歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2015年01月

今年のソロプレイ第一弾で扱った「バルジ大作戦[師団級]」(CMJ)ですが、ルール改正がないとゲームにならないと判断し、改訂ルールを待っていました。すると、最新情報で、以下の訂正が入りまして。
http://lforn.exblog.jp/24050488/

第6SS装甲軍の2個装甲師団が、第1ターンに攻撃ができなかったそうで・・・それじゃ、行け行けになるはずだぁ~。多少なりとも、可能性が出てきたので、早速、ソロ演習を再開してみました。

第1ターン、できるだけ多くの敵を除去・捕捉(包囲)できるよう、攻撃計画を立てます。第6SS装甲軍戦区では、最強の第1SS 装甲師団が歩兵とともに、第14騎兵連隊を7:1で攻撃し、これを除去します。そのまま、突進で道路沿いに第99歩兵師団を包囲します。

同時にシェーネアイフェル高地の第2歩兵師団を、第12SS装甲師団が4:1で攻撃し、D1の結果を与えます。連合軍は敵の突進による包囲を防ぐため、これをステップロスで耐えます。

中央では、重包囲した第106歩兵師団が2個装甲師団の猛攻でこれを壊滅。クレルヴォ前面では、drがさえ、D2の結果を与えます(後退)。

南部でも好調で第4歩兵師団が、第7軍の総攻撃を受けて、一撃で壊滅します。

イメージ 1

連合軍は、第9歩兵師団をサンビットに籠もらせると、第9機甲師団を中央部に回し、どうにか北部から中央部にかけての戦線を整えます。

イメージ 2

第2ターン、ドイツ軍の猛攻は続き、前ターンに包囲された第99歩兵師団が3個装甲師団の攻撃で壊滅。損耗していた第2歩兵師団もD2で、後退を余儀なくされます。

中央の第9機甲師団のみが、粘り強い抵抗を見せ、A1と初めて敵の攻撃を撃退します。

南部では、第7軍がバストーニュ/ヌシャトー方面に前進し、1個師団が南端から突破して、貴重な装甲増援(第10機甲師団)を拘束します。

イメージ 3

連合軍は、北部の増援をつぎ込んで、交差点を中心に阻止線を設定します。

イメージ 4

第3ターン、北部では第6SS装甲軍の力押しで、じりじりと戦線を後退させます。ヴィールサルムと包囲したサンビットでは、それぞれEXとD1で敵に打撃を与えます。

目立ったのは南部で、敵の増援がないことを見越して、第150装甲旅団が電撃的にヌシャトーを占領。装甲教導師団が中央部を突進し、バストーニュを軸にした戦線を構築させず。

イメージ 5

連合軍は、オイペン-マルメディ-トロワポン-マネー-ラ・ロッシュで、心許ない一枚戦線を引くのがやっとです。

イメージ 6

第4ターン、薄くなった中央部に装甲師団が肉薄し、歩兵師団に猛攻を加えます。drに助けられ、なんとか突進・包囲を逃れ、ギリギリの戦線を確保します。が、増援はなく、兵力の消耗は危険水域を越えます。

さらに、ドイツ軍は包囲したサンビットとバストーニュにも攻撃を加え、前者を占領、後者にも1ヒットを与えます。

イメージ 7

第5ターン、中央から北部の戦線が破断点を迎えます。消耗し尽くした前線に対し、ドイツ軍は3カ所で高比率攻撃を仕掛けます。まず、ヴィルヴィエが7:1でDE。突進でスパも占領し、近郊の歩兵師団を包囲の上、D2で撃滅します。

中央部では、ステップロスしたマネーの歩兵師団にD3を与え、突進によって、中央部の要-第9機甲師団を包囲してしまいます。バストーニュも第二次攻撃で陥落し、この時点でドイツ軍の占領都市は9つになります(9VP)。

イメージ 8

戦線崩壊の危機に、連合軍はイギリス軍を即時投入し、戦線を再構築します。同時に北部では、守りを固める前にと、平地にいた敵1個装甲師団に2:1攻撃をかけますが、これはEXにとどまります。

イメージ 9

第6ターン、すでに十分な得点が見込めるドイツ軍は、戦線の整理に入ります。同時に戦術的な攻撃を実施し、機甲兵力を包囲・撃破して、敵の反撃能力を殺ぎます。

イメージ 10

第7ターン、ドイツ軍は南北でさらに4つのユニットを突破させます。これにより、連合軍の増援は、ほぼ皆無に。と、怖いものがなくなったドイツ軍は、攻勢を再開し、中央部と南部で戦線を崩壊させます。

イメージ 11

連合軍は、意地で北部での限定反撃をしますが、戦果は挙がらず。

イメージ 12

第8ターン、連合軍は空軍を投入して、マルシェ陥落こそ逃れたものの、十分な反撃兵力もなく、北部で装甲師団に3:1攻撃をするのがやっと。D1の結果をステップロスで耐えられ、終了。

イメージ 13

ドイツ軍がのべで16点を確保し、サドンデス勝利となりました。
都市の占領…9点
盤端からの突破…7点

イメージ 14

連合軍としては、ほぼ最善手を尽くしたつもりですが、練度の高いドイツ軍が相手だと、まだ、かなりきついかも・・・。イメージは、壊滅したユニット群。

イメージ 15

細かいポイントをいえば、
・第4歩兵師団が第1ターンに壊滅したため(確率は50%)、装甲部隊に南端を走られ、ヌシャトーが陥落。バストーニュを軸にした戦線が作れず。
・マルメディの守備に第7機甲師団を当てたが、後退により森林内に拘置され、撤退して戦線構築ができなかった。中央部に投入した第30歩兵師団と入れ替えてもよかった。
・第5ターンに薄くなった中央部を突かれ、第9機甲師団が包囲され、防衛と反撃に貢献できなかった。

これらが複数または全て避けられていれば、少なくともサドンデスにはならなかったかも・・・。まだ、完全に「復活の日」とは行きませんが、とりあえず、「ゲームになる」ことがわかりました。もし、希望の方がいれば、お相手しますよ~、きっつい連合軍で(笑い)。

2アイテムが終わり、ちょうどお手すきだった3名の方と「謀略級三国志」を行いました。三国志の基礎知識さえあれば、それなりに楽しめるので、こういったときにはもってこいのアイテムです。
 
第一戦は、序盤早々に2大勢力が消える荒れた展開に。呂布陣営に入り込んだ28号さんが電撃的に蜀陣営を滅ぼすと、その後、袁紹を切り捨て、ほぼ北部を平定。が、ここで「新時代の幕開け」イベントが出て、呂布陣営は消滅します。
 
イメージ 1
 
程昱だったmitsuははじめに呉陣営に入り込んで、拡張するふりをしながら、途中で孫権の自殺攻撃を実施し、これを滅亡させます。その後、本命の魏陣営に仕官し、確実に領土を広げたところで、勝利宣言!
 
