歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2016年01月

電撃戦によって、一撃でスターリン体制を崩壊させるはずが、3年目に突入した独ソ戦。ソ連邦の尋常ならざる人的資源と広大な領土によって、猛烈な消耗戦に巻き込まれたドイツ軍は、未だ優勢な作戦的能力を駆使して、度重なるソ連軍の攻勢を撃破します。どうにか維持した主導権を持って、最後の戦略的な攻勢-ツィタデレ作戦を発動しましたが・・・。

[1943年]22アイテム

ヴェリキエ・ルキ攻防戦(CMJ)
 ソ連軍の二度目の冬季反攻を描いた、作戦級です。「ターニング・ザ・テーブル」で開発されたC3Iチットシステムを使用しています。厳冬のヴェリキエ・ルキ戦を詳細なシステムで表現します。プレイ時間は6時間以上の本格派です。

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WHITE DEATH(CMJ)
 「ヴェリキエ・ルキ攻防戦」とほぼ同じスケールと戦場ですが、こちらはタイム・スライス・システムと呼ばれるものを使っています。上記が戦闘面の多様性に特化していたのに対し、こちらは活動を細分化し、行動面の同時進行処理となっています。戦闘システムも基礎戦闘力に倍数をかけていくファイヤーパワーであり、タフなプレイを要求されます。

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Panzerkrieg(AH)
 ウクライナからドン河回廊の全域を舞台に、独ソ戦の南方軍集団の戦いを、8本のシナリオで描く作戦級です。ドイツ軍の司令部が、指揮官の名称入りで登場しますが、マンシュタインなど優秀な指揮官になると、装甲師団並み(!)の戦闘力が加算されます。最近、6Aからも再版されています。

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激闘!マンシュタイン軍集団(GJ)●
 全てはここから始まった!選択チットドリブンを使用し、きわめて自由なシステムで、スターリングラード以後の激烈な南方軍集団の死闘を描きます。ドイツ軍としては、早期後退で戦線を縮小し、史実のように装甲予備による「後手からの一撃」を見舞いたいところです。が、コーカサスに進行したB軍集団の撤収までロストフをさせねばならず、ソ連のスチームローラーに飲み込まれる恐怖と戦いつつ、ギリギリの勝負が続きます。デザイナーのふーらー中村氏は、日本人として二人目のチャールズ・ロバート賞を受賞しました。

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ハリコフ大戦車戦(翔企画)●
  移動-戦闘の間に敵のリアクションが入るのが特徴。マストアタックと相まって、敵軍ターンに前線を綻ばせ、自軍ターンに突入して戦果拡大が、基本作戦となります。が、師団単位でマップ規模も大きいため、移動の裁量が少なく、平地での押したり引いたりといった、(正しいけど)あまりぱっとしない展開に。

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ハリコフ1941-43(SA)△
 かつてSSシリーズから発売されていた「ハリコフ大戦車戦」の発展的第二版。シナリオが増えて、第一次から第4次までプレイできるようになったのが、特徴です。ソロ専用の第一次ハリコフ攻防戦で、ギリギリ届きそうで届かないあたりが、ドイツ軍的にGood。

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ドイツ戦車軍団(CMJ)ハリコフ●
  移動-戦闘というこれ以上ない単純なシステムながら、戦闘で後退した防御側が1ターン行動不能になるという仕組みによって、予備の必然性を表現した傑作作戦級。80年代にエポックから発売後、CMJ誌で様々に形を変えて、援用されてきました。中でもこのハリコフは、重点形成の自由度と平地での機動戦が史実にマッチし、数限りない作戦研究とリプレイが行われてきました。もはやこれ以上の作戦はない、と思われていた昨年、茨城会のaoさんが北部歩兵師団の転用を考えつき、またもバランスが動くことに。まさに、今でも現役のタフな「老兵」です。

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ドイツ南方軍集団(サンセット)△
 「星作戦」をはじめ、「キエフ」「ロストフ」「コルスン」のクワドリ作戦級。基本システムが一世を風靡したPGGなんですが、もっとも売りの「星作戦」でもハーフマップに多くのユニットが登場する本作だと、あのPGGのドライヴ感がないのが残念。これまで、「星作戦」と「キエフ」が対戦済みなので、どこかで成仏させたいものです。

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PANZER KEIL(ツクダ)
 アドテクノス亡き後に、ツクダから出版を続けた元スタッフが制作したハリコフ戦およびクルスク戦。基本システムは、強行軍または戦闘を行うと機械化部隊が半減する「走れ!パットン」(アドテクノス)を援用しています。両軍とも時には消耗覚悟で、前進または強襲をしなければならないことがあり、いい意味で判断に迷います。クルスク戦については、史実よりも西方でソ連軍を包囲撃滅する鹿内氏の作戦研究が、シミュレーター誌に掲載されました。

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ツィタデレ作戦-クルスクの決断(CMJ)○
 6Aの山崎氏デザインのクルスク戦の作戦級。南北からのクルスク攻略は不可能と割り切って、南北それぞれのマップが用意されています。ターンの連続性を表現するため、戦闘-移動と通常とは違うシークエンスを使ったり、戦車戦と通常戦闘を分けて機甲戦の特徴を出したりと、新機軸を打ち出しましたが、理論的にはわかるのですが、プレイの感触がつかみにくかった覚えがあります。以外とドイツ軍が強力で、南部ではプロホロフカを突破したことも。

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ツィタデレ:クルスクの決戦(SA)
 上記の改良版で、シークエンスと戦闘様式は、ほぼ同様です。時期を見て、再戦してみたいものです。

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ドライブ・オン・クルスク(CMJ)
 史実にらわれずに、重点形成の自由度を持った最新のクルスク作戦級。どこを突破点にするのか(あるいはプロホロフカにするのか)、プレイヤーの技量が問われます。同テーマで未プレイの作戦級は、史実に忠実な「ツィタデレ:クルスクの決戦」(SA)か、超ヘビー級の「クルスク大戦車戦」(SPI/SA)しかないため、先にプレイをしたい一品です。

