歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

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2017年01月

<王道のスペースオペラ>14アイテム

アスターテ・アムリィツア会戦[銀河英雄伝説]○
  銀河英雄伝説の有名な戦いを、チットドリブンで描く、会戦級アイテム。宇宙空間ですが、プレイアビリティを考慮して、二次元での押し合いへし合いになります。優秀な指揮官は、戦闘の修整はもちろん、隊形変換にも大きな差が出ます。そしてもっとも能力差が反映されるのが行動回数で、ヤンやラインハルトだと通常の2倍の行動ができます。その後にシリーズ化されましたが、実はアムリィツア会戦が最大規模のシナリオだったりします。

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リップシュタット戦役[銀河英雄伝説]○
 銀河帝国軍内で起こった、旧弊な貴族連合軍と新興のラインハルト軍の内戦を描く、会戦級。まあ、はっきり言って、「史実」通りの一方的な戦いになるわけで、よくぞ、ゲーム化したのものです。数ばかりは尋常ではない貴族連合軍を、ラインハルト軍が切り刻んでいくのが、結構、快感だったりして。

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イゼルローン[銀河英雄伝説]○
 これまた、マイナーきわまる要塞攻略戦を描いたもので、強力無比なイゼルローン要塞に、魔術師ヤンが加われば、どうやっても負けるわけがなく・・・。こちらではなく、せめて回廊の戦いをゲーム化してくれればよかったのに(ツクダの衰滅で、ゲーム化ならず)。

ヴァーミリオン会戦[銀河英雄伝説]○
  銀河帝国軍による自由惑星同盟領侵攻-ラグナロック作戦を描いた、会戦級シナリオ集。ヤン艦隊によるゲリラ戦やランテマリオ会戦もできますが、バランスを考えると、表題のヴァーミリオン会戦が押しですね。今まで何度かソロをしましたが、ヤンの能力は圧倒的でミュラーが駆けつけても最後は押し切られました。一度でいいので、帝国軍に勝たせてあげたいな~。

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ブリュンヒルト[銀河英雄伝説]△
  一対一の艦隊同士の戦いを描いた、作戦戦術級アイテム。指揮官の差は、艦隊運動能力の差とわりきってシステム化されていて、この点は好感が持てます。また、このシリーズでは初めて艦載機も登場します。問題は、時期設定が帝国領侵攻作戦時のため、同盟軍にまず勝ち目がないことと、ツクダらしくシステムは斬新ながらデヴェロップがいまいちな点でしょうか。ソロでやり遂げるぞと思いきや、ルールブックがどこかに行ってしまい、停滞中です(どなたかル-ルブックを見せていただけると、助かります)。

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ラグナロック作戦[銀河英雄伝説]●
 その名の通り、銀河帝国による自由惑星同盟への侵攻作戦を描いた作戦級アイテム。基本システムは戦国群雄伝を使っており、数の帝国軍と質の同盟軍を再現しています。ヤンの作戦能力は飛び抜けている上に、1d6して数値分だけ敵の戦術を絞り込めるという「魔術師ヤン」の驚異的な能力が炸裂します。

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帝国の進撃[銀河英雄伝説](徳間書店)●
  こちらは、ラグナロック作戦をモチーフにしたカードゲームです。帝国軍内での競争で、敵軍を撃破しながら、ハイネセンに到達した艦隊が勝利します(いわゆるモンスターメーカータイプ)。尋常でなく強いヤン艦隊が曲者で、最も先頭にいる艦隊に襲いかかり、追撃に次ぐ追撃で、かなりの距離を後退されます。どのマルチでもそうですが、ニ番手で様子を見ながら、最後に猛ダッシュを決めることが、秘訣。

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戦略級銀河英雄伝説(旧GJ)●
 同人誌時代の旧GJ誌に掲載された、戦略級アイテム。その名の通り、マップには、帝国・自由惑星の全域が描かれていて、どちらが銀河の覇者になるまでゲーム化されています。戦略級ながら、編成シートを使った会戦が楽しめ、非常に評判がよかったようです。ラグナロック作戦の次は、ぜひ、やりたいものです。

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帝国領侵攻作戦(同人)
 老舗ゲームサークルのSOLGER制作のカードドリブンで、ラグナロック作戦とは逆に同盟軍による帝国侵攻作戦を描きます。システム上、ソロがしにくいのが難点なので、対戦希望者を募集です。

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デス・スター[スターウォーズ初期三部作]
  スペースオペラの世界的代表作スターウォーズから、第1作(エピソード4)のデス・スター攻防戦を、戦闘機1機単位で描く、戦闘級アイテムです。デス・スター要塞の唯一の弱点-通気口に爆撃を敢行する反乱軍を、無数の対空砲火とベーダ-卿率いる強力な迎撃戦闘機が迎え撃ちます。

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帝国の逆襲[スターウォーズ初期三部作]
  こちらは、第2作(エピソード5)のホス攻防戦を描く、戦闘級アイテムです。帝国軍の強力なスノーウォーカー(ATAT)を、反乱軍兵士と戦闘機で迎撃する、あのシチュエーションが蘇ります。兵士が壊滅すると、ゲーム上、全く影響のない死体ユニット(しかも活性化と判別しにくい、というおまけ付き!)に取り替えます。まさに、ツクダチックです。

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エンドア[スターウォーズ初期三部作]
 惑星エンドアでの反乱軍の地上侵攻を描く戦術級。目新しいのは、防御側の帝国軍がランダムトラップを仕掛ける点で、ソロプレイもできるそうです。が、要塞攻防戦から地上戦闘、最後は発電所破壊の戦闘級と、スケールダウン感は否めず。ネット上でのリプレイも見かけないので、ひょっとして地雷アイテムか?!

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スタートレック[スタートレック]
  銀河系全体でUFPとクリンゴン帝国(及び中立のロミュラン帝国)の攻防を描く戦略級アイテム。UFPは戦力で上回るものの、ワープシステムが破壊されたという設定のため、移動制限が厳しく、そのままだと、クリンゴン帝国が有利とか。

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カーンの逆襲[スタートレック]
  表題の映画を元に、個艦戦闘から索敵作戦までプレイできるようにしたアイテム。エネルギー発生と兵器・機関への割り振りが詳細で、精密戦術級の要素を持つ一方、宇宙探索まで盛り込んだため、ルールはかなり複雑です。ネットでもAARが見つからないのは、そのせいか?どなたかプレイした方がいたら、教えてください。

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<風格ただよう特撮ものとちょっとおかしなB級ホラー>10アイテム

ウルトラマン[初代ウルトラマン](バンダイ)△
  その名の通り、ウルトラマンと科学特捜隊による地球防衛のシミュレーション。ウルトラマンは強力ですが、ハヤタ隊員は誰かが見ている前だと変身できないので、巧妙な怪獣は人出の多いところばかりを狙います(笑い)。最終話に出てくる宇宙恐竜ゼットンは、身震いするくらい凶悪で、ウルトラマン世代にはたまりません。

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ゴジラ対モスラ[東宝怪獣シリーズ](バンダイ)●
  表題だけでなく、東宝映画の怪獣が総出演の戦闘級アイテム。ゴジラはかなり強力で、怪獣をプレイするだけなら、いたって簡単です。踏みつぶして、火を噴いて、高層ビルや他の怪獣をドつくだけ(笑い)。ソロを入れて、全シナリオを制覇しました(笑い)。

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怪獣総進撃(シミュレーター誌付録)○
 ゲーム評論誌に掲載された、東宝怪獣総出演のソロアイテム。世界各地の大都市に出現する、キラアク星人に操られた怪獣を、地球防衛軍と味方の怪獣で撃退していくというものです。勝利条件はかなり厳しめですが、怪獣映画で育った世代としては勝つまでやりたくなります(笑い)。

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シーボーガンを喰ったヤツ(T誌付録)●
 ミシガン湖ほとりの小都市シーボーガンに現れた怪獣を、避難民を誘導しながら、警察や州兵で迎え撃つという、元祖B級アイテム。怪獣の能力設定が自由なので、やたら足が速くてこそこそ建物だけを壊しまくる怪獣とか、催眠術で州兵を操る奴とか、お笑い要素満載です。