イメージ 2
 
と、ここで、初参戦だったK村さんがおずおずと正体を明かしたところ・・・なんと、貂蝉!やられた!控えめなプレイは、慣れていないだけではなかったんだ!油断していて、きれいに勝利を持って行かれました。
 
第一戦の担当 ○貂蝉(K村)・程昱(mitsu)・姜維(Wil)・法正(28号)
 
イメージ 3
 
みなさん、面白かったようで、すぐに第二戦に突入。またも、mitsuの担当は程昱。まずは様子見で、VP対象となる群雄に紛れ込んで、劉表と孫権を滅亡させます。
 
と、この間にK村さんが仕官した蜀が、確実に勢力を増強します。ならばと、自分と28号さんも蜀に乗り換え、あっという間に勢力を拡大し、許昌を占領します。この時点で勝利宣言をできたのですが、K村さんがまさかの貂蝉?がありえたので、先にこれをパージ。
 
イメージ 4
 
盤石の体制で勝利宣言をしたはずだっただったのですが・・・なんと、今度は28号さんが貂蝉!ああ、二戦連続で、他人のために、汗を流しただけでした。
 
イメージ 5
 
第二戦の担当 ○貂蝉(28号)・○鳳統(Wil)・程昱(mitsu)・諸葛亮(K村)
 
イメージ 6
 
「もう一戦、行きましょうよ~」すっかり気に入ったようで、そのまま、第三戦に。
 
自分の担当は、陸遜。今度は呉陣営に入って、素直に領土を拡大します。と、ここにK村さんも乗ってきまして。勝利条件に実直な彼が、まっすぐ会稽を目指します。ということは、張昭か。中盤まで順調に進んだところで、勝利条件を確認すると、ん?張昭の方が達成が早いじゃないですか!
 
このまま、いくと、自分が置いてけぼりの可能性があったので、申し訳なかったのですが、K村さんをパージし、呉の拡大を目指します。
 
イメージ 8
 
と、これで自分の正体に気づいたらしい、Wilさんと28号さんが猛烈な妨害をしてきます。K村さんは当然、再仕官を狙っていますし、Wilさんは着々と勢力を広げているし、このままでは時間切れで負けになる、と判断。
 
お互いにパージをしないことと勝利宣言をmitsuに合わせることを条件に、急遽、K村さんに同盟を呼びかけます。呉の軍師二人が「和解」したことで、間一髪、Wilさんの機先を制して、ダブル勝利となりました。いやー、やっと勝てた~。
 
第三戦の担当 ○陸遜(mitsu)・○張昭(K村)・姜維(28号)・賈詡(Wil)
 
イメージ 7
 
やっぱり、このアイテムは楽しいです。バルジ、国内戦役と並んで、今年もヘビロテになりそうな予感です。

図らずも連戦となった「国内戦役」の後、久しぶりにWilさんと対戦をしました。手持ちの中から「信長包囲戦」(GJ)を選び、インストプレイです。陣営は織田側をWilさん、反織田側をmitsuが担当します。
 
第1ターン、まずは織田が順当に浅井を撃滅します。生き残った朝倉は、早々に能登に遷都。と、ここで「兵站の確保」を使った織田軍が電撃的に越前も攻略し、カード枚数は一気に7:3に。さすが復帰組のWilさん、初プレイとは思えない飲み込みの良さです。
 
イメージ 1
 
第2ターン、盤石の織田軍は加賀を占領し、北陸攻めに移ります。少しでも差を詰めたい反織田側は、増援drとカードで毛利を参戦させるのがやっとです。
 
第3ターン、先手を取った織田側は、主力を持って加賀を攻略し、今度は朝倉を滅亡させます。と、反織田側は、ここで待望の武田が参戦!主力を率いた山縣隊が美濃を攻略します。織田側はまたも「兵站の確保」を使って、すかさず逆襲し、美濃を奪還します。ならばと、反織田側は「官位叙任」を使って、徳川を中立化。めくるめくシーソーゲームに突入します。
 
イメージ 2
 
第4ターン、なおも積極的な織田側は、ここで妙手を見せます。「滝川一益」のよる甲斐への電撃侵攻!事前にカードのヒントは伝えていたとはいえ、なんてタイムリーな攻撃!これにより信玄は討ち死にし、勝頼がかろうじて南信濃に生き延びます。
 
イメージ 3
 
このままでは終われない反織田側は、戦国最強の武将上杉謙信を参戦させ、南下を開始。さらに、主力がいなくなった隙を突き、毛利勢が丹後経由で北近江を占領。ついにカード枚数が6:8と逆転します。
 
第5ターン、織田側は主力を引き戻し、南近江に突入してきた本願寺勢を討ち取ったものの、北近江は運悪く突撃カードが手に入らず、戦闘drもさんざんで、これを奪還できず。
 
反織田側は生き延びた武田を増強し、甲斐を奪還。同時に、上杉が加賀に籠もる柴田(仮病で置いてけぼり)を討ち取り、さらに有利な体勢を取ります。
 
イメージ 4
 
第6ターン、北近江で死闘が続く中、織田側は畿内に立てこもり、抗戦を続けますが、またも増強された本願寺により、美濃を攻略され、この時点でカード枚数は4:10と絶望的に。前半の貯金により、まだ、1-2ターンは持ちそうですが、徳川が中立化し、宇喜多・松永が離反、北から上杉、東から武田が迫る状況に、逆転は困難と判断し、投了となりました。
 
イメージ 5
 
序盤は的確な作戦とカード周りによって、織田側が内線戦略で各個撃破を進め、中盤からは反織田側が大大名の参戦で外周戦略で優位に立つ、という典型的な展開になりました。こちらが経験上、かなり有利なはずでしたが、Wilさんの初対戦とは思えない的確な判断(特に電撃的な武田攻め!)が光り、なんとか細かいテクニックで逆転に持ち込んだといったところです。
 
