歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2015年12月

年末恒例になりました「行く年、来る年」で、2015年のゲームライフを振り返りたいと思います。前半はほぼ昨年並みで、ソロ演習やオフ会も可能でしたが、5月以降に業務態勢が激変し、ほとんどゲームできない日が続きました。記事数を振り返ると一目瞭然で、新年度の4月はともかく、例会の案内を入れても一桁しか更新できない月が・・・。11月など、危うく未更新になるところでした。さて、来年はどうなることやら?!

[立ち上げた新ジャンル]

今年は、立ち上げた新ジャンルは二つでした。そのうち、戦国時代アイテムは、4回に分けてアップするほどの大所帯でしたが、目標達成となり、効果は十分でした。

優秀な個艦対艦隊組織の死闘!~WWⅡ欧州海戦
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12976341.html

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戦国キャンペーンと覇王信長の戦い~戦国時代アイテムその1
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12574989.html?type=folderlist
戦国最強の武田菱と信長帝国の後継者秀吉の戦い~戦国時代アイテムその2
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12578529.html?type=folderlist
我が心の関ヶ原-関ヶ原(バンダイ)と関ヶ原アイテム~戦国時代アイテムその3
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12585665.html?type=folderlist
生まれた刻を選ばず、時代に立ち向かった漢たち~戦国時代アイテムその4
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12589634.html

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失われた大陸の奪還!~WWⅡ西部戦線1944アイテム プレイの軌跡
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12459284.html?type=folderlist

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[目標達成ジャンル]

昨年の過去最高7ジャンルには及びませんでしたが、これだけ不利な状況でも、5ジャンルを達成できました。キリ番の終結110周年となる日清・日露戦争アイテムと70周年の太平洋戦争陸海アイテムで目標を達成。欧州末期戦アイテムと100周年のナポレオニックで届かず。年度途中まではそこそこそこ行けそうでしたが、後半の失速が響きました。粘っこいちはら会らしく、来年こそ、追いついてみたいものです。よし、継続は力なりで・・・。

失われた大陸の奪還!~WWⅡ西部戦線1944アイテム プレイの軌跡 <5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12459284.html?type=folderlist

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戦国時代アイテム <5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12589634.html

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もう一つの帝国陸軍ジャンル~日清・日露戦争アイテム <8割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11320675.html

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恵まれない帝国陸軍ものに愛の手を・・・ちはら会「マイナーアイテム救出(成仏?)作戦」<5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11314929.html

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旭日の連合艦隊と不屈の太平洋艦隊~太平洋戦争の陸海空キャンペーン <5割達成>
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/9527848.html

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[記憶に残る対戦]

最後に、今年にプレイしたアイテムで、記憶に残るベスト7を紹介します。1位と2位が本当に甲乙つけがたく・・・この順位になりました。

第1位 関ヶ原強襲(GJ)
 あの「バルジ」を抜いて、今年一番は、やっぱりこれでしょう。ちょっとルールが洗練さにかけるものの、関ヶ原フリークとしては、ぜひ、プレイしたかった作品。ちはら会常連のエンジョウさんとインストプレイしたところ、一気に火が付きまして。一勝負に2-3時間はかかるにもかかわらず、一日に三度の関ヶ原をはじめ、気がつけば、十番勝負を達成!挙げ句の果てには、CMJ誌からオファーが来て、商業誌での記事デビューまで・・・(こんな絶版アイテムなのに!)

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第2位 バルジ大作戦(CMJ)
「我が心のアルデンヌ・・・エポックバルジとの長く濃密な旅路」http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12434132.html で触れた通り、昨年末に「北の防人作戦」を開発して以来、これを打ち破らんとするDas Reichさんと、ふた月とおかず、連戦が続いています。はじめこそ、「北の防人作戦」の優勢でしたが、対抗策を進化させていき、ついにドイツ軍がこれを撃破。やっと、終わりかと思いきや、「今度は逆でやってみましょう」(!)と陣営を入れ替えて、結局、連戦に。現在は、Das Reichさん開発の「中央完全封鎖セットアップ」での検証プレイで盛り上がっています。

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第3位 CMJ誌ナポレオニック三昧~国内戦役と1815:ワーテルロー戦役とロシア戦役(CMJ)
 「国内戦役で、ちょっと記事を書くからつきあって」と千葉会会長に誘われて、軽い気持ちではじめたのですが・・・あれよあれよという間に、yagiさんとの5連戦を含む、十番勝負に! 圧倒的な戦力差で連合軍有利からはじまって、積極的機動反撃を覚えたフランス軍が連勝になり、そして対策を練った熟練により再び、連合軍有利へ。存分にやり尽くしました。その後、「テストプレイにつきあって」と「1815:ワーテルロー戦役」と「ロシア戦役」にもどっぷり浸かり、気がつけば、CMJ誌のナポレオニック三昧の一年でした。

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第4位 レイテ湾強襲(GJ)
 一方的な戦い故、ゲームとして楽しめるか、半信半疑でしたが、これが絶妙なでき上がり!今年初めに海軍提督kawaさんとの対戦を皮切りに、茨城会のこまいふさんらと、連戦となりました。後に発表されたデッキ・ドリブン方式に比べると、運のし要素は強いですが、よくぞ、ここまでまとめたもので・・・「天佑を確信し」栗田艦隊によるレイテ湾への突入を果たしたり、「キル・ジャップ」の空母群で完膚なきまでに帝国軍を打ちのめしたり、存分に満喫しました。

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第5位 Ships  & Tactics(乾坤一擲)
 初めて参加したゲームマーケットで、魅入られるように購入した同人ゲーム。正直、同人ものは振れが大きいので、あまり期待していなかったのですが・・・「Modern Naval War」システムをベースにしたシンプルなルールで、砲雷撃戦をベースに、艦載機戦や接舷戦闘(アボルダージュ)もできます。秀逸なのは、各陣営ごとにオリジナルのアクションカードが用意されている点です。ヤマトの波動砲に、ガンダムのモビルスーツ、ラインハルト指揮の集中砲撃に、マクロスのダイダロス・アタックなど、80-90年代アニメを忠実に再現していて、オジさんたちにはたまらないゾ!

