歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2016年07月

この日にプレイされたもう一つの定番が、「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)です。

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第1戦は、朝駆けの時間調整で、マクロス陣営(mitsu)対銀河帝国軍(エンジョウ)のガチンコ対決です。重武装・重防御のもっとも安定したデッキを誇る銀河帝国軍(エンジョウ)に対し、カード引きの影響が大きいマクロス陣営(mitsu)でしたが、今回はカード巡りが順調で、豊富な艦載機(バトロイド)を次々と繰り出し、順調に敵艦を沈めていきます。最後は、マクロスキャノンでブリュンヒルトに損害を与えたところに、ダイダロス・アタックを仕掛け、見事に撃沈。勝利をもぎ取りました。

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第2戦は、白色彗星帝国軍(mitsu)・マクロス陣営(エンジョウ)・ガミラス軍(kawa)3人プレイ。白色彗星帝国軍(mitsu)がまさかの艦載機攻撃(パイロットは1名もなし)で、早々にマクロスとドメル艦を撃沈し、イニシアチブを確保。こちらもメダルーサを沈められたものの、実体弾とビーム、ミサイルのコンボで順当に敵艦を削り、そのまま、連勝しました。

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第3戦は、地球防衛軍(エンジョウ)・バッフクラン軍(mitsu)・銀河帝国軍(kawa)で、艦隊主役の正統派同士の戦いに。地球防衛軍(エンジョウ)が早々に真田志郎を引いたことから、下馬評通り、波動砲連発で先制。バッフクラン軍(mitsu)が反撃をするも、頼みの重機動メカがうまく回らず、ヤマトを刈れず。銀河帝国軍(kawa)が意地でアンドロメダを沈めるも、地力の差で地球防衛軍(エンジョウ)が寄り切りました。

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最後の第4戦は、エゥーゴ(Tommy)・ジオン公国軍(エンジョウ)・ティターンズ(kawa)・地球連邦軍(mitsu)のガンダム系列の戦いになります。いずれも豊富なモビルスーツ(モビルアーマー)とパイロットをいかに使えるかがキーになります。

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先手を取ったのは、ジオン公国軍(エンジョウ)で、いきなりビグザムを出撃させると、拡散ビーム攻撃で地球連邦軍(mitsu)の4隻に、各5ダメージを与えます。その後、通常攻撃で各個に撃破します。地球連邦軍(mitsu)とティターンズ(kawa)もモビルスーツを活用して、反撃しますが、お互いにエースパイロットをつぶし合い、決定打にならず。と、機会をうかがっていたエゥーゴ(Tommy)が、最後にハイパーメガ粒子砲をたたき込んで、荒稼ぎをして、ゲームエンド。エゥーゴ(Tommy)とジオン公国軍(エンジョウ)が、ともに103点で勝利となりました。

エンジョウさんとmitsuはフルの4ゲームをプレイして、「お腹いっぱい」でした。

お昼すぐに5人の手が空いたところで、ちはら会十八番の「謀略級三国志(GJ)」を対戦しました。

第1戦は、左慈(mitsu)・程昱(Tommy)・貂蝉(少将)・諸葛亮(kawa)・法正(エンジョウ)でプレイします(正体は終了時に判明)。

自分が引いてきたのは、よりによって左慈。勝利条件は、魏呉蜀の3陣営殲滅で、ほとんど実行は不可能です。どうも、左慈と貂蝉を引く割合が高いんですよね~(苦笑い)。かなり阿漕な手を使わないと勝てないので(これまで左慈で勝ったのは一回のみ)、いつものように「獅子身中の虫」でなりすまして、2陣営を殲滅し、その後に自爆テロをする作戦でいきます。

序盤、程昱(Tommy)と左慈(mitsu)が曹操軍に入り込み、計画通り、劉備・孫権軍を殲滅します。と、ここまでは順調でしたが、初参戦の貂蝉(少将)が呂布軍に任官し、最強の戦闘修整で曹操軍を攪乱します。さらに、建業を墜とした曹操主力に川越しに戦いを挑むも、これは火計を喰らって壊滅。川沿いで退却できない「おお、まさに赤壁だ!」

