歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2014年05月

続いて取り組んだのが、ちはら会でちょっとしたブームの「項羽と劉邦」(GJ)です。今回は、両軍を表裏で二連戦しました。
 
第1戦は、楚軍(mitsu)対漢軍(エンジョウ)で対戦。第1ターンは、定石通り、漢軍は咸陽を、楚軍は臨淄をそれぞれ、制圧します。と、ここで楚軍は、友好度判定で味方に付いた黥布を使い、武漢へ電撃侵攻します。
 
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これで時間を稼いだ楚軍は、第2ターンに鉅野と平原を制圧し、持久体制を固めます。張良を得た漢軍でしたが、やむなく礫陽経由での洛陽行きに切り替えます。
 
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第3ターン、漢軍がイベントで一手目を消費したので、すわ、とばかりに、種離味率いる別働隊が洛陽を電撃占領します。が、すかさず、漢軍もカウンターで主力を洛陽に侵攻させ、種離味を討ち取ってしまいます(ちょっと強引すぎたか?)
 
第4ターン、敵が主力を洛陽に集結させる隙に、再び、黥布が動きます。目標は、咸陽!裏を付いた攻撃が決まり、一時的に手札数が同数に並びます。
 
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第5ターンは、敵に韓信が登場!ちょうど、「天下三分の計」があったので安心していたところ、張良が「間諜」でこれを廃棄!う~ん、間が悪い。漢軍は韓信を使って、咸陽を奪還し、さらに「天下無双」で洛陽に主力を集結します。
 
楚軍は、ならば実力でと、項羽主力で襄陽を落としに行きますが、drに恵まれず。そこへ韓信が投入してきて、膠着状態へ。
 
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第6ターン、すかさず、漢軍の増援が襄陽へ到着し、項羽を撃破してしまいます。と、ここで、再び、「天下三分の計」!やむなく、漢軍は「巨大食料庫」で主力を活性化すると、行動の自由を得るために、韓信を攻撃します。が、最後の1ユニットが残ってしまいます。
 
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第7ターン、楚軍主力も再び、襄陽へ突入し、張耳軍を撃破。韓信と楚軍の両方に拘束された漢軍主力は、項羽の除去という奇跡を信じ、楚軍へ攻撃を行います。
 
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が、当然、楚軍が生き残り、エリア数の優位で楚軍の勝利となりました。途中までは、漢軍に押されっぱなしでしたが、絶妙なタイミングの「天下三分」で勝利をもぎ取りました。
 
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第二戦は、陣営を入れ替え、漢軍(エンジョウ)対楚軍(mitsu)に。序盤は、両軍とも順調に勢力を拡大します。楚軍は、項羽と種離味の二人を投入して、北部の平定を行います。これに対し、漢軍も襄陽に援軍を送り、ここを強化。
 
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第5ターン、と、果敢な楚軍は、電撃的に洛陽に侵攻します。一度は、ここを占領しますが、漢軍の反撃にあって、奪還されます。漢軍はここぞとばかりに、黥布を味方にして、寿春に侵攻します。楚軍も「伝説の名馬」で項羽を引き戻して、膠着状態になります。
 
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第6ターン、漢軍に韓信が登場し、洛陽に配置。このあと、兵力を注ぎ込んで攻勢に移ろうとした矢先、寿春に集結していた楚軍13ユニットが、洛陽に侵攻してきます。実は、寿春で黥布を撃破して行動済みになるも、虞美人によって再び、活性化しました。
 
漢軍も「伏兵」で迎え撃つも、楚軍のdrが上回り、なんと韓信が戦死してしまいます。そのまま、ここを奪回できず、サドンデス負けとなりました。う~ん、呼び込んだつもりが、懐で大暴れされ、致命傷になってしまいました。「策士張良、策におぼれる」
 
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人材の登用や友好度判定で大きく変わりますが、漢軍が優位と思われるこのアイテムで、めずらしく、楚軍が連勝となりました。まだ、手はあるんですね~。いずれにしろ、白熱した戦いで、十分に楽しめました。
 
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GWオフ会の第三弾は、エンジョウさんとの対戦でした。緒戦は、事前に約束していた太平洋海戦アイテムの「日本機動部隊」(CMJ)です。シナリオは追加ヴァリアントの「ソロモン強襲」です。アメリカ軍をmitsuが、日本軍をエンジョウさんが担当しました。
 
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このゲームの設定は、シナリオ8「南太平洋海戦」のその後という扱いです。史実では、日本軍最後の勝利となった第二次ソロモン海戦以後、ガ島から撤退した日本軍は、ラバウルで航空撃滅戦を行います。が、空母搭乗員まで投入したこの戦いは、日本軍の「撃滅」で幕を下ろします。このヴァリアントでは、ニューギニア方面の航空戦を優位に進めるために、再び、空母を投入してガ島方面のアメリか軍基地に打撃を与えることを目指します。
 
登場する戦力は、以下の通りです。
日本軍空母…翔鶴、瑞鶴、隼鷹、瑞鳳
アメリカ軍空母…サラトガ、ヴィクトリアス(イギリス軍!)
戦艦数は2隻ずつながら、性能では条約明け艦の連合軍が有利。重巡は8隻対5隻で日本軍が有利、駆逐艦数は日本軍が敵の1.5倍です。また、シナリオ8同様に、大量の陸軍機が登場し、航空撃滅戦を展開します。
 
勝利条件は、撃沈破した敵艦のVPに加え、両軍にそれぞれ、追加のVPがあります。
 日本軍がブカに輸送船を揚陸した…1ステップに付き1点(最大8点)
 日本軍が敵空母戦力を撃滅し、自軍が一定数残っている…5点
 連合軍がヘンダーソンとE・サントを守りきった…5点
 
予測される展開としては、
・ニューギニア方面では、両軍が航空撃滅戦を展開。その合間に輸送船団を揚陸または阻止する。
・ガ島からフィジー方面で空母(アメリカ軍は基地を含む)による航空決戦を行う。
これを受けて、連合軍は以下の作戦方針を立てました。
・戦艦を含む水上打撃部隊をガ島北方の隘路に投入し、ここを封鎖。敵艦による艦砲射撃を阻止する。
・主力の空母艦隊は、大量のダミーとピケット艦隊ともにヘンダーソン基地周辺に移動し、敵の隙を見て航空攻撃を行う。
・ニューギニア方面では、ブカとガスマタの敵基地を空爆して、無力化する。その後、やってくる敵輸送船団を撃沈破する。
 
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序盤、両軍はこの基本路線に沿って、軍を配置します。一日目はほぼこの展開通りに進みます。
 
夜明けとともに、両軍は激しい航空戦に。ブカとガスマタから零戦に護衛された一式陸攻が飛び立ち、全力を持ってポートモレスビーを叩きます。その際、基地戦闘機との間に空中戦が展開されますが、日本軍の台湾航空隊の活躍もあり、アメリカ軍戦闘機が甚大な被害を受けます(まずい!キルレシオで1:2、まだ、序盤なのに)。護衛のおかげで被害の少なかった陸攻隊が滑走路に爆弾を命中させ、ポートモレスビー基地を半壊させます。
一方のアメリカ軍も、ブカに向かってB17を含む、全攻撃機を送り込み、こちらも基地を半壊させます。
 
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その後、午後に再び、航空戦が発生。ただでさえ、消耗していた連合軍戦闘機隊は、再び、ポートモレスビーをめぐる戦闘で損耗し、あと1ユニットだけ(!)になってしまいます。激しい対空砲火により、爆撃の被害こそ、ギリギリで持ち応えたものの、次はもうないでしょう(空からの脅威がなくなった輸送船が、翌日に接近してくるのは間違いなし)。
 
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対するアメリカ軍も、やられたらやり返せと、爆撃艦隊をガスマタに投入!ブカに比べ、防御力が薄いのを見越して、攻撃隊を二派に分け、空襲を敢行します。この策が的中し、ガスマタは一瞬にして廃墟となります。このため、着陸予定だった日本軍の陸上機は、遠路、ラバウルへの帰還を余儀なくされます。ラバウルからは出撃(と帰還)が長距離となるため(2ターン必要)、モレスビーはこの日の壊滅を免れることに(危なかった!)。
 
