歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2012年09月

プレイ率が2割を越えたので、旧ブログから記事を移転します。
 
<初稿作成:2010/01/24>
 
「アメリカ南北戦争は、ちはら会のマイナー戦線」という記事を載せましたが、それ以上に厳しいのが、中世・近代ヨーロッパ史です。史実でも中世と呼ばれた暗黒時代にあたり、文明的にも経済的にも、ビザンチン帝国やイスラム国家に大きく後れを取った時代でした。自分が知っているのも、なかば伝説と化したアーサー王やジャンヌ・ダルクくらい・・・。

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一応、ルネッサンスと宗教改革以降は近代(近世)に入るそうですが、通史でさえ、さっぱりです。が、SLGの世界では、少ないながらも熱心なファンがいて、日本語でできるアイテムがけっこうあったりします。

○●は、いつもの表示です。
無印…未プレイ △…軽くインストプレイ ○…ソロプレイ済み ●…まさかの対戦済み

<暗黒の中世史>

KING ARTHUR(T誌付録)●
 アーサー王最後の戦いを戦術級で再現。ただの伝説と侮ることなかれ、一騎打ちから射撃戦(弓矢)、白兵戦まで、極めて理にかなったシミュレーションです。
http://chiharakai2005.at.webry.info/200808/article_20.html
http://chiharakai2005.at.webry.info/200808/article_21.html
http://chiharakai2005.at.webry.info/200808/article_26.html
 
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ロビンフッド(AH)○
 こちらも伝説の再現。シャーウッドの森を舞台に「楽しい仲間たち」とのゲリラ戦が展開。バランスは難有りとのことだが、思い入れたっぷりでプレイしてみたいです。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/7272092.html

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帝国の興亡(HJ)
 西ローマ帝国の崩壊からビザンチン帝国の滅亡までを描いた、まさに中世ど真ん中のマルチゲーム。キャンペーン期間は700年相当で、なんと140ターン!これを楽しめるプレイヤーの募集(または育成)から、始めないと・・・(笑い)。

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英仏百年戦争(GJ)
 傑作「太平記」で有名な中嶋氏制作の百年戦争キャンペーン。1ターンは10年(!)で、指揮官がバッタバッタと死亡します(寿命・病死・戦死)。有名なキャラが在地主義のため、勝つためには登場場所を自然と押さえるという、教育的アイテムでもあります。栄光のチャールズ・ロバーツ賞を受賞作!

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アザンクールの戦い(GDW)○
 百年戦争の後期最大の戦闘。圧倒的に有利な数のフランス軍騎兵が、ヘンリー5世率いるイギリス長弓隊の前に、壊滅的打撃を受けた戦いを再現。これほど一方的な戦いをゲーム化したあたりが、当時のGDWらしいです。

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ポアティエの戦い(T誌付録)
 「アザンクールの戦い」のシステムを援用・改訂した付録ゲーム。マップ・ユニットの自作の手間はありますが、数少ない百年戦争ものだけに、ぜひ、プレイにたどり着きたい!
 
AGINCOURT(SPI)
 超戦術級のアザンクール会戦で、騎兵に、弓兵、防禦杭、士気値、ぬかるみなど、数多くの要素が入っています。中でも死体ユニットは強烈で、側にいる味方の士気を落としまくります。以前、yagiさんがプレイしたときには、どうやっても、なるようにしかならないゲームだったそうですが、そういわれるとぜひ、やってみたくなるが、ちはら会か?!(笑い)
 
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グルンヴァルト1410(CMJ)
 一種の傭兵集団であるチュートン騎士団とボーランドのヤギェウォ不敗将軍との会戦級。史実では、ポーランド軍の圧勝だったが、このゲームのチュートン騎士団はかなり凶悪。YSGAの研究では、唯一、ポーランド軍に勝機のある作戦があるそうで・・・。

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<近世>

ラヴェンナの戦い(AD)
 Renaissance Art of Warの副題通り、ラヴェンナの戦いを描いた精密戦術級ゲーム。隊形の方向やモラル、騎兵突撃などは当然として、シートをチェックの兵員管理まである、徹底ぶり。

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神聖ローマ帝国(T誌付録)
 月刊T誌最後の付録ゲームで、貴重な30年戦争マルチ。惜しむらくは、あまりの誤植・語訳の多さから、コンポーネントにかなり手を入れないと、ゲームにならないところか?!

