歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2017年06月

この日の最後に対戦したのが、カード空戦ゲームの「ダウン・イン・フレイムズ」(CMJ)です。もともとは「Luft Waffe」から始まる空戦シリーズをリファインしたもので、その日本語版になります。

機体性能によってカードの手持ち数や補充数が決っていて、そのカードを出し合って、ドッグファイトを行います。手番側の機動カードに対して、非手番側はそれを防ぐ機動カードを出し、さらに手番側はそれに対抗するカードを出していき・・・いずれかが途切れたところで、位置関係が変わります。優位な位置に付けた側は、射撃カードで攻撃し、一定ヒットを与えると損傷及び撃墜になります。カードの補充は自分の手番のみなので、どれほど優秀な機体であっても、複数機に囲まれると、最後はカードが尽きて捕捉されることになります。

実は、空戦(3次元機動)についてはかなり苦手なんですが、このシステムならカードのやりとりで済むので、ゲームができまして。もっとも「ヨーヨー」とか「バレルロール」とか全然、意味はわからず(犬の散歩?!)。それでも、ゲームができるのは、ある意味すごいかも・・・。

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というわけで、とりあえず、2対2のチーム戦に。相手チームが経験者のため、ハンディをもらって、こちらはMe109Fで、相手はハリケーンです。

序盤、Me109Fは優速を生かして、ハリケーンを追い詰めます。1番機が機動でしつこく追いかけ、ハリケーンはなんとかそれを躱しますが、これによりカードが不足。そこを2番機が追跡し、ついに後ろを取って射撃。2回の攻撃で、敵の1番機が撃墜されます。

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こうなると、機体性能と数の両方でハンディが付き、2番機もしばらく後に撃墜されます。ハンディ戦とは言え、さすがに性能差がありすぎました。

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2回戦は、スピットファイアとMe109Fの戦い。ハリケーンよりは機動性の高いスピットファイアは序盤、ほぼ互角の空中機動を行います。しかしながら、機銃の威力が弱いため、優位に立ちながらも、有効な射撃ができず。

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敵が優速を生かして、1機を同時追尾したことで、一気に形勢が不利になり、2番機が撃墜されます。そのまま、自機も連鎖攻撃で追い込まれ、最後は燃料タンクに被弾し、一撃で撃墜されました。

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戦績は一勝一敗でしたが、緒戦でも楽しくプレイできました10月末の「ミッション」が終わったら、ぜひ、購入して、空戦マイブームを作ろうかしら。

第三戦はちょっと箸休めにと、傑作カードゲーム「突入?レイテ湾」(CMJ)をプレイしました。まあ、軽く一戦と思ったところ、またもやヘビロテに。

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第1戦は、Wilさんと二人プレイ。当然、カード巡りはよく、潤沢にあるので、両者は一斉にレイテ湾に向けてダッシュ。が、あまりに早すぎて、戦艦隊が追いつかず。レイテ湾直前で待っていたところ、ここでイベント「ナッシュビル」!すかさず、突入して、マッカーサーを戦死させ、mitsu艦隊の勝利となります。

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第2戦は、お互いに妨害合戦に。ともに潤沢なアメリカ軍カードで、両者の猛烈な足止めが始まり、行き足は停滞。それでもWilさんは連合艦隊の戦艦カードで敵を除去しながら前進します。が、mitsuには全くカードが来ず、やむなく、ブルネイに戻って出直しましたが、そこでもアメリカ軍護衛空母群の待ち伏せ。結局、130海里だけ進んだWil艦隊の勝利に。

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第3戦は、ゲームに慣れたところで、いい感じの進撃・妨害合戦に。レイテ湾まで後一歩までいった両艦隊は、戦艦の到着を待ちますが、その間にイベントが発生し、ともに辿るつけず。進撃距離は250海里同士となり、はじめての引き分けになります。

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と、ここでプレイを見ていたyagi会長が参入し、三人プレイとなります。yagiさんは初プレイながら、抜群のセンスを発揮し、空母の空襲をスコールでやり返したり、強力な戦艦群を煙幕で文字通り煙に巻いたり。時間ギリギリで三人とも170海里以上になりましたが、200海里で頭一つ抜け出したWil艦隊が二勝目となります。

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第5戦目は、イベント「栗田ターン」で足止めを喰った上に、それぞれに強力なお邪魔部隊が居座り、時間切れに。たまたま、スタートダッシュで230海里を稼いでいたmitsu艦隊が二度目の勝利に。