この間、両軍の主力艦隊(らしきダミー)は、ガ島への直進を行います。連合軍は、一つだけ本物のピケット艦隊(軽巡1隻+駆逐艦1ユニット)を混ぜた大量のダミーを北方に送り、敵の動きを牽制します。途中でピケット艦隊が発見され、艦載機の空襲を受けて壊滅しますが、その隙に主力をガ島周辺に集結させることに成功します。
 
この時、連合軍とすれ違う形で、少なからずの日本軍がE・サントに向かいます。まさかとは思いましたが、念のため、緊急で空母艦隊を北上させ、薄暮攻撃を実施します。これまた、連合軍と同じピケット艦隊(軽巡1隻+駆逐艦1ユニット)でした。が、ここに日本軍空母からの戦闘機隊が殺到!1ユニットを除き、全ての攻撃機が迎撃を受け、半壊または全滅します。当然、爆撃成果はなし。攻撃準備に間がなく、護衛の戦闘機を付けられなかった(薄暮で入れ替えができなかった)のが、厳しかったです。
 
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一日目の帳が降りた時点で、まだ、得点差は開いていませんが、ただでさえ、劣勢な連合軍戦力の消耗が激しく、前途多難です。
 
続く、夜間には、若干の水上戦が発生し、多少の損害とダミーの露顕が起こりますが、決定的な戦局は二日目に持ち越されます。
 
明けて二日目、ガ島に接近していた日本の空母艦隊は、ヘンダーソン撃滅を目指して、可能な限りの全航空隊を発艦させます。これを見越していたアメリカ軍でしたが、一撃での壊滅はないだろうとの観測から、あえて陸上機を温存します。敵影見ずと日本軍は一方的に空爆を行いますが、頑強な滑走路とCBの活躍で損害なし!と、ここで、「敵機動部隊、発見!」の連絡が届きます。
 
翌7:30に、満を持して待機していたガ島の航空隊とアメリカ軍機動部隊が、帰還機収容中の敵艦隊を襲います。発見した艦隊は、すべて空母!そう、CAPの効率を高めるため、日本軍は空母2隻ずつを1艦隊に編成し直していたのです。
 
ならば、集中攻撃でと、主力隊には十分な護衛機を付け、厚いCAPと壮烈な消耗戦を展開。さすがのゼロ戦も1.5倍の敵に、ほぼ壊滅状態に。続いて、CAPをかいくぐった攻撃隊が翔鶴に照準を合わせ、雷爆同時攻撃を実施します。結果は、見事に撃沈!
 
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また、もう一つの機動部隊にも、B17を含む陸上攻撃が襲いかかります。こちらは、隼鷹と瑞鳳のコンビだったので、より大きな隼鷹を狙います。水平爆撃でしたが、対空砲火も薄く、見事に隼鷹を仕留めます。
 
これにより、日本軍の海上航空兵力は、収納のまま、海底に沈んだ攻撃機などを含め、1/4までに減少。輸送船による8VPを得たとしても、空母による損害には追いつかず、減少した航空兵力では、ヘンダーソンまたはE・サントの破壊は不可能ということで、日本軍の投了となりました。
 
いやー、一日目が終わった時点で、モレスビーは風前の灯火だし、艦船VPを献上しているしと、厳しい展開でしたが、二日目の逆転トライが決まって、勝利となりました。基地を空襲後に、空母からの逆襲を受けるというシュチュエーションは、まさにミッドウェイ海戦。地味に夜間戦闘で敵のダミーを減らしていたのも、有効でした。
 
この対戦で、日本機動部隊」もあと2シナリオを残すだけとなりました。一つは、3戦を行う(かもしれない)キャンペーンで、もう一つはオールスター空母出演の仮想戦です。どなたか、いかがですかね~。
シナリオ9「ソロモン・キャンペーン」
シナリオ10「聯合艦隊対太平洋艦隊」

「砂漠の狐」の激闘でさすがにヘロヘロになったところで、目先を変えて「日露大戦」(CMJ)へ。Das Reichさんも久しぶりということで、ルールを確認しながらの対戦になります。
 
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第一戦は、日本軍をDas Reichさんが、ロシア軍をmitsuが担当します。序盤に「児玉源太郎」により、早々に旅順が陥落します。
 
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さらに「南下政策」が出た上に、「明石大佐」のコンボを喰らい、ロシア軍は全く増援が出せず、いいところなし。
気がつけば、遼陽も奉天も喪い、鉄嶺をめぐる激戦となりますが、必殺のマキシム機関銃も28cm砲に粉砕され、あえなくサドンデス負けに。ブランクがあっても、作戦級の鬼は強いっす。
 
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悔しいので、第二戦も同じ陣営で再戦となり、こちらは、希に見る激戦に。
 
序盤は、「マカロフ」「旅順艦隊」「ウラジオ艦隊」の最強コンボが決まり、兵力でロシア軍が上回り始めます。主戦場が膠着と見たDas Reichさんは、とりあえず、ロシア軍のカード増加を防ぐため、旅順攻略(による士気の低下)に乗り出します。
 
この攻防戦では、知恵を尽くした駆け引きが起こります。日本軍が「児玉源太郎」を繰り出せば、ロシア軍が「永久堡塁」で対抗。さらに日本軍が「28cm砲」を投入し、ここを占領!う~ん、なんてレポート向きの展開(笑い)。
 
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これまでの劣勢を挽回すべく、営口からの上陸や第三軍(1個師団)の北上などにより、日本軍は主戦線に兵力をかき集めます。が、主力決戦なら、単位あたりの戦闘力が高いロシア軍にも十分に分があり、一歩も引かぬ攻防戦を繰り広げます。
 
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終盤、痺れを切らした日本軍に、待望の「浸透戦術」がもたらされます。これにより、戦線をするりと抜けた1個師団が、奉天を占領し、ロシア軍の士気は1にまで低下します。
 
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が、ロシア軍も怯まず、猛烈な逆襲をかけ、残存兵力が1個師団になるまで日本軍を追い詰めます。それでも、投了しない日本軍。最終ターンにDas Reichさんが投入したのは「壊血病」。1/6の確率で、ロシア軍の士気が崩壊するところでしたが、勝利のdrはロシア軍に微笑みました。
 
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う~ん、箸休めのハズが、お互いに熱くなって、最終ターンにまでもつれ込む激闘になってしまいました(笑い)。
 
第三戦は、陣営を入れ替え、ロシア軍をDas Reichさんが、日本軍をmitsuが担当します。いきなり「旅順艦隊」を「秋山参謀」に阻止され、満を持して放った「マカロフ」が「機雷」で戦死と、ロシア軍には厳しい展開。それを挽回しようと、士気を落としてカード枚数を増やしましたが・・・。
 
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日本軍は「浸透戦術」と「児玉源太郎」のコンボで山中のロシア軍を撃破すると、そのまま、全滅覚悟で1個師団が奉天を占領し、さらに士気値を押し下げます。
 
なんとか、持久戦に持ち込みたかったロシア軍でしたが、南山陥落に続き、リシャッフルで再び、「児玉源太郎」を旅順で使われ、万事休す。日本軍の電撃的勝利でした。
 
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遠路遙々、来ていただいたDas Reichさんに感謝です。作戦級の鬼を相手に、「砂漠の狐」から立て続けの4戦で、実に濃厚な一日でした。この充足感!持つべき友は、真の作戦級ゲーマーですね~。

続いて、GWオフ会の第二弾を・・・。前半戦の29日に、今度は「作戦級の鬼」ことDas Reichさんが来宅し、かなり濃密な対戦を行うことができました。
 
緒戦は、Das Reichさんの希望で、ダミー作戦級の「砂漠の狐」(エポック)をプレイしました。陣営は、mitsuがイギリス軍で、Das Reichさんが枢軸軍を担当します。この担当での対戦は、はじめてです。
 
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序盤、未接近によるVPの損失(特別ルール)を気にしたイギリス軍は、砂漠及び海岸通り方面でかなりの前進をします。
 
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が、第2ターン、あきらかに枢軸軍に計画的に感じられる動きが・・・通常なら死地となるハルファヤ峠とその周辺にドイツ軍が前進してきます。どうも海岸通りが、あやしい。こちらにDAK主力か?!
 
