会場入りしてsinyamagさんと「江戸幕府の黄昏」(GJ)の練習プレイをしていましたが、10時過ぎに南部さんが来たので、インストプレイをすることになりました。陣営は自分が倒幕側で、南部さんが佐幕側です。

第1ターン、先手を取った倒幕側は、薩摩・長州・土佐と京都にAPを投入し、雄藩を押さえます。佐幕派は、牙城の中部と奥羽で優勢を取ります。VP獲得では、討幕派が京で5VPを稼ぐものの、中部の部分支配で佐幕派が5VPを取り返し、中国はイーブンとほぼ互角の状況に。唯一、攘夷実行で2VPを上回る程度ですが、西国の雄藩を押さえた討幕派がこれを維持できれば、いけると思われましたが・・・。

第2ターン、カードを見て、討幕派は密かに卒倒。5枚中4枚が、佐幕イベント!気取られないようにいつものブラフで凌ぎますが、一気に佐幕派が押し上げます。1枚は朝廷工作に持ち込めたものの、特に第1ターンにt大老に就任した井伊直弼の安政の大獄が痛かった!長州の支配を奪われ、薩摩と土佐は中立状態に。

第3ターン、ゲームは大きく揺れ動きます。今度は、佐幕派に3枚の倒幕イベント!東洋暗殺で土佐が勤王党の牙城となり、長州も松陰先生のおかげで支配を取り戻します。極めつけは、自作自演の(?)桜田門外の変!あれほど、猛威を振るった直弼が凶刃に倒れます。

これを契機にしてか、第4ターン以降、時代は一気に開国に。インフレカードが投入されたことで、国内紛争は激化しますが、薩摩・長州・土佐と京都を押さえ続ける討幕派がじりじりと、VPを重ねていきます。ほとんどの得点カードを握ったため、被害を最小限に抑えられたことが、佐幕派にとっては救いか?

第6ターン、強力な開国デッキを組み合わせて、討幕派は九州と中国を支配し続け、南海道でも雄藩の支配を譲らず。さらにここに来て天狗党(!)が暗躍し、水戸の支配も奪い返します。

第7ターン、中部以外での敵の優勢を崩せないまま、佐幕派は泣く泣くVP計算をせざるをえず、得点は一気に15VPに。

第8ターン、ここまで粘りに粘ってきた佐幕側ですが、ついに終末が訪れます。しばらくぶりに倒幕側にきた得点カードは、京!薩摩・長州・土佐藩兵で固めた京都御所は、迷うことなく、倒幕側を支持し、5VPを献上。この瞬間、20VPを獲得した倒幕側の勝利となりました。

今回は、イベントと得点カードが、佐幕側にそこそこ、有利に廻ったことはありますが、初プレイで最終ターンまで健闘した南部さんは、お見事でした。「日本史好きには、非常に面白いです」と喜んでいましたので、もし、再戦の際は、ぜひ、お相手をお願いします。