歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2016年03月

3時過ぎにWilさんが到着したので、3人で簡単傑作マルチの「群雄割拠」(WGJ)をプレイします。mitsuインストで、2人は初プレイでしたが、わかりやすいルールですぐにプレイを楽しめるのが、このアイテムの特徴です。

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序盤は、Wilさんが毛利-北条を選択し、高得点の九州北と関東を抑えて、トップに立ちます。これをmitsuが、朝倉-今川-武田の上洛トリオで追いかけるも、肝心の上洛チットが1と2の最低コンビで、泣き・・・。

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そこへ、三好-織田で畿内に足掛かりを得たaoさんが、後半に島津で九州を席巻し、大量の天命チットを持った伊達で得点を稼ぎ、追い上げます。

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と、最後は、Wil さんとのマッチレースになりますが、2回の上洛チットが物を言い、わずか2点差でaoさんの大逆転勝利となりました。

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ここも当然、勝ち逃げを許さない千葉会法度(うそ、笑い)に従って、二回戦に突入します。

先攻有利の鉄則で、初手を取ったmitsuが、大友-朝倉-今川-北条と各地にまんべんなく勢力を広げ、邪魔をされないうちに得点を稼ぎます。

これを二人が追いますが、aoさんは武田-関東管領-上杉と関東に偏り、最後に大内で九州北を抑えたものの、得点が伸び悩み。Wilさんは、序盤に伊達-龍造寺とマイナー大名で苦しみ、後半に織田-島津と追い上げるも、届かず。上洛を1回ながら、高得点の7VPを引いたmitsuがそのまま、逃げ切り、千葉会の伝統(?)を守りました。

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最後に・・・5枚もの天命チットを受けながら、最後までスルーされた長宗我部勢。最上が付いたって、あまりに辺境で、ほとんど、うまみがないんだもの。ああ、これが地方の悲哀か!(辺境戦線ちはら会にはよくわかります)。

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4月に職場環境が大幅に変わる可能性が出てきており、しばらく遠征は無理そう。そうなる前にと、小雨交じりの土曜日に、松戸の千葉会に参戦してきました。

前日の懇親会疲れで寝過ごして、お昼過ぎに会場に到着。人数は少なめながら、軍神さんはじめ、業界の著名な方々ががっつり本格アイテムをプレイしていて、これぞ、千葉会ですね。

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自分も、信州から遠征中のaoさんを誘って、「江戸幕府の黄昏」(GJ)を連戦しました。陣営は、aoさんが佐幕派で、mitsuが討幕派です。

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第一戦は、久しぶりの対戦で、勘所が悪く、序盤に一方的な政変を喰らいます。そう、列強の介入がないうちは、かなり効果的なんです。

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地道に貯めた影響力が派手なクーデターで次々とひっくり返され、第3ターンから佐幕派が主導権を握ります。
得点カードもいいところで、佐幕派に来て、第5ターンにそのまま寄り切られて、サドンデス負けになりました。

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せっかく信州から出てきたaoさんを勝ったまま返すわけにはいかない(?)と、同じ陣営で連戦に。

やっと暖機ができたので、二戦目の序盤はともに政変合戦で一歩も譲らず。

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第3ターン終了時に早くも開国となり、条約レベルも上がってフルカードの応酬で派手な展開となります。

この枚数が増えたことが、佐幕派不利に働きます。やたらと、討幕派のイベントが集中し、宇宙開発(朝廷工作)にも限度があり、やりたくないイベントを自らやる羽目に。

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やっと来た井伊直弼を、同じターンの自分の手番に「桜田門外の変」で失ったり・・・。倒幕派は何もしていないのに、勝手に松陰先生を呼び出すわ、高杉晋作がクーデターを起こすわと、長州の影響力は13(!)まで駆け上がり、すっかり過激派の温床に。