初プレイでも判断がよければ十分に戦えるということで、このゲームの魅力を再認識しました。惜しむらくは、絶版になって久しく、この傑作CDSが手に入らないところですかね~。だいぶ、マップもへたってきたので、大事にプレイしたいと思います。

昼間の暖かい陽気に誘われて、2ヶ月ぶりに松戸の千葉会に行って来ました。狭い会場だと人数多しのジンクスで、午前中から10名を超える参加者が・・・。ハードな三十年戦争CDSや定番の「No Retreat」、「ドゥブノ大戦車戦」、年月を越えてプレイされ始めた「Turning Point:Stalingrad」、moritaさん仕込みのユーロ系など、百花繚乱でしたね~。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
遅く会場入りしたのですが、ちょうど対戦相手を待っていたDragoonさんから「国内戦役1814」(GJ) のお誘いがありまして。そういえば、Dragoonさんと最後にプレイしたのが「赤い夕陽のナポレオン」(CMJ)なので、3年ぶりの同テーマの対戦です。フランス軍の作戦が見たいというので、Dragoonさんが連合軍を、mitsuがフランス軍を担当します。
 
イメージ 3
 
序盤、連合軍は、いきなりボヘミア軍主力を持って、サンスに侵攻します。ここは、ウーディノが守備していましたが、損害1:2で連合軍が占領します。
 
イメージ 4
 
が、十分な後方予備を持たない連合軍にとっては、時期尚早でした。モルティエが迂回で後方遮断の動きを見せると、やむなく、シュヴァルツェンベルクは撤退。
 
イメージ 5
 
第2ターン、ならばと、連合軍は増援でトロワを攻撃しますが、ここはジェラールががっつり死守します。と、連合軍のカード消費が早すぎたため、ナポレオンのショウモン奪還が確実になり、占領都市数を満たせずに、連合軍の敗退となりました。
 
イメージ 6
 
「いきなり、前進してもだめなんですね~」とそのまま、第二戦に突入。今度は、予備移動でショウモンを占領し、定番のスタートになります。
 
第1ターン、今度はシレジア軍が攻勢を取り、ブルッヒャー率いる主力がマックを打ち破り、ルテルを占領します。同時に、オルスフィがヴージェに進出します。
 
イメージ 7
 
ならばと、フランス軍は、サン・ディジェからマルモンを派遣し、オルスフィを撃破。これにより後方遮断の危険が出てきたブルッヒャーは、セダンまで退却します。
 
イメージ 8
 
第2ターン、北部が安定したフランス軍は、ナポレオン主力を持ってショウモンを直撃し、これを奪還してしまいます。
 
イメージ 10
 
連合軍はなんとか占領都市数を満たそうと、サン・ディジェとランスに攻撃をかけましたが、河川修整もあって、敗退。続けて、フランス軍の勝利となりました。
 
イメージ 9
 
と、ここで昼食タイム。戻ってきたら、千葉会会長のyagiさんがお手すきだったので、どうでしょう?と誘うと、二つ返事で対戦へ。ちょうど、「国内戦役1814」の作戦研究をしているそうで、渡りに船だったよう。陣営はyagiさんが連合軍を、mitsuがフランス軍を担当します。
 
第1ターン、連合軍は後方補給線を確立しながら、シュヴァルツェンベルク主力がトロワを強襲します。河川効果を考えるとイーブンの確率でしたが、ここは連合軍の物量が勝り、トロワを占領。
 
イメージ 11
 
放置できないフランス軍は、カードに祟られながらも、ナポレオン主力で強襲し、0:3の損害でトロワを奪還します。
 
イメージ 12
 
第2ターン、ナポレオン主力を拘束すべく、ボヘミア軍主力は再び、トロワを強襲。最大戦力同士の戦いは、損害を出しながらも、ナポレオンに軍配が上がります。
 
イメージ 13
 
と、北部ではシレジア軍がザッケンを迂回させ、ランを電撃的に占領しますが、退路をマックに遮断された上で、ネイが迎撃をして、これを討ち取ります。
 
いよいよ、本格的な連合軍の増援が登場する第3ターン、ボヘミア軍はバルクライ隊を迂回させ、サンス後方のモルタルジを占拠します。パリ直撃の危機に、やむなくナポレオン主力がこれを迎撃し、ヴィトゲンシュタインを討ち取ります。が、この隙にシュヴァルツェンベルクが守備隊のいなくなったトロワを占領します。
 
イメージ 14
 
第4ターン、ボヘミア軍主力が力押しでサンスを強襲します。ナポレオンが迎撃をしますが、ああ、ここでまさかの大敗となり、モルティエが戦死します。大損害を受けたナポレオン主力は、一端、要塞都市パリへ退却せざるを得ない羽目に。
 
と、今度は、北部でとシレジア軍が動き、ブルッヒャー率いる主力が丘陵地帯を迂回して、ランを占領してしまいます。
 
まだ、ゲームは続けられたのですが、この時点でフランス軍の戦意は1。次ターンに一都市は占領されるので、士気が崩壊するのは確実です。ならば、一か八かの逆襲で、連合軍の士気崩壊を狙うしかない!目標は、ランの奪還とシュヴァルツェンベルクの首!
 
イメージ 15
 
まず、ナポレオン主力がフォンテンヌブローを経由して、プロヴァンにいるシュヴァルツェンベルクを捕捉します。バルクライも迎撃を試みますが、ことごとく失敗し、フランス軍が3戦力:2戦力で、これを撃滅!連合軍の士気を1まで低下させます。フランス軍も1ウーディノが戦死したため、一時的に0になりますが、ランを奪還できれば、逆転できる!
 