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30年戦争史(DC)
 これまた、中嶋氏制作の30年キャンペーン。基本システムは、当然、「太平記」です。補給に苦しんだ故の河川沿い侵攻が、リアルに再現されています。

ブライテンフェルトの戦い(T誌付録)
 絶対王政確立期の30年戦争の会戦級。戦場の華と成りつつある砲兵の射程は、無限大です。ルールはシンプルで、プレイはエキサイトとのこと。ひょっとして、もっともプレイアブルな近世史アイテムか?

総数は、11アイテムで、うち2つがマルチプレイヤーゲームです。ここまでのプレイ数は1点のみで、9%。おお、南北戦争や古代戦より、分がいいスタートです(単に数が少ないだけなんですが・・・笑い)。とりあえず、2割突破を目指して、後2点を頑張ります。
 
<2012/9/24の追記>
 
昨日のソロAARで、プレイ率が目標の2割を越えました。このジャンルを立ち上げてから、2年半かかったわけで、1年間に1アイテムも進まない「暗黒」ぶりです(笑い)。いかん、このままだと、残り、10年以上かかってしまう?!
 
Agincourt(GDW)○
 
The Legend of Robin Hood(AH)○
 
また、新たに以下のアイテムが追加になりました。♪三歩歩いて、二歩下がる~、かしら・・・(笑い)
 
AGINCOURT(SPI)
 
これでプレイ済みは12アイテムのうち、3アイテムになりました。次の目標は4割突破で、2アイテムです。
 

続きをいきます。
 
この間にロビンはリーダーのリクルートを続け、第11ターンに負傷しながら、右腕となるリトル・ジョンを獲得します。
 
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第12ターン、押され放しのシェリフ側は、一発逆転をかけて、騎兵・歩兵2ユニットを、シャーウッドの森に送り込みます。狙うは、怪我をして動けないロビンの首一つ!分は悪いですが、出目によっては十分に可能性はある!
が、この乾坤一擲の攻勢は、仲間になったばかりのリトル・ジョンと楽しい人々によって阻止されます。森の中の射撃によって、1ユニットを失ったシェリフ側は、EXで消耗。第13ターンに回復なったロビンの指揮のもと、再び、正確無比な射撃を浴びて、騎兵が全滅。
 
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う~ん、ジリ貧を恐れて、勝負に出た結果、ドカ貧に・・・。またも主力部隊を失ったシェリフ側を尻目に、各地に分散したアウトロー側はやりたい放題に。
 
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第15ターンにロビンがタック修道僧をリクルート。同時にスタットリーがリンカーン城から強奪。スカットリーとミンチが、旅人を襲って、通行税を巻き上げ、金を蓄えます。結果、スタート時に12金だったシェリフ側の財産は底を突き、逆にアウトロー側は20金を越えます。
 
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さらに、第18ターン、会合なったロビンとマリアンがタックとアランの祝福を受け、結婚。これで、3つの勝利条件を満たしました。
 
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第20ターン、ジョン王子が登場し、なんとか、弓技大会を開いて、ロビンをおびき出そうとしますが・・・。第21ターン、肝心の介添人リンカーンのシェリフが、アウトロー側に襲撃され、捕虜になってしまいます(次ターンに殺害)。これで、弓技大会の開催も不可能に。
 
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挽回の手立てが見えないまま、第23ターンに予定より早く、獅子王リチャードが帰国!やむなく、ロビンとの合流を阻止せんと、ジョン王子が出撃しますが・・・。
 