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第6位 ラグナロック作戦(ツクダ)
 「あのツクダが出したB級アイテムで、しかも作戦級」というハードルの高さから、やるやる詐欺状態が続いていましたが、10月にちはら会で初プレイ。!!おお、ちゃんとゲームなっているじゃないですか!しかも、面白い!圧倒的な戦力ながら、勝利条件上、分散を余儀なくされる帝国軍、おそらくハンニバルを越える天才的な戦術能力を持ちながら、わずか1個艦隊のヤン艦隊(同盟軍)の対比が秀逸。ダミーと言えばちはら会(?)の特技を生かして、病める皇帝を追い詰め、わずか1個艦隊強で5個艦隊を崩壊させた対戦が、忘れられない!

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第7位 編成式のお手軽ファンタジー~ファイテング・ダンジョンとアボルダージュ!(RPGamer)
 今は廃刊となったRPGamer誌に掲載された編成式のファンタジーアイテム。Tommyさんと夏のオフ会で連戦になりまして。「ファイテング・ダンジョン」は、ダンジョン形成を悪の陣営が行えるため、いろいろと悪魔のTommyさんが「暴虐の限り」を尽くし・・・。「アボルダージュ!」は、帆船の接舷戦闘に置き換えたもので、こちらはmitsuが特殊能力でやりたい放題。いい「真夏の夜の夢」を見られました。

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最後に・・・
あまりの業務多忙に、ソロや遠征の回数はぐっと減りましたが、それを補ってあまりある濃密な対戦ができたことがなによりです。今年、お相手をいただいた全ての戦友たちに、心から感謝申し上げます。

来年以降もきっとライフワークバランスは「末期戦」並みでしょうが、出会いとチャンスを大切に、一つ一つのプレイを誠実に楽しみます。新年もどうぞよろしく・・・。

みなさんが忘年会に繰り出した後、Y田さんと「日露大戦」(WGHB)をプレイしました。陣営は、日本軍(Y田)対ロシア軍(mitsu)です。

常に手札を1枚、ホールドし、慎重に攻勢を続ける日本軍でしたが、戦闘drに嫌われ、義州での戦闘でARとなったのを始め、南山戦でも2ターンに渉って、攻略ならず。

第3ターン、この隙に兵力を増強したロシア軍が、摩天嶺に前進した日本軍スタックを包囲し、+3で全滅させます。

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その後、第6ターンに日本軍も猛攻し、児玉源太郎と28cm砲で旅順を落とすなど、ロシア軍の士気を4まで低下させます。

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が、その間に満州平原には、多数のロシア軍が集結し、盤石の防御態勢を取ります。と、頃合いよしと見て第8ターンに7ユニットが反撃を開始します。

柝木城に進出した日本軍スタックを戦闘で側面包囲し、続く、カードプレイで戦闘を選択。またも+3の攻撃が成功し、のべ3ユニットを撃破。これにより、わずかの4個師団になった日本軍は、逆転不可能と投了となりました。

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前々回のちはら会で初プレイにこぎ着けた「ラグナロック作戦」(ツクダ)で募集をかけたところ、以前に所有していたというmoritaさんが手を上げてくれまして。mitsuが自由惑星同盟軍を、moritaさんが銀河帝国軍を担当して、対戦となりました。

序盤、無駄な消耗を控えるため、帝国軍の別働隊はイゼルローン要塞の手前で停止し、敵の動きを待ちます。と、第3ターンに帝国軍主力が電撃的にフェザーンを攻略したため、同盟軍はムライ少将をイゼルローンに残し、ヤンがダミーを捲きながら「転戦」します(実はそれを装って、イゼルローン回廊後方に・・・)。

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第3ターン、帝国軍別働隊は待ってましたとばかりにイゼルローンを囲み、降伏勧告をします。確率は1/3でしたが、堅物のはずのムライ少将が、トゥールのハンマーを一発も撃たずに降伏!それじゃ、同盟の鳥居彦右衛門尉にはなれないゾ!

