歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2017年11月

この日、もう一つ、プレイ希望をしていたのが、関ヶ原キャンペーンとしては最新作の「シン・関ヶ原」(GJ)です。いわゆるデッキ構築型のカードドリブンで、池田氏らしいシンプルな基本ルールと、全てをカードに落とし込んでいる特別ルールが、特徴です。ぜひ、自分もプレイしたいと上げておいたところ、こまいふさんとstr会長がお相手してくれました。

第1戦は、西軍(mitsu)対東軍(こまいふ)の戦いになります。

イメージ 2

第1ターン、東軍は、東海道の往来を押さえるべく、山内・池田・福島を参戦させます。西軍は定石とも言える宇喜多勢による山城攻略と織田・小西の参戦で戦略ポイントを増やします。
 
第2ターン、西軍は宇喜多勢を伊勢に転戦させ、活動を始めた石田を南近江に侵攻させ、ともにこれを制圧します。また、小西勢は西美濃で織田勢とスタックさせ、防備を固めます。

イメージ 3

東軍は山内勢・池田勢を清洲に移動させ、福島勢とスタックをさせます。また、前田を参戦させ、VPを上昇させます。

第3ターン、東軍は最上と浅野を参戦させ、戦略態勢を整えるとともに、福島勢・山内勢を持って、西美濃へ侵攻します。これに対し、西軍は主力の宇喜多勢と石田勢を美濃へ投入し、初の会戦が起こります。結果は、兵力を集中した西軍が圧勝し、福島・山内が戦死してしまいます。

イメージ 4

同時に、活性化した島津と織田勢を伊賀に侵攻させ、これも陥落。順当にVPを伸ばします。

イメージ 5

 
第4ターン、先鋒が壊滅した東軍は慌てて、浅野勢を清洲に派遣します。また、主力の徳川勢を江戸から、秀忠勢を上田から三河へ投入し、後詰めとします。

これに対し、西軍はカウンターで主力隊を「大一大万大吉」で尾張に突入させます。結果は、またも西軍が圧勝し、池田・浅野を壊滅させます。

イメージ 6

また、石田勢・小野木勢を使って、丹後の細川を攻め、これを攻略します。
 
第5ターン、東軍は有効な手札を圧縮するため、壊滅した大名カードを入れ替えるのが、やっと。唯一、前田勢が南加賀に突入しますが、丹後から反転した石田勢が馬防柵を築いて迎撃し、前田勢に大打撃を与えます。

イメージ 7

第6ターン、東軍は有効な手が打てず、膠着状態に。と、畿内を制圧した西軍は、強力な豊臣秀頼を獲得し、さらに増田を参戦させ、VPで東軍を大きくリードします。

イメージ 8

第7ターン、このままではジリ貧となると判断した東軍は、徳川主力隊を持って尾張への侵攻を行います。が、西軍はこれを待っていました。主力の宇喜多勢がカード攻撃で一方的に損害を与えると、さらに強行軍で追い打ちをかけます。この時点で徳川勢は半減してしまいます。

その結果、尾張決戦により、徳川勢が全滅!家康が死亡したことで、西軍のサドンデス勝利となりました。

イメージ 1

第2戦は、プレイヤーと陣営を入れ替えて、西軍(str)対東軍(mitsu)となります。

イメージ 9

第1ターン、西軍は織田の参戦でVPと戦略ポイントを増やし、宇喜多勢で山城を陥落させます。残った手番は、なんと真田で秀忠軍を攻撃して、2ヒットを与えます。

イメージ 10

これに対し、西軍は山内・池田を参戦させると、黒田の追加カード引きを使って、黒田勢・細川勢が長躯、三河へ西進します。

第2ターン、西軍は吉川・毛利秀元勢を使って、参戦した伊賀の筒井を攻撃します。が、drが冴えず、攻略できず。

宇喜多が動かないとみた東軍は、電撃的に伊勢と西美濃に先鋒を突入させ、これを奪取してしまいます。

イメージ 11

第3ターン、慌てた西軍は、吉川のカード攻撃で伊賀を攻略し、参戦なった島津と大谷勢を南近江に投入し、ここも陥落させます。が、西美濃と伊勢を取られているため、VPは苦しい状況が続きます。

