歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2016年05月

最後に取り出したのが、ちはら会ではおなじみの「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)。今回は、ゲムマで手に入れたZガンダム陣営で対戦します。Tommyさんがティターンズを、mitsuがエゥーゴを担当します。

第1ターン、先手を取ったティターンズは、ミノフスキー粒子を戦闘濃度に散布すると、お約束のMS攻撃を仕掛けます。序盤から優秀なパイロットがいたため、制空戦で優位に立ちます(ヤザン搭乗のギャプラン)。ハイザックが対空砲火をくぐり抜け、サラミス改に4ヒットを与えます。

ならば、エゥーゴは飽和攻撃でと、敵の制空MSにはあえてネモを当て馬にし、手札が尽きたところで、攻撃力抜群のGディフェンサーを突入させます。さらに、追加ダメージを与えて、一撃でアレクサンドリア級を撃破します。

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こうなると、お互いに引けない両軍は、次々とパイロット付きの機体を押しだし、猛烈な消耗戦に。ジェリドが乗り換えたギャプランを、ネモに載ったカミーユが相殺し、強力なジ・オに対し、クワトロが載った百式が特攻。で、「まだだ。まだ、終わらんよ」の台詞とともに、特殊ルールで復活。

さすがに制空機が枯渇すると、破壊力抜群のガブスレイやサイコガンダムMkⅡが強襲をかけますが、こちらは対空砲火で撃破されるなど、戦いはヒートアップします。

勝負を決めたのは、特殊兵器と重MSの猛攻でした。ハイパーメガ粒子砲で、前衛のサラミス改を吹き飛ばすと、後衛のドゴス・ギアにも10ヒット。すかさず、ZZガンダムが単機で突っ込み、これに引導を渡します。

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ティターンズもMSを大量投入してアーガマを沈めるなど、意地を見せますが、最後はティターンズ77点:エゥーゴ82点で、反地球連邦政府組織が逃げ切りました。

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続いて、Tommyさんの要望で、箱庭南方軍集団の「ルントシュテットの戦い」(CMJ)を行いました。このアイテムは購入型カードドリブンと言えるもので、勝利のためには先を見通したカード選択と適切なカード廻り、そして若干の戦闘drが必要です。陣営はTommyさんの要望でドイツ軍を、mitsuがソ連軍を担当します。

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第1ターン、セオリー通り、ドイツ軍はハリコフを強襲し、これを陥落させます。同時にイシュンでも第11軍がクリミア半島に進入します。

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第2ターン、ドイツ軍はなおもクリミア半島で攻勢を続け、フェオドシャを占領します。と、ここで半島の制圧は確実と踏んで、「目標ケルチ」を購入します。ソ連軍はこの間に補充と増援を行い、戦線を強化します。

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第3ターン、ドイツ軍はウクライナでの攻勢を再開し、悪天候に苦しみながらもイジュムとパウログラードを占領します。が、障碍地形に阻まれて、スターリノ攻撃はならず。

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第4ターン、ドイツ軍はパウログラードに攻略のための戦力を集中しますが、ここに隙ができます。ソ連軍は、冬季攻勢を使って3スタックを活性化すると、逆襲でドニエプロペトロフスクを奪還します。同時に、メリトポリの部隊が全滅上等で、ペレコフに突進し、第11軍を丸々、補給切れにします。

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慌てた枢軸軍は、ルーマニア軍を使って必死に補給路を打開しようとしますが、ああ、戦闘drに見放され、失敗。あろうことか、第11軍は、降伏してしまいます。

第5ターン、ドイツ軍は先手でドニエプロペトロフスクを再占領しますが、クリミア半島が完全に奪還されたため、必要VPに届かず。ソ連軍が5VPを維持したため、サドンデス勝利となりました。

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「いやー、いろいろと考えることがあって、面白いですね~」とTommyさん。そのまま、連戦に入ります。