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初めの計画では、第3ターンに強襲する予定だったハルファヤ峠攻撃を取りやめ、ダミーを放出して、様子を見ます。また、中央部から快足の第4旅団を含む2個機甲旅団を後退させ、不測の事態に備えます。すると・・・。
 
「じゃあ、行きますか」と宣言したDas Reichさんが、海岸沿いに浸透を始めます。やはり、ここが主力だった!こちらもそれなりの兵力を回していたので、消耗上等を覚悟していましたが・・・ああ、なんと戦線の1箇所に穴が!怪しいと思ってダミーを多めに撒いたのが祟り、1ヘクス分、本物の位置がずれていまして(なんてこった!)。
 
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正面からの打撃戦を予定していたDas Reichさんは、敵を包囲できる絶好のチャンスに、敵の撃滅と集積基地の破壊へと作戦を変更します。この結果、イギリス軍の2個師団が、丸々、包囲されることに。幸いにして、戦闘drに救われましたが、前線の部隊が拘束され、東端の補給基地(実は本物)近くに1個装甲連隊が迫ります(きゃー!)。
 
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本来ならここで終わってもおかしくない状況でしたが、たまたま、引き戻していた2個機甲旅団を分割し、極めて薄いながらも、ダミーと合わせて阻止線を形成します。
 
第4ターン、絶体絶命の危機でしたが、運良く敵の装甲連隊がこの阻止線にかかり、サドンデスを免れます。が、必死に後退するイギリス軍に、枢軸軍が組織的な追撃と攻撃を行い、包囲網からの緊急脱出を含め、9ユニットが混乱状態に陥ります。
 
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第5ターン、さらなる強襲により、砂漠方面では半数近くのユニットが混乱。猛烈な圧力で攻勢を継続する枢軸軍の前に、ついにイギリス軍は補給基地を囲む最終円形防御陣を形成します。これを破られたら、サドンデス負けです。砂漠に逃げ込んだ多数の部隊が必死に回復を試みますが・・・ああ、drにも見放され、まともに稼働できる部隊は10ユニット程度に。回復の神に見放されたか?!
 
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第6ターン、防御陣の攻防は、すさまじい熱戦に。中央部こそ、防御部隊を集中したため、数ヘクスの前進に留まりましたが、東西両翼からイタリア軍とDAKの主力が迫り、集積基地から4ヘクス以内に接近されます。が、度重なる戦闘により、枢軸軍にも少なからずの損害が出始めます。イギリス軍は、損害覚悟で回復したばかりの部隊を投入し、最後の阻止線を張ります。
 
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第7ターン、案の定、枢軸軍は総花的な攻撃を行い、そのほとんどを撃退することに成功しましたが・・・。
 
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この時、東方から待ちわびた援軍が登場します。足止めを喰らっていた海岸通りの歩兵師団が抵抗を排除し、間一髪、到着!包囲網を締め上げていたDAK主力を側面から強襲します。部隊数の減少により、戦線の維持ができなくなっていた隙をつき、DAKの1個師団を半壊させることに成功します。
 
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同時に、トブルク陣地からも第90師団と機甲兵力が突出し、最西端の陣地を攻撃し、揺さぶりをかけます。
 
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第8-9ターン、なおも諦めない枢軸軍は、DAKを磨り潰しても、と気迫の攻撃で、ついに補給基地(ダミー)1箇所の破壊に成功しますが・・・これが攻勢限界点でした。
 
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東方からの援軍と回復した混乱部隊、第7ターンから始まった補充により、ついにDAKを撃退することに成功します。第10ターンの枢軸軍の退却を持って、イギリス軍の勝利となりました。
 
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いやー、つまらんミスのもたらした劣勢とはいえ、実にきつかった!あそこでスルーされていたら、というタラレバが何回かあり、勝てたのは僥倖でした。
 
Das Reichさんに言わせると、「あまりのチャンスに目がくらんだ」そうで・・・。そう、補給基地など狙わず、戦線の穴から阻止部隊を展開して、当初の目標通り、海岸通りを強襲していれば、と。高い目標設定は、非常に参考になりました。ともあれ、Das Reichさん直伝のイギリス軍の防御作戦は、当の本人にも有効でした(笑い)。
 
古いゲームの入手しにくさとダミーシステム故に、なかなか、AARを見かけませんが、丁々発止の腹の探り合いと戦闘の高いランダム性が秀逸な作品です。ちはら会ではTommyさんがプレイしており、ブームがこないかなぁと、秘かな野望を持っています(笑い)。よければ、「作戦級の鬼」の戦略をお伝えしますので、どなたかいかが?ああ、「Das Reichさんを除いて」ですよ(大笑い、本当は濃密な時間をありがとうございました。)。

「本能寺への道」の後、まあさんと紫龍さんが最新の太平洋戦争キャンペーンの「太平洋戦史」(CMJ)をプレイしていました。「海戦は得意でないのですが・・・」といいながら、紫龍さんのインストで最後までプレイ。
 
途中、二人がカードを睨んで、同じようにうなっていたのが、印象的でした。まあさん曰く「実に悩ましいゲーム」だそうです。
 
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こちらは、「Beda Fomm」後の時間調整にプレイした「インパール作戦1944」(GJ)。堀場氏デザインのミニゲームで、早ければ15分で終了します。というのは、放っておいても、日本軍の補給が枯渇するからで、よほど補給drに恵まれない限り、5-6ターンで補給が底をつきます。
 
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第1-2戦は、mitsuがイギリス軍、HAさんが日本軍を担当しますが・・・史実通りの三道分進をとった日本軍は、重要拠点を墜とせず、早々にギブアップに。実は、前日にmitsuが10戦近くソロをしたのですが、一度も日本軍が勝てません。こりゃ、際物アイテムかなと、思い始めましたが・・・。
 
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第3戦は、陣営を入れ替えて、対戦。dr大王でない限り、分進合撃が行き詰まるのが目に見えていたので、主力を中央に置き(戦車配置)、第31師団を支援に回します。南は「チャーチル給与」目当ての助攻にします。
 
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中央に戦車を配置し、戦闘補給を与えたことで、敵を撃滅しながら、早々にサンジャックを攻略します。あとは、いつ、インパールを攻めるかでしたが、トンザンが陥落し、補給が改善された瞬間を待って、電撃的に強襲。決して高い確率ではありませんでしたが、戦車効果が効いて、インパールが陥落します。日本軍、遂に勝つ!
 
