歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2016年12月

毎年恒例の「行く年、来る年」で、2016年のゲームライフを振り返りたいと思います。

昨年以来、ソロプレイが激減し、プレイ数自体も低調で、かろうじて例会での対戦で維持しています。準備ができないので、新規アイテムは減っていて、必然と既存アイテムをローテーションする傾向にあり。

純粋にゲームにかけられる時間が少なくなったためで、定年まではしようがないでしょうね。と、バルジ友の会(会員2名、笑い)のDas Reichさんからは「病気で入院すれば、バルジがたくさんできますよ」との発言が!何のための入院?!(笑い)。まあ、それぐらい、オファーをいただけるのは、ありがたいことです。

圏央道の開通で近くなった、茨城会遠征が増えたことが、唯一の希望でしょうか(高速を使えば、電車行きの千葉会より、アクセスがいいことが判明)。9月の茨城会にTommy・mitsuコンビが「殴る込み」にいったところ、10月のちはら会に3名が「お礼参り」してくれまして。新たに、「ちばらき会」の臨時カンプグルッペも、夢ではない?!

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次に記事数を振り返ると、こちらも一目瞭然です。昨年も減ったとはいいながら、のべ記事数は100を超え、うち、二桁の更新ができた月が7つでした。が、今年は、総数が92で、二桁更新の月は、12月を入れてわずかに4つのみ。実質的に2割弱の縮減となりましたが、例会開催・遠征数は増加しています。特に、前述の茨城会参加が、千葉会を上回ったのははじめて。「出力20%低下も、航行に支障なし」といったところでしょうか。

[立ち上げた新ジャンル]

 今年は、最大数を誇る東部戦線ジャンル(アイテム数111!)を立ち上げました。紹介時記事だけで5つで、さらに更新専用記事もつきまして。目標達成こそなりませんでしたが、粛々とSLGの主流をプレイしてきました。

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戦争シミュレーションの王道~WWⅡ東部戦線アイテム その1
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13920087.html
赤髭は、あまりに巨大なり!~WWⅡ東部戦線アイテム その2
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13923145.html
電撃戦の終焉と地獄の市街戦~WWⅡ東部戦線アイテム その3
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13924207.html
果てしなき、大消耗戦~WWⅡ東部戦線アイテム その4
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13929863.html
希望も絶望も持たず・・・苦闘の退却戦と装甲戦術の輝き~WWⅡ東部戦線アイテム その5
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13932837.html
史上最大の戦役!仮借なき殲滅戦!~WWⅡ東部戦線アイテム プレイの軌跡
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13936594.html

[目標達成ジャンル]

 ジャンル立ち上げ後、初の「達成なしに」。もろに業務の影響を受けた形ですが、残り数点のジャンルが多くなっているので、来年は達成したいな~。

[記憶に残る対戦]

最後に、今年にプレイしたアイテムで、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 東部戦線アラカルト
 唯一の新ジャンル-東部戦線から、新旧合わせて4点を対戦することができました。「ルントシュッテトの戦い」(CMJ)は、にしさん、少将さんの茨城組と連戦し、我がちはら会のTommyさんと、合計で5戦です。

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「バルバロッサ作戦」(WGHB)は、わずか1戦でしたが、ソ連軍ではじめての勝利を得ることができました。

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「スターリングラード救出作戦」(MJ)はK村さんと連戦でした。いずれも、ソロに向かないシステムだったわけで、持つべきは戦友たちですね~。

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「マンシュタインの切り札」(CMJ)は、千葉会会長yagiさんのオファーでテストプレイに参加。ミニゲームなので振り幅はありますが、ああでもない、こうでもないと作戦骨子を立てる楽しさは抜群でした。

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第2位 Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)
 今年も来ました、80年代アニメの傑作艦隊戦アイテム。手軽で楽しく、かつマニア心を擽る内容で、プレイ数は12戦とダントツ。ゲムマで手に入れた新作も効いて、1年間楽しめました。新春には、追加デッキと要塞決戦ヴァリアントも待っています。唯一の不満は、自分以外、誰もバッフクラン軍を受け持たないことで・・・求む、イデオンファン!(今更?笑い)