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ワールド・タンク・バトル2(CMJ)●
  ミニチュア系戦車戦の「ワールド・タンク・バトル」の第2弾ながら、戦う相手は怪獣。主役は自衛隊で、現有戦車とヘリコプターが、地方都市に現れた未確認生物と戦闘を繰り広げます。「シーボーガンを喰ったヤツ」同様、プレイヤーは怪獣のデザインと自衛隊の編成ができるので、B級好きにはたまらない内容です。当時の時事ネタから「怪獣を見守る会」や「巨大生物対策法」などがあり、思わずニヤリとします。

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尻怪獣アスラの逆襲(CMJ)○
 東京に現れた尻怪獣アスラを撃退せよ!B級を通り越してC級(クレイジー級?!)怪獣を迎え撃つのは、ハイキックガールに、ヴァンパイア侍、女子高生ロボット(!)など、B/C級の人類キャラたち(おいおい!)。このゲームをプレイするためだけに、レンタルDVDをしたのは、秘密です(笑い)。

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死霊の夜明け(T誌付録)○
 ゾンビが溢れる町からスーパーに逃げ込んだ住民が、武器を片手に戦うという、70年代B級映画がモチーフ。ゾンビに襲われると感染するというお約束の設定で、たいていは、みんなで仲良くゾンビ化するという、ハッピーエンド(?)を迎えます。昔、まじめに作戦研究(!)をしたのが、懐かしい(笑い)。

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死霊要塞1945(RPGamer付録)●
 大戦末期に、ナチスドイツが起死回生の手段として、ゾンビ軍団を開発。プレイヤーはアメリカ軍兵士となって、狂った博士の排除と基地の破壊に向かいます。前半はフィールドパートでアイテムを集めながら、巣窟の古城に向かいますが、中には自分が感染してしまうゾンビパウダーもあり(いつ発症するかは秘密!)。後半は秘密基地内を捜索/破壊するいわゆるダンジョンパートで、無限に回復するゾンビに飲まれるか、やっと見つけた博士(ハルク化)に殺されるか(笑い)。十に二つくらいしか勝てませんが、とても面白かったです。

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バグアイド・モンスター(RPGamer付録)○
 宇宙人による誘拐をテーマにした、戦術級アイテム。恒星間航行ができる技術を持つくせに、この宇宙人が女性に欲情するわ(?)、地球人の斧やショットガンで殺されるわ、といったへたれぶり。こそこそと田舎町で拉致を試みて、住民の反撃にあって敗北という設定が、古き良きアメリカらしいです(笑い)。

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クス=バルセスの影(T誌付録)●
  世界各地で復活する邪神たちを、プレイヤーが協力して封印するという、クトゥルフ神話チックなマルチゲーム。封印のためには、特殊アイテムが必要で、それを得るために、先駆けで起こる怪奇現象を解決していく設定でした。貴重なアイテムが手に入る事件ほど難解で、封印が間に合うかどうかというバランスがよく、非常に楽しめました。

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<古き良き時代のアニメーション>34アイテム

白色彗星帝国との戦い[宇宙戦艦ヤマト](同人)○
 宇宙戦艦ヤマトの艦隊戦を描いた戦術級。肝は、チットドリブンを使用していることで、それによって圧倒的に不利な地球防衛軍も、優秀な指揮によって、強大な敵に立ち向かうことができます。第1作と第2作の両方の戦闘を楽しむことができます。

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カードゲーム宇宙戦艦ヤマト(同人GJ)●
 変形ミルボーンシステムを使って、宇宙戦艦ヤマトのイスカンダルへの旅路を描きます。プレイヤーはそれぞれの「ヤマト」を率い、もっとも早くイスカンダルへ辿り着くかを競います。「七色星団の死闘」では自分の持ちカードが敵になることがあり、かつ、任意で捨てられずに、手持ちカードを圧迫する悲劇も!最後は「波動砲」があれば、大丈夫さ!

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2192 Invasion:Earth[宇宙戦艦ヤマト](同人)〇
 ガミラス軍による地球侵攻を描いた戦略級シミュレーション。yukikazeや村雨型の駆逐艦を中心とする地球防衛軍と、ガミラス艦や遊星爆弾を使用するガミラス軍が、太陽系を舞台に戦闘を繰り広げます。某ゲーム雑誌の編集長が関連するだけあって、コンポーネントはとても同人誌とは思えない、品質です。 

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伝説巨神イデオン[伝説巨神イデオン]●
 戦闘機から重機動メカ、艦船まで登場する「正統派」の宇宙戦闘戦術級です。問題はイデオンとソロシップを「忠実に再現」していることでして・・・。主役となるイデオンは、最強の1ランクだと60防御値で、全ての艦艇を上回ります。仮に、イデオンを破壊できても、その瞬間に、イデ(無限エネルギー)が発現して、ゲーム終了!こんな一方的すぎるアイテムなのに、ほとんどのシナリオ制覇の上、対戦までしてしまうとは!恐るべきイデの無限力なり!

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戦闘メカザブングル[戦闘メカザブングル]○
 ツクダがアニメ好きの初心者をターゲットに制作した、「戦闘メカザブングル」の双六。ルールはきわめて簡単で、各プレイヤーはブルーストンを求めて、鎬を削ります。子ども向けかと思いきや、カードを使った戦闘ルールが楽しく、プレイアビリティも高く、実はお勧めだったりします。でも、もう、ザブングルファンを見つけるのが大変でしょうね~。

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ブルーゲイル[戦闘メカザブングル]○
 ツクダの戦闘級アイテムの中で、おそらくもっとものシンプルなアイテムです。基本は命中判定のみで、威力から装甲を引いて、損害を出し、規定値になると、破壊になります。おかげで数多くのユニットが扱え、ラウンドシップも登場するなど、一見、いいのですが・・・。問題は、主人公級のウォーカーマシンはべらぼうに装甲が厚く、雑魚キャラだとほとんども損害を与えられず。シナリオのバランスが悪いのは、ツクダの特徴でしょう。

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ウォーカーギャリア[戦闘メカザブングル]△
 「ブルーゲイル」の拡大ヴァリアントで、「戦闘メカザブングル」の後期を描きます。それまでの荒野に変わって、美しい雪原が舞台となり、プレイ意欲はわきますが、本質的な変更はなく、やっぱり、プレイバランスはツクダ病です。

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ウィング・キャリバー[聖戦士ダンバイン]△
 聖戦士ダンバインのオーラバトラー同士の戦いをプロットで描く戦闘級。「史実」通り、剣の格闘が重視されていて、火器の命中率が低いのはやむなしですが、回避行動の修整が大きすぎるため、敵が回避に徹するとまず当たらない。さらに、高性能機であっても必要オーラ力が足りないと行動不能になるため、敵前の空中浮遊(?)といった奇妙な事態も起こります。

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オーラファイト(TDF)[聖戦士ダンバイン]△
 タチバナ・デザイン・ファクトリー制作のオーラバトラー同士の戦闘級。ツクダ製との大きな違いは、各ユニットの行動や損害等を専用チャートで管理する点です。このため、プロットの煩雑さがなく、プレイヤーは自機を操縦している感覚で対戦できます。システムは洗練されていて、納得できる展開になります。難点としては、専用チャートが場所を取ることで、多数機の戦闘には不向きな点でしょうか。

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ドレイクの野望(TDF)[聖戦士ダンバイン]
 同じくTDF制作の聖戦士ダンバインの戦略級。綿密なデベロップが特徴の同グループだけあって、洗練された内容になっています。シナリオも時期ごとに豊富に用意されていて、プレイ意欲を高めます。

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バイストンウェル[聖戦士ダンバイン]
  ツクダのアニメ系では、数少ない戦略級です。移動・攻撃といった作戦や生産、パイロットの登場など、ルールを完備。2-4人のマルチプレイもでき、いつかチームで取り組みたいアイテムです。

ヘビーメタル[重戦機エルガイム]△
  「重戦機エルガイム」の地上戦を描いたプロット方式の戦闘級。まだ、データカードを使用する前のアイテムのため、プレイ中、頻繁にチャートをひっくり返す必要があります。一風変わったところでは、敵の射撃が命中するとビームをエネルギーとして吸収できる可能性があります。ガンダムのモビルスーツと比べると、ヘビーメタルは意外とタフで、バトルロイヤルにはもってこいかな~。

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エルガイムMKⅡ[重戦機エルガイム]
  「ヘビーメタル」の宇宙戦用の拡張ヴァリアント。慣性の法則が適用されるので、かつ隕石が登場すると、かなり操縦に気を遣います。プロットミスで自爆じゃねぇ~。エルガイムやバッシュのバスターランチャーは、波動砲並みの破壊力です。