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第25ターン、街道を進むジョン王子隊を、森から飛び出した楽しい人々が襲撃!射撃で兵力を磨り減らせたところに、2:1の白兵戦を挑まれ、D1で全滅。王位の簒奪を目論んだジョン王子は、乱戦の中、命を落とします。(予断ですが、これで、未来の「失地王」はいなくなり、百年戦争はフランスに優位になったことでしょう)
 
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ちょうどその頃、ロビンフッドとリチャード王は、ギスボーン城近くの街道で邂逅を果たし、ジエンド。4つの勝利条件の全てを満たしたアウトロー側の完勝となりました。めでたし、めでたし。
 
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今回は、序盤にシェリフ側の戦力を半減でき、部隊の展開が極めて有利になりました。また、敵のリーダー2名を排除できたことで、戦闘修整がアウトロー側に傾いたので、積極的に消耗戦を挑めたことが、勝因かと思います。同時に、敵に捕捉される心配なく、仲間のリクルートができたことも、間接的な要因でしょう。
 
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まあ、こんなにうまくいくことは滅多になく、大抵は勝利条件を一つか二つ、満たしただけで、シェリフ側の勝利となることが多いのですが・・・(アウトロー側の勝利には、4つの条件のうち、3つが必要)。
 
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ともあれ、不確定な味方を動員し、地の利を生かした機動力で敵を翻弄、隙を見て襲撃または略奪という展開は、まさにゲリラ戦の典型でしょう。デザイナーが伝説の再現にも力を入れているため、特別ルールが多いですが(今ならCDSに落とし込むでしょうね)、基本は移動-戦闘であり、慣れれば1時間半程度で終わる秀作かと思います。アウトロー側に厳しいのも、ちはら会としては、ファイトを燃やせるわけで・・・(笑い)。
 
ご希望があれば、インストもOKです(ただし、習熟度がもろに出るので、バランスは保障できませんが・・・)。ぜひ、中世のゲリラ戦を、ちはら会で!

今月のソロプレイは、マイナー戦線の中世・近世ヨーロッパ史アイテムから「The Legend of Robin Hood」(AH)です。いわゆる伝説を元にした英雄譚で、実在したかどうかも怪しいあたりが、ちはら会向けかも?!(笑い)
 
マップは、伝説に彩られたシャーウッドの森とその周辺を描きます。ユニットは、リーダーと部隊に別れます。リーダーは圧倒的にアウトロー側が有利ですが、いずれもリクルートをしなければ活性化できないことを考えると、前半はシェリフ側に分があります。
 
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部隊の強さは、当然、正規の軍隊であるシェリフ側が有利ですが、歩兵の移動力が3と低いことと、(特に前半は)受け手側としては十分な数がないため、その運用に熟慮が求められます。
 
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一方のアウトロー側は、接近戦こそ、弱いものの、優れた射撃能力(2射撃力)と快速(5移動力)、なにより除去されても次ターンには(未リクルートながら)再登場できる回復力が魅力です。
 
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両者の違いから、主な展開としては・・・
[シェリフ側]
・各城を守りながら、正規兵を使って、旅人を護衛し、VPを獲得。
・時々、行きがけの駄賃で、村を占領して、徴税。
・後半は、マリアンや弓技大会を餌にロビンらをおびき出し、捕縛または殺害。
[アウトロー側]
・序盤は、ロビンがリーダーと楽しい人々をリクルートしながら、戦力を拡大。
・敵の配置の隙を見て、旅人を襲ったり、有利な状況なら、正規兵に殴り込みをかけたり、あるいは天守閣を強奪。
・中盤以降は、勝利条件を満たすために、マリアンと結婚したり、リチャード王と邂逅したり。
 
この中で、勝利条件である、マリアンとの結婚やリチャード王との邂逅は、結構、運次第になります。登場位置がランダムに決まるので、マリアンをいきなりシェリフ側に拉致されたり、リチャード王が登場した途端にジョン王子隊に襲撃されたりすると、勝率はぐっと下がってしまいます。
 