第1ターン、ゲームの慣れたドイツ軍は、一味違う電撃戦を繰り広げます。クリミア半島を完全に無視すると、主力をウクライナで縦横に機動させ、サボロジュ経由でボロギを陥落させます。やむなく、包囲を恐れたメリトポリの守備隊は海岸沿いに撤退します。かわりにドニエプルペトロフスクががら空きだったので、ソ連軍はこれを占領します。

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が、これは罠でした。ドイツ軍は今度は装甲軍団を北東に向け、パウログラードとクラスグラードを占領します。これにより、ドニエプルペトロフスクが孤立し、ソ連軍は反撃をかけますが、損害のみが重なり、解囲できず。

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結局、守備隊は降伏し、第3ターンに、ドイツ軍は労せずして、ドニエプルペトロフスクを奪還します。さらに、装甲部隊はきびすを返して、海岸戦線の手薄な部分を攻め、スターリノを電撃占領します。

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第4ターン、三度、装甲部隊が転進し、北東に向かいます。目標はハリコフ。2スタック防御が堅いとみると、正面攻撃を避け、巧みな機動で後方を遮断!ソ連軍の冬季反攻も届かず、ハリコフが降伏し、これで3都市を占領し、ドイツ軍のVPは4に。唯一の救いは、ソ連軍が第2ターンに選択した「空襲」が実を結び、VPは3に止まります。

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運命の第5ターン、ロストフ占領を目論むドイツ軍は、その前の準備として、ハリコフ奪還に出撃したソ連軍の殲滅を狙います。装甲打撃部隊がスターリノから攻撃をかけますが、後がないソ連軍は必死に抵抗し、損害を受けながらも踏みとどまります。

と、敵が残り1枚になったところで、ちょうどやってきた「空襲」を実行!これで、ソ連軍のVPはサドンデスレベルに!まだ、時間があると思っていたドイツ軍は、慌てて手を探しますが、一手番ではロストフの攻略はできず。万策尽きたドイツ軍が投了し、ソ連軍の連勝となりました。

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ああ、危なかった!枢軸軍の機動戦に翻弄され、ソ連軍部隊は大きく損耗していて、ロストフの陥落は時間の問題でした。クリミア攻撃がないと踏んで「空襲」を購入していたことが勝因になりましたが、正直をいうと、イベントとしか使えず、カード回しがかなり重くなったのは事実です。もっともドイツ軍にしてみたら、十分に時間があると踏んでいたのでしょうけれど・・・。

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ともあれ、1時間強で楽しめる佳作ですので、また、リクエストがあればやってみたいと思います。

やっと業務に見通しが持てるようになったので、休日出勤の間を狙って、Tommyさんにオフ会の打診をしました。いつもはmitsu自宅での対戦でしたが、今回はTommyさん宅へのお誘いが・・・おお、ならば、噂に聞く、2000個(!)の収集ゲームを拝もう!と、四街道へ行ってきました。

で、この日の初戦は、2015年のWGHBについた「ワーテルローの戦い」です。規模的にはハーフマップよりやや小さめのミニゲームなんですが、移動が選択チットで、かつ、砲撃に特徴があり、いわゆるNAWとは一線を画しています。

特に砲撃は、退却やステップロスが起こる確率は約半分強でしかないのですが、砲撃を受けただけでZOCを失うというルールにより、混戦が起こりやすくなっています。

選択チットは相手に秘匿して選び、かつ、移動フェイズまでわからないため、意図の読み合いと主導権(先攻・後攻)の獲得が、重要になります。いわゆるいい意味で、プレイヤーの選択肢が多いアイテムだと言えます。