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この日、一番楽しみだったのが、HAさんにお誘いいただいた「Beda Fomm」(CMJ)です。いわゆるオコンナー攻勢の終盤に、イタリア軍に止めを刺した戦闘を描きます。
 
かつてGDW社で有名だった120シリーズ(120駒で120分でプレイ)の一作で、コンポーネントはお手軽なんですが、システムと特別ルールが一風、変わっていまして。基本は移動-戦闘なんですが、戦闘形態は砲撃戦-対戦車戦-通常戦闘の三段階に別れます。個々の戦闘は納得できるのですが、トータルで使いこなすにはそれなりの熟練が必要です。
 
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また、イタリア軍のうち、実に半数以上が道路外での行動ができない(!)という、強烈な制限があります。これにより、少数のイギリス軍にも勝機があるのですが、28ターンの長丁場を見越して、どこまで押してどこまで引くのか、繊細な判断が求められます。
 
今回は、数だけは多いイタリア軍をmitsuが、戦術的な有利を持つイギリス軍をHAさんが担当します。
 
序盤、イタリア軍は特別ルール(陰謀ルール)により、接敵するまで6移動力以上を消費して、ひたすら南下することを強いられます。今回も、先陣を罠にかけるべく、イギリス軍の先駆隊が南部で待ち受けます。
 
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第2ターン、案の定、イタリア軍は伏兵を受け、先頭と最後尾の部隊が殲滅されます。
 
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ここでこだわっても被害を広げるだけ、と判断した後続部隊は、前衛を見捨て、戻れる部隊を引き戻して北部に戦線を引きます。
 
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これに対し、イギリス軍のクーム部隊は果敢に追撃を行い、マップの北1/4まで攻め上がります。
 
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が、これはやや勇み足でした。第5ターンの増援で、イタリア軍の待望の戦車隊が登場し、突出していた2個歩兵中隊を包囲殲滅します。
 
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イギリス軍は、砲兵による移動妨害を行いながら後退し、増援の第4機甲旅団とともに、中央付近に防御線を引きます。
 
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その後、さらなるイタリア軍戦車も到着し、夜間となります。両軍は翌日の決戦に向けて、部隊の再配置を行い、準備を整えます。
 
夜が明けきった第10ターン、南への突破を図るイタリア軍が仕掛けます。イギリス軍を上回る7ヘクスの射程を持つMoe部隊の砲兵で敵の対戦車砲を砲撃し、一部を敗走させます。序盤の戦闘で少なからずの被害を受けていたクーム部隊の士気が著しく低下します。
 
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イギリス軍も砲撃の逆襲で、中央の小道を進んできたPas部隊の砲兵を殲滅しますが、数の多いイタリア軍には、織り込み済みの損害です。
 
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第11ターン、翼延運動で敵の戦線を引き延ばしていたイタリア軍は、戦車のほとんどを投入して、もっとも西よりの敵に集中攻撃をかけます。性能が低いM13ですが、戦車戦のセオリー通りの果敢な集中使用により、局地的に敵装甲兵力を圧倒し、第4機甲旅団の半数の戦車を撃破してしまいます。
 
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長距離砲もまたもや決定的な効果を与え、敵の砲兵を撃破、沈黙させます。
 
イギリス軍も戦線の中央から北端にかけて、装甲車による迂回蹂躙攻撃を行い、1歩兵大隊を殲滅し、1個大隊を敗走させますが、南部ではなけなしの機甲兵力を転用して、防衛線を引くのがやっとです。
 
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第12ターン、薄く伸びた防衛線の一点に対し、イタリア軍はなおも戦車の集中投入を実施します。対戦車反撃で少なからずの損害を受けますが、非力な装甲車を無視して、全ての射撃を巡航戦車MKⅡに集中し、これを撃破!この結果、一時的にイギリス軍の戦車兵力が消滅となりました。
 
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こうなると、6ターン後に第7機甲旅団の一部が来るまでは、損害覚悟の遅滞防御しかできず。それさえも、イタリア軍の戦車増援を考えると、突破を防げないであろうという結論となり、イタリア軍の勝利となりました。
 
う~ん、史実ではイギリス軍の完勝だったそうですが、イタリア軍が徹底した翼延運動と断固とした装甲兵力の集中を行えば、かなり有効なことがわかりました。当時のイタリア軍にそれほどの作戦遂行能力があったかといえば大いに疑問ですが(笑い)、戦理にかなった展開で勝利できたのは、とてもうれしいです。ちょっとイギリス軍の作戦も考えてみたくなりました。
 
どなたか、我こそと思う方は、イギリス軍の神髄を捜してみませんか!事前の準備期間さえいただければ、いつでも、お相手しますよ~。

前後分離系のGWですが、自宅オフ会をブログで呼びかけたところ、東京・川崎からHAさん、まあさん、紫龍さんの3名が来場してくれました。お互い、千葉会やYSGAなどで顔を見かけたり、何回かプレイしたりしたことはあったのですが、きちんとプレイするのは始めて。そこで、マルチでコミュニケーションとなりました(自分の業界でいうところのSST?!)。
 
「ちはら会名物(?)の本能寺への道を行きましょう」と、HAさんの掛け声があり。聞けば、所有はしていたものの、対戦は始めてだそうで・・・。ちはら会では、困ったときの「本能寺への道」ということで、数限りなくプレイしていたので、他もそうかと思いきや、ところ変わればアイテムも替わるんですね~。手軽で駆け引きの楽しい信長後継戦を4人でプレイしました。
明智…mitsu
柴田…HA
羽柴…まあ
徳川…紫龍
 
序盤、みなさん外周に向かって領地を拡大します。徳川は関東へ、羽柴は中国へ、明智は山陰へと進出。
 
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中でもひときわ強力(凶悪?)な上杉謙信については、柴田が対決を嫌がり、なんと飛騨(!)に本拠を移します。ならばと、越前経由で南下した謙信は美濃へ侵攻し、畿内への道を遮断してしまいます。
 
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第3ターン、やむなく、柴田勢全軍を持って、上杉勢を強襲し、5損害を受けながらも、謙信を敗死させることに成功します。
 
と、ここで、備前を攻略した羽柴が、大返しで畿内に突入します。早い、早すぎるぞ、秀吉!乾坤一擲の攻撃で電撃的勝利とはなりませんでしたが、信長本陣をあと1ユニットまで磨り潰します。
 
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第4ターン、すかさず、一番手を選んだ羽柴は、ついに上様を討ち取り。すかさず、緊急徴募で兵力を補充します。
 
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と、ここに本願寺勢と申し合わせて柴田が突入してきます。「上様の仇!」が、秀吉の防御を突き崩せず、膠着状態になります。
 
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第5ターン、両者が畿内で壮絶な消耗戦を展開する間に、気がつくと徳川が反逆上等で伊勢に戻ってきています。
 
そして、第6ターン、三度に及ぶ京攻防戦でへとへとになった羽柴勢を、徳川が殲滅し、畿内の支配を打ち立てましたが・・・この間、地道に西国の領土を拡大してきた明智が、止めの[関白宣言]を出し、7VPで勝利しました。
 
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今回、自分以外は初めてでしたが、第3ターンに謀反が起こるシーソーゲームで大盛り上がりでした。勝負以上に楽しかったそうで、よかったです。
 
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その後は、二組に分かれて、いくつかのアイテムを対戦。あと、3時間ほどになったところで、HAさん持ち込みの「謀略級三国志」(GJ)をプレイしました。
 
このゲームは一風変わっていて、各プレイヤーは身元を隠した軍師となります。各勢力を渡り歩き、時には本家を応援したり、時にはブラフで反対勢力を努めたりして、真の目標(各自の勝利条件)を目指します。発想はGJの「張儀」と同じですが、こちらはどこを「応援」するのか、あるいはどこを「妨害」するのか、プレイヤーが選べるところがいいです。
 
序盤、各自は本当の目的を隠して、敵対勢力を「応援」したり、任官せずにふらふらイベントカード集めに走ったりします。その結果、軍師3人が任官した呉が飛躍的に勢力を伸ばします。このまま、誰かが勝利宣言かという手前で、HA軍師が同僚のまあ師をパージ!まあ師はその後、ランダムで遊説したり、劉備を押したり、果ては馬騰を応援したりと、放浪の旅に出ます(笑い)。
 
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これを見て、今度はmitsu導師がHA軍師をパージします。HA師は、なぜか劉璋に付くなど、事態は混沌としてきます。
 
各勢力が興隆と衰退を繰り返す中、後半にいきなり紫龍大都督が、晋を立ち上げ!洛陽と長安を奪ったまではよかったのですが、元の魏が衰退しきっていたので、勢力は思ったほど、伸びず。これで正体は、司馬懿と判明します。
                        
と、ここでHA師が劉備に陣営を鞍替えします。都の混乱に乗じて、中原で勢力を急激に拡大します。これは怪しい!おそらく、諸葛亮では?
 