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第3位 謀略級三国志(GJ)
 マルチゲームで、もっとも対戦数が多かったのが、「謀略級三国志」(GJ)。特に茨城会のみなさんとの対戦が楽しかったです。1月の茨城会で、str会長さんが初プレイながら、協同勝利で二連勝。さすが、会長職は伊達じゃない!が、10月のちはら会では、出張疲れから目の前の勝利に間がくらみ、貂蝉に持って行かれ・・・この日は3連戦となり、いずれも、笑いと歓声が絶えない、盛り上がりでした。

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第4位 HANNIBAL(Valley Games)
  mitsuがもっとも評価するCDSの「HANNIBAL」(Valley Games)。ここ数年は低調でしたが、千葉会会長yagiさんのハードゲーム宣言で復活。回数は少ないものの、yagiさんと喜多川さんと3戦をしまして。yagiさんとの死闘では、いずれもハンニバル戦死ながら、カルタゴ軍勝利となった「記憶に残る戦い」でした。

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第5位 信長包囲戦(GJ)
 もう一つ、日本史CDSでは古典と言ってもいい「信長包囲戦」(GJ)を、いずれも茨城会で対戦しました。喜多川さん・にしさんとも初プレイということで、インストでしたが、にしさんとの対戦では、いきなりインスト負け。喜多川さんには勝ったものの、プレイ中に脅威の練度上昇が見られ、感嘆。「これが茨城会の威力なのか!」

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第6位 バルジ大作戦(CMJ)
 ここ数年、「無限機動(無間地獄?)」となっている「バルジ大作戦」(CMJ)を、今年もDas Reichさんと連戦です。最近のトレンドは、いずれも連合軍の防御作戦で、mitsuの「北の防人作戦」とDas Reichさんの「中央超強化策」を、いかに粉砕するか(あるいは押しとどめるか)、趣味を越えて、もはや「現場検証」になっています(笑い)。

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第7位 江戸幕府の黄昏(GJ)
 今年に入ってから、評判のいいこれを、7戦しました。千葉会でaoさん(長野在住!)と、茨城会で南部さんと、ちはら会でいつものメンツと楽しみました。純粋なCDSだけにカードの振れ幅が大きいですが、よく知ったイベントなので、勝敗抜きでも楽しめます。

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番外編その1 ミッドウェイ・キャンペーン(CMJ)
 対戦自体は、こまいふさんとの連戦だけですが、あまりの奇襲ぶりに、番外編としてランクインです。日本軍(こまいふ)対アメリカ軍(mitsu)の第一戦は、第3ターンに霧がまさかの晴れとなり、夜明けとともに「たまたま」接近していたアメリカ軍が「たまたま」無警戒だった日本軍を、完全奇襲!加賀を除く3隻が撃沈され、日本軍が作戦中止を決定しました。これまでの最短レコードです。

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番外編その2 突入?レイテ湾(CMJ)
 12月のゲームマーケットで購入したもので、当日に会場で始めたところ、あっという間に人が集まり、なんと9連戦!簡単なのにイベントやギミックが実に適切で、初心者でも運がよければ勝てるなど、これは久々の傑作カードゲームかも?!はじめて「モンスターメーカー」(翔企画)をプレイした感触を思い出しました。

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最後に・・・
ソロや作戦研究の時間が大幅に減ったものの、ちはら会の定例開催と遠征の増加で、なんとかゲームライフを維持しています。これもたゆまず参戦していただいているみなさま、快く対戦希望を受けてくれる戦友たちのおかげです。心からの感謝をみなさまに・・・。

来年以降も「冬季防御」が続くでしょうか、諦めないちはら会らしく、新年もどうぞよろしく・・・。

最後に、残り1時間となっところで、「デザート」として「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)をプレイしました。ゲムマで仕入れた最新のデッキを使い、アクシズ(mitsu)対エゥーゴ(Tommy)です。

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Tommyさんは、特殊兵器「ハイパーメガ粒子砲」で2隻を瞬殺すると、モビルスーツと砲撃で2戦級の艦艇を次々と沈めていきます。グワジン級は健在ながら、気がつけば半数までうち減らされます。

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このままでは勝てないと読んだアクシズは、モビルスーツを集中投入し、迎撃や対空砲火を恐れず、アーガマ級2隻に絞って波状攻撃をかけます。エゥーゴの優秀なパイロットに苦しめながらも、度重なる攻撃でついに2隻を撃破したところで、ゲーム終了。

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沈めた隻数では半分以下でしたが、高得点のアーガマ級を撃沈したため、65点:38点とアクシズの勝利となりました。