佐幕派にとって、よかったのは、「江戸道場」が3回ほど来たくらい。

その間に討幕派は着々と勢力を広げ、九州・中国を確実に支配し、南海道と中部も丁々発止の攻防で優位に立ちます。

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それでも、佐幕派は得点カードのタイミングだけで、第6ターンに13VPまで持って行きますが、これが限界でした。

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長州藩兵が京都を抑え、海援隊が長崎を我が物顔で歩き、ついに佐幕派2VPまで減少します。

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最終ターン、佐幕派は一か八かの「長州征伐」で、薩摩の無力化を狙いましたが、失敗。結局、終了時の累積加算で、討幕派が振り切り、勝利となりました。

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う~ん、これで勝ち逃げを許さない千葉会の伝統(?)を守れました(うそ、笑い)。aoさん、楽しい対戦をありがとうございました。

と、例会後半になって、yagi会長がスーツで登場。と、子yagiさんも和服姿で登場し、卒業のご挨拶!そうか、もう、そんな年頃だったんですね。もう、10年以上昔に、自宅オフ会で、うちの娘たちとアンブッシュ(隠れんぼ)をしていたのが、懐かしいです。卒業、おめでとうございます。就職先は、CMJのある関西だそうで・・・。

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それにしても、こう見ると、yagiさんも軍神さんも「ふつーの社会人」に見えるから、不思議(失礼!)。だって、いつもの「これで補給切れだぁ~」とか「突撃じゃぁー」とは、縁遠くって。この社会性の高さが「隠れゲーマー」の素質なんでしょうね(笑い)。

最後に、あと1時間となったところで、sawadaさんと「バルバロッサ作戦」(WGHB)をインスト対戦しました。一時、ちはら会でプレイした、非常なシンプルなバルバロッサ作戦です。行け行けのドイツ軍をsawadaさんが、経験が重要なソ連軍をmitsuが担当します。

第1ターン、大兵力で攻撃をかけるドイツ軍は、キエフ・ミンスク・リガを占領します。が、ソ連軍も兵力を集中し、オデッサを確保します。

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第2ターン、ドイツ軍は北部の攻勢を優先し、プスコウとヴィリニュス、スモレンスクを占領します。が、これを見たソ連軍は、巧みに足止め部隊と反撃部隊を使って、敵をキエフに止めおき、かつ、オデッサを確保し続けます。

第3ターン、思ったようにVPが伸びないドイツ軍は、一か八かでモスクワ強襲をしますが、ソ連軍も機動防御で対応し、陥落せず。

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ドイツ軍の勝利は難しいということで、苦節6戦目でソ連軍の初勝利となりました。

この日の自分のプレイの中心は、もはや何戦目かも不明なくらい対戦をした「バルジ大作戦」(JWC)です。お相手は、もちろん、Das Reichさん。陣営も、このところの定番のドイツ軍(mitsu)対連合軍(Das Reich)です。

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連合軍のセットアップは、Das Reichさんオリジナルの「中央超強化策」で、第28歩兵師団の連続戦線を放棄し、1個連隊を中央街道沿いの森林に配置します。どうあっても第1ターンの突破を防ぐともに、今回はスコルツィーニ部隊の封鎖も狙います。

第1ターンのドイツ軍のdrは、かなり低調でした。第2歩兵師団スタックへの1:1攻撃が最悪のA2Rにはじまり、歩兵による2:1攻撃でもA1。最も強力なLAHによる5:1さえ、Ex2と振るわず。

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クレルヴォ方面の7:1こそ、D2Rで1ユニットを壊滅させるも、5:1でD2となり、Option Retreatで取り逃がします。南の3:1攻撃は、Contで戦果なし。

第二次攻撃で、包囲した歩兵を5:1でD2に、北の歩兵を4:1でD2Rにして、のべ4ユニットを撃破できたのが、せめてもの僥倖か。

これに対し、連合軍は足止め部隊を犠牲にして、がっちりと前で守り、あくまで突破を防ぐ布陣です。特に、サンビット南の主要道路をスタック防御し、スコルツィーニ部隊の浸透を妨害します。

