この日の初戦は、mitsuマイブームの水上砲撃戦から「ROYAL NAVY」(CMJ)追加シナリオ「赤色新鋭戦艦を撃沈せよ」をプレイしました。お相手は海軍提督kawaさんで、希望によってドイツ軍を、mitsuがソ連軍を担当します。史実では未完成に終わったソ連軍のソビエツキー・ソユーズ艦隊を、ビスマルクを含む3隻で迎撃するというものです。
ソ連軍のソビエツキー・ソユーズは、最新艦だけあって、装甲・主砲貫通力ともドイツ軍を大きく上回ります。対するドイツ軍は高い練度を反映して、命中率が10%上昇しています(ソ連軍は逆に3%悪化)。ドイツ軍としては、高い命中率を生かして敵を翻弄し、隙を見て接近戦に持ち込みたいところです。

第1ターン、敵を発見した両軍は、遠距離での砲撃戦を開始します。命中率では遙かにドイツ軍が高かったのですが、スカ。逆に10%代しかないはずのソ連軍が、見事に砲弾を命中させ、先手を取ります。実施的な損害は船体1・速度低下1程度でしたが、運良くビスマルクのMFCを直撃し、これを破壊してしまいます。さらに主砲の故障により発生した火災により、船体1の損害を受ける羽目に・・・。

第2ターン、両軍は若干、距離を詰めると(11へクス)、反航戦に移ります。が、両軍とも主力の命中弾はなし。と、ここで勇敢にも雷撃距離に接近してきたケルンとソ連軍のフルンゼが、6へクスの中距離で激しく打ち合います。フルンゼに6発の砲弾が命中し、船体の半数と主砲2基が破損します。が、フルンゼの逆襲も凄まじく、8発の命中弾によりヴァイタルパートを打ち抜かれたケルンが撃沈!両軍を通じた初の沈没艦になります。

第3ターン、中破したフルンゼが戦域からの撤退を開始する中、両軍の主力は円を描きながら長距離の砲撃を続けます。ドイツ軍はついにこのターンに命中弾を出し、ソビエツキー・ソユーズのMFCを損傷させます。逆にソ連軍の砲撃は主砲弾が命中せず、小口径砲のみでほとんど損害はなし。

第4ターン、円周運動の砲撃戦は、今度はドイツ軍に傾きます。戦艦同士の砲撃はソビエツキー・ソユーズがビスマルクの船体に多少の損害を与え、やや、優勢に。が、ここで重巡ヒッパーの砲撃が敵重巡キーロフに次々と吸い込まれ、8発の命中弾を与えます。お互いに装甲を打ち破る砲撃により、キーロフの舷側装甲が食い破られ、火薬庫に引火!たちまち、爆発炎上し、キーロフはバルト海の藻屑と消えます。

未だ、戦艦のヴァイタルパートを打ち抜かれずとは言え、命中率で13%の差があるソ連軍は、ここで一気に距離を詰め、勝負に出ます。面舵いっぱいに転舵すると、最大戦速でビスマルクに接近します。お互いに右舷に敵を見ながら7へクスの中距離で、乱打戦に移ります。
ここでもドイツ軍が命中率では有利で、ソビエツキーに実に8発の命中弾を出します。ソビエツキー・ソユーズの装甲は堅く、これをことごとくはじき返し、船体1・速度低下1と軽微な損害に止まります。
対するソ連軍も4発の命中弾を出し、これが全て装甲を貫通!4基のうち3基の主砲塔を吹き飛ばし、特殊損害により、船体損害が半分に、速度も3に低下してしまいます。

と、ここで、ビスマルクの中破により、事実上の終了となりました。いやー、カタログデータでは、赤色新鋭戦艦の強いこと、強いこと!実際は運用側の練度が著しく低いため、とてもこうはいかなかったでしょうが、まあ、仮想戦記の中だけでも出撃できただけ、よかったかも。