歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2013年09月

二度目の三連休で、どこもいけない憂さ晴らしに、Tommyさんと自宅オフ会をしました。あまり、手間のかからないものをと選んだところ、ヘビーローテーションに填って、なんと14連戦!たった二人で、尋常ではない対戦数になりました。
 
激闘!ロンメル軍団(CMJ)7連戦!
 ○英連邦軍(mitsu)対枢軸軍(Tommy)●
 ○英連邦軍(mitsu)対枢軸軍(Tommy)●
 ○英連邦軍(mitsu)対枢軸軍(Tommy)●
  ●英連邦軍(mitsu)対枢軸軍(Tommy)○
  ●英連邦軍(Tommy)対枢軸軍(mitsu)○
  △英連邦軍(Tommy)対枢軸軍(mitsu)△
  ●英連邦軍(Tommy)対枢軸軍(mitsu)○
大戦略白村江の戦い(GJ) ●唐・新羅(Tommy)対倭・百済・高句麗(mitsu)○
NORWAY!(Bonsai Games)6連戦
 ●ドイツ軍(Tommy)対イギリス連邦(mitsu)○
 ●ドイツ軍(Tommy)対イギリス連邦(mitsu)○
 ○ドイツ軍(mitsu)対イギリス連邦(Tommy)●
 ●ドイツ軍(mitsu)対イギリス連邦(Tommy)○
 ●ドイツ軍(mitsu)対イギリス連邦(Tommy)○
 ○ドイツ軍(mitsu)対イギリス連邦(Tommy)●
 
まず、緒戦は、「激闘!ロンメル軍団」(CMJ)です。ウォーゲーム・ハンドブックについたプロット式のチットシステムで、自軍の作戦を立てる、あるいは相手の作戦を読むことが主眼になります。システムは簡単ですが、読みが大切で、デッキ構築型のCDSによく似ています。
 
前半はmitsuがイギリス軍を、Tommyさんが枢軸軍を担当します。第一戦は史実通りイギリス軍の攻勢から始まります。一撃でアラムハルファを奪取し、主力の機甲部隊に内陸を走らせます。スタック制限に慣れていない枢軸軍は、進撃路を味方に邪魔され、素早い対応ができません。
 
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と、この隙に、砂漠を突進したイギリス軍機甲部隊がガザラに到達し、サドンデスに。
 
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第二戦も同じ陣営でしたが、枢軸軍がトブルク周辺から主力を引く抜いたため、すかさず、トブルク守備隊がイタリア軍を蹂躙。そのまま、チットの主導権を握ったイギリス軍が、第2ターンにまたも突破を果たして、サドンデス勝ちに。
 
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第三戦は、早々にアラムハルファを落としたイギリス軍が、機甲部隊で圧力をかけ、アフリカ軍団をトブルク周辺に封じ込めます。と、その隙に別働隊が内陸を迂回し、チットにも恵まれて、ガザラに到達しました。
 
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三連敗となった枢軸軍は、第四戦で徹底的な機動防御策に転じます。アフリカ軍団を内陸に配置し、進入してきたイギリス軍を代わる代わるに殴ります。両軍とも激しい消耗となり、サドンデスでは決着が付かずに、最終ターンに。引き分けならほぼ確実でしたが、勝ちにこだわるイギリス軍が海岸道路を明けた隙に、第21装甲師団の擲弾兵が長駆バルディアを強襲し、ここを奪還!ついに枢軸軍が勝ちを収めました。
 
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ここで、Tommyさんがイギリス軍、mitsuが枢軸軍と、陣営を入れ替えて、後半戦に突入します。
 
第五戦は、枢軸軍が機動力を生かして、イギリス軍を翻弄します。第1ターンに、英連邦軍はアラムハルファを落とし、過半以上を内陸に突入されたまではよかったのですが、ちょっと早すぎました。第2ターン、すかさず、DAKが反撃に転じ、アラムハルファを奪還。そのまま、薄い戦線を狙って強襲をし、イギリス軍を防御一辺倒にします。最後は、南部の補給基地を粉砕したDAKが東方への突破に成功し、サドンデス勝ちになりました。
 