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勢いに乗る帝国軍は、フェザーン方面からミッターマイヤーを先頭に主力隊が、イゼルローン方面からロイエンタール隊が侵攻し、次々に有人惑星を落としていきます。

と、第5ターン、敵はいないはずと分散して前進してきたロイエンタール隊に、ヤン艦隊がダゴン星域で奇襲をかけます。接触戦からはじまり、のべ4ラウンドに渉る戦闘で、ヤン艦隊が4ステップを受けたのに対し、帝国軍は21ステップの損害!実に60%以上の戦力を失い、ロイエンタール隊は敗走します。それを追撃し、ティアマト星系にいたレンネンカンプ艦隊も怒濤の勢いで撃破します。

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十二分の戦果を与えたヤン艦隊は、深追いを避け、ダミーをばらまきながら、フェザーン方面に転戦します。途中で惑星に立ち寄り、受けた損害をほぼ回復します。

一方、帝国軍主力は、広域に部隊を展開し、補給拠点をつなぎながら、10星域以上を制圧します。第7ターンには、早くもミッターマイヤー艦隊がトリプラ(ハイネセンまで12へクス)を占領します。

最終防衛線の外周で占領惑星数を増やす帝国軍に対し、領域中央部に戻ってきたヤン艦隊が逆襲に出ます。第8ターンに、ウルヴァシー星域を攻略中のミッターマイヤー艦隊を捕捉し、損害を与えます。ミッターマイヤーはそれでも巧みな指揮で艦隊を後退させ、次ターンに主力を持って、宿敵ヤン艦隊の捕捉を目論みるはずでしたが・・・。

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第9ターン、なんと、このタイミングで皇帝が発病!タッシリ星系で病に倒れた帝国軍主力を、ヤン艦隊が強襲します。戦力的には17戦力:51戦力と圧倒的に帝国軍が有利ですが、ラインハルトの能力は3-2に落ちており、ここが勝負!「ユリアンの洞察」も使用して、ヤン艦隊が猛攻に次ぐ猛攻をかけ、5ステップの損害に対し、敵に19ステップのダメージを与え、ラインハルト本隊をシロン星系に敗走させます。

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第10ターン、いまだ、皇帝の病は治らず。帝国軍は、シュタインメッツ艦隊にファーレンファイト艦隊まで集結させ、シロン星系の死守を計ります(のべ58戦力!)。ヤン艦隊は圧勝しているとはいえ、先の戦いで戦力は15まで低下しています。行くべきか、戦力の回復を図るべきか?ヤンが下した答えは・・・敵への突進でした。

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今、ここを除いて、敵にトドメをさすことはできない!決死の星系突入に、ミラクルヤンの用兵が冴え渡ります。接触戦から戦術選択がどんぴしゃではまり、ほとんどのラウンドで±4以上の修整をもぎ取ります。帝国軍は撤退のタイミングを失い、最後の第3ラウンドで崩れかけたところへ、ヤン艦隊が突撃!+7という圧倒的なdr修整をまともに受けた帝国軍は18ヒットを受けて後退。そのうち、2艦隊が敗走となり、恐怖のハイロールでさらに損害を激増させ、わずかに旗艦3ユニットを除いて、全てが損耗状態に陥りました。

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病を得たとは言え、常勝の天才ラインハルトが、わずか2ターンで44ステップ(!)を失う大敗北。第11ターン、皇帝の病の回復もならず、頼みのロイエンタール隊も補給切れで損耗(3ステップ)を受けるに至り、帝国軍は作戦の中止を決断しました。

同盟の崩壊を実質上、たった一人で救ったヤン・ウェンリーは、首都ハイネセンでトリューニヒトと、いやいやながら握手を交わした、とか。

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第一戦が約半分のターンで終わったので、kawaさんを誘って、二戦目に入ります。今まで、同盟軍しか受け持ったことがないので、陣営を入れ替えて、mitsuが銀河帝国軍を、kawaさんが自由惑星同盟軍を担当します。

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序盤、イゼルローンに侵攻した帝国軍3艦隊に対し、ヤン・ウェンリーはなんと籠城せず、要塞外での艦隊戦を挑みます。が、これは、さすがに無謀でした。50戦力:16戦力という戦力差を生かし、帝国軍が損害を与え続け、第4ラウンドを終わった時点で、損害比は同盟6:帝国9。続く、同盟軍ターンにまで継戦となり、結果、第5ラウンド目に戦術を読み切ったロイエンタールの知謀により、ヤン艦隊が敗走!ここでハイロールを出したばかりに2ユニットが壊滅します。

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ヤン艦隊が序盤に消耗したので、怖いものがなくなった帝国軍は、イゼルローン方面とフェザーン方面で同時に占領作戦を進めます。第6ターンに一時的に皇帝が発病するも、次ターンには無事に回復し、第7ターン終了時には早17星系の制圧に成功します。

いつでもハイネセンをつける態勢が整った帝国軍に対し、やっと2/3の戦力を回復したヤン艦隊とイベントで出撃が可能になったモートン艦隊が、第8ターンにライガール星系で反撃に出ます。ミッターマイヤー・ビッテンフェルト2艦隊に、リアクションに成功したラインハルトが合流し、50戦力:22戦力の激戦となります。が、ここは、帝国12損害:同盟5損害とヤンが戦術的な冴えを見せたため、帝国軍が一時的に後退します。

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と、この隙に、ロイエンタール指揮下の3艦隊がハイネセンを目指して、突進を開始しましたが・・・ここで、時間切れで終了。帝国軍主力は若干の損害を受けたとはいえ、ヤン艦隊に対し、無傷の2艦隊と合わせて5艦隊が投入可能であり、かつ、ロイエンタール別働隊の3艦隊がおそらく先にハイネンセンにたどり着けることを考えると、帝国軍有利といったところでしょう。

昔のアイテムなのでちょっとルールが多めですが、ツクダ製にしては珍しく(失礼!)展開が妥当で、どちらにも勝機があり、やり甲斐のある作品です。もうちょっと、やり込んでみたいものです。

余談ですが・・・

イメージは、ゲームにはほとんど登場しない、アイゼナッハ艦隊。買い物に行くのに、リラックスして脱いでいた靴をはき直したところ、足先にわずかな違和感が。!!おお、靴の中にユニットが入っているじゃないですか!「アイゼナッハだけに、無口で主張しなかったんだね?!」とオチまで付いていました(笑い)。

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と、最後はまじめな質問で・・・。

Q:リアクションで、敵の星系に入った場合、続く敵の攻撃フェイズに惑星攻略戦はできる?