今回は、mitsuがフランス軍で、Tommyさんがその名の通り連合軍(イギリス軍)を指揮します。

第1ターン、いきなり主導権は連合軍に。対砲兵砲撃で、第1軍団の砲兵が無力化されたため、無理攻めは禁物と、フランス軍は慎重に前進します。第1軍団はラ・エイに取り付くものの、Cとなって戦果なし。一方、ウーグモンでは、館に立て籠もるイギリス軍近衛兵に砲撃が命中し、1ステップを与え、続く戦闘であっさりこれを占領します。が、イギリス第2軍団の反撃に遭い、2個ユニットが後退し、1個師団が館内に閉じこもることになります。

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第2ターン、本来ならば、ここは予備軍団と親衛軍団を前進させ、前線の戦力を充実させたいところでしたが、敵砲兵が攻撃圏内にいるため、第1と第2軍団の歩兵が先制の突撃をかけます。これが見事に決まり、砲撃済みで移動隊形になかった敵は、後退できずに、除去されます。怒り心頭のイギリス軍は、大量の騎兵を突撃させ、第2軍団の退路を遮断し、包囲攻撃で損害を与えます。

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第3ターン、フランス軍は予備軍団と親衛軍団を前進させ、前線に接近させます。一部は、次ターンのプロシア軍の登場に備え、西方に派遣します。イギリス軍は精鋭第1軍団を移動させ、先に損害を受けていた第2軍団の1個軍団を壊滅させますが、右翼では第1軍団に中央を突破され、中央部に間隙ができます。

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第4ターン、ここでフランス軍に主導権が来れば、完全に中央を圧迫できたのですが・・・イニシアチブをとったのは連合軍でした。しかし、よく見ると、プロシア軍チットが2枚で、イギリス軍は1枚だけ。ならば、まだ行けると、フランス軍は中央に老親衛隊を含む親衛軍団を投入!同時に、第2軍団の一部が中央と左翼の間隙から突進し、イギリス軍戦線を動揺させます。

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第5-6ターン、第1軍団と予備騎兵、青年親衛隊がプロシア軍にスクリーンを張り、来援を遅らせます。と、この隙に、親衛軍団がついに中央を粉砕します。

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後がなくなったイギリス軍は、騎兵をかき集め、オランダへの回廊を封鎖にかかりますが、時すでに遅し。満を持したフランス軍親衛隊が正面攻撃で騎兵を退け、ついに突破へクスに前進。フランス軍の決定的勝利となりました。

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初プレイでしたが、非常に選択肢が多く、いい意味で悩めました。Tommyさんは初めての対戦で、兵力投入のタイミングが若干ずれましたが、このアイテムのランダム性の高さは楽しめたようです。また、例会にでも持ち込みたいと思います。

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<重要>変更のお知らせ

次回のちはら会は、6月4日(土) を予定していましたが、休日出勤が入ってしまいました。急遽ですが、翌週の11日(土)に変更をしたいと思います。それに伴いまして、会場(部屋)も変更となりますので、お気をつけください。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

GWまでの怒濤の業務攻勢もあけ、ここにきて、やっと人並みの生活が送れるようになってきました(笑い)。6月の例会の予定が決まりましたので、お知らせします。

[日時]6月11日(土) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 1F 集会室 駐車場あり
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
[参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

ここにきて、にわかにナポレオニック付いてきまして・・・「イエナ・アウエルシュタット」は、OptAのソロが完了。お手軽会戦級つながりで、「ワーテルローの戦い」(WGHB2015) などもやりたいなぁ~。

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GMで手に入れた「PQ17」もスタンバっていますし、なにより、「Ships  & Tactics」の新入手ティターンズ/エゥーゴデッキも試したい!

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というわけで、お手軽連戦例会でもいきますか?