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ラウンド・ヴァーニアン[銀河漂流バイファム]●
  「銀河漂流バイファム」の戦闘級アイテム。もはや定番となった慣性運動・プロット・データカードで、ククトニアンとの戦闘を描きます。ティーンエイジャーが主役という一見、子供向きの番組かと思いきや、ほとんどの成人が全滅し、最後は唯一生き残ったケイトさんまで命を失うといった、ハードな設定が衝撃的でした。ヴァイオリンでフューチャーした英語の主題歌が、すごかった。

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SPT[蒼き流星SPTレイズナー]
 レイズナーのSPT同士の戦いを描くプロット方式の戦闘級。プレイヤーは自機を操ると同時に、敵方のコンピューター役になって、索敵を担当します。SPTの機動性の良さを反映して、横旋回よりも縦旋回の方が効率がいいなど、ツクダ得意の「精密さ」にあふれています。

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V-MAX[蒼き流星SPTレイズナー]
 レイズナーの後半の戦いを描くプロット方式の戦闘級。ザカール、ダルジャンなどの後期の強力メカが登場するとともに、レイズナーとザカールの必殺技V-MAXの詳細なルールが付いています。

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D-ウエポン[機甲戦記ドラグナー]
 初心者向けの「機甲戦記ドラグナー」のシンプルな戦闘級。ルールが簡易なため、たくさんのメタルアーマーを指揮できるのが、特徴です。実は、このドラマは未視聴でして、このミニゲームのために、いまさら、全話を見るというのも、本末転倒ですけど・・・ちはら会だから、いつか、(見て)プレイするんだろうな~(笑い)。

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シティ・ファイト[超時空要塞マクロス]●
 プロット同時進行の行動システムを用いて、「超時空要塞マクロス」の地上戦を描きます。移動力・攻撃力とも標準のゼントラーディー軍に対し、高速・高火力・低防御の統合軍が戦術的奇襲をかけることが多いです。プロットの煩雑さが嫌いだったので、大量の行動マーカーを制作して、全シナリオをプレイしたのが、よい思い出です。

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ドッグ・ファイト[超時空要塞マクロス]●
 日本で初めて慣性移動ルールを取り入れた、記念碑的作品。それまでは許容移動力の過多や最低直進移動力で宇宙戦を表現していましたが、この作品から推進力で加速・減速をベクトルで表すようになりました。推進し続けると、移動力が加速度的に上昇するあたりは、まるで物理の授業か?!みな、初めての経験だったので、加速しすぎて盤外に飛び出たり、ミサイルにも慣性の法則が適用されるので、自分が撃ったミサイルに当たる(!!)など、珍プレイが続出しました。


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ヴァルキリー[超時空要塞マクロス]
 映画「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を記念して、出版された慣性移動ルールの戦闘級。ただ、恐ろしいのは、三次元(!)空間になったことでして・・・。元デザイナーの岡田氏でさえ、二次元が限界と言っていたのに、禁断のZ軸まで加えた上に、ビーム兵器の三次元拡散が入っており、一体、誰がプレイできるんかい?!(笑い)どなたか、プレイしたという勇士がいましたら、お知らせください。

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スペース・フォールド[超時空要塞マクロス]○
 珍しいマクロス防衛のソロ作戦戦術級。プレイヤーはマクロス艦長となって、襲い来るゼントラディーの大群を迎撃しますが、最後は物量に押しつぶされるという展開に。が、後一歩でなんとかなるのでは、という設定が絶妙です。なぜか、同梱に「マクロスライフ」という、ガールハントのRPGが付いています。

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ダグラム・シミュレーションマニュアル[太陽の牙ダグラム](DM)●
 アニメの模型とSLG、世界設定という一方変わった雑誌-デュアルマガジン誌に掲載された戦闘級アイテム。戦闘は命中判定と被害判定のシンプルな作りで、多数のコンバットアーマーを使えるのが、魅力です。シナリオ作りも容易で、一時は全話シナリオ化を目指したことも?!(笑い)

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ラコックの陰謀(TDF)[太陽の牙ダグラム]
  アニメの本格戦略シミュレーションで定評のあるTDF作成の戦略級アイテム。多数のイベントカードを使って、「史実」の再現をしており、未だにファンにはたまらない出来具合です。

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ボトムズ・シミュレーションマニュアル[装甲騎兵ボトムズ](DM)
  同じく、デュアルマガジン誌に掲載された戦闘級アイテム。放送とほぼ同時に作成されているので、基本はウドでの対秘密警察戦となります。行動プロット形式は、ツクダの戦闘級とほぼ同じです。

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バトリング[装甲騎兵ボトムズ]●
  その名の通り、ウドでのAT同士の賭け試合を再現した戦闘級。ツクダが90年代にアニメシリーズをRPG風にリファインして販売した一作ですが、基本はプロット形式の精密戦闘級です。一応、ボトムズに登場する全機種が扱え、市街戦もできます。

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リアルバトル(TDF)[装甲騎兵ボトムズ]●
 TDF作成の精密戦闘級。が、「オーラファイト」(TDF)同様、各ユニットの行動や損害等を専用チャートで管理することで、プロットの煩雑さがなく、非常にプレイしやすくなっています。最新作だけあって、本編からOVAまで(レッドショルダーカスタムやオーデルバックラーまで!)全てのATが揃っていて、ボトムズ好きにはたまらないです。

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ザ・ブロウバトル(日経BP社)[装甲騎兵ボトムズ]●
 2004年に発売された「装甲騎兵ボトムズ パーフェクトガイド」に掲載された、非売品のAT戦闘級アイテム。その名の通り、バトリングのうち、火器を使用しないブロウバトルのみを扱っています。行動は、全て引いてきたカードを組み合わせて行います。デザイナーは、あの「ワールド・タンクバトル」(CMJ)(今なら、ガルパンか)を制作した堀場氏。プレイするなら、ボトムズ熱が上がっている「今でしょう!」

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クメン内戦[装甲騎兵ボトムズ]○
 多数のATを扱えるように、シンプルな戦闘システムにした、ボトムズの戦闘級。が、ツクダの特徴かデヴェロップが甘く、キリコやイプシロンが乗る専用機が、量産機の集中攻撃で結構、破壊されます。

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装甲騎兵ボトムズTRPG[装甲騎兵ボトムズ](トイ・インターナショナル)
  これもTRPGという謳い文句だが、実質はAT同士の戦闘級アイテム。詳細な戦術戦闘を求めている購入者向けに、各ATに各種装備を組み合わせて、独自のAT制作ができるようになっています。

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ガリアン・シミュレーションマニュアル[機甲界ガリアン](DM)●
 前述のデュアルマガジン誌に掲載された戦闘級アイテム。この頃はアニメSLGの衰退期に入っていたので、ボックスゲーム化は初心者用に一つしかなく(ツクダ製)、ひょっとしてこれが最も詳細なガリアンゲームかも。

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オーガロイド[超時空世紀オーガス]●
  「超時空世紀オーガス」での単機戦闘を扱った戦闘級。元のアニメは「マクロス」の続編という触れ込みで、変形ロボットと女性キャラ人気を目論みましたが、多次元ワールドという世界設定とメカデザインも二番煎じで、未だ、再放送さえされていません。いまさら、プレイヤーはいないでしょうから、ソロかしら。

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ファクトリー[超時空世紀オーガス]●
  上記の世界設定を使ったマルチゲームですが、発表されたこと自体が「奇跡」か。絶版の未開封版が廉価で取引されているのが、何をかいわんや。もちろん、AARなんて見たこともありませんが、ちはら会常連kawaさんも持っている(!)ことが判明し、怖いもの見たさでプレイできるかも?!