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クルスク大戦車戦(SPI/SA)
 旧SPIでクルスク戦の決定版として登場したエリック・ゴールドバーグ氏の作品。システムは、移動-戦闘-機械化移動とよくあるものですが、部隊には体形変更があり、移動・戦闘に影響します。また、戦闘ルールも強襲モードによる2回の戦闘や砲兵・対戦車砲による防御射撃など、非常に詳細になっています。あまりに時間がかかりすぎるので、日本語版では簡易版ルールとミニシナリオが、添付されています。

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プロホロフカ戦車戦(T誌)○
 隔月間Tactics誌に掲載された、ファイヤーパワー方式のミニ作戦級です。史上最大の戦車戦ながら、先のハードアイテムしかなかったクルスク戦を、自作キットとはいえ、プレイできることが、うれしかったです。展開はドイツ軍による力押しが主で、往々にしてクルスクまで突破できたりしますが、激しい戦闘であれよあれよと戦力を消耗していく様が、妙に心を打ちました。今でも、時折、無性にプレイしたくなったりします。

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Bloodbath at KURSK(CMJ)○
  CMJ誌で初のクルスク戦アイテムで、チットドリブンで、南部のドイツ軍の攻勢を描きます。デザイナーは、機甲戦を描いたら定評のあるジョン・ディシュ氏。ゲームバランスは規模しく、ほぼ、ドイツ軍の勝利はありませんが、ソ連軍の凄まじいまでの砲撃の嵐と猛烈な数の戦車の反撃、精鋭ドイツ軍の正確な射撃が楽しめます。

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リング・オブ・ファイア(CMJ)
 クルスク戦の後の祭りたる、第四次ハリコフ戦を描いた作戦級。デザイナーのジョン・ディシュ氏が機甲戦のために開発したシステムが秀逸で、通常戦闘の前に戦車戦が発生します。数は少ないけれどもきわめて優秀なドイツ装甲部隊が、快速で突っ込んでくるソ連軍戦車の先鋒を叩きに叩き、必死の機動防御を繰り広げます。未だ、初期展開しかソロをしたことがないので、ぜひ、対戦したいものです。

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THE TIGERS ARE BURNING(CMJ)
  タイロン・ボンバ氏制作のクルスク以後のウクライナ戦役です。扱う範囲と期間は、傑作「ウクライナ'43」(CMJ)とほぼ同様ですが、クォーターサイズのため、プレイしやすくなっています。これも同氏の特徴でドイツ軍が強力なため、バランス的にはソ連軍必敗とか?!

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ウクライナ'43(CMJ)
 20世紀が生んだ最高の作戦級アイテムとまでいわれた、傑作アイテム。デザイナーは、「HANNIBAL」(Valley Games)等で有名なマーク・シモニッチで、既存のシステムを丹念に組み合わせ、十分なデヴェロップをして開発しており、完成度の高さもまさに「最高」です。惜しむらくは・・・総じて、それなりの時間とテクニックを必要とすることで、多忙極まる社会人晩年ゲーマーには、荷が重かったりします。

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マンシュタイン最後の戦い(GJ)
  「激マン」システムの後継作で、クルスク戦後のハリコフ攻防戦とドニエプル川での防衛を描きます。例によって、ギリギリの兵力しかないドイツ軍が、史実同様の綱渡りを強いられる展開が秀逸。南方軍集団のミニキャンペーンとして、ちょっと時間がかかるのが、難点か。

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サボロジェ:1943(SA)○
  初期のSA誌に掲載された、ドニエプル川のサボロジェダムを巡る作戦戦闘級です。なけなしの戦力で必死に防衛線を張るドイツ軍に、物量のソ連軍が襲いかかります。陣地帯を突破されると、じりじりと後退せざるを得ないドイツ軍と、強力ながら時間がないソ連軍との対比が表現された、ミニゲームです。ブルムベアがユニット化されていて、ファンにはたまらないシチュエーションです。

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Kanev(T誌)○
  これまた、ドニエプル川の渡河を巡る作戦戦術級です。偶然、渡河可能な浅瀬を見つけたソ連軍が、ドイツ軍の隙を突き、強行渡河し、ブクリン橋頭堡を築き上げます。ドイツ軍も必死に部隊をかき集め、半島の封鎖を行います。ソ連軍はこれを打ち破らんと、精鋭空挺部隊を投入するも、降下場所のミスとドイツ軍の迅速な機動反撃に遭って、失敗。わざわざ、ソ連軍の失敗した作品を、「共産主義デザイナー」が発表したと、違った意味で話題になったりしました。

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激闘!キエフ奪回戦(GJ)
  初期のGJ誌に掲載された支援チット・システムの作戦級。今なら、CDSでしょうが、移動や戦闘で有利な特別ルールのチットをランダムで各師団に「装着」します。キエフ周辺のフルマップにもかかわらず、師団規模ということで、各ユニットの重要性が増しており、タイトなドニエプル川攻防戦が楽しめます。

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Across the Dnepr(CMJ)
 現在まで最新のドニエプル川攻防戦アイテムです。上記とほぼ同じ戦場規模と期間ですが、マップはわずかにクォーターサイズのため、駆け引きを楽しめるミニゲームです。

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初年で手早く終わらせるはずが、思わぬ抵抗を受け、二年目に突入した独ソ戦。ドイツ軍に前年のような兵力も勢いもありませんが、ソ連軍もモスクワ前面の冬期反攻以外はまだ積極攻勢に出られるような技量もなく、まだ、判定勝ちの可能性があった時期の戦いです。

[1942年]20アイテム

Sunrise of Victory(CMJ)
 「電撃戦1941」(CMJ)と同じシステムで、東部戦線全体を描く続編。もはやKO勝ちはなくても、判定に持ち込める可能性は、まだ、ありそうです。初期配置によっては、必勝法になるとのことで、紳士協定で楽しみたいですね。