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このころ、法正(エンジョウ)が着々と西部で地盤を広げ、あと西都を墜とせば勝利まで行きましたが、この西都決戦に各陣営がカードを投入し、ギリギリでこれを阻止します。

と、頃合いを見て、左慈(mitsu)が寝返り、群雄自身の自爆テロで曹操軍を解散させ、こちらも後一歩までいきます。が、正体に気づいた貂蝉(少将)が一歩先に呉軍を、蜀軍も諸葛亮(kawa)が再建(旗揚げ)したため、勝利宣言できず。

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結局、少将さんの帰還時間が来たため、引き分けで終了としました。

せっかくなので、残った4人で第2戦に突入します。龐統(mitsu)・諸葛亮(kawa)・左慈(Tommy)・姜維(エンジョウ)の担当です。

ゲーム慣れした姜維(エンジョウ)と龐統(mitsu)が序盤から西部で蠢動し、徐々に領地を広げていきます。こちら側で旨みがあるのは、二人しかいないため、エンジョウさんの正体を姜維と推測。先に勝利宣言できないように龐統(mitsu)が介入します。

と、満を持して、龐統(mitsu)が西都攻略戦に乗り出しますが、敵の守りが厚いとみて、「蝗害」でこれを無血占領。そのまま、勝利宣言しました。龐統は、これが初勝利でした。

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今回、kawaさんは2回とも諸葛亮を引きましたが、正体発覚を恐れて、特殊能力「東南の風」は吹かず。諸葛亮はなんでもできて楽しいのですが、勝利条件がかなり厳しいので、ある意味、もっとも勝ちづらいキャラでしょう(これまで一度も勝利なし)。

ちなみに、ちはら会での過去戦績を調べてみたところ、なんと17戦もしていることが判明!初プレイが2014年の5月で、約2年間でこの数は、「あのバルジ」を上回っています(笑い)。

ついでに、キャラ別の勝利数ランキングは、以下の通りでした。

<第1位 貂蝉 5勝> 
 なんと、自力宣言ができない貂蝉がトップとは!やっぱりゲーマーは、ブラフがうまいんでしょうね~。

<第2位 姜維 3勝>
 辺境制圧で勝利できるため、マークが緩いのが勝因か?! 

<第3位 田豊・張昭・左慈 2勝>
 田豊・張昭は、全て、協同勝利。もっとも困難なはずの左慈が2勝とは!(うち1勝はイベント強制終了による勝利でした)

<第4位 その他8名 1勝>

<第5位 諸葛亮・華侘 0勝>
 登場回数の少ない華侘はともかく、やはり、臥竜はマークが厳しいのでしょう。

果たして、諸葛亮が勝利できる日が来るのか?!

この日の初戦は、少将さんのリクエストにより、「江戸幕府の黄昏」(GJ)となります。このところ、継続的にプレイされるアイテムで、倒幕側(mitsu)対佐幕側(少将)での対戦となります。

第1ターン、倒幕側は先手を生かして、得点の高い九州と中国地方の制圧に力を入れます。松下村塾を使って、長州に吉田松陰を配置し、5政治ポイントと支配を固めます。薩摩も支配を獲得するとともに、隣接の熊本藩まで影響を広げます。佐幕側は、2枚の得点カードを優先し、京都支配及び中部の部分支配(福井藩支配)で8得点を獲得しますが、その分、西方への進出は遅れます。

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第2ターン、倒幕側は九州の支配を久留米藩まで進めるとともに、九州の得点カードで大量6点を獲得します。また、土佐と宇和島を押さえ、南海道も部分支配におきます。同時に、桂小五郎(破約攘夷活動)と薩摩藩兵上洛で、一気に京の支配を奪います。

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第3ターンは、両陣営に得点カードが来て、VP合戦になります。佐幕側が開港場を押さえれば、討幕派が南海道と生野義挙で取り返し、結果的には佐幕側が累積3VPとなります。

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第4ターン、佐幕側は宇和島藩の支配を切り崩し、福井・彦根・桑名と中部を固めるものの、依然として西方は倒幕派が押さえます。各地の小競り合いが続く中、討幕派が九州カードを手に入れ、完全支配で7VPを獲得し(佐幕派が小倉藩を支配のため)、累積VPを一気に倒幕側4点まで逆転します。