現在は、一応、惑星戦は自軍の攻撃フェイズに限定していますが、元になった「謙信上洛」(ツクダ)ではできるようなので、迷っています。OKになったとしたら、同盟軍の方がアッテンボローやフィッシャーなど、やや機動力が上のため、ゲリラ的に惑星を取り返せて、有利になるのかも・・・。ぜひ、経験者のみなさまのご意見をくださいませ。

寒さがやっと例年並みになった先日、今年最後の千葉会へ行ってきました。この日は、忘年会もあったためか、会場入りするとすでに座りきれないほどの人々が・・・。

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新作のシモニッチ南北戦争や「江戸幕府の黄昏」あり、ASLStarterキャンペーンあり、大型ですがプレイ可能な「アクロス・ザ・パシフィック」あり、と多彩なアイテムがずらり。

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自分も一角を借りて、ツクダ系の「ラグナロック作戦」などをプレイさせてもらいました。

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午後になると、年末恒例の千葉オークションがあり、数々の出品がありました。「ハウス・デヴァイデッド」や「独ソ戦2」など、名作の出品には「おお!」「いいゲームだぁ」と声がかかるものの、ほとんどの人が所有しているので「2個目はなぁ~」と廉価で取引されたり。和訳付きでこれはと思ったものの、訳の制作会社を聞いて「う~ん、読むのがたいへんそう(難解な訳で有名)」と逆に安くなったり(笑い)。100円スタートで入札がほとんどないと「やっぱり、ヤフオクに出すわ」と急に弱気になったり。

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挙げ句の果ては、去年のオークションで買ったという「Bitter End」が未プレイで再出品されまして。「まさにゲーム・ロンダリングだぁ」とか、これだけ流れていると「中身は大丈夫?蓋を開けたら、Bitter Endってことはないよね~(笑い)」とオークションそのものより、飛び交う茶々で盛り上がっていました。

こちらは、自分が手に入れた「箱館戦争」(WGJ)。う~ん、また、維新ものを買ってしまった。幕末維新アイテムは、後2作で全作品のプレイを達成できるので、次年度の最優先のジャンルかしら・・・。

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先日の千葉会で、プレイしたアイテムと戦績は以下の通りです。

ラグナロック作戦(ツクダ)2戦
 ●銀河帝国軍(morita)対自由惑星同盟軍(mitsu)○
  銀河帝国軍(mitsu)対自由惑星同盟軍(morita)  第8ターン時間切れ、帝国軍優勢
日露大戦(WGHB) ●日本軍(Y田)対ロシア軍(mitsu)○

「この時期なら、バルジでしょう」とDas Reichさんのお誘いで、ここ数年のヘビロテとなっている「バルジ大作戦」(CMJ)を対戦しました。Das Reichさんとは、「北の防人」作戦の開発をきっかけに、1年半越しの継続的なプレイとなっています。ある作戦を披露すると、それを打ち破る手を開発する、といったルーチンの繰り返しで、最近は勝ち負けを越えて、この手があったか、あの手だったら、とお互い、最善手の模索の時間になっています。もし、「バルジ解説者」という仕事があったら、いい副業になるのになぁ~(笑い)。

陣営は、Das Reichさんが「守りを極める」連合軍を、mitsuがドイツ軍です。まあ、逆で苦しむよりは、なんぼか、気が楽です(笑い)。

まず、セットアップですが、Das Reichさんは史実ではもっとも薄かった中央に、第106歩兵師団に加え、機甲騎兵と第28師団の2個連隊(境界線域)を投入する、中央集中防御策です。前回、前々回を上回る徹底ぶりで、装甲の早期中央突破は事実上、無理です。が、南部は変わらず、フリーパスに近く、北と中央でも消耗戦略が可能なため、おそらく第3ターン以降に連合軍はかなり厳しくなるはずです。いざ、Panzer Vor!

第1ターン、ドイツ軍の攻撃は完全なる奇襲となります。まず、北部では、両翼の7:1攻撃はD2Rとなり、2ユニットを除去します。かつ、中央の歩兵師団のみによる2:1攻撃も、ピンゾロ!(D1R)と絶好調です。

中央部でも、2カ所の攻撃でD2RとD2(オプションリトリートでD1)になります。クレルヴォへの道を抑える南のみ、D1となり、突破を防ぐため、連合軍はこれをステップロスで耐えます。

南部の第7軍のみは、drの女神に気に入られず、A1R。結果、歩兵1個連隊が戦略移動で撤退できることになりましたが、主軸の攻撃が好調であり、十二分な戦果になります。

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第二次攻撃でも、drが廻り、北部と中央部でD1Rとなります。ただ、順調すぎる攻撃により後退となった部隊が多く、サンビットの籠城数が増えたことは、誤算でした。

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連合軍は、後退可能な部隊をサンビットとバストーニュに入城させ、これを固めるとともに、シェーネアイフェル高地に防衛線を引きます。