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アイアン・ドリーム(CMJ)
 タイフーン作戦から翌年のドイツ軍の青作戦までを描く、ミニキャンペーン。基本システムは「Dagger Thrust」(CMJ)を援用しており、移動か戦闘かを任意で順番を選べるため、シンプルながら考えることが多くなっています。

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ドイツ国防軍:5回目の電撃戦(同人)
 「ドイツ国防軍:最初の敗北」(同人) の続編で、その名の通り、ブラウ作戦とソ連軍の反攻までを描きます。時期的にも隣接していることから、前作と合わせてプレイすることが可能です。

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ターニング・ザ・テーブル(CMJ)
 第二次ハリコフ戦を扱ったC3Iチットシステムの嚆矢。このシステムは戦術的な要素を練度に対応してランダムで引いてくるもので、当然、ドイツ軍の戦術的技能はソ連軍を圧倒しています。その結果、ソ連軍の攻勢は第1ターンで止まり、反撃に移ったドイツ軍に蹂躙させるという、史実の再現になります。

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FROZEN FRONT(T誌)○
 T誌付録の本格的作戦級。珍しいのはそのテーマで、凍結戦線の名の通り、1941年の北方軍集団の冬期戦を描きます。あまりの厳寒故に凍死者が続出し、ある兵士は脳髄が凍って死亡したとか!システム的には、移動-戦闘-二次移動のシンプルなもので、地形障害が大きすぎて、道路沿いに限定戦闘になった記憶があります。

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CRIMEAN SHIELD(3W)
  独ソ戦ではサイドショウ扱いのクリミア半島を舞台にした、一風変わったミニキャンペーン。ドイツ軍の半島進入から、マンシュタインによるセバストポリの攻略、ソ連軍のケルチ海峡を渡っての反撃、ドイツ軍による半島撤収まで、全てシナリオ化されています。指揮/補給ポイントを使用したコマンドコントロールシステムを採用しています。

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スターリングラード(エポック)●
 最近、再販された青作戦キャンペーン。最高三回の行動インパルスがあり、その間に敵のリアクションがありますが、それほど複雑ではありません。スタック無制限とか戦闘が異常にブラッディとか、一部だけがエキセントリックに取り上げられたこともありましたが、展開は至ってノーマルです。

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Drive on STALINGRAD(サンセット)
  PGGシステムを使用した、フルマップ2枚の青作戦キャンペーン。最後の電撃戦と言っていいブラウ作戦を描くのには、もってこいのシステムです。ビッグゲームですが、チーム戦ならば二日程度で決着が付くそうで、いつか仲間たちとわいわいと取り組んでみたいものです。

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スターリングラード戦役(旧GJ)
 こちらはハーフマップで描く、青作戦キャンペーン。基本的に各ユニットは1へクスしか動けないので地味な印象ですが、この規模でちゃんとキャンペーンになっているあたりは、さすが。が、これだけ、同テーマのアイテムが出てしまうと、今更、プレイされることは少ないでしょうね。

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激闘!スターリングラード電撃戦(GJ)
 傑作「激マン」システムを使用した青作戦キャンペーンの前半戦。ドイツ軍は強力な装甲部隊を投入できますが、ヴォロネジとスターリングラードの両方を奪うには兵力が不足気味だそうで、用兵の妙が競われます。

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スターリングラード・ポケット(CMJ)
 かつて3Wから発売され、チャールズ・ロバート賞を受賞した同作の第二版。ソ連軍のウラヌス作戦からドイツ軍の救出作戦、スターリングラード守備隊の崩壊までを描きます。が、セットアップに瑕疵があるらしく、そのままではドイツ軍に勝ち目はないとか。千葉会会長yagiさんによれば、「大人の視点」で必勝策を封印すれば、かなり面白いそうです。

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パウルス第6軍(SA)
  デザイナーの山崎雅弘氏が執念で制作した「スターリングラード・ポケット」(CMJ)の第三版。基本設定はほぼ同じで、前作のエラッタが改良されています。それにしても、全く同じテーマ・同じシステムで、3回も出版するとは、さすが東部戦線の鬼です。日本のダニーパーカーといってもいいかも。

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Operation Winter Storm(アドテクノス)○
  今は亡き、アドテクノスの制作した1942年のソ連軍の冬期反攻アイテム。前半はとにかく兵力がないドイツ軍が、後方で敗残兵を再編成し、ソ連軍の侵攻を少しでも食い止めようとします。ホリトとかフレッタ-=ピコとか、戦史によく出てくるドイツ軍支隊の成り立ちと奮闘が涙を誘います。後半はマンシュタインがなけなしの装甲予備をかき集めて、救出作戦を実施しますが、力及ばないことが多く、東部戦線の終わりに始まりを実感できます。

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スターリングラード救出作戦(CMJ)
 2016年現在で最新作の1942年作戦級で、その名の通り、マンシュタインによるスターリングラード救出作戦を描きます。変わっているのは全部隊がダミーブラインドになっている点で、敵の配置を読みながら、エリアの突破を(あるいは死守を)目指します。ポイント・トゥ・ポイントや相互手番システム、補給ポイントなど、斬新なアイディアです。

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第48装甲軍団の死闘(CMJ)○
  かなり早期のCMJ誌(17号)に掲載された作戦戦術級。大量の物量を背景に、次々とチル川を渡河してくるソ連軍。自らをすり減らしながら時間を稼ぐドイツ軍歩兵。そして、増援のたった1個装甲師団(第11装甲師団)が獅子奮迅の活躍でソ連軍を叩きに叩く。が、最後は、物量の前に撤退を余儀なくされ、とまるで史実を見ているかのような激しい展開になります。いつか、対戦をしてみたいものです。

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RATTENKRIEG:STALINGRAD(CMJ)●
 通称.はがきのスターリングラード市街戦。トランプを使った簡単システムですが、両軍とも兵力が不足しまくっているので、どれだけブラフでしのげるか(あるいは敵にカードを浪費させるか)が問われる駆け引きゲームです。でも、半分以上はブラフなので、タフネゴシエーターでなければ、疲労困憊します(笑い)。