まだ、新入手のデラーズフリートと83連邦、要塞決戦もあるので、年明けは艦隊戦で盛り上がりそうです。

年末にTommyさんをお呼びして、今年最後の自宅オフ会を開きました。プレイを開始した「宇宙の戦士」(AH)から、S2「オペレーション・バグハウス」です。陣営は、アレクニド側(Tommy)対テラン側(mitsu)です。

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このシナリオでは、本命の蜘蛛型エイリアン-アレクニドが登場します。地下深くにトンネル網を形成し、工兵による開削で突破口を形成し、地上のテランを攻撃します。テランは、この敵をモグラ叩きで撃破するのですが、いつ、どこで出てくるのかが不明で、イニシアチブはアレクニド側にあります。

また、両軍とも長距離射程兵器が与えられています。アレクニドには射程6へクスの殺人光線火器が与えられ、1へクスの全ユニットに18火力を浴びせます。テランには、やはり射程6へクスのHEロケットランチャー(9火力)が15基が与えられており、最大135火力という猛烈な攻撃を加えることができます。ただし、テラン側は死亡していない味方のへクスには撃ち込めないため、負傷した機動歩兵がいるへクスにアレクニド側が居座ると、酸鼻な白兵戦を余儀なくされます。

今回のテラン側が立てた作戦と戦術は、以下の通りです。
*ビーコンの位置は、もっとも南東寄りのAA20とする。部隊は散開しながら、南から進入する。
*3個分隊を山地の東側から進入させ、兵力を均等に配置しながら、山岳地帯を左に回り込み、2/3の地域を制圧する。3個分隊は西側から進入させ、1/3の地域と山岳地帯の制圧を試みる。
*HEロケットは、高機動の指揮官及び偵察兵に装備し、機動打撃部隊とする。主に山岳地帯沿いに配備し、敵の発見とともに高機動力を生かして、ラン・アンド・ヒットを狙う。
*部隊は敵の長距離射程兵器の攻撃を避けるため、基本的にスタックをせず、散開する。が、各部隊は白兵戦のため、最低3ユニットがスタックできる位置を保つ。

なお、ゲームのマーカーが見にくかったのでKIAとWIAを自作し、点数計算用にVPトラック及びターントラックを作ってみました。

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第1ターン、指揮官と偵察兵を先頭に南から進入するテラン側に対し、アレクニドは北部に2カ所の突破口を開き、バグを地上に出します。このターンは接触できないため、アレクニドは5VPを獲得します。

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第2ターン、アレクニドは様子見をして、新たな突破口や兵力展開はなし。テラン側は当初の計画通り、HEロケットランチャーを持った高機動部隊(指揮官と偵察兵)を突進させ、2カ所の突破口にいる隠蔽状態の蜘蛛に、HE弾を叩き込みます。正体は労働者3体と兵士1体で、ともに最高比率6:1を喰らって消滅します。このターンは制圧成功となり、テラン側は10VPを獲得します。

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第3ターン、北・南東・南西で一斉にアレクニドが奇襲攻撃をかけます。突然、足下が崩れ、現れた蜘蛛に急襲され、機動歩兵1機がKIA(死亡)、もう一機がSTUN(麻痺)に、偵察兵1機がWIA(負傷)になります。

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テラン側はすかさず反撃に移り、STUNとWIAのへクスに機動歩兵を突入させ、白兵戦で1匹を除去、もう1匹をD(混乱状態)にします。そして、南部の蜘蛛のフルスタックには、惜しみなくHE弾を砲撃し、全てを除去します。

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第4ターン、アレクニドは人海戦術(蜘蛛海戦術?)で、既存の突破口とあたらな突破口から少数の部隊を展開させ、制圧を遅延させるとともに、山岳を含む2カ所で機動歩兵を強襲し、HVY(装甲重損傷)を与えます。

さらに、南西端から長距離光線兵器を出現させ、外周で警戒に当たっていた機動歩兵を攻撃しますが、こちらはSTUNに止まります。

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テラン側は各地の部隊を砲撃と白兵戦に分け、組織的な反撃を実施します。この結果、北東の1スタックを除き、全ての攻撃に成功し、一気に9匹(兵士3匹、労働者6匹)を殲滅します。さらに、5個のHEロケットを集め、長距離光線兵器をD状態にします。