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アルフォンス[機動警察パトレイバー]
 機動警察パトレイバーの世界観で、レイバー同士の衝突を描いた戦闘級。一応、RPGということになっていますが、実質は戦闘に持ち込むためのお膳立て程度です。たぶん、国内でレイバー戦闘ができる唯一のアイテムです。

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Ships&Tactics(グループ乾坤一擲)●
 80年代人気アニメの艦隊戦を描いた、一方変わった、カードマルチゲームです。各陣営ごとに主力艦船が用意されており、砲撃をしたり、艦載機(モビルスーツ)を発進させたりして、敵を攻撃します。地球防衛軍では波動砲が使えたり、ジオン公国軍はミノフスキー粒子を散布できたりといった、特別ルールや艦載機や艦隊戦を有利にできるパイロット、衝角戦(ラム)等、見た目よりかなり精密なゲームです。

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今年のジャンル別記事の第二弾は、よりによって「B級アイテムを救え!」です。なにもこんな与太記事でなくてもよかったでしょうにね~(笑い)。そのアイテム及びシナリオ数の多さ故に、中々、更新ができなかったB級が、気がつけば、かなり増殖していまして・・・。ちはら会らしく、新年祝いに、記事の更新をします。

なお、このジャンルも80を越えるアイテムがあるため、4記事に分割して掲載します。この数って、最大ジャンルの東部戦線に継ぐ第2位じゃないですか?!ああ、おそろしい!(笑い)

<初稿掲載:2008/01/02>

年末年始は、日程等の都合でオフ会ができなかったので、大掃除・家事手伝い・年賀行事に精を出していました。特に、年に1回のボックスゲームのメンテでは、プレイできなかったアイテムの埃を払い、乾燥剤を入れ替えながら、しみじみと「行くゲーム、来るゲーム」を考えていました。と、そこで、突然、ひらめいた新企画!その名も「B級ゲームを救え!」

当ちはら会では、一部のプレイ不能(どうやっても改良できない)ゲームを除き「全てのゲームを愛する」をモットーにしています。が、みなさん、忙しい社会人ということで、全部を対戦することは無理・・・そこで「今月のソロプレイ」というジャンルを立ち上げ、マイナーだけど真面目なSLGを、「救済」してきました。幸村外伝、奇襲!空挺部隊、ローマン・トライアンフ、食人族作戦、日本防衛戦などなど・・・。うれしい誤算は、心広い同志のおかげで、ほとんどのソロプレイ記事のアイテムを「対戦」できたことでした。みなさん、どうもありがとう!

しかし、まだ、我が領土には、多数の未プレイアイテムが、立ちはだかっています。その中でも、東部戦線に次いで数が多いのが、アニメや特撮などのいわゆるB級アイテムです。その数は、およそ50アイテム!最多種のガンダム(13アイテム)から、各種のリアルロボットもの、うる星やつら、スターウォーズ、スタートレック、さらにゾンビやホラー、特撮ものなど、硬派なゲーマーからは、たちどころに敬遠されそうなものばかり。

実は、このほとんどはネットに参入してから、ヤフオクでおとしたものです。そう、学生時代はヒストリカルな保守派だったため、ハードなSLGしか持っていませんでした。元から興味の範疇が広いかったのですが、大人びて見せたいという「若気の至り」でしょう(ほんとは欲しかったけど、見栄で我慢していたりして・・・馬鹿ですね、笑い)。で、すっかりおじさんになって、気取る必要がなくなったことと、オークションでも安価(1000~2000円)で手に入れられることから、一時は毎週のように大人買いしていました。

イメージは、まさに「B級ゲームの壁」(バカの壁?)。

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気がついたら、衣装ケース4つという最大級の勢力に・・・なんとか、救済しなければ!そこで思いついたのが、表題の「B級ゲームを救え!」です。

ベースは「今月のソロプレイ」と一緒ですが、あえて「B級」の表現にこだわって、「お馬鹿ゲーム」を楽しみたいと思います。ジャンルの定義としては、先に挙げたツクダのアニメものに、バンダイの特撮、さらに雑誌付録に載ったB級SFやスペースオペラも入ります。救済規定は至って簡単。ソロだろうが対戦だろうが、ルールを解読し、少なくとも1度は「まともなプレイ」をすること。特にツクダのアニメシリーズはプレイバランスが破綻しているものも多いので、得意の改良ルールもつけて、「まともなプレイ」にしたいです。

本当にできるか?ちょっと不安ですが、ちはら会には「ダグラム・シミュレーションマニュアル」という心強い先例があります。もとは雑誌付きの超B級アイテムでしたが、昨年後半にユニットとチャートを自作した途端、突然、例会でフィーバーしました(笑い)。B級もシンプルな戦闘級が多いので、しっかり準備すれば、なんとかなるかも?!

というわけで、今年を「B級ゲームを救え!」元年にしたいと思います(なんて危険で無謀な響き、笑い)。その豪華ラインナップは、以下の通り。

【mitsuのB級アイテム・リスト】
(  )内は出版社(記入なしはすべてツクダ)
未印…人跡未踏アイテム
△…ちょっとだけソロまたは対戦 
○…根性でソロプレイ済み
●…まさかの貴重な対戦済み

<僕はプレステに勝ちたい!ガンダムもの>14アイテム

激戦!ア・バオア・クー[機動戦士ガンダム]●
  かの最終決戦を、艦艇1隻、モビルスーツ・戦闘機小隊単位で描く、作戦級。開始時の大量のユニットが、猛烈な消耗戦を経てすり減っていく様子はまさに圧巻。もちろん、ガンダムやジオングは単独ユニットになっていて、ニュータイプ効果と合わせて、圧倒的な威力を発揮します。ムサイの対艦ミサイルやビーム攪乱膜、攻撃兵器の種別などがさりげなく盛り込まれていてます。システムは移動-同時戦闘-回復とシンプルですが、いかんせん、数が多いので、戦闘解決に時間がかかるのが難点か。

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ジャブロー[機動戦士ガンダム]△
 全てはここから始まった!ツクダの誇るSLGの第一弾にして、最大の販売数でしょう。第一版のシステムはほぼ「スコードリーダー」(AH)でしたが、何度か変更がされ、最終的には交互移動と同時攻撃になっています。

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ニュータイプ[機動戦士ガンダム]△
 「ジャブロー」の宇宙戦闘版で、ビグザムやリックドム、ビグロなど、宙(そら)専用のモビルスーツが登場します。地形がなくなって難易度は少なくなった反面、MS/MAごとの特別ルールが増えました。

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ホワイトベース[機動戦士ガンダム]
 「ニュータイプ」の拡張キットで、ガトルやパプリグなどの戦闘機・爆撃機や、ホワイトベースなど待望の艦船が追加されました。システムはほとんど一緒なんですが、砲門1門、ミサイル1発ずつ(!)判定するため、大規模な艦隊戦はチームプレイでないと不可能でしょう。小規模でも腱鞘炎になる可能性が・・・(笑い)。

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クロス・ファイト[機動戦士ガンダム]
  行動ポイントによる随時行動を取り入れた、精密戦闘級。これまでは、シークエンスの規定で移動や戦闘を固定的に行ってきましたが、ここではじめて行動ポイントが登場。それにより、森の背後から飛び出したグフがマシンガンを連射しながら、反対の森に飛び込むといった、劇中のシーンが再現可能に。ベテランさんの中には、これが一番、楽しいといった方も・・・。

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サイクロプス・アタック[機動戦士ガンダム]△
  今はなきORGが製作したコマンドコントロール重視の作戦戦闘級アイテム。OVA「ポケットの中の戦争」に合わせて発売されたもので、一年戦争の全ての戦いを表現できます。数は多いものの、指揮系統の人弱な連邦軍を、精鋭のサイクロプス隊が襲撃する、北極ポート・シナリオに惹かれました。

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Zの鼓動[機動戦士Zガンダム]○
  Zガンダムでの地上・宇宙での戦闘をシンプルに表現した戦闘級。モビルスーツ・アーマーは1基単位ながら、カード情報を廃しているため、一度に大量のユニットを扱えるのが魅力です。ほぼ全話をオリジナルシナリオ化(!)して、ソロプレイした頃が懐かしい。艦艇ルール・ユニット・マーカーまで導入して、楽しみ抜きました。

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ダカール[機動戦士ZZガンダム]
  下記の「ガンダム・ヒストリー」のシステムを簡略化し、コマンドコントロールを取り入れた、最終形態。テーマはZZガンダムの地上戦ですが、連続したZガンダムの対戦も可能です。ただ、コマンドコントロールが入ったばかりに、ソロプレイがいっそう困難になりまして。どなたか、時間をかけて、一戦、行きませんか?