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スターリングラード攻略(SPI/HJ)○
 中隊から大隊規模で描く、きわめて精密なスターリングラード市街戦。基本はドイツ軍の行動で、途中、戦火を交えるとソ連軍反攻チットを引き、手番が移る(かもしれない)という不規則シークエンスを採用しています。drによる奇襲や無謀攻撃、防御火力3倍の要塞化建物、強力無比な空爆、零位距離射撃で敵を粉砕する野戦砲兵、ソ連軍の命綱の渡船場など、詳細なルールが満載です。

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スターリングラード強襲(GJ)●
 アルンヘム強襲+カードシステムで、スターリングラード市街戦を描く、手頃な作戦級。特別ルールをカードに落とし込んでいるので、ルール習得の負担が少なく、それでいてスターリングラード戦らしさが出ている傑作。いつでも、ちはら会でお相手しますよ~。

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Turning point STALINGRAD(AH)
 こちらは、正統的な「アルンヘム強襲」システムの後継作。つい最近、千葉会会長のyagiさんと異邦人プレイヤーヤニスさんが「国際交流」で連戦していました。例によってyagiさんがドイツ軍の補給を遮断してしまい・・・「コンナ負ケ方ハ、ハジメテデス!」とよほど悔しかったよう。その後の対戦で、きっちり「倍返し」をしていました。

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ATS BASIC GAME2(CMJ)
 発売と同時に、ほぼ瞬殺となった、アドヴァンストブルクシステムを簡易版。スターリングラードでの小隊から中隊規模の戦闘を描きます。元アイテムの習熟用に持ってこいっでしょう。自分はまだ未プレイなので、じっくり時間をかけて取り組みたいものです。

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最大数の東部戦線アイテムの中でも、最も数が多いのが、独ソ戦初年の1941年を扱った作品群です。バルバロッサ戦役全体と1941年の緒会戦となりますが、多作なだけあって、オーソドックスな移動-戦闘から、チットプルや戦力未確定、カードドリブンなど、様々なシステムがあふれています。コンポーネントもA4マップのミニミニゲームから、フルマップ5枚のビッグゲームまで、実に多彩です。

[バルバロッサ戦役]8アイテム

電撃戦1941(CMJ)
 タイロン・ボンバ氏デザインの軍団規模のバルバロッサ戦役。もっとも脂の乗っていた時期に作成されたもので、ZOCなし、空へクスへの攻撃/戦闘後前進など、俗に言うボンバシステムの嚆矢。慣れると、ソ連軍が有利だそうですが、じっくり味わってみたい作品です。

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真・バルバロッサ(GJ)○
 こちらは、髭の大佐こと鈴木銀一郎氏デザインの軍団規模のバルバロッサ。ソ連軍は司令部が防御の要なんですが、これがアントライドという一風変わったシステム。で、これをうまく使いこなせないと、ソ連軍はあっという間に崩壊するので、熟練者がイワンを担当した方がいいです(それでもドイツ軍が経験を積むと、かなり苦しいですが・・・)。

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FIRE IN THE EAST(GDW/HJ)
 GDWが発売していたヨーロッパシリーズの第一作で、言わずと知れたマップ5枚のビッグゲーム。これだけ大きななりにも関わず、装甲効果やオーヴァーラン、航空機および飛行場ユニット(!)、工兵、列車砲など、特殊ルールも多岐にわたり、各陣営とも数人で合宿をしないとやりきれない、ラスボスです。

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1941(GDW/CMJ)○
  一見、オーソドックスな軍団規模のバルバロッサながら、ドイツ軍の機械化部隊だけが装甲集団という、一風変わったアイテム。この装甲集団が強力で、基本はZOC無視で、縦横無尽に走り回ります。ソ連軍は森林または都市にいないとZOCが持てないので、慣れるまではドイツ軍が圧勝ですが、熟練するときちんとモスクワ前面で決戦になります。

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BARBAROSSA CAMPAIGN(旧GJ)
 行動ポイントシステムを使った  軍/軍集団規模のバルバロッサ作戦。少ない装甲集団をいかに有効に活用するか、実に頭を使います。同人時代のGJ誌のため、コンポーネントの制約で2号にわたって掲載されました。前半のみ、プレイしただけなので、これもじっくりと見定めたい一品です。

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モスクワ電撃戦(CMJ)○
 若き日の中黒氏デザインの軍/軍集団規模のシンプルバルバロッサ。敵拘束でZOC消失、補給切れによる一発除去など、独特なルールがあり、慣れないと、妙な展開になることも(南方軍経由で、孤立した中央軍集団が補給を確保とか)。それでも90分で、バルバロッサから青作戦までプレイできるあたりは、秀逸です。

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バルバロッサの場合(T誌付録)●
 珍しいシングルブラインドのキャンペーン級で、ソ連軍がブラインドを担当します。当然、通常の規模だと厳しいので、ユニットは軍/軍集団規模になっています。ドイツ軍は強力ですが、補給の縛りがあり、きわめて弱体なソ連軍でもなんとか防御ができるように調整されています。ちはら会で、貴重なプレイ実績あり。

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バルバロッサ作戦(WGHB)●
 ポイント・トゥ・ポイントで描く最もシンプルなキャンペーン級。ドイツ軍-ソ連軍の重に交互に戦闘エリアを指定し、その都度、投入する部隊を決定します。全ての宣言が終わった後に、戦闘となります。肝は、戦闘後に自軍支配エリアならば、勝敗にかかわらず、「撤退」ができる点です。これをうまく使うと、ソ連軍のハイスタックが転戦しながら、防衛ができるようになります。やっと要領を得たものの、未だ勝利になっていないので、ソ連軍で勝つまでやってみたいものです。

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[1941年]27アイテム

独ソ電撃戦(CMJ)●
  記念すべき国産エポックゲームの第一弾。移動-戦闘のみのシンプルなシステムと、フルマップ1枚で、中央軍集団の電撃戦を描く作戦級です。やりこんでくるとソ連軍必勝に近くなりますが、その後の作戦研究でドイツ軍の全装甲師団集中策が発表され、若干ながらバランスを押し戻しました。アントライドのため、ソロプレイにも向き、経験が少ないプレイヤーには今でも適しています。