イメージ 12

東軍は、ここは戦略態勢を整えるべく、福島勢と山内勢を西美濃に投入し、防御態勢を取ります。同時に、北近江に侵攻した小西を調略し、中立状態に戻してしまいます。

第4ターン、やむなく西軍は、丹後攻めを行い、これを攻略します。東軍はカード巡りが悪く、浅野を参戦させるに止まります。

第5ターン、東軍にやっと徳川カードが巡ってきます。史実並みに家康を強行軍で大垣に侵攻させると、一気に勝負をかけるべく、「厭離穢土欣求浄土」で北近江に突入させます。

イメージ 13

が、これは時期尚早でした。西軍は馬防柵で迎え撃つと、石田勢と宇喜多勢のカード攻撃で相当のヒットを与えます。続く、合戦でも8ヒットを与え、東軍主力は武将ユニットを残して、ほぼ壊滅状態に。

イメージ 14

第6ターン、ここで北近江の西軍大名にカードが来れば、家康戦死もありえたのですが・・・激しい戦闘に疲労困憊のためか、追撃はなし!家康と福島は、黒田と池田の殿を犠牲にして、這々の体で西美濃に撤収します。

一方で伊勢にいる細川勢を使って、薄くなった山城に侵攻させます。が、これは最強の島津が反転し、馬防柵を築いたことで、「6」さえ出さなければ、殲滅されることに。「6が出ませんように」とstrさんが振ったダイスは、なんと6ゾロ!なんと、島津の空弁当?!(観戦のにしさんとともに、大爆笑でした)

イメージ 15

こうなると、東軍はとにかく現状維持での逃げ切りを計ります。西軍は、なんとかカードを廻して、参戦と領地の奪還をしたかったのですが、無駄な全滅した大名カードが足を引っ張り、膠着状態に。

唯一、摂津の毛利輝元を参戦させたのはよかったのですが、この直後に金吾中納言が問い鉄砲で寝返って、なんと大阪城を占拠してしまいます。

最終の第8ターン、西軍は西美濃・越前・丹後・摂津を全て取り返せば逆転できると、なけなしのカードを使って部隊を散開させましたが・・・東軍の妨害に遭い、2カ所のみを奪還したところでゲームオーヴァー。東軍の判定勝利となりました。

イメージ 16

今回が初プレイでしたが、噂に違わず、面白いアイテムでした。池田氏の前作「信長包囲戦」や「項羽と劉邦」に比べ、デッキ購入型になったので、選択肢が大きく広がり、かつ、カード引きと圧迫の読みが加わり、いい意味で考える要素が多くなりました。まだ、簡単にはそこが見えないので、また、対戦をしてみたいと思います。

この日、ぜひ、プレイしたかったのが、古き良きファンタジー系マルチの「Wizard's Quest」(AH)です。お昼前ににしさんが来たところで、青(mitsu)・緑(sinyamag)・黄(にし)の3人プレイとなりました。

イメージ 5

序盤、各国はそれぞれの思惑にそって、行動をします。青(mitsu)は領土など二の次で、4ユニットの基幹補充を頼りに、宝物の探索に出ます。万遍なく、領土を散らしておいたおかげで、2ターン目にはじめの宝物をゲットします。これに対し、黄(にし)は宝物が西側に集中していたことから、少し遠回りながらも、着実に領土を増やしながら、探査をする方針に。一番、ツイていなかったのが、緑(sinyamag)で、やたらと王国の周辺でオークが活性化し、その対応に追われます。

イメージ 2

イメージ 3

中盤になると、オークの跋扈とドラゴンの気まぐれで、流れは混沌としてきます。プレイ経験を生かして、青(mitsu)が二つ目の宝物をゲットしますが、やたらとランダムでドラゴンが来襲し、その都度、ヒーローが犠牲になる羽目に。その上、黄(にし)が引いたドラゴンカードが的確に青(mitsu)王国を直撃し、主力がぼろぼろになります。ええい、黄(にし)はドラゴン使いか?!