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第六戦は、イギリス軍が慎重に行動したことで、終始、イギリス国境と近くでの戦闘となります。突破をはかるドイツ軍を、イギリス軍が回復力で凌駕します。それでも、後一歩で補給基地の破壊が見えましたが、drに祟られ、失敗。逆にイギリス軍の反撃でDAKが壊滅したものの、最終版だったために影響は少なく、そのまま、初の引き分けになりました。
 
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最終の第七戦は、終始、枢軸軍が主導権を握ります。イギリス軍も決死の防衛を見せますが、DAKがフルスタックによる力押しをしたことで、防ぎきれず、補給基地の破壊をされ、終了となりました。
 
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ライフワークのボランティア引率のハズだった三連休ですが、急遽、業務が入り、断念(冗談ではない!)。せめて一日くらいはと、仕事を片付けて、千葉会に参戦しました(見たか!)。前回が4月でしたから、約半年ぶりです(認めたくないものだな・・・)。
 
朝一でまだ人が集まる前だったので、会長のyagiさんといろいろと「深~い話」ができて、よかったです(お昼の中華屋でもありがとうございました)。
 
そうこうするうちに、みなさんが集まってきまして・・・。DRAGOONさん、喜多川さん、yagiさん、mitsuの4人で、フィギュア系戦国マルチの「Shogun」をプレイしました。
 
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このアイテムは舶来品でありながら、珍しく(失礼!)地政学的に正しい、戦国時代になっていまして。全国を舞台に、同兵力で覇を競うゲームです。どの勢力も、攻勢可能な3個軍団(機動グループ)を持っていて、いかに敵の主力を殲滅するか、が勝負の綾になります。ちなみに国土はリソースポイントを表し、徴兵や城づくり、諜報活動、傭兵(浪人)募集、順番決定などに使えます。リソースポイントは毎ターン使い切りなので、あんまり頭を悩ませることはなく、さくさく進みます。
 
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序盤、近畿から関東にかけて勢力を持つ紫(DRAGOON)さんが、なぜか、畿内に執着。そこを、九州と南畿に基盤を持つ青(yagi)が突いて、紫(DRAGOON)の1個軍団を壊滅してしまいます。
 
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と、東北と関東を席巻した緑(喜多川)が弱体化した紫(DRAGOON)の側面を突き、一気にトップに立ちます。
 
このままだと、紫(DRAGOON)が滅びて、勝負が付きかねないので、青(yagi)が海路を縦横に使って、上総上陸など緑(喜多川)にゲリラ戦を仕掛けます。
 
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その間に、赤(mitsu)は四国と中国を統一し、山城を対緑戦(喜多川)との最前線に、長門と四国を対青戦(yagi)との防壁にします。
 
と、この頃には、ウォーゲーマーだけあって、最善手がそれぞれにわかりはじめます。初めの移動で軍団を前進させ、敵の前線を蹂躙。その後、最低限の守備隊だけを残して、主力は最終移動で機動防御のできる後方へ。こうなると、主力決戦は起こらず、延々とゲリラ戦が続く羽目に・・・。
 
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イベントもなくシンプルなシステム故に、千日手になりかけたところで、ちょうど、お昼。最終ターンだけ、プレイして、とりあえず、赤(mitsu)の優勢で終了。
 
第二戦は、喜多川さんとのHANNIBAL(Valley Games)の対戦に。mitsuがカルタゴ軍を、喜多川さんがローマ軍をプレイします。
 
序盤のローマ軍は、手堅い防御策で、北イタリアの隘路にハイスタックを作って、ハンニバルの進入を拒みます。
 
やむを得ず、山脈越えでエトルリアに進入したハンニバルは、ネロの迎撃を退けますが、ここで戦力を消耗。再度、キサルピアに戻り、正面からプブリウスに攻撃をかけたものの、さすがに戦力差はいかんともしがたく、敗退。戦死の危険があったので、断腸の思いでアルプスを越えて撤退します。
 