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第5ターン、アレクニドは混乱した部隊を残したまま、生き残った部隊をトンネル網へ撤収させます。その上で、新たに山岳2カ所でバグを出現させ、攻撃を加えます。北部では長距離光線兵器2機を出現させ、共同で6:1攻撃し、機動歩兵1機をKIAにします。

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モグラ叩きの様相を呈してきた激戦ですが、テラン側は効率よく砲撃と白兵戦を進め、10匹近くのバグと2機の長距離光線兵器を破壊します。

第6ターン、さすがの損害に、アレクニドは山岳の1カ所を除き、残りを撤収させます。

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テラン側は混乱して取り残されたバグを掃討するとともに、山岳のバグに白兵戦を仕掛けましたが、惜しくも1匹を討ちもらし、制圧ならず。

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この時点でバグの損害は、(混乱状態を含め)兵士9匹、労働者匹12匹、長距離光線兵器2機と、初期兵力の半数近くに達します。

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第7ターン以降、戦力が減少したバグは、消耗を押さえるために、山地を中心に敵が集中しにくい位置にゲリラ的に現れては引っ込む、ヒットエンドラン戦術に切り替えます。数が少なくなったため、テラン側は集中の原則を徹底し、敵の撃破に努めます。

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第9ターン、敵は最後の長距離光線兵器を山岳に投入し、これは散開止まり。すかさず、山麓で待機していた高機動部隊が駆けつけ、至近距離からHE高性能弾を浴びせ、撃破。白兵戦も好調で少数のバグを駆逐し、ついに二度目の制圧に成功します。

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この時点でアレクニドの戦力は、大半が狩られ、兵士は6匹にまで激減します。

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そして迎えた最終ターン、アレクニドは勝利のため、残ったバグを各所に散らし、散兵戦を挑みます。テラン側は計算して殲滅の可能性が高い作戦を選びましたが、白兵戦のdrが振るわず、制圧できずにゲーム終了。

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結果は、アレクニド側68点:テラン側54点で、蜘蛛型エイリアンの勝利となりました。あと一度、制圧ができていたら、1点差で逆転だったわけで、惜しかった!!

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このシナリオでは、テラン側はバグの出現位置が全くわからず、主導権を持ったアレクニドが圧倒的に有利です。また、負傷者の運搬ができないため、取り残されたへクスにはロケットランチャーが使えず、効率の悪い白兵戦を挑むしかありません。「史実通り」の惨敗がありえるわけで、そういった意味では今回は健闘と言えるかと思います。

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午後になって、少し会場が空き始めた頃、ちはら会のBIBIさんが、ブースに現れまして。ちょうど、ルールを読み始めていた「突入?レイテ湾」(CMJ)を、試遊卓を借りて、プレイすることにしました。

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ちなみに、お隣では軍神さんが「モスクワ電撃戦2」(CMJ)をインストしています。

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このアイテムは、レイテ海戦で幻で終わった日本艦隊の突入作戦をテーマにした、カードゲームです。基本システムは、佳作「ミルボーン」で、300海里を進攻すると、レイテ湾に突入できます。複数の艦隊(プレイヤー)が到着した場合は、手札の艦艇の攻撃力が大きい側が勝ち。誰もたどり着けなかった時は、もっとも進出した艦隊が勝利します。

敵キャラとして、移動を妨害するアメリカ軍戦艦や軽空母部隊、手札を減らす正規空母があります。日本軍は、大和をはじめとする水上艦艇で敵艦を排除し、あるいはスコールに紛れて空襲を避ける、煙幕で敵艦隊を他の艦隊に押しつける(!)などをしながら、レイテ湾突入を目指します。

展開に適度に影響を与えるのが、4枚のイベントカードです。一時的に進攻ができなくなる「栗田ターン」、空襲が来なくなる「小澤艦隊」、戦艦隊が投入できない「弾薬不足」、突入した瞬間に勝利できる「巡洋艦ナッシュビル」(マッカーサー乗艦)が、強制ベンで登場します(随時、最新のイベントに上書きされます)。

第1戦は、BIBIさんとの差し勝負。戦艦部隊と軽空母の任務部隊で行く手を阻む連合軍に対し、BIBI艦隊はとっておきの大和を投入し、これを撃破します。そのまま、あっという間にレイテ湾に突入します。

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その後、mitsuも投入に成功しますが、こちらは十分な水上打撃兵力を連れていたため、逆転勝利に。二人だとほぼほぼ突入できるので、後はカードを揃えた方が勝利できます。