イメージ 4

緑(sinyamag)は軍勢を立て直して、一つ目の宝物をゲットしますが、3つの宝が完全に分散していることと何故か、調停者が多く現れて、攻撃ができない状況が続き、なかなか波に乗れず。

結果的に、急がば回れのことわざ通り、最も効果を上げたのが黄(にし)です。なんどかオークの攻撃を受けるも、drで撃退し、王国を維持。すると、毎ターン、7-8ユニットが補充となり、着実に前進を続け、二つ目の宝を手に入れます。

終盤、勝負を分けたのは、dr運でした。最初に最後の宝物目前に迫ったのは黄(にし)ですが、城に籠もる緑(sinyamag)の抵抗で、後一押しが足りず。次にリーチをかけたのが青(mitsu)でしたが、主力をまたもドラゴンに壊滅されます(これで、5度目!)。仕切り直して、地方4の飛び地からアプローチをかけ、再び、隣接地まで迫ります。
最終ターンのイベントが終わって、黄(にし)と青(mitsu)の先手を取った側がおそらく勝利する展開に。力のこもったイニシアチブdrの結果は・・・青(mitsu)の先攻!補充兵力を持って、黄(にし)の城を陥落させ、ジ・エンド。ギリギリで勝利となりました。

イメージ 1

古いゲームですが、やはりAHは、十分に作り込んでいて、面白い!6つのオプション・シナリオもあるので、まだ、しばらく遊べそうです。

この日の茨城会は、やや人数が少なめだったようで、9時間過ぎに到着すると、4人ほど。ホスト役のsinyamagさんと、プレイ経験があるという「Down in Flames」(CMJ)を対戦することにしました。せっかくなので、最も小さいキャンペーン「ポーランド1939」をドイツ軍(sinyamag)対ポーランド(mitsu)の陣営でプレイします。

イメージ 2

このシナリオは、任務が4つのみです。主導権を持っているドイツ軍は、爆撃機にBf110が常時、護衛機となります。また、オプションで、強力なBf109Eやメルダースが登場します。対するポーランド軍は、非力なP11cしかおらず、一度のみエース(スカルスキ)が使える他は、敵戦闘機の1ターン不在とか、太陽を背にとか、状況を読んで対抗するしかありません。

第1任務は、戦場3でスツーカによる飛行場爆撃となります。ドイツ軍のオプションは、Bf109E。対するポーランド軍は、P11cと敵戦闘機の第1ターン不在です。

まず、鬼のいぬうちの速攻と、P11c×2機がスツーカに襲いかかります。しかしながら、1機はせっかくのチャンスにもかかわらず、巡りが悪く攻撃カードはなし。もう1機がスツーカの後方から、3連射+1ヒットプラスを見舞いますが、軽減カードにより損害は2ヒットに止まります。

第2ターン、舞い降りたBf109EとBf110の荒鷲は、このP11cを猛撃し、あっさりと撃墜します。もう1機のP11cは攻撃カードの補充で終了。

第3ターン、このP11cに引導を渡すべく、Bf109Eが真後ろを取って、必殺の射撃を行いましたが、P11cはここで「エース」を投入し、危うく難を逃れます。どうせ、墜とされるならその前にと、残りのカードを全て投じてスツーカを攻撃!見事、2ヒットを与え、損傷させます。運動エネルギーを失ったP11cは、その直後にBf110の高火力を浴びて、撃墜。

イメージ 1

目標に辿り着いたスツーカは対空射撃で、さらに損害を受けるものの、ギリギリ踏みとどまり、密集爆撃で飛行場の破壊に成功します。

第2任務は、戦場7でスツーカ2機による大規模飛行場爆撃となります。ドイツ軍のオプションは、メルダースの載ったBf109E!ポーランド軍は「太陽を背に(開始時カード+1枚)」を選択します。

第1ターン、メルダースが先制し、P11cに猛攻を加えますが、ポーランド軍のカードがよく、ギリギリ損傷で凌ぎます。すかさず、この飛行機がスツーカを1機を攻撃し、損傷を与えます。

