歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2017年02月

この日に「不謹慎」にも最も盛り上がったのは、BIBIさん持ち込みの「ニュークリア・ウォー」(Blade )とヴァリアントの「エスカレーション」でした。このゲームは、プロパガンダ戦や核攻撃によって敵国を滅ぼし、自国だけが生き残れば勝ち、という、かなり「あぶない」アイテムでして。う~む、今だと、どこかの国の大統領が言い出しそうな・・・。

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第一戦は、練習と言うことで、BIBIさんとエンジョウさんがお試しプレイに。ルール確認が主だったようですが、両国とも攻撃力が過多になり、「とも滅亡」で終了。誰も勝者がいないなんて、と思いきや、実はこれが「珍しい展開でない」ことが、明らかになります。

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例会の後半に、BIBI・エンジョウ・mitsu・TRIGUN・Tommyの5人で本戦に入ります。

ゲームはまず、シークレット(機密情報)というイベントを解決します。世界で起こった様々な出来事を表しており、コンサートイベントで200万人が他国から押し寄せたり(アーティストというより、もはや宗教レベル?!)、竜巻で1000万人が死んだり(人類滅亡の天災か!)、神隠しで2500万人(!)がいなくなったり、と世紀末らしい派手なイベントばかり。

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それが終わると、順に敵国への攻撃を開始します。平和時に有効なのが、プロパガンダ戦で、いわゆるデマを流して敵国民を減らしたり、自国へ移民(難民?!)させたりします。人口を増やすことができるチャンスになるので、各国とも宣伝合戦に鎬を削り、徐々に緊張が高まっていきます。

このプロパガンダカードには限りがあるため、ゲームが進むと、各国は自然と核戦争の準備に移ります。核戦争は、基本的に核爆弾とプラットホーム(ロケットまたは航空機)の組み合わせを作り、任意の1国を攻撃します。

もっとも効果が限定的なポラリスでも200万人(!)、最大の100メガトン級に至っては2500万人(日本の総人口の1/4!)が被害を受けるという、危険きわまりない戦争に。ちなみに、一度、戦争が始まると、プロパガンダ戦はできなくなります(そりゃ、そうだ)。

第1戦は、ほとんどが初プレイだったので、第1ターンこそ、プロパガンダ戦でしたが、第2ターンにいきなり、BIBIさんが攻撃を開始します。ポラリスの10メガトン級の爆弾がmitsu領土に降り注ぎますが、ここで奇跡のシェルターが稼働し、セーフ。ならばと、今度はTRIGUN国に向けて戦略爆撃機B70が出撃し、600万人が被害を受けます。

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ここで、mitsuがシークレットで『大地震』を引きます。適応先をTRIGUN国にしたところ・・・なんとこれで滅亡。
1国が滅亡すると、持っている全カードを組み合わせて、任意の国に攻撃をかける「報復」が起こります。想像できるとおり、これが余りに強烈で、TRIGUN国は先に攻撃をしたBIBI国とmitsu国に報復し、結果、BIBI国も滅亡に。

開始からわずか10分で3国の「7100万人が消滅」・・・なんてこった!ここで生き残った国々には、一時的に平和ムードが流れましたが・・・。

先に記載したとおり、有り余る核兵器カードのため、「やられる前にやれ」という心理が働き、10分も持たず。第5ターンに、禁忌の第二次核戦争が勃発します。

まず、Tommy国が度々、攻撃を受けていたエンジョウ国に過剰反撃し、これを滅亡。滅びに瀕したエンジョウ国は、持てる大量の核爆弾を、Tommy国はもちろん、第三国のmitsu国に発射。確かにイベントは他国に向けましたが、自分はまだ、1回も核攻撃なんて、していないのに!そんな抗議も大量破壊兵器の前にはむなしく、全世界が滅亡するという「シュール」な展開で終了に。う~ん、まさに「相互確証破壊」を地で行く展開です。

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「こりゃ、酷い」とみなが口々に感想を述べる中、TRIGUNさんがぽつり。「これは(核戦争の実態という意味で)名作かもしれない・・・」ん?迷作の間違いでは?!(笑い)

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第二戦も同じプレイヤーで対戦します。あれだけ、「酷い」第一戦に懲りたのか、みな、冷戦(プロパガンダ戦)が繰り返され、第3ターンまで、核攻撃が起きず。