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と、これを見ていた観客のMさんが対戦を申し入れ、3人でのプレイに。三人になると途端に妨害が盛んになり、イベントの効果と相まって、突入はかなり困難に。第2戦は、BIBIさんとMさんがほぼ拮抗しながら、レイテ湾手前まで行きますが、最後は鼻の差でMさんの勝利に。初プレイで目当てが持てるくらい、プレイアビリティは高いですね。

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第3戦から、別のお二人が参入し、初の4人プレイに。全くのSLG素人さんとのことでしたが、CMJの売り子さんの説明を受け、すぐにプレイできるあたりは優秀です。

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第3戦は最も進んだmitsuが勝利。店頭のじんぼさんが4人以上なら2セットか、と言っていましたが、このコンポーネントだけで十分に行けそうです。

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第4戦は、もう一人の素人さんが「最上」(敵戦艦隊を惹き付ける)の陽動をうまく使って、レイテ目前に。と、ここで、タイミングよく、「ナッシュビル」(マッカーサー乗艦)を把捉・撃沈し、初のサドンデス勝利に。こんな展開もあるんですね~。

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第5戦は、のっけからイベントの嵐で4艦隊ともほとんど進めず(一端、進んでも、敵が強力で、泣く泣く煙幕を張って撤退することも)。わずか130海里進んだ素人さんが勝利に。

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そのまま、勢いで第6戦に突入し、手練れのBIBIさんが距離で押し切って、勝利。

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と、ここで新たな挑戦者がきて、入れ替わりの3人で、第7戦に。BIBIさんと挑戦者さんがいきなりマッチレースになりますが、わずか10海里差で、BIBIさんが勝利。

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第8戦は、挑戦者さんがカードに恵まれ、レイテ直前で、またも「ナッシュビル」!二度目のサドンデス勝利達成です。

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最終第9戦は、mitsuが泊地からまともに出撃もできない中、またもBIBIさんと挑戦者さんがマッチレースに。最後は全艦隊に敵が群がり、全く進めなくなりましたが、先行で逃げ切ったBIBIさんの勝利となりました。

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気がつけば、時間を忘れて、なんと9戦!のべプレイタイムは1時間20分を切ったので、1ゲームが10分以下という、回転の良さ。初プレイでも素人さんでも勝つチャンスが有り、連勝がわずか1回というのも、プレイバランスの良さを証明しています。

これまで空母戦と水上破壊戦も購入していますが、このアイテムは最も秀逸ではないかと思います。師走に入って「このシミュゲ」の記事候補にいきなり名乗りを上げた感じですね~。

このところ、yagiさんのお誘いでゲームマーケットに参加することが多いのですが、今回もお声かけいただき、12月のゲムマに行ってきました。

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会場は相変わらずの人、人、人。東館の7-8ホールというできたばかりの会場が、いっぱいになる盛況ぶりです。

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大手のCMJやサンセットのブース有り。おなじみのさいたまオフライン(HAさん)とTDF(たちばなさん)あり。

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その対面で、中古販売だけの千葉会も出撃。まあ、今回はゲムマを楽しむのがメインだったようです。

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自分は、時々、千葉会をお手伝いしながら、会場を廻り、「Ships  & Tactics」の要塞決戦ヴァリアントやガンダム系のデッキ3種、レキシモンゲームの「突入?レイテ湾」、Bonsai Gamesの最新作「モスクワ電撃戦2」をゲット。少数でしたが、いずれもすこぶる評判のいいお買い物になりました。

会場では、長野在住のはずのaoさん(ほんとは都内潜伏説もあり?笑い)や軍神鹿内さんともお会いでき、ゲームの祭典を楽しむことができました。

会場の外は、やや寒かったものの、まぶしいばかりの晴天で、湾岸地域や遠くスカイツリーも眺めることができ、いい一日になりました。

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「やせっぽちと機動歩兵の白兵戦」を終えた後、ここ最近の定番となりつつある「本土決戦1945」(GJ)をプレイしました。陣営は、前回と同様に、Tommyさんが日本軍を、mitsuが連合軍を担当します。

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今回のTommyさんの配置は、南九州と四国を除く、太平洋側を強化するもので、特に山陽には7個師団と3つの航空機が配備され、九州と瀬戸内海への進出を牽制します。