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ティターンズ[機動戦士Zガンダム]○
 いわゆる「ラストファイト」システムで描く、機動戦士Zガンダムの戦闘級。機動戦士Zガンダムの初期の戦いを扱うため、モビルスーツはメッサーラまでしか登場しませんが、はじめて触れた同システムにすっかり魅了され、毎日のようにプレイしていました。BGMは、もちろん「Z・刻を越えて」!パッケージを見るだけで、いまでも聞こえてきそうです。

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ガンダム・ヒストリー[機動戦士ガンダム3部作]○
  それまではチャートで再現していた各モビルスーツの性能を、独自のカードに納めた究極の戦闘級。距離や相対距離、回避運動による射撃修整に、命中弾ごとの被害判定、各種の特殊兵器などが網羅された、精密な戦闘に痺れた方も多いのでは?きわめて手間がかかりますが、プロットによる同時進行性や意外性が新鮮で、ソロプレイでチーム戦(!)までしたことがあります。ツクダ・ガンダムの最高峰、と言っても過言ではないでしょう。

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ガンダム:0079RPG[機動戦士ガンダム](大日本絵画)○
 RPGを謳いながらも、実質はモビルスーツ戦闘を繰り返しながら、キャラの能力を上げたり、新型のモビルスーツを手に入れたりする、戦闘特化の成長物語。「アンブッシュ」(HJ)のように、1年戦争を舞台にした、キャンペーンです。対モビルスーツ戦はいいんですが、モビルアーマーが出てくると、あまりの機動力の差に、勝負にならないことも。

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ガンダムセンチネルRPG[ガンダムセンチネル](大日本絵画)○
  モデルグラフィックス誌で一世を風靡したZガンダムの後日譚「ガンダムセンチネル」を、上記と同じシステムでゲーム化(順番ではこちらの方が元祖)。唯一、XekuシリーズやSガンダムが扱えるため、夢中になってプレイした覚えがあります。GMⅢからFAZZを経てSガンダムに乗る頃には、ほぼ無敵な状況で、たぶん、ニューディサイズの9割方のMSを撃破したかも?!

ガンダム戦記[機動戦士ガンダム](トイ・インターナショナル)
 リアルロボットRPGシステム「メクトン・Z」を使用した、一年戦争の戦闘RPG。戦闘特化の成長物語である点は、上記と同じですが、戦闘自体はツクダばりに詳細で、へクスマップを使って解決します。副題に「一年戦争全戦闘記録」とあるとおり、非常に詳細なヒストリカルノートと大量のシナリオ、精密な設定がなされており、ついこちらに引き込まれてしまい・・・。

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機動戦士ガンダムTRPG[機動戦士ガンダム](HJ)
 こちらも、戦闘を重視した成長物語。国内RPG大手のホビージャパンから発売されたこともあり、プレイしやすさでは一番かも。戦闘時におけるランダム要素をPAD(パーソナルアビリティダイス)という、システムを使って表現しています。戦闘前のキャラの流れを大切にしており、感情移入しやすいかも。希望者がいれば、頑張って、GMをしますよ~。

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「若手でHANNIBALの希望者がいるので、相手をしてくれない?」と、会長のyagiさんから依頼がありまして。約半年ぶりに、現役学生(!)のMCさんと、対戦をすることに。

前回のちはら会のマンシュウさんもそうでしたが、老齢化の進むこの業界にあって、自分の子供より若い方とは頼もしい限りです。MCさんは、対戦者がいなかったので、VASSALで海外修行(?)をしていたとのことで、かなりの腕前です。陣営は、ご希望によりMCさんがカルタゴ軍を、mitsuがローマ軍を担当します。

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第1ターン、ローマ軍はわずかに1枚だけ来ていた3OPカードを使って、イタリア本土への進入口を封鎖すると、補充カードを使って兵力の増強をします。カルタゴ軍はお約束のアルプス越えでキサルピアに進攻します。

第2ターン、ハンニバルは兵力を増強しながら対峙に入ります。ならばと、兵力に余裕のあるローマ軍は、ヴァロをヒスパニアに進攻させます。本来は2個軍団が派遣できるようになってからなんですが、MCさんの戦術対応を見てみたかったので、早期に揺さぶりをかけましたが・・・。ハシュドルバルの外連味のない迎撃を受けて、ヴァロが敗走。

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第3ターンには壊滅し、ヒスパニアは安定を取り戻します。

その後、ハンニバルは一歩も動かず、戦線は膠着します。ローマ軍はファビウスを使って揺さぶりをかけますが、ハンニバルの戦術を打ち破れず。

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カルタゴ軍もコルシカの反乱や本土から離れたシシリアでディプロマシー等を仕掛けるのみで、ひたすら領土の防衛に。鎮圧のみで、ローマ軍も兵力の回復のため、動きはありません。

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このまま、いけば、領土数が同点で、カルタゴの判定勝ちになるため、第6ターンにアフリカヌスが来たところで、攻勢に出ようとしますが、こういうときに限って、キャンペーンカードが来ず。

反対にマゴがシシリアに上陸し、奪取を目指します。海を渡れないローマ軍は陸路でパウルスを派遣し、激闘の末、これを全滅させ、安定化させます。

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やっと、カードが来たのが、第8ターンでした。マイナーキャンペーンを使って、アフリカヌスをヒスパニアに上陸させます。これを迎え撃つハシュドルバルを退けて、橋頭堡を築きます。

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最終の第9ターン、これを奪取できれば勝利でしたが・・・兵力を十分にため込んでいたカルタゴ軍は、再びハシュドルバルで決戦を挑みます。アフリカヌスの戦術が今ひとつで(イニシアチブが取れない!)、第10ラウンドを超す激戦となり、ついに敗北。

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それでも、ローマ軍はもう一人のプロコンを送り込んで、再戦を挑み、今度はハシュドルバルを全滅させましたが、時すべに遅し。


カルタゴ軍は大事に持っていたDiplomacyで南部の支配を切り崩し、支配地は10:8に。最後に、ローマ軍がヌメディアの蜂起で一時的にイーブンにしたものの、補給が続かず、最後は9:8で敗北となりました。

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若手にもかかわらず、練度は十分で、実に外連味のない戦略でした。戦術的な運用も、極めて実直で安定しています。あとで聞いたところ、ハンニバルはキサルピアだけを押さえて、一切、南下せず、そのまま、土地を守り切って、判定勝ちをする作戦でした。実はこれはyagiさんと「カルタゴ軍の必勝法」として、話していた手でした。

ローマ軍としては、今回のように序盤に兵力を浪費せず、アフリカヌスが来たところで、2個軍団を持ってヒスパニアかアフリカに侵攻するのが、対抗策となります。が、対戦としては余り面白くはないので、いつもは両軍とも「戦略的な勝利」を目指して、派手な戦闘になります。まあ、このあたりは、SLGに何を求めるかといった、好みでしょうね~。

ともあれ、MCさんの練度は年齢を考えると、驚くほど高いものでした。いや、若いからこその集中力かもしれません。今はもう、あれだけの熱中はできないな~。ふと「世代交代」という言葉を思い浮かべました。


関東でも今年一番の寒さとなった土曜日に、久しぶりに千葉会へ行ってきました。かなりの底冷えを感じていたところ、昼食に向かう途中で、空から舞い降りる粉雪!こりゃ、寒いはずだぁ~。

ただ、会場はいつもの熱気で、溢れていまして。「アクロス・ザ・パシフィック」(CMJ)や「トラトラ」(GMT)、「フランス1940」(CMJ)などが正統派が繰り広げられる中、ゲームを魚に一杯呑みに来た軍曹さんも・・・(笑い)。

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自分は、お誘いに乗っていただいたかみさん、若手のMCさん、時間待ちのTRIGUNさんと、F級マルチの「ドラゴン・ハント」(AH)を対戦しました。今年、力を入れてみたいFantasy級かつマルチゲームと言うことで、自前のプレイエイドや管理シートを人数分、用意して、初対戦となります。

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陣営は、かみ(オレンジ)・MC(黄)・TRIGUN(緑)・mitsu(紫)です。ちなみにこのゲームでは、4ターンを一括りにハンドと呼び、各ハンドに一度、成長(回復と動員)ができます。

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第1ハンド、各陣営は動員力を上げるため、中立の領土を落としながら、勢力を広げます。スタートは拮抗していましたが、途中で対戦相手が来たTRIGUNさんが(緑)抜けたため、mitsuが2カ所の城と村を押さえることに成功します。

