歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2014年12月

「mitsuさん、年末ですから、バルジでも行きませんか?」作戦級の鬼教官-Das Reichさんから電話がありまして。お誘いは非常にうれしかったのですが、12月は休日出勤のため、千葉会には参加できず。その旨を伝えると「では、年末は、いつ空いていますか?」おお、やる気満々じゃないですか!(笑い)早速、二つ返事で、オフ会を開くことにしました。
 
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近々、「mitsuのひとりごと」で触れますが、バルジ大作戦(CMJ)は非常に想い入れの深い作品でして・・・。特にここ数年は、作戦級の鬼-Das Reichさんと対戦を重ね、JWC版のリプレイにも関わらせてもらいました。
 
せっかく来てくれるのだから、Das Reichさんをギャフンと言わせたい(うそ!いい対戦がしたい)。この1ヶ月ほど、考えていた作戦がありまして・・・。その名は「北の防人」作戦(仮称)!
 
二人の中では、鹿内ギャンビットを使えば、ドイツ軍はかなり戦える(中央突破ができれば有利になるくらい)というところまで、バランスが傾いていました。鹿内ギャンビットとは、全部または大半の装甲師団を中央部に集中し、リエージュ付近で北部戦線を突破。その後、連合軍の北部戦線を丸ごと包囲殲滅して、北端の増援へクスから突破する作戦です。詳しくは、JWC版ブックレット「バルジの神話」をご覧ください。
 
これに対して、連合軍の機甲グループによる機動防御で対抗できるのですが、最近の対戦では、第9機甲師団主力をサン・ビット防衛に使わざるを得ず。また、ハイトの空挺降下とスコルツィーニのコマンド部隊による遅滞戦術で、バストーニュに空挺師団が入れない展開もあり、ドイツ軍有利というものでした。
 
なんとか、これを打開できないか?思いついたのが、北部重視のセットアップです。具体的には・・・
 
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[北部]
・サン・ビットには、スタックが許されている第2歩兵師団の2個連隊を配置する。
・第2歩兵師団の前線は、残りの1個連隊で包囲を防ぐ。さらに、第99歩兵師団の1個連隊を境界線に配置し、第1ターンの突破を防ぐ。
・第14騎兵連隊は、第99歩兵師団の連隊と入れ替えて、生き残る確率を増やす。
・さらに、第4歩兵師団と第9機甲師団の各1個連隊をスパとヴェルヴィエに配置し、北部戦線の強化および後方予備とする。
 
[中央部]
・ベストセットアップ通り。ただし、クレルボー前面の歩兵連隊は、突破を防ぐために、#2430へ配置する。
[南部]
・第4歩兵師団の各1個連隊を#1537と#1852に配置する。これにより、#1537の1個連隊が2:1攻撃で除去されない限り(確率は84%)、第2ターンの南部からの突破は防げる(第1ターンに#1337へ移動)。
・第9機甲師団の2個連隊をバストーニュに配置する。第2ターン増援の第10機甲師団とともに、遅滞戦術と機動防御のための機甲グループを編成する。
 
ちなみに、今回は、第4歩兵師団の各1個連隊を#1537に配置し忘れ、第2ターンの機甲増援が2ユニット減少(突破に対する守り)するミスがありました。上記はそれを受けた改良セットアップです。
 
この新セットアップを見た途端、Das Reichさんの顔付きが一変します。「う~ん」と長考しながら、いつもの2倍以上の時間をかけてセットアップをします。これだけで十分、試してみる価値があるゾと、わずかながら気持ちが有利に。
 
第1ターン、悩んだ末にドイツ軍は、それぞれ正面の敵を最大の比率で攻撃します。特に第2歩兵師団戦区は兵力が薄かったのですが、地形効果により7:1攻撃を受けるのは1ユニットのみ。drにも恵まれなかったこともあり、結果的には壊滅したユニットはわずか1ユニットですみます。また、中央の第5装甲軍でも、兵力を分散したため、封鎖部隊が生き残り、中央突破ならず。新セットアップに加え、drのふれにより、かなり厳しいスタートになります。
 
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連合軍は、当初の計画に沿って粛々と戦線を整理し、後方の予備や生き残った第14騎兵連隊で北部戦線を強化します。
 
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第2ターン、ドイツ軍は敵の撤収によりルートの開けた中央部を、第5装甲軍が前進します。が、3ユニットが籠もるサン・ビットは強襲できず、包囲にとどめます。第6SS装甲軍は、正面の敵が強力なため、主力を迂回させ、第9歩兵師団を攻撃します。が、いずれも最大で3:1しかなりたたず、若干の損害を与えたのみです。
 
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一方、ハイトはいつも通りSW付近に空挺降下し、連合軍の空挺増援を遅延。さらにこちらの配置ミスにより、南部から突破を許し、第10機甲師団の増援2ユニットが拘束できたのが、せめてもの救いか。
 
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連合軍はさらなる増援をつぎ込んで、北部戦線を強化。早くも中央部まで戦線を形成し、第5装甲軍の突進を防ぎます。バストーニュでは機甲と生き残りの歩兵による防御ドームを完成し、空挺増援を待ちます。
 
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第3ターン、このままでは鹿内ギャンビット(北部戦線崩壊)は不可能と踏んだドイツ軍は、戦略の展開をはかります。第5装甲軍/第7軍と装甲増援をつぎ込んでの南部攻撃!
 
先駆けとして、間隙からコマンド部隊が浸透し、第2次移動でヌシャトーへの道路を封鎖していまいます。これで、空挺増援はバストーニュにもヌシャトーへも到着できず。これはまいった!本来なら、第2ターンの機甲増援があれば防げたのですが、これを見過ごさず、きわめて有効な機動を行ったDas Reichさんは、やはり尋常でない!同時に、正面から、バストーニュ・ドームを攻撃し、圧力をかけます。
 
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南部戦線の危機に、連合軍も決断を迫られます。南部をどこまで守るのか、バストーニュをどうするか?冷静にVPを計算した上で出した答えは、バストーニュ籠城と南部の放棄(!)でした。もはやヌシャトーを救える確率は低く、中途半端にこだわって、兵力を失うと、60VPを与えかねないと判断したためでした。
 
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第4ターン、第6SS装甲軍は相変わらず、正面強襲しかできず、最大で3:1攻撃の壁をこじ開けられず。
 
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一方、南部は敵が撤退したため、今や主力となった第5装甲軍/第7軍肩すかしを食った形になり、兵力の転用に時間がかかります。それでも、第2次攻撃でマルシェ近郊の連合軍に攻撃をかけますが、一部装甲のみの攻撃では大きな戦果はなし。連合軍は、これを受け流す形で、ユイ方面への後退を続けます。
 
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連合軍が最も苦しい第5ターン、ドイツ軍はスパ/ヴェルヴィエ正面とユイ方面で攻撃をかけますが、各戦線とも最大で3:1攻撃がやっと。踏みとどまった連合軍は、イギリス軍をミューズ川の守りに付け、次ターンの攻撃を待ちます。
 
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第6ターン、ドイツ軍は勝利に向けて、最後の希望となる乾坤一擲の攻撃を行います。北部は抜けなかったものの、ユイ前面のアメリカ軍を3:1攻撃で後退させ、ついに突破口を開きます。第2次インパルスでとった策が・・・ユイの強襲!反撃の危険はあるものの、これを落として第8ターンまで維持できれば、十分に勝機がある!確率は1/6!
 