もはや主力となったネイ隊がランに陣取るブルッヒャーを強襲します。戦力は互角、河川修整のため、確率は低いけれど、可能性はある!乾坤一擲の戦闘は・・・ああ、ブルッヒャーの勝利。この瞬間、フランス軍の士気崩壊が確定し、連合軍の勝利となりました。
 
イメージ 16
 
う~ん、最後の反撃は分が悪かったのでやむなしですが、確率的にはかなり優勢だったはずのトロワとサンスの会戦で敗退したことが響きました。打てる手は打ったつもりなんですが、ミニゲーム故に決戦の行方は大きい、といったところでしょうか。負けはしましたが、考える要素がふんだんで、やっぱり楽しいアイテムです。
 
と、敗戦レポートを書き上げたところに、勝者のyagiさんからびっくりメールが・・・
 
イメージ 17
 
「mitsuさん(フランス軍)が投了を申し出た際には、少々、意外でした。というのは、連合軍としては確実に勝てる手筈が思い付いてなかったからです。
 
一番の原因は、2ターンと3ターンの手札があまりにも悪かった。そのため、最前線の兵力が枯渇していました。
特に3ターンは酷く、今でも全て言えるくらいです。1OPの「砲兵」「勝利方向」「伝令の捕獲」、それに2OPが「強行軍」のみ。
 
ただ、連合軍に取って良かったのは、「伝令の捕獲」でフランス軍から「強行軍」を奪い、連合軍の予備が「強行軍」だったため、全ての「強行軍」を手中にした事。おかげで、フランス軍は2移動力しか動かないので、対応が楽になりました。しかし、OPの不足は大きく響き、シュワルンツベルグを失う主因になりました。
 
連合軍からすれば、フランス軍がパスをして、最後の手番に重要スペースを攻撃されたら、かなり厳しかった。バルクライにしろ、ブルッヒャーにしろ、現状を維持するだけで精一杯。とても攻撃に出る余力はありませんでした。何せ、別のスペースを攻撃したら、重要スペースを奪い返されてしまう。
 
だから、フランス軍が攻撃して来たのは、かえって助かりました。確かに、シュワルンツベルグの除去は痛かった(バルクライのアホが迎撃に失敗しやがりやがって)のですが、こちらのOPを使わずに、フランス軍へ打撃を加えられましたから。
 
ただし、フランス軍が投了したのも、それなりに分かります。頼りのナポレオンが戦闘でほとんど(全く?)勝てず、損害が酷かったですから。
 
好き嫌いはあるでしょうが、これだけ小さいながらも考えるところが多い好ゲームですね。また機会があれば、対戦しましよう、そうしよう。」
 
!!圧倒的に優勢と思っていた連合軍も、ギリギリだったのか!そういえば、yagiさんがプレイ中に始終、「どうよ?!(これでいいのか?!)」と叫んでいました。単なる「酩酊」じゃなかったんだ!(笑い)
 
自分が第4ターンに決戦に出たのは、次ターンのサン・ディジェ陥落(戦意0)が確実だと思い込んでいたからです。確かに、連合軍の前衛は消耗し尽くしており、また、イベントで北方軍が遅れていたことを考えると、少なくとも第5ターンを凌ぐことはできたはず。その間に「補充」か「勝利宣言」が来れば、確率は高くはないものの、戦意の維持もありえました。
 
両軍とも苦しみ抜いているのは、同じだったんですね~。 谷川名人が言っていた「負けてもいい・・と思った瞬間に負けは決まる」を思い出しました。なんて、苦楽しい作品なんだぁ!
 
そういえば、今年の振り始めがyagiさんとの「国内戦役1814」(GJ) 5連戦だったので、早くもyagiさんとは6戦目(!)、合計で8戦目(!)となりました。このままだと、来月には10番勝負に届くよう・・・どこまで行くんでしょうね~(笑い)

寒さ本番の天候が続いていますが、2月のちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。
 
[日時] 2月8日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識
 
イメージは、mitsuが今年やってみたいアイテムやジャンルから・・・。
 
イメージ 3
 
第1号以来、久々に購入したWGJの最新作「ユキムラズ・ラスト・バトル」(CMJ)。東軍はチットによる簡易プロットで、西軍は臨機応変な行動選択と、非対称のシークエンスを持つ、大坂夏の陣最終決戦。西軍の浪人衆はアントライドになっていて、簡単なルールで不確定要素を醸し出しています。
 
イメージ 1
 
実は、ちはら会の初期は、日本史(戦国史)アイテムが中心でした。新たな10年のスタートに、もう一度、原点回帰もありかな。近々、ジャンル別記事を載せる予定です(下調べの段階で、あのメジャージャンル-西部戦線をアイテム数で上回っています!)
 
同時に、旧ブログからのジャンル別記事の移行も進めていきたいと思います。こちらは、ファンタジー級から未プレイの「ファイティング・ダンジョン」と「アボルダージュ」。編成型のボードゲームで、簡単ながら、個性的なキャラ編成で楽しめます。ペーパーフィギュアもできたので、どなたかいかが?
 
イメージ 2
 
 

いのさんの家庭ZOC離脱不可により、この日に予定されていた「イデオン」対戦が流れまして(自分も、なぜかほっとしたのは内緒です。笑い)。と、すかさず、Das Reichさんから「では、バルジで決まりでしょう」とお誘いが・・・。年納めと新春一番がバルジ、しかも相手が鬼教官とは、なんてヘビーな年跨ぎ対戦でしょう!(笑い)陣営は、いつものドイツ軍(Das Reich)対連合軍(mitsu)です。
 
連合軍のセットアップは、現時点で最新の「北の防人」作戦計画です。詳しくは、以前のブログをどうぞ。
鹿内ギャンビットを封じ込めろ!!新たな防衛作戦を開発中!~バルジ大作戦(CMJ)
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12419464.html
 
前回、Das Reichさん、は、このセットアップに的確に対応して、南方迂回を果たしたものの、北部への進撃が遅れ、時間切れになりました。そこで、今回、取った手は、北部の強襲策でした。
 
「北の防人」作戦計画は、第二歩兵師団の二個連隊をサンビット防衛に転用するため、シャーネアイフェル高地の防御が薄くなっています。そこを正面から強襲し、損害過多で防衛線を削減。いずれ破断点を迎えたところで、スパとヴィルヴィエを奪取、あわよくば、北部突破を果たそうという作戦です。
 
一方、第5装甲軍は、中央部へ進出し、状況を見て、アムドレーブ川周辺から圧力をかけるか、南部に転用してバストーニュとヌシャトーを狙う算段でした。もっとも、これが確認できたのは、終了後でしたが・・・。
 
第1ターン、この方針に沿って、第6SS装甲軍が正面を力押しします。薄くなった第2歩兵師団戦区では、7:1攻撃を2カ所で行い、のべ3ステップを与えます。さらに、第二攻撃でも、D1RとD1で確実に損害を与えます。
 
中央部では、全装甲師団を中央部に集中するのは、いつものことですが、突破目的ではなく、部隊の撃破に主眼を置いて、攻撃を実施します。第一攻撃でD2とEx2、第二でEx2(とCont)と若干の損害を出しながらも、2ユニットを除去します。
 