この日の最後に取り組んだのが、80年代アニメの艦隊戦「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)です。二日前のゲムマで手に入れた追加デッキを、必至にパウチして持ち込みました。ただでさえ、プレイ時間が減っているのにねぇ~(笑い)。

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今回は、二人が初プレイだったので、自分のインストで対戦しました。まず、ガミラス帝国軍(エンジョウ)が「プレイの仕方を見せるため」と称して、白色彗星帝国軍(mitsu)に戦闘を仕掛けます。売られた喧嘩は買わねばと、白色彗星帝国軍(mitsu)は火炎直撃砲で弱小のデストロイヤー艦を削っていきます。

と、ここで、ヤマト擁する地球防衛軍(sawada)が派手に拡散波動砲で参戦。その強力さは群を抜いているため、みんなの攻撃が集中します。特殊兵器が豊富でVPの高いヤマトがターゲットになり、通常の艦載機戦と、ガミラスの瞬間物質輸送機の奇襲により、波動砲を打つことなく、撃沈。

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ただ一人、銀河帝国軍(BIBI)が堅実な艦隊運営で、敵の補助艦艇を削ります。と、今度は矛先がそちらに向かいますが、ガミラス帝国軍(エンジョウ)の艦載機の波状攻撃を、ブリュンヒルトが猛烈な対空砲火で撃退し、事なきを得ます。

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となれば、特殊兵器でと、白色彗星帝国軍(mitsu)が超巨大戦艦の砲撃で、ベイオウルフとブリュンヒルトに12ダメージずつを与え、通常砲撃と艦載機戦で両艦を撃沈します。

このままいけば、インスト勝ちかと思われた終盤、またもガミラス帝国軍(エンジョウ)が白色彗星帝国軍(mitsu)に艦載機戦を仕掛けてきます。目標は、超巨大戦艦!こちらも迎撃機を繰り出しますが、護衛機に阻まれ、攻撃を許します。と、1回で落ちることはないだろうと高をくくっていたところ、必殺ドリルミサイル(!)が炸裂。こういうときに限って、対空カードが来ず、丸々40VPを献上してしまいました。

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結果、高得点のヤマトと超巨大戦艦を沈めたエンジョウさんが、新デッキ「ガミラス帝国」で見事に勝利しました。
やっぱり、このゲームは面白い!次回は、同時に購入した「エゥーゴ」と「ティターンズ」デッキを試してみたいものです。

ちなみに、グループ乾坤一擲のHPにも、ゲームマーケットとちはら会の記事が載っていますので、ご覧ください。http://kagetora.seesaa.net/article/437636902.html

昼過ぎに手が空いたところで、sawadaさんと「江戸幕府の黄昏」(GJ) を対戦しました。倒幕側(mitsu)対佐幕側(sawada)です。

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序盤、九州と土佐、京で優位を持つ倒幕側に対し、佐幕側が長州を抑えます。

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第3ターンに、長州を取り返しますが、佐幕側も九州と土佐、京の支配を切り崩します。

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第4ターン以降、佐幕側は二度やってきた「江戸道場」と「安政の大獄」で、土佐と長州の支配をもぎ取りますが、得点カードが少ない上に、倒幕側がコントロールできたため、得点は倒幕側有利に進みます。

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第5ターン、討幕派が政変ラッシュで、長州の支配を再奪還し、第6ターンに九州の支配を盤石にします。

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九州・中国が倒幕側で、南海道が佐幕側、時々、京都が絡んで、両派の攻勢が続きますが、大きく流れは変わらず。

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そのまま、討幕派が逃げ切り、勝利となりました。

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なお、もう一戦、倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(こまいふ)も行われ、こちらも倒幕側が勝利していました。

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二週連続で茨城からご来訪いただいたこまいふさんと、久しぶりに「ミッドウェイ・キャンペーン」(CMJ)を対戦しました。一時期、ちはら会・千葉会でプレイしたシンプルなダブルブラインドの空母戦です。今回は、こまいふさんのオファーで、アメリカ軍(mitsu)対日本軍(こまいふ)の対戦でしたが・・・。

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こまいふさんの思い入れはひとしおで、このアイテムのために作った専用バインダーに、日米10ずつの専用ダイスまで持ち込む徹底ぶり。こりゃ、相当、気合いが入っているゾと。