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が、無情にも勝利の神はほほえまず。すかさず、連合軍は待機していたイギリス軍機甲旅団を投入し、包囲環を作っていたFB旅団を逆包囲し、これを殲滅します。
 
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第7ターン、もはや、完全にイニシアチブが逆転しましたが・・・「まだだ、まだまだ!」Das Reichさんはまだあきらめていなかった!薄くなったミューズ戦線の一部をこじ開けると、そこから消耗した1個装甲敵弾兵連隊を突進させ、まさかのナミュール占領!一時的ですが、突破も合わせて、VPが60を超えます。なんという執念!
 
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が、このために、防御戦線はどうしても薄くならざるをえませんでした。連合軍は、満を持して本格反攻を開始します。ミューズ戦線の東と西で攻勢をかけ、その中央部で突破に成功!後方に回り込んだ2個機甲師団弱がマルシェを奪還し、第5装甲軍の大多数の機械化部隊を包囲してしまいます。
 
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同時に北部でも、連合軍最強の第2機甲師団がオイペン方面で攻勢に出て、ここを突破。ヴェルヴィエを攻めていた第1装甲師団を丸々、包囲します。
 
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この時点で勝負ありでした。第8ターンの空軍の到来により、ドイツ軍はまともな機動ができず。やむなく、包囲内の第5装甲軍が低比率攻撃をかけるも、ほぼ壊滅しました。
 
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結果的には・・・
・北部戦線の強化で第6SS装甲軍の封じ込めに成功。
・第5装甲軍は南部を席巻したものの、その分、中央/北部への左フックがいつもより遅れ、決定打を打てず(元からそれをするには、どうあっても兵力が不十分)。
と、新作戦の有効性が見えた一戦でした。
 
対局後の感想戦も大いに盛り上がり。いつもは敗戦を悔しがるDas Reichさんが、とても晴れ晴れとした顔で、
「今度は、ドイツ軍の新たな対抗策を考えますよ」
「来年はバルジの年にしましょう!」
挙げ句の果ては「これで、まだ20年は戦える!」(お互い、ぼけていなければ、笑い)
 
今年最後の、そして濃密な対戦に感謝します。

年末恒例になりました「行く年、来る年」で、2014年のゲームライフを振り返りたいと思います。今年は「業務変更」のため、比較的に時間の遣り繰りができ、ソロ演習がしやすかったのがよかったです。その分、他の例会への参加が難しく、対戦はここ数年並みの低調に。年齢的にもしようがないかな~早く、定年になりますことを(笑い)。
 
[立ち上げた新ジャンルと旧ブログから転載]
 
今年は、立ち上げた新ジャンルは一つでしたが、旧ブログから5つのジャンルを転載しました。うち、4つが目標達成となり、ジャンル別の効果は抜群でした。
 
恵まれない帝国陸軍ものに愛の手を・・・ちはら会「マイナーアイテム救出(成仏?)作戦」
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11314929.html
 
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古代から中世へ!ゲーム界では今一だけど、どっこい生きているマイナー日本史!~戦国以前の日本史アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11318855.html
 
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もう一つの帝国陸軍ジャンル~日清・日露戦争アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11320675.html
 
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真っ暗闇の欧州末期戦アイテムを救え!~メジャーテーマの中のマイナー部門
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11439718.html
 
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皇帝陛下、万歳!~香り立つ、ナポレオニック・アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12210173.html
 
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[目標達成ジャンル]
 
過去には年間で2-4ジャンルで達成してきましたが、今年はこれまで最高の7ジャンル(実質8ジャンル)を更新となりました。そのうち、太平洋戦争空母・水上戦アイテムについては、膨大なシナリオ数やブラインドなどの条件にも関わらず、なんと2回にわたって更新!まさに、二階級特進ものでした。
 
「戦争を終わらせるための戦争」は、地獄の総力戦!~第一次世界大戦アイテム<6割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/4861127.html
 
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悠久広大な中国史~東洋史アイテム<6割達成> 
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/8668808.html
 
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航空機万能の時代と主役の座を降りた大艦巨砲主義~太平洋戦争空母・水上戦アイテム<4割・5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/9540783.html
 
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恵まれない帝国陸軍ものに愛の手を・・・ちはら会「マイナーアイテム救出(成仏?)作戦」<4割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11314929.html
 
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古代から中世へ!ゲーム界では今一だけど、どっこい生きているマイナー日本史!~戦国以前の日本史アイテム<5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11318855.html
 
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真っ暗闇の欧州末期戦アイテムを救え!~メジャーテーマの中のマイナー部門<6割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11439718.html
 
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皇帝陛下、万歳!~香り立つ、ナポレオニック・アイテム<5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12210173.html
 
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[記憶に残る対戦]
 
最後に、今年にプレイしたアイテムで、記憶に残るベスト7を紹介します。
 
第1位 バルジ大作戦(CMJ)
  再版なった「バルジ大作戦」(CMJ)のデモプレイを担当し、作戦級の鬼Dasreichさんとスパーリングを行いました。常に最善の戦略で揺さぶりをかけるDasreichさんを相手に、連合軍で機動反撃を仕掛け、ギリギリのところで踏みとどまった北部戦線。突破成らずと判断したドイツ軍が、ディナンを包囲したところで、連合軍はさらにその外側から間接包囲。勝敗を決めるディナン攻撃のdrはA1R!2個装甲師団が消滅した瞬間、言葉にならない衝動を感じました。ああ、ウォーゲームをやっていてよかった!!
 
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第2位 ゲティスバーグ戦役(CMJ)
ハガキサイズで「ゲティスバーグ戦役」の本質を描いた秀作。いつ、会戦が発生するのかわからない緊迫感、数の論理をdr一発で覆す(かもしれない)振れ幅の大きな戦闘、そして何より常に兵力バランスを見極める冷静さ。軍神鹿内氏にインストいただき、その後の会食と合わせて、とても幸せな時間でした。心より感謝申し上げます。
 
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第3位 ミッドウェイ・キャンペーン(CMJ)珊瑚海ヴァリアント
茨城会で活躍中のこまいふさんと対戦した、ダブルブラインドの空母戦。序盤は完璧に計画通りで、モレスビー陥落も間近と思われたその時、「頭上に敵機!」完全なる奇襲を受け、一度はあきらめかけましたが・・・唯一残った空母瑞鶴でありとあらゆる欺瞞を行い、ついに敵を撃滅!ここ数年でもっとも鮮やかな逆転劇でした。こまいふさんが「激おこプンプン丸」になっていました、とさ(笑い)。
 
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第4位 RUN SILENT,RUN DEEP(3W)ヘルメス対スプレンディッド
ちはら会で18ものシナリオを対戦した、手軽で本質を捕らえたシングルブラインドのASW戦。1対1では、圧倒的に潜水艦側が有利ですが、敵の動きを想定して、一か八かの高速爆雷攻撃を敢行。必殺の爆雷がどんぴしゃりでイギリス潜水艦を捕らえ、これを撃沈!会心の勝利となりました。
 
