歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2013年12月

  年末恒例になりました「行く年、来る年」で、2013年のゲームライフを振り返りたいと思います。今年の「業務多忙」攻勢は鮮烈を極め、菊間CCでの開催が1回停止になるほど・・・(かわりにTommyさんに四街道分会を開いてもらいました)。いつもは付けていた戦績も、ついに中断。う~ん、このまま、定年までこうかしら・・・(泣)。
 
[新ジャンルの立ち上げ]
 
ただでさえ、プレイ数が減ってるのに、新ジャンルを増やしてどうする!という批難は重々承知の上で・・・。
 
パラレル・ワールドを呼び起こせ!~仮想戦アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2013/01/23
 
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悠久広大な中国史~東洋史アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2013/02/17
 
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旭日の連合艦隊と不屈の太平洋艦隊~太平洋戦争の陸海空キャンペーン
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2013/06/10
航空機万能の時代と主役の座を降りた大艦巨砲主義~太平洋戦争空母・水上戦アイテム その1
航空機万能の時代と主役の座を降りた大艦巨砲主義~太平洋戦争空母・水上戦アイテム その2
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2013/06/12
 
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[旧ジャンルからの転載と目標の達成]
 
旧ジャンルからの転載したのが、1つです。プレイ済みに取り組む途中で、新規アイテムが増えたために、達成率が下がってしまったものです。
 
灼熱のアフリカン・ビート~北アフリカ戦域アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2013/11/17
 
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次に、目標を達成した(回復した)のが、4ジャンルです。昨年は2ジャンルだけだったことを考えると、低空飛行ながら大健闘でした。
 
「戦争を終わらせるための戦争」は、地獄の総力戦!~第一次世界大戦アイテム <3割を達成>
 
西部戦線異状なし(GJ)●
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/8369490.html
東部戦線前進せよ(GJ)●
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/8482634.html
大艦巨砲主義(旧GJ)JUTLAND1916○
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/8716183.html
 
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悠久広大な中国史~東洋史アイテム <5割を達成>
 
 
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灼熱のアフリカン・ビート~北アフリカ戦域アイテム <7割を回復>
 
 
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パラレル・ワールドを呼び起こせ!~仮想戦アイテム <3割を達成>
 
 
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立ち上げたばかりの東洋史と仮想戦アイテムの2ジャンルで、達成できたのは、よかったです。また、気がついたら増殖していた北アフリカ戦域アイテムで、7割を回復できて、ほっとしています。
 
が、西部戦線1944やナポレオニック、中世史アイテムなど、後一歩で立ち止まっているジャンルも多いので、来年はこのあたりに焦点を当てて、頑張ります。対戦がダメなら、得意のソロだけでも成仏させるゾ!(笑い)
 
最後に、今年にプレイした中で、ベスト7のアイテムを紹介します。
 
第1位 RUN SILENT,RUN DEEP(3W)シナリオ3
 
100回記念のちはら会で、傑作潜水艦戦の最大シナリオ「エースたちの死」を対戦。kawaさんとタッグを組み、常連のTommyさん、いのさんと存分に楽しみました。こんな大きなシナリオを対戦できるなんて、幸せです!!
 
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第2位 項羽と劉邦(GJ)
 
11月以降に対戦できた楚漢戦争のCDSです。傑作「信長包囲戦」と同じシステムですが、ランダムイベントと手札の組み合わせが、実に悩ましい!マイナーだけど、「信長包囲戦」より上かな・・・。
 
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第3位 西部戦線異状なし/東部戦線前進せよ(GJ)
 
千葉会会長のyagiさんと、複数回、対戦できました。「東部戦線前進せよ」(GJ)はどうにも連合軍(というよりロシア軍)がつらかったので、必死に研究し、引き分けとなったのが、印象深かったです。でも、「西部戦線異状なし」のドイツ軍は、どうあっても勝ち筋が見えないんですよね~。
 
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第4位 日本機動部隊(CMJ)インド洋海戦
 
エポックで最も売れたシミュレーションの「日本機動部隊」(CMJ) 。そのマイナー極まるヴァリアントの「インド洋海戦」をkawaさんと対戦できました。アルバコアで飛龍と翔鶴を撃沈(!)したのが、思い出深いです。
 
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第5位 激闘!ロンメル軍団(CMJ)7連戦!
 