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第2ターン、ドイツ軍はこのスタックを3:1で攻撃し、突破口の開設を狙いますが、おしくもEx2で撃破ならず。北の足止め部隊には7:1と5:1攻撃で痛打を与えるものの、地形障害で第6SS装甲軍の火力をフルに発揮することができず。

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なんとか、第二次攻撃で、シェーネアイフェル高地を抜き、また、中央部でも回り込んだ装甲部隊が退路を遮断し、騎兵連隊を除去します。が、交通の要のサンビットは3:1攻撃でEx1に止まります。

連合軍は、大量の増援を受け取ると、サンビットを軸に、北部を強化します。

第3ターン、ドイツ軍は、増援により強化された北部陣地に正面攻撃をかけますが、2:1でContと戦果なし。ならば、せめて戦術的包囲をと、接合部分に4:1と5:1攻撃をかけましたが、これもContとEx1と考えられる最悪の結果となります。ああ、まさかの突破ならず。

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第二次攻撃で一時的に穴を開けますが、すかさず、空挺増援に塞がれます。そればかりか、超積極主義のDas Reichさんは、突出部で反撃をし、ドイツ軍3ユニットを撃破してしまいます。

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が、これは、ドイツ軍にとって望むところでした。実は、ここで戦線を計画的に撤退させられていたら、手も足も出なかったのですが、連合軍が反撃に拘ったため、ドイツ軍の攻撃範囲に敵戦線が残り、再度、戦術的包囲の可能性が出てきたのです。

第4-5ターン、ドイツ軍は中央から南部で総花的攻撃を実施し、複数箇所で戦線をこじ開けます。そこから装甲部隊が進入し、次々と連合軍を包囲下に置いていきます。

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が、ここに至っても、連合軍は真っ向勝負を捨てずに、なんと反撃!ドイツ軍数ユニットが撃破され、一時的に部隊除去のVPがほとんど取れない状態に。

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しかし、この乱戦は、兵力に勝るドイツ軍に軍配が上がりました。兵力を消耗し尽くした連合軍には、戦線を維持する力はなく、第6ターンにスパ、マルシェ、ヌシャトーが陥落します。

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連合軍はイギリス軍の増援を得て、前線に投入しますが、戦線の維持に兵力を取られ、南部で限定反撃に出るに止まります。

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ここで、残念ながらタイムアップ。ドイツ軍は3都市は奪ったものの、いつもなら陥落しているはずのサンビットとバストーニュが健在。突破による得点が10点前後。部隊の除去も20点に届かず。第8ターンに60点を取ることは、かなり厳しい見込みです。

1個ユニットを補給切れ覚悟で突破させ、その後に補給路に居座る敵機甲部隊を4:1攻撃で除去できれば、南部からの増援を阻止できますが、これも微妙なところ。その間にサンビットとバストーニュが落とせれば、ドイツ軍が60点を超えることもありそうですが、南部の増援が登場すると、兵力的には逆転され、それを維持できるかは不明です。

もっともあり得る展開としては、50点代後半でVPが推移し、第11機甲師団の登場後に、連合軍が勝利するあたりでしょうか。よって、連合軍有利のドローとして、終了しました。

すっかり春めいてきた3月の第一日曜日に、第134回ちはら会が開かれました。陽気に釣られるように、常連さんのフル参加に加え、県内からK村さん、遠くから都内からDas Reichさんや新規のM秀さんなど、総勢8名でゲームを楽しみました。

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先日にプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。

Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲) ○地球防衛軍(エンジョウ)・白色彗星帝国軍(K村)・マクロス陣営(kawa)
ラブレター(アークライト) ○○sawada・○エンジョウ・kawa・Tommy
産業の時代(HJ)  ○エンジョウ・sawada・kawa・Tommy
八王子城攻防戦(WGJ)  ○豊臣軍(kawa)対北条側(Tommy)
文禄朝鮮の役(GJ) 日本軍(K村)対明・朝鮮軍(M秀)○
江戸幕府の黄昏(GJ)2戦
 ○倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(kawa)
  倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(kawa)引き分け
日露大戦(WGHB)日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(sawada)○
珊瑚海キャンペーン(CMJ) ○日本軍(K村)対連合軍(M秀)
バルジ大作戦(CMJ) ドイツ軍(mitsu)対連合軍(Das Reich)連合軍優勢、6ターンまで
バルバロッサ作戦(WGHB)ドイツ軍(sawada)対ソ連軍(mitsu)○
スエズを渡れ(HJ) ○イスラエル軍(sawada)対アラブ軍(Tommy)

こちらは、エンジョウさんの手土産の「ばんぺいゆう」。熊本特産の柑橘類で、八朔に似た食感と食べ応え抜群の大きさを、みんなで堪能しました。いつも、ありがとうございます。

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来場待ちの3人で、取り組んだのが、80年アニメ艦隊決戦の「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)。地球防衛軍を指揮したエンジョウさんが、ヤマトやアンドロメダの波動砲で、白色彗星帝国軍のK村さん、マクロス陣営のkawaさんを圧倒し、勝利したそうです。

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すっかりドイツゲームに染まった(?)sawadaさんのインストで、「産業の時代」(HJ)をプレイするエンジョウさん・kawaさん・Tommyさん。「不運の魔術師」という異名を欲しいままにしたsawadaさんらしく、サイコロを振らないゲームは、めっぽう強かった!ゲームずれしたエンジョウさんに首位を譲ったものの、がっちり2位をキープしていました。

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同じく、ドイツ系の「ラブレター」。本命のsawadaさんが2勝に、エンジョウさんが1勝でした。

なんでも、職場の都合で神奈川方面に転居したため、ドイツ系サークルに出入りしているそうで、キャリーバックに重たいアイテムを満載でした。しかしながら・・・ドイツ系に走るなんて、軟弱者!(笑い)次回は、「バルジ友の会」(会員はわずかに2名)に入会だぁ~!

傑作CDSの「江戸幕府の黄昏」(GJ)を、倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(kawa)で2戦していました。第一戦は経験の差で、倒幕側(エンジョウ)が勝利しましたが、第二戦はkawaさんが引き分けに持ち込んだようです。

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M秀さんが持ち込みの「珊瑚海キャンペーン」(CMJ)。「ルールがよくわからないんです」ということで、先任のK村さんがルールを読み解きながら、インストプレイ。経験の差で、日本軍(K村)が勝利したようです。

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こちらは、同じ組み合わせで、「文禄朝鮮の役」(GJ)。M秀さんは、これがしたくて、ちはら会を探し当ててくれたそうで!K村さんのインストでしたが、初プレイで日本軍(K村)が慎重に進みすぎ、見事、明・朝鮮軍(M秀)が勝利したそうです。

こちらは、懐かしの「Basic3」(HJ)から「スエズを渡れ」。イスラエル軍のsawadaさんが、アラブ軍のTommyさんを寄り切っていたよう。

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対戦の合間に、一息(?)と、日本軍(エンジョウ)対ロシア軍(sawada)で「日露大戦」(WGHB)をプレイ。カード廻りもよく、ロシア軍(sawada)ががっちり勝利を握っていました。

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最後は、常連2人による「八王子城攻防戦」(WGJ) 。「前田慶次が危ない!」とか言っていましたが、最後は豊臣軍(kawa)の勝ちでした。

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自分は、すっかり「バルジ友の会」に填まっていたのですが、多い人だと6戦もプレイしたようで、総アイテム数は11点でした。寒さも和らぎ、このところ、参加者も増えていて、うれしい限り。また、次回も、みなさまのお越しをお待ちしています。

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