ならば、小判鮫戦法でと、mitsuも劉備に乗っかり、ダブル軍師で猛烈な侵攻を開始します。劉璋を滅ぼし、返す刀で孫権領をかすめ取ります。さらに北方にも手を広げ・・・ついに諸葛亮が勝利宣言!と、ここでmitsuが正体を明かします。貂蝉!その結果、mitsuの逆転勝利となりました。
 
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各軍師の正体は、以下の通りでした。
mitsu …貂蝉
HA…諸葛亮
まあ…陸遜
紫龍…司馬懿
 
みなさん、ゲーマーだけあって、いろいろとブラフを仕掛けたのが、仇になったようです。まあ陸遜は、本命の孫権陣営をパージされたため、しばらく戻れず、ふらふらするうちに時間切れ。紫龍仲達は、魏が衰微しきっていたため、晋の旗揚げが効果なく、地方勢力で終了。HA孔明はまずは反対勢力を広げ、その後に本命の劉備に移って追撃をかけるつもりが、孫権の思わぬ優勢にかなり出遅れ。あせって、勝利宣言したところを、他力本願しかできないmitsu貂蝉にかすめ取られました。
 
いずれのマルチも二転三転する展開でしたが、勝敗にかかわらず、動きを満喫する「大人の楽しみ」で、実に有意義な時間となりました。有意義な対戦を、ありがとうございました。
 
ちなみに・・・この「謀略級三国志」の対戦で、中国史アイテムのプレイ率が目標の6割を越えました。そちらも更新していますので、ご参照ください。
 

 幕末・維新ジャンルに続いて、コンプリート間近のジャンルだったんですが、前回の更新以来、急に日露戦争アイテムが増えまして・・・(一部は、シナリオを発掘)。アイテムの増加と共に、総数とプレイ率も変わったので、最新の記事に変更します。
 
<初稿掲載:2010/01/12 >
 
 NHK「坂の上の雲」人気もあって、俄然、注目を浴びている日露戦争ですが、CMJ・GJ誌を中心に片手を越えるアイテムが発表されています。こちらも、もう一つの帝国陸軍ジャンルとして、調べてみました。
 
○●は、いつもの表示です。
 無印…未プレイ △…軽くインストプレイ ○…ソロプレイ済み ●…まさかの対戦済み
 
[此處は御國を何百里、離れて遠き滿州の・・・~陸戦アイテム]8点
 
日露戦争(CMJ)●
 日露戦争キャンペーンの金字塔。遼陽半島の陸戦を軸に、旅順要塞の重要性やロシア艦隊の動向をシンプルに描き切った戦略級。最近、JWCで再版なった「古くて新しい」アイテムです。
 
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日露大戦争「ポートアーサー」(CMJ)○
 最も古いキャンペーン。さすがにゲームバランス的に厳しいところがあり、編集部によるオリジナルルールが必然か?!「日露戦争」(CMJ)の人気とシェアが圧倒的なため、プレイ記事はとんと見かけず・・・(ちはら会向き?)
 
日露戦争:旅順攻略(CMJ)○
 抽象度の高いロン・ベルの日露戦争キャンペーン。極めてエキセントリックな展開になるので、好みが分かれます。すみません・・・自分には解読できませんでした。
 
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 日露大戦(CMJ)●
 WGHBに付いた日露戦争キャンペーン。非常に簡単なルールながら、カードの読み合いや作戦立案が楽しい傑作です。基本は移動-戦闘システムですが、カードで行動を増やすことができる点は、変形CDSと言っていいでしょう。
 
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旅順港強襲(GJ)● 
 アルンヘム強襲システムで描いた旅順攻防戦。評価はまちまちですが、同テーマのまともなデザインがなかっただけに、存在は貴重でしょう。映画「203高地」をBGVで流しながら、プレイしたい一品です。 
 
奉天会戦(CMJ)○
 南北戦争のACROSS FIVE APRILS(VG)システムを踏襲した、珍しい会戦級。シリーズ化の予定でしたが、プレイバランスの悪さから、続きませんでした。CMJ誌に改訂ルールが載っていたので、なんとか、これでプレイしたいです。
 
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奉天大決戦(CMJ)●
 いわゆるハガキの奉天戦。戦力をブラインドで割り振るセットアップが、実に楽しい!初期設定が7割を占めるアイテムですが、これが思わぬ名勝負を産むことも・・・。1プレイが20分弱なので、繰り返しいける点が、Goodです。
 
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奉天決戦1905(GJ)●
 こちらは、完全にカードドリブンのエリア式奉天会戦です。日露戦争の最新作であり、ちはら会にとっても最後の陸戦アイテムです。どなたかいかが?
 
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[天気晴朗なれど、波高し~海戦アイテム]7点
 
日露大戦争「ツシマ」(CMJ)
 唯一無二の海戦作戦級。戦争初期の旅順港封鎖から、ウラジオストック艦隊の跳梁、日本海海戦まで、キャンペーンでプレイできます。日露大戦争「ポートアーサー」との連結も可能。
 
突撃ウラジオストック(同人)●
 老舗サークル「SOLGER」制作のカードゲーム。ロシアバルチック艦隊の極東回航と日本海海戦をテーマにしています。バルチック艦隊の戦艦戦隊の司令官(!)という、かなり珍しい視点のゲームです。ぜひ、プレイしてみたい!
 
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日本海海戦(バンダイ)
 かの日本海海戦の戦闘級。立体駒や美しいハードボードなど、コンポーネントはいつものバンダイチックですが、中身はかなり真面目なシミュレーション。バンダイ製では、最高傑作との評価もあります。
 
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日本海決戦1905(GJ)○
  現在のところ、最新の日露戦争の水上砲撃戦。デザイナーは、海戦に造詣の深いもりつちさん。未だ、発売にならない「ソロモン海戦」のシステムを援用したもので、コマンドコントロールが斬新のようです。やりたい候補の上位ランクです。
 
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大艦巨砲主義(旧GJ)●
 備砲1門ごとに命中判定する究極のシステムながら、水上砲撃戦をきわめてシンプルにデベロップ。水上戦闘部分のルールブックは、わずか1ページ!それでいて、十分に盛り上がる、ゲーム性とシミュレーションの高さは、芸術的でさえあります。デザイナーは、旧GJ誌の編集長、浅野竜二氏です。
 シナリオ1 黄海海戦1904●
 
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ROYAL NAVY(CMJ)○
 イギリス海軍の活躍を描いた精密戦闘級で、2本の日露戦争シナリオがあります。
 追加シナリオ 旅順港外の遭遇戦○
 追加シナリオ 蔚山沖海戦○

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DESTROYER CAPTAIN(CMJ)
 精密戦術級「ROYAL NAVY」(CMJ) のシステムで、駆逐艦同士の戦闘を描きます。日露戦争シナリオとしては、なんと水雷戦隊の戦いです。
 シナリオ 旅順港外

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TUSHIMA 日本海海戦(学研)○
 歴史群像に付録となった同海戦の双六チックな作品(歴史ゲームですが、SLGとは言えないかな)。完全なソロアイテムですが、第1回目に勝利条件を達成したので、はい、おしまい(AARはありませんって!)。
 
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[その他]1点
 
日清戦争-旭日と斜陽-(GJ)●
  商業誌で唯一、発表された日清戦争もの。ユニット数30個のミニミニゲームですが、プレイの評判は上々。自分にはミッシング・リングの戦争なので、通史を押さえてから、プレイしたいです。
 
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 総数は9アイテムで、プレイ済みは2アイテム。これまでの達成率は、22%です。本家の帝国陸軍ジャンルと連動しながら、プレイ率の向上を目指します。とりあえず、2点ほど、頑張ります。
 
<2010/2/27の追記>
 
 前回のソロ及び例会での対戦で、早くも目標の4割を突破しました。
 
突撃、ウラジオストック(同人)
http://chiharakai2005.at.webry.info/201001/article_10.html
http://chiharakai2005.at.webry.info/201001/article_14.html
 
旅順港強襲(GJ)
http://chiharakai2005.at.webry.info/201002/article_4.html
http://chiharakai2005.at.webry.info/201002/article_10.html
 
