歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2015年03月

ちょうど対戦の合間に、エンジョウさんと山田さんが、mitsu持ち込みの「ノモンハンの戦い」(CMJハガキ)を対戦しました。

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このアイテムの特徴は、主導権が戦闘によって頻繁に移りゆくことでして。基本は、主導権側-非主導権側が移動・戦闘を行うのですが、主導権側が敗北すると、瞬間にターンが終了し、イニシアチブが入れ替わるというもの。非常に不安定だったノモンハンの機動戦を、実にスマートに処理しています。

はじめの二戦は、エンジョウさんと山田さんが入れ替えでプレイし、ともに兵力で勝るソ連軍が押し切ったよう。

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これを横目で見ていたmitsuが、どうしてもプレイしたくなりまして。なんと、中華料理屋の料理待ちの間に、山田さんと対戦しました(笑い)。

序盤はソ連軍が押し気味でしたが、中盤に日本軍はそれを受け流しながら、カウンターで自動車化歩兵を包囲殲滅。こりゃ、まずいと、援軍に来た戦車も、戦闘後前進を巧みに使って、撃滅。

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増援の登場で一時的に持ち直すも、VPで負けているソ連軍は無理な攻勢をかけ、またも自動車化歩兵が撃破されたところで、投了となりました。

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ミニゲームならではの手軽さとイニシアチブの逆転を見越した作戦がマッチした、佳作ですね~。

あまりにも濃密かつ強烈なバルジ対戦のあと、一息入れていると、エンジョウさんから「関ヶ原強襲」(GJ)のお誘いが・・・。残り1時間強なので、行けるところまでということで、スタートします。陣営は、前回同様に東軍をエンジョウさんが、西軍をmitsuが担当します。

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第1ターン、効率的な射撃を仕込んだ東軍は、チット周りもよく、宇喜多隊に猛射を浴びせます。と、後半に、福島隊チットが来たので、可児才蔵を先頭に、明石全登率いる宇喜多隊に突進。地形効果のない場所で戦う不利を避け、明石隊は南天満山に撤収します。

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第2ターン、今度は南天満山への足がかりを作るべく、宇喜多本隊を攻撃。射撃戦の後、「過ぎたるもの」本多平八郎が突進し、足場を確保。白兵戦では、やや西軍有利でしたが、ここで平八郎が抜群の活躍を見せ、宇喜多本隊を押しやります。

この間、笹尾山方面では、石田隊と東軍三隊の間で射撃戦が繰り広げられますが、大きな進展はなし。

第3ターン、残るは中央の小西隊でしたが、包囲の危険があったため、井伊隊の射撃を契機に、北天満山に撤収します。ところが、ここから東軍のチット引きが難渋し、なぜか空のエリアをとれず(前進にチットが来ず)。

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それでも、第5ターン、攻撃位置に付いた福島隊と藤堂・京極隊が満を持して、南天満山に突撃し、ここにとりつくことに成功します。西軍もこの要地の危機に、明石全登を踏みとどまらせ、宇喜多秀家を援軍の突入のため、後方に待機させます。

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と、ここで、時間切れ終了となりました。ちょうど、前半終了と考えると、東軍がやや押し気味といったところでしょうか?

3月の予定を見たDas Reichから入電がありまして・・・。「最近、関ヶ原に凝っているようですが、バルジを忘れていませんよね~(笑い)」と、遠路はるばる、バルジのためにDas Reichさんが来場してくれました。

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朝一でちょうどエンジョウさんもきていたので、「それなら、二面打ちでしょう」。さすが、作戦級の鉄人!CMJ再版とJWC版のバルジが二つ並ぶ、なんとも剛毅なバルジ対戦となりました。

ドイツ軍はDas Reichさんで、連合軍をそれぞれエンジョウさんとmitsuが担当しました。

エンジョウさんとの戦いでは、第2ターンにサンビットを一撃で落としたドイツ軍が、スコルツィーニ部隊を先導に、第3ターンには早、アムドレーブ河に到着。

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エンジョウさんが決死の包囲反撃で、ドイツ軍の1個装甲師団を屠ったまではよかったのですが、薄くなった北部戦線を南と東から第6SS装甲軍が食い破り、万事休す。第5ターンに投了となりました。

