歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2015年04月

師走より慌ただしい4月を駆け抜けています。ああ、早く来い来い、大型連休!5月のちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。
イメージ 2
 
[日時] 5月10日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

夏に「アイアン・ボトム・サウンド」の新版が出ると聞いて、にわかに水上砲撃戦がしたくなり・・・引っ張り出したのが、同システムの「ROYAL NAVY](CMJ)。もう14年も経つんですね~。発売当初は、WWⅡシナリオばかりでしたが、この14年でWWⅠにもかなりなじみができ、「ゲーベン脱出」をソロしています。

イメージ 1

ちなみに、追加シナリオで、日露戦争ものも2本あります。最近の「坂の上の雲」ブームに乗って、こちらも攻略したいです。どなたか、お相手はいませんかね~。

最後に、夕方に山田さんが来てくれたので、mitsuとエンジョウさんの3人で、傑作マルチCDSの「本能寺への道」(GJ)を対戦しました。ランダムに引いた陣営は、以下の通り。

柴田…エンジョウ
明智…mitsu
羽柴…山田

序盤、各勢力は兵力の増強に努めつつ、本能寺突入の備えをします。まず、山田羽柴が高い謀略能力を駆使して、mitsu明智への讒言を成功させます。密かに恨みを持ちながらも、明智は他の勢力の調略で、中立地を手に入れ、トップに。

第2ターン、早くも南下を始めた上杉に対し、エンジョウ柴田が果敢に攻勢防御に出ます。これが見事に成功し、上杉謙信を討ち取り、後顧の憂いを断ち、いつでも畿内に突入する態勢に。

イメージ 1

一発触発の第3ターンを経て、運命の第4ターンに本能寺に突入したのは、史実通り、mitsu明智!奇襲で一方的に信長を討ち取ると、そのまま、兵力を増強して、畿内を固めます。

イメージ 2

このまま、終われば、明智の天下でしたが、そうは問屋が卸さず、第5ターンへ。上様の敵討ちを名目に投入の機会をうかがう、エンジョウ柴田と山田羽柴。後から突入した方が圧倒的に有利なため、にらみ合いが続きます。が、明智の持ちカードから二撃を耐えた後にもう一度、チャンスが来る、と踏んだ、エンジョウ柴田が、先に突入し、期待値通りに明智を削ります。

と、薄くなった敵戦線を間髪を入れず、山田羽柴がつきます。ここで、まさかの光秀を討ち取り!このまま、ゲームエンドとなり、4VPを確保した羽柴の勝利となりました。

イメージ 3

やっぱり、手軽で面白いと、第二戦に突入。陣営はランダムで引き直したにも関わらず、全く同じに。

序盤は、エンジョウ柴田が、山田羽柴に足軽の脱走を使ったため、両者の神経戦に。その間も、兵力の増強は三陣営とも継続します。

イメージ 5

第3ターン、エンジョウ柴田を牽制しようと、山田羽柴の指示で上杉勢が南下を始めます。が、またも攻勢防御に出た柴田が、勝利します。しかしながら、謙信は撃ち漏らします。


勝利判定の始まる第4ターン、生き残った謙信をmitsu明智が増強をすると、なんと再び、柴田を強襲します。これで謙信は戦死するものの、柴田も痛手を受け、このターンは畿内への突入が不可能に。

この時、トップは3領地を持つ山田羽柴でしたが、信長の首を取れば同じく4VPとなり、畿内優先で勝利できると踏んだmitsu明智が、この日、二度目の「本能寺の変」を実行!

イメージ 4

と、ここでゲームが終了。電撃的な攻勢で畿内を押さえたmitsu明智が勝利しました。

いやー、発売以来、かなり経ちますが、やっぱり、このアイテムは面白いです。

「関ヶ原強襲」(GJ)の後は、最近、自宅オフ会で対戦した「奉天決戦1905」(GJ)をエンジョウさんと再戦します。「奉天決戦1905」(GJ)について詳しくは、以前の記事をごらんください。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12742822.html
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12748734.html

今回も陣営は日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(mitsu)です。

イメージ 2

第一戦ですが、カードを見た日本軍が、いきなりの嘆き節。「なんてこった!」後から確認したところ、なんと「強行軍」が1枚もないじゃないですか!唯一、電撃的な侵攻が可能な第1ターンに、これは痛い!