 元が少ないので、集中プレイすれば、攻略もスムーズですね。次の目標は6割突破で、あと2アイテムです。個人的には、A5Aシステムの「奉天会戦」(CMJ)や日本海海戦もの-日露大戦争「ツシマ」(CMJ)と日本海海戦(バンダイ)が気になりまして・・・。年内にできたら、いいな~。
 
<2010/5/8の追記>
 
 AAR執筆が忙しくて、失念していましたが、先日の「奉天会戦」(CMJ)のソロプレイで、プレイ率が6割を突破!1月の時点では、わずか2アイテムだったわけですから、予想外の大攻勢です(笑い)。また、プレイ済みのものでも、名作「日露戦争」(JWC)のリハビリを意識しないうちに、始めていました(笑い)。
 
日清戦争-旭日と斜陽-(GJ)●
http://chiharakai2005.at.webry.info/201004/article_1.html
 
 
日露戦争(JWC)●
http://chiharakai2005.at.webry.info/201004/article_2.html
http://chiharakai2005.at.webry.info/201004/article_11.html
 
 未プレイアイテムは後3つ。このまま、いくと年内に終わってしまう?!いかん!NHK「坂の上の雲」を追い越してしまうじゃないか?(笑い)
 
 というわけで、バンダイ「日本海海戦」とCMJのもう一つのキャンペーン「日露大戦争」のお相手を募集しています。いなけりゃ、得意のソロだ~(笑い)。
 
<2014/5/3の追記>
 
 前回の更新以来、追加された(発掘された)アイテムは、以下の通りです。
 
日露大戦(CMJ)
奉天大決戦(CMJ)
奉天決戦1905(GJ)
日本海決戦1905(GJ)
TUSHIMA 日本海海戦(学研)
DESTROYER CAPTAIN(CMJ)
 
  また、その後にプレイできたアイテムと記録です。
 
日露大戦争「ポートアーサー」(CMJ)○
http://chiharakai2005.at.webry.info/201005/article_21.html
 
 
 
 
 これらにより、総数は7割増しの17点(!)となりました。プレイ数は11点で、プレイ率は64.7%になりました。とりあえず、目指して、あと3つを、行きま~す。

<2015/6/18の追記>

本日のソロプレイで、プレイ率が8割を突破しました。前回の更新以来、プレイされたアイテムは、以下の通りです。

奉天大決戦(CMJ)●
奉天決戦1905(GJ)●
ROYAL NAVY(CMJ)○

 これらにより、残りの未プレイアイテムは3点となりました。ジャンル別初の10割達成を目指していきます。一つだけプロット式があるので、対戦相手を熱烈募集中です。

 ご存じ、日本史アイテムの中では、戦国時代がダントツの人気を博していますが、それ以前の時代にも、ゲーム化されたテーマがあります。マイナー戦線ちはら会では、ポスト戦国時代として、幕末・戊辰戦争アイテムのジャンルを立ち上げていました。
 
日本史の終末は、幕末純情伝!~幕末・戊辰戦争アイテム
 
 後があるなら、前があるだろうということで、プレ戦国時代として、今回、このジャンルを立ち上げます。
 
○●は、いつもの表示です。
無印…未プレイ △…軽くインストプレイ ○…ソロプレイ済み ●…まさかの対戦済み
 
<古代史には、ロマンがいっぱい!>2アイテム
 
壬申の乱(AD/GJ)
 天皇家の後継者戦争を描いた日本最古の戦乱。デザイナーは、センス溢れる制作ながら、あまりの遅延故に寡作でもある、プロフェッサー高梨氏。大量の徴募兵と少数精鋭の専門兵の活用や方面ごとの戦力の配分が悩ましいそうです。マイナーテーマながら、人気は高く、初期のGJ誌で早々に再版されました。
 
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遣唐使の戦い(STR)●
 CMJ誌中黒編集長の若かりし時代のお手軽作品。最近、ウォーゲーム日本史で再版されました。あなたは遣唐使となって、日本に仏教を広げられるか?!以前、素人さん相手の対戦で、空海・最澄・鑑真が全て、日本海の藻屑と消え、日本史が大幅に塗り替えられたことも!(笑い)
 
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<中世最大の叛乱~平将門を追え!>2アイテム
 
将門記-承平天慶東兵乱(CMJ)
 名作「太平記」システムを用いた、平将門の乱。当然、舞台は東関東であり、千葉会系サークルにとっては、馴染みのある土地での戦いです。余談ですが、茨城会の主催strさんのMA画像が、この将門イラストになっています。さすが、地元愛!
 
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風雲児将門(STR)
 シミュレーター誌で付録となった、野本での戦いを描いた作戦級。制作は、一世を風靡した、B級デザイナー田村氏。ユニットの自作とルールの不明快なところが玉に瑕ですが、珍しい作戦級故、ぜひ、対戦してみたい!
 
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<いざ、鎌倉!武家幕府の開幕>4アイテム
 
草燃える(旧GJ)
 いわゆる「HANNIBAL」システムを用いた、源平キャンペーン。元が元だけに詳細な戦役級となっています。ただ、戦闘カードシステムは使用していないので、かなり短時間でプレイできます。たぶん、このジャンルのラスボスでしょう。
 
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源平盛衰記-決戦源義経(GJ)○
 中嶋氏デザインの40シリーズ(40分でプレイできる!)の作品。基本システムは、後に紹介する「太平記」(翔企画/旧GJ)です。
 
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義経(GJ)●
 「草燃える」(旧GJ)とは違った、カードドリブンシステムの源平合戦アイテム。だいぶ時間は経ちましたが、今のところ、最新作のキャンペーンでもあります。
 
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神風伝説(SA)
 これまた、珍しい元寇を描いた作戦級。迫り来る元軍を、北条率いる鎌倉幕府の御家人たちが迎え撃ちます。果たして、博多湾に神風は吹くのか?!
 
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<天皇の逆襲!~南北朝時代の幕開け> 1アイテム
 
太平記(翔企画/旧GJ)●
 全てはここから始まった!公務員デザイナー中嶋氏制作の傑作、太平記キャンペーン。極めて汎用性の高いシステムで、数限りなく発売された「太平記」システムの嚆矢です。初版は翔企画のSSシリーズで、ちょうど、NHK大河とリンクした発売でした。やたらと強いが少数精鋭の楠木正成、旗幟の定まらぬ婆娑羅道誉、動員力と数で圧倒する足利一族、陸奥から長駆駆けつける最強武将-北畠 顕家。ああ、この魅力は、とても書ききれない!
 
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<時を越えた合戦絵巻物> 1アイテム
 
ヒストリー・オブ・サムライ(GJ)●
 武家の活躍する日本史の古代から戦国末期までを描いた、長編歴史マルチ。世界史を描いた「History of the World」(AH)を元にしており、簡単ながら勢力決定のランダム性と駆け引きが秀逸です。ちはら会でも、一時、熱烈にプレイされた傑作。時々、「平家はどこ?」「え!足利氏が地元から出てこない(出陣しない)」など、もう一つの日本史になることも・・・。
 
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 と、おそらくちはら会でも有数のマイナージャンルですが、その数はちょうど10アイテムです。このうち、プレイ済みは3つ(3割)。ならば、当然、目指すは半数の5割で、後2アイテムを頑張ります。
 
<2014/5/19の追記>
 
先日のソロプレイで、プレイ率が5割となりました。ジャンルの立ち上げが5/2ですから、なんと17日での達成です。小振りのアイテムが多いので、勢いづくとどんどん進みますね~。
 
義経(GJ)●
源平盛衰記(GJ)○
 
次の目標は、8割到達で、後3アイテムを頑張ります。

 初の業務替えにより戸惑っていた4月を乗り越え、数年ぶりに落ち着いたGWを迎えています。昨年は新規または旧ブログからの再録として5ジャンルを立ち上げ、うち、4ジャンルで目標達成をしていたのですが、業務多忙に追われて、今年はゼロ。そこで、これからプレイ強化したい分野を中心に、新ジャンル(またはリニューアルジャンル)をいくつかまとめて立ち上げることにしました。
 