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第5位 項羽と劉邦(GJ)
昨年末から、ヘビロテになっていた傑作CDS。システムは、ぼほ「信長包囲戦」または「本能寺への道」(GJ)と同じですが、こちらの方が武将の能力がタイトなため、一手一手の決断がずっしりと来ます。エンジョウさんやDasreichさんと激しい連戦をしたのが、よい思い出です。
 
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第6位 砂漠の狐(エポック)
ダミーシステムを使った国産クルセーダー作戦の嚆矢。いわゆるエポッククラッシクスの一作で、比較的手軽なシステムで戦場の霧を満喫できます。年始にTommyさんとはじめたところ、Dasreichさんが意気揚々と「食い付いて」きまして・・・まさに「砂漠で鬼を釣る?」が、釣った鬼が強力すぎて、何度も戦線を食い破られ、勝ててもギリギリと・・・ダイ・ハードで、充実しまくった対戦でした。
 
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第7位 謀略級三国志(GJ)
数ある三国志マルチに新風を吹き込んだ、正体秘匿型の多人数アイテムです。ルールは極めて簡単で、疑心暗鬼でお互いの正体を推測しながら勝利を目指す過程が、実に楽しい。特殊能力と多彩なカードの組み合わせも秀逸で、呂布を使って思う存分、暴れたり、大勢力を内側から崩壊させたりと、勝利は難しくても楽しめる要素が満載です。達成が困難と言われた貂蝉(勝利者と同じ陣営にいる)と、ほぼ不可能といわれた左慈(魏呉蜀を全て滅亡)で、勝利できたことが一番の想い出です。
 
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番外編その1 大航海時代(ツクダ)
購入した時点で「大後悔時代」と揶揄されるほど、デベロップ不足で名にし負う(?)ツクダのマルチゲーム。あんまりなアイテムでしたが、何を間違ったか、コンポーネントを大幅に改良!ついに対戦にこぎ着けました。よく考えたら、その時間でまともなアイテムを二つはプレイできたはずで・・・(笑い)。
 
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番外編その2 伝説巨神イデオン(ツクダ)
  12月に入ってから、急にソロに目覚めてしまった、究極の理不尽アイテム。精鋭バッフ・クラン軍に対し、伝説の巨神イデオンの力は無限大!ここまで7シナリオをプレイしてきましたが、のべでイデオンには2ヒットしか与えていないとは!!(ヒットポイントは21です!)こんなひどいバランスなのに、12月例会では対戦を果たしてしまう、異常事態に?!(笑い)
 
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追記として・・・・
ここまで安定した「低空飛行」を続けてきたちはら会ですが、この12月で10周年となりました。ああ、ありがたい!震災と業務多忙で2回ほど流会がありましたが、紆余曲折を乗り越えて、来年1月4日には第120回の記念例会を迎えます。みなさまのお越しをお待ちしています。

今月のソロプレイ第5弾は、「IDEON」(ツクダ)から「運命の炎の中で」です。「史実」では、土星付近の戦闘で、敵の高速機動メカ-アディゴの猛攻を受け、地球艦隊が大損害を受けます。イデオンが波動ガンを発射して、かろうじて敵を殲滅したものの、戦いの最中、アディゴのビームの直撃を受けて、モエラが戦死します。
 
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両軍の戦力は、以下の通りです。

ソロシップおよび地球防衛軍:イデオ・デルタ、ノバ、バスタ(ランク2)、ソロシップ、波動ガン、ゴーリキィ、クラップ×4
 
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バッフクラン軍:ガロワ・ザン、サディス・ザン×2、グラム・ザン×3、アディゴ×10
 
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もはや、重機動メカの攻撃は効果が上げられぬと判断したバッフクラン。その主力は、高速で飛び回わるアディゴになります。重機動メカの半分ほどの全長ながら、すさまじい運動性(-3)で敵を翻弄。ハーケンを打ち込んで、至近距離からビームを放つ半特攻兵器です。一方のイデオンも、ランクは2ときわめて高い上に、5ターン以降にランダムで波動ガンが登場します。また、両軍併せて12隻という大量の艦艇も登場し、激烈な砲撃戦が展開されます。
 
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第1ターン、まず、イデオンの飛行メカ3機が出撃し、次ターンに敵から側面攻撃を受けない位置まで、前進します。バッフクラン軍は、全力でイデオ・ノバに対し制圧射撃を行いますが、ドッキング・バリアに阻まれて、効果なし。
 
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一方、6隻ずつの艦隊は、遠距離から砲撃を開始。地球防衛軍の左翼にいるクラップを集中砲撃し、小破(1/4の損害)を与えます。バッフクラン側は、厚い装甲に守られ、損害なし。
 
続く、バッフクラン軍のターンは、高速機動メカ-アディゴが散開しながら、イデの巨神を取り囲みます。うち、3機が必殺のハーケンを見舞わんと、肉薄します。すかさず、カーシャはミサイルを発射し、アディゴ2機を撃破。生き残った1機が、ハーケンを発射しますが、間一髪、コスモの操縦でこれを躱します。
 
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一方、艦隊戦は激しい砲火の応酬になります。損傷していたクラップに、6隻の砲撃が集中し、これを撃沈します。地球側も、高火力のゴーリキィとソロシップの砲火を、旗艦のガロワ・ザンに指向し、これを中破(1/2の損害)させます。
 
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「パワーが上がっている、行けるぞ!」第2ターン、イデオンが高速で敵の左翼に突進し、狙い澄ましたミサイル一斉射撃(カミューラ・ランバン・アタック)をかけます。これにより、標的となったアディゴ4機を全て撃墜!さらに、グラム・ザン3隻に、小破および中破を与えます。「たった、一瞬で1/3が壊滅だと?!なんということだ!」
 
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怒れるバッフクランは、艦砲射撃を強化し、敵旗艦のゴーリキィを捕捉します。ガロワ・ザンのビームが突き刺さり、これを中破(1/2の損害)させます。
 
続く、バッフクラン軍ターン、残り4機となったアディゴが高速を生かして、イデオンの背後と側面に接近します。「巨神め!!」強力な加粒子砲がイデオ・ノバのコックピットを直撃し、損傷を与えます(1ヒット)。逃げずに操縦を続けていたモエラが、炎の中で重傷を負います。さらに、イデオンのミサイルをかいくぐった2機が至近距離からハーケンを発射!乾坤一擲の攻撃が見事に命中し、強電磁攻撃を受けて、コスモたちが意識不明に陥ります。「うわーっ!!」
 
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同時に、艦隊戦では中破したゴーリキィに砲撃が集中し、5隻のビーム攻撃により、旗艦が壊滅します。これに動揺したのか、地球側の砲撃は正確さを欠き、1隻が一時的に1/4の戦闘力を失うにとどまります。
 
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第3ターン、薄れる意識からコスモがかろうじて回復します(9以下回復でちょうど9!)。イデオンを急発進させ、打ち込まれたハーケンを引きはがすと、ターンをかけて、アディゴ隊の死角に回り込みます。「墜ちろよ!!」放たれた誘導ミサイルがアディゴを捕捉し、2機を撃破し、最後の1機を戦闘不能にします。さらに、残った右舷ミサイルを前進してきたサディス・ザンに指向し、艦橋を狙います。これが見事に命中し、たった一撃でサディス・ザンが爆沈します。恐るべき、イデの巨神!!
 