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通常は第二目から三日目の戦闘がメインなんですが、いきなり序盤にゲームが動きます。まず、第3ターンの終了時に、霧が消滅(わずか10%の確率)。濃霧に紛れて接近を目論んでいたこまいふさんが、自らのdrに嘆きます。「・・・mitsuさん、なにか、仕組んでませんか?」って、専用ダイスを用意したのも、実際に振ったのも、こまいふさんだって!(笑い)

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第4ターン、すかさず、ミッドウェイ島からカタリナが飛んで、日本機動部隊を発見。と、ここで、いきなり、アメリカ軍艦載機による奇襲!

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実は、この時、アメリカ軍も濃霧の海域に突入していました。ともに索敵ができないうちに、日本艦隊に接近し、敵がミッドウェイ島に前進を始めたところで、背後から襲うという、トリッキーな作戦を立てていました。

が、やむなく霧が晴れたので、索敵能力が優勢なうちに、先制攻撃をと切り替えまして。発進準備を整え、さらなる前進を図っていた矢先に、敵艦隊発見の報に接します。

CAP2ユニットを除き、3空母から飛び立った全艦載機が、敵の4空母に肉薄します。当然、零戦による迎撃を覚悟していたのですが、なんと甲板上に機体なし!戦闘はまだと、日本軍は一切の準備をしていなかったのです!まさに、史実を越える奇襲に。

対空砲火をくぐり抜けたSBDドーントレス急降下爆撃機とTBD デバステイター雷撃機が4空母に投弾。drはかなり悪かったのですが、数の威力で命中弾を出し、空母加賀を除く3隻が爆沈!あまりの損害に、日本軍は作戦中止を発令し、アメリカ軍の勝利になりました。

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配置を含め、両軍がアグレッシブに接近をしたことと、あっという間に霧が晴れたこと、日本軍がまさかと油断をしていたことの全ての条件が、そろわないと起こらないわけで・・・第4ターンの決着というのは、おそらく、このゲームの最短記録でしょう。

なにより、オファーしたこまいふさんが一番、びっくり、茫然としていました。「ああ、なにをしに、茨城から来たんだ~」(笑い)。

と、ここのままでは、あんまりなので、仕切り直しで、陣営を入れ替えて、第二戦に。日本軍(mitsu)対アメリカ軍(こまいふ)です。

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こちらは、突然、霧が晴れることなく、一日目はともに接触なく、終了します。ところが、明けて、二日目になっても、「敵影見えず」。アメリカ軍は、潜水艦によるピケット哨戒とカタリナによる索敵を繰り返しますが、夜明けとともに接近してくるはず、と思っていた敵がいない、と焦り出します。

さすがに、おかしいと感じたこまいふさんが、カタリナ1隊を南部に派遣。第9ターンに空母が発見されましたが、アメリカ軍はおとりの空母瑞鳳だと思い込み、爆撃機を送らず(確認せず)。

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実は、これは先導役の蒼龍でした。日本軍は、濃霧海域から接近するセオリーをあえて採らず、主力空母は大きく南方旋回しながら、ミッドウェイ島に迫っていました。

と、同時に、北部には空母瑞鳳をブラフとして派遣し、あえて航空索敵をして、こちらに主力がいるように見せかけていました。

第10ターン、アメリカ軍が混乱する隙を突き、ここで日本軍機動部隊が航空索敵を実施し、2つの敵CV部隊を発見します。すかさず、航続距離内の蒼龍と瑞鳳が攻撃をかけます。戦果こそなかったものの、敵機動部隊の陣容を確認します。

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第11ターン、未だ、敵主力は北方にあると考えたアメリカ軍は、機動部隊を南下させ、一時、距離を取ろうとしましたが、まさにここに、日本軍の主力空母が待ち構えていました。