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後半になると、そろそろ、勝利条件の「ドラゴン狩り」が始まります。ちょうど、自国領に飛来したドラゴンを捕らえ、MCさんが幸先よく、一太刀を浴びせることに成功します。こりゃ、結構、早く退治できるかも、と思いきや・・・。

第2ハンドが始まり、ドラゴンが本性をむき出しにします。第1ターン、巣に戻ったドラゴンに、mitsuのヒーローが挑むも、あっさりと返り討ちになります。続いて、第2ターンに、かみさんのヒーローが攻撃するも、圧倒的なドラゴンの前に全滅!これが、隣接するmitsuの軍隊まで巻き込む悲劇になります。

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その後、3人がヒーロー、軍隊を問わず、戦いを挑みますが、7回チャレンジして、ドラゴンを傷つけたのはたったの1回!強い、強すぎるぞ、ブリムストーン!!これじゃ、「ドラゴン狩り」じゃなくて、「ドラゴン(に)狩られ」だぁ!(笑い)

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第3ハンド、各プレイヤーは戦力を火の山に向け、ドラゴンへの攻撃を続けます。と、集まってきた軍隊に対し、魔界生物のパラライザーが走り回り、MCさんとかみさんの主力を軒並み、麻痺にするイベントも。頭にきたMCさんは、ヒーローを使って、「魔女の婆さん」をたたっ切ります。

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各プレイヤーは多少、無理でも次々に攻撃を仕掛け、兵力をすり減らしながらも、時折、起こるハイロールを使って、ドラゴンを痛めつけていきます。このハンドが終わるまでに、mitsuが2回、かみさんが2回、MCさんが1回の打撃に成功します。

第4ハンド、中立の城2カ所と村を2カ所押さえたmitsuが、抜群の補充力と動員力を駆使して、軍隊を量産。地道に登山を続け、ブリムストーンの巣穴を包囲します。他のプレイヤーもドラゴンのランダム移動や魔法生物を使って妨害を試みますが、数回の攻撃によって、ついにmitsuが3回目の打撃に成功します。

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あとは、ドラゴンを狩るだけと、魔剣を手に入れたヒーローが、ブリムストーンに戦いを挑みましたが、あと一歩で敗退。さらに戦力不足を承知で、回復しないヒーローに変わって、騎士を差し向けます。今度は魔剣の威力も強力(魔法防御力+5)でしたが、これも後1ヒットを与えられず、死亡します。

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第5ハンド、他のプレイヤーも追いすがり、第2ターンにかみさんが、第3ターンにMCさんが魔剣を手に入れます。これで全員が、ブリムストーン退治に、挑戦できることに。

とどめを刺したのは、かみさんでした。第4ターン、魔剣を手にしたヒーローでブリムストーンに挑み、drも最高の+5修整を獲得。怒れるドラゴンを相手に、胴・羽根・頭を傷つけ、あと、一打撃に。最後は、尻尾に止めをさし、ついに、ドラゴンを倒しました!

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ああ、終わってよかった!(笑い)入門用といいながら、ここまでおよそ、4時間弱でした。まあ、「手間が多い」のは、80年代のアイテムの特徴ですね~。ともあれ、優先アイテムのF級で、まず、一つ、対戦することができました。

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 3年ほど前から、130巻を越えるグイン・サーガを再読し始めまして。社会人に成り立ての頃は勢いだけで読み散らかしていましたが、じっくり読むと、今更ながら、味があるなぁと、しみじみ・・・。作者の中島梓さんが鬼籍に入ってしまったのが、返す返す残念です。

 以来、また、Fantasy熱が上がって、3点ほど、オークションで手に入れたので、6年ぶりの最新の記事として、旧ブログからこちらに移籍します。

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<初稿掲載:2009/09/25>
 
 本来、ファンタジー分野はTRPGの独壇場なんですが、SLGアイテムも若干ながら、存在します。黎明期に発売されたものや対戦向きにスピンオフした作品など、いわば「隙間」なので、数は多くないですが、個性的なアイテムが散見できます。

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 先日、訪問したYSGAの山内会長さんもお好きなようで、個性きわまる作品群(ドワーフの地下迷宮!蒸気幻想曲馬団!)の対戦希望をいただきました。個人的には、SLG「冬の時代」にTRPGに填っていた時期もあり、調べてみたらけっこうありまして・・・。ならば、Fantasy級として、状況を確認とプレイ率の向上に努めることにしました。

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[イメージ抜群の原作もの]8アイテム

ドラゴン・トレジャー(翔企画)● 
 家族でも楽しめる簡単な財宝争奪戦。ドラゴンが強力無比。

双頭の獅子(RPGamer) ● 
 かの御大の制作したモンスターメーカー外伝。ダミーシステムが胆です。

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エルリック(HJ)● 
 新王国によるメルニボネ攻略戦。あまりに強力な魔法とイベントがたまらない?!
http://chiharakai2005.at.webry.info/200708/article_13.html

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ドラゴン・パス(HJ)△ 
 傑作TRPG「ルーンクエスト」の元になった作品。あまりにボードゲームの質が高く(設定が秀逸!)、その世界観を借りてTRPG化されたそうです。魔法生物、英雄、軍隊の特殊ルールが満載です。
http://chiharakai2005.at.webry.info/200911/article_11.html
http://chiharakai2005.at.webry.info/200912/article_21.html

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ワースブレード操兵エクスパンションキット(HJ)  
 TRPG本体は持っていないのに、福袋でゲットしてしまった一品(笑い)。原作を読んでからでしょうね。

英雄総進撃[ロードス島戦記CGコレクション](角川書店)○ 
クラスバトル[ロードス島戦記CGコレクション](角川書店)○
灰色の魔女[ロードス島戦記CGコレクション](角川書店)○
 ロードス島戦記全盛時代のカードゲーム3部作。これが、かなりきちんとしていて、ソロ(!)でやり込みました。

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[F級には、マルチが似合う?!堂々のオリジナル]9アイテム

蒸気幻想曲馬団(RPGamer)● 
 YSGAの会長さんがご推薦のスチームパンクもの。カードのパウチなど、鋭意、プレイ準備中!

BARBARIAN KINGS(RPGamer) 
 名高い古典的F級マルチ。でも、プロットなので、未プレイなんです。 

ガイアース英雄伝(T誌)○ 
 「クス=バルセス」「銀河大戦記」と並ぶ、月刊T誌の傑作マルチ。ソロでも、十分に面白かったです。

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Kings&Things(HJ)● 
 ちはら会では、何度もプレイされたF級マルチ。自分の魔法軍団を作り上げていく過程が、楽しい!
http://chiharakai2005.at.webry.info/200908/article_3.html

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タイタンの掟(AH/同人)● 
 本来は二日がかりですが、ちはら会では一日で終わる「シャドータイタン」シナリオが流行です。
http://chiharakai2005.at.webry.info/200905/article_2.html

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魔法帝国の興亡(エポック)△ 
 RPG的冒険と領土拡張のいずれか、または双方で勝利条件を満たせる、ハイブリッドF級マルチ。でもこちらも、未だ、RPG風のソロのみなので、ぜひ、複数対戦で上級ゲームまで行ってみたいです。

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魔法の島の闘い(AH)●
 原題は「Wizard`s Quest」。魔法の島マルノンで行う宝探しで、ドラゴンやオークと闘いながら、3つの秘宝を集めます。領地はあるのですが、簡単に分断されるので、慣れてくると、ヒーローを中心に徒党を組んで、島内を探し回るのがベストとか?!隔月間T誌に、ヴァリアントシナリオが載っていました。

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ドラゴン・ハント(AH)●
 その名の通り、ドラゴンを倒すのが目的のマルチ。強力なドラゴンや魔界生物はNPC扱いで、各プレイヤーがランダムに動かすので、足の引っ張り合いになることもありそうで。今のところ、「槍隊」の一番手です。

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SMALL WORLD(DAYS OF WONDER)●
 History of the World形式の傑作ファンタジーマルチ。ルールは非常に簡単だが、種族の特性と特殊能力の組み合わせが極めて豊富。かつ、専用マップを使うことで、2人から5人まで、違和感なく「小さな世界」を楽しめます。

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神々の戦い(エポック)●
  F級の中でも一風変わった、異色のマルチゲーム。各プレイヤーは、神々の一柱となって、人間界で信者を増やし、神殿を建設させるなど、影響力を高めます。最後は、配下の副神を集め、アルマゲドン(最終決戦)で勝利して、唯一教となることを目指します。考えてみると、かなりアブナイ設定でして、ほとんどの人が明確な信仰を持たない日本だからこそ、ゲーム化できたのでしょうね~。

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[二人対戦用のオリジナルアイテム]7アイテム

ファイティング・ダンジョン(RPGamer)● 
 リプレイアビリティの高い地下迷宮もの。キャラの編成と共闘が核になります。概してマップを含めた世界を作れる「悪の陣営」の方が、楽しいかも?!

