このシナリオは、最も登場機数が少ない、いわゆる入門用です。両軍の登場ユニットは、わずかに4つです。
ソロシップ隊:イデオン(ランク5)
バッフクラン軍:ジグ・マック×2、ズロオ・ジック×1
ソロシップ隊:イデオン(ランク5)
バッフクラン軍:ジグ・マック×2、ズロオ・ジック×1

ジグ・マックは、対イデオン用に開発された重機動メカで、「強力な」加粒子砲を搭載しています。が、(制圧射撃を除き)火力を統合できないこのゲームでは、イデオン相手に近距離で1:3攻撃(命中率は1/6、最大で1ヒット)がいいところです。

また、わずか1機のズロオ・ジックですが、その価値は強電磁攻撃を行えることにあります。分離したゼロ・ズロオ3機でイデオンにクローを1発でも命中させれば、無条件で一時的行動不能にできます。クローは切断されない限り、電磁攻撃を継続でき、回復値が減少します。イデオン(ランク5)相手なら、3発が命中すれば、回復値は6以下となります。

よって、バッフクラン軍の基本戦術は、ズロオ・ジックの強電磁攻撃でイデオンを可能な限り、行動不能にし、その間にジグ・マックで地道にヒットを与えることになります。一方のイデオンは、敵の射界外から攻撃をかけ、各個撃破を狙います。
第1ターン、先攻のイデオンは、全速力でジグ・マックとズロオ・ジックの間に突進し、ジグ・マックの死角に入り込みます。ここで、至近距離からミサイルとグレンキャノンを乱射し、一撃でジグ・マック1機を破壊します。同時に、中距離のミサイル攻撃をズロオ・ジックに見舞い、これを移動不能にします。唯一、反撃となったズロオ・ジックのビーム攻撃(1:3攻撃)は効果なし。イデオン側がdr的にも恵まれ、一方的に損害を与えます。

後攻のバッフクラン側は、生き残ったジグ・マックをイデオンの背後に回し、強力な加粒子砲を浴びせます。これが見事に命中し、「伝説の巨神」に1ヒットを与えます。また、移動不能になったズロオ・ジックから、3機のゼロ・ズロオが分離し、イデオンに接近。一斉にハーケンを打ち込み3発全てが命中で、計画通り、イデオンを一時的行動不能にします。

が、イデオンの反撃も強烈でした。ここで、シナリオ中、一度のみ実施できる、全方位ミサイル攻撃(通称.カミューラ・ランバン・アタック)を実行!全ての敵の機体が6火力の攻撃を受け、ズロオ・ジック本体が撃墜、ジグ・マックが戦闘不能になり、ゼロ・ズロオ1機も移動不能に陥ります。この時点で、イデオンに実質的に損害を与えられる機体はなくなりました。

第2ターン、さすがに3発の強電磁攻撃を受けたイデオンは回復に失敗。この隙に、損傷したジグ・マックが戦場離脱します。また、ゼロ・ズロオは生き残りによる「引き分け」狙いで、なおも強電磁攻撃を継続します。

第3ターン、苦しめられてきたイデオンのクルーが、気力を振り絞って回復に成功。撃ち込まれたハーケンを全て切断すると、猛ダッシュで距離を取りながら、ミサイル攻撃を行います。これでゼロ・ズロオのもう1機が移動不能になります。

バッフクラン側も制圧射撃で、再び、イデオンを一時的行動不能にしましたが、強電磁攻撃ではないため、すぐに回復。背後に忍び寄る唯一移動可能なゼロ・ズロオを、ミサイルで撃破し、バッフクラン軍の全ユニットが移動不能になってしまいました。
こうなると、もはや引き分けの可能性もなくなり、ゼロ・ズロオの死角からミサイルを乱射するイデオンの前に、次々と爆発。最終の第8ターンを待たずに、第7ターンにバッフクラン側が全滅しました。

一応、攻撃不能だったジグ・マックが離脱に成功していたため、ゲーム上は「引き分け」でしたが、全ユニットが損壊した時点で、バッフクラン軍の敗北でしょう。なお、イデオンに与えたヒットは、わずかに1のみ!(全21防御力)
う~ん、あまりにも正しすぎる「史実の再現」でした。でも、このどうしようもなさが、まさに「イデオン」していて、たまらないかも??このまま、カタルシスの世界へ、ソロプレイの第二弾も行きます!(ちはら会以外では、決して勧められないアイテムです、笑い)