 第一弾として、帝国陸軍ジャンルの再録を行います。初稿掲載から、すでに7年(!)ほど経ったわけで、その間にCMJ誌を中心に、多くの新アイテム数が発表されました。よって、時期別に仕分けをして、アイテムごとの解説を加えました。
 
<初稿掲載:2007/03/18>
 
 Papasさんの「遠大計画」や擲弾兵さんの「くそゲー友の会」ではないですが、自分もかなりのアイテムを所有していて、やりたいゲームとプレイしたゲームのバランスが気になります。ゲームはプレイしてなんぼ。で、一度はどんなアイテムでもプレイしてあげたい・・・。
ソリテア・パパス http://homepage2.nifty.com/blueunit/index.htm
三十八年一睡夢 http://plaza.rakuten.co.jp/befree5975/diary/200703160000/
 
 ここ数年、一定期間に、テーマを決めて、同テーマのアイテムを、続けてプレイしています。同時に未読だった関連書籍や未見映像も一緒に見ながら、士気を高め、プレイイングに役立てます。SLGは背景を知っているかどうかで、思い入れが大いに違います。ついでに関連のサイトがあれば、これもあさってみたり。ある業界の用語では、「プレイングの強化月間」とか「ゲームプレイの単元化」とか。ここは、ゲーマーらしく「ゲーム・書籍・映像のコンバインド・アームズ」ということにしておきます。
 
 で、昨年末から今年の上旬にかけては、これまでプレイをしてこれなかった、帝国陸軍ものに焦点を当ててみました。ホルダーには、帝国陸軍ものがいっぱい。時期・方面ごとにまとめてみると・・・
 
無印…未プレイ △…軽くインストプレイ ○…ソロプレイ済み ●…まさかの対戦済み
 
[満州の国境紛争と泥沼の日中戦争]7点
 
張鼓峰1938(CMJ)
 ノモンハン以前に起こった朝鮮・ソ連軍国境付近での地域紛争。CMJ誌の連載からスピンオフしたクウォーターマップのミニゲーム。戦闘不拡大の方針により、両軍とも使用できる兵力は限られます。デザイナーは、帝国陸軍アイテムに造詣の深い堀場氏。
 
ノモンハン事件「東部戦線」ヴァリアント(CMJ)
 ノモンハン1939(CMJ)と2in1の戦術級。WWⅡ後半を描いた傑作戦術級の「東部戦線」のヴァリアントです、さすがに、火力と規模が違うため、ユニットスケールは半分ほどに変更になっています。
 
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ノモンハン1939(CMJ)●
 CMJ誌で最新のフルマップ帝国陸軍アイテム。史実があまりにあんまりなので、標準シナリオでは日本軍が航空優勢を保ち続けた設定になっています。
 
ノモンハンの戦い(ハガキ)(CMJ)●
 堀場氏デザインの通称「ハガキのノモンハン」。戦闘に勝つとターンが入れ替わるという、流動戦にぴったりのシステムだそうです。
 
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Battle for CHINA(CMJ)
 日中戦争開始から、国共合作、日本の敗戦、果ては国共内戦までプレイできる、日中戦争の決定版。ヴァリアントを使えば、遠くモンゴルからベトナム北部まで、作戦地域が広がります。
 
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常徳殲滅作戦(CMJ)△
 CMJ誌掲載の最新の日中戦争アイテム。極東におけるスターリングラードと呼ばれる、包囲殲滅戦を非対称のシステムで描きます。一度だけ、yagiさんにインストしてもらいましたが、どこで聞いても、非常に評判がいいので、しっかり対戦したいものです。
 
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大陸打通作戦(CMJ)
「常徳包囲殲滅戦」(CMJ)にインスパイアされて制作された中国大陸での作戦級。消耗し尽くした海軍と異なり、1944年まで兵力を保っていた帝国陸軍が、B29の基地を排除する目的で行われた、最後の攻勢を描きます。ベーシックは「常徳包囲殲滅戦」(CMJ)を使用し、戦車師団の有効性を織りこんだそうです。

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[怒濤の南方侵攻作戦]9点
 
フィリピン攻略戦(同人)
 「このシュミゲがすごい!」の付録となった、ルソン島の攻防戦。ユニットはシールながら、マップ及びコンポーネントは、同人誌の域を超えています。たぶん、日本で発表された、唯一の同テーマのアイテムです。
 
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1942(CMJ)●
 日本軍の緒戦の南方進出を描いた作戦級で、日本軍は強襲上陸の連続となります。120シリーズと言うことで、ルールはそれほど多くないのですが、運用はちょっとトリッキーです。時間制限が史実以上に厳しく、連合軍がきっちり守ると、シンガポールとバターン半島は難攻不落に。
 
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マレー電撃戦(エポック)●
 モラルシステムを核に、日本軍によるマレー半島突進を描いた、意欲作。ルールが細かく、一部、不明な点があるものの、銀輪部隊や戦車の突破、橋の爆破に、陣地など、マレー戦の魅力が、あまねく表現されています。展開としては、日本軍がいけいけGoGo!なのに対して、イギリス連邦軍は、かなり計画的かつ運も味方にしないと、あっという間に崩壊します。が、この焦燥感が、また、いいんです。
 
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シンガポール陥落(CMJ)○
 いわゆる「ブダペスト'45」(CMJ)システムを流用したマレーキャンペーン。ルールのシンプルさはそのままで、投入兵力のバランスが大切な点も、同じ。ただ、同テーマの「マレー電撃戦」(エポック)に比べるとギミックが少なく感じられ、個人的にはエポックの方が好きですね~。
 
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シンガポール攻略戦(エポック)●
 「マレー電撃戦」(エポック)と2in1のミニゲームですが、システムの互換性はありません(全くの別ゲーム)。ダミーもあり、基本的に戦力はブラインドで配置するので、読み合いが非常に重要になります。イギリス連邦軍が手堅い配置を取ると、史実同様に北西部の上陸が主力になりますが、日本軍はそう見せかけて予備兵力を吸引し、北部への強襲上陸もできます。見た目より、ハードなアイテムで、やりがいがあります。
 
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ビルマ&マレー(HJ )
  マレー戦・シンガポール攻略戦・ビルマ侵攻が、同一システムでプレイできる、極めて真面目な作戦級。上級ゲームでは航空作戦の影響が大きく、かなり緻密なプレイが必要とされます。
 
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ビルマ電撃戦(CMJ)
 1942年の日本軍によるビルマ制圧を描いた作戦級。デザイナーは、ゲームの安定性なら抜群の中黒氏。簡単なルールで最大の運用を考えさせられる、職人芸が生きています。
 
フライング・タイガース(CMJ)
 「ビルマ電撃戦」(CMJ)と2in1の航空制圧戦。War at Seaを彷彿とさせるマップとシステムで、太平洋戦争序盤の航空撃滅戦を描きます。上記とも、ネットの評判はすこぶる高いです。
 
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OPERATION CANNIBAL(AP)●
 1942年のイギリス軍のビルマ反攻と日本軍の逆襲を描きます。ハーフマップながら、キャンペーンは54ターンあり、両軍の攻勢を楽しめます。いわゆるチットドリブン・システム。この時期のAP社の看板システムで、「MacArthur's Return」やソフィン戦争アイテムなども、あります。
 
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[玉砕の島嶼戦と壮絶な末期戦]10点
 
Battle for Guadalcanal(CMJ)○
 発売当初はかなりソロプレイをしたので、一応「救済済み」。が、日本軍がやたら組織的で強くて、どうも「ガダルカナル」してなかったなあ~。無敵皇軍は精神衛生的に楽だったけど、こりゃ、ちょっと違うということで、後にヴァリアントが発表されていました。できれば、このヴァリアントでプレイしてみたい。
 
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ブーゲンビル戦役(CMJ) ●
 「このシュミゲがすごい!」第二弾の同島の攻防戦。こちらも、日本で発表された、唯一の同テーマのアイテムです。コンポーネントはシンプルですが、考えるところが多いのが、中黒氏デザインです。
 