第2ターン、もう1機のP11cも介入し、このスツーカを一撃で撃墜するという、大戦果を上げます(燃料タンク直撃)。

第3ターン、怒り心頭のドイツ軍は圧倒的な性能差を持って、ポーランド軍を全滅させます。が、損傷し、撃墜寸前のスツーカ1機では、大規模飛行場を破壊できる力は残っておらず、ダメージを与えるに止まります。このことで、主導権はポーランド軍に移ります。

イメージ 3

第3任務は、ポーランド軍が戦場10を選び、P23とP37による混成爆撃になります。ここでポーランド軍はエースのスカルスキを投入します。一方のドイツ軍は、爆撃力-2のオプションを選択します。

第1ターン、襲いかかるBf110に対し、ヒットを受けながらもP37が猛烈な対空射撃を見舞います。そこへエースのスカルスキが突入し、Bf110を撃墜します。が、ここで運動エネルギーを使い果たしたP11cを、もう1機の駆逐機Bf110が攻撃し、こちらも撃墜してしまいます。

イメージ 4

この殊勲のBf110が、第3ターンまでに最後の護衛機P11cと軽爆撃機P23を撃破し、残されたのは損傷したP37のみ。もはや、風前の灯火かとなりましたが・・・ここからドイツ軍のカード巡りが最悪に。なんどもカードを入れ替えますが、1枚も射撃カードが来ない!

結局、生き残ったP37が爆撃を成功させ、敵の装甲師団に打撃を与えました。これにより、ドイツ軍のVPは激減し、ポーランド軍の優位に。

最終の第4任務は、戦場4でスツーカ2機による敵部隊への攻撃となります。ドイツ軍のオプションは、Bf110。加点を覚悟の上、高射砲+2を選択します。

この最後の戦いでは、ポーランド軍のP11cが死に物狂いの活躍をします。高射砲の威力を見込んで、スツーカにそれなりの打撃を与えれば優位に立てると、持てるカードを全て攻撃に振り向け、片方を損傷、片方に2ヒットを与えます。

示現流並みの攻撃の反動で、当然、Bf110の猛烈な反撃を招き、第3ターンでP11cは全滅しましたが・・・目論見通り、強烈な対空砲火により、スツーカ1機が撃墜され、ポーランド軍部隊への攻撃は、ダメージに止まりました。

イメージ 5

これで、全任務が終了し、総合VPを計算したところ、ドイツ軍-22点となり、連合軍による大勝利となりました。まあ、どれだけ空軍が活躍しても地上戦の結果は変わらないでしょうが、「弱小国にも一分の魂」を見せることができました。

それにしても、このゲームのキャンペーンは面白い!オプションの選択肢により、読み合いの要素が高まり、それが空戦の方針にも影響を与えることになります。そして、最後はカード運を含めた戦術結果と、単なるドッグファイトでは味わえない深みを堪能できます。「バトル・オブ・ブリテン」も途中までやったことがあるので、ぜひ、残りのシナリオもプレイしたいものです。

試練明けの初休日ということで、久しぶりに茨城会に行ってきました。いつものように当日は、気持ちのよい晴天で、圏央道から見える霊峰筑波が、くっきりでした。その中で、おじさんたちが室内でまったりと過ごすという「贅沢感」あり(笑い)。

到着後、ホスト役のsinyamagさんにお迎えしてもらい、一日かけて、以下のアイテムをプレイしました。

Down in Flames(CMJ)キャンペーン「ポーランド1939」  ●ドイツ軍(sinyamag)対ポーランド(mitsu)〇
Wizard's Quest(AH)3人プレイ 青(mitsu)・緑(sinyamag)・黄(にし)
宗教大改革(同人)3人プレイ 〇ルター(str)・カルヴァン(mitsu)・ツウィングリ(こまいふ)
シン・関ヶ原(GJ)2戦
 〇西軍(mitsu)対東軍(こまいふ)●
 ●西軍(str)対東軍(mitsu)〇

イメージは、sinyamagさん持ち込みの「Through the Ages」のお試しインスト。その名の通り、古代から近代までを描いた発展系マルチです。系列から行くと「CIVILIZATION」(AH)の流れを汲んでいますが、マップはなく、ボード上で操作します。「CIVILIZATION」に比べ、人口・労働力・資源・科学・文化・戦争のマトリックスが多く、かなりシミュレーション的かなと思います。