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この時点で、バッフクラン側は巨神を止めるすべを失いました。
 
もはや、艦隊戦しかない!バッフクラン側は悲痛な覚悟を決めて、突進をかけます。迎え撃つ地球側と激しい砲撃戦が起こり、両軍の損害が増加します。第3ターンに、損傷していたグラム・ザン1隻が撃沈、第4ターンには集中砲撃を浴びたサディス・ザンも後を追います。
 
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中距離となった砲撃戦により、地球側も損害が増大し、第5ターンにクラップ1隻が轟沈し、もう1隻も大破状態に。
 
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ここで引導を渡したのが、イデオンでした。「コスモ!イデオンガンを出すゾ!」ソロシップから射出された波動ガンに追いつくと、モエラが瀕死の重傷を負いながら、ドッキングに成功します。
 
「イデのゲージが輝いている!行くぞ!!」1ターンに渡ってパワーを上昇させたイデオンが波動ガンを発射!土星の輪を吹き飛ばしながら、生き残った2隻のグラム・ザンを直撃し、激しい戦闘に幕を下ろしました。
 
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「・・・こ、この光は、俺たちの運命を変えていく光だ!」最期の力を振り絞って、波動ガンを発射したモエラは光の中で絶命しました。
 
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今回も損害は、
地球側:ゴーリキィ、クラップ×2
バッフクラン軍:戦闘不能になったアディゴ1機以外、全滅
 
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今月のソロプレイ第4弾は、「IDEON」(ツクダ)から「波動ガンの怒り」です。やっと、地球に到達できたと思いきや、無限力の存在に目がくらんだ地球連合軍は、ソロシップクルーに対し、イデオンと同艦の引き渡しを要求し、あわや、同士討ちに。そこへ、バッフクランが攻撃を仕掛け、迎撃に出たムサッシとクラップを撃沈してしまいます。
 
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このシナリオでは、勝利条件にこれを反映しています。
ソロシップおよび地球連合軍:ドロワ・ザンとガルボ・ジックを撃破すれば勝利。
バッフクラン軍:ムサッシおよびクラップを撃破すれば勝利。

よって、ランク2のイデオンを前には、なすすべのないバッフクランですが、ゲル結界または強電磁攻撃でイデオンを拘束し、その間に2艦を沈めれば、勝機(それでも引き分け)はありえます。
 
両軍の戦力は、以下の通りです。
ソロシップおよび地球連合軍:イデオ・デルタ、ノバ、バスタ(ランク2)、ソロシップ、波動ガン、ムサッシ、クラップ、カルテット×10
バッフクラン軍:ドロワ・ザン、ガルボ・ジック、ズロウ・ジック×5
 
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第1ターン、先攻のバッフクランは、ズロオ・ジック3機が分離し、ガルボ・ジックとともに、敵に側面をとられない位置に前進します。ズロオ・ジック2機は、打撃力を維持したまま、後方で待機します。
 
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ガルボ・ジックとドロワ・ザンの対空射撃で、カルテットを2:1攻撃しますが、効果なし。一方、地球側もガルボ・ジックに対空射撃を敢行しますが、こちらも遠距離のため、効果なし。
 
続く、地球軍ターン、イデオンはゲル結界の被害を最小限にできる位置まで前進し、ドッキングを果たします。カルテットは、その背後に展開し、次ターンに強電磁攻撃をかけてくるゼロ・ズロオを牽制します。
 
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両艦隊は、砲撃戦を続行し、ドロワ・ザンがムサッシに放った艦砲射撃が、幸先よく、これを大破にします。一方のドロワ・ザンも、ソロシップの射撃で小破に。
 
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第2ターン、当初の計画通り、ガルボ・ジックがイデオンに接近し、ゲル結界を照射し、これを一時的行動不能にします。同時に、9機のゼロ・ズロオと3機の本体が、カルテット隊の側面を狙い、高速展開します。これにより、カルテット1機が撃墜、1機が移動不能に、3機が攻撃不能と半減してしまいます。
 
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また、這々の体のムサッシに、再び、艦砲射撃が突き刺さり、この巨艦を撃沈してしまいます。
 
対する地球側の反撃も強烈で、イデオンのミサイルでガルボ・ジックが一撃で爆破。カルテットの反撃と艦隊の対空射撃により、戦闘機2機が撃墜され、各1機が移動/攻撃不能になります。
 
続く、地球軍ターン、イデオンの強力無比な攻撃力が解き放たれます。強力なゲル結界を浴びたにもかかわらず、瞬時に回復すると、高速で飛び回るゼロ・ズロオの背後に突進。ここで、全方位ミサイル攻撃をかけます。四方八方に放たれたミサイルが、次々と命中!なんと、8機が撃墜、1機が移動不能という、すさまじい損害に!(無傷なのは1機のみ)。その1機も対空射撃によって、撃墜されます。
 
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第3ターン、生き残った最後のズロオ・ジック2機が分離し、カルテットのスクリーンをかいくぐり、地球統合軍のクラップに迫ります。これを落とせば、まだ、引き分けにできる!艦砲射撃と6発のビームがクラップを襲いますが、ああ、drに恵まれず、損害なし。
 
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逆に、対空射撃とイデオンの攻撃で、1機が撃墜され、2機が攻撃不能に、さらに2機が移動不能と、重大な損害を受けます。同時に、ソロシップが放った艦砲射撃が、ドロワ・ザンのヴァイタルパートを打ち抜き、これを撃沈してしまいます。
 
もはや、バッフクランに組織的な攻撃力は残っていませんでした。クラップを守るために、イデオンが側面からミサイルを放ちながら突進し、ソロシップも回頭して側面から敵戦闘機を射撃します。反転してきたカルテットも加わり、残ったゼロ・ズロオとその本体を攻撃!移動不能となった1機を除き、全機が撃墜され、終了となりました。
 
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あれ、表題にある波動ガンは??そう、究極の攻撃兵器を出すまでもなく、3ターンでバッフクラン側が崩壊しまして・・・(笑い)。せめて、戦艦ムサッシを撃沈できただけ、ましかな~(それもかなり幸運だったけど)。
 
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と、このリプレイにより、「伝説巨神イデオン」も残り2 シナリオになりました。こんな異様なアイテムで、はじめて、まだ、2週間にもかかわらず!!というわけで、最終シナリオ「さらば、ソロシップ」は、新春の10周年例会で完遂します。求む、共同参加の冒険者たちよ!(笑い)

迷惑至極の選挙も終わり、あとは穏やかに年の瀬を過ごしたいものです。2015年新春の第120回ちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。
 
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[日時] 1月4日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所] 千葉県市原市菊間1870番地4 http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費] 無料
[持ち物] ゲームとゆとりと常識(と献品)
 