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MacArthur's Return(CMJ)
 「OPERATION CANNIBAL」(AP)と同一システムのレイテ島攻防戦。火力・機動力ともに強力なアメリカ軍ですが、さらに艦船による艦砲射撃まで加わります。フルマップだけあって、キャンペーンはラスボス級です。
 
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激闘!硫黄島(GJ)●
 mitsu推薦のシングル・ブラインドの傑作!圧倒的な火力を誇るアメリカ軍に対し、隠蔽された洞窟陣地で待ち受ける日本軍という、全く違う条件の軍隊間の戦闘を、リアルに再現します。秀逸なのはブラインドマップでの損害が、一切、敵にわからないこと。アメリカ軍は猛烈な砲爆撃を見舞うものの、それがどれだけ効果を上げたのかは、不明。結果がわかるのは、敵の強烈な防御射撃を受けた時(!)です。日本軍が手練れだと、アメリカ軍の勝利は厳しいですが、主導権を持っているために、何度でもプレイしたくなります。
 
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IWOJIMA(MMP)●
 評判のいい「激闘!硫黄島」(GJ)が海を渡って、MMPで発売されました。ベーシックはほぼ同じですが、砲爆撃の制限が付いたため、原作以上にアメリカ軍は厳しくなりました。こちらも、10戦近く、プレイしましたが、全て、日本軍の勝利となりまして・・・。
 
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ビルマの落日(GJ)●
 「激闘!硫黄島」(GJ)と2in1の末期の日本軍もの。日本軍はなんでもできるが、その度にステップロス(!)するという、それらしい解釈です。デザイナーによるとこちらの方が「本命」だったらしいのですが、ちはら会では「激闘!硫黄島」がすっかり定着し、未だに未プレイだったりします。
 
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インパール作戦1944(CMJ)●
 現在まで最新の帝国陸軍アイテムで、しかも末期戦。わずかA4で1ページのルールと16個のユニットで、かのインパール作戦を描きます。
 
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WHEN TIGERS FIGHT(CMJ)
 末期戦ならば大陸打通作戦を描く、本作。マップはしょぼいけど、チンディット旅団も出てくるし、記念すべきCMJ誌第1号だし、どこかで成仏させてあげたいものです。最近、CMJ誌から復刻版が発売されました。
 
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沖縄(CMJ)
 末期戦アイテムでは、最高傑作の呼び名も高い、作戦級。沖縄航空戦から上陸戦闘、壮絶な火力戦、日本軍の逆襲など、詳細なルールで、余すところ無く、沖縄戦を表現します。フルマップ1枚ですが、ルール量、プレイ時間ともに、ラスボス級です。
 
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樺太Sakhalin 1945(SA)○
  停戦協定後も、邦人の脱出のために、南樺太で遅滞戦闘を演じた国境守備隊の激闘。基本は移動-戦闘に、砲撃が加わったもので、圧倒的な戦力を誇るソ連軍を、地形を利用した日本軍が迎え撃ちます。
 
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[起こっていたかも知れない本土決戦]5点
 
Samurai Sunset(CMJ)
 非常に心苦しい、本作。一度はプレイの準備をはじめたのだけど、集団自決のルールを読んでやっぱり生半可な意識じゃできないと、10年以上(!)停滞しています。これを見ると、ポツダム受諾のタイミングは絶妙だった気がします(本当はマリアナ直後に手を挙げるべきだったんでしょうが・・・)。
 
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Race to Tokyo(CMJ)●
 「Battle for Germany」とセットで発表された、いわゆる本土決戦もの。九十九里から上陸する第1軍と神奈川から上陸する第8軍が、帝都制圧競争を繰り広げます。我孫子が利根川の北だったり、今でも山林しかない更科が都市だったり、千葉県民にはあれ?!と思うことはありますが、地元が出てくる数少ないアイテムなので、結構、プレイしました。わがちはら台を指さし、「ちはら会に絨毯爆撃!」と宣った同志も・・・(笑い)。
 
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Race to Kyoto(同人)
非常に好評だった「Race to Tokyo」(CMJ)システムを使って、あり得たかも知れない京都侵攻作戦を描いた作戦級。もとからコミケで販売することを目的にしているため、システムもたいへんお手軽です。

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Operation Olympic(S&T)
 こちらは、九州を舞台にしたアイテム。主力が関東攻撃を支援するため、予備兵力の吸引を狙った、助攻です。昔のアイテムだけあって、ルールはシンプルです。最近、アメリカで再版(!)されたそうで・・・。
 
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海底戦士伏龍(ワークスゼロ)●
  特攻潜水服を着た日本兵が、海底で上陸部隊を待ち受ける、If設定の戦術級(?)。伏龍はわずかに動けるものの、初期配置でしくじると成すすべ無し(若干、動ける機雷?)そのため、相手の心理を読んだ、隠蔽配置が胆です。見た目は際物ですが、これが存外に面白い!sawadaさんと、幾戦も填った覚えがあります。
 
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[高い士気だけが頼りの戦術・戦闘級]4点
 
九七式中戦車(ツクダ)△
  いのさんと、4戦をプレイ済み。火力・装甲・機動力と全てに劣る、日本軍戦車の悲哀を味わえます。あのM5に勝てないんだもの・・・。ああ、朝鮮動乱のチャーフィより分が悪いなんて。残りの8シナリオも、成仏させるぞ!
 
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アップフロント/バンザイ(AH/HJ)●
 こちらもいのさんのインストで、ガダルカナル、ビルマなどを転戦。火力は弱いが、モラルが高く、白兵戦にめっぽう強い、日本軍に泣かされました。中でも、沖田軍曹は、化け物か?!
 
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BATTLE HYMN(AH/HJ)
 傑作のパラグラフ・ソロアイテム「Ambush!」の太平洋戦争版。プレイヤーは、アメリカ軍となって、「尋常でない」日本兵と闘うことになりますが・・・どうも、バイアスがかかっていて、今一つ、意欲が湧かないんです。のんびり、じっくり、攻めます。
 
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SNIPER!(SPI/HJ)
 マン・トゥ・マン・コンバットの戦闘級。WWⅡから現代戦まで、幅広くプレイできる、ユーティリティ・アイテムにも、太平洋戦争シナリオがあります。
 
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 道のりは長いので、小休止しながら、ぼちぼちいきます。最近、離れがちのちはら会名物の日本史ものも今年は再開予定ですので、対戦したいという(奇特な)方は、いつでもどうぞ。合い言葉は「恵まれない帝国陸軍ものに愛の手を」で・・・。
 
 気がつけば、アイテム数33の立派な中堅層に。うち、プレイ済みは11点あり、プレイ率は33.3%と、決して悪くない数値です。次の目標は4割突破で、残り2点を頑張ります。
 
<2014/5/11の追記>
 
 先日のオフ会のプレイで、目標の4割突破ができました。
 
インパール作戦1944(CMJ)●
ブーゲンビル・キャンペーン(このシミュゲ)●
 
 アイテム数33のうち、プレイ済みは13点です。次の目標は待望の5割突破で、残り4点を頑張ります。そういえば、ビルマやレイテ戦からちょうど70年ですね~。「ビルマの落日」とか、「マッカーサー・リターン」とか、「レイテ湾強襲」とか、海戦も含め、この辺を狙っていきますか?

<2015/8/1の追記>

 先日のソロプレイで、プレイ済みが5割となったので、更新します。前回の更新以後にプレイされたアイテムは、以下の通りです。

ビルマの落日(GJ) ●
ノモンハン1939(CMJ)●
ノモンハンの戦い(CMJハガキ)●
樺太Sakhalin 1945(SA)○

また、新たに、追加と発掘されたアイテムです。

大陸打通作戦(CMJ)
Race to Kyoto(同人)

これで、アイテム総数は35となり、プレイ済みは18です。次の目標は6割突破で、残り3アイテムです。


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