これも、夏に狂ったように対戦した、チットドリブンの砂漠戦です。Tommyさんと朝から始めて、気がつけば7連戦!久々に夢中になったアイテムです。
 
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第6位 1914:栄光の終焉(GJ)
 
めずらしく、WWⅠアイテムから二つめです。巷ではほとんど噂を聞かないのですが、機動戦のシュリーフェンプランから塹壕戦に移る経緯がよくわかる秀作です。ちはら会常連のkawaさんと茨城会の提督さんと、2戦もできたのが、奇跡!
 
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第7位 大戦略白村江の戦い(GJ) 
 
ミニマップの簡単アイテムですが、選択肢が極めて多く、唐・新羅と倭・百済・高句麗のどちらを持っても、悩ましく楽しいアイテムです。盟友Tommyさんと空くことなく連戦しました。
 
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番外ですが・・・春秋戦国時代(GJ)
 
1ターン60年という、豪快なマルチで、ソロから対戦ができて、楽しかったです。規模が規模だけに、人材登用もイベントも出たとこ勝負なんですが、あのままならさが好きだったりします。
 
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対戦機会が激減した割りには、楽しいプレイができたことを、みなさまに感謝します。また、来年もよろしくお願いします。

今月のソロプレイ第二弾は、実に久々のB級アイテムから「尻怪獣アスラの逆襲」(CMJ)です。その設定は・・・あまりに馬鹿らしくて書く気も起こりませんが(笑い)、放射線を浴びて巨大怪獣となった主人公ウォルドーの「尻」が、東京下町を舞台に暴れ回るというもの。詳しくは、「尻怪獣アスラ」でネット検索ください。
 
中黒氏デザインの紛う方なき、B級アイテムでして、これに「カラテガール」とか「ハイキックガール」などのB級邦画のキャラが加わり、下町を守り抜け!となります(なんのこっちゃ?!)。
 
アスラの勝利条件は3つあり、いずれかを達成すれば勝利です。
*スカイツリーを破壊する(HP2)。
*向島と雷門を破壊する。
*(マッド・ドクターの)ワンサムサキと(アスラの秘密を知る)タシラを倒す。
 
人類側は、その前にアスラ(HP7)を倒せば、勝利です。で、早速、第1ラウンドに。
 
第1ターン、人類側はウォルドーを使って、スカイツリー近くにいる未活性ユニットを裏返します。このゲームでは、ウォルドー以外のキャラは、指定場所に裏の状態で配置され、ウォルドーが接触するか、怪獣が隣接すると、活性化します。今回のキャラは、ワンサムサキ。治療能力がありますが、序盤はほとんど役に立たないなァ~。
 
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一方、アスラ側は快速を生かして、スカイツリーに接近します。
 
第2ターン、攻撃力のあるキャラを見つけたいウォルドーは、やはり隣接するユニットを活性化します。チェーンソー女子高生が登場。ワンサムサキは、ひたすら逃げの一手です。アスラは、活性化のキーマンであるウォルドーを攻撃しましたが、間一髪、逃げ延びます。
 
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第3ターン、ウォルドーは、飛行能力を持つヴァンパイア侍をリクルートします。その間に、チェーンソー女子高生が果敢にもアスラに攻撃を仕掛け、見事、1ヒットを与えます。起こったアスラは、2回の攻撃でチェーンソー女子高生を踏みつぶします。
 
第4ターン、ヴァンパイア侍がアスラに1ヒットを与えている間に、ウォルドーは(アスラの秘密を知る)タシラと接触します。「蹴りに弱い」ということが判明し、市井の女子高生ハイキックガールが立ち上がります。が、HKGは浅草にいて、ちょっと時間がかかりそう。
 
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敵に囲まれる前にと、アスラはここで目標を変更し、スカイツリーを攻撃に移ります。第一撃に成功し、1/6の確率でしたが、見事、[1]を出し、連続成功!電撃的攻撃でスカイツリーを破壊し、アスラ側の勝利となりました。
 
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このまま、引き下がれない人類は、第2ラウンドに。序盤、ウォルドーの必死のリクルートで、チアリーダー忍者とヴァンパイア侍を発見。が、アスラはすかさず、攻撃ボーナスを持つチアリーダー忍者を撃破。ヴァンパイア侍が必死の攻撃をかけますが、返り討ちにあって、死亡。
 