以前、アナウンスしたとおり、この第120回を10周年記念例会といたします。みなさまの参加とご協力(ご献品)をお待ちしています。
 
その1:新春お年玉大会
 
みなさまからの献品とちはら会で用意した贈呈品を、drが高い人からぶんどり!午後3時に行います。次のように献品してもいいよ、というアイテムがありましたら、ぜひ、ご協力を・・・。
 
*最近、物忘れが激しくって、間違えて2個買ってしまった、とか
*遠視が進んで、すっかり数値が読めなくなったので手放そう、とか
*いつかプレイしようと何十年も暖めていたら、リニューアルが出てしまった、とか                                        (すべて、実話です。笑い)
 
その他、ゲームや戦史・歴史に関する書籍、景気づけの発酵飲料(!)などもOKです。ただし、粗大ゴミの持ち込みはご遠慮ください(引き取り手がなかったら、持って帰ってね、笑い)。
 
ちはら会からは、「英霊」を奉るとされる某神社資料館で販売していた兵器コースターセットとか、たかさわさんにいただいたチャート・ミニマップ用のプラ版、とか、上記の余剰アイテムなどを用意します。
 
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その2:超B級「イデオン」対戦!(本当にいいのか?笑い)
 
このところ、ブログで予想外の支持をいただいている「伝説巨神イデオン」(ツクダ)の最終シナリオを、いのさんとプレイする予定です。でも、もう若くないので、途中で「イデが発動」してしまうかも・・・(だって、めんどくさいんだもの)。そこで、勇気ある挑戦者を募集します。もちろん、希望者にはmitsuがインストしますよ~。
 
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参加のためのルール
「あまりにひどい展開になっても、卓をひっくり返さないこと。また自己責任と、潔くあきらめ、決してツ○ダホビーや日本○ンライズ、テレ○東京を罵倒しないこと。」                                                                                   
以上
 

この日の真打ちが、かの理不尽きわまるアニメゲーム「IDEON」(ツクダ)でした(真打ちがこれでいいのか?笑い)。ソロプレイにも書いたとおり、あまりのバランスの悪さにとても余人には勧められないのですが、ちはら会の誇るツクダフリークのいのさんをお誘いしたところ、二つ返事でOK!
 
が、いのさんでさえ、「IDEON」(ツクダ)は所有していないとのことで、mitsuがインストして、とりあえず、シナリオ1「イデオン奪回作戦」を対戦します。
 
ざっとルールを聞くと、「じゃ、これでいいね~」といって、いきなりイデオンをジグ・マックの死角に突進させます。ここで重機動メカ2機を狙うと思いきや、なんと主攻撃は高速戦闘機ズロオ・ジックに向けます!そう、ズロオ・ジックは分離すると厄介なのを知って知らずか、先制攻撃です。これが、見事に命中し、高速・分離を発揮するまもなく、ズロオ・ジックは撃墜されます。
 
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なんという飲み込みの早さ!さすが、いのさん、長年、「ツクダ病」を煩っているだけのことはある!(笑い)
怒りに燃えるジグ・マック隊は、損害上等でイデオンのいるへクスに突進し、クローアタックを仕掛けます。カーシャの放った迎撃ミサイルが、ジグ・マック1機を捕捉し、これを撃破!
 
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「巨神め!」ジルバル・ドクの操るジグ・マックが、乾坤一擲のクローアタックを放ちますが、ああ、これがスカ!
第2ターン、猛ダッシュで距離をとったイデオンは、ミサイルを撃ち放ち、最後のジグ・マックを討ち取ります。
 
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「ひでえぇぇ、なんちゅう、惨さ!」といいながら、大喜びのいのさん。ん?ちょっと待って!「ひでえぇ」ことをしているのは、あなたなんですが!!(笑い)
 
と、ゲームにも慣れたところで、本命のシナリオ6「閃光の剣」に移ります。もちろん、イデオン側はいのさん、バッフクラン側はmitsuです。
 
ソロシップ隊:ソロシップ、ソル・アンバー、バニア、コンバー(ランク4)
バッフクラン軍:ブルメ・ザン、バルメ・ザン、アディゴ×8、ゴンド・バウ×8
 
ちなみに、ソロシップは、通常防御力60(!)に加え、バリアが20という、「とんでも要塞」です。つまり、今回に登場する機動メカでは、最低比率さえ立たない(攻撃できない!)ということになります。でも、「史実」では、アディゴが零距離から加粒子砲を撃ち込んで、損害を与えているわけで・・・。そこで、オリジナル改訂ルールとして、「同一へクスでの攻撃では、バリアが使えない。かつ、比率が立たなくても最低1:3攻撃はできる」としました。
 
また、バッフクラン側には、強烈なゲル結界を展開できるブルメ・ザンとバルメ・ザンがいます。が、移動力はわずかに5で、かつ両艦から15へクス以内にイデオンがいないと、ゲル結界が発生できないという制限付き。これがわかったならば、いのさんはイデオンで片方だけ撃破して、ゲル結界を封じることでしょう。そこで、「史実の再現」と称して、いのさんには、ブルメ・ザンとバルメ・ザンの機能を一切、教えない(!)ことにしました。だって、そうじゃないと、シナリオが成り立たないんだもの・・・(笑い)。
 
というわけで、第1ターン、バッフクラン側はアディゴ隊が左翼に、ゴンド・バウ隊が右翼に大きく展開し、巨神に誘い出しをかけます。運良く、制圧射撃がソル・コンバーに命中し、一時的行動不能にします。
 
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が、ソロシップ側ターンに、すぐに回復し、飛行タイプに変形。そのまま、直進をして、バリアに守られながら、ドッキングに成功します。
 
第2ターン、突出したイデオンに対し、アディゴ2機が接近戦を仕掛けます。うち1機がミサイルで戦闘不能になるものの、ともにアンカーを発射し、2発を命中させます。強電磁攻撃により、パイロットが気絶します。
 
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続く、ソロシップ側ターン、回復値は6と決して高くなかったのですが、コスモが目覚めます。アンカー1基を引きはがすと、アディゴの後ろに回り込んで、ミサイル攻撃で1機を撃墜します。
 
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第3ターン、このままでは分が悪いと判断したバッフクラン側は、ブルメ・バルメ・ザンの射界に、イデオンを誘導すべく、一斉に後退をかけます。これに乗って、イデオンが突進し、ミサイルの乱射で、もう1機のアディゴを撃墜します。さらに、後方からのソロシップの艦砲射撃とイデオンの攻撃で、バルメ・ザンが大破(B損害)を受けます(全能力1/4に)。
 
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第4ターン、ここで、転機が訪れます。「今だ!ゲル結界、照射!」第5ターン、深入りしていた巨神に対し、左右に展開していたブルメ・ザンとバルメ・ザンが強力な脳細胞破壊波を照射します。「うわーっ!」悶絶するイデオンのクルー!
 