が、プロパガンダが枯渇してくると、それぞれが「やむを得ずに」核戦争の準備に。ここでTommy国は他国を一切、攻撃しない「平和国家」宣言。全ての核兵器を「実験」のみにし、ミサイルも発射実験に止めましたが・・・。

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ゲーム所有者のBIBIさんが4枚ものシークレットを使用すると、一気に核戦争に突入。1国が滅ぶと、次々と報復が起こり、平和国家Tommy国まで巻き込んで、全世界戦争に。結果は、第一戦と同じく、全世界が滅亡。なんて、学ばない人たち(学べないシステム?)。

と、世界滅亡のカタルシスにみなが浸っていると、TRIGUNさんがニヤリとささやきかけます。「でも、mitsuさん・・・一人だけ生き延びたいと思いませんか?」ええっ、完全に「自国第一主義」に毒されているゾ!!(笑い)

第3戦は、ヴァリアントの「ニュークリア・ウォー エスカレーション」をプレイします。第一作に比べ、「言論統制法への反発で国外移住」とか「原発事故で2500万人が流出」とか、妙にイベントが凝っており。また、攻撃方法も「巡航ミサイル」と「MXミサイル」「軍事攻撃衛星」など、スターウォーズ計画を彷彿とさせるものまで、多彩になっています。特に「宇宙プラットホーム」は強力で、好きなだけの核爆弾を装備し、発射。成功すれば、迎撃のできない(!)投下攻撃が可能になります。

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この「宇宙プラットホーム」をmitsu国が手に入れまして。早計で250メガトン(!)の核爆弾を搭載し、発射に成功します。さらに、BIBIさんも3発の核を搭載した「宇宙プラットホーム」の打ち上げに成功。これで二人には、攻撃がかけにくくなったはずだったんですが・・・。

「ゲームは勝ってなんぼ」のエンジョウ国がmitsu国に攻撃をかけ、人口を減らします。mitsu国は反撃で「宇宙プラットホーム」から100メガトンを降下させますが、誤って自国に落下!(よりによってここでピンゾロ!)自爆で弱ったところで、再度、エンジョウ国の攻撃により、滅亡。

となれば「死なば、もろとも」と、理性の制御を失った「宇宙プラットホーム」から各国へ爆弾が降り注ぎます。結果、滅亡から報復の死の連鎖が始まり、平和国家Tommy国も含めて、三度目の人類滅亡。ここまで3戦して、全て「人類滅亡」とは!

あくまでゲームで済んでいますが、実際にはこれと大差ない大量の核兵器が、世界中に溢れているわけでして。「自分だけが生き残れればいい」という自国第一主義は、結局、世界を滅ぼすことになると、そういった意味で「教育的アイテム」でしょうね~。

最後に、さんざん、核兵器を撃ち合ったTRIGUNさんが一言。

「自分だけ守ろうとするのはいかんという、ABM(弾道弾迎撃ミサイル制限条約)の意味がやっとわかりました」

ん?!そこよりも勧めるのは、START(戦略兵器削減条約)の気がするんですが・・・?!(笑い)

夕方から一人減ったところで、手の空いたTommyさんと「SMALL WORLD」(DAYS OF WONDER)をプレイしました。

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先攻のmitsuは、ソーサラーを選び、領土を拡大します。Tommyさんはオークを選び、原住民を蹂躙しながら、前進します。が、ソーサラーの魔法により、元々多くないトークンが減少。このため、3ターンには早くも衰退し、次の種族を狙います。mitsuも追いかけるように、衰退へ。

第二弾は、Tommyさんは防御に優れたトロールを採用し、地歩を固めます。mitsuは政令にエルフを選び、直後に衰退(計画倒産)し、最後の種族ヒューマンへ。実質、2種族の進攻が奏功し、第7ターン以降、10点を超える得点が続きます。

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追いかけるTommyさんはスケルトンに鞍替えし、ソーサラーの跡地を蹂躙しながら兵力を増やしますが、得点差は開くばかり。

結局、mitsuが113点、Tommyさんが57点で終了となりました。

この日も、ちはら会の定番となった「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)が3戦行われました。

第一戦は、マクロス陣営(エンジョウ)・自由惑星同盟軍(にし)・銀河帝国軍(BIBI)の戦い。カード巡りのよかったマクロス陣営が、リンミンメイの歌やマクロスキャノンなどの活躍で、存分に暴れ回り、そのまま、寄り切り。