イメージ 1
 
南部の足止め部隊も、Ex2となり、総じてドイツ軍の損害もあるものの、連合軍への消耗に成功します(このターンでのべ11ステップの損害)。
 
イメージ 2
 
連合軍は生き残ったユニットを後退させ、シェーネアイフェル高地の麓付近に、道路を封鎖する戦線を引きます。また、バストーニュ方面では、敵の装甲がなく二次攻撃の可能性が低いので、撤退する歩兵と後方予備の機甲連隊を使って、クレルヴォを中心に防衛線を引き、時間稼ぎをします。
 
イメージ 3
 
第2ターン、ハイトの降下は北部戦線後方に!決まれば防衛線の主力を包囲できる位置でしたが、惜しくも2へクスのずれ。影響はなかったものの、北部戦線を崩壊させるという、意思の徹底です。その気迫が乗り移ったか、ドイツ軍は3:1の正面攻撃でD1Rを出し、ついに地峡を抜けます。第2次移動で2カ所の攻撃をかけ、Ex2とD2(オプションリトリート)で3ステップロスを追加します。
 
イメージ 4
 
一方、第5装甲軍は、サンビット包囲を歩兵に任せ、主力は中央へ。うっかりトロワポン前面に出しすぎていた機甲1個連隊を、第2次の5:1攻撃でD2に(オプションリトリート)。
 
イメージ 5
 
連合軍は、大量の増援を使い、北部戦線を中央部まで延長し、守りを固めます。南部ではバストーニュドームを形成し、次ターンの空挺増援の到着を待ちます。一方、機甲部隊は機動力を生かして、スコルツィーニ狩りを行い、2ユニットのコマンドの除去に成功します。
 
イメージ 6
 
第3ターン、北部は分厚い壁に遮られ、主戦線ではほとんど損害はなし。が、側面の機甲連隊を第5装甲軍が集中攻撃で撃破し、そこから流れ込んだ装甲師団が歩兵と機甲の二個連隊を包囲し、攻撃をかけます。一発除去でもおかしくなかったのですが、ここでDas Reichさんが12を連発し、どうにか生き残ります。
 
イメージ 7
 
連合軍は、包囲下の部隊を残し、戦線を組織的に後退させます。一方、南部では、残存歩兵が3枚スタック(5ステップ)でバストーニュに籠城できたため、第101空挺師団はヌシャトー・ドームを形成。第82空挺師団と機甲予備を中央へ転用します。
 
イメージ 8
 
第4ターン、ドイツ軍は包囲下の部隊を殲滅すると、北部・中央戦線に正面攻撃をかけます。が、空挺増援を含めた総力で防衛をし、戦術的突破も許さず。
 
イメージ 9
 
そのまま、戦線をヴィルヴィエ-スパ-リエージュラインへ後退させます。
 
イメージ 10
 
第5ターン、ドイツ軍はあわよくば戦線崩壊を狙い(イギリス軍の移動制限を解除しない範囲で)巧みに攻撃を行います。が、連合軍もそれなりの損害を出しながらも、必死に耐え、突破を封殺します。
 
イメージ 11
 
ただし、かなり戦線密度が薄くなったため、冷静にVP見積もりをした上で、スパを放棄。思い切って、ヴィルヴィエ-リエージュラインに、英軍を加えたハイスタックの防衛線を引きます。
 
イメージ 12
 
第6ターン、ドイツ軍はこの分厚い戦線になおも正面攻撃をかけますが、ついに抜けず。このままでは北部突破は無理と判断し、第5装甲軍主力を南部へ転進させます。
 
イメージ 13
 
連合軍は北部戦線で反撃を開始するともに、イギリス軍機甲旅団を中央部へ指向し、突出していたマルシェ前面の擲弾兵連隊を撃破します。
 
イメージ 14
 
第7ターン、戦いの帰趨は南部へ。戦略移動でヌシャトー方面にたどり着いた第5装甲軍主力が守備隊の包囲殲滅を狙って、攻撃をかけます。が、正面は堅く、戦果なし。と、側面の1個連隊がAoptで消滅したため、ここを先途と、装甲師団が末端の機甲旅団(イギリス軍)を包囲殲滅します。
 
イメージ 15
 
が、これはDas Reichさんにしては珍しい、戦術ミスでした。深い森に囲まれた3へクスに装甲師団が集中しているのを見て取った連合軍は、南からの増援とイギリス軍の機甲・歩兵スタックを巧みに機動させ、第5装甲軍主力を丸々、包囲してしまします(1個師団は補給はつながるものの、深い森により一切移動できず)。
 
イメージ 16
 
イメージ 17
 
第8ターン、なんとか脱出をはかるドイツ軍は、1:2攻撃と1:1攻撃をかけますが、地形効果で失敗。ならば、せめて60点に届けと、北部と中央部で攻撃しますが、やってきた戦術空軍に阻まれ、大突破ならず。中央部こそ、1個連隊を除去して、間隙ができたものの、交通妨害を受けると、突破ができないことが判明し、万事休す。
 
イメージ 18
 
イメージ 19
 
サドンデスにはならないものの、ドイツ軍が規定を満たす望みがなくなったため、投了となりました。
 
連合軍も細かい戦術ミスはありましたが、「北の防人」作戦で北部から中央戦線をコントロールできたことで、第6SS装甲軍と第5装甲軍の合同を防ぎ、大突破を封殺できました。そう、この作戦のいいところは、連合軍の兵力バランスをコントロールしやすいことだと思います。個人的には、ドイツ軍に一方的にイニシアチブを渡さない、という心理的な面が大きいです。鬼教官相手に続けて負けなかったことで、ちょっと自信になりました。
 
イメージ 20
 
もっとも、Das Reichさんは「北部が薄くなっているので、それほど大きな有利ではないと思います。次は勝ちます。」とあきらめておらず、ドイツ軍が勝つまで許してくれそうにありません(笑い)。いっそ、偽装引退でもするか?!
「私は(やくざなバルジをやめて)ふつうのゲーマーに戻ります!」(by キャンディーズもどき)

せっかく来場してくれたaoさんがお手すきだったので、Das Reichさんとの新春バルジ対戦の傍ら、もう一つの「バルジ大作戦[師団級](CMJ)」を対戦しました。aoさんは初プレイとのことだったので、ドイツ軍(ao)対連合軍(mitsu)とし、強力すぎると曰く付きのオリジナルルールを使用します。すると、案の定・・・
 
