今年のソロプレイ第一弾で扱った「バルジ大作戦[師団級]」(CMJ)ですが、ルール改正がないとゲームにならないと判断し、改訂ルールを待っていました。すると、最新情報で、以下の訂正が入りまして。
http://lforn.exblog.jp/24050488/
http://lforn.exblog.jp/24050488/
第6SS装甲軍の2個装甲師団が、第1ターンに攻撃ができなかったそうで・・・それじゃ、行け行けになるはずだぁ~。多少なりとも、可能性が出てきたので、早速、ソロ演習を再開してみました。
第1ターン、できるだけ多くの敵を除去・捕捉(包囲)できるよう、攻撃計画を立てます。第6SS装甲軍戦区では、最強の第1SS 装甲師団が歩兵とともに、第14騎兵連隊を7:1で攻撃し、これを除去します。そのまま、突進で道路沿いに第99歩兵師団を包囲します。
同時にシェーネアイフェル高地の第2歩兵師団を、第12SS装甲師団が4:1で攻撃し、D1の結果を与えます。連合軍は敵の突進による包囲を防ぐため、これをステップロスで耐えます。
中央では、重包囲した第106歩兵師団が2個装甲師団の猛攻でこれを壊滅。クレルヴォ前面では、drがさえ、D2の結果を与えます(後退)。
南部でも好調で第4歩兵師団が、第7軍の総攻撃を受けて、一撃で壊滅します。

連合軍は、第9歩兵師団をサンビットに籠もらせると、第9機甲師団を中央部に回し、どうにか北部から中央部にかけての戦線を整えます。

第2ターン、ドイツ軍の猛攻は続き、前ターンに包囲された第99歩兵師団が3個装甲師団の攻撃で壊滅。損耗していた第2歩兵師団もD2で、後退を余儀なくされます。
中央の第9機甲師団のみが、粘り強い抵抗を見せ、A1と初めて敵の攻撃を撃退します。
南部では、第7軍がバストーニュ/ヌシャトー方面に前進し、1個師団が南端から突破して、貴重な装甲増援(第10機甲師団)を拘束します。

連合軍は、北部の増援をつぎ込んで、交差点を中心に阻止線を設定します。

第3ターン、北部では第6SS装甲軍の力押しで、じりじりと戦線を後退させます。ヴィールサルムと包囲したサンビットでは、それぞれEXとD1で敵に打撃を与えます。
目立ったのは南部で、敵の増援がないことを見越して、第150装甲旅団が電撃的にヌシャトーを占領。装甲教導師団が中央部を突進し、バストーニュを軸にした戦線を構築させず。

連合軍は、オイペン-マルメディ-トロワポン-マネー-ラ・ロッシュで、心許ない一枚戦線を引くのがやっとです。

第4ターン、薄くなった中央部に装甲師団が肉薄し、歩兵師団に猛攻を加えます。drに助けられ、なんとか突進・包囲を逃れ、ギリギリの戦線を確保します。が、増援はなく、兵力の消耗は危険水域を越えます。
さらに、ドイツ軍は包囲したサンビットとバストーニュにも攻撃を加え、前者を占領、後者にも1ヒットを与えます。

第5ターン、中央から北部の戦線が破断点を迎えます。消耗し尽くした前線に対し、ドイツ軍は3カ所で高比率攻撃を仕掛けます。まず、ヴィルヴィエが7:1でDE。突進でスパも占領し、近郊の歩兵師団を包囲の上、D2で撃滅します。
中央部では、ステップロスしたマネーの歩兵師団にD3を与え、突進によって、中央部の要-第9機甲師団を包囲してしまいます。バストーニュも第二次攻撃で陥落し、この時点でドイツ軍の占領都市は9つになります(9VP)。

戦線崩壊の危機に、連合軍はイギリス軍を即時投入し、戦線を再構築します。同時に北部では、守りを固める前にと、平地にいた敵1個装甲師団に2:1攻撃をかけますが、これはEXにとどまります。

第6ターン、すでに十分な得点が見込めるドイツ軍は、戦線の整理に入ります。同時に戦術的な攻撃を実施し、機甲兵力を包囲・撃破して、敵の反撃能力を殺ぎます。

第7ターン、ドイツ軍は南北でさらに4つのユニットを突破させます。これにより、連合軍の増援は、ほぼ皆無に。と、怖いものがなくなったドイツ軍は、攻勢を再開し、中央部と南部で戦線を崩壊させます。

連合軍は、意地で北部での限定反撃をしますが、戦果は挙がらず。

第8ターン、連合軍は空軍を投入して、マルシェ陥落こそ逃れたものの、十分な反撃兵力もなく、北部で装甲師団に3:1攻撃をするのがやっと。D1の結果をステップロスで耐えられ、終了。

ドイツ軍がのべで16点を確保し、サドンデス勝利となりました。
都市の占領…9点
盤端からの突破…7点
都市の占領…9点
盤端からの突破…7点

連合軍としては、ほぼ最善手を尽くしたつもりですが、練度の高いドイツ軍が相手だと、まだ、かなりきついかも・・・。イメージは、壊滅したユニット群。

細かいポイントをいえば、
・第4歩兵師団が第1ターンに壊滅したため(確率は50%)、装甲部隊に南端を走られ、ヌシャトーが陥落。バストーニュを軸にした戦線が作れず。
・マルメディの守備に第7機甲師団を当てたが、後退により森林内に拘置され、撤退して戦線構築ができなかった。中央部に投入した第30歩兵師団と入れ替えてもよかった。
・第5ターンに薄くなった中央部を突かれ、第9機甲師団が包囲され、防衛と反撃に貢献できなかった。
・第4歩兵師団が第1ターンに壊滅したため(確率は50%)、装甲部隊に南端を走られ、ヌシャトーが陥落。バストーニュを軸にした戦線が作れず。
・マルメディの守備に第7機甲師団を当てたが、後退により森林内に拘置され、撤退して戦線構築ができなかった。中央部に投入した第30歩兵師団と入れ替えてもよかった。
・第5ターンに薄くなった中央部を突かれ、第9機甲師団が包囲され、防衛と反撃に貢献できなかった。
これらが複数または全て避けられていれば、少なくともサドンデスにはならなかったかも・・・。まだ、完全に「復活の日」とは行きませんが、とりあえず、「ゲームになる」ことがわかりました。もし、希望の方がいれば、お相手しますよ~、きっつい連合軍で(笑い)。