第2戦は、マクロス陣営(エンジョウ)・ガミラス公国軍(BIBI)・バッフクラン軍(mitsu)・白色彗星帝国軍(TRIGUN)の4人戦に。驚異的な威力を持つマクロスが序盤に集中攻撃を受け、撃沈。と、お返しとばかりに、瞬間物質輸送機を持つガミラス公国軍が狙われ、新型デスラー艦とドメル艦が後を追います。特殊兵器を持つ残りは、白色彗星帝国軍の超巨大戦艦とメダルーサとなり、後方に避難していたにもかかわらず、3艦隊の執拗な艦載機戦で、これまた、撃沈。となると、後は通常攻撃による力押しとなり、マクロス陣営がわずか8点差で、ガミラスを凌ぎ、勝利となりました。

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第3戦は、地球連邦軍0083(BIBI)・ジオン公国軍(エンジョウ)・地球防衛軍(TRIGUN)で、最も強力なはずの地球防衛軍が、二者の集中攻撃を受け、早々にヤマトが撃沈。頼りの拡散波動砲も巡りが悪く、ゲーム終盤にやっとくる有様。地球連邦軍とジオン公国軍の一騎打ちになりましたが、最後はデンドロビウムの艦船攻撃で、連邦軍0083が逃げ切りました。

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この日、8年ぶりに来場したTRIGUNさんからオファーがあったのが「宇宙の戦士(AH)シナリオ4 反撃!」です。TRIGUNさんが初プレイと言うことで、mitsuのインストとなります。陣営は、TRIGUNさんの希望でテラン・ヒューマノイド側を、mitsuがアレクニド側です。

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このシナリオは、本来はアレクニド陣営だったヒューマノイドを、テラン側が外交攻勢で引く抜こうとするものです。それを察したアレクニド側が先手を打って、ヒューマノイド惑星を占領。この圧力部隊を、同盟を組んだヒューマノイドとテランで撃破し、都市を奪回するという設定です。

スタート時にはマップにはヒューマノイドしかおらず、5ターン以降にdrでテラン側の機動歩兵が投入されます。
まず、セットアップですが、ヒューマノイド側はVP源となる都市に全ユニットを配置します。確かにこうすれば、アレクニドの高性能爆薬を躱せますが(都市から2へクス以内には配置できない)、当然、アレクニドもそれを想定して、トンネル網を張り巡らせているはずで・・・。

なお、今回、別のデジカメを使ったところ、近距離のピントが悪く、ほとんどがピンぼけになってしまい、とりあえず、判別できるものをアップします。

第1ターン、都市に分散するヒューマノイドに対し、アレクニドが3カ所で突破口を開き、大量の蜘蛛が登場します。が、これは全て、偵察のための労働者ユニットでした。広範囲に拡散した労働者により、敵の長距離兵器や兵士の配置が判明します。

これはまずいと、ヒューマノイド側は攻撃により労働者ユニットを除去しますが、直後にアレクニドの3集団の主力が登場し、長距離兵器を狙って、猛攻を加えます。

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都市の地形効果もあり(dr-1)、ヒューマノイド側が健闘し大乱戦になります。が、第4ターンまでにピンポイントで長距離兵器を狙ったアレクニドの攻撃が奏功し、これら全てを殲滅。白兵戦では圧倒的に不利なヒューマノイド側は、全滅を避けるために、やむなく、都市部からの撤退を行います。

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そうこうするうちに、テラン増援が見込める第5ターンになりましたが、成層圏での状況が思わしくなく、第7ターンまで降下が見送られます。

第8ターン、ついに輸送艦ロジャーヤングが射出位置に辿り着き、1個小隊の大気圏突入が開始されます。が、整然と射出されたはずの降下は、スカッターにより西側(都市の反対側)に大きくずれます。最後に降下した地区指揮官補佐は、マップ外に墜落して、戦死してしまいます。

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余りの混乱ぶりに、天を仰ぐTRIGUN指揮官。

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第9ターン、降下後の混乱を収めた機動歩兵群が一斉に都市へと向かいます。地形によりたった一本の道路に集中したところで、アレクニドの高性能地雷が炸裂!1個歩兵が負傷しますが、その脇なら安全なはずと、ユニットがスタックして移動を終えます。