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mitsuとの対戦では、連合軍はこのところ定番となりつつある「北の防人」セットアップを採用し、部隊の自由展開を利点にして、Das Reichさんのドイツ軍を迎え撃ちます。ドイツ軍は当然、全装甲師団を北部から中央部に集中する鹿内ギャンビットを選択します。

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第1ターンは、drがそこそこで、第5装甲軍が中央部の突破口開設に成功します。一方、第106歩兵師団の二個連隊が生き残ったので、これをサンビットに入れ、3枚スタックに。シェーネアイフェル高地の出口で強力な防衛線を引きます。ところが・・・

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第2ターン、ハイト空挺部隊が、この北部の要のスタックの背後に、どんぴしゃで降下成功!二個装甲師団による包囲攻撃を敢行します。が、ここは連合軍が驚異的な粘りを見せ、半ステップになりながらもCCが二次攻撃を凌ぎ切ります。

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中央部では、第5装甲軍が恐怖の奔流となって、トロワポン近郊に進出します。

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連合軍は受け取った大量の増援を北部に投入し、戦線を支えるとともに、CCを使ってスコルツィーニ狩りを行います。6回のうち、5回で除去となったので、バストーニュにいた第9機甲師団が、第二次移動で中央部へ展開します。

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第3ターン、特殊部隊の先導を失ったドイツ軍は、地道に第5装甲軍を進出させ、最西端のウェルボン近郊の1個連隊を撃破するのがやっと。第6SS 装甲軍も、遅まきながら第1フェイズにシェーネアイフェル高地を抜け、第二次攻撃でエルゼンボルン尾根に襲いかかりますが、ここは抜けず。ここまでは、連合軍のほぼ想定内の展開でした。ところが・・・

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「どうもdrが悪い。ダイス運(?)を貸してください。」冗談半分にDas Reichさんが、サイの目魔神のエンジョウさんを拝んだところ、あっと驚くローロールを連発!第4ターンに、スパ正面の3枚スタックを打ち抜くと、第二次攻撃で側面の歩兵スタックを包囲殲滅します。

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同様に、アムドレーブ河近郊でも正面から4:1攻撃を成功させ、戦線を押し込み、第二次移動で2個歩兵スタックを、包囲下におきます。

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第5ターンもこの勢いは止まらず、先に包囲した2個歩兵スタックを、第5装甲軍及び増援の全力で包囲攻撃し、これを撃破。間隙から浸透した装甲師団が、今度は2個機甲連隊を一撃で包囲殲滅!わずか、2ターンの間に、のべ7個連隊(2個師団強!)が壊滅するという、連合軍にとって悪夢の展開に。しかもドイツ軍が巧妙にも兵を引いたため、イギリス軍の制限は解除できず。

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ああ、どうやっても、兵力が足りない。2枚スタックでならば、ヴェルヴィエ防衛線を引くことはできましたが、Das Reichさん相手に中途半端は厳禁、と考えなおし、ミューズ川近郊まで戦線を後退させます。

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第6ターン、我が物顔のドイツ軍は、なけなしのスパ防衛隊を殲滅すると、北部マップ端から突破を果たし、連合軍の増援を削り取ります。さらに、イギリス軍の分断を狙って、ミューズ川越しに攻撃をかけましたが、さすがにこれは失敗になります。

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第7ターン、増援の装甲師団がサンビットを奪取したことにより、ドイツ軍の都市占領はマルシェを含め、4つに。ここで、だめ押しを狙うドイツ軍は、なんとミューズ川都市の占領を目論みます。

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前ターンから包囲していたディナンに対し、3個装甲連隊が猛攻をかけ、激戦の末にこれを奪取。さらに、北部での反撃で密度が落ちたユイの側面を1個装甲連隊が迂回し、第二次攻撃で一か八かの包囲攻撃。比率は3:1で落ちる確率は1/6でしたが・・・見事にD1R!この瞬間、ドイツ軍は延べ6都市を占領し、損害と突破によるVPは90点を越えます。「さすがに、終わりでしょう」と降伏を勧めるDas Reichさん。

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しかし、連合軍は、密かに逆転のための算段を行っていました。2都市を奪還し、その過程でVPの高い装甲部隊を撃破できれば、まだ、逆転はできるはず!