アボルタージュ!(RPGamer)● 
 同システムの「海賊もの」。こりゃ、とびきり、マイナーだぁ。

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メレーMelee(T誌) 
 極めて真面目なマン=トゥ=マン・コンバット。己の剣が頼り。

ウィザードWizard(T誌) 
 同システムの魔法もの。両方を合わせて、ゲームブック「デステスト」でも、遊べます。

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ドワーフの地下迷宮(T誌) ● 
 見た目は、完全にB級なんですが・・・YSGAの山内会長から申し込みがありました(!)。こちらも、鋭意、プレイ準備中!

ラグナロック-神々の黄昏(T誌)
 北欧神話の最終決戦を描いたハード・ファンタジー。まず、登場人物(神々)を覚えなきゃ(笑い)。

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トロイ戦争(T誌付録) 
 かの有名な「トロイの木馬」が登場します。一応、史実を元にしていますが、システムは、神話とか伝説に近いです。古代史アイテムに入れていましたが、内容からこちらに移籍します。

[やっぱりあった、ソロプレイ専用(!)アイテム]2アイテム

死の迷宮DEATH MAZE(T誌/RPGamer)○ 
 RPG黎明期に出版された、ランダム地下迷宮もの。手軽で面白く、数限りなく、遊びました。女房もプレイできた稀少アイテム?!

戦慄の要塞Citadel of Blood(T誌)○ 
 同システムに世界背景を入れ込んだ要塞探検。そのうちにと思いながら、つい、前作ばかり、プレイしてしまい・・・。

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 これ以外にも、カードゲームやゲームブックなどがありますが、あまりに多岐にわたるので、ボードゲームに限定しました。イメージの持ちやすい原作ものや、よく知らなくてもみんなでワイワイいけるマルチが、主力ですね。思いの外、多かったのが、二人対戦用アイテムで、ハードな個人戦闘や真面目な神話ものなど、7つもあります(しかも、全て未プレイ)。

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 SLGプレイヤーより、どちらかと言うと、RPGプレイヤー向けのものが多いので、一部を除き、ルール量はさほどでもなく、準備も楽です(多かったら、敬遠されるでしょうね)。また、プレイアビリティに敏感な層をターゲットにしているので、大きめのタイルやカードの使用、リプレイアビリティの高さなど、プレイしやすさ(楽しさ)に工夫が見られます。

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 総数は、SF級よりやや少ない22アイテムです。このうち、プレイ済みは10点で、プレイ率は45%(おしい!)。5割まではあと1アイテムです。頑張って6割をめざすと、残り4アイテムになります。

 二人対戦型のものはほとんどプレイできていないので、このあたりを狙って、頑張ります。求む、剣と魔法の国への冒険者たち!

 <2011/1/4の追記>

 先日にアップした記事で、「剣と魔法のFantasy級」のプレイ率が6割を超えました!ただでさえ、少ない対戦希望者にインストをして、やっとの達成です。SLGの中でも、イロモノ扱いですからね~(笑い)。


 強化ジャンルではなかったんですが、とりあえず、今年の「広域前進計画」には貢献できました。これで、プレイ済み数は、22アイテム中の14点。次の目標は7割突破で、残り2アイテムです。ラスボスでHG級の「ドラゴンパス」(HJ)も、シナリオ4まで行っていますので、なんとか、攻略したいものです。 

<2017/1/16の追記>

 その後にアップした記事で、「剣と魔法のFantasy級」のプレイ率が変更となりました。

ファイティング・ダンジョン(RPGamer)● 
アボルダージュ(RPGamer)●
SMALL WORLD(DAYS OF WONDER)●

 また、(古代史から移籍を含む)新たに追加になったアイテムは、以下の通りです。

トロイ戦争(T誌)
ドラゴン・ハント(AH)
魔法の島の闘い(AH)
SMALL WORLD(DAYS OF WONDER)

 ここまでのプレイ率を確認すると、全26アイテム中の16点で、61.5%。次の目標は7割突破なので、残り3アイテムです。

<2018/12/16の追記>

 先日の対戦で、プレイ済みが7割を越えたので、更新します。今年1月に移管したジャンルなので、達成できてよかったです。前回の更新以後にプレイされたアイテムは、以下の通りです。

Dragon Hunt(AH)●
Wizard's Quest(AH)●
神々の戦い(エポック)●

また、新たに、追加されたアイテムです。

神々の戦い(エポック)

これで、アイテム総数は27となり、プレイ済みは19です。次の目標は8割突破で、残り3アイテムです。

今年も業務状況は変わりませんが、隙を見てオフ会や遠征を仕掛けていきたいと思います。本会の2月ちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。

[日時] 2月4日(土) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 3F 介護者教養室
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
[住所]
千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
http://yagi1964.bbs.fc2.com/
 [参加費]
無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

昨年はまったくジャンル別更新ができなかったのですが、今年も性懲りもなく、旧ブログからの移転を考えています。

いわゆる「ちはら会」らしいと言われている、妙なジャンルの代表として、B級とFantasy級です。(年末のインフルエンザの影響で)年始となった「大掃除」で、陰干しや乾燥剤の入れ替えをし、目に入ってしまったわけで・・・。

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その中でも無謀を承知で、プレイ準備をしているのが、「オーガロイドと「ファクトリー」(ツクダ)。変形メカ、かわいい系の女の子キャラと、「マクロス」の二番煎じを狙って大こけした「超時空世紀オーガス」のアイテムです。

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ただでさえ、プレイヤーが集まりそうもないのに、「ファクトリー」に至っては、なんと5人推奨のマルチ!全然、マーケティングなんて考えていないゾ!(笑い)

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さらに、「ローグ1」でかっこよかったATATに乗ってみたいと、「HOTH」(ツクダ)も引っ張りだし。これにも、プレイを阻害するとしか思えない、不条理きわまる「死体ユニット」があったり(笑い)。

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で、もう一つ、秘かに狙っているのが、マルチ系の充実でして。そこで引っかかったのが、Fantasy級かつマルチゲームの「ドラゴン・ハント」(AH)。

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それがプレイできたら「Wizard's Quwst」(AH)とか、「魔法帝国の興亡」(エポック)も狙っています。

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この無謀で、妙ちくりんで、間違いなくプレイヤーを選ぶアイテムを、奇特にもプレイしたい方がいたら、お知らせください(笑い)。何はさておき、最大優先でインストプレイします!!

最後にTommyさんと「秀吉頂上決戦」(GJ)賤ヶ岳シナリオをプレイしました。いわゆるデッキ構築型カードドリブンの合戦級で、昨年に対戦した「天王山決戦」シナリオが面白かったので、もう一つの賤ヶ岳にチャレンジです。陣営は、柴田(mitsu)対羽柴(Tommy)です。

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序盤、柴田側は、とにかく賤ヶ岳を制圧しないことには始まらないので、射撃と突撃のコンボで、佐久間盛政隊をここへ突入させます。これに対し、羽柴側は、中川勢を回復させ、抵抗します。

すかさず、佐久間信政隊も回復し、続く手番で満を持しての突撃を敢行します。2d6+7という破壊的な攻撃力がフル稼働し、中川勢は瞬時に賤ヶ岳から叩き出されます。そのまま、佐久間勢は岩崎山に突入します。

羽柴勢は、小川隊を岩崎山に増強し、羽柴秀長を堂木山に移し、守りを固めます。柴田側は薄くなった賤ヶ岳に、後詰めの柴田勝政を入れ込んで、攻勢の継続を狙います。

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第2ターン、先手の突撃で岩崎山を確保した柴田側は、+2修整という猛烈な射撃を賤ヶ岳から黒田に見舞い、中川勢を損耗させます。そのまま、先鋒の佐久間盛政が突撃をかけ、ここを奪取。同時に、柴田勝家主力を狐塚に前進させ、堂木山を牽制します。