その直後に、隣接へクスにベーコンフライの音!突破口から飛び出した高エネルギー光線兵器が機動歩兵のスタックを焼き尽くし、さらに2ユニットを負傷させます。

同様に、山岳地に進攻した別の分隊と指揮官も、高エネルギー光線と兵士蜘蛛のスタック攻撃を受け、重装備を失います。

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これに対し、テラン側は一切の反撃をせず、最高速度で都市へと向かいます。追いすがるアレクニドは、想定地点へ埋設した地雷を次々と炸裂させ、機動歩兵にたゆみなく損害を与えます。

さらに、トンネル網で先回りし、敵の直下から兵士蜘蛛を出現させ、酸鼻な白兵戦に引きずり込みます。

それでも、54ユニットという数の多さを生かし、ひたすら突進したことで、第12ターンには主要な抵抗線を抜け、徐々に都市部に浸透を始めます。

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アレクニドも長射程兵器と足止めのための1:1の白兵戦等で、最後まで攻撃を加え続けましたが、敵の本流を押しとどめることができず。

VPとしては、
テラン側:72点
アレクニド側:50点
で テラン側の勝利となりました。

アレクニドの埋設地雷25個のうち、21個が爆発し、さらにトンネル網が適切に配置できたので、数々の長距離兵器攻撃や白兵戦が成功し、多くの敵部隊に損傷を与えました。が、戦死6、負傷11、重装備の放棄11と最善に近い結果にもかかわらず、どうにもVP設定が酷くて勝負にならず。もし、重装備の放棄の部隊をVP対象にしなければ、50点:52点と僅差だったので、対戦ではHVYは「得点外」とすることをお勧めします。

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世間ではインフルエンザ禍が吹き荒れていますが、2月の第一週に無事に第145回ちはら会を開催することができました。この日は8年ぶり(!)の来場となったTRIGUNさんはじめ、常連のTommyさん、エンジョウさん、BIBIさん、茨城会からはるばるとにしさんが参加となり、6人で朝から晩まで、カードゲーム系を中心に楽しみました。

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先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

モスクワ電撃戦2(Bonsai Games)  ●ドイツ軍(Tommy)対ソ連軍(にし)○
ミッドウェイ海戦(歴史群像付録) ●帝国海軍(エンジョウ)対アメリカ軍(BIBI)○
宇宙の戦士(AH)シナリオ4「反撃!」 ○テラン・ヒューマノイド側(TRIGUN)対アレクニド(mitsu)●
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)3戦
 ○マクロス陣営(エンジョウ)・自由惑星同盟軍(にし)・銀河帝国軍(BIBI)
 ○地球連邦軍0083(BIBI)・ジオン公国軍(エンジョウ)・地球防衛軍(TRIGUN)
 ○マクロス陣営(エンジョウ)・ガミラス公国軍(BIBI)・バッフクラン軍(mitsu)・白色彗星帝国軍(TRIGUN)
ニュークリア・ウォー日本語版+エスカレーション(Blade )4戦
  BIBI・エンジョウ 両国滅亡
  BIBI・エンジョウ・mitsu・TRIGUN・Tommy 世界滅亡
  BIBI・エンジョウ・mitsu・TRIGUN・Tommy  2回目の世界滅亡(!)
  BIBI・エンジョウ・mitsu・TRIGUN・Tommy  3回目の世界滅亡(!!)
SMALL WORLD(DAYS OF WONDER) ○mitsu対Tommy

イメージは、この日にプレイされた、唯一無二のまともなSLG(!)「モスクワ電撃戦2」(Bonsai Games)です 。先月の茨城会でプレイを始めたにしさんが、Tommyさんにインストし、寄り切ったようです。「ルールは簡単ですが、プレイは難しい」とのこと。近いうちに自分もやってみたいです。

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こちらは、歴史群像付録になったボードゲーム(!)の「ミッドウェイ海戦」。空母戦の航空攻撃のみを切り取ったものですが、両軍が激しい攻撃を行ったところ、航空兵力が枯渇し、終わったとのこと。「やりたいことはわかるけど、ゲームになってない?」との感想でした。

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あとは、全て、B級・SF級・Fantasy級ばかり!「これだから、ちはら会は・・・」というアイテムが炸裂し、余りの盛り上がりに、全景を撮るのを忘れました(笑い)。

1月は千葉会系の三例会に参加でき、今年は遠征で頑張る・・・はずだったんですが、早くも休日出勤の連チャンで、2月は挫折。いつか、いいこともあるさ。

というわけで、次は我がちはら会の3月例会になります。年度末の忙しい時期ですが、みなさまのお越しをお持ちしています。

[日時] 3月4日(土) 10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 1F 会議室
 八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
 [住所]
 千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
http://yagi1964.bbs.fc2.com/
[参加費]
 無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

前回のちはら会で、余りに「不謹慎な」展開で、大いに盛り上がった「ニュークリア・ウォー」。今回もありか?!