イメージ 1

イメージ 2

夕刻になって、str会長が到着し、お勧めの「宗教大改革」(同人)をプレイしました。同人とはいいながら、CMJ誌で作品を発表している砂漠のキタキツネさんのデザインで、前回の千葉会ブログにも載っています。

イメージ 3

近世における新教革命を描いたマルチで、カルヴァンとかルターなどのキャラになって、新教の布教を進めるというもの(もっとも改革に貢献したプレイヤーの勝利)。ガチのシミュレーションというより、協力型のファミリーゲーム感覚です。

が、今回は密度が低い3人かつ、一番を目指す癖のあるウォーゲーマーということで、不慣れもあって協力態勢が薄く。もっとも高得点のルターでさえ「歴史書にも載らない」活動レベルでした。4人プレイで、何度か対戦すると見えてくるかも。

イメージ 4

こちらは、会場でソロ(!)を始めたこまいふさん。アイテムは、関ヶ原繋がりでアドテクノスの「異聞関ヶ原」!いやー、二十年ぶりくらいに、展開しているのを見ました。「ええ、これがちはら会アイテムです!」って、妙なゲームは、全て、ちはら会、というのは、うれしいやら困惑やら(笑い)。

イメージ 5

茨城会のメンバーやアイテムは個人的にも親和性が高く、いつ行っても、楽しい時間を過ごすことができます。対戦いただいたみなさま、ありがとうございました。

穏やかな晩秋が続いていますが、いよいよ、師走が見えてきました。今年最後のちはら会の予定が決まりましたので、お知らせします。

[日時]12月10日(日)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 2F 第2講習室(いつもの第2会議室ではないのでご注意を)
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

Tommyさんがよければ、佳境の「宇宙の戦士」(AH)で核攻撃を!

イメージ 1

前回プレイした「Wizard's Quest」(AH)を今回も持ち込む予定です。Tactics誌に載った追加シナリオも簡単で、よさげ。

イメージ 2

購入・加工ができれば、「Ships  & Tactics」のイデオンデッキをフル稼働で。

イメージ 3

ついでに「IDEON」(ツクダ)の最終決戦シナリオの自作も行くか?!バッフクラン側をマルチにして、ランダムdrで艦船、重機動メカ、艦載機を受け取り。艦艇が接舷できると、1d6しただけ、ジョング隊が進入し、50になったら、乗っ取れるとか。ついでに、バイラルジンとドバ総司令も、ルール化するか?!

イメージ 4

次回以降の予定です。

第156回ちはら会 1月6日(土)10:00-20:00 1F 第2会議室
 新春企画として、いつもの「お年玉」と新年懇親会(食事会&カラオケ)を予定しています。詳しくは、次回の告知で。
第157回ちはら会 2月3日(土)10:00-20:00 1F 第2会議室

なお、ちはら会幹事からのお願いです。

「成熟したいまだかこそ」楽しめるかと思っていた「JUNTA」(HJ)ですが、残念ながら途中から1名のみを「排除」する展開が続き、はじめての方も多く、また、システム上、うまく修整できませんでした。まあ、置いてきぼりが自分のみだったので最後までプレイしましたが、別の方がゲームの展開に全く乗れない状況が1時間以上続いたら、幹事の権限で途中終了か修整を呼びかけていたと思います。

これまで参加された方はお気づきかとお思いますが、ちはら会のプレイスタイルは、単なる勝ち負けでなく、参加者全員が「楽しめる」ことを目標にしています。せっかく齢を重ねた今だからこそ、忙しい中で時間を共有できていることを大切にしたいと思っています。マルチに限らず、今一度、インスト側やベテランには、習熟の差を全体(相手)に還元することをお願いしたいと考えています。

具体的には・・・
・ゲームに習熟していると思う側は、そうでない側に自己に不利にならない程度に提示をする。ベストを「教える」のではなく、選択肢を提示し、最後は本人が「決定」できるようにする。
・マルチでは「打つ手がない」「リカバリーができない」状況を続けない。イベント等でなった場合は、ゲームに習熟している側が、可能な限り、修整をかける。一人勝ちはよいが、一人負けが続かないようにする。