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第5ターン、開国となって急激に手札が増えたところで、倒幕派に3枚の得点カードが来ます。慎重に手立てを確認した倒幕側は、京都・南海道・開港場の順に、VPカードを活性化します。佐幕側も長州で政変を起こして支配を奪取しましたが、時すでに遅く、倒幕側が20点を獲得し、サドンデス勝ちとなりました。

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と、しばらく、別の対戦を挟んで、第2戦を倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(mitsu)で行いました。

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第1ターン、スタートダッシュで長州の支配を得た佐幕側は、中国での6VPを獲得します。倒幕側も、薩摩・京・水戸を押さえますが、得点はならず。

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第2ターン、佐幕側は薩摩でクーデターを起こし、一気に支配をもぎ取ると、隣の熊本や小倉まで影響を広げます。このターンに井伊直弼が大老に就任し、彦根・桑名を確保し、また、徳川家茂の登場で紀伊藩も支配下に置きます。

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第3ターン、ここで九州カードが来たため、間髪入れずに活性化して、一気に9VPを獲得します。また、開港場も手にしたため、3VPも追加します。倒幕側は松下村塾で長州の支配を奪いますが、得点にはならず。

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第4ターン、このままでは危ないと感じた倒幕側は、京支配を生かして、ここで5VPを奪還します。また、参与会議で福井の支配を固めるとともに、政変で土佐藩をひっくり返すなど、反撃に出ましたが・・・。

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第5ターン、ここでまた、九州カード!完全支配の9VPに加え、直後に開港場も押さえたため、VPは一気に19点に。と、この時点で攘夷が起こっていたため、ターン終了時に20点を超えることが確実に。倒幕側にこれを止める手はなく、佐幕側のサドンデス勝利となりました。

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これ以外にも、倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(kawa)でもう一戦が行われ、こちらはエンジョウさんが寄り切ったようです。

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関東ではまだ梅雨明けしませんが、夏の日差しを感じる土曜日に、第138回ちはら会を開催しました。今回ははじめて、介護者教養室という、やや小さめの会場でしたが、こじんまり感が、ちはら会にはぴったり。机4つを5人で仲良くシェアし、気軽に隣の対戦をのぞき込みながら、延べ10戦を楽しみました。

プレイヤーが奇数ということもあり、ちはら会名物のマルチが炸裂!十八番と言うべき「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)が4戦に、「謀略級三国志」(GJ)が2戦と濃密な多人数対戦となりました。

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もう一つが、新定番となりつつある「江戸幕府の黄昏」(GJ)です。傑作CDS「Twilight Struggle」(GMT)の幕末版というべき秀作で、テーマ的に日本人にぴったり。この日は、間歇的に3戦が行われました。

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先日にプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。

江戸幕府の黄昏(GJ)3戦   
 ○倒幕側(mitsu)対佐幕側(少将)●
 ●倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(mitsu)○
 ○倒幕側(エンジョウ)対佐幕側(kawa)●
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)4戦
 ○マクロス陣営(mitsu)対銀河帝国軍(エンジョウ)●
 ○白色彗星帝国軍(mitsu)・マクロス陣営(エンジョウ)・ガミラス軍(kawa)
 ○地球防衛軍(エンジョウ)・バッフクラン軍(mitsu)・銀河帝国軍(kawa)
  ○エゥーゴ(Tommy)・○ジオン公国軍(エンジョウ)・ティターンズ(kawa)・地球連邦軍(mitsu)
謀略級三国志(GJ)2戦
  左慈(mitsu)・程昱(Tommy)・貂蝉(少将)・諸葛亮(kawa)・法正(エンジョウ)引き分け
  ○龐統(mitsu)・諸葛亮(kawa)・左慈(Tommy)・姜維(エンジョウ)
八王子城攻城戦(WGJ)
 ●豊臣軍(Tommy)対北条軍(少将)○

イメージは、少将さんリクエストの「八王子城攻城戦」(WGJ)。豊臣軍(Tommy)がじりじりと攻め上がるも、北条軍(少将)の抵抗に遭って、後一歩及ばず。遠路はるばる参加された少将さんの勝利でした。

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7月例会の報告がまだですが、先に8月の予定が決まりましたので、お知らせします。お盆例会なので、帰省や家族サービスなどもあるかと思いますが、ご都合が付く方はぜひ!