上記ほどではないですが、経済的な条件(20金以上、シェリフ側5金以下)も、決して楽に達成できるものではありません。なんどか、ソロ演習をした感触としては、アウトロー側の勝率は、20-30%といったところでしょうか?
それでは、先日に行ったソロAARをお届けします。
 
まず、セットアップは指定。スタート時にアウトロー側で活性化しているのは、ロビンだけです。一方、シェリフ側も、ガイ卿と歩兵に行動制限があります。
 
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第1ターン、ロビンの初手は、定石の楽しい人々(MM)6のリクルートです。ここなら、敵に捕捉される心配なく、戦力を得られます。シェリフ側は、ノッティンガムのシェリフがガイ卿との連絡を果たすべく、ギスボーン城に向かいます。
 
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第2ターン、ロビンはシャーウッドの森で、さらにMMを獲得。ノッティンガムのシェリフも冒険を避け、一路、南下します。
 
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第3ターン、通常なら、ウィル・スタットリーのリクルートに向かうところですが、得点の高い司教がノッティンガム城近くの村にいることを発見したロビンは、大胆にもこの襲撃に向かいます。護衛は村に立てこもる歩兵。ロビンに率いられた楽しい人々2ユニットは、射撃修整を使って、一撃でこれを撃破!おびえる司教から「通行税」(2金)を奪って、凱歌を上げます。
 
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悔しがるシェリフ側ですが、後半の巻き返しに備え、ガイ卿と合流し、戦力を活性化させます。
 
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第4ターン、幸運がロビン側に訪れます。本来なら、5ターンに表れるウィル・スカーレットがイベントにより、近くの森に登場。一騎打ちで負傷する可能性がありましたが、果敢なリクルートで、仲間に引き入れます。リトル・ジョンに次ぐ優秀な同志を得たことで、今後の戦力充当に期待が持てます(MMのリクルートが可能で、引率値はロビンと同じ2!)。
 
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アウトロー側は部隊を分散して、郊外へリクルートへ。第5ターンにミンチ、第6ターンにウィル・スタットリーを加え、一気に組織力が増します。頼りになるウィル・スカーレットは、きっちりMM2ユニットのリクルートを行い、戦力も充実します。
 
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一方のシェリフ側は、増援と補充が来るまでは我慢の一途と、街道沿いの巡回を続けます。
 
第7ターン、ロビンが詩人のアラン・ア・デールをリクルートしている傍らで、アウトロー側主力のウィルコンビがシェリフ側の襲撃に出ます。これが、思わぬ大戦果に・・・。
 
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貴族を護衛していた歩兵2ユニット+ガイ卿・ノッティンガムのシェリフを、3部隊のMMが襲い、射撃戦で1ユニットを除去。続く、1:1の接近戦で損害を出しながら、敵を全滅させてしまいます(EX)。と、逃走を始めた敵のリーダーを捕捉し、2名の除去に成功します(ガイ卿は捕虜になった後で、次ターンに殺害)。
 
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戦力の半数と指揮官2名を失ったシェリフ側は、生き残ったリンカーンのシェリフの元で、守勢を余儀なくされます。
 
こうなると、機動力と展開力に勝るアウトロー側の独壇場に・・・。再び、各地に分散した「楽しい人々」は、ギスボーン城の天守閣を襲い(4金)、第10ターンには大胆にも司教を護衛中のリンカーンのシェリフ隊を襲撃!またもや、敵を全滅させ、2金を獲得します。リンカーンのシェリフは命からがら、居城へ逃げ帰ります。
 
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画像のアップ制限があるため、後半は別記事で・・・。

未だ、残暑続きですが、10月のちはら会が決まりましたので、お知らせします。
 
[日時] 2012年10月28日(日) 10:00~20:00
[会場] 菊間保健福祉センター 2F 会議室 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
300円
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識
 