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ドイツ中央軍集団-白ロシア電撃戦(SA)
 3Wから発売された山崎氏デザインの中央軍集団の電撃戦。基本はシンプルながら、作戦級では珍しい隊形変換があり、それによって、各部隊の能力が大きく変化します。一方的だったこの時期の戦いに変化を持たせるシステムは、興味津々です。

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中央軍集団東へ(GJ)
  上記同様に中央軍集団の電撃戦ながら、こちらはスモレンスクを含み、バルバロッサ作戦の中期までが可能です。最大の特徴が戦闘経験によるソ連軍の「成長」です。初期はスタック禁止や勝手な反撃など史実並みのひどさですが、ターンを経ると(痛い思いをして)徐々に制限が解除され、しぶといソ連軍に成長を遂げていきます。

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激闘!グデーリアン装甲軍(GJ)
  傑作「激闘!マンシュタイン軍集団」(GJ)のチットプルシステムを援用した、中央軍集団の電撃戦です。「激マン」がSLG大国アメリカで絶賛され、かのチャールズ・ロバート賞を獲得したのは有名ですが、それに刺激を受けてMMPが同システムで本作を発表しました。日本人の作ったSLGシステムが逆輸入されたわけで、感慨深いものがあります。

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激闘!スモレンスク電撃戦(GJ)
  こちらは「激闘!マンシュタイン軍集団」(GJ)の正統的後継作で、デザイナーも同じくふゅーらー中村氏です。連結するとバルバロッサ作戦の全容を描ける、壮大な「激マン」システムの一作で、すでに発表されている北方軍集団の「激闘!レニングラード電撃戦」(GJ)と合わせたミニ連結が可能です。今後は、南方軍集団とタイフーン作戦(と冬期反攻か?!)も予定されており、全部、そろったら、ぜひ、チーム戦をしたいものです。

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Panzer Gruppe Guderian(AH)●
  スモレンスク攻防戦を描いた作戦級で、オーバーランによる最高傑作。WWⅡでは珍しい強ZOCを採用し、これにソ連軍のアントライドがマッチして、膠着と大突破が紙一重で起こる絶妙なバランスがたまらない。かつてシミュレーター誌で髭の大佐が詳細な研究とリプレイを載せていました。これだけの傑作が、版権の都合か、一向に再版されないのは、この業界にとって大きな損失ですね~。

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スモレンスク攻防戦(CMJ)●
 ドイツ戦車軍団システムを使用し、PGGとほぼ同スケールで描いたスモレンスク攻防戦。こちらは移動-戦闘の手堅いシステムながら、東西南北のマップ端にVP地点が設定されていて、絶妙な兵力バランスが要求されます。ソ連軍の増援内容がランダムに決まるため、リプレイアビリティも極めて高い傑作です。

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レニングラード(SPI/HJ)●
 PGGシステムを援用したミニゲームながら、非常に楽しい作戦級。初期突破についてかなり研究したことがあり、うまくいけばレニングラード突入も夢ではない。惜しむらくは、これがライセンスされた「Basic3」(HJ)以来の絶版になっていて、手軽に対戦できないこと。SAあたりで再版してくれないかしら。

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激闘!レニングラード電撃戦(GJ)
  「激マン」システムで描く、北方軍集団の戦い。単独だと装甲集団が1つしかないので、一本道ですが、14年末に「激闘!スモレンスク電撃戦」(GJ)は発表され、ミニ連結が可能になりました。詳しくは、「激スモ」を参照ください。

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レニングラード包囲戦(CMJ)
 1941年のレニングラード攻略戦から、900日に及ぶ包囲戦、1944年の解放戦までを描く、まさにレニングラード戦のためのアイテム。シンプルなシステムですが、多彩なシナリオでヴァリエーションを広げています。70年代の古き良き時代の香りがします。

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突撃レニングラード(HJ)○
  レニングラード攻防戦を扱った非常にオーソドックスな作戦級で、最近、SAから再版されました。移動-戦闘の簡単な手順ながら、練度による戦闘修整で両軍の質の差を表しています。目玉は市街地マップで、ドイツ軍の侵攻によっては市街戦が起こることも。冬の時代にかなり詳細な作戦研究を作ったのですが、日の目を見ることもなく眠っています。

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MURMANSK'41(CMJ)△
 北極圏での戦闘を描いたチットプルシステム。事実上の一本道のため、バリエーションは少ないはずですが、なぜか自動車部隊が氷雪森林を駆け抜けることができ(!)、ムルマンスクに辿るつけることも・・・。シナリオだけで止まっていますので、いつかキャンペーンを成仏させたいですね。

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激闘!キエフ電撃戦(GJ)
  「激闘!マンシュタイン軍集団」(GJ)の後継作で、バルバロッサ作戦三部作の最終モジュールです。これにより、北・中央・南の全てが連結し、マップ3枚の壮大な激マンシステムが完成しました。

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ルントシュテットの戦い(CMJ)△
 CMJ誌に掲載された南方軍集団の後半戦を描く作戦級。エリア式のCDSを採用していて、ロストフ方面かクリミア方面かどちらにリソースを回すのか、悩むそうです。120号に千葉会主催yagiさんの作戦研究が載っています。

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RED STEEL(AVALNCHE PRESS)
 7月に行われたキシネフ周辺での激闘を描きます。このアイテムの凄いところは、なんと言っても主役が、ルーマニア軍(!)という点です。4つのシナリオがあり、最大のものは、プレイ時間が12時間(!)だそうで・・・。

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ドゥブノ大戦車戦(CMJ)
 開戦早々の南方軍集団がソ連軍の大戦車部隊と激突した作戦戦術級です。基本システムは「ドイツ戦車軍団」(CMJ)に戦術的要素を加えたもので、きわめてシンプル。実際は数で劣るドイツ軍が巧みな機動と戦術で勝利した経過が再現できます。

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Panzergruppe Kleist(T誌付録)
 かの有名な「Panzergruppe Guderian」(AH)のヴァリアントで、その名の通り、クライスト装甲集団の苦闘を描きます。元がPGGなので安定性はありそうですが、ハーフマップの機動戦が面白いかどうかは、やってみないとなんとも・・・。

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オデッサ攻防戦(CMJ)○
 ルーマニア軍とドイツ軍によるオデッサ攻防戦を、チットプルシステムで再現。A4版のミニミニマップながら、決して精強ではないルーマニア軍とソ連軍故に考えることも多く、楽しいのですが、やっぱり主役が地味なので、人気は今ひとつか?!