[日時]8月14日(日) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 2F ボランティア・ルーム
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
http://yagi1964.bbs.fc2.com/
 [参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

最近、夏なのに、なぜか、バルジ系に填まっています。これが「バルジの呪い」か?(笑い)「バルジの戦い」(WGHB)と「アルデンヌの霧」(アドテクノス!)をソロしていたり・・・。

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「アルデンヌの霧」は、作戦級なのに戦力と弾薬量(!)をプロットで管理。敵ZOCから離れる度に隣接ユニットに射撃を喰らうわ、近接戦闘では9種類の戦闘修整があるわ、あげくの果てには1/3で霧が発生し、射撃と近接戦闘の度に修整値を判定するという煩わしさ!

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「精密さ」が受けていた80年代の作品で、ミニチュアゲームのような感覚に陥ります。クウォーターマップなのに、1ターンに20-30分かかるため、終了まで6時間は費やしそう。

でも、なぜか、そんなにいやじゃないんですよね(笑い)。う~ん、こりゃ、夏型のツクダ病か?(大笑い)



春からの怒濤の業務が一段落し、まもなく梅雨明けの兆しの見える日曜日に、松戸の千葉会に行ってきました。Das Reichさんに連絡を入れたところ、それじゃ、バルジでと、いつもの戦いに。

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セットアップをはじめたところ、「お、また、バルジか!」と、隣の軍神鹿内氏から、お声がかかりまして(確かに、千葉会に行くたび、バルジばっかりのような・・・)。

mitsu 「Das Reichさんから『夏といえば、バルジでしょう』(?)と誘われまして」(笑い)
軍神 「そんなこといったら、春夏秋冬、バルジじゃない(笑い)。もはや、『バルジの呪い』だな(大笑い)」
mitsu 「バルジは連合軍有利が定説になっていたのに、それを覆す鹿内ギャンビットを発表するから。Das Reichさんと、あーでもない、こーでもないと、精進する羽目になったんです。責任、とってくださいよ~(笑い)。」
軍神 「そうなんだよな。セットアップは、形ではなく、その裏に確固たる戦略があってのものだからな。」
Das Reichさん(黙々とユニットを並べながら) 「ベストセットアップは、もはや、ベストじゃありませんから」

というわけで、「呪われた二人」は、ドイツ軍をDas Reichさんが、連合軍をmitsuが担当し、真夏のバルジ地獄へ(笑い)。

自分が取ったセットアップは、「北の防人作戦」です。鹿内ギャンビットに対抗するための「戦略的機動防御策」ともいうもので、詳しくは以下をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12419464.html  基本作戦案
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13000770.html  JWCエラッタ修正版

いわゆる予備兵力を多くして、敵の主攻勢軸に投入し、イギリス軍介入までの時間を稼ぐものです。これにより、ドイツ軍の北方への大突破を、かなりの確率で防げます。その分、前線の戦力が薄くなるのは、やむなしだったんですが・・・。

序盤に、想像を上回る「惨劇」が起こります。第1ターン、Das Reichさんのdrが冴えまくり!(珍しい)中央突破こそ、ならなかったものの、2回の戦闘で全て敵に損害を与え、なんと5ユニットが昇天します(7ステップロス!)。結果、第99歩兵師団が壊滅し、ドイツ軍の進撃を止める戦力が一時的に皆無に。

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この危機に、連合軍はサンビット籠城用だった第2歩兵師団を転用し、第9機甲師団の1個連隊とともに、ロスハイム・ギャップに強固な楕円形防御陣地を引きます。その戦力は、13!最大でも2:1にしかならないはずだったんですが・・・。

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第2ターン、当てにならないはずのハイト空挺連隊が、なんと、この防御陣地の後方に降下成功!退路を断たれて動揺する連合軍のフルスタックに、最強の第6SS装甲軍が殺到し、4:1攻撃の結果はD2Rで壊滅!鎧袖一触でロスハイム・ギャップを突破した恐怖の奔流は、早くもエルゼンボルン尾根を通過します。