と、ここで羽柴側は、左禰山の堀隊を突撃させ、柴田の柳ヶ瀬本陣を突きます。ここを守る原長頼を敗走させれば、サドンデス勝利でしたが、確率の壁は厚く、攻略できず。逆に、次ターンの左禰山(羽柴軍本陣)占領が確定したため、柴田のサドンデス勝利となりました。

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両軍の感覚がわかったところで、柴田(mitsu)対羽柴(Tommy)の陣営のまま、第二戦に突入します。

第1ターンは、ほぼ同様の展開で、佐久間盛政隊が賤ヶ岳を攻略し、岩崎山に突入します。

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第2ターン、柴田勢は黒田の攻略を目指しますが、羽柴勢は秀長隊と丹羽隊の桑山重晴を投入し、ギリギリでここを守ります。

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第3ターン、が、さすがに柴田勢の連続攻撃には耐えきれず、ついに黒田が陥落。同時に、柴田勝家本隊も堂木山に突入し、サドンデスに向けて条件を整えます。

これに対し、羽柴勢は一度敗走した秀長隊を回復させると、大胆にも反撃に転じ、賤ヶ岳に突入させます。

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第4ターン、賤ヶ岳・黒田・堂木山を巡り、激戦が展開します。賤ヶ岳に投入した秀長勢を抑えるため、やむなく柴田勢は黒田に進攻した柴田勝政を反転させ、守備を固めます。

これを見て、羽柴勢は桑山と中川隊で黒田の奪還を狙いましたが、ここは不破勝光が踏み止まります。

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今度は、柴田勢が勝家本隊を持って攻勢に出て、堂木山を攻めますが、羽柴勢も堀隊の一部を投入し、こちらもギリギリで持ちこたえます。その分、羽柴勢はカード消費を余儀なくされ、増援を投入できず。

第5ターン、なおも激戦は続きます。柴田勢は先手を生かして、岩崎山からの射撃と柴田勝家の突撃で、堂木山の羽柴勢の半数を壊滅させます。止めは、神明山からの前田勢の射撃で、ついにこれを奪取します。

が、これよりわずかに先に、羽柴勢が桑山と中川隊を持って黒田の奪還に成功し、かろうじて踏みとどまります。このターンも、羽柴勢は余裕がなく、増援を投入できず。

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第6ターン、柴田勢は勝負に出ます。先手を持って、別働隊・射撃・突撃のコンボで、黒田へ猛攻を加えます。+2dr修整という賤ヶ岳からの猛烈な射撃で、桑山・中川隊を損耗させると、最強の打撃部隊-佐久間盛政隊が逆落としにここへ突入。柴田勢の攻撃力が爆発し、桑山・中川隊は半壊・潰走し、この瞬間に柴田勢のサドンデス勝利が確定しました。

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柴田勢が攻撃力を生かしてイニシアチブをとり続ければ、今回のような展開になるかと思います。これを防ぐためにも、損耗状態の佐久間勢を射撃するなどの細かい戦術が必要になりそうです。次回は、羽柴側でプレイしてみたいものです。

午後にTommyさんが来たところで、プレイ完遂を計画中の「宇宙の戦士」(AH)S3「スキニー・ファイブ」を対戦しました。テラン(mitsu)対ヒューマノイド(Tommy)です。

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まず、セットアップですが、ヒューマノイドは、重要施設をマップ全体に分散し、リスク軽減を狙います。そして、強化陣地を含む多くの兵力を都市及び宇宙港内外に配置します。

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これを見たテラン側は、重要施設の全破壊と都市及び宇宙港のいずれにも対応できるよう、降下計画を立てます。まず、主力は都市及び宇宙港制圧とし、3個分隊を割り当てます。やや守りが厚い北西部の施設群については、2個分隊を降下させますが、5-6個ユニットは宇宙港へと向けるようにします。残りの地域については、1個分隊を投入し、拡散して各拠点を制圧するようにします。

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第1ターン、輸送艦を飛び出した機動歩兵は、降下を開始します。北西部の2個分隊がスカッターでやや拡散しましたが、おおむね、計画通りに降下します。うち、都市へクスに降下した1ユニットが敵とスタックし、ヒューマノイドの兵士と長距離レーザー砲を発見します。

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降下直後で混乱しているこの時期が反撃のチャンスでしたが、ヒューマノイド側は隠蔽を重視し、攻撃は都市部の1個ユニットに対してのみになります(結果は麻痺のみ)。

第2ターン、テラン側は部隊の集結をしながら、当初の計画に沿って攻撃を開始します。都市部周辺にはかなりの大兵力が予想されたので、まず、外郭たる宇宙港を周辺を重点的に攻撃します。が、drに恵まれず、地形効果もあって、多くが混乱に止まります。

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ヒューマノイド側は決戦兵器の長距離レーザー砲を起動させると、都市内に入り込んだ機動歩兵を攻撃し、1つをWIA(負傷)にします。

第3ターン、都市部で正体を表した敵主力に対し、爆薬を集中所持している指揮官が高速移動をして、次々とDAP(遅発性爆薬)を設置していきます。また、HEバズーカを装備した偵察兵と協力してHE弾を叩き込みます。いずれもほぼ最高比率での攻撃でしたが、ああ、これもdrに恵まれず、混乱になります。が、その分、宇宙港の陣地に白兵戦を仕掛けた機動歩兵スタックで、敵を除去します。

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また、山岳地帯を走破した2個分対弱の兵力が、北西部の重要拠点に接敵し、正体不明のまま、敵を混乱に陥れます。

ここにきてヒューマノイドは隠蔽をかなぐり捨てて、反撃を開始しますが、都市部では機動歩兵にも地形効果があるので、効果は薄。ヒットしても、麻痺か軽損害に止まります。

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第4-5ターン、全面戦闘に突入した両軍ですが、テラン側の損害が少ないため、そうなると機動歩兵の火力が物を言います。指揮官が残った遅発性爆薬を炸裂させ、高機動ユニットがHEバズーカの集中射撃を継続。さらに、密度が高まった白兵戦で、敵の長距離兵器を中心に猛攻を加え、ほとんどの敵主力兵器を破壊または混乱させます。

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ヒューマノイドは兵士をかき集めて、白兵戦で時間稼ぎを狙いますが、集中したことでかえってテラン攻撃の的になり、急速に兵力を消耗していきます。

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第6ターンが終わる頃には、計画的なテラン側の攻撃により、ヒューマノイドの兵力はほぼ壊滅状態に。

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第7ターンには、宇宙港と都市を完全に掌握し、他の重要拠点も1-2カ所を除き、制圧に成功します。まだ、5ターンほど、ありましたが、逆転は不可能と言うことで、テラン側の勝利となりました。

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終了後の感想戦では、ヒューマノイドの部隊と重要施設、陣地は、宇宙港・都市周辺に集中配置するのがいいのでは、となりました。また、第1ターンの最も手薄なときに、長射程兵器で可能な限り個別攻撃をし、より多くの機動歩兵から攻撃力を奪うことが必要、と一致しました。まあ、ベストを尽くしたとしても、ヒューマノイドではたかが知れているでしょうが・・・。

次回は、ふたたび、アレクニドの登場するシナリオ4の予定です。

午後になって、少しずつ参加者が集まり始めたところで、もう一つの新作「突入!?レイテ湾」(CMJ)をプレイしました。インストに5分、プレイが10-15分程度のため、すぐに始められるのが、いいところです。

第一戦は、新人のマンシュウ・mitsu・kawaでの対戦。マンシュウさんは学校でSLGサークルに所属しているそうで、飲み込みが早く、序盤から距離カードを出して着実に進みます。mitsuとkawaさんが牽制し合っている間に、そのまま、レイテ湾に突入。唯一の到達と言うことで、初戦での勝利となりました。

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第二・三戦は、M秀さんを加えて、4人プレイ。この人数だとレイテ突入は難しいため、他人を妨害しながら隙を見て距離を稼ぐ作戦に。第二戦はmitsuが、第三戦はまたもやマンシュウさんがトップで勝利となりました。

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その後、終盤にBIBI・マンシュウ・kawaでヘビーローテーションになり、この3人でなんと6連戦でした。

これまでも同じフォーマットのレキシモンカードゲームは、二作出ていますが、「突入!?レイテ湾」の完成度の高さは、特質ものだと思います。昨年発売された通常のゲームの中でも、トップレベル。少し分析をして、「このしみゅげ」の記事にでもしてみましょうか。

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