それでも、日本軍は通常カードを使用して、攻撃と前進を試みますが、ロシア軍の右翼の強化が増さり、進撃は驚くほど進みません。業を煮やした日本軍は、第2ターンに早、「28cm砲」と「満州軍総司令部」を投入する苦戦ぶり。

イメージ 1

やむなく、黒木第1軍で揺さぶりをかけたり、遅まきながら第2軍を投入しますが、ロシア軍の盤石な防衛線を崩せず。

と、第3ターンに、突如、小新民府にいた集成狙撃軍団が、「強行軍」で日本軍の足止め部隊を撃破!そのまま、鳥那牛を占領し、ロシア軍のサドンデス勝ちとなりました。

イメージ 3

あまりの展開に、すぐに仕切り直しの第二戦に。さすがにここでは順当なカード巡りとなり、第1ターンに早、第3軍が興隆甸に突入をします。ロシア軍は士気値を上げるのに手間取り、第2ターンに曹家台-全盛堡に防衛線を引くのがやっと。その間に第1軍は西麻戸を落とし、五百牛彖堡子に突入します。

イメージ 4

勢いに乗る日本軍は、第3軍に「重砲支援」や「強行軍」を集中投入し、ついに久里溝子に突入し、勝利目前まで行きます。が、ロシア軍はここで「ミシチェンコ騎兵団」を投入!第3軍の背後に回り込んだ騎兵が、大民屯と興隆甸を奪還し、敵の補給路を切断します。

イメージ 6

日本軍は何とか3VP目を獲得しようと、奉天エリアになけなしの予備隊を投入しますが、強烈な「先制反撃」を喰らって、突入は失敗。ロシア軍も久里溝子を解放するほどの余力はなく、引き分けで終了となりました。

イメージ 5

ロシア軍が一手を間違えれば、あるいはカード巡りによっては、日本軍がサドンデス勝利となるバランスですが、それだからこそ、このギリギリの攻防がたまりません。こうなったら、いっそ、防御をきわめて「ロシアの盾」になるか・・・。あ、でも、たまには日本軍もやりたいな~(笑い)。

イメージ 7

花冷えの雨の中でしたが、茨城在住のこまいふさんが初参戦いただきまして。ご希望の「関ヶ原強襲」(GJ) を対戦しました。前回の千葉会でプレイしたもので、再戦となります。陣営は、東軍(こまいふ)対西軍(mitsu)です。

イメージ 3

第1ターン、東軍は主要防衛線の前に展開する西軍を押す一方、笹尾山方面では攻撃のための前進陣地を進めます。黒田-細川-田中とチット引きも好調で、笹尾山山麓に東軍が取り付きます。

と、ここで西軍の島左近チットがきます。少しでも敵の動きを牽制しようと、島左近・舞兵庫らが動き、前面の細川隊を突撃で蹴散らします。

半終了も1枚出ていることからターン終了も早いはずと思っていたのですが、ここに来て東軍射撃が続き、島隊は元の陣地に引き上げることに。と、何を思ったのか、舞兵庫を残してしまい、そこへ再び東軍の射撃が・・・drによっては生き残れるはずでしたが、損害は4ヒットで、なんと討ち死に!中途半端な動きで、いきなり石田隊三将の一人を失います。

イメージ 2

南部では、福島隊が前衛の明石隊(宇喜多隊)に突入したところで、第1ターンが終了。

これに懲りた西軍は、油断禁物と、慎重に敵の動きを見ながら、防衛戦を展開します。第2ターン、本多平八郎を擁する寺沢隊が小西隊に突撃をかけ、消耗を嫌った西軍は北天満山へ撤収します。これにより側面が怪しくなった宇喜多本隊も、丘陵地へ退却します。

イメージ 4

勢いに乗る東軍は、第3ターンに加藤隊・田中隊・黒田隊が笹尾山への突入に成功!西軍も大筒のクリティカルヒットで黒田隊をたたき出すものの、混戦に。

イメージ 5

状況によっては、笹尾山陥落の危機でしたが、第5ターン、白兵戦で島左近が奮闘し、敵の攻撃を受け流すと、猛烈な反撃で武将を押しまくり、次ターンの射撃と合わせて、この危機を乗り切ります。