イメージ 9
 
第1ターンのドイツ軍が移動・包囲をし、戦闘に奇襲2シフトを適用したことで、軒並み、戦線が崩壊します。移動できる連合軍ユニットがわずかに第9機甲師団のみ(!)という惨状に。とりあえず、北部の突破だけは防ごうと、サンビットを放棄せざるを得ず。
 
イメージ 1
 
第2ターン、無人のサンビットをドイツ軍装甲師団が駆け抜け、攻勢二日目でバストーニュを占領!早い、早すぎるよ!連合軍は増援を交差点に配置し、かろうじて突破を防ぎます。
 
イメージ 2
 
第3ターン、勢いに乗るドイツ軍はエルゼンボルン尾根とアムドレーブ川、そしてヌシャトー前面で攻撃をかけますが、ここで、全ての攻撃が失敗。やっと、連合軍は戦線らしきものを引けることに。
 
イメージ 3
 
が、このターンの第30歩兵師団の増援を最後に、第5ターン(実質第6ターン)まで一切の援軍はなく、連合軍に試練が訪れます。
 
第4ターン、ラ・ロッシュ近郊を封鎖していた歩兵師団が、荒地を迂回した装甲師団によって包囲され、一撃で除去。第5ターン、背後に回り込んだ装甲師団がヌシャトーの空挺+消耗した歩兵師団を包囲し、さらなる損耗をさせます。
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
あんまりな展開に意気消沈し、ふと、aoさんを見ると、にやけているじゃないですか!(なんて酷い人!笑い)。こちらも「これで勝って、うれしいの??」と「大人げ」なく聞いたのですが、aoさんは満面の笑みで「はい!」と即答。aoさんとは今まで数回、対戦をしていますが、一度も「勝ったことがない」そうで、「どんなゲームでも勝てばいいんです」だって!(笑い)。
 
第5ターン、やっとイギリス軍が登場しますが、aoさんは「正しい」距離を取って、1移動力しか発揮できず(移動制限)。この隙に南部から次々と擲弾兵師団が突破し、VPはうなぎ登りになり、さらにこちらの増援は削られるはめに。
 
イメージ 6
 
それでも連合軍は意地を見せんと、第7ターンに空軍を惜しげもなく投入して、イギリス軍が西端の装甲師団に猛攻を加え、後退させます。森林を迂回した歩兵と共同し、戦闘後前進で2個装甲師団を包囲します。
 
同時に中央部では、アメリカ軍3個機甲師団がアムドレーブ川から反攻を行い、1個装甲師団を消耗させた上、包囲下におきます。
 
イメージ 7
 
第8ターン、中央部では退路のないこの装甲師団を撃破し、さらに戦闘後前進でもう1個師団を包囲。また、西端では回復したばかりの装甲師団を敗走させ、ついにディナンを奪還します。
 
イメージ 8
 
が、反撃も、ここで時間切れ。7都市の占領と容赦ない8カ所の突破により、厳しいサドンデス条件を1点越える15点で、ドイツ軍の勝利となりました。だめだ!このルールでは、奴らに勝てない!
 
aoさんはまもなく信州方面に転出となるそうで、「まさか、勝ち逃げするつもりじゃないよね~」と笑いながら水を向けると・・・「わかりました。じゃ、長野でちはら会を開いてください」だって!それじゃ、もう、ちはら会じゃないじゃん!とみなで大笑いでした。
 
ともあれ、遠路はるばるの初参加をありがとうございました。この続きは、補正ルールで、またいつか・・・。

正月明けの寒気の中、10周年記念となる第120回ちはら会が開催されました。都合で常連さんの参加が少なかったのですが、代わりにちはら会初の「ビッグネーム」の方々が初来場!軍神こと鹿内氏、作戦級の鬼Das Reichさん、CMJ誌関連アイテムのデベロップを担当するハネハネさん。さらに遠く茨城から、aoさんが初参加し、常連のkawaさん、Tommyさん、山田さんと合わせて、8人の充実した例会となりました。
 
イメージ 9
 
先日にプレイされたアイテムは、以下の通りです。
 
No Retreat(CMJ)2戦
 ドイツ軍(kawa)対ソ連軍(軍神)○ 第1ターンにルーマニア降伏!
 ドイツ軍(kawa)対ソ連軍(山田)○ レニングラードとスターリングラードを落としたのに!
 
イメージ 10
 
イメージ 11
 
バルジ大作戦(CMJ) ドイツ軍(Das Reich)対連合軍(mitsu)○
 
イメージ 16
 
バルジ大作戦[師団級](CMJ) ○ドイツ軍(ao)対連合軍(mitsu)
 
イメージ 15
 
Celles(レヴォリューション) ドイツ軍(はねはね)対連合軍(軍神)○
 
イメージ 12
 
ガダルカナル(テスト版) 日本軍(はねはね)対アメリカ軍(軍神)
 
イメージ 13
 
本能寺への道(GJ)3人プレイ ○柴田(Tommy)・明智(kawa)・羽柴(山田)
 
イメージ 14
 
最後は、珍来での食事会までおつきあいいただき、ありがとうございました。ボリュームある料理と様々なゲーム談義、洒脱な会話など、実に楽しい時間でした。あまりに面白くて、たくさんあって、全部、紹介できないのが残念ですが、覚えているだけで・・・。
 
・ちはら会参加は「旅路」、そして「遭難」しないこと?!(笑い)
・参加費は無料、だけど、チョコパイ1000円の「暴力」バー?!
・ボリューム満点だが、味もよし(珍来初体験)。
・「バルジ大作戦」は「中毒性」あり?!自動車事故で厳罰?!「あんた、バルジ、やってたね」
・鹿内ギャンビットの要諦は、南北のバランスを崩させること。
・「CELLES」はやっぱり面白い。
・Das Reichさんは負けず嫌い?!勝ち続けると、ちはら会の参加者が増える?!
・「フリードリッヒ」はいいけど、試練が長すぎ。プレイヤーも自殺したくなるくらいの「史実の再現」?!
・最近の中黒デザインは、キレッキレ。
・2回連続のビッグネームさんが・・・時々、「間違って」龍虎さんや庭漁師さんも。
・千葉会のyagiさんは泣き上戸、笑い上戸、吐き(?)上戸(みんなに愛されています)。
 