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と、この隙にアディゴ隊は、一斉にソロシップ攻撃に向かいます(ゲル結界発生中は、イデオンを通常攻撃することはできない)。
 
第5ターン、あまりに強烈なゲル結界に、イデオンは回復できず(回復値はわずかに4!)。と、高速でソロシップにとりついた6機のアディゴが、零距離で加粒子砲を放ちます。が、なぜか、drが偏り、一時的な損害のみしか、与えられません。
 
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第6ターンも、脳細胞攻撃に苦しむイデオンのクルーをよそに、アディゴ隊が執拗に零距離攻撃を繰り返します。さすがのソロシップも、直撃弾の連続に大きな損害(中破C損害)を受けます。
 
このままなら、勝てる!と思われたそのとき、イデオンが突然、光り輝くビームを放ちます。「なんだ、あの光は!!」まさに、閃光の剣-イデオン・ソード!(よりによって、ここでピンゾロ回復!いのさん、盛り上げるなぁ~!)
 
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高速で、ブルメ・ザンの側面に回り込んだイデオンは、無限エネルギーのソード2本を振り回し、ブルメ・ザンとバルメ・ザン、さらに遙か後方に待機していたゴンド・バウ隊を切り刻む・・・はずでしたが。「あれ?!外れ?ん、こっちもはずれ?!そんなばかな!」確率を無視したハイロールにより、わずかにゴンド・バウ4機が撃墜されただけで、ブルメ・ザンとバルメ・ザンが生き残る体たらく。あの巨大な船体に命中させられないなんて!さすが、ツクダ病のいのさん!(笑い)
 
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第7ターン、一気に敵を撃滅できるはずが、イデオンのランクが落ちただけとなり、ソロシップ側に焦りが・・・ここで、生き残ったゴンド・バウ隊がイデオンの背後に回り込んで、強電磁攻撃!またも、一時的行動不能に。イデオンもミサイル反撃で、ゲル結界の元凶のバルメ・ザンを撃破したのが、せめてもの救いか?
 
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「まずい!」後がないイデオンは、さすがに気絶から回復し、急いでソロシップに駆け寄って、アディゴ1機を撃墜します。
 
が、第8ターン、執拗に零距離射撃をたたき込むアディゴ隊が、十数回目の直撃弾をソロシップに命中させます。最も薄いドーム付近を強力な加粒子砲が貫通し、ついにソロシップが爆沈!と、この瞬間、無限力のイデが発動し、全宇宙が崩壊しました。バッフクラン、ついに勝つ!
 
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結果的には、ブルメ・ザンとバルメ・ザンの機能を教えない「だまし討ち」とソロシップ攻撃の「規制緩和」によって、「勝利」(というか宇宙の崩壊???)を得たわけです。が、本来の勝利条件は、イデオンの破壊(!)だそうで。そんなもん、できるわけないじゃん!というわけで、ちはら会では、正規ルールで不可能に挑戦する「冒険者」を募集しています(うそ、笑い)。
 
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最後に・・・
今回、片や圧倒的な勝利を、片や宇宙の崩壊を手にした(?)いのさんが、片付けをしながら、ぽつり。「次は、最終シナリオをやるぅ??」ああ、まさかの再戦リクエスト!ここにも無限力に見せられたB級ゲーマーが・・・(笑)。
 
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この日、事前にWilandorさんと対戦を決めていたのが、 「国内戦役1814」(CMJ)です。CMJの最新作で、自分は3戦目になります。mitsuがフランス軍、Wilandorさんが連合軍を担当します。
 
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第1ターン、連合軍は南北で前進を開始します。最も兵力の多いシュヴァルツェンベルクは、ショウモン経由でトロワを目指します。これに対し、皇帝ナポレオンがパリから連続機動で駆けつけ、バールで戦闘になります。兵力的にはやや少ないものの、ナポレオンの戦術修整は強烈で、ボヘミア軍は撤退を余儀なくされます。
 
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一方、セダン経由で前進将軍ブルッヒャーが進行しますが、ネイの迎撃に遭って、損害過多で退却に。再度、シャロンを狙いますが、今度はマルモンの迎撃で時間を浪費する間に、再び、ネイの強烈な攻撃を受け、ヴェージュへ退却します。
 
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第2ターン、正面が堅いとみたボヘミア軍は、別働隊を編成し、アヴェミン経由でサンスを狙います。戦術値の高いモルティエが遅滞行動を行いますが、戦術的後退に失敗し、戦死してしまします。
 
後方遮断の危機にフランス軍が選んだのは、ナポレオンによる機動防御でした。トロワ方面から主力を引き抜くと迷わず、オセールに投入。フリモン、ギュライを電光石火で壊滅させます。
 
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ならばと、シュヴァルツェンベルクが主力をもって攻勢に出ますが、北部からネイが強行軍で駆けつけ、進路をふさぎます。
 
第3ターン、南部がだめなら北部でと、増援を得て大兵力となったシレジア軍が、イルソン経由でランを占領。さらに、主力のブルッヒャーも、シャロン経由でランスを占領します。重要都市3カ所を押さえたことで、ついにVPを逆転します。
 
フランス軍は、ここで一か八かの賭に出ます。トロワにいたネイをシャロン経由でセダンに前進させ、ヴィクトールの別働隊でセダンを占領し、敵の補給線をカットします。
 
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しかし、敵主力を叩くには、兵力が不十分です。そこで、敵カードが最後の1枚になるのを待って、「伝令の捕獲」を発動します。これが、秘蔵の強行軍カード!そう、これさえ残っていれば、連合軍は最後の手番でトロワ、サンスを電撃的に占領し、フランス軍の士気値を零にするはずだったんです。危なかった!
 
間一髪でこれを得たフランス軍は、ナポレオンをサン=ディジュに突入させ、敵に占領されていた同市を奪還します。
 
第4ターン、補給切れで損耗したシレジア軍主力を救うべく、連合軍は先手で、増援のプリーストを持って、セダンを封鎖するヴィクトールを強襲します。ほぼ確実にこれを除去できるはず(5/6)でしたが・・・ここで、ヴィクトールが獅子奮迅の活躍を見せ、これを撃退してしまいます。
 
すかさず、手番を得たナポレオンがシャロン経由でランスにいるブルッヒャーを捕捉します。補給切れの上に戦術能力差、さらに砲兵と親衛隊も投入したナポレオン攻撃は鮮烈を極め、ブルッヒャー一人を除いて、全滅!この時点で、連合軍の士気は-2となり、もはや回復不能ということで投了となりました。
 
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ああ、面白かった!フランス軍、連合軍ともに勝利の可能性があり、いつ、どこで勝負をかけるか、ギリギリの決断を迫られます。もちろん、カードや迎撃・撤退の成否によっては、なすすべもなく、敗退することもありますが、より可能性のある作戦を立て、時には頑固に、時には柔軟にそれを実施し、勝利をたぐり寄せます。システムは一見地味にも思えますが、裏返せば、堅実な展開が期待できる秀作です。フランス軍の作戦が見えてきたので、今度は連合軍で、まだ、しばらく、楽しめそうです。

すっかり冷え込んだ12月の日曜日に、第119回ちはら会が開かれました。いつもの常連さんに加え、久しぶりにWilさんが参戦。さらに、猿遊会主催のたかさわさん、浜松ボードゲーム同好会の信長さんが初来場されました!後半に年の瀬の挨拶に山田さんも来場し、総勢8名の充実した例会になりました。最後は、ボリューム満点の「珍来アタック」までおつきあいいただき、ありがとうございました。
 