イメージは、6月のボランティアと9月の団体引率で訪れた南三陸町。あまりに美しい海と破壊され尽くされた町並みが、未だに震災が終わっていないことを、物語っていました。
 
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「来てくれるだけで、いいんです。忘れられていないという、勇気をもらえるんです。」
震災の語り部さんの言葉が、胸を突きました。あの津波で、兄弟2名と姪を失い、たった一人、「生き残ってしまった」と嘆いた日もあったそうです。
 
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今、私たちにできることを、続けていきたいと思った昨日でした。
 
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2週連続でしたが、9月の初旬に、第92回ちはら会が開かれました。6人の同志が集まり、シンプルまたは定番アイテムを中心に、のべ7戦が行われました。
 
DESTINATION NORMANDY(CMJ)
 ○連合軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)●
 ●連合軍(kawa)対ドイツ軍(mitsu) ○
 
GBHB第1号のシンプルなノルマンディ・キャンペーン。陣営を入れ替えて、2戦をしました。第一戦は、ドイツ軍が積極的反撃をしたのはいいのですが、EXが多くなり、ユニット数が足りなくなって、占領を許します。
 
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第二戦は、逆に南部に籠もって、最低限の反撃に徹したので、守り勝ちでした。
 
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バルジ大作戦(CMJ)
 ●ドイツ軍(イージーサン)対連合軍(エンジョウ)○
 
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このところ、バルジ熱の高いイージーサンが、「バルジの鬼」ことエンジョウさんと対戦しました。連戦しているだけあって、イージーサンの攻めも安定してきて、最もバルジらしくなった戦いでした。エンジョウさんが珍しく(?)過激な反撃をしないことが、しっくりこなくて・・・(笑い)。
 
AIR FORCE(AH) 水原上空の戦い
 ●国連軍(kawa)対北朝鮮軍(いの)
 
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昼過ぎに到着したいのさんが、kawaさんと朝鮮半島(朝鮮戦争)に行きまして・・・。が、肝心のマップがない!ということで、急遽、St.Vithを2枚つなげる荒技に。
 
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Yak対P51の空中が繰り広げられ、お互いに2機ずつ落ちたところで、最後はYakが体当たりで(!)勝利したそうです。
 
日露大戦(CMJ)
 ●日本軍(イージーサン)対ロシア軍(エンジョウ)○
バルジと同じ組み合わせで、エンジョウさんがイージーサンにインストプレイをしていました。ちょっと癖があるので、数戦すると見えてくるんですよね。
 
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日露戦争(CMJ)
 ○日本軍(mitsu)対ロシア軍(sawada)●
 
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sawadaさんに「インストするから」と誘っていただいたので、久しぶりに日露戦争(CMJ)を対戦しました。昔はソロはやったのですが、近年の技術革新(作戦研究)にはついて行けず、二の足を踏んでいたのですが、攻めやすい日本軍で基本的な作戦パターンを教えてもらったので、なんとか、ゲームらしくなりました。
 
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旅順への3:1攻撃と奉天への正面突撃が成功したので、一応、日本軍の勝利でした。
 
History of the Samurai(GJ)
 ○エンジョウ・sawada・mitsu・いの・kawa
 
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例会も終盤になったところで、みんなでできるマルチをと、このアイテムを選択。陣営の選択が大きく物を言い、群雄たちの毀誉褒貶が続きましたが・・・最後に笑ったのは、終盤に巧みに陣営を引き寄せたエンジョウさん。織田-豊臣ラインを確保して、174点と頭一つ、抜け出しました。

今年は、かつてないほどの業務多忙で、なかなかAARに辿り着きません。詳細なAARがちはら会の売りだったのですが、いと難し。
 
かといって、全くレポートを止めてしまうのも・・・。そこで、千葉会・茨城会ブログを参考に、しばし、プレイアイテムの簡略紹介にします。また、時間がとれるようになったら、復活したいな~。
 