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珍来の反省会も爆笑の渦だったのですが、そのままの勢いで「ファクトリー」(ツクダ)を呼びかけたところ、なんと2名がOK!ええっ、本当か?やむなく、様子見だったTommyさんも、気がつけばプレイすることになり。後はインフルエンザ禍復活のkawaさんが参加すれば、禁断の5人プレイじゃないですか?!

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というわけで、「世界に一つだけの恥(?)」を目指して、「ファクトリー」(ツクダ)の予約を行きます!!文字通り、二度とは見られない(できない)対戦です。皆の衆、10時を目途に、菊間CCに集結せよ?!

最後に、夕方からsinyamagさんと南部さんと「SMALL WORLD」(DAYS OF WONDER)を、mitsuのインストで3人プレイしました。

序盤、トロールを選んだmitsuが、比較的早く衰退させますが、頑強な「巣」のおかげで二桁得点を続け、大きくリードします。が、中盤以降、二人の集中攻撃を受けて、あっという間にジリ貧に。

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ニューマンを選んだsinyamagさんは、中盤で強力な「空飛ぶ」ソーサラーを獲得し、次々と催眠術で領地を広げていきます。その後、商人のオークで稼ぎ続けましたが・・・。

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最後に笑ったのは、南部さんでした。当初こそ、ジャイアントで伸び悩むも、アマゾネスでソーサラーを平らげ、すぐに切り返しでグールを選択。この死なない軍団がきき、最後は防御に優れたホビットで、高得点を重ね、堂々の100点越で勝利しました。

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初プレイが2名でしたが、簡単なインストで即プレイができるあたりは、さすがにF級の傑作マルチです。

この日、茨城会の洗脳(?)のため、mitsuが持ち込んだ、もう一つのB級が「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)です。これに3人がオファーをしてくれまして。

まず、第1戦は、バッフクラン(南部)とマクロス(mitsu)の戦い。いやー、自分以外でバッフクランを受け持っていただくのは、はじめてです。よかった、よかった。

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ゲームは、バランスのいいカードが来たマクロス(mitsu)有利に進みます。スタートに来ていたリン・ミンメイをマクロスに乗せると、すぐさま、「歌」によるデカルチャー攻撃(全ての損害値+1)。

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ヴァルキリー隊が来たところで、マクロスによるダイダロス・アタックを連発し、ハルルの乗ったガドモア・ザンを撃沈します。

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バッフクランも、重機動メカと砲撃で、マクロスを集中攻撃しますが、ちょうど巡ってきた「全方位バリア」や「ピンポイントバリア」が奏功し、損害を与えられません。

後半になって、重機動メカと戦闘機のコンボでバッフクランが4隻を沈めますが、前半のリードのまま、マクロスが
逃げ切りました。

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第2戦は、銀河帝国(かみ)・地球連邦軍(sinyamag)・ジオン公国(mitsu)・ティターンズ(南部)の4人戦になります。

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序盤は、銀河帝国が地力を生かして、耐久力の低いガンダム系の小艦艇を撃破していきます。

これに対して、ガンダム系3陣営は、ほぼ途切れることなく、ミノフスキー粒子を散布し、モビルスーツによる強襲を繰り返します。

が、モビルスーツとパイロットの組み合わせが合わず、アムロの乗ったボールとか、シロッコ機上のハイザックとか、笑えるコンビも・・・。

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後半になると、モビルスーツの集中投入戦術を覚えた各陣営が、見事な攻撃を繰り出します。ティターンズ率いる南部さんは、3種類の機体を集中投入し、ベイオウルフを一撃で沈めます。

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勝負は損傷艦を効率的に沈めた地球連邦軍(sinyamag)が、ティターンズ(南部)を9点差でかわし、勝利しました。