イメージは、ちはら会恒例お年玉!drが大きい人から、ゲーム関連の「献上品」を獲得する特別企画。
 
イメージ 4
 
イメージ 8
 
ジップロックゲームから、歴史関係の書籍、チャート用プラバン、なぜか蜜柑??(ゲームにはビタミンCが必要?aoさんの持ち込みで、たいそうおいしかったそうな。)
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
今年、最も高いdrを出したのが・・・鹿内氏でなんと六ゾロ!ここで出すとは、さすが軍神!「オペタイなら、突破だぁ~」(笑い)
 
イメージ 1
 
イメージ 3
「戦利品」を抱えて、笑顔いっぱいのみなさん。うち4人が平均値「7」というバランスいい年始めでした。
 
イメージ 2

しばらく「国内戦役」の余韻に浸っていましたが、yagiさんがCMJ誌に作戦研究を載せている「ルントシュテット戦い」(CMJ)をインストしていただきました。発売当初は千葉会・茨城会等でプレイされていたのですが、辺境戦線故、妙なゲームばかりしていて、タイミングを逃していました。今回、「渡りに船」で初プレイとなります。
 
イメージ 9
 
このゲームは、ウォーゲームでは珍しいデッキ購入/構築型のCDSです。扱う戦場は、キエフ陥落後の南方戦線。第一次ハリコフ攻防戦に始まって、セバストポリの攻略、ロストフ攻防戦までを扱います。
 
一風変わっているのは、デッキカードを戦略目的に合わせて購入することです。「DOMINION」(HJ)のように、購入カードを使って、高得点となるVP地点を設定したり、あるいは増援とか攻城砲とか、作戦/戦術的カードを手に入れたりします。手持ちカードの周りをよくするために、廃棄にするカードまであり、どのタイミングでどのカードをデッキにしていくかが、作戦立案の前提条件になります。
 
イメージ 2
 
当然、カード引きはランダムのため、望んだタイミングでイベントや作戦が実施できないこともありますが、そこは実際の戦争と同じで、今ある手札でなにができるのかが問われます。
 
序盤だけの練習プレイを経て、本番へ。陣営は、ドイツ軍(mitsu)対ソ連軍(yagi)です。
 
第1ターンは、お約束のハリコフ攻略となります。内陸の要衝ハリコフは、第1ターンが最も兵力が少なく、序盤にここを落とすことが定番です。第一撃は引き分けになり、若干、手間取ったものの、第二撃で無事に攻略に成功します。
 
イメージ 1
 
その後、増強されたソ連軍の前に苦戦をしますが、装甲軍団による高火力グループを作って押しまくる戦術が有効とわかり、徐々に敵に損害を与えていきます。
 
同時に、第3ターンにはペレコフ地峡を突破し、セバストポリ攻略の準備を進めます。
 
イメージ 3
 
第4ターン、次の目標のスターリノに接近すると、要衝メリトポリとの接点であるポロギを攻略します。これに対し、ソ連軍は冬期攻勢を発動し、三方から集中攻撃を実施しますが、ドイツ軍はこれに耐え、逆に反撃で相当の被害を敵に与えます。
 
イメージ 4
 
第6ターン、ポロギとパウログラードの2カ所からマンシュタイン指揮の攻勢を発動し、消耗していたソ連軍を駆逐し、これを占領します。
 
イメージ 5
 
しばらく、この防衛ラインを維持しながら、一方では攻城砲カードを使ったセバストポリ攻略を開始します。カード周りと攻城drがよく、確実に損害を与え続け、第8ターンの終盤でついにここが陥落。
 
イメージ 6
 
第9ターン、ソ連軍が敵前上陸で反攻をかけてきますが、機動戦で回り込んだ2個装甲軍団がこれを殲滅し、万事休す。
 
イメージ 7
 
第10ターンに「目標!セバストポリ」まで発動して、VPを積み重ね、望外のドイツ軍勝利となりました。
 
イメージ 8
 
随時、適切なアドヴァイスをいただいた上に、戦闘drとカード周りがよく、「成功の手立て」を実感できました。発売からしばらく立っているので、最近はリプレイを見かけませんが、今年、掲載予定の東部戦線ジャンルとして、また、やってみたいです。

今年の振り始め(対戦)は、千葉会会長のyagiさんとの自宅オフ会でした。本当はちはら会に来る予定だったのですが、あいにくのお仕事だそうで・・・「年始めくらいは来なくっちゃ」とありがたい来訪です。
 
yagiさんとの定番になっている「HANNIBAL」(Valley Games)の予定でしたが、軽く一戦と、ナポレオニックの最新CDS「国内戦役1814」(CMJ)を始めました。
 
第1戦は、連合軍(yagi)対フランス軍(mitsu)を担当。第0ターンの移動で、シュワルツェンベルク主力がモンショウへ。フランス軍は、マクドナルドがルテルに、モルティエがサンスへ後退します。
 
イメージ 1
 
第1ターン、シレジア軍が仕掛け、ブルッヒャーがルテルを強襲しますが、ネイが抵抗して、勝利。タイミングよく「勝利報告」が来ていたので、フランス軍のモラルを一つあげます。翌第2ターンも増援を得たブルッヒャーと第二次ルテル会戦となりますが、ネイが,無類の強さを見せ、2ヒットを与えて撃退します。
 
イメージ 2
 
やむなく、正面攻撃をあきらめたシレジア軍は、増援を迂回させてランを占領し、2都市を確保します。北部が安定したフランス軍は、モンショウのシュワルツェンベルク主力を強襲しプレッシャーをかけますが、これはドローとなり(1損害ずつ)となります。
 
イメージ 3
 
第3ターン、北がだめなら南でと今度はボヘミア軍が総花的攻撃をかけましたが、トロワ・サンスともフランス軍が堅守し、VPを与えません。
 
イメージ 5
 
敵の手番がつきたところで、ナポレオンが反撃に転じます。目標はモンショウ!先の戦闘で消耗していたのが響き、シュワルツェンベルクが敗退。この瞬間、連合軍は目標都市数が満たせずにフランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
イメージ 4
 
と、軽く一戦のはずが、これで火が付いて、連戦に突入!第二戦も、連合軍(yagi)対フランス軍(mitsu)を担当。
第1ターン、連合軍はナポレオンが来る前に電撃侵攻を狙い、シュワルツェンベルク主力をトロワに突入させます。これは図に当たり、ジェラールを敗退させます。
 