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ローマ軍はキサルピアの支配を取り戻します。さらに別働隊で、ヒスパニアを突きますが、駆け戻ったハンニバルの迎撃で、これは失敗に終わります。
 
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カルタゴ軍が攻めあぐねているうちに、第6ターンにアフリカヌスが登場。満を持したローマ軍は、アフリカヌスをアフリカに派遣しますが・・・ああ、ハンノの迎撃により、ローマ軍は壊滅し、アフリカヌスが戦死(!)してしまいます。
 
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早速、逆襲に移ったカルタゴ軍ですが・・・カード運もよくなったことで、逆に慎重になりすぎてしまいます。精彩を欠いたちぐはぐな攻めで、どうしても政治的優位を覆せず。
 
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第8ターンにやっとシラクサの叛乱が来て、イーブンになり、ローマ軍の逆襲も退けたのですが・・・。第9ターン、このまま、終わればと、実に消極的に「停戦」を発動してしまいます。と、最後にディプロマシーで、アフリカの一角がローマに寝返り、まさかの逆転負け!
 
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(確かに疲れていましたが)カルタゴなのに先攻を取ってしまったり、カードの組み合わせを間違えたりと、あまりにキレのないプレイに、がっくし・・・。だめだ、こんなボケボケ頭じゃ、ヤツラには勝てない!11月のヤマを越えたら、鍛え直します。喜多川さん、待っててね~。

残暑の残る9月はじめの日曜日に、第104回ちはら会が開催されました。いつものベテラン4人で、ウェーゼル演習からバルジ、三国志、古代朝鮮史まで、楽しみました。今回は、業務多忙のため、簡易版で・・・。
 
先日、プレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
 
NORWAY!(Bonsai Games)4戦
ルールはそんなに難しくないんですが、とにかくやってみなければわからない、ウェーゼル演習の編成ゲーム。ルール間違いのインストの後、4戦をプレイ。プレイしているより作戦を立てている時間の方が長い、という、妙に「正しい」アイテムでした。
 
●ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(kawa)○
いきなりドイツ軍が高速戦艦を使って通商破壊を試みましたが、イギリス戦艦隊に阻まれ、失敗。今からノルウェイ侵攻をしても厳しいということで、4ターンで終了。
 
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○ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(kawa)●
先の失敗に懲りたドイツ軍が綿密な計画で、ノルウェイ侵攻を発動。ウィルフレッド作戦が遅れたことで、トロンハイム・ナルビクとも侵攻に成功。その後、南部を上陸部隊と空挺降下で占領し、全箇所占領で圧勝でした。イギリス軍は、空母を分散したために、ノルウェイ南部の制空権の奪還に失敗し、損害ばかりが嵩みました。
 
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●ドイツ軍(Tommy)対イギリス軍(mitsu)○
終了間際に、Tommyさんをお相手に再戦。早々にロイヤルネイビーが突入し、ノル ウェイ北部を制圧。その後、空母による南部の制空権奪取は失敗したものの、高速戦艦隊の哨戒の間隙を縫って、輸送艦隊がベルゲンに逆上陸し、4箇所の占領を阻止し、決定的勝利となりました。
 
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●ドイツ軍(Tommy)対イギリス軍(mitsu)○
  今度は、北部に重点を置いて来るであろうドイツ軍の裏を付き、高速戦艦隊が移動した隙に、ノルウェイ南部に空母を投入!アークロイヤルが撃沈されるも、ルフトヴァッフェを駆逐し、制海権を確保。その後、戦艦隊でこれを増強し、ベルゲン・スタバンゲルに近寄らせず、勝利しました。
 