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第2ターン、ドイツ軍は逃げ遅れた2ユニットを包囲殲滅しながら、突破を狙った総攻撃を中央から北部に実施します。が、drに後一歩、恵まれず、サンビット街道沿いの6:1攻撃の撃破以外は、D1がせいぜいで、戦線を維持されます。ならば、サンビット強襲で流れを引き寄せようと、第二次攻撃で3:1をかけますが、何ら戦果なく、A1Rに。どうも、drの振れが大きいです。

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消耗を避けられた連合軍は、第2ターンの大量増援を得て、北部から中央部に分厚い戦線を引きます。

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第3ターン、なんとか突破口を開きたいドイツ軍は、総花的な攻撃を行いましたが、北の堅陣を抜けず。このままだと、完全に連合軍ペースになりかねないところでしたが、ドイツ軍は起死回生のスコルツィーニ・コマンドを投入します。第1次移動で敵の翼端に辿り着いたコマンド部隊を追って、装甲部隊が第2次移動で一気にウェルボンに到達します。

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戦線の迂回を恐れる連合軍は、やむなくアムドレーブ川まで戦線をのばさざるを得なくなります。それでも、サンビットでは反撃に出て、一時的に包囲を打ち破ることは忘れません。

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第4ターン、ドイツ軍は、第5装甲軍の2個装甲師団と増援の2個旅団を戦略移動で西進させると、連合軍北部戦線の西端を強襲し、完全にここを突破します。もはや、アムドレーブ川の防御は不可能になります。同時に、東からは第6SS装甲軍が敵の主戦線を強襲し、スパに迫ります。

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この危機に、Das Reichさんは、かつてないほどの長考に沈みます。下した決断は、一線防御による北端からの突破阻止でした。

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第5ターン、限りなく薄くなった連合軍北部戦線に、第5及び第6SS装甲軍、増援の装甲旅団が容赦なく襲いかかり、これを分断させます。第二次移動で作戦的撤退か戦線の完全崩壊か、迷いましたが、このまま押し切れると決め、残った敵を可能な限り包囲殲滅し、ヴィルヴィエを占領し、スパを包囲下におきます。

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これにより、制限が解除されたイギリス軍は即座に前線に殺到し、リエージュを中心に防御線を引きながら、西端で1個装甲連隊に逆襲をかけます。が、これはEx2でかえって機甲旅団を平地に残すことに。

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第6ターン、ドイツ軍は未だ強力な打撃力を遺憾なく発揮して、イギリス軍機甲旅団を捕捉し、一気にAoptを含む5ステップを与え、これを撃破します。また、一時で歩兵連隊を殲滅した間隙から、装甲師団を突入させ、さらに歩兵2個連隊も撃滅します。

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同時に、南部でも揺さぶりをかけます。ヌシャトードームを形成する第101空挺師団に対し、1個装甲+1個装甲擲弾兵師団が襲いかかり、その一角を撃退します。突進した装甲師団が一時包囲されるも、さらに外側から第7軍を投入して、これを解放し、敵の空挺連隊を逆包囲し、あわや全滅寸前まで押し込みます。

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それでも、連合軍は消耗戦上等で、北部の増援を巧みに機動させ、ドイツ軍唯一の弱点である擲弾兵連隊を撃破すると、増援の2個装甲旅団を包囲。第2次攻撃の3:1で見事にRを出し、これを撃滅します。さらに、次ターンの包囲も恐れずに、救出部隊を突入させ、一時的にスパの解放に成功します。

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第7ターン、もはや大混戦の北部では、ドイツ軍も相打ち覚悟で反撃の反撃を実施し、救出部隊ごと、スパを再包囲。中部では、敵歩兵を撃破して、ユイ前面に突破口を開きます。そして、南部では、装甲師団が暴れ回り、消耗した1個歩兵連隊を残し、全部隊を撃破し、最西端のSマップ端から突破を行いました。

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が、ここで、残念ながら、時間切れ。盤上ではドイツ軍が押しまくっているものの、北端からの完全突破はできず。また、巧みな遅滞戦術と要塞都市攻略の未実施のため、重要都市の占領が遅れ、もぎ取った都市はわずかにヴィルヴィエのみに。

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結果、ドイツ軍のVPは45点のみに止まりました。今後、ドイツ軍はバストーニュ、サンビット、ユイ、マルシェを奪取できる可能性があるものの、次ターンから連合軍空軍の投入と南から4個師団、北から最強の機甲2個連隊+1個師団の増援があることを考えると、決して余談を許さない展開であり、初の第11機甲師団の投入も十分にありえる状況でした。よって、知力を尽くした9時間の死闘は、ドローと判定しました。いやー、面白かった!