イメージ 6
 
が、これは時期尚早でした。フランス軍はたまたま来ていた強行軍を駆使し、オセール-アヴィヨン-ディジョン経由でラングルまで浸透し、敵の連絡線を切断してしまいます。その上で補給切れとなったシュワルツェンベルクをトロワに攻め、損害を与えます。
 
イメージ 7
 
第2ターン、増援によって、何とか連絡線をつなげようという連合軍の目論見は、バールとセーヌの二重包囲により、達成できず。満を持して、ナポレオン直率のフランス軍主力がトロワを攻め、シュワルツェンベルクは敗走。退路を遮断されていたため、全滅。モラルがマイナスに転落し、ターン終了時まで回復できず、フランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
イメージ 8
 
勝つまでやるぞ!とばかりに、第三戦も、連合軍(yagi)対フランス軍(mitsu)を担当。今回も、シレジア軍が執拗に北部のフランス軍に戦闘を仕掛けますが、勇者の中の勇者ネイが頑強な粘りを見せ、これを撃退し続けます。
 
イメージ 9
 
第3ターン、痺れを切らした連合軍は、ボヘミア軍がナポレオンのいないルテルと前進防御のオセールに攻撃をかけますが、ウーディノとヴィクトールが奮闘し、これを撃退。ならばとシュワルツェンベルク主力でもって、サン・ディジェを奪取します。
 
イメージ 10
 
これに対し、ランスから駆けつけたネイとトロワから機動したナポレオンが合流し、シュワルツェンベルクを叩きだして、サン・ディジェを奪還します。と、このまま、都市を守り抜き、フランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
イメージ 11
 
第四戦は、陣営を入れ替えて、連合軍(mitsu)対フランス軍(yagi)担当。連合軍は、第0ターンの事前移動を工夫し、ヴェルダン経由でブルッヒャーをヴィージェに、シュワルツェンベルクをショウモンへ前進させます。第1ターンは敵の動きを見ながら、慎重に兵力を前進させ、全域にプレッシャーをかけます。
 
イメージ 12
 
イメージ 13
 
第2ターン、南部の膠着でナポレオンが牽制されて動けない隙を狙い、ブルッヒャーがサン・ディジェを陥落させます。その後、兵力をじりじりと全域で前進させ、フランス軍から機動の余地を奪います。
 
イメージ 14
 
第3ターン、ランスに集結した北部フランス軍を牽制をしながら、シレジア軍が浸透を続けます。
 
このままいくと、ジリ貧になると判断したフランス軍は賭に出ます。ネイ隊によるサン・ディジュ奪還作戦!が、この目論見は、シャロンで早々にブルッヒャーに迎撃され、潰えたかと思われましたが・・・。ここでネイが、騎兵を投入した獅子奮迅の活躍を見せ、ブルッヒャーに打撃を与えて敗走させます。
 
イメージ 15
 
さらに、逃げる敵を追って、ネイがサン・ディジェに。この決戦をネイが制し、これを奪還。同時にナポレオンもオーブを落とし、連絡線を確保します。結局、サン・ディジェの再奪還はできず、目標都市数が満たせずにフランス軍のサドンデス勝ちとなりました。
 
イメージ 16
 
う~ん、これでフランス軍が四連勝。しかし、あきらめの悪い二人は、まだ手はないかと、五度目の国内戦役に(笑い)。
 
思わぬ敗走でサドンデス負けになったものの、連合軍の広域浸透作戦自体は効果あったようなので、第0ターンの移動は同様にして、北部と南部に同時にプレッシャ-をかけます。
 
と、今度は、ナポレオンが北部の突入してきます。そう、連合軍の広域浸透作戦自体に対抗し、各個撃破を狙います。早速、ブルッヒャーが捕捉されかけますが、かろうじて戦闘回避に成功。
 
ならば、ボヘミア軍を捕捉せんと高速機動でオーブにいたヴェルテンベルクを撃破し、トロワにいたシュワルツェンベルクの後方に出現します。
 
イメージ 17
 
第2ターン、孤立の危機に、シュワルツェンベルクはやむなく一時撤退を余儀なくされます。
 
勢いに乗るナポレオンは、連合軍のモラルを削るべく、なんとショウモンに突入。圧倒的な戦術能力を発揮し、二人の指揮官を討ち取った上、都市を奪還してしまいます。これで連合軍のモラルは一時的に零に。
 
イメージ 18
 
が、これは明らかに勇み足でした。北からブルッヒャーが機動し、サン・ディジェを攻略すると、ボヘミア軍が強行軍でトロワを陥れ、ナポレオンの補給を切断してしまいます。
 
イメージ 19
 
第3ターン、フランス軍はなんとか連絡をつけようとするものの、トロワのシュワルツェンベルク主力に阻止され、失敗。と、連合軍は最強の戦術指揮官バルクライを投入して、ナポレオンを攻め立てます。ナポレオンも鬼神の働きで、二度にわたりこれを撃退しますが、度重なる強襲で損害がかさみ、ターン終了にはわずか1戦力に。
 
イメージ 20
 
第4ターンの第一手で、騎兵突撃と砲兵支援を受けたバルクライの攻撃の前に、ついにナポレオン軍が全滅し、連合軍のサドンデス勝利となりました。
 
イメージ 21
 
と、気がつけば、あっという間に5連戦!何か手がないか探っているうちに、ずるずると面白さに引きずられ、まるで「確変モード突入」でした(笑い)。いっそ、もう5戦して十番勝負でも行きますか?!
 
ミニゲームなので、カードや戦闘drの振れ幅が大きいのですが、ソロをしたときはフランス軍が全く勝てず。対戦でフランス軍の機動防御がわかってくると、今度は連合軍がかなり苦しくなり。それを打ち破らんと様々な手を尽くしたところ、現在はややフランス軍が有利程度になっています。連合軍は占領都市数の制限が、フランス軍は兵力の少なさが、非常にタイトです。このいけそうでいけないジレンマが、楽しい(苦しい?)佳作です。
 
今年は、CMJ誌で「禁断のナポレオニック」が二つも予定されており、景気づけにナポレオニックのリプレイを重ねていきたいと思います。ちはら会では、いつでもお相手を募集していますよ~。

↑このページのトップヘ