再発見された第16機動部隊に対し、空母赤城・加賀・飛龍から飛び立った艦載機が総攻撃をかけます。CAPのF4Fを主導権を握った零戦が蹴散らし、99艦爆と97艦攻が同時攻撃を実施します。アメリカ軍も対空砲火でかなりの損害を与えますが、日本軍の練度は高く、あっさりとエンタープライズとホーネットを撃沈します。


攻撃準備のため、日本軍が一端、距離を取り、両軍は索敵に力を入れます。

第15ターン、再び接触した両軍は、最後の空母戦を行います。が、アメリカ軍の空母はわずかにヨークタウンのみ。全滅覚悟で、全ての戦闘機を攻撃隊の護衛に廻したことで、かろうじて零戦のCAPをかいくぐり、3ユニットが攻撃に成功します。結果、空母飛龍を撃沈し、アメリカ軍は溜飲を下げました。しかし、4空母から容赦ない猛爆雷攻撃を受けて、ヨークタウンも太平洋の藻屑と消えます。

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この時点で、ミッドウェイ島には戦艦・重巡隊が到着し、艦砲射撃を行う手はずが整っていました。もはや、ミッドウェイ島の陥落は必至ということで、日本軍の勝利となりました。

二戦とも相手の心理の裏を付き、奇襲が成功した形になりました。実は、こまいふさんはたいへん研究熱心で、ちはら会のブログ等を読んで、日本軍ならば「絨毯索敵作戦」で来ると、思っていたそうです。たしかに「絨毯索敵作戦」は有効なんですが、せっかくやるなら、敵が予想しない手でと、打ったことが、結果的に裏を取れたようです。

シンプル故の自由度の高さから、様々な作戦が考えられる本作。また、お誘いがあれば、ぜひ、プレイしたいものです。

先週土曜日にGW第二弾となった、第136回ちはら会が開かれました。連休設定がよかったようで、2例会とも長距離参加を入れて、いつもの4割増しの来場があり・・・。茨城会から2週連続でこまいふさんが来場し、新人のBIBIさんも連続参加。常連組の5人と合わせて、7人で、ガチンコSLGからマルチ、ハガキ、ドイツ系、B級アイテムまで、楽しみました。みなさん、「五月連休の陣」をありがとうございました。

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先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

ミッドウェイ・キャンペーン(CMJ)2戦
 ○アメリカ軍(mitsu)対日本軍(こまいふ)
 ○日本軍(mitsu)対アメリカ軍(こまいふ)
Fire Fight(SPI)3戦
 シナリオ1 ○アメリカ軍(kawa)対ソ連軍(Tommy)
 シナリオ1 ○アメリカ軍(Tommy)対ソ連軍(kawa)
 シナリオ2 ○アメリカ軍(kawa)対ソ連軍(Tommy)
群雄割拠(CMJ) ○エンジョウ・kawa・Tommy
江戸幕府の黄昏(GJ)2戦
 ○倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(こまいふ)
 ○倒幕側(mitsu)対佐幕側(sawada)
ドワーフの城塞(同人ハガキ) ○エンジョウ(目標達成)・BIBI(支援)
カタンの開拓者たち(GP Inc)2戦
 ○sawada・BIBI・mitsu・エンジョウ
 ○BIBI・sawada・mitsu・エンジョウ
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)
 ○ガミラス帝国(エンジョウ)・地球防衛軍(sawada)・白色彗星帝国(mitsu)・銀河帝国軍(BIBI)

このところ、奇数でも楽しめるマルチが好評でして・・・。お手軽戦国陣取りゲームの「群雄割拠」(CMJ)。流れの読みが早いエンジョウさんが主導権をうまく取って、勝利していた模様です。

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ちはら会初プレイの「カタンの開拓者たち」(GP Inc)。先日のゲームマーケットでsawadaさんが購入してくれたもので、インストを受けながら4人でプレイしました。dr確率を計算しながら、計画的な生産を進める堅実なマルチで、ユーロ系アイテムの火付け役になったのも、頷けます。