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最終第6戦は、序盤からイベントが盛りだくさんの波乱に富んだ展開に。1/3のカードを消化したところで、早、3枚のイベントが出て、残りは「栗田ターン」だけ。ということは、いつ、ゲームが終わってもおかしくないゾ。3人とも海をかき分け、かき分け、前進し、レイテ湾直前まで来ますが、味方戦艦が心細く、上がりたいのに上がれないジレンマ!と、最後の最後に、またもWil艦隊がするりと抜けだし、突入に成功!最後の1枚で「栗田ターン」がきて、アクションできずに290海里のmitsu・yagi艦隊が取り残されて、Wil艦隊の単独勝利となりました。

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「このシミュゲ2017」にも書きましたが、何人でプレイしても展開が固定されず、それでいて破綻もなく、まさに奇跡のカードゲームでした。しかもプレイ時間は平均10分以下。これなら、10番勝負はもちろん100番勝負さえ、夢じゃないゾ!売り切れる前に、もう一つ、「こまいふ買い」をしておこうかしら。

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2戦目は、Wilさんをお誘いして、「秀吉頂上決戦」(GJ)天王山をインストプレイします。GJ誌のカードドリブンの一つですが、このアイテムからデッキ構築(事前計画)という概念が導入されました。といって、完全プロットではないので、はじめの目論見とは異なりますが、相手の出方を見て、反応することは可能です。陣営は、数を生かせる羽柴側をWilさんが、やや質で勝る明智側をmitsuが担当します。

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第1ターン、羽柴側は定番の黒田隊の「突撃」で、史実通り天王山を占拠します。もう1枚は「増援」に当て、リソースを増やしにかかります。これに対し、明智側は天王山奪還の賭に出ます。最強の斎藤利三隊を「移動」「回復」「突撃」で天王山山頂に突入させます。

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第2ターン、これに脅威を感じた羽柴側は、持久ではなく、なんと黒田隊の「突撃」で明智勢を排除しようとしましたが・・・攻撃のdrが悉くスカ。ただ、自分が消耗しただけに。千載一遇のチャンスを得た斎藤隊は、すかさず、逆襲の「突撃」替えしに転じ、黒田勢を叩き出してしまいます。

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再奪還を狙う高山・中川勢には足止めの1ユニットを犠牲にすることで、行動の自由を奪います。

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第3ターン、焦る羽柴勢は高山・中川勢に射撃をさせ、突入のタイミングを計ります。が、これもdrが悪く、ほとんど効果なし。消耗したところを山頂からの猛烈な射撃で撃ちすくまされ、山腹に辿り着いた明智勢の逆襲を喰らって、敗走。宝寺北まで明智勢が進出します。

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第4ターン、カード枚数は6枚:6枚とイーブンになり、山崎へ羽柴勢のコンボ攻撃が始まります。が、平均的なdrでは明智勢を排除し来ることはできず。敵が消耗したところで、山腹から明智本隊が射撃を浴びせ、突入部隊を叩き出します。さらに敗走部隊を「回復」で立ち直らせると、再び、山崎へ。

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第5ターン、枚数では羽柴勢が上回り、数とカード数に物を言わせて、再び、山崎に押し寄せますが、明智勢は数ユニットを犠牲にすることで、ほぼ、同じ展開で戦線を膠着させます。と、この隙に明智本隊と斎藤隊を入れ替え、山崎への援護体制を厚くします。

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第6ターンこのままでは埒が明かないと思った羽柴勢は、3エリア隣接の強みを生かして、宝寺北奪回に矛先を換えましたが、ここは、斎藤隊が死守して、一歩も譲らず。

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結局、第7ターンが終わっても、好転の目が見いだせないことから、残りターンでの勝利条件達成は困難となり、明智勢の勝利となりました。

ソロを含め、なんどか、プレイしていますが、明智勢が優勢を取るには、やはり天王山奪取しかないと思います。逆に羽柴勢は支援体制を整えてじっくり持久し、第7ターン以降に全面攻勢の方が勝率は良さそうです。

最近、疲れ具合にかかわらず、朝一に目が覚めるようになりまして・・・身体にはいいんでしょうけど、歳ですかね(悲)。というわけで、目覚めたなら仕様がないと、開始直後の千葉会へ到着しました(笑い)。

ちょうど、お手すきだったMMさんと、手軽にできるものをと「ハリコフ攻防戦」 (CMJ)です。何十年ぶり、というMMさんの希望でソ連軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。

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序盤、ソ連軍は全速力でドネツ河の渡河点付近に殺到します。南での圧力が減っていたドイツ軍は、歩兵師団と増援の装甲部隊を回し、一足先にここを押さえます。

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第3ターンに、中央部から南部にかけてソ連軍が攻撃をかけます。やたらとEXが多く、DEと合わせて3ユニットが除去されます。

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が、ここは渡河点の封鎖のため、増援の装甲部隊をつぎ込んで、突出した2個機械化部隊を包囲し、3:1で撃滅します。