午後になったところで、str会長のリクエストで、戦国マルチの傑作「本能寺への道」(GJ)3人プレイをしました。陣営は、羽柴がstr会長、柴田が南部さん、明智がmitsuです。

第1ターンは、各陣営は、まず、兵力を増強に走ります。そこそこの兵力が集まったところで、羽柴が備前を攻略し、VPを2点とします。

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第2ターン、他の二人は兵力の増強を続け、補充できるユニットがなくなると、上様の護衛を散らし始めます。

ここで、秀吉が大胆にも毛利の本拠に進攻します。官兵衛の指揮を持ってすれば、敵の半減くらいは望めましたが・・・ことごとく、攻撃が外れ、わずかに1ユニットのみ。逆に反撃で2ユニットを撃破される始末。

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と、これは、秀吉家臣団を削るチャンスと、明智が毛利にささやきかけ、逆襲を行わせます。中国の雄が立ち上がった結果は・・・羽柴勢の全滅、そして、秀吉戦死!史実ではなかった、中国の変になってしまいます。

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ゲームは、柴田(南部さん)と明智(mitsu)のマッチレースに。第3ターン、柴田は「足軽の脱走」を使い、明智勢を半減させますが、まだ、手札が十分だったので、ひたすら補充で凌ぎます。代わりにお返しとばかりに、上杉勢を増強し、越前への圧力を強めます。

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そして、迎えた第4ターン。明智は先手を取って、上杉を柴田領に突撃させます。これは、権六の逆襲で全滅するものの、柴田の兵力を大きく削ります。

敵の突入がなくなったところで、満を持して、明智が「時は今」と京に進攻。わずか、3ユニットまで減っていた家臣団では、上様を守り切れるはずもなく、「是非もない」と信長が討ち死に。そのまま、終了drで1が出たため、明智勢(mitsu)の勝利となりました。

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10時になったところで、事前打ち合わせ通りに、南部さんが来場され、早速、「オーガロイド」(ツクダ)のインストに入ります。このゲームは、以前にソロ記事で書いたとおり、全くAARが見つからないんです。世界初で、たぶん、最後の対戦AARをお送りしましょう!システム等については、ソロ記事をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14958603.html
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14960637.html
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14963050.html

インスト早々で、まず、質問があったのが「オーガスって、どんなアニメでしたっけ?」おお、そこからか!(笑い)
You TubeとWikipediaで得た俄知識で、「歴史背景」をかいつまんで説明。女誑しの主人公の桂木桂が、命令を無視した勝手な判断で時空振動弾を発動させ、世界が崩壊。多次元が入り組んだ世界にタイムスリップした桂が、実娘のアテナ(!)と戦いながら、滅亡に瀕している、次元の修復を目指すアニメ?!このハチャメチャなB級ストーリーに引かれるかと思いきや、「そんなこととは、知らなかった」「ひでぇー話ですね!」と妙な盛り上がりに。ゲームには全く影響ないのに、気がつけば、システムのインストより長くなり、すでに本末転倒の徴候が・・・(笑い)。

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基本はシンプルなので、まずはものは試しで、練習シナリオから、オーガス(桂)対イシュキック・コマンダー(ヘンリー)を対戦します。以後も、陣営は全て、エマーン軍(南部)対チラム軍(mitsu)です。なお、シナリオ指定では、一方がC盤南端、片方がA盤北端からの登場となっていますが、そうすると展開が固定されがちなので(たいていは、中央の平地回廊か北西部の岩場で戦闘になり終了)、北端または南端なら自由に登場OKにしました。

第1ターン、南端から登場したオーガスは、高速のタンク形態のまま、中央へ進撃します。一方のイシュキックは、少しでも分がある近距離戦に持ち込もうと、A盤北西端から登場し、岩場の影で待機します。

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第2ターン、オーガスは前進をすると、距離を取って、中距離火力の最も高いガウォークに変形します。接近戦には持ち込めないイシュキックは、そのまま、待機を続けます。

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第3ターン、敵が乗ってこないと見たオーガスは、接近戦に備えてオーガロイドに変形します。

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第4ターン、遠距離戦を仕掛けられないように、遮蔽物を利用しながら、オーガスが接近します。と、ここで、イシュキックが動きます。全機動力を持って、岩場を回り込むと、唯一、勝機のある接近戦へ!両軍の初射撃は、もっとも損失の高い接近戦になります。