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もう一つは、おなじみの「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)。詳しくは、別記事で。

変わったところでは、BIBIさん持ち込みの「ドワーフの城塞」(同人ハガキ)を、エンジョウさんがインストを受けながら、初プレイ。ファンタジー系のソロアイテム(!)なんですが、飲み込みの早いエンジョウさんが人とは思えないdrを連発(笑い)。見事、目標を達成したそうです。

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こちらは、kawaさんとTommyさんが事前予約をしていた「Fire Fight」(SPI)。冷戦初期の戦いを想定したもので、アメリカ軍がM60A1、ソ連軍がT62が主役です。アメリカ陸軍が兵棋演習用に制作しただけあって、対戦車ミサイルの性能が抜群で、シナリオ1は30分も立たずに、アメリカ軍の勝利となっていました。シナリオ2で、かなりいいバランスになっていたようです。

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三連休の最後に、東京ビッグサイトで開かれた「Game Market 2016春」に行ってきました。いつものように「千葉会ブースのお手伝い」ということで、参加しましたが、やっぱり凄い人、人、人。回を追うごとに、規模が大きくなっているようです。

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会場では、SLGブースはほんの一角なんですが、なじみのあるみなさんにお会いできまして。オリジナル・アイテムを量産するTDF(たちばなデザインファクトリ-)、さいたまオフラインのHAさん、あっという間に「ア・バオア・クー」が売り切れていたもりつちさん、大きいところでは、a-gameショップに、サンセットゲームズ。で、お隣は、ちはら会の常連kawaさん、ふらりとやってきたsawadaさん、茨城会のこまいふさんと元茨城会のaoさん。違った意味でゲーマーの見本市?!のようでした。

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ついつい購入してしまった戦利品は、以下の通りです。

a-gameショップで手に入れた、先行販売の「ウォーゲームハンドブック2016」(CMJ)。今回のアイテムは「バルジの戦い」で、フルマップの大きさに10ページのルールとかつてない本格アイテムが付いています。

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同時にレキシモンゲームズの「PQ17」(CMJ)もゲット。いわゆる北極船団攻撃を描いたカードゲームです。デザイナーの中黒氏は、以前もソロアイテムの「北緯73度」も発表していて、このテーマにかなりの思い入れがあるよう。

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さいたまオフラインが、ゲームのみ販売してた「トブルク強襲1942」。

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前回に予告のあった、TDFの「リアルバトル」。ちはら会でもプレイした「オーラファイト」システムの非記入型プロットのボトムズ戦闘級です。ああ、いのさんがいたら、すぐにでも、プレイできるのに(笑い)。

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あまりの楽しさに、毎回、拡張デッキを購入している「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)。今回は、Zガンダムの「エゥーゴ」と「ティターンズ」、初版「ガミラス帝国」をゲットしました。うまくすれば、7日のちはら会に持ち込めるか?!(5/7の追伸:根性でパウチ終了しました。持ち込みだぁ~!)

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ただでさえ、業務が殺人的なのに、一体、いつプレイできるやら(苦笑い)。でも、元気をもらえて、よかったです。

マルチが終わって、それぞれの対戦をはじめたところで、せっかくきていただいたにしさんと、ご希望の「ルントシュテットの戦い」(CMJ)を対戦をします。

第一戦は、ドイツ軍(mitsu)対ソ連軍(にし)を担当します。第1ターン、ドイツ軍は無人のメルトポリを占領すると、要衝ハリコフの攻撃に移ります。両軍ともハイロールでしたが、ドイツ軍の攻撃力の高さが勝って、これを奪取します。

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第2ターンは、もう一つの得点源-クリミヤ半島へ侵攻します。セバストポリの前面に取り付いたところで、「攻城砲」のカード待ちのため、第3ターンには再び、ウクライナで攻勢に出て、スターリノを攻略します。