先の展開を考えた上で、ここは正攻法でと、第1ターン、連合軍は九州に向かいます。まず、機動部隊を守るため、沖縄の基地機で北九州の航空隊を狙いますが、ここで日本軍の迎撃機が活躍し、初っ端からB29の1ユニットが撃墜されます(護衛機を仕込んでいたのに、忘れていました!)。

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それでも、空襲自体は成功したため、上陸部隊を含む「アルマダ」を日向灘に出撃させます。と、それ以上、敵の反撃がなかったので、共同行動と補充を使って、あっさり7個師団が上陸に成功します。

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第2ターン、艦砲射撃と航空攻撃のコンボで南九州を制圧すると、陸軍は北上を開始します。と、ここで、日本軍は、山陽と近畿の航空機でカミカゼを連発します。一つは戦艦部隊の対空砲火で撃墜されますが、砲火をかいくぐったもう一つのカミカゼが成功し、正規空母(エンタープライズ)を沈めます。

が、これで航空機の脅威がなくなった連合軍は、第4ターンに支援艦隊を瀬戸内海に突入させ、すかさず、補充で回復します。そのまま、猛烈な艦砲射撃と空母の空襲で北九州を制圧。陸軍部隊も瀬戸内海に進攻し、山陽・近畿に圧力をかけます。

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第5ターン、連合軍は沖縄の陸軍機を北九州に転送し、関東までを航続距離内に収めると、空爆と艦砲射撃、機動部隊の空襲を組み合わせて、近畿の敵兵力を消耗させ、陸上部隊を上陸させます。これに対し、日本軍は補充と関東・東海からの増援をつぎ込んで、抵抗します。が、この結果、常総エリアが限りなく無防備な状態に・・・。

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第6ターン、連合軍はグアムに集結していたコロネット部隊を房総沖に進出させると、電撃的に常総に進攻し、ここを確保。さらに、上陸制限で遊弋していた3個師団を帝都に上陸させます。

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日本軍が慌てて帝都周辺の部隊をかき集めたところで、今度は、関西で空爆・艦砲射撃・空襲コンボを撃ち込み、連合軍はここを確保します。VPは日本軍20.5点:連合軍13点と、あと1-2エリアの奪取で並ぶところまできます。

第7ターン、連合軍は4枚:8枚という圧倒的なカード差を使い、搦め手となる周辺地域の制圧に乗り出します。まず、前ターンに猛爆撃で敵を壊滅させていた四国に上陸し、制圧(点数差は4.5点に)。さらに、全く無防備な北陸に1個師団を派遣し、ここを奪取。と、めくった支配マーカーは、なんと国体!これには自分が配置したはずの日本軍もビックリ!!なぜ、国体がそこに?!

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「ああ、東海に置いたはずだったのに、失敗した!」何のことはない、日本軍のケアレスミスで、連合軍のサドンデス勝利になりました。

今回は、お笑いで終了となりましたが、日本軍が反撃の手段を習熟してきたため、点数的にはいい勝負になりつつあります(連合軍の損害VPが5.5点)。このゲームの底まで一息のようです。

最近、ずっと興味があった「孤児たちの戦争」シリーズを読み始め、あまりの面白さにSFに填まっています。

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久しぶりに古典とも言える「宇宙の戦士」も引っ張り出して、並行読み。当時の政治状況でバイアスはかかっていますが、それを差し引いても、やっぱり面白いです。当時、隆盛を誇っていたAH社が「古典的」な正攻法でゲーム化したのが、同名の「宇宙の戦士」です。

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今回、Tommyさんと計画を立て、1シナリオずつプレイしていくことにしました。シナリオ1「ヒューマノイド襲撃」は、宿敵アレクニドの同盟軍ヒューマノイドとの戦いです。マップ上の重要施設をテランの機動歩兵が破壊して、同盟関係に揺さぶりをかけると言う設定です。テラン側をTommyさんが、ヒューマノイドをmitsuが担当しました。

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このシナリオの手順は、基本的に移動-戦闘-回復のみです。よって、射撃(投擲)兵器がないテラン側としては、一つ一つ重要施設をつぶしていくことになります。となれば、ヒューマノイド側は、ダミーを含む、重要施設をマップ上に拡散し、あわよくば反撃で敵を麻痺させ、時間を稼ぐことを狙います(ヒューマノイドの火力では、通常の機動歩兵を負傷または戦死させることは、極めて不可能です)。わずか12ユニットの戦力は、高得点の水資源プラントと通信施設の周辺に配置し、防御陣地に籠もらせて反撃態勢を取らせます。