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オーガスの射撃は、最高比の3:1で、かつ、桂のパイロット修整で自動撃破。一方のヘンリーの射撃は、オーガスの厚い装甲により1.5:1がやっと。しかも敵の防御修整により、命中は2d6で4以下。これでも最もよい条件と、気合いを込めてdrしますが・・・ああ、はずれ。順当に、オーガスの勝利となりました。

チラム軍の確率は1/6ですから、当然の結果なんですが、妙に期待してしまうんですねぇ~。

と、一方の南部さんも、オーガスの4形態の変形が楽しめたのと、初勝利のためか、上機嫌でして。「なんか、やる気になってきました」おお、がっつり、ツクダ病に感染しています(笑い)。

第二戦は、オーガス(桂)対ナイキック(アテナ)です。主役機同士の戦いでしたが・・・。ともに機動性が高い故に、開始早々に接触。お互いの長距離攻撃が決まり、第1ターンで終了。

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このあっけなさもツクダの特徴の一つなんですが、剣豪同士の居合抜きでも想像したのか、「主役機の戦いは、あっという間ですね」と何故か、前向きなコメント。いかん、ツクダ病が進んでいるゾ?!(笑い)

第三戦は、いよいよ、複数機戦になります。エマーン軍は、桂の乗るオーガスとリーア・マーイ姉妹の乗るモラーバー2機。チラム軍は、ロベルト大尉とヘンリー中尉の乗るイシュキックコマンダータイプと、一般兵のイシュキック3機です。

以前のソロAARの通り、標準イシュキックでは、桂の乗るオーガス(オーガロイド形態)を破壊することは不可能です。撃墜できるのは(確率は低いですが)ロベルト大尉とヘンリー中尉の乗るイシュキックコマンダータイプのみ。よって、ロベルトとヘンリーが撃破された時点で、オーガスが生き残っていれば、その瞬間にエマーン軍の勝利で終了とします。

あまりの能力差に気づいた南部さんは、「これで負けたら・・・恥ずかしい気がする」。ええっ!やる気、十分じゃないですか!

序盤、エマーン軍は、速度の遅いモラーバーに合わせて、集団で北上を開始します。これに対し、チラム軍は中央の岩場の背後に集結し、待ち伏せを狙います。

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これを嫌ったエマーン軍は、そのまま、中央を通過すると、敵の側面を突くように岩場の迂回を始めます。このままだと、側面から中・遠距離戦を仕掛けられると判断したチラム軍は、こちらも同方向での迂回に入ります。

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これを見た南部さんは「まさにドッグファイトですね!」と、完全にツクダ病を発症しています(笑い)。

第6ターン、モラーバの移動力ではイシュキックに追いつかれる、と気がついたエマーン軍は、ここで慣性移動システムの強みを生かして、瞬時に反転し、チラム軍に正面戦闘を挑むことに。drの分は圧倒的に不利ですが、チラム軍もコマンダー2機がオーガスに近距離攻撃ができるため、突進をかけ、真っ向勝負に出ます。

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いつものように、オーガスの射撃で、ロベルト大尉は自動撃墜に。チラム軍も指揮官2名でオーガスに乾坤一擲の攻撃をかけましたが、無念にもはずれ。ここで、エマーン軍のモラーバーが、もう一人の指揮官ヘンリー中尉を攻撃し、見事に撃破!チラム軍の標準イシュキックの攻撃でリーアが戦死しますが、この瞬間にオーガスを破壊する手段がなくなったため、エマーン軍の勝利となりました。

ここまで3戦で、チラム軍は0勝2敗1引き分け。さすがに、南部さんもツクダ病のバランスの悪さに気づきます。「これは微妙ですね・・・。なんだか、虐殺をしているようで・・・」片や自動撃破で、片や最善を尽くしても1/6しかないなんて、間違いなく「虐殺」だって!(笑い)

と、ここまで来たからは、グローマが登場する最大シナリオに、チャレンジすることにします。これを逃したら、もう一生、プレイすることはないかも?!(笑い)

第四戦は、艦艇が登場する複数機戦です。チラム軍は、最優秀のアテナとオルソンが操縦するナイキック2機と標準イシュキック5機に、偵察機イシュフォーン1機です。エマーン軍は、リーア・マーイ姉妹の乗るモラーバー2機とスレイの乗る作業用オーガロイドのディ1機です。