イメージ 6

一方、南部では福島隊の圧迫を受けて、宇喜多隊が主要陣地に撤収します。

第7ターン、戦いの焦点は南部に。まず、小早川隊が史実通り参戦し、同時に小川隊が大谷本陣に迫ります。が、これを予測していた大谷隊の奮戦はすさまじく、刑部自ら先頭に「裏切り者を打て!」と白兵戦でこれを撃退します。

また、VP地点の南天満山には福島隊が全力で攻撃をかけましたが、ここでまさかの一ゾロ!9ダメージを喰らって、総崩れで撤退するハメに。

イメージ 7

ならばと、今度は京極隊と藤堂隊が突入しますが、明石全登の奮闘でこれも排除されます。

イメージ 8

西軍の粘りの抵抗を打ち崩さんと、第8ターンに徳川本隊が介入し、同時に二度目と笹尾山総攻撃が始まります。

イメージ 10

猛烈な圧力が西軍にかかりますが、残りのターンを冷静に計算して、ついに笹尾山撤収を決めます。が、南部では地形を巧みに利用して、頑強な抵抗を続けます。

イメージ 9

迎えた最終ターン、東軍はせめてもう1点をと、南天満山方面で突撃を繰り返しますが、ここに来て、またも明石隊が奮闘!徳川隊の猛烈な射撃を受けながら、時には消耗で受け流し、逆に友軍の射撃で京極隊と藤堂隊の武将を狙い撃ち、有利のまま、白兵戦に打ち勝ちます。

と、ここでゲームエンド。最終ターンに全チットを引く激闘は、1VPで西軍の勝利となりました。

イメージ 1

前回はかなり慎重だった分、今回の東軍は積極的に突撃を行い、前半はいい戦果を上げました。が、白兵戦への移行がやや効率的でなかったことと西軍の防御射撃がよく当たったので、押し切れなかったようです。比較的運の幅が大きいアイテムですが、それをうまくつかむためにも、兵力バランスや攻撃計画(防御計画)はかなり重要です。ぜひ、またの再戦を・・・。

花冷えながら、散り始めた満開の桜が美しい日曜日に、第123回ちはら会が開催されました。今回は、県境を越えて、はるばるとこまいふさんが初参戦!時間は短かったものの、濃密な「強襲」対戦となりました。後は、いつもの常連さんが駆けつけ、日本史を中心に5つのアイテムを楽しみました。

イメージ 4

自分もマルチを入れて延べ5戦でしたが、気がつけば、全部、エリア式のCDSばかりでした(笑い)。ガチのへクス系もいいけれど、やっぱり、この方式だと手軽なんですよね~。

先日、プレイされたいアイテムと戦績は、以下の通りです。

吾妻鏡(SLGamer) ○源氏(エンジョウ)対平家(kawa)
関ヶ原強襲(GJ) 東軍(こまいふ)対西軍(mitsu)○
奉天決戦1905(GJ)2戦
 日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(mitsu)○
 日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(mitsu)引き分け
本能寺への道(GJ)
 ○羽柴(山田)・柴田(エンジョウ)・明智(mitsu)
 羽柴(山田)・柴田(エンジョウ)・○明智(mitsu)
ドイツ南方軍集団(SPI)ロストフ ドイツ軍(Tommy)対ソ連軍(kawa)

「吾妻鏡」(SLGamer)は、kawaさん持ち込みのアイテムで、なんでもできるエンジョウさんがお相手でした。序盤に頼朝が討ち取られかけたそうですが、中盤から盛り返し、源氏の勝利に。

イメージ 3

「ドイツ南方軍集団(SPI)ロストフ」は、なんと由緒だたしき、SPI版!しかも2つも持ち込み! ずっと所有しながらなかなか機会のなかったTommyさんが「やっと、対戦できた」と喜んでいました。ちょっと特別ルールが多すぎて、もはやPGGではないのでは、という声もありますが、伸びすぎたソ連軍戦線をドイツ軍が効率よい攻撃で分断していました。

イメージ 1

イメージ 2

↑このページのトップヘ