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ゲーム開始とともに、南端から進入したテラン側がヒューマノイドと接触したのは、第3ターンですが、これは当然、ダミーで戦果なし。

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テラン側は、移動力の大きな指揮官及び捜索兵を宇宙港に進出させ、主力はスタックを崩さず、山岳地に沿って北上させます。

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第6ターン、テラン側は指揮官と機動歩兵スタックが初の接敵をします。両方とも動力プラントとそこで働く労働者でしたが、戦闘ではともに混乱止まり(最高比でまさかの1)。16火力を集めて、労働者のデモも鎮圧できないとは、情けないぞ、機動歩兵!(笑い)

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さすがに第7ターンは、労働者と動力プラントの排除に成功しますが、これで残り5ターンに。

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第10ターン、テラン側は機動歩兵を2スタックに分けると、防御の堅い(ように見える)最北端と東側の重要拠点に突入させます。こちらは、通信施設と最もVPの高い水資源プラントで、労働者ユニットの排除に成功します。

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が、この直後、防御陣地に籠もっていたヒューマノイドが一斉に姿を現し、施設の破壊を妨害します。うち、一つでは1:1の反撃で、機動歩兵1ユニットを麻痺させることに成功します。

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テラン側は、高火力で敵の排除を進めますが、その都度、ヒューマノイドが加勢に駆けつけ、これを妨害。低比率の反撃もdrに恵まれ、さらに機動歩兵2ユニットを麻痺させるなど、想定通りのゲリラ活動が展開されます。と、結局、このまま、最重要拠点はテラン側の占領ならず、ゲーム終了。

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兵力の消耗をさけ、重要拠点を確保し続けたヒューマノイドが、34点と、テラン側の18点にダブルスコアで勝利しました。

まあ、練習シナリオということで、次回は本命のアレクニドが登場するS2に挑戦します。

この日の持ち込みマルチは、傑作ファンタジーアイテムの「SMALL WORLD」(DAYS OF WONDER)です。ちはら会ではかなり以前にmoritaさんが持ち込んで、非常に楽しかった思い出があり。今回、ヤフオクでよい値段で落札できたので、早速、持ち込みました。

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基本システムは、「群雄割拠」(WGJ)の変形版ですが(本当はこちらの方が早い)、多種多様な種族と特殊能力の組み合わせで、ヴァリエーションが豊富。かつ、人数によって、マップが変わる丁寧な作りで、ソロをしていても楽しかったです。

第一戦は、mitsu・Das Reichさん・エンジョウさんの3人プレイ。初プレイながら、守りのトロール-略奪のオーク-進退自在のエルフを率いたDas Reichさんが、84点を獲得。ベテランのエンジョウさんは、スケルトン-ジャイアント-アマゾネス-ラットマンと、攻撃系と大量系を率いるも4回の衰退がやや多く、83点止まり。ハーフリング-霊体のウィザード-ソーサラー-空飛ぶヒューマンと、神出鬼没系とゾンビ系を操るmitsuが84点で勝利しました。

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その後、夕方にBIBIさんがやってきたところで、エンジョウさんがインストして、第二戦に。作戦指南もあって、ノービスのBIBIが167点で、エンジョウさんの151点を上回って勝利。

最後に、「本土決戦」を終えたmitsuとTommyさんが合流し、4人プレイに。第三戦は、ゲームに慣れているmitsuとエンジョウさんがお互いに足を引っ張りあいをするうちに、ノーマークだったTommyさんが116点で勝利。こりゃ、やられたぁ~。

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最終第4戦は、mitsuが4ゴールドをはたいて手に入れた「霊体のトロール」が大活躍(ゾンビ系のくせに防御力が強靱)。最終盤に、エンジョウさんの「狂乱するハーフリング」が文字通り、狂ったdrで追い上げましたが届かず、103点でmitsuの勝利となりました。

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相当、いろいろな組み合わせを楽しみましたが、まだまだ、奥が深く、しばらくはやみつきになりそうです。最近は、対戦機会が減っているので、来年は「小さな世界」を皮切りに、マルチ系に力を入れて、効果的に多くの人との対戦を狙ってみましょうか。

