。
 
第1回戦は、mitsuが日本軍で、sawadaさんが朝鮮・明軍を担当します。序盤こそ、動きの鈍かった日本軍でしたが、第3ターンからイニシアチブ値が急上昇。あれよ、あれよと、先発の小西隊と加藤隊が、突出します。
 
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後方遮断の義兵蜂起もなかったので、そのまま、平安道と威鏡道に突き進みます。朝鮮側は、ここ一番で撤退が遅れ、第8ターン、ついに国王一派が捕捉されます。小西隊の奮闘は凄まじく、援軍の明軍を一蹴し、国王を捕虜に。ここで、VPが9となり、日本軍のサドンデス勝利になりました。
 
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このままでは、終われないsawadaさんの要請を受けて、同じ陣営で再戦に入ります。
 
今度は、朝鮮軍も効率のよい撤退を行い、国王が捕捉されることなく、平安道へ。
 
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前回よりもや遅れながらも、それを追って、突進する小西・加藤隊。後方に放棄した義兵に挟み撃ちに会い、全滅の危機もありましたが、小西隊が5連続イニシアチブを制し、奇跡の奮闘を見せます。ここで後方から、黒田隊が駆けつけ、義兵を殲滅し、突進を再開します。波に乗る小西隊は、平壌を通過し、平安道を制します。
 
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加藤隊の方は、鏡城直前で敵が籠城に入り、睨み合いとなりますが、こちらには2枚の講和カードがあり、10ターンを過ぎたところで、小西隊を引き戻せば、勝利できると踏んでいたのですが・・・。
 
好事魔多し。第11ターン、明軍の大軍がカードを使って、平安道に殺到します。戦術値の高い小西隊ならば、損害を受けながら退却できると踏んでいましたが、なんと安州で捕捉され、全滅してしまいます。しまった!講和カードは小西しか使えない!
 
勢いに乗る明軍は、平壌に集結中の小早川・立花隊を捕捉すると、猛烈な突撃でこれまた、全滅させてしまいます。このままでは、勝利はもちろん、日本軍が全滅する可能性さえ、出てきました。
 
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慌てた日本軍は、福島+島津隊を北上させ、加藤隊を救出すると、遅滞戦術をしながら、漢城に集結します。追いすがる明軍も、開城まで来ると動きを止め、義兵による後方攪乱に切り替えます。李舜臣の妨害などもあって、日本軍も積極的な攻勢に出られず、敵軍有利なまま、時間だけが過ぎていきます。
 
後がなくなった第15ターン、日本軍が一か八かの逆襲に出ます。加藤・黒田・島津隊による開城への奇襲攻撃!はじめに7打撃を与えた日本軍は、その後、3連続のイニシアチブを奪い、明軍の大軍にのべ41ヒット(!)を与え、潰走させます。
 
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同時に、福島隊と後方部隊を動員し、全羅道と慶尚道の拠点に攻撃をかけ、これを奪還します。
 
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しかし、刻すでに遅し。武将の排除で3VPを得ていた上に、最後は、うっかり空けていた清州に権慄が蜂起し、のべで10VPを獲得。日本軍の7VPを上回り、勝利となりました。
 
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いやー、久しぶりの「文禄朝鮮の役」でしたが、手に汗を握る凄まじい激戦が展開され、満喫しました。やっぱり、このシステムは面白い!
 
sawadaさんへ一点だけ訂正を・・・退却は宣言すれば、戦闘の最後に確実に行えます(イニシアチブ・チェックは攻撃を受けないかどうかの判定だけです)。道理で、両軍とも死傷率が高かったわけだ~。またの機会があったら、修整してプレイしましょう。

この日、mitsuが用意していたのが、「熱闘!12球団ペナントレース」(HJ/同人)の新庄トーナメントです。次回のちはら会で実施予定のトーナメントでして、平たく言えば、新庄がどれだけ活躍したかでVPが決まります。今回は、そのオープン戦ということで、バランス調整のための対戦です。
 
ルールは至って簡単で、新庄をスタメンにした「熱闘!12球団ペナントレース」をするだけ。ただし、採点方法は以下のようになります。
シングルヒット     …1VP
ツーベース       …2VP
スリーベース      …3VP
ホームラン       …4VP
四球・死球       …1/2VP
盗塁          …1VP
得点          …各1VP
打点          …各2VP
ダブル(トリプル)プレイ…-1VP
 
所属チームが勝利すると、VPは1.5倍となります。よって、勝利は、俄然、有利ですが、新庄が(4タコなど)活躍していないと、VPは入りません。最終的には、勝敗にかかわらず、新庄VPの高いチームが勝ち上がります。
 
ちなみに、新庄選手が活躍(カード化された)チームは、以下の通りです。
1995-2000年 阪神タイガース(6チーム)
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2004-2006年 北海道日本ハムファイターズ(3チーム)
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チームは、1d10して、ランダムに決めます。ただし、「0」の場合は、任意のチームを選べます。阪神時代は、はっきり言って、00年以外は、ムラっ気が多すぎて、dr勝負でしょう。日ハム時代は投手力がいいのでチームが勝ちやすく、1.5倍ボーナスが期待できます。drの結果、mitsuは04年ファイターズに、sawadaさんは97年タイガースになりました。
 