気がつけば、バルジ探求の旅も、9戦目となりました。CMJさんから原稿のお誘いもいただいているので、一度、記事にでもまとめてみましょうか。

ウォーゲーム的にはLight Overcast(雨交じりの曇天)の日曜日に、今年最後のちはら会が開催されました。12月と言えば・・・と作戦級の鬼Das Reichさんが来場し、ちはら会常連も駆けつけ、延べ5名での例会となりました。

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いつも何らかの色物が登場するちはら会なのに、この日はSLG主流のWWⅡアイテムのみ。しかも、バルジにPGGなんて、王道じゃないですか?!(笑い)しっかり、メジャーで年の瀬を締めくくりました。

先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

バルジ大作戦(JWC)  ドイツ軍(mitsu)対連合軍(Das Reich) 第7ターン引き分け
ドイツ南方軍集団(SPI)
 「星作戦」●ドイツ軍(sawada)対ソ連軍(kawa)○
 「キエフ」○ドイツ軍(kawa)対ソ連軍(Tommy)●

イメージは、kawaさんが二面打ちで取り組んだドイツ南方軍集団(SPI)。PGGシステムといいながら、特別ルールで微妙に細部が異なるので、確認が必要な上に、両方とも攻勢側を担当していたため、四苦八苦していました。

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この日の最後に取り組んだのが、80年代アニメの艦隊戦アイテム「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)です。例会のお知らせでも触れましたが、先のゲムマで、新規の陣営をゲットしまして。早速、それを取り入れてのプレイになりました。

第一戦は、バッフクラン(mitsu)・マクロス(kawa)・地球防衛軍(Tommy)の戦い。まず、マクロス陣営が、特殊兵器の宝庫ヤマトに対し、バルキリー3機による反応弾(!)攻撃を実施します。すでにバッフクランの前哨戦で傷ついていたヤマトは、これに耐えられず、波動砲も発射しないうちに轟沈!怒り心頭の地球防衛軍は、砲撃戦でマクロス陣営を切り刻み、損害が増します。

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このおかげで、特殊能力を持たないバッフクランは、カモになることを免れます。隙を突いて、豊富な戦闘機・重機動メカを展開して、高得点の艦艇を沈め、気がつけばトップに。

そうはさせじと、マクロス・キャノンや拡散波動砲の洗礼を受けますが、カード回しを早めたために、ゲームは早々に終了し、なんと弱々バッフクランの勝利に。

と、終わり間際に、バトルロワイヤルならではの珍事が発生します。出撃したザンザルブに対し、なんとマクロス陣営からブリタイ本人が迎撃。結果、100mを越える最強の重機動メカを、巨人とはいえ生身のブリタイが迎え撃って、相打ちに。あまりに奇妙きてれつな展開に「そんなのあるかー!(笑い)」と、勝敗抜きで大爆笑でした。

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第二戦は、ちょっとまじめに(?)、艦隊戦主体の銀河帝国(mitsu)・自由惑星同盟(kawa)・マクロス(Tommy)の戦いに。となると、特殊兵器満載のマクロスが怖いので、銀河帝国と自由惑星同盟が一時的にタッグを組み、マクロスに集中砲火を浴びせます。結果、前面に出る前に、マクロスは撃沈。

その後、三者で戦力を削り合いますが、早々にロイエンタールとラインハルトを引いた銀河帝国が、攻撃精度とリアクション速度で上回り、勝利しました。

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第三戦は、マクロス(mitsu)・白色彗星帝国(kawa)・ジオン公国(Tommy)の戦いに。これが正しいマクロスだ!とばかりに、突出したマクロスがダイダロス・アタックを見舞い、一歩、リード。対して、白色彗星帝国が火炎直撃砲と超巨大戦艦の攻撃で、マクロス陣営を分断。ジオン公国もミノフスキー粒子を撒きまくり、モビルスーツ戦で応酬。

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ここで、二度目の珍事が・・・。集中攻撃を受け、終盤に艦載機(バルキリー)が尽きたマクロス陣営は、再び、ブリタイ本人が迎撃に出ざるを得なくなります。ふと、カードを見ていたmitsuがある秘策を思いつきます。歌姫リン・ミンメイならば、例え、人類でなくても(ゼントラーディでも!)、男を奮い立たせるはず。出撃したブリタイに特殊能力「私の彼パイロット」を歌唱し、見事に敵の艦載機を撃墜! 白色彗星帝国にとっては、まさに「デカルチャー!」だったことでしょう(笑い)。

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勝負は、わずか1点差で、白色彗星帝国の勝利。が、普通なら大いに盛り上がる展開も、ブリタイお笑い旋風の前には、かすんで見えました、とさ(笑い)。

「ラグナロック作戦」がツクダにしては珍しくまとも(失礼)、と感想戦を終えたところで、お昼から参戦したTommyさんと3人で、「On The Flight Deck」(CMJ)を対戦しました。CMJ最新作のカードゲームで、概要はそちらをご覧ください。http://www.rekishimon.com/

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第一戦は、3人とも様子を見ながらのプレイに。序盤から零戦を飛ばすものの、F4Fとの空中戦に巻き込まれ、一向にVPは伸びず。

やはり、敵空母を倒さねば駄目だと、攻撃隊の出撃に重点を置きますが、そんなときに限って、敵襲が連続します。九九艦爆はともかく、九七艦攻の発進が遅れ、そこへドーントレス!2発の爆弾と2つの魚雷が命中し、大破となりますが、こちらも2つずつ艦爆と艦攻を発進させたため、敵空母を1隻撃沈、1隻中破に追い込みます。

山札がなくなったところで、mitsuが1点差でリードしていましたが、最後にTommyさんがF4Fを飛ばして、零戦が相打ち。結局、8点同士で、mitsuとTommyさんの勝利となりました。

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第二戦も、似たような展開ですが、プレイに慣れたため、敵機や火災への対応がうまくなり、ほとんど損害を得ず(3点のみ)。これまた、最後に、mitsuとTommyさんのマッチレースになり、今度もmitsuの艦爆隊がF4Fに落とされ、またも同点勝利でした。

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う~ん、協力型と言いながら、目端の利く(効き過ぎる)ウォーゲーマーがプレイすると、「まだ、空母は沈まないな」とか、「こちらが勝つためには、あえて迎撃しない」とか、外連味たっぷりになるようで・・・。家族や職場など、アットホームな雰囲気の方がいいかも。あ、でも、空母甲板物語では、地味すぎるかしら?!