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同時にドイツ軍は、主力を持ってサンビットを強襲します。第3ターンまで2回の攻撃により、こちらも陥落し、第6SS装甲軍と第5装甲軍の全力が西進を開始します。

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「呪いだ!バルジの呪いだ」とギャラリーは喜んでいましたが、こちらは茶化す余裕なんてなく、早くもスパを放棄して戦線を後退させる羽目に。その分、南部は戦線と戦力を維持しながら、バストーニュへ向けて後退に成功します。

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第4ターン、西進した恐怖の奔流は、連合軍の下腹部-アムドレーヴ河近郊で攻撃に移り、集中攻撃でこれを突破します。

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南部では、バストーニュを包囲し、じりじりとヌシャトー方面へ前進をします。

連合軍は、戦線をヴェストル川へ後退させ、北方への突破だけは防ぐ構えです。

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連合軍にとって正念場の第5ターンでしたが、イギリス軍の介入を恐れるドイツ軍は、ヴェストル川へ一撃を加えたものの、あえてスパ及びミューズ川に近づかず、後退をします。

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やっと一息を付いた連合軍ですが、敵の獲得予定の都市数とこれまでの損害を考えると、無理を承知で反撃に出ます。

前線の足止め部隊を一蹴すると、一時的にスパを占領し、前線を押し上げ、消耗した装甲師団を包囲し、D2A1で2ユニットを除去します。

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第6ターン、ドイツ軍は北部で反攻に移り、スパ近郊で戦線を突破すると、第二次移動で後方に回り込み、ヴィルヴィエを占領します。また、第5装甲軍が南下して、第7軍と併せて、ヌシャトードームに圧迫をかけます。

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連合軍も負けじと、増援をつぎ込んで、北部で攻勢を強め、包囲された部隊を救出するとともに、ヴィルヴィエを孤立させます。

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と、ここまで、盤外待機させていたイギリス軍の機動予備を投入します。本来ならば、中央から南部に投入して、敵の後方を遮断・圧迫する予定でしたが・・・敵の配置を精査して、戦略移動と迂回で、一瞬の隙を突き、マルシェを奪還し、周辺の部隊を包囲します。

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第7ターン、相変わらず、北部では戦術的VPを争う乱戦が続きますが、事態は南部で動きます。ヌシャトードームを意地で突破した第5装甲軍が、第2次攻撃でヌシャートに2:1攻撃を敢行し、これを奪取!実は、連合軍に戦術的ミスがあり(ヌシャトーに部隊を配置していなければ、進入できなかった)、まさかの陥落に一時的に色を失います。

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連合軍は待ちに待った大量増援(2個師団強)を投入して、ヌシャトー奪還を考えますが、地形効果が高く、断念せざるを得なくなります。かわりに、北部で最強の第2機甲師団を投入して、包囲したヴィルヴィエを奪還し、スパに迫ります。

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と、第8ターンのドイツ軍の第1フェイズが終了したところで、時間によりエンド。結果、第7ターンの装甲増援でバストーニュが陥落しましたが、思いの外、ドイツ軍の損害も多く、その時点のVPは62点。この後の連合軍の反撃を考えると、おそらく、ゲームは続く可能性が高く、ほぼドローまで持ち込めました。

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いやー、序盤の崩壊寸前の状況から考えると、薄氷の防御戦闘でどうにか引き分けまで持ち込んだといったところです。後から考えると、ドイツ軍がサンビットを強襲せずに包囲のみに止め、西進していれば、一体、どうなっていたか?「あれを攻撃しなければ、圧勝だったかも知れません」と、Das Reichさんも言っていました。

ともあれ、「バルジの呪い」は、しばし、続きそうです(笑い)。

お昼過ぎに、名作「HANNIBAL」(Valley Games)を持ち込んでくれた喜多川さんと対戦に入ります。実は、両者とも千葉会での対戦が最後でして。1年半ぶりの勝負となります。陣営はmitsuの希望でローマ軍を、喜多川さんがカルタゴ軍を受け持ちます。

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第1ターンは、お約束のIdubedaの支配を巡るPC合戦から始まります。初手で3PCを使い内陸を封鎖したカルタゴ軍に対し、ローマ軍はあえて内陸にPCを「捨て置き」ます。