では、第91回ちはら会でプレイされたアイテムと戦績を。
 
Panzer Leader(AH)シナリオ16「バストーニュ:迫り来る危機」 
●ドイツ軍(kawa)対アメリカ軍(mitsu)○
 
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mitsuのインストで対戦しましたが、ドイツ軍が慎重に攻撃したため、時間切れで2へクスの占領ならず、連合軍の勝利に。第1ターンから、装甲による直接射撃と歩兵スタックの突撃のコンビを決められていたら、どうなっていたか?70年代のアイテムらしく、事前の作戦研究が大きくものを言います(特に防御側は)。
 
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日露大戦(CMJ)4戦
○日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(mitsu)●
●日本軍(mitsu)対ロシア軍(sawada)○
●日本軍(mitsu)対ロシア軍(sawada)○
○日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(sawada)●
 
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手軽でいいのですが、経験が物言うのは、中黒デザインらしいです。緒戦はいい感じだったけど、最後に「児玉源太郎」に奉天を落とされて、戦意喪失。その後、自分は連敗街道まっしぐらで、三連敗でした。エンジョウさんの一人勝ち。
 
バルジ大作戦(CMJ)2戦
●ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)○
●ドイツ軍(イージーサン)対連合軍(sawada)○
 
めずらしく、バルジが併卓です。序盤は、人不足のため、mitsuが二面打ち(!無謀)でしたが、途中からsawadaさんが来場したので、一卓をお願いしまして。
 
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イージーサンはすさまじい不運のdrで、攻撃が進まず。一時、sawadaさんが色気を出して、戦線を広げすぎましたが、付け入ることができず、連合軍の勝利。イージーサンは、後半に戦線を張りきれずに、猛攻を受けることがあるようなので、次は攻勢限界点の見極めときちんとした戦線整理でしょうか。
 
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対エンジョウ戦は・・・序盤にシェーネアイフェル高地に戦術降下したハイトが、包囲に成功。第99師団が包囲殲滅され、あまりにきれいすぎる突破が起こり、1個師団相当が包囲下に。
 
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連合軍は悪鬼のごとく知恵を絞って、薄い戦線を引くきますが・・・ここでdrがドイツ軍に厳しく、どうにか戦線を維持。第5ターンに、装甲部隊8ステップロス(!)という凄まじい損害の末、スパを獲ったものの、これが限界。反撃でマルシェを奪還したところで、連合軍の勝利となりました。実は、突破がなった時点で、第5装甲軍をアンブレーブ河に向けられていたら、防ぎきれなかったかと思います。
 
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太平洋空母決戦(CMJ) 
●日本軍(kawa)対連合軍(TOMMY)○
 
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WGHB最新号の付録をTOMMYさんのインストでプレイ。日本軍の攻勢が手詰まりになったところで、連合軍が反攻して、順当な勝ちとなったようです。
 
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レッド・ドラゴン・ライジング(CMJ) 中共軍(kawa)対西側連合軍(TOMMY)
 
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kawaさんによるインストプレイ。第2次朝鮮戦争が終わりかけたところで、時間によりインスト終了でした。

続いて、HANNIBALの連戦かとちょっと期待していたのですが、Das Reichさんと「朝鮮戦争」の死闘を終えたyagiさんはグロッキー状態。
 
「Das Reichさんと、バルジでもどう?」に誘われ、違った意味でハードな連戦に。陣営は、いつものDas Reichさんの希望でドイツ軍を、mitsuが連合軍を担当します。
 
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セットアップは、クレルボー方面の突破阻止以外は、順当なベストセットアップ。これに対し、Das Reichさんは、クレルボー方面に2個装甲師団を、中央に1個装甲師団を配置します。
 
第1ターンは、戦闘drが極端に出ます。最北の第2歩兵師団に対する2:1攻撃は、A1Rと冴えず。第2次攻撃でも、A1となる出目の悪さ。その一方で、クレルボーではD2Rと順調な滑り出しです(突破防止策にしていて良かった)。
 