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全く、アスラに損傷を与えられず、頼みの綱は有力キャラの活性化でしたが・・・ウォルドーの呼びかけに応じたのは、ああ、非力なキポラ。身の危険がなくなったアスラは、悠々と目標に近寄ると、その尻圧でスカイツリーを踏みつぶして破壊。アスラ側の完勝でした。
 
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う~ん、運のしの人類必敗アイテムか、と思いつつ、念のため、第3ラウンドに。
 
第1ターンに、アスラが向島でタシラを発見し、攻撃に移りますが、間一髪、セーフ。と、ウォルドーが駆けつけ、ハイキックガールを呼び出します。場所も近く、業平橋!
 
分が悪いアスラは、目標を向島と雷門の破壊に変更して、半歩後退。攻撃を仕掛けてきたヴァンパイア侍を返り討ちにします。
 
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が、ここで後方から駆けつけたハイキックガールの跳び蹴りが炸裂し、一気に5ヒットを受けます!アスラは損害によろめきながら、HKGに反撃をするも、失敗。
 
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第4ターン、後方から登場した女子高生ロボットが遠距離攻撃をかけると同時に、ハイキックガールが止めの一撃を仕掛け、見事に成功!下町を愛する女子高生の活躍で、ついにアスラを撃滅することに成功しました。
 
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あまりに馬鹿らしくって、作戦研究もはばかれる本作ですが、「カラテガール」と「ハイキックガール」をレンタルして、「史実」を学習したのは、秘密です(笑い)。

急激な寒さもなく、順当な12月ですが、第107回ちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。
 
[日時] 12月28日(土) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識
 
最近、久しぶりにプレイ意欲が高まっているB級アイテムから「尻怪獣アスラの逆襲」(CMJ)。う~ん、忙しいときほど、くだらんアイテムに惹かれるのは、ちはら会だから?!
 
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真面目な部類では、「RUN SILENT,RUN DEEP」(3W)や「日本機動部隊」南太平洋海戦シナリオあたりもやってみたいな~。だって、ソロができないから。
 
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ああ、もちろん、「砂漠の狐」(エポック)も募集中です。

午後に3人が揃ったところで、エンジョウさんが二面打ちで「バルジ大作戦」(CMJ)を行いました。陣営は、連合軍(mitsu)対ドイツ軍(エンジョウ)です。
 
第1ターン、連合軍はベストセットアップで臨みましたが、驚愕の戦闘結果になります。なんと、6ユニットが消滅する異例の事態!(8ステップロス)!しかも、一番堅いはずの中央が突破され、サンビットに歩兵が籠もれない状態に!
 
薄い戦線を引いても蹂躙されるだけと、苦慮の末、サンビットを放棄。3ユニットを足止め部隊として、犠牲にし、早くもエルゼンボルン尾根に後退します。これまで限りなくバルジをプレイしていますが、こんな厳しい状況ははじめてです。
 
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第2ターン、ハイトがSW付近に降下し、空挺増援を遅らせます。主力は足止め部隊を排除し、はや、サンビットを占領します。
 
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第3ターン、かろうじて増援によって戦線を引いた連合軍に対し、ドイツ軍は側面迂回を選択。第二次攻撃で装甲による戦闘をしかけ、圧力をかけます。
 
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第4ターン、ここでドイツ軍はトロワ・ポン西方で攻撃に出ます。エルゼンボルン尾根を1枚のみの薄い戦線にして、アンブレーブ河沿いに3枚スタックを組んでいた連合軍に対し、正面攻撃を敢行。2:1にもかかわらず、わずか1/12の確率をこじ開け、D1R!第二次移動で歩兵1個師団を包囲します。
 
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やっと、戦線を引けた連合軍は、手薄な西側で反撃に出ます。不用意に突出し平地にいた第9SS 装甲師団を、3:1で包囲攻撃!これが見事に決まって、全滅!続く、第二次攻撃はさすがに失敗するも、敵の打撃力を奪い、なにより貴重なVPを押し下げます。
 
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第5ターン、ドイツ軍は反撃により突出した3ユニットを殲滅しますが、イギリス軍の早期介入を恐れて、一旦、Spaやミューズ河の3ヘクス以内から遠ざかります。
 