この日の第一戦は、Das Reichさんのオファーで、傑作戦国CDSの「信長包囲戦」(GJ)です。Das Reichさんは、発売当初にかなりやり込んだらしく、今年の茨城会での対戦記録を見て、久しぶりにやりたくなったそうで。陣営は、織田側(mitsu)対反織田側(Das Reich)です。

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第1ターン、とりあえず、「突撃」がきた織田側は、滝川一益を美濃に残し、補充で近江を固めると、主力を持って北近江の浅井を殲滅します。反織田側は、やたらと出た「1」を元に、早くも上杉を参戦させます。

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が、ここからしばらく両軍の動きが鈍くなります。織田側は「他の勢力の調略」と「緊急徴募」で朝倉を足止めし、いつでも撃滅できる体制を組みましたが、ああ、3ターンに渡って、「突撃」が来ず。

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反織田側は、毛利の参戦を狙いますが、増援drがなぜか「1」と「6」ばかりで、武田とともにピクリとも動かず。やむを得ず、長島本願寺で尾張を攻め取りますが、数だけは優勢な織田軍主力の通常攻撃で奪還されます。

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ならばと、三好三人衆を使い、播磨を墜とそうしますが、こういうときは「1-2」が出ず、一向にカード枚数が増えません。

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事態が動いたのは、第5ターンからでした。織田側がやっときた「突撃」を使って、遅まきながら、朝倉を殲滅。第6ターンには、そのまま、北上し、能登に進攻していた上杉勢を撃破し、謙信を討ち取ってしまいます。さらに、贈り物で味方につけた宇喜多を使って、播磨をかすめ取ります。

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第7ターンには、一気にカード枚数が8枚:4枚になり、豊富なカードを生かして、石山本願寺を殲滅し、贈り物で武田と毛利を押さえ続けます。第8ターンの時点でも両大名の参戦は困難となり、織田側の勝利で終了となりました。

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反織田側は、本願寺と畿内の勢力で時間を稼ぎながら、大大名の参戦を促す戦略でしたが(正攻法)、あまりにも増援drが偏りすぎました。まるで、武田と毛利が空弁当を使っているとしか思えない展開に(笑い)。Das Reichさんは極めて精度の高い作戦を立てるのですが、けっこう、drに祟られることが多いんですよね~。あのdrなら、また、いつでもOKですよ(笑い)。

11月末の降雪と関東ではビックリポンの寒さでしたが、12月に入ってから逆に「暖かく」なりまして。ちょうど、天気にも恵まれた休日に、第143回ちはら会を開催しました。二度の「国境侵犯」(県境越え)で遠征いただいたDas Reichさん、「南下政策」の茨城組のにしさんに、常連のTommyさん、エンジョウさん、夕方からマルチ担当(?)のBIBIさんが集まり、多様きわまるアイテムを楽しみました。

先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

信長包囲戦(GJ) ○織田側(mitsu)対反織田側(Das Reich)●
SMALL WORLD(DAYS OF WONDER)4戦
 ○mitsu 93点・Das Reich 84点・エンジョウ 83点
  ○BIBI 167点・エンジョウ 151点
 ○Tommy 116点・BIBI 103点・エンジョウ 77点・mitsu 67点
 ○mitsu 103点・エンジョウ 89点・Tommy 86点・BIBI 66点
宇宙の戦士(AH)S1 ●テラン(Tommy)対ヒューマノイド(mitsu)○
ドゥブノ大戦車戦(CMJ)2戦
 ●ドイツ軍(にし)対ソ連軍(Das Reich)○
 ○ドイツ軍(Das Reich)対ソ連軍(にし)●
バルジ大作戦(CMJ) ●ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(Das Reich)○
本土決戦1945(GJ) ○連合軍(mitsu)対日本軍(Tommy)●

イメージは、2時半頃の会場の様子。手前は、mitsuとTommyさんの「宇宙の戦士」(AH)。奥は、二面打ちの作戦級の鬼とそのお相手。

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少し前に流行った、ドゥブノ大戦車戦(CMJ) です。Das Reichさんとにしさんが陣営を入れ換えての対戦をし、作戦級の鬼からの「教育的指導」を受けたそうで・・・。

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ちはら会十八番の「バルジ大作戦」(CMJ)。エンジョウさんが中央強化防御策を打ち破り、北部と南部に展開しましたが、突破と重要都市の占領には届かず。こちらも、作戦級の鬼が寄り切りでした。

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