この日のお約束アイテムが、銀河英雄伝説の作戦級の「ラグナロック作戦」(ツクダ)です。B級アイテムについては、昨年末から年始にかけて「IDEON」のプレイで盛り上がり、「Ships  & Tactics」で勢いが付いたのですが、あまりの業務多忙に立ち止まっていました。数ヶ月前からkawaさんと対戦を練っていた「ラグナロック作戦」(ツクダ)を、ついにプレイにこぎ着けました。

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ツクダホビーから、かつて、銀河英雄伝説アイテムが出版されましたが、そのほとんどは、会戦級アイテムでした。この「ラグナロック作戦」は唯一の作戦級です。

が、実は、システムはオリジナルではなく、戦国群雄伝シリーズの発展版である「謙信上洛」をベースにしています。確かに、銀英伝の世界はナポレオニックが一番はまると言われており、その意味では中世の作戦級である戦国群雄伝シリーズもありかなと。

このシステムの基本は、通常の移動以外にある強行軍とリアクションです。実施には行動力チェックが必要で、帝国軍の司令官が軒並み、7または8に対し、同盟軍のヤンはなんと10!失敗する確率は、わずかに1/12しかありません。

ただし、同盟軍の艦隊数は、条件付きのビュコック艦隊と併せても、わずかに4つです。対する帝国軍は、イゼルローン攻略隊だけでも3艦隊を擁し、主力のラインハルト隊に至っては7艦隊と、合わせて同盟軍の2.5倍の偉容を誇ります。

戦闘は、同一へクス内で、ファイヤーパワーで解決します。ここでも、ヤンの戦術能力は際立っており、最強の攻撃力5・防御力6です。さらに、「奇跡の魔術師」にふさわしく、開始前に1d6した数だけ、敵の陣形を看破するという離れ業!ヤン艦に対しては、帝国軍の2艦隊でやや不利、3艦隊で互角です。

しかもヤン艦隊のみは、14個(!)までのダミーを使えるので、まさに神出鬼没のゲリラ戦が展開できます。
今回は、銀河帝国軍(kawa)対自由惑星同盟軍で対戦となりました。

序盤、帝国軍はイゼルローン要塞のヤン艦隊を牽制すべく、ロイエンタール率いる3個艦隊を派遣します。これに対し、ヤン艦隊も出撃し、イゼルローン要塞付近で、最初の戦闘となります。

帝国軍50戦力:同盟軍26戦力の大兵力の激突は、しかし、一方的な展開になります。第1ラウンドこそ、損害比2:3ステップと互角でしたが、第2ラウンド以降はミラクル・ヤンの戦術が炸裂し、帝国軍のヒットはなし。これに対し、「トゥールのハンマー」を加えた同盟軍の反撃は激烈を極め、4ラウンドの戦闘の果てに、なんと20ステップロス(!)を与えて、敵を敗走させます。

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帝国軍が半数以上の兵力を失ったイゼルローン方面では、小康状態となりますが、第3ターン、ラインハルト本隊がフェザーン回廊に進入し、これを占領。そのまま、同盟領内に雪崩れ込みます。

これに対し、ヤン艦隊は、ムライ少将をイゼルローンの守備に残し、ダミーをばらまきながら、転進を行います。
ラインハルト本隊は、疾風ヴォルフを先頭に、同盟の有人惑星を攻略していきます。第5ターン、前衛のアッテンボローを捕捉し、これを撃破。と、同時にヤン艦隊を発見します。

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ヤンの威力を恐れる帝国軍は、慎重に兵力を進めます。と、同時に半分ほど回復なったロイエンタール艦隊が出撃し、再び、イゼルローンに向かいます。

が、これは、同盟軍の罠でした。実は、ヤン艦隊をあえて発見させた後、ダミーに紛れて主力は最大戦速でイゼルローンにとって返していました。帝国軍主力がヤンの影を恐れて、ダミーと格闘している第7ターン、強行軍の連続で、イゼルローンに辿り着いたヤン艦隊は、背後から敵を攻撃!少なからぬ損害を受けたロイエンタール艦隊は、再び、アムリッツアに撤退します。

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こうして、イゼルローン方面の安全を確保したヤン艦隊は、いよいよ、敵主力へ。第8ターン、折り悪く、ラインハルトが発病!動きが鈍くなった帝国軍指揮官に対し、速攻でヤンが殴り込みをかけます。標的は、「史実通り」のシュタインメッツ艦隊!第9ターン、ルシアーナ星系で同艦隊を捕捉すると、一方的な攻撃で6ステップを与え、敗走させます。

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一度は、惑星攻略戦をしかけたヤン艦隊ですが、敵が集結を始めたので、すぐに封鎖を解除し、突進を再開します。目標は・・・フェザーン!ここには守備隊がおらず、先にたどり着ければ、降伏も十分にありえます。そうなれば、補給路を失った帝国軍は、損耗により自滅するしかありません。

帝国軍も必死に全部隊を引き戻し、マッチレースを展開しますが、ヤン艦隊が一歩先に到着。ここで占領できれば、勝負あり。確率は2/3でしたが・・・ああ、惜しくも失敗。それでも、帝国軍が軒並み、損耗を起こし、のべで7ステップを失う損失に。