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第2ターン、ハイトはSWの通行路にきれいに膠着します。この部隊は、続く連合軍ターンに包囲殲滅されますが、貴重な空挺増援を約1ターン分、遅らせることに成功します。
 
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第6SS 装甲軍は、三度、第2歩兵師団に2:1強襲をかけますが、こちらは最悪のA2R。北はどうしても抜けません。ならばと、装甲を集めたサンビット攻撃では、D2となって後一歩、及ばず。
 
こりゃ、前面で封じ込めるかも・・・と、柄にもなく、前進防御を選んだことが、裏目に出ます。第3ターン、半端に増援したサンビット(8戦力!)を5:1で叩かれ、DE!ここを突破した装甲部隊が、機甲2個を含む3個連隊を包囲し、続く第2次攻撃でこれを撃破しまいます。
 
いかん、部隊が足りない!前ターンの余裕が一転して、ピンチに。やむなく、バストーニュへの増援を2個連隊に減らして、空挺増援を北に回しますが・・・。
 
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後退が遅れた分、長く薄くなった戦線に、ドイツ軍の装甲部隊が正面突撃をかけます。猛烈な強襲により、さらに薄くなる戦線・・・。
 
また、第5装甲軍と増援のほとんどがアンブレーブ川に向かいます。こちらには、機動予備グループが側面攻撃をして、時間を稼ぎますが、その間にも主戦線がタイトな状況に。
 
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第5ターン、イギリス軍の増援がやってきますが、ミューズ河を越えられず。
 
第6ターン、犠牲を覚悟でやむなく部隊をばらした連合軍を、ドイツ軍の猛攻が突き破り、ついにスパとヴィルヴィレが陥落。
 
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が、連合軍も全ての増援を注ぎ込んで、反撃を開始し、消耗していたドイツ軍装甲部隊を壊滅させます。中央でも、マルシェをめぐる激戦を制し、戦車連隊を除去しますが・・・ここでタイムアップ。
 
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序盤のミスが響き、ドイツ軍の優勢といったところで、終了となりました。
 
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決着は付きませんでしたが、Das Reichさんとの対戦は痺れます。サンビットをめぐるミスを除けば、戦術的な小さなミスはいくつかありましたが、それを見逃してくれない練度の高さには、ひやひやし通しです。曲がりなりにも、慌てずに対応策を考えられるようになったのが、せめてもの慰めでしょうね。
 
また、次もアルデンヌで煩悩(?)したいものです。

この日の本命が、古代戦CDSの傑作「HANNIBAL」(Vally Games)です。前回、喜多川さんとプレイしてから無性に熱が上がっていまして・・・。掲示板でsinyamagさんに呼びかけたところ、茨城から参戦いただき、対戦することができました。持つべきは、よきの「ライバル」かな。sinyamagさんがローマ軍を、mitsuがカルタゴ軍を、担当します。
 
序盤、PC合戦の後、ハンニバルが定石のアルプス越えを行います。が、これが3eと最悪の結果に。リクルートで戦力を補充し、イタリア本国への突破を試みますが、隘路を封鎖したプブリウスに阻まれ、やむなく、キサルピアに引きこもります。
 
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ハンニバルさえ抑えれば怖いものなしと、ローマ軍はせっせと増強に励み、全く本国侵攻の隙を見せません。
 
第2ターン、ならば、南部で揺さぶりをと、別働隊のマゴを南イタリアに上陸させますが、フラミニウスの猛攻を受け、敗退します。
 
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戦力が整ったローマ軍は、第4ターン、フラミニウスをアフリカに派遣し、「ヌメディアの同盟」で、攻略を試みます。が、これは時期尚早で、ハンノとマゴの反撃を受けて、ローマ軍は壊滅します。
 
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第5ターン、ならば本命のハンニバルを叩くべしと、動員なったスキピオを含む3個軍団(!)を投入し、ローマ軍が「大戦役」を実行します。相討ち上等の消耗戦略に対し、ハンニバルが天才的な戦術を駆使して、ロングスとフラミニウスを撃退します。が、最後はスキピオに叩かれ、這々の体でアルプスを越えて撤退します(残りわずか1戦力)。これにより、ローマ軍の支配地域は、10:8と優勢になります。
 