要は、ゲームの半分以上で「排除」の展開にしないことをお願いします。オープン例会がちはら会のよさなので、プレイヤー自体の「排除」はしたくないので・・・。

最後に2時間を切ったところで、もう一つ、持ち込んでいたファンタジー級マルチの「Wizard's Quest」(AH)をTommy・kawa・平・BIBI・mitsuの5人でプレイしました。全員が初プレイのため、インストに時間をかけ、スタートします。

イメージ 2

まず、ゲームは魑魅魍魎のオークの大量繁殖から始まります。プレイヤーの数だけ、drした地方のオークが増えるため、そこかしこでオークがわき出てきます。4ユニットに達したオームは、隣接するプレイヤーの王国を攻撃。なかには英雄に挑んで全滅させられるオークもいますが、たいていは数に物を言わせて、拡散します。

次にドラゴンが飛来し、そこにいる生き物(オークも含む!)をムシャムシャと平らげます。最後に調停者が舞い降りて、そこを繁栄させますが、よりによって、やっと減らしたばかりのオークを「繁栄」させることもあり、みなさん、オークのしつこさに閉口気味です。

はじめは王国の防衛と拡張を行い、宝物探索にと考えていたプレイヤーも、度重なるオークの浸食と捜索のための他プレイヤーの進入で、ルートが分断されるまくります。ならば、どうせ、4戦力は確保できるのだからと、ショックアーミーを作って、「放浪」の探索に出るようになります。

で、ちょうど1時間ほどのところで、たまたま、宝物が島の半分に集中していたmitsuが、カードによる臨時攻撃で最後の宝物を手にし、終了となりました。

イメージ 1

今回はシステムになれてもらうためのインストで、概要はつかんでもらえたかなと思います。古いゲームですが、ゲームが長引かない仕組みになっており、今でも十分に通用するかと。Tactics誌に「マルノン物語」として、6つの追加シナリオもあるので、ぜひ、プレイしてみたいものです。

いつかプレイしたいと話していた超精密戦闘級(しかも現代戦!)の「Fire Power」(HJ)をkawaさんと初対戦をしました。このゲームは標準ルール(上級ルール)で25ページありまして、いきなりはきついので、今回は5ページで済む基本ゲームです。

イメージ 1

このゲームの基本は、チットによる活性化システムで、毎ターン、ランダムに引いた3枚の自軍チットを使用して、部隊を行動させます。チット1枚で、2へクスの自軍を活性化できるので、当然、スタックして運用したくなります。が、射撃戦になると同一へクスの敵に複数の連射ができるので、後方ではスタックで、前線に着いたら散開することがセオリーです。

基本ゲームでは両軍の装備に差異はなく、LMG1名に、ピストル1名、AR(ライフル)が4名です。

第1戦は、イエロー(mitsu)対グリーン(kawa)となります。第1ターン、両軍は敵を求めて、前進をします。イエロー(mitsu)はVPの高い敵側マップに向けて、最大速度で前進します。グリーン(kawa)は慎重に地形を選んで、早くもprostrate(平伏)して射撃準備に入ります。

イメージ 2

第2ターン、先手を取ってグリーン2が10へクスのライフル射撃を行いますが、これははずれ。逆に、柵の下に平伏したイエロー4の反撃を受けて、無力化されます。このゲームでは銃弾が命中すると、即、KIAまたはWIA扱いです。

イメージ 3

イメージ 4

また、小山を駆け下りたグリーン1がLMGを発射しますが、修整値が大きくこちらも外れに。ならばと、6へクスに近づいたイエロー5のLMGが火を噴き、地形効果のないグリーン1を無力化します。

怒り心頭のグリーンは、樹木の背後に平伏したライフル兵が、射撃体勢に入ったばかりのイエロー3に3点バース射撃を実施し、これを排除することに成功します。

その後、両軍は命中値10-20%以下の射撃をしつつ、相手の出方をうかがいます。イエローは初期の時点で浸透を果たしていたため、地形効果に高いより有利な場所で待ち受けることができます。逆にグリーンは敵を排除しないと負けになるので、やや強引に左翼で突進をかけましたが・・・。