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キエフ攻防戦(T誌付録)○
 南方軍集団の苦闘を描いた、チットプルシステムの作戦級。わずか1個の装甲集団のため、まともな包囲ができず、しかも相手は、史上空前の敵戦車部隊。雑誌付録ながら、その苦悩がうまく描かれた佳作です。デザインは、東部戦線の鬼こと山崎雅弘氏。

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モスクワ・オプション(CMJ)○
 グデーリアンが南方迂回せずに、そのまま、モスクワに直進していたら・・というIF設定のタイフーン作戦です。キエフ包囲戦がないため、元気いっぱいの南方軍が、グデーリアンが通過した後の補給路を狙います。が、ゲームをやりこむと、対処法がわかってきて、ほぼドイツ軍の勝利(モスクワ占領)となります。

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東部戦線:冬季戦41-42(GJ)○
 ハーフマップながら、タイフーン作戦の初期から終焉、さらにソ連軍の冬期反攻まで描くミニキャンペーン。セットアップの膨大な数のソ連軍が完全に消滅し、モスクワが危機にさらされますが、泥濘と降雪によってドイツ軍の足が止まります。そして、終盤は精強シベリア師団と補充で再建なったソ連軍による怒濤の反撃が開始され、史実同様、崩壊一歩手前まで消耗するドイツ軍の姿が、非常にリアルです。

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モスクワ総攻撃(T誌付録)
 季刊T誌の付録となったタイフーン作戦アイテム。B4のマップに二十個ちょっとのユニットというコンポーネントのミニミニゲーム。これで大丈夫?と思いますが、同デザイナー(伏見素行氏)の「ロンメル戦記」(T誌)が面白かったので、ちょっと期待しています。

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モスクワ'41(CMJ)
 ドイツ戦車軍団システムを使用したタイフーン作戦アイテム。例によって、十分なデヴェロップがされており、バランスも上々のようです。特別ルールもほとんどなく、高齢化が進むゲーマーに優しい作りになっています(笑い)。

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レッド・タイフーン(CMJ)
 「モスクワ'41」(CMJ)のその後を描く、「ドイツ戦車軍団システム」の冬期反攻アイテム。期間限定で使用できる精強なシベリア師団が登場しますが、実はそれにこだわらずに反撃をした方が効果があるとか?!

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モスクワ攻防戦(SA)
 「モスクワ'41」(CMJ)とほぼ同時期に発売されたタイフーン作戦と冬期反攻アイテム。これだけ小規模でかつテーマが細分化された業界なのに、なぜか類似アイテムが似たような時期に重なることがあるようで・・・。デザイナーは東部戦線の鬼-山崎雅弘氏です。作りはカチッとしているでしょうから、CMJ誌の2作と比べるのも一興かも。

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ドイツ国防軍:最初の敗北(同人)
 国際通信社が支援した自主出版のタイフーン作戦と冬期反攻アイテム。他と大きく違うのは、レニングラードからモスクワまで含んでいることで、単なるタイフーン作戦だけでなく、同時期の東部戦線のミニキャンペーンと考えたほうが合うかも。天候や時期によって、数種類のCRTを使い分けるそうで、差別化を図っています。

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OPERATION TYPHOON(SPI/HJ)△
  フルマップ3枚で、タイフーン作戦の中盤から後半を描く、準ビッグゲーム。基本システムは「パットン第三軍」(CMJ)と同じ、戦力未確定システムです。消耗しきったドイツ中央軍集団が、敵も打撃を受けているはずと信じて、最後の攻勢を行ったわけですが、想像を超えるソ連軍の戦略予備が立ちふさがります。展開としては、額面戦力で劣るドイツ軍が緒兵科連合を駆使して、敵を撃破していきますが、ソ連軍にも戦車が行き渡った時点で攻勢が頓挫。このあたりの再現性も秀逸です。

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独ソ戦・・・欧州の覇者を夢見たヒトラーのドイツ第三帝国とスターリン独裁の中央集権体制のソビエト連邦が、5年に及ぶ死闘を繰り広げた、史上最大の戦争です。両軍ともに、100万人を越える軍隊を動員し、民間人を含む2000万人以上の被害をもたらした、容赦なき戦いでもあります。

シミュレーションゲーム界で、もっともメジャーなジャンルであり、作品数もダントツなのが、東部戦線アイテムです。5年間に及びキャンペーンから、独ソ戦の転機を切り取った戦役級、無尽蔵の作品数を誇る作戦級、戦車戦術が披露される作戦戦術級及び戦闘級まで、限りない数の作品が発表されてきました。

「漢は黙って、東部戦線」と、自分もかなりの数を所有・プレイしてきました。その数は、過去最大の107アイテム!あのB級アイテムを凌駕する巨大ぶりです。

いよいよ、真打ちの東部戦線ジャンルを立ち上げますが、あまりに数が多いので、紹介記事とプレイ記録は、各年及びジャンルごとに行っていきます。独ソ戦は新作のペースも速いので、たぶん、購入を続ける限り、制覇は追いつかないかも~(笑い)。