実は、ローマ軍の戦略カードが3PCが1枚もない状態で、イタリア北部で迎撃が不可能でした。そこで、あたかも「ディプロマシー」があるフリをして、カルタゴにカードを消費させ、第1ターンのアルプス越えをさせない作戦をとります。結果的にこれが成功し、2PCの消費と引き替えに、ハンニバルにアルプスに手前で年を越させます。

第2ターン、この我慢を見届けたかのように、ローマ元老院は最強のファビウスを執政官に選出します。予定通り、アルプスを越えたハンニバルに対し、ファビウスが迎撃をかけ、見事に勝利します。が、ラウンドが短かく、Probeによる勝利のため、致命傷にはならず。

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逆に徴募カードを使って、Cisalpiniaで戦力を回復したハンニバルは、早くも逆襲に出ます。多少の損害比なら消耗戦上等で望むローマ軍に対しは、カルタゴ軍の攻撃は熾烈を極め、第1会戦でヴァロが、第2会戦でファビウスまでが敗走します。カルタゴ軍も4CUを失い、大きく戦力が低下します。

このままでは敗死の危険があると判断し、ハンニバル隊はやむなく、ヒスパニアに撤退します。

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第3ターン、Cisalpiniaの部族の攻略を始めたローマ軍に対し、カルタゴ軍は単騎マゴをシシリアに上陸させます。同時に、兵力を早々に補充したハンニバルが再び、アルプスを越えます。戦闘カード的には、ローマ軍が有利でしたが、天才的な戦術を駆使して、フラミニウスを敗走させます。

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第4ターン、イタリア本国に侵入される瀬戸際でしたが、ここで立ち塞がったのがローマの盾-ファビウスでした。敵の攻撃を鎬ながら、執拗にProbeを打ち続け、またもハンニバルを敗走させます。ハンニバルは再び、アルプスを越えて、逃走します。

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時間的余裕を持ったローマ軍は、フラミニウスをシシリアに送り、マゴを全滅させます。

第5ターン、カルタゴ軍は軍勢の立て直しにいっぱいとなり、大きな動きはなし。

第6ターン、カルタゴ軍最強の敵-スキピオ・アフリカヌスが登場します。再建なったハンニバル隊は、宿命のライバルとの決戦に三度、アルプスを越えます。前衛にいたマルケルスを一蹴すると、Bollでアフリカヌスとの戦闘に。

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第一戦は、戦闘カードで16枚:13枚とローマ軍有利にもかかわらず、ハンニバルの戦術が冴えを見せ、カルタゴ軍が勝利します。が、7ラウンドに及ぶ戦闘で、少なくない消耗となります。そこへ、兵を補充したアフリカヌスが逆襲に。第8ラウンドまで激闘を繰り返しますが、最後はローマ軍の物量が物を言い、ついにカルタゴ軍が敗走します。

ハンニバルは這々の体で、三度、アルプスを越えて潰走。その間にローマ軍は、部族に攻撃をかけ、Cisalpiniaを制圧し、支配を盤石にします。

第7ターン、このままではジリ貧となると、覚悟を決めたハンニバル隊は、再建途中にもかかわらず、四度目のアルプス越えを行います。山岳を抜けた隘路で迎え撃つのは、執政官パウルス。山越えの損耗が響き、かつ戦象が恐慌に陥ったため、戦闘カードは14枚:11枚のシビアな戦いに。戦術能力では2倍の差があったにもかかわらず、ハンニバルの指揮が振るわず、怒濤の正面攻撃の前に敗北。ああ、ついにハンニバル死す!

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その後、ヒスパニア攻略を試みるローマ軍の猛攻を、ハシュドルバルが鬼神となって撃退したり、最終ターンにシシリアに上陸したマゴが、アフリカヌスを敗死させたりと、大いに奮闘しましたが、最後まで占領地の数で優位を保ったローマ軍が、10:8で勝利しました。

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久々の対戦で、両軍とも作戦にキレが少なかったものの、最終ターンまでもつれ込む激戦を堪能できました。やっぱり、「HANNIBAL」(Valley Games)は面白い!また、定期的に対戦したいものです。

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