両軍のオーダーは、以下の通りです。日ハムmitsuは、1番に新庄をおき、打撃・出塁のチャンスを増やすとともに、強力なクリーンアップによる得点ボーナスを狙います。
 
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一方の阪神sawadaは、1番関川・2番平塚の高出塁率を、3番檜山・4番新庄・5番和田(!)で返す打点狙いです。ちなみに、投手はともにグレードBの金村と竹内です。
 
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序盤、いきなり試合が動きます。初回、阪神の2番平塚が金村の変化球を捕らえて、ソロHR。が、これを見た檜山・新庄は、力が入りすぎて三振。
 
その裏、日ハムは先頭のSHINJOがセンター前ヒットで出ると、小笠原・高橋・木元・小田のヒットをつなぎ、一気に3点を奪取します(ヒットと得点でSHINJO-VPは2)。
 
阪神も負けてはならじと、2回表に八木・コールズの2ベースに、関川の犠牲フライで2点を取って、3対3の同点に。
 
その後、試合は投手戦となり、阪神新庄が四球で出塁するものの(1/2VP)、後続が討ち取られ、膠着。日ハムも6回までは、散発の零行進が続きます。
 
試合が動いたのは、7回裏でした。1アウトから、SHINJOがこの日、2本目のセンター前ヒットで出塁すると、坪井・小笠原の長短打で1点をゲット(SHINJO-VPは+2)。止めは頼れる主砲セギノールの3ランHRで、一気に片を付けました。
 
阪神は、最終回にコールズの2ランHR で、2点差まで詰め寄りますが、最後はストッパー横山の前に、沈黙し、日本ハムの勝利となりました。
 
ちなみに、新庄VPでも
SHINJO…6VP [(ヒット2本+2得点)×1.5]
新庄  …1/2VP
と、文句なしで、SHINJO属する日本ハムの勝利となりました。
 
心配していたバランスもよいようなので、次回のちはら会では「新庄トーナメント公式戦」を行きま~す!みなさまのご参加をお待ちしています。

年の瀬となった30日に、ちはら会常連のsawadaさんと自宅オフ会を開きました。sawadaさんは久しぶりにCMJ誌を購入したとのことで、最新号の「Race to Tokyo」(CMJ)を希望。自分はテーマごとにプレイすることが多いので、新しいアイテムをすぐに対戦するのは珍しいです。
 
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一応、ソロもやっていたので、バランスを話題にしたところ、sawadaさん曰く、第8軍の方が有利、とのこと。自分は、圧倒的に第1軍有利と思っていたので、では、検証しましょうと、陣営を決めました。
第8軍、東部日本軍…sawada
第1軍、西部日本軍…mitsu
 
第1ターン、両軍とも前線には戦闘部隊をフルに陸揚げし、海岸陣地を攻撃します。第1軍の3箇所の攻撃は、全て、決まって、Deに。やむなく、東部日本軍は、戦車旅団と生き残った1個師団で、時間稼ぎをします。
 
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一方、第8軍は、いきなり、Exを出す不吉な展開。次ターンにすぐに回復できるので、影響は少ないですが、どうなることやら。
 
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第2-3ターン、両軍は、敵の抵抗を粉砕しつつ、順調に前進をします。第1軍は、危険を覚悟で突進させた1個師団が千葉を迂回し、敵の防衛線に食い込みます。印旛沼の隘路を使用できなくなった日本軍は、全面撤退となり、早くも江戸川越しに逃げ込みます。
 
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一方、第8軍は、日本軍第36軍の制限解除に触れないよう、横浜を無視して、多摩川をめざして、北上します。
 
第4ターン、横浜前面にいた第8軍部隊に対し、日本軍が1:1の反撃を実施します。その結果、Drとなった1個師団が後退し、望まぬ横浜(?)を占領。次ターンに、第36軍の半数がこちらに向かうことに。
 
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一方、第1軍は、足止め部隊を排除しつつ、都内攻撃の準備を進めます。
 
転機となったのは、第5ターンでした。東部日本軍が、時間稼ぎのために3個師団を投入して、第1軍に攻撃をかけましたが、アントライドの宿命で比が上がらず、1:2に。それでも、通常のdrだったら問題はなかったのですが、ここで不運の魔術師sawadaさんの妖術が炸裂!唯一、出してはいけない6を出し、3個師団が昇天!って、都内がガラ空きじゃないですか!
 
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第6ターンに、すかさず、2個師団が浸透し、皇居陥落は時間の問題に。第8軍も、機甲師団による強引な突破で、多摩川を越えたものの、刻すでに遅し。第1軍が都内を席巻し、別働隊が水戸を堕としたことで、VPはマックスまで上昇し、第1軍の勝利となりました。
 
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まあ、この展開なら、東部日本軍の攻撃失敗がなかったとしても、第1軍の有利は変わらなかったと思います。逆に第8軍としては、徹底的に横浜・川崎から離れて前進するプランもありますが、地形効果の厳しい丹沢山系を抜けるのには、よほど、アントライドとdrに恵まれないと、今回のように時間切れになることでしょう。年が明けたので、こちらの研究でもしてみますか。
 
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