エマーン軍には、移動基地のグローマがあります。1移動力ながら、射撃を無効にする防御があり(防御力の設定さえされていない!)、これを沈めるには格闘戦(同一へクス内戦闘)を挑むしかありません。さらに、10耐久力があるので、沈めるのは容易ではありません。

とはいえ、アテナとオルソンなら、dr修整が高いので、毎ターン、ほぼ確実に損害を与えられる確率です。あまりにエマーン軍に分が悪いので、今回は桂の乗ったオーガスをバランス調整で加えることにしました。

第1ターン、エマーン軍は分断を恐れて、グローマの周囲に戦力を固め、微速前進をします。一方のチラム軍は、ナイキックをA盤から進入させ、あわよくば2:1での遠距離戦を狙います。残りは最短距離のB盤から、まとまって登場させます。

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当然、オーガスがこの誘いに乗るはずもなく、グローマに合わせて、随時前進をします。チラム軍は、総力で一気に攻撃をかけるべく、中央の岩場の背後で合流し、タイミングを計ります。

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グローマだけがじりじりと前進し、しばらく、オーガロイド同士は対峙を続けます。と、決戦間近とみて、ここで南部さんが、真剣に視線の確認と確率計算をはじめます。「これは、勝ちたい!!」おお、完全に、重症になってしまった!(笑い)。

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第6ターン、ついに、チラム軍が動きます。グローマが姿を現したところで、全機が岩場の影から飛び出し、エマーン軍に襲いかかります。

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主役のオーガスとナイキックが互いに正確無比な射撃を繰り出し、桂とアテナが相打ちに。と、グローマも、遠距離射撃で後続のイシュキック1機を撃破します。この時点で能力の高いパイロットは、オルソンのみ。バランスは、チラム軍有利かと思われましたが・・・。

第7ターン、ゲームは最高潮に。ここが勝負と、エマーン軍は待機していたモラーバ2機を突進させます。目標は、最後の特異点オルソン。確率はともに、わずかに1/6以下でしたが・・・モラーバを操るマーイの射撃が、なんとピンゾロ!オルソンの反撃で、相打ちになったものの、2階級特進ものの戦果を上げます。

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興奮の余り、南部さんは「楽しくなっちまった、これ!」ともはやドリップ状態です(笑い)。ああ、ツクダ熱に浮かれているゾ!(笑い)

怒り心頭のチラム軍は、後続のイシュキック隊がもう1機のモラーバとディを撃破します。が、エマーン軍も、グローマを含む射撃を成功させ、さらに2機のイシュキックを葬り去ります。

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第8ターン、残ったのは、チラム軍3機に対し、エマーン軍はグローマのみ。チラム軍はなんとか格闘戦に持ち込もうと、突進をかけますが、グローマの正確極まる射撃で、さらに1機が撃墜。まるでマジック・ヒューズか!どんだけ当てるんだ、グローマ!

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それでも、チラム軍は特攻で格闘戦に持ち込み、ついにグローマに1ヒットを与えます。が、グローマも格闘戦(至近距離射撃?)で、2機を一気に除去!これにより、チラム軍が全滅し、エマーン軍の勝利となりました。

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勝利した南部さんは、興奮冷めやらぬ顔で「なんだか、うれしいですね」と余韻に浸っていました。どうやら、ツクダ病の抗体ができてしまったようです(笑い)。

drによっては、「二度とやるもんか!」という展開もあり得たのですが、結果的には、1時間半で4戦をし、バランスの悪すぎも含め、「十分に」満喫しました。南部さんも満足していただけたようで(本当か?)、最後に笑いながら、一言。

「これで、インストもできます」ええ、二度とないでしょうけれども!(笑い)

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ちなみに、さらさら参加する気はない、観戦者の方々からも、数々の賑やかしや質問が・・・。

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「本当に、やっているんですね!」(だから、世界初だって)
「バランスは、どうなんですか?」(それは、聞かない約束!)
「どこで買えるんですか?」(ヤフオクで、原価割れしています)

あろうことか、複数の方から
「自分もファクトリー(オーガスのマルチ)を持ってます!」
といわれて、ビックリ!「だって、安かったから・・・」

こちらもあるのは、中古とか新古品の「安売り」記事ばかり。よし、次は「ファクトリ-」、行くか?!

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