なお、複数年に跨るシナリオを持つアイテムについては、もっとも中心となる戦闘の起こった年に掲載しています。

○●は、いつもの表示です。
無印…未プレイ △…軽くインストプレイ ○…ソロプレイ済み ●…まさかの対戦済み

[ベールを脱いだ電撃戦~ポーランド戦役・独ソ戦仮想戦]3アイテム

ポーランド電撃戦(GDW/HJ)○
 いわゆるヨーロッパシリーズの一作。同シリーズの中では、もっともベーシックな作りといいながら、マップは2枚。装甲効果や戦術空軍がきめ細かい設定です。展開的は、順当にポーランドが崩壊します。

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電撃戦1939(CMJ)
 別冊で発売されたポーランド戦役もの。史実シナリオだけでは、成り立たないと思ったのか、ソ連軍がポーランド側で参戦するシナリオや第2次ソ連・ポーランド戦争(!)など、多数のヴァリアントがあります。

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1940:What if?(CMJ)
 ポーランド戦役後に、ドイツ軍がバルバロッサ作戦を発動していたら、という仮想戦です。システムは「ダガー・スラスツ」(CMJ)を流用しています。西部戦線マップもあり、イギリス・フランス軍によるルール占領もありえます(1940年のドイツの敗北!)。

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[驚異的な祖国防衛戦~ソフィン戦争]3アイテム

BLOOD ON THE SNOW (AVALNCHE PRESS)
 「Oparetion Cannibal」(AP)と同システムの行動選択チット制です。少数精鋭寡兵のフィンランド軍が、ソ連軍の大軍を翻弄します。ぜひ、プレイしたいのですが、マップが色覚検査を彷彿とさせるシュールさです(笑い)。

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WINTER FURY(AVALNCHE PRESS)
 「BLOOD ON THE SNOW」 (AVALNCHE PRESS)の姉妹ゲームで、いわゆる冬戦争の作戦級です。こちらのほうが、まだ、目に優しいかな・・・(笑い)

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A FROZEN HELL(The Gamers)
 The Gamersの誇る精密作戦戦術級。ラドガ湖周辺におけるフィンランド軍の防御戦と反撃を、3つのシナリオで再現します。勺がきわめて長いのが問題で、2日間かけてやっと、さわりに到達するとか?!これも定年後アイテムかしら・・・(笑い)。

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[独ソ戦キャンペーン]7アイテム

ロシアン・キャンペーン2(CMJ)
 古典中の古典「ロシアン・キャンペーン」の改訂版です(ジェドコ社製に立ち返ったので、正確には、先祖返り?!)。東部戦線キャンペーンとしては避けては通れない傑作アイテムですが、実は未プレイだったりします。機会はあったんですけどね・・・他にも十分にプレイする人がいると、判官贔屓のちはら会としては、なかなか、手が出なかったりします(笑い)。

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ロシアン・フロント(AH)
  老舗のAH社が満を持して発売した「ロシアン・キャンペーン」のオマージュ。yagiさん曰く、「ロシキャンとPGGを掛け合わせた傑作」だそうです。誰に聞いても評価が高いので、敬意を表して、古典の後にプレイしたいですね。

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大祖国戦争(CMJ)
  こちらも、実は「ロシアン・キャンペーン」のオマージュという、本格派の東部戦線キャンペーン。千葉会のyagiさんが詳細なリプレイと作戦研究を発表していました。オプション予定のトルコ軍は、未だ、「参戦」せず。

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バルバロッサ:独ソ戦1941-45(CMJ)
 CMJ誌では最新の独ソ戦キャンペーン。SPIの同名のアイテムを、タイ・ボンバがリファインしたそうです(元デザインは、あのダニガン氏)。形はハーフマップよりやや大きい程度ですが、独ソ戦の数多くの要素を入れ込んだために、特別ルールがあるわ、あるわ・・・。AARをほとんど見かけないので、ちはら会で成仏させるか?!

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失われた勝利(エポック)△
 唯一、まともにプレイした、エポックの戦役級。装甲軍団によるオーヴァーランと損害過多によるターンオーヴァー(実質上のダブルムーブ)など、かなり楽しかった覚えがあります。2つほど、シナリオをプレイした記憶があります。

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War for the Motherland(SA)
 シックスアングルズの山﨑氏デザインの独ソ戦キャンペーン。東部戦線の鬼と言われる同氏だけあって、戦闘序列は正確。序盤のソ連軍はほとんどが補給切れ(!)という斬新な解釈が、話題を呼びました。これも、妙にちはら会心をくすぐるんですよね~(笑い)。

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NO RETREAT!(CMJ)
 最高傑作の呼び名も高いキャンペーン級。わずか40ユニットの軍集団/方面軍という規模ながら、CDSを用いて、バルバロッサ作戦からドイツ崩壊までを鮮やかに描きます。ライセンス化に当たり、エクスパンション・キット「NA BERLIN!」も同梱されています。

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1月の報告がまだですが、2月の例会まで2週間を切ったので、先にお知らせします。

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[日時] 2月7日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

最近、少将さんから「オファー」をいただいた「レッドサン・ブラッククロス」(アドテクノス)。もっともプレイ希望と言うより、一度、目にしてみたいという「怖いもの見たさ」のようで・・・(笑い)。確かに面倒なゲームですが、kawaさんからもプレイ希望があるので、ちはら会なら複数人数でプレイできるかも?!

