インストを入れて5戦の疲れで、うとうとしていたら、千葉会会長のyagiさんが「HANNIBAL、ある?!」と声をかけてくれまして・・・。うれしいCDS対戦となりました。
第1ターン、よいカードがなかったのか、カルタゴ側の動きは鈍く、もっぱらPC合戦になります。

第2ターン、押っ取り刀でハンニバルがアルプスを越えますが、ここで、フラミニウスが猛将を迎え撃ちます。戦象の活躍で、戦闘カードは13枚:12枚とカルタゴ側が有利でしたが、8ラウンドに及ぶ激闘の末、フラミニウスがまさかの勝利をもぎ取ります。すかさず、追撃でヴァロが攻撃をかけ、11枚のイーブンでしたが、ハンニバルを退けることに成功します。

第3ターン、消耗し尽くしたハンニバルは、アルプスを越える撤退で全兵力を失い、這々の体でヒスパニアに逃げ帰ります。

ここから数ターン、シラクサの叛乱はあったものの、小康状態を得たローマ側は、制海権を生かして、アフリカ、ヒスパニアに小遠征をかけ、敵を牽制します。時折、叛乱により、支配エリアが減ることはあったものの、概ね、イーブンの結果で後半に。
第5ターン、揺さぶりをかけるべく、ハンニバルがシシリアに上陸していましたが、第6ターン、登場したばかりのアフリカヌスがこれを迎え撃ちます。9ラウンドの名人戦の末、またもローマ側が勝利。戦死の危機に陥ったハンニバルは、多くの兵力を見殺しにして、アフリカに撤退します。


第7-8ターンは終盤に向けて、両軍とも兵力の蓄積に備えます。8ターンが終わった時点で、支配エリアは9:9。
最終の第9ターン、このままなら、カルタゴの勝利となるため、ローマ軍はキサルピアにいるカルタゴ軍の撃破に全力を投じます。ローマの盾ファビウスとネロの連続攻撃で、ハシュドルバルが敗退し、キサルピアの支配がローマに。

その後は、シシリアにアフリカヌスを、サルディニアにネロを配置し、叛乱を防ぐとともに、支配維持の防衛体制を取ります。残りカードはともに4枚ずつ。
と、ここでカルタゴが取り出したのが、「フィリップⅤ世」!マケドニアが同盟となったことで、ローマのカードが1枚減少し、海上輸送に-1drmがつきます。
満を持して、フル戦力のハンニバルが海上輸送を試みます。目標は、サルディニア!1/3の確率で、失敗の可能性がありましたが、ローマ軍の警戒網を見事に突破し、上陸成功!
迎え撃つは、司政官ネロ。こちらも迎撃を成功させ、ポエニ戦争の行方は、この最終決戦に。カードは13枚ずつのイーブンでしたが・・・ここに来て、ハンニバルの天才的な戦術が炸裂!予備を含めて計5枚の両翼包囲を成功させ、ネロを全滅させることに成功します。

もはや、遮るものがなくなったサルディニアを、最後の1枚でカルタゴ軍が占領し、見事な逆転勝利となりました。
海上輸送成功と敵の全滅がともに達成できる確率は、わずかに1/6以下でしたが、これを成し遂げたカルタゴ軍に敗北です。
う~ん、やっぱり、HANNIBALは凄いゲームです。yagiさん実に濃密な対戦をありがとうございました。これで、ここ3戦はすべて敗北しているので、そろそろ、リベンジをしたいな~。