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第12ターン、フェザーンを封鎖中のヤン艦隊に、帝国軍の主力が乾坤一擲の反撃を行うはずでしたが・・・なんと、ミッターマイヤー以下の3艦隊が強行軍に失敗!「そんなばかな!これじゃ、疾風ヴォルフの名が廃るゾ!」銀河をかけた興亡は、損耗激しいローエングラムとビッテンフェルト艦隊に委ねることに。

もっとも肝心のヤン艦隊も、度重なる損耗で通常状態のユニットは、わずかに3つのみ。ここで、切り札「ユリアン」を投入します。そう、ミラクル・ヤンで「6」が出たことにできる必殺技です。ラインハルトはやむなく縦深陣を引き、被害を最小限度で抑えようとします。ここで、ハイロールが出れば、同盟の勝利でしたが・・・ああ、ヤンの奇跡は起きず。「もっと兵力があればなあ。あと1万隻、いや、5千隻、いやいや、3千隻でいい。そうすれば・・・」

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敵の猛攻を凌ぎきったラインハルトは、本来の勇猛果敢を取り戻し、反撃に転じます。運命の第2ラウンドの結果は・・・帝国軍のハイロール!これにより、敗退を余儀なくされたヤン艦隊は、危険宙域でさらに2ユニットを失い、ハイネセン方面に後退します。

ここで一斉侵攻と行きたかった帝国軍ですが、第14ターン、ラインハルトがまたも発病!(この後、回復後に、三度目の発病も・・・)ええい、ローエングラムは、どんだけ病弱なんだ!(笑い)

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ならば、イゼルローン方面で取り戻そうと、三度、回復なったロイエンタールが侵攻しますが、ああ、ここでも「トゥールのハンマー」に焼かれ、ヒットなし。三回攻めて、三回とも損害を与えられないとは、やる気がないゾ、ロイエンタール!

帝国軍がもたもたするうちに、時間だけが流れ、終盤、回復なったヤン艦隊が、再び、帝国軍に襲いかかります。惑星シュバーラを奪還すると、そのまま、フェザーンを目指す動きに。

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これはまずいと、損耗したビッテンフェルト艦隊が迎え撃ちますが、これは無謀でした。ここにきて、四度、ミラクルヤン(戦術看破で6!)が炸裂し、ビッテンフェルト艦隊は全滅!

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なおも、鉄壁ミュラーとヤン艦隊が死闘を演じているうちに、タイムアップ。結果、提督の戦死数が多すぎて、わずか5点で、同盟軍の圧勝となりました。

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ターン数は20と長目ですが、実質に動かすユニット数は、両軍併せても、12スタック程度であり、プレイアビリティは高いです。また、陣形選択のおかげで、戦術色もほどよく出ており、ツクダ製にしてはよく練られています。せっかく、ルールも覚えたので、ぜひ、再戦したいものです。

11月最後の日曜日に、冷え冷えとした曇天の中、第130回ちはら会が開かれました。事前の参加状況では、2-3人かと思いきや、常連さんにご新規さんも駆けつけ、5名での例会となりました。

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ご新規の晶さんは、なんと石川県からのご来訪!ゲムマに合わせて休暇を取ったついでに、ちはら会(!)を選んでいただいたようで。それにしても、よりによって辺境戦線ちはら会とは、ありがたいやら、申し訳ないやら(笑い)。

なんでも石川県ではお相手が見つからず、となりの富山県までいって対戦しているとのこと。SSロンメルでこの趣味を知り、エポックやAH、CMJやGJなどをプレイ。普段はつきあいで日本史アイテムが多いそうで、この日は持ち込んだ太平洋戦争アイテム(CMJ誌の中国戦線もの)を連戦していました。

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先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

大陸打通作戦(CMJ) ●日本軍(エンジョウ)対中国軍(晶)○
芷江作戦(CMJ) ●日本軍(エンジョウ)対中国軍(晶)○
関ヶ原(サンセット) ○東軍(エンジョウ)対西軍(晶)●
ラグナロック作戦(ツクダ) ●銀河帝国軍(kawa)対自由惑星同盟軍(mitsu)○
On The Flight Deck(CMJ)2戦
 ○Tommy(8点)・○mitsu(8点)・kawa(なし) 空母の損害8点
 ○Tommy(6点)・○mitsu(6点)・kawa(なし) 空母の損害3点
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)3戦
 ○バッフクラン(mitsu)・マクロス(kawa)・地球防衛軍(Tommy)
 ○銀河帝国(mitsu)・自由惑星同盟(kawa)・マクロス(Tommy)
  マクロス(mitsu)・○白色彗星帝国(kawa)・ジオン公国(Tommy)

こちらは、晶さんとエンジョウさんが連戦となった、中国戦線シリーズ。第一戦は、「大陸打通作戦」で日本軍(エンジョウ)がかなりの損害を受けながらも善戦し、後一歩だったそうで。

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二・三戦は、最新作の「芷江作戦」で、こちらは晶さんが先達の腕を見せ、中国軍で逃げ切ったようです。

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その後、時間がないのでいけるところまで、といいながら、関ヶ原(エポック)フリークのエンジョウさんが、晶さんと早打ち対戦に。何のかんの言いながら、こちらはサドンデスで、エンジョウさんの貫禄勝ちになったそうです。

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