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第6ターン、薄く伸びたアンブレーブ河の戦線に対し、ドイツ軍が最後の組織的攻撃をかけますが、数ユニットを撃破したのみで、突破はならず。
 
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逆に、制限解除となったイギリス軍と北部の増援により、中央部に反撃を開始します。また、南部では森林に入り込んだ装甲師団を、巧みな機動で間接包囲することに成功します。
 
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第7ターン、包囲された部隊を救出すべく、ドイツ軍が再反撃を実施し、これに成功します。
 
が、連合軍は、代わりに薄くなった中央部で、突破を行い、数ユニットを包囲殲滅します。また、最強の増援-第2機甲師団を北部に投入し、こちらでも戦線を突破します。
 
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この時点で、もはやVPが40点に届かなくなることが判明し、連合軍の勝利となりました。
 
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いやー、かつてない厳しい状況でしたが、ドイツ軍が迂回を優先して攻撃を控えたこと(結果として、部隊を失わずに済んだ)と南部に2個装甲師団を送ったこと(主力の打撃力が低下)により、かろうじて戦線を維持できたことが、逆転の勝因でした。

今月のソロプレイで取り上げた「項羽と劉邦」(GJ)を、早速、kawaさんと対戦しました。
 
第一戦は、mitsuのインストで、楚軍(mitsu)対漢軍(kawa)の対戦へ。
 
第1ターン、漢軍は張良を選び、カード枚数は、漢軍3:楚軍4でスタート。楚軍は「背水の陣」で臨淄を占領し、項羽軍主力が兵を整えます。一方、友好度チェックで味方になった黥布を武漢に侵攻させ、漢軍への時間稼ぎにします。
 
漢軍は、ほぼ全力で咸陽に侵攻したのはよかったのですが、なんと攻撃失敗!蕭何がいないこともあり、カード枚数が少なく、大きく出遅れます。
 
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第2ターン、人材登用は竜旦。カード枚数は、漢軍3:楚軍5。第二戦で咸陽を陥落させた漢軍は、カードを使って黥布を調略しますが、楚軍のカウンターカードで無効に。
 
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一方の楚軍は、態勢が整わないうちにと、鉅野の彭越を攻め、これを壊滅させます。別働隊の竜旦は北方の平定に向かい、薊を陥落させます。
 
第3ターン、人材登用は夏候嬰。カード枚数は、漢軍5:楚軍6。枚数で劣る漢軍は、実力行使で黥布の排除に向かいます。増強した戦力を投入して、武漢の黥布を敗走させます。これでやっと、洛陽への道が開けましたが・・・。
 
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先手を取ったのは、楚軍でした。鉅野にいた項羽主力が電撃的に洛陽に侵攻し、ここを確保してしまいます。同時に、竜旦が鋸鹿を攻略し、サドンデスの条件を整えてしまいます。
 
やむなく、漢軍は張良で、項羽のいる洛陽を攻めざるを得なくなり・・・結果は、予想通りの敗北。楚軍のサドンデス勝利が決定しました。
 
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ゲームに慣れたところで、第二戦に。陣営は、楚軍(mitsu)対漢軍(kawa)で変わらず。
 
第1ターン、漢軍は定石の蕭何を選び、カード枚数は、漢軍4:楚軍4でスタート。今度は、漢軍は一撃で咸陽を攻略します。その後、友好度チェックで味方になった彭越を増強し、張耳を自陣営に引き入れます。
 
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一方、楚軍は、軍団増強で増加した田榮を攻めあぐね、継続戦闘2回で、どうにか、臨淄を攻略します。
 
第2ターン、人材登用は早くも韓信が登場!カード枚数は、漢軍7:楚軍5。武漢にいた黥布を、漢軍の韓信が一撃で粉砕し、黥布を戦死させます。その後、兵力を増強し、外交戦を盤石にします。
 
楚軍は、項羽主力で鉅野を攻め、彭越を粉砕。通過路にあたる平原に鍾離味を送り込みます。
 
第3ターン、人材登用は虞美人。カード枚数は、漢軍7:楚軍5。武漢の漢軍主力が洛陽を攻略し、兵力を増強します。同時に、「名士の仕官」で張良を抜擢します。
 
と、その隙を突き、項羽が武漢に侵攻。さらに、虞美人の活躍で電撃戦で漢中を攻略してしまいます。
 
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慌てた漢軍は、「国士無双」で韓信を振り戻し、武漢を封鎖します。
 