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中盤、鉄道線に向かってソ連軍は猛攻をかけEXとDEと戦闘drにも恵まれ、前進を果たします。が、ドイツ軍の二重戦線により、突進は最小限に。

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と、この間に早くもハリコフを奪回したSS装甲擲弾兵師団群は、長躯、中央部へ殴り込み、北からの包囲を狙います。

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第7ターン、ソ連軍はしぶとくラッシュを見せ、鉄道支線に到達するなど、乱戦に持ち込みかけますが、SSへの対応攻撃に失敗し、中央部の崩壊はほぼ確実になりました。この時点でソ連軍の逆転は難しいと、ドイツ軍の勝利となりました。

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6月例会の前ですが、7月例会が1日(土)しか取れなかったので、お知らせします。二週連続の開催となりますが、みなさま、どうぞ、よろしくお願いします。

[日時] 7月1日(土)10:00-20:00
[会場] 菊間コミュニティセンター 1F 調理室
八幡宿駅東口から「菊間団地」行きのバスに乗車、7箇所目のバス停「菊間第3」下車
 [住所]
 千葉県市原市菊間1870番地4
http://www.kikuma-cwc.jp/
[輸送]
10時前に京成ちはら台駅からの移送を行います。移送希望者は、前日までに掲示板「千葉会一門掲示板」への書き込みをお願いします(リンク参照)。希望者がいた場合は、京成ちはら台駅で9:55にピックアップします(京成千葉駅発9:34)。前日までに書き込みがなければ、直接、会場入りします。
http://yagi1964.bbs.fc2.com/
[参加費]
 無料
[持ち物]
ゲームとゆとりと常識

大の苦手の故に、ゲーム紹介にも載せてこなかった空戦ゲームですが、「コメート!」と「ダウン・イン・フレイムズ」のプレイをきっかけに、一念発起して、新ジャンルを立ち上げようと思っています。

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で、必死に「AIR FORCE」(AH)の基本ルールを読んでいるんですが、これがさっぱりわからん!!誰か、助けて~。行きたいところに、いけない予感がぷんぷんだぁ~。

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メタルヘッドの準備もあるし、「宇宙の戦士」も佳境だし、でも、晩秋を迎えるまでは時間も取れそうにないし。やらなければいけないことがあるときほど、趣味に走りたがるんてすよね。う~ん、逃避ってやつですか。

休日の扱いが厳しくなり、最近、遠征ができなかったのですが、思い切って時間を作って(できて)、千葉会へ行ってきました。梅雨とは思えないさわやかな晴天を尻目に(笑い)、新京成に揺られて松戸へ。会場は、いつもの仲間たちで溢れていました。

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茨城組のお二人が取り組んでいる「Fall of Third Reich」キャンペーン。あとから、こまいふさんが見学(だけ)に来ていました。

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かみさんとお相手による「Hearts and Minds」。来年のテト攻勢50周年に向けて、ヴェトナムもので盛り上がっていました。

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別の参加者が持ち込んだ「Hue」。南ベトナム軍の守備するフエ王城跡(フランス語ではユエ)を、解放民族戦線が奇襲するもので、デザイナーはあのジョン・ヒルです。

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千葉会定番の「トラトラ」。Das Reichさんはじめ、3人がああでもない、こうでもないとヨーロッパの派遣争いへ。

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と、作戦級の鬼Das Reichさんが寄ってきまして。「バルジなら、いつでも準備してますよ」疲れた頭でDRさんとの対戦は「たいへん危険」なので、丁重にお断りしたのですが、ん?!ひょっとして、これは「バルジ等準備罪」?!(笑い)「あんた、バルジをしようとしていたね」

すでに「準備に着手」しているわけで、会長のyagiさんはじめ、参加者全員が対象か?いやいや、末端の平ゲーマー(?)には適用されない、と政府も言ってるし・・・(のはず?)

こちらは、ザハさんとyagi会長によるASL。アメリカ軍が10t対応の石橋に強引に15t戦車で乗り込み・・・「アメリカ軍のyagiさんが橋を壊そうとしています!」おお、これも、●●等準備罪か?(笑い)

考えてみれば、ウォーゲームは、「テロ」どころか「破壊工作」のオンパレードなわけで・・・。COINシリーズなんて、とても人に聞かせられないなぁ~(笑い)。

というわけで、自分は「正しいウォーゲーム」を満喫。MMさんと数年ぶりに作戦級をプレイしたり、同じく久しぶりに来場したWilさんと「秀吉頂上決戦」(GJ)や「突入?レイテ湾」(CMJ)、「ミッション」終了後にプレイしたい空戦「ダウン・イン・フレイムズ」(CMJ)などを堪能しました。AARは別記事で・・・。

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