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この後、アップしますが、本流の東部戦線アイテムから、槍隊リストNo.1の「ルントシュテットの戦い」(CMJ)。ドミニオンチックな(?)CDSキャンペーンで、ソロでも面白かったです。ぜひ、どなたか、お相手を・・・。

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午後になって茨城会主催のstrさんがいらしたところで、今度は5人でできるマルチを、ということで、mitsu持ち込みの「謀略級三国志」(GJ)に移ります。ちょうど、5人以上のマルチがなかったことや水戸爺さんからのリクエストもあり、インストプレイになります。

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第1戦は、経験のあるmitsuとmoritaさんがインスト解説をしながら、流れを作ります。基本的にカードは十分に貯めておき、ここ一番で集中投入するのですが、やりかたを覚えてもらおうと、「氷の城」や「義勇軍出現」を使用して「効果」を伝えます。と、みなさん、軍師となってあっちについたり、説法でこっちに飛んだり、と一斉にカード集めに(笑い)。

と、そのうちに、蜀の勢力を伸ばしたmitsuが早々に勝利宣言しかけますが・・・北平占拠の2倍ボーナスで田豊勝利のはずでしたが、よく見ると「袁紹がいないと-2点」ということで、ああ、失敗。

こりゃ、危ないと、みなが一斉に蜀を攻撃し始めます。が、この時、moritaさんだけは、なにやら悩みながら蜀を助ける行動に。「?もしかして、諸葛亮か?!」ならば、共闘ができるはずと、2ターンは勝利宣言をしないことを約束し、ともに「漢王朝の復活」を合い言葉に勢力を伸ばしていきます。

あと、一歩と思われたその時、途中から蜀陣営に加わったstrさんが勝利宣言!おお、程昱が、まさかの土壇場で、諸葛亮moritaを出し抜き、田豊mitsuと同時勝利となりました。

第2戦は、ダークホースのSinyamagさんが呂布陣営を操って、暴れ回ります。その他の4人が勝利宣言しそうになると、戦術能力5(呂布4+軍師1!)をフルに発揮して、次々と有力陣営を叩き廻ります。

鳳統moritaさん、荀彧mitsu、張昭水戸爺さんが行けそうで行けない中、やはり冷静だったのが周瑜strさんでした。呂布が届かないところで確実に勢力を広げ、勝利宣言!水戸爺さんとの、またもダブル勝利を獲得しました。

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ひたすら暴れ回っていたSinyamagさんに聞いたところ、正体は左慈(魏呉蜀の滅亡)だったそうで・・・。ゲームではない「勝ち」を手に入れたようです。このゲームはそれができるのがいいところですね~。

年明けとともに、業務ラッシュが再開し、なかなか初対戦ができず。今週末にやっと時間ができたので、久しぶりに茨城会へ行ってきました。前回から2年半ぶりで、3回目の訪問です。

ちょうど、雪予報もあって、延べ5名と、茨城会にしては、やや少なめだったようですが、常連さんたちが暖かく迎え入れてくれまして・・・。ゲームはもちろん、お互いの近況やブログの話題など、とても楽しい時間を過ごすことができました。sinyamagさん、水戸爺さん、moritaさん、そして、strさん、どうもありがとうございました。

こちらは、茨城会主催のstrさんからいただいた献品の高級ビール!「ちはら会のお年玉景品にしてください」とうれしい申し入れがあり・・・でも、最も喜ぶはずの酒好きのyagiさんは、明日は欠席になりそうで。

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同じく、moritaさん献品の軍事カレンダーとガルパン仕様の「レーション」(カルボナーラ)。アンツィオ(イタリア)だけに、パスタか?!

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で、ゲームの方は、着いて早々に、4人でできるライト級を、ということで、「群雄割拠」(WGJ) を対戦しました。いわゆる「History of the World」系で最もシンプルなマルチです。プレイ時間も1時間と評価も高く、3ターンという短さから、ああでもないこうでもない、といった思考が、ちょうどよい集中を生みます。

第1戦の陣営は、まず、織田-毛利-大内と、大兵力を率いたSinyamagさん(灰)が先攻。

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これを三好-大友-北条と、バランスよく畿内・北九州・関東に覇を唱えるmoritaさん(赤)が追撃します。mitsu(紫)も、武田-今川の上洛ラッシュで追いかけ、鬼島津の破壊力で九州を席巻し、第3ターンについにSinyamagさんを抜き去ります。

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最後は、上洛と天命ボーナスにより、moritaさんとmitsuが69点の同点勝利となりました。初プレイの水戸爺さん(黄)は、朝倉-長宗我部-上杉と地方勢力が祟って、残念ながら得点が伸びず。

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やり方がわかったところで、第2戦は、様々な思惑が入り乱れるマルチらしい展開に。またも先手を取ったSinyamagさん(灰)が三好でいきなり上洛をすると、大内-島津と九州制圧でVPを稼ぎます。が、ボーナスが少なく、伸び悩みに。続いて、ゲーム慣れしているmoritaさん(赤)が、上杉-北条-織田と強兵を率いて、地方と中央を制圧し、天命の高ポイントを取ったものの、こちらもボーナスがなく、やはり決め手を欠きます。

乱戦になれば、九州の高得点と上洛が有利と、mitsu(紫)が武田-大友-龍造寺を操ったものの、最後の龍造寺が3連敗と後一歩を押し切れず。最後は、水戸爺さん(黄)が関東公方-伊達-毛利と地方勢力ながら、ボーナスや追加VPをしこたま獲得し、鼻の差でmitsuを躱し、62点で勝利しました。

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新年、明けましておめでとうございます。久しぶりにまったりと、新春を迎えております。仕事が始まれば、例のごとくハイペースになりそうなので、今のうちに心の洗濯をしたいと思っています。

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1月のちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。

[日時] 1月24日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティアルーム 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識(とお年玉)

今年も、ちはら会恒例「新春ゲームお年玉」をします。参加者が持ち寄った献品を、drの大きい方からゲット。ゲーム関係・歴史書籍など、献品をお待ちしています。

今年は、申年ということで・・・この業界で猿と言ったら、やはり、藤吉郎秀吉でしょうか?秀吉主役のアイテムといえば、まもなく、GJ誌で再版予定の「秀吉軍記」。

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信長後継戦で決定的な出来事となった、山崎と賤ヶ岳の合戦級の「秀吉頂上決戦」(GJ)。

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行動ポイント制で内線戦略を描く「賤ヶ岳戦役」(GJ)。

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三谷幸喜の「清洲会議」でも見ながら、対戦したいものです。

これからの繁忙期を考えると、避けた方がよいのは、重々承知で・・・新ジャンルで、真打ちの「東部戦線」も行ってみたいなぁ~。手始めに、CMJ誌あたりの同ジャンルを新作から遡って見ましょうか?!

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