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運命の第4ターン、人材登用は張良で、カード枚数は、漢4:楚軍9。漢軍は確実に項羽を撃つべく、水攻を発動。項羽軍はわずかに1枚に!この危機に、項羽は「伝説の名馬」で辛くも死地を脱します。
 
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さらに、潤沢なカードで「天下三分の計」で韓信を中立化させることに成功します。調略が効かないと踏んだ漢軍は、やむなく夜襲で韓信を撃破します。
 
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この隙に、楚軍は、別働隊で洛陽を攻略し、外交戦で韓信を味方に、張耳を中立化させます。
 
第5ターンは、人材登用は陳平で史実通り、劉邦陣営へ。カード枚数は、漢6:楚軍7。楚軍は先手を取って、項羽で襄国を攻略。これで、サドンデスの条件を整えます。
 
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慌てた漢軍は、樊噲主力で洛陽の鍾離味を攻撃します。確率的には十分に防衛できるはずでしたが・・・樊噲のdrが炸裂し、楚軍を粉砕。鍾離味を敗死させてしまいます。
 
第6ターンは、人材登用は竜旦。カード枚数は、漢7:楚軍7のイーブンに。
 
漢軍は漢中に大増援を発生させますが、すかさず、楚軍が韓信を使って、武漢を封鎖。さらに、「陳平の出奔」で軍師を引き抜きます。
 
敵の援軍や策略を封鎖したところで、竜旦が「背水の陣」を薊を攻略。再び、サドンデスの条件を整えた楚軍に対し、やむなく、漢軍は樊噲で、項羽のいる襄国攻めをせざるを得なくなりました。結果は、予想通りの敗北。楚軍のサドンデス勝利が決定しました。
 
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さすが、「信長包囲戦」システムだけあって、面白さは抜群です(本当は[項羽と劉邦]の方が先ですが・・・)。各武将の打撃力が低い分、調略や除去イベントの重さが増しており、中国古代史らしい展開になります。質の楚軍対総合力の漢軍が上手に表現させており、増援や友好度、人材登用などにより、毎回、展開が大きく変わり、リプレイアビリティも極めて良好です。ぜひ、また、対戦したいものです。

無料頒布されたばかりの「ガザラの戦い」(CMJ)を、エンジョウさんと2戦をしました。
 
入門用だけあって、ルールは極めて簡単で、両軍がdrして、大きい側が1アクション(1ユニットの移動/戦闘)を行うというもの。同じ場合は、イベント発生と共に、時間マーカーが+1ずつ進み、最終的には+4の段階で[5]または[6]のゾロ目が出れば、ゲームは終了。戦闘も、やはり両軍がdrして、そこに戦力を足し、大きい側が勝利します。ZOCや味方のいるヘクスへの後退が禁止されていて、うまく機動させないと、けっこう、ユニットが飛びます。
 
最強は、4戦力を持つDAKの2個装甲師団で、イギリス軍のほとんどが2戦力であることを考えれば、いかに強力かわかることでしょう。基本的には、枢軸軍がZOC to ZOCの直接移動で浸透し、イギリス軍を攻撃し、遮二無二前進。4箇所の集落を占領するか、トブルクを陥落させれば、ドイツ軍の勝利。それ以外は、イギリス軍の勝利です。
 
第一戦は、ドイツ軍(エンジョウ)対イギリス軍(mitsu)でスタート。序盤は、ドイツ軍のイニシアチブが多く、正面からの力攻でイギリス軍の戦線を後退させます。が、イギリス軍の戦闘drもそこそこで、壊滅するユニットはなし。
 
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中盤、突出したドイツ軍に対し、イギリス軍が包囲した上で、攻撃を実施します。かなりの確率でdrに恵まれ、21PZ とアリエテ師団を壊滅させることに成功します。ゾロ目も多く出て、すでにタイム・マーカーは+4に。
 
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このまま、時間切れになるかと思いきや、今度はウソのようにドイツ軍に流れが行きます。残った15PZが獅子奮迅の攻撃で、次々とイギリス軍を殲滅。ゾロ目が来ても、4以下ばかりで、終わりそうで終わらない展開に。
 