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バルジ大決戦(SLGamer) ●ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(kawa)○
さいたまオフラインのSLGamer誌の付録アイテム。序盤、ドイツ軍が猛烈な攻撃でアメリカ軍を除去。サンビット・バストーニュ・スパを占拠するも、後一歩、届かず。
 
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日露大戦(CMJ)  ○日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(kawa)●
バルジ大決戦を終えて、気がついたら、傑作ミニゲームの日露大戦(CMJ)を二人で、プレイしていました。詳細は不明ですが、日本軍が押し切ったようです。
 
三国志演義(エポック)4人プレイ ○mitsu・エンジョウ・kawa・Tommy
 
 桃園の誓いで、諸葛亮を引き当てたmitsu(青)が南陽を軸に、順調に南部を平定。軍事的優勢を嵩に来て、Tommyさん(ピンク)から領土の割譲をしたまでは順調。と、No.1を叩けとエンジョウ(灰色)・Tommy(ピンク)連合軍が反撃。天命札を使って、エンジョウ軍(灰色)の最強スタックを粉砕し、司馬懿を捕虜にしたのはよかったが、ここでkawa軍(黄)も参戦。
 
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一時は、帝都南陽を蹂躙されたため、三領土の割譲を条件にkawa軍(黄)と停戦し、Tommy軍(ピンク)の撃滅に方向転換(負けてもただでは済まないとしておかないと、次回以降に勝ち目がないため)。長安を攻略し、敵のメインスタックを撃滅したことで、文官を手に入れて、終了。負けかと思いきや、最後の獲得が効いて、エンジョウさん(灰色)に1点差で勝利できました。
 
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大戦略白村江の戦い(GJ) ○唐・新羅軍(mitsu)対倭・百済・高句麗軍(Tommy)●

前回、慎重になりすぎて、最後の一手番で勝ちを逃がした、リベンジ対戦。序盤、唐・新羅軍が百済を追い込むも、倭軍が後方に回り込んで攪乱。
 
 が、冷静に補給線を確保し、防壁を築いたことで、倭・百済軍が徐々に消耗します。半島中央で孤立化していた倭軍ユニットを殲滅したことで、本土に撤退。
 
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 高句麗軍は果敢にも、唐軍の補給線を切りに、攻勢に出ましたが、後方の漢城を唐の上陸軍に取られ、孤立化。最後は、唐・新羅軍主力による包囲殲滅を受けて、国王以下、高句麗主力隊が壊滅し、投了となりました。
 
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信長包囲戦(GJ) ○織田側(エンジョウ)対反織田側(kawa)●
  最後の時間調整ではじめしたが、織田側の攻勢が冴え、反織田側を圧倒。途中で終了となりました。

9月のちはら会が来週になったので、お知らせします。個人的には、11月半ばまで業務多忙になるため、しばらくゲームができなそう。ぜひ、楽しんでおきたいです(なお、次回のちはら会は、Tommyさん主催で四街道例会になります)。みなさまのお越しをお待ちしています。
 
[日時] 9月8日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識
 
イメージは、夏休みに初めて行った、高松の玉藻城。生駒氏が作った城郭で、縄張りはあの黒田官兵衛だそうで・・・(奇しくも大河の先取り!)。当日の気温は、38.4℃!(同じ日に四万十で、41℃を記録していました。)
 
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四国はかなりの水不足なんですが、実に豊かな水堀。と思ったら、なんと海水を引き込んでいるんです。お堀の中を鯛(!)が群泳しているのには、びっくりでした。
 
海上封鎖が難しく、水攻めや水断ちといった攻城手段が使えないため、軍事的にはかなり有効だったようです。
 
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香川と言えば、なんといってもうどん!行列のできる山越の釜玉うどうんは、尋常でないうまさでした。関東のそれとは、もはや別の食べ物でした。案内をしてくださった地元の方は、これをわずか10秒足らずで完食。「うどんは、飲み物。ビールと一緒で、のどごしが全てやね」だそうで・・・。
 
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