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ここまで順調なドイツ軍でしたが、カード巡りが止まり、進撃が停滞。第5ターンに「攻城砲」が来たので、セバストポリを攻め、後一歩まで行きましたが、ソ連軍はすかさず海上輸送で、増援を送り込みます。

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と、第6ターン、ソ連軍がここで逆襲に転じます。手薄なパウログラードを攻めると、そのまま、全滅覚悟で、2個軍団が浸透し、ドイツ軍の補給線を分断します。かろうじてルーマニア軍が補給を繋げますが、これをソ連軍の2個軍団が強襲。かなり厳しい状況でしたが、なんとかルーマニア軍が踏みとどまり、事なきを得ます。が、この攻防にせっかくの「攻城砲」と「支援攻撃」を消費してしまい、後になって響いてきます。

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第7ターン、勝利を目指して、ドイツ軍が再び攻勢に出て、ロストフに迫ります。第9ターン、激戦の末、史実では果たせなかったロストフ攻略に成功します。が、時はすでにギリギリで、後1カ所をとれば、ドイツ軍の勝利。そうでなければ、ソ連軍の限定的勝利に。

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第10ターン、最後の希望に賭けて、ドイツ軍がクリミヤとオデッサで攻勢に出ます。「攻城砲」の後で、2カ所で突撃をかけます。確率は決して低くはなかったのですが・・・ああ、ローロールを連発して、敗退。この瞬間、ソ連軍の限定的勝利が決定しました。

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「もう一戦、入れ替え、行きましょうか?」にしさんのリクエストで、再戦に。今度は陣営を入れ替えて、ドイツ軍(にし)対ソ連軍(mitsu)です。

序盤、ドイツ軍は、狙い澄ましたクリミア侵攻を開始します。はじめのカード選択で「攻城砲」を選ぶと、第1ターンに装甲を含む1個軍団が、イシュンを突破します。

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続く、第2ターンに「攻城砲」と「支援攻撃」のコンボで、あっという間にセバストポリが陥落!海上補給線を絶たれたオデッサも、降伏します。この時点で「目標セバストポリと「目標ケルチ」があれば、5点が確実になり、後一カ所を取れさえすれば、勝利のはずでしたが・・・。

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ソ連軍は主力を西進させ、懸命に防御を行います。三度の攻防戦を戦い抜き、メリトポリが落ちたのは第6ターンでした。と、ここで「目標ケルチ」を手に入れれば、難なく勝利のはずが、なぜか、ドイツ軍は攻勢を続けます(後で聞いたら、もう手に入れた、と誤解していたそうで)。

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ソ連軍は次々と部隊を投入して遅滞戦術を繰り広げ、ロストフとハリコフを守り続けます。すると、ドイツ軍が第9ターンに全くの未行動でパスをするなど、ミスが続出(後で聞いたら、ドイツ軍が勝っていると思い込み・・・)。

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最終第10ターン、ドイツ軍は不利を覚悟で、正面攻撃でスターリノとハリコフを強襲しましたが、dtに恵まれず、敗退。この時点で、ソ連軍の勝利が確定しました。

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ともに序盤はかなり優勢になりながらも、カード巡りや思い込みで対応が停滞し、最後はソ連軍の地力で押し切られた形でした。カードのランダム引きの振れ幅が、伯仲した展開になったようです。

東部戦線ながら1941年の南方軍集団という地味さやルントシュテットの持つ堅物イメージから、だいぶ、損をしていますが、もっと評価されてもいい作品だと思います。タイトルが「マンシュタインの登場」とか「クライスト装甲集団の突進」とか「南方軍集団の死闘」とかだったら、もっと売れたような気がしますし・・・。ともあれ、1時間ちょっとでプレイできる佳作として、ちはら会で対戦希望をお待ちしています。

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