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そして、終盤、この勢いを維持したドイツ軍が、二度目のビル・エル・グビへの攻撃を成功させ、タイムリミットギリギリで、4箇所を制圧し、勝利となりました。う~ん、好事魔多し。
 
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第二戦は、陣営を入れかえ、ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(エンジョウ)で対戦。序盤からドイツ軍のdrが冴えまくり、次々とTommyを粉砕。
 
一度も負けないうちに、気がつけば、敵の全ユニットを殲滅してしまいました。可能性はゼロではありませんが、4箇所の制圧は確実と思われ、枢軸軍の勝利となりました。
 
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簡単でいて、dr勝負が多く、盛り上がる作品で、入門用や時間の空いたときにはもってこいですね。また、対戦したいものです。
 
ちなみに・・・
この対戦により、北アフリカ戦域アイテムのプレイ率が7割を越えました。関連のジャンル別記事を更新しましたので、ご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2013/11/17

朝晩はかなりの冷え込みがありますが、11月最後の日曜日に、2ヶ月ぶりに菊間CCでのちはら会例会を実施しました。参加者は、kawaさんとエンジョウさんを加えて、3名でしたが、中国古代史から、戦役級太平洋戦争、頒布用入門砂漠戦など、のべ7戦を楽しみました。
 
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先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
項羽と劉邦(GJ)2戦
 ○楚軍(mitsu)対漢軍(kawa)
 ○楚軍(mitsu)対漢軍(kawa)
ガザラの戦い(CMJ)2戦
  ○ドイツ軍(エンジョウ)対イギリス軍(mitsu)
  ○ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(エンジョウ)
バルジ大作戦(CMJ) 
 ○連合軍(mitsu)対ドイツ軍(エンジョウ)
Victory in the Pacific(AH)2戦
 ○連合軍(エンジョウ)対日本軍(kawa)
  連合軍(kawa)対日本軍(エンジョウ)○
 
イメージは、kawaさん経由で千葉会のyagiさんからいただいた「ガザラの戦い」(CMJ)。みんなに頒布して、と予備もいただきました。次回にも持参しますので、ご希望の方はどうぞ。
 
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こちらは、エンジョウさんとkawaさんが連戦していた、「Victory in the Pacific」(AH)。SLG最古の太平洋キャンペーンですが、慣れれば3時間前後で終わるプレイアビリティは、今でも貴重です。
 
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第一戦は、イギリス軍と差し違えてしまった日本軍が、44年の米軍の大量増援の前に敗北。第二戦は、逆に米軍の攻撃が今一つで、日本軍が優位を持ったまま、終盤戦へ。後一歩まで追い詰めながら、「帰還」に救われることが結構あって、いい味を出していました。
 
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今月のソロプレイは、ほぼ一年間、プレイし続けた古代中国史から、「項羽と劉邦」(GJ)です。その名の通り、秦帝国崩壊後の楚漢戦を描いたアイテムです。システムは、エリア式カードドリブンであり、傑作「信長包囲戦」(GJ)や「本能寺への道」(GJ)と同システムを使用しています。
 
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後背地漢中を持つ漢軍が、西南部を押さえた楚軍と、中原で激突します。総じて、漢軍は(韓信が登場するまでは)戦術値は低いものの、蕭何や後背地の存在により、戦略値に優れ、多くのカードを使用できます。対する楚軍は、カード枚数こそ、5枚強と少なめですが、項羽の破壊的な戦術能力で優位に立ちます。
 
これ以外にも、黥布や彭越、張耳などの独立諸侯がおり、補充や友好度判定で、中立か楚漢いずれかにつきます。前半は、中立または楚軍陣営ですが、後半になるとカード差が物を言い、漢陣営に寝返ることが多いです(史実通り)。
 
同様に、不確定要素となっているのが人材登用で、漢軍の優秀な人材-韓信や張良がいつ来るのかで、大きく展開が変わります。
 
楚軍としては、前半の優位を生かして、電撃的に北方の補給地点を占領し、7箇所確保でサドンデスを狙うことが、目標です。一方の漢軍は、韓信や張良が揃うまでは、防御を前提に、外交を展開します。その後、韓信に兵力を率いさせて、北方あるいは中原で攻勢に出ることになります。
 