Let's go!南からのパットン増援をマルシェに向けると、敵の警戒部隊を撃破し、電撃的にこれを奪還します。これでドイツ軍VPは80点台に。

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同時に、ディナン近郊に、主力を投入し、第二次移動で3個装甲連隊を丸々、包囲します。また、ユイでも側面に突出している総統警護旅団を、3:1で包囲攻撃しこれを殲滅。戦闘後前進で、ユイの主力部隊も包囲下に。

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第8ターン、天候が回復したベルギー上空を、連合軍のヤーボが乱舞します。目的は、交通妨害。ディナンとユイに向かう敵の援軍を、道路網を押さえることによって阻止します。ドイツ軍はやむなく、マルシェ後方に阻止線を引くのがやっと。

が、未だ、VPは70点を超え、このままなら、ドイツ軍のサドンデス勝利に。連合軍は、勝利のための反撃に出ます。目標は、包囲下にあるディナン!戦闘支援も投入した4:1の攻撃の結果は、EX1。守備隊の装甲連隊が損耗するも、生き残ります。あと、1ステップ!最後の希望を乗せた機甲による第二次攻撃(3:1)が、ついに成功! この瞬間、2都市を取り戻した連合軍が、ドイツ軍VPを58点に抑え、サドンデスを阻止。

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この時点で、包囲下のユイがいずれは陥落することが確実と判断し、ドイツ軍の投了となりました。触れる余裕がなかった南部では、装甲部隊がほとんどいなかったため、バストーニュを軸に、連合軍が戦線を維持し、全くの無風状態でした。

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いやー、苦しかった!(面白かった!)あと、2ユニットが撃破されていれば、あるいは敵の1個装甲連隊を撃ち損じていれば、敗北でした。Das Reichさんが漏らした言葉が、全てを物語っていました。「5都市を奪っても、勝てないのか?!」

これで、「北の防人」作戦を実施後、とりあえず、三勝となったわけで、それなりに有効性が見えてきました。なお、以前の記事のセットアップでは、ルールブックにエラッタがあったため、変更してあります。詳しくは、今回のセットアップをご覧ください(運用は、以前の記事と変わりません)。

鹿内ギャンビットを封じ込めろ!!新たな防衛作戦を開発中!~バルジ大作戦(CMJ)
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12419464.html

3月に入ったばかりの日曜日に、第122回ちはら会が開かれました。「バルジ好きはおらんかァ~」と遠路はるばるDas Reichさん、千葉在住の山田さん、夜勤明けのエンジョウさんなど、延べ6名が集まり、各アイテムを楽しみました。

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と、気がつけば、今回はまともなアイテムばかり?!そうです、ちはら会もやるときはやるんです!!(なにを?笑い)

先日、プレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

バルジ大作戦(CMJ)2戦
○ドイツ軍(Das Reich)対連合軍(エンジョウ)●
●ドイツ軍(Das Reich)対連合軍(mitsu)○
ノモンハンの戦い(CMJハガキ)3戦
○ソ連軍(山田)対日本軍(エンジョウ)●
○ソ連軍(エンジョウ)対日本軍(山田)●
●ソ連軍(山田)対日本軍(mitsu)○
アルンヘム強襲(AH) ●ドイツ軍(kawa)対イギリス軍(Tommy) ○
日露戦争(エポック) ●日本軍(山田)対ロシア軍(エンジョウ)○
関ヶ原強襲(GJ) 東軍(エンジョウ)対西軍(mitsu) 第5ターンまで


アルンヘム強襲(AH) ●ドイツ軍(kawa)対イギリス軍(Tommy) ○

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Tommyさんのリクエストに、kawaさんが応答。二人とも対戦は初めてだそうで、じっくり時間をかけていました。文字通り、Tommyさんの防御射撃が炸裂し、ドイツ軍20ユニット以上が昇天。フロスト大尉が空挺堡を守り切ったようです。

日露戦争(エポック) ●日本軍(山田)対ロシア軍(エンジョウ)○

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後発組の山田さんが、バルジ対戦を終えたエンジョウさんのインストで、プレイしていました。作戦まで伝授する丁寧なインストのため、終盤には遼陽近郊での混戦となっていました。



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