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しばらくは、両軍とも再編成に時間を費やし、終盤の駆け引きに備えます。
 
迎えた終盤、カルタゴが同時多発攻勢で、ローマに攻めかかります。まず、ハシュドルバルがコルシカに侵攻し、地歩を築きます。
 
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同時にマゴがシシリーに海上移動し、ここの支配をもぎ取ります。さらにハンニバルがなけなしの戦力を持って、再び、アルプスを越え、キサルピアの支配を取り返します。
 
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これに対し、ローマ軍は軍団を分けて、迎撃を行います。まず、マルケルスがコルシカに上陸し、ハシュドルバルを駆逐。さらに、ネロが山脈越えでハンニバルを追撃します。が、これはハンニバルに撤退で躱され、不発。
 
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やむなく、アフリカヌスが長駆、シシリーに南下しますが、時間切れで後一歩、届かず。最後にカルタゴが支配地域10:8と寄り切って、逆転勝ちとなりました。
 
いやー、危なかった!記録を見返してみても、ハンニバルが勝ったのはわずかに1戦だけ!残りは全て、ローマ軍の数に押し切られています。sinyamagさんの対応が、いかに適切だったか、わかります。
 
第8ターンまでは、ローマ軍が優勢だったわけで、終盤に来たカード運がなければ、どうなっていたか・・・。本当に、最後の最後まで、手に汗を握る熱戦でした。最高のライバルに感謝いたします。

8月の日曜日に、前月に引き続き、千葉会に参加してきました。会場にはいつもの常連さんに加え、遠く東北からmoritaさんなども参加し、ドイツ系からASLまで幅広くプレイされていました。
 
仕事の都合で中々、参加できなかったsawadaさんを誘って、早速、歴史群像付録「ミッドウェイ海戦」(学研)をプレイすることに。買ったはいいけど、プレイする機会がなかったとのことで、二人とも初対戦です。陣営は、日本軍をmitsuが、アメリカ軍をsawadaさんが担当します。
 
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序盤、日本軍は勝利条件の確保と索敵態勢の強化を目指し、まずはミッドウェイ島を叩きます。8ユニットによる空爆が成功し、ミッドウェイ島は中破となります。
 
これによって、アメリカ空母の索敵チットが追加され、索敵条件はほぼ互角になります。
 
 
 
空母戦でも、先手を取ったのは、日本軍でした。発艦準備の整った飛龍攻撃隊が、BigEことエンタープライズを襲撃。わずか、4ユニットながら、出目によっては被害を与えられるはずでしたが・・・あまりにも強力な対空砲火を喰らって、なんと攻撃隊が全滅!
 
その後も、散発的にヨークタウンなどを狙いますが、これまた、対空戦闘で多くが撃滅され、BigEに3ヒット。ヨークタウンに1ヒットをあたえるのがやっと。
 
対する米軍は、後手からの一撃で、飛龍・赤城に攻撃を集中します。こちらも、エンタープライズ隊がゼロ戦によって壊滅的な被害を受けるなど、対空戦闘の洗礼を受けます。両軍ともに確率を無視した航空機の損耗に「このままでは、飛行機がなくなる!」と、悲鳴(と笑い)が上がります。
 
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双方の航空機が消耗したため、両軍の攻撃は1-2ユニットと、ぐだぐだに展開に。が、最後は米軍がユニット数の多さを生かして、反復攻撃を行い、赤城を撃沈し、飛龍を中破などで逃げ切りました。
 
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あまりにも常軌を逸した対空砲火が炸裂して、珊瑚海並みの締まりのない展開でしたが、航空攻撃に絞ると、まあ、やむを得ないでしょうね~。いつか、まともなプレイができたらいいんですが・・・。
 
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