第1ターン、このターンのみ、漢軍が任意で人材が登用できるので、標準策である蕭何を任官します。これにより、カード枚数は、4:4の五分になります。
 
まず、先手は楚軍で、主力の項羽が臨淄の田榮を攻めます。攻城兵器を使用しましたが、項羽の攻撃力は圧倒的で、増強された田榮(5戦力)を瞬殺します。が、1戦力を反撃で失ったので、鍾離味を合流させます。
 
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一方の漢軍は、主力で章邯を撃滅し、咸陽を占領します。さらに、「名士の仕官」を使って、最高の作戦値を持つ張良をスカウトします。「諸侯への援助」を使って、彭越の戦力を増強します。
 
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第2ターン、カード枚数は漢軍6:楚軍5。張良の作戦値を生かした漢軍は、先手を取って、洛陽を占領します。次いで漢中から増援を送り、この支配を強化します。
 
楚軍は外交で黥布を味方に付けます。これを嫌った漢軍は、「新王の出現」で苑を封鎖します。
 
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ならばと、楚軍の主力が動き、項羽が鉅野の彭越を攻めます。が、drに恵まれず、わずかに2ヒットのみ。やむなく、外交に切り替えて、彭越を口説きますが、漢軍もカードを注ぎ込んで対抗したため、がっぷり四つの外交合戦に。最後は、「贈り物」を使った楚軍が彭越を味方にしたものの、この隙に漢軍が黥布を中立に戻してしまいます。
 
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第3ターン、カード枚数は漢軍7:楚軍5。しかも、人材は韓信!流れが一気に漢軍へ。
 
またも先手を取った漢軍は、彭越を中立化してしまいます。このまま、外交合戦をしても枚数で負けることが確実な楚軍は、やむなく軍事に作戦を切り替え、范増の増援を加え、項羽で鉅野を占拠します。
 
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敵主力が行動済みとなったため、漢軍はカードを惜しげもなく注ぎ込んで、張耳を味方に付けます。さらに、後方からの増援を洛陽に集結させます。頃合いよしとみた漢軍は、国士無双の韓信を出撃させ、電撃的に鉅鹿を占領します。
 
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第4ターン、カード枚数はさらに広がって、漢軍9:楚軍5。人材登用の陳平は、楚軍に来たため、作戦値はイーブンとなりましたが・・・。
 
まず、韓信が先手を打って、薊を占領。漢軍はあと1つ補給地点をとれば、サドンデス勝利となります。楚軍は、これを警戒して、臨淄に鍾離味の4スタックを派遣します。
 
その後は、中立の黥布をめぐって、激しい外交工作が行われ、贈り物を使って、漢軍が自陣営に引き込みます。寿春に隣接する黥布のフルスタックを放っておけず、ついに項羽が動きます。榮陽に侵攻した楚軍主力は夜襲を決行!なんと一撃で黥布軍を全滅させます。項羽、恐るべし!
 
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が、漢軍はこの時を待っていました。敵主力が中原にいなくなったところで、「国士無双」を発動!再び、未行動に戻った韓信が、電撃的に臨淄に侵攻します。確率的にはやや苦しいところでしたが、drが爆発し、鍾離味を撃滅!臨淄を占領して、漢軍がサドンデス勝利となりました。
 
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あっけない勝利に、一応、ゲームを続けてみたものの、カード差が11:4となり、どうにもできず。第5ターンに、鍾離味が「共に謀るに足らず」で脱落。
 
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第6ターンに南下する韓信と項羽が沛で激闘を繰り広げている間に、樊噲が寿春に突入。
 
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第7ターン、伏兵で項羽を撃退した韓信は、「天下三分の計」で独立するものの、外交工作で漢陣営に戻り、彭を占領。最後は、項羽軍は会稽に押し込まれ、ゲームセットでした。
 
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「信長包囲戦」(GJ)と比べると、人材登用や友好度チェックなど、ランダム性が強く、どちらにでも傾く可能性があります。一度、たりとも同じ展開はないわけで、その時、その時の判断が、さらにめまぐるしくなっていると言えるでしょう。
 
よい点としては、前作以上に展開が早いため、ダメでもすぐにもう一戦、とできることでしょう。中国大陸らしいおおらかなCDSとして、ぜひ、対戦もしたいものです。求む、対戦者!

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