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先日、プレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
 
謀略級三国志(GJ)7人プレイ 2戦
 ○法正(Wilandor)・○賈詡(信長)・諸葛亮(mitsu)・周瑜(Tommy)・荀彧(たかさわ)・姜維(いの)・貂蝉(kawa)
 ○司馬懿(mitsu)・荀彧(たかさわ)・諸葛亮(Wilandor)・左慈(信長)・法正(いの)・周瑜(kawa)・華侘(Tommy)
本能寺への道(GJ)4人プレイ
 ○徳川(mitsu)・明智(信長)・柴田(いの)・羽柴(山田)
STONEWALL JACKSON'S WAY 2(MMP)3戦
 シナリオCEDAR MOUNTAIN 北軍(信長)対南軍(たかさわ)○ 
 シナリオLee vs HopeUNTAIN 北軍(たかさわ)対南軍(信長)○ 
 シナリオStuart's Raid 北軍(たかさわ)対南軍(信長)○ 
パットン第3軍(CMJ) アメリカ軍(kawa)対ドイツ軍(Tommy)
国内戦役1814(CMJ) ○フランス軍(mitsu)対連合軍(Wilandor)
伝説巨人イデオン(ツクダ)
 S1 イデオン奪回作戦 ○イデオン(いの)対バッフクラン(mitsu)
 S6 閃光の剣 イデオン(いの)対バッフクラン(mitsu)○ イデの発動!
 
せっかく人数がいるならと、たかさわさんと信長さんもお誘いして、ちはら会ヘビロテの「謀略級三国志」(GJ)を7人プレイ。信長さんは初プレイながら、ベテランの本領を発揮し、Wilさんと並んで勝利宣言。正体は賈詡でしたが、最後の最後に劉璋に任官したあたりがお見事でした。法正Wilさんはせっかくの勝利なのに、夢中になって写真を撮り忘れたとか・・・(笑い)。
 
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二戦目は、荀彧(たかさわ)のアシストを受けて、途中で晋を旗揚げしたのでバレバレながら、司馬懿(mitsu)が勝利しました。
 
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その後、遅れてやってきた山田さんを交えて、傑作マルチCDS「本能寺への道」(GJ)を4人でプレイ。3ターンまで丁々発止の牽制をし合い、第4ターン、史実通り、明智(信長)が上様を討ち取り!
 
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このまま、終われば、京安土を押さえて勝利だったのですが、無情にもゲームは第5ターンに。ここで、混乱に乗じて領土を広げた徳川(mitsu)が4エリアの支配によって、勝利となりました。
 
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こちらのイメージは、たかさわさんと信長さんが3連戦をしていた「STONEWALL JACKSON'S WAY 2」(MMP)。朝から夕方まで陣営を変え、様々なシナリオを楽しんでいました。
 
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たかさわさんは、ルールブックやチャートをiPadに入れて、持ち運んでいまして。いざとなれば、電車の中でも予習ができるとか。これだと確かに合理的ですね~。
 
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あと、写真を撮り忘れてしまいましたが、「パットン第3軍」(CMJ)をプレイし、6ターンまで進んだそうです。このゲームは、陣地を突破するまで、えらく時間がかかり、せっさくの装甲効果がなかなか発揮できないんです。そういった意味では、オペタイが最も合っているかも・・・。

今月のソロプレイ第三弾は、「IDEON」(ツクダ)からS4「死闘・ゲルの恐怖」です。いくら戦力を投入してもイデオンの破壊は困難、と判断したバッフクランは、ゲル結界(思考回路破壊ビーム)によるパイロット攻撃に戦術を変えます。
 
新重機動メカのガルボ・ジックには、ゲル結界発生装置が装備されており、10へクス以内で攻撃をかけると、イデオンを無条件で一時的行動不能にできます。回復値も通常の8以下ではなく、イデオンの強さと距離によって、変化します(おおむね、通常値よりも低め)。その上で、クローなり、ミサイルなりで打撃を与えようという作戦です。
 
一方のイデオン側は、早期にドッキングをして各個撃破を防ぐとともに、イデオンの破壊力を発揮できるようにします。同時に、わずかながらも、ソロシップの対空火力でガルボ・ジックを牽制します。
 
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両軍の戦力は、以下の通りです。
ソロシップ隊:ソル・アンバー、コンバー、バニア(ランク4)、ソロシップ
バッフクラン軍:ガルボ・ジック、ドロワ・ザン
 
第1ターン、まず、重機動メカが高速を生かして、接近をします。これに対し、両軍の艦艇が対空射撃を実施し、幸運にもソル・バニアを一時的行動不能にします。ガルボ・トップには被害はなく、無事にガルボ・ジックにドッキングします。
 
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イデオン側は、ソル・バニアの回復を試みますが、カーシャがこれに失敗。やむなく、ソロシップを前進させ、ガルボ・ジックを1:3攻撃で見事に一時的行動不能にします。
 
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第2ターンの先攻フェイズは、両軍とも回復なし。前ターン同様に対空射撃をしますが、こちらはともに失敗。
続く、後攻フェイズに、やっとソル・バニアが回復します。戦闘機に変形した3機は、すかさず、ドッキングモードに入ります。ドロワ・ザンからの対空射撃を受けますが、バリアによって損害はなく、イデオンへのドッキングに成功します。
 
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第3ターン、回復なった両軍は、本格的な戦闘モードへ。射程内に近づいたガルボ・ジックが、新兵器ゲル結界を照射します。猛烈な思考破壊ビームに曝されたイデオンのクルーは悶絶し、一時的に気を失います。が、同時に放たれたイデオンのミサイルがガルボ・ジックを直撃し、これを戦闘不能にしてしまいます。
 
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続く、後攻ターンに、回復に成功したコスモは、「行けるぞ!」と叫ぶとイデオンを突進させます。武器を破壊され、回避に移ろうとしたガルボ・ジックに、イデオンの強烈なキックが炸裂し、これを葬り去ります。
 
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「このまま、片をつける!」残ったドロワ・ザンに進路を変えたイデオンが肉薄します。ドロワ・ザンも必死の対空射撃をするものの、効果なし。イデオンのミサイルと、ソロシップの遠距離砲撃が突き刺さり、ドロワ・ザンが中破に。「下がれ!巨神の力が上がっている!」
 
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第6ターン、後方に回り込んだイデオンが至近距離でミサイルを発射!1:2攻撃ながら+5のdr修正が効いて、ドロワ・ザンは宇宙の藻屑と消えました。
 
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今回も損害は、
イデオン側:なし
バッフクラン軍:ガルボ・ジック撃破、ドロワ・ザン撃沈
 
強い!強すぎるぞ、イデオン!