これがイエローの火線に絡め取られ、第4ターンの途中でグリーンの左翼部隊が全滅。そのまま、イエローの勝利となりました。

イメージ 5

第2戦もdrの結果、陣営はほぼ同様に。今度のグリーンは、右翼浸透のために、LMG、PST、RFLの混成チームを派遣します。

イメージ 6

第1ターン、両軍は前進を続け、グリーン右翼では柵のある牧草地を挟んで、3ユニットずつが対峙します。

イメージ 7

第2ターン、まず、イエローのライフル兵が敵のスタックにセミオート射撃を行い、敵のライフル兵を倒します。と、ここでグリーンは、一斉に手榴弾の投擲を始めます。スタックしてため、効率よく、手榴弾を投げ込み、柵の背後に平伏していたイエローの兵士を排除します。

イメージ 8

一方、左翼では前回同様、樹木を巧みに利用したイエローのLMGが効果的な射撃を見舞い、敵の2ユニットを無力化します。

イメージ 9

最終の第4ターン、ここが勝負とにらんだグリーンは、スタックをばらして前方にダッシュをかけます。こちらのマップに入り込んでVPを狙う作戦です。が、これは同時に柵に向かって前進をかけたイエロー4の射撃によって、阻止されます(除去)。

一方、右翼では偏差による爆風も期待して、唯一生き残ったグリーンが手榴弾を投擲します。これが見事に命中し、地形効果により除去にはならなかったものの、ここまで殊勲のLMG射手を気絶させることに成功します。

イメージ 10

が、ここで時間切れ。最後の移動で、イエロー左翼の2ユニットが敵マップ側に浸透を果たしていたため、VPに大差となり、イエローの連勝になりました。

基本ゲームだけあって、システムは拍子抜けするほどシンプルで、短時間で済みました。次は、+15ページの上級ルールをやってみたいものです。地形効果の少ない砂漠が良さそうだと言うことで、シナリオ1-4(イスラエル空挺分隊対シリア自動車化狙撃分隊!)を予定しています。

今回、グループ乾坤一擲の平景虎さんが来場し、「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)のイデオン・地球連合軍デッキをテストプレイすることになりました。バッフクラン・デッキが発表されて以来、待ちに待ったイデオンデッキです。

イメージ 1

一体、どんなルールにだろうと説明を受けると、ソロシップが要塞扱いで、イデオンは艦載機ながら艦船として(!)艦載機攻撃を受けるという、納得できる処理に。イデのパワーは、なんとゲーム開始から別カードで与えられていて、条件さえ合えば繰り返し凶悪な威力を発揮します。

例えば、格闘戦では載っているパイロットによりSランクの迎撃ができ、ミサイル一斉射撃では攻撃レベルB以下の攻撃機が全滅します。波動ガンは縦一列に12ダメージという波動砲並みの威力で、イデオンソードに至っては横一列(!)に12ダメージという、ガンドロゥを越える破壊力です。

出撃したイデオンに対しては、指定を受けた相手側が艦載機を繰り出し、イデオンを艦船に見立てて攻撃を実施します。この時、1ダメージでも与えられれば、搭乗パイロットが1名死亡し(「この光が、俺達の運命を変えてゆく光だ…!」)、10ダメージを越えると一時的にイデオンが活動不能になります(デッキに組み込まれる)。ただし、イデのゲージレベルによるバリアと艦船としての対空防御もできるので、ヒットを与えるためにはそれなりの戦力が必要とされます。

これではゲームにならないのではと思われるでしょうが、イデの発動を制限するイデオンゲージがあります。基本的にはソロシップとイデオンにキャラがいないと出撃できず、また、強力なレベル3では3人以上のパイロットが必要で、最強のレベル4では、ルウかメシアがソロシップにいて、かつ、誰かがすでに戦死(!)していることが求められます。

かなり発動条件を厳しくしているので、普通なら中盤から後半にならないと、なかなかイデオンの威力を発揮できない仕組みになっています(が、今回は例外で、そのパワーが完全解放されることに・・・)。