今月のソロプレイ第二弾は、「IDEON」(ツクダ)からS3「逆襲のイデオン」です。これまではソロシップ隊だけでしたが、このシナリオでは地球軍と連合して、オーメ財団(私設軍隊!)グラム軍との艦隊戦となります。旧式とはいえ、3隻の巡洋艦と12機のカルテット戦闘機が加わり、さらにイデオン各機のレベルは2と過去最高です。
 
両軍の戦力は、以下の通りです。
ソロシップ隊:
 イデオ・デルタ、ノバ、バスタ(ランク2)、ソロシップ、キャリオカ×3、カルテット×12
オーメ財団軍:
 ガブロ・ザン、デロ・ザン×2、ガンガ・ルブ×2、ジグ・マック×2、ガダル・ロウ×8
 
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一方のグラム軍には、オーメ財団の誇る3隻の戦艦と最新鋭のガンガ・ルブをはじめ、4機の重機動メカと8機の重戦闘機が登場します。ガンガ・ルブは火力・機動力とも最優秀の重機動メカであり、クローとキック攻撃も行える上に、ハーケンによる強電磁攻撃もできる優れものです。また、ガダル・ロウは大型のため、防御修正値が低いものの(-1dr)、やはり強電磁攻撃が可能で、うまく活用できれば巨神を足止めすることもできるはずです。
 
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第1ターン、まず、先攻のソロシップ隊が、慎重に前進します。数が頼りの戦闘機カルテットは、敵の重戦闘機ガダル・ロウに回り込まれない位置まで、スクラムを組んで前進。主力のイデオンは、その後方で、次ターンに強電磁攻撃を受けぬ位置に前進し、ドッキングを試みます。ソロシップを含む4隻の艦艇は、全速力で敵に向かいます。
 
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ドッキング体制に入ったイデオ・ノバに対し、バッフ・クラン側は1:2(-2dr)の制圧射撃を行いますが、バリアに守られて、損害なし。コスモたちは、イデオンへの合体に成功します。
 
ドッキング阻止こそ、失敗したものの、高火力を誇るガンガ・ルブは、前衛のカルテットに対し、攻撃を行い、1機を戦闘不能にします。また、3隻の戦艦も長距離での砲撃戦に入り、火力の優越を生かして、巡洋艦キャリオカの1隻を一時的中破に、もう1隻をガブロ・ザンの主砲で大破(各能力1/4!)にしてしまいます。
 
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ソロシップ側も、艦船による反撃で、戦艦デロ・ザン1隻を大破にしますが、キャリオカの攻撃は火力不足で効果なし。
 
続いて、後攻のオーメ財団軍は、戦艦を突進させるとともに、重機動メカ-ジグ・マックを全力で前進。重戦闘機ガダル・ロウは、カルテットの側面に移動させ、攻撃をかけます。真打ちのガンガ・ルブ隊は、後方に温存し、次ターンのイデオンの動きに備えます。
 
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前衛の戦闘機同士で射撃戦となり、重機動メカの支援を受けたオーメ財団軍は、カルテット2機を撃墜、もう2機が戦闘不能にします。また、イデオンに対し、制圧射撃を行いますが、ドッキングして防御力が上昇したため(50防御力!)、1:1攻撃(dr-3)がやっとで、効果はなし。
 
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対するイデオンの反撃は強烈で、狙い澄ましたミサイル攻撃により、重戦闘機ガダル・ロウが次々に被弾。2機が撃墜に、2機が戦闘不能、もう1機が移動不能という、すさまじい威力です。やはり、ランク2は、尋常ではない!
 
一方の艦隊戦では、両軍とも一歩も引かぬ攻防で、被弾はするものの、ダメージコントロールが効いたのか、一時的損害のみ。唯一、ソロシップの砲撃が、戦艦デロ・ザン1隻を小破にします(各能力3/4に)。
 
第2ターン、戦闘はいきなりクライマックスを迎えます。パワーが上昇しているイデオンとカルテット隊が高速を生かして、一気に敵艦隊に肉薄!猛烈な対空砲火と小粒ながら数を生かした対艦攻撃が交差し、近距離での激しい戦闘になります。重戦闘機ガダル・ロウも、目標を敵艦艇に切り替え、対艦攻撃を実施。両軍の艦砲射撃も熾烈を極め、損害が急上昇します。
 
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最も強烈だったのが、過去最高ランクのイデオンの攻撃でした。全ての敵を射程内に収める位置に突進すると、ここで全方位ミサイル攻撃!「カミューラ・ランバンの仇!!」コスモの絶叫とともに放たれたミサイルは、全ての機体を6火力(+3dr!)で直撃します。
 
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その結果、ジグ・マック2機とガダル・ロウ5機が一瞬にして撃墜!ガンガ・ルブ2機も一時的戦闘不能に陥り、デロ・ザン2隻が損傷を受けた上に一時的行動不能になります。「危険だ!巨神のパワーが上がっているゾ!」
 
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あまりの損害に、一時は茫然自失のバッフ・クランでしたが、このままでは終らじと、回復したガンガ・ルブが反撃に出ます。高速を生かして、イデオンの背後に回り込み、ハーケン攻撃!が、これを察知したカーシャが、背後にミサイル攻撃を集中し、射撃体勢に入ったガンガ・ルブ1機を撃墜、もう1機を移動不能に。
 
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「巨神め、死なばもろとも!」とそれでも意地のハーケンを発射しましたが、コスモの巧みな操縦で間一髪、これを躱します。
 
第3ターン、推力を失って移動できないガンガ・ルブに対し、イデオンが側面から突進し、強烈なキックでこれを撃破します。この時点で、バッフ・クラン側の機動兵器は全て破壊か、戦闘不能となりました。
 
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もはや、艦艇のみとなったグラム軍は、せめて一矢報いんと、全速力で突進を駆け、敵艦へ艦砲射撃を繰り出します。この想いが乗り移ったのか、これまでの戦闘で損傷していた巡洋艦キャリオカを第2ターンに1隻を、第3ターンにもう1隻を撃沈します。
 
が、これが限界点でした。勝ちに乗ずるイデオンと戦闘機カルテットが、敵戦艦に群がり、近距離から対艦攻撃を実施。最後に残ったガブロ・ザンが、イデオンのミサイル攻撃で撃破されたのが、第4ターンでした。
 
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今回の損害は、
ソロシップ側:キャリオカ×2、カルテット×4、イデオン損傷なし
オーメ財団軍:全機・艦艇撃沈または戦闘不能
 
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はっきり言って、高ランクのイデオンは、通常兵器ではどうもできないほど、強力でした。特に第2ターンのカミューラ・ランバン・アタックは尋常ではなく、drにも恵まれたため、機動兵器の3/4がたった一撃で壊滅または戦闘不能に陥りました。
 
確率は高いとはいえないものの、もし、イデオンの制圧射撃が決まっていれば(一度でも回復が遅れれば)、ガダル・ロウやガンガ・ルブの強電磁攻撃により、動きを牽制できたかもしれません。そうなれば、通常兵器と艦艇の能力で勝るグラム軍が、イデオン(とソロシップ)以外を撃破できる可能性はありました(引き分け)。
 
!!と気がつけば、まともな作戦研究をしているじゃないですか!(笑い)確かに分が悪い(悪すぎ)ですが、drによってはもしかしたら・・・という可能性があるんですよね~。確率は、日本軍がアメリカ本土に上陸するより低いでしょうけど(笑い)。と、いうわけで、「毒を食らわば皿まで」いけるところまで行ってみます。

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