標準に比べると、かなりルールが複雑なので、イデオン・地球連合軍をmitsuが、バッフクランをkawaさんが、星界軍をBIBIさんが担当します。

イメージ 2

まず、初期手札ですが、ここでラッキーなことに、ジョーダン・ベスとギジェがおり、イデオンの投入が可能です。あとはキャラが集まるだけと思いきや、3巡目にはカーシャとルウが来たため、イデオンは早くもレベル3となります(波動ガンが使用可能)。

物は試しと出撃し、星界軍を標的にしたところ、なんと敵のデッキには一切、艦載機がないことが判明!(通常型の超攻撃艦隊デッキ)ゆっくりと波動ガンを構えたイデオンは、邪魔されることなく、敵の中心に向かって、イデのエネルギーを解放します。

イメージ 3

その後も、安心できる標的となった星界軍は、波動ガンの連射を喰らって、あっという間に半数を失います。
星界軍は必死に地球連合軍を攻撃しますが、一度に1隻しか攻撃できないため、とてもソロシップにはたどり着けず。

ならば、少しでも点数を稼ごうと、星界軍は矛先をバッフクランに向けます。機雷一斉発射で一度に15打撃を与えて、サディスザンを爆沈します。そう、通常艦隊相手なら、十分に強いのですが、イデオン相手では分が悪かった・・・。

イメージ 4

星界軍が半壊したため、イデオンの目標はバッフクラン軍に。さすがに、多数の重機動メカを抱えるバッフクラン軍は強力で、ギジェが載ったザンザルブが特攻をかけ、イデオンを損傷させます。犠牲になったパイロットは・・・当然、ギジェ!(笑い)「これが発現か・・・」と最後の台詞を残し、イデオンは波動ガンを発射します。

イメージ 5

と、これにより、ついにイデオンは最終4レベルに到達!その後、イデオンソードを振り回し、横一列を昇天させ続けるイデオンを、もはや止めるべくもなく、星界軍・バッフクランとも全滅の一歩手前に。

イメージ 6

バッフクランが最後の意地で、ガンドロウと準高速ミサイルを発射し、ソロシップに20を越える損害を与えたところで、ジ・エンド。

終わってみれば、倍以上のスコアを付けて、イデオン・地球連合軍が圧勝。波動ガン発、イデオンソード2発という、大量破壊兵器によるイデオン無双でしたが、確かにさもありなんという展開でした。次は、バッフクランでぜひ、ソロシップを沈めてみたいものです。

イメージ 7

4週連続の雨が降る週末に、第154回ちはら会が開かれました。いつもの常連さんに加え、今回、2名のご新規さんが参加していただきました。

1名は、あの「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)のデザイナーの平景虎さん。しかも、発売前のイデオンデッキ(!)を持ち込んでくれまして。喜んでテストプレイをさせていただきました。

もう1名は、京成会代表のКириさんが初参加。Matさんとともに、正統派SF級の「Star Wars Rebellion」(Fantasy Flight Games)を対戦し、Кириさんが経験を生かし、叛乱軍を鎮圧したようです。

イメージ 2

先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)イデオンデッキ・テストプレイ
 〇イデオン・地球連合軍(mitsu)・バッフクラン(kawa)・星界軍(BIBI)
Star Wars Rebellion(Fantasy Flight Games)
 〇帝国軍(Кири)対叛乱軍(Mat)●
Poket Imperium(Games Factory Publishing)2戦
 〇BIBI・Tommy・平
 〇BIBI・Tommy・平
Wizard's Quest(AH)5人プレイ
 Tommy・kawa・平・BIBI・mitsu〇
JUNTA(HJ)6人プレイ
 〇Das Reich・Tommy・kawa・平・BIBI・mitsu
Fire Power(HJ)基本ゲーム 2戦
 〇イエロー(mitsu)対グリーン(kawa)●
 〇イエロー(mitsu)対グリーン(kawa)●

こちらは、Tommyさん持ち込みの「Poket Imperium」(Games Factory Publishing)。その名の通り、箱庭宇宙戦争ですが、カードを使ったプロットにより、非常に考えることが多くなっているそうです。3人で2戦をして、BIBIさんがいずれも勝利したようです。

イメージ 1

↑このページのトップヘ