歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2018年03月

午後になって来場されたこまいふさんと、GJの最新作「秀吉怒濤の天下統一」を対戦しました。二人とも十分な準備ができなかったので、その場でルールを確認しながらのお試しプレイです。

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第一戦は、秀吉側(こまいふ)対反秀吉側(mitsu)の対戦。想定通り、三日天下を制圧した秀吉側は、「清洲会議」と外交で兵力増強と味方大名家の参戦を急ぎます。

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第2ターンに主力を持って、伊勢の滝川攻めをしますが、後1ユニットまで討ちへらすものの、「伏兵」により壊滅させられず。

これに対し、第2ターンに佐々成政を参戦させた柴田軍が近江に進入し、「甕割り」イベントで敵に猛攻をかけ、圧力をかけます。

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第3ターン、秀吉側はどうにか伊勢を陥落させますが、近江を墜とした柴田軍と参戦した徳川軍が伊勢に突入し、決戦が起こります。柴田勢は「鉄砲隊」を運用し、痛打を与え、秀吉主力が壊滅します。

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第4ターン、秀吉側は京に籠もってひたすら兵力の再建を行います。が、地方大名を活性化させた反秀吉側は、北九州を島津で陥落させ、かつ、摂津を雑賀勢で制圧。結果、10VPに達した反秀吉側のサドンデス勝利となりました。

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続いて、第二戦も、同じ、秀吉側(こまいふ)対反秀吉側(mitsu)の対戦とします。序盤の展開はほぼ同じですが、反秀吉側の「伊賀忍者」が来たので、秀吉側の動員が遅れます。

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第2-3ターン、秀吉側は中央の動向を見定めてと、兵力増強と味方大名の参戦に向かいます。

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これに対し、反秀吉側も西国の味方大名を参戦させ、北九州と北四国を制圧します。かつ、緊急動員で兵力を増強した柴田軍を近江に突入させ、秀吉主力と対峙します。

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第4ターン、策源地の制圧でカード枚数で4枚:7枚と差を付けた反秀吉側は、紀伊経由で徳川勢と雑賀勢が摂津の制圧に向かいます。秀吉側も大阪城を設置し、これに対抗しますが、反秀吉側が2枚きた「兵糧米」を使って連続攻撃をかけ、これを陥落させます。

最後に敵のカードがなくなったところで、外交で東国の北条と伊達を参戦させ、10VPに達した反秀吉側のサドンデス勝利となりました。

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秀吉側は、柴田・徳川の圧力から兵力の増強を行いましたが、ただ、守っていると、反秀吉側の外線包囲によって、枚数差を付けられ、かなり苦しくなります。よって、足止め部隊やイベントを駆使して、早々から各個撃破することが必要そうです。

今回の練習プレイで感覚がつかめたので、再戦したいです。

ちょうど、午後の合間に人出待ちとなり、なにか短時間でできるアイテムをということで、「忍者大戦」(WGJ)をプレイしました。国際通信社が定期発行していたウォーゲーム日本史の最終号となった、カードゲームです。

プレイヤーは各忍者になり、ミッションを遂行していきます。システムは非常に簡単で、2d6して生存判定値以上を出せば、成功です。任務には2から12越えまでの各種が有り、ランダムに引いた5枚の中から、チャレンジする任務を選びます。成功すれば、VPと同時に経験によって術(dr修整能力)を獲得できます。当然、困難な任務ほど、VP等は高いので、地道な任務で能力を上げていくか、一発勝負で高得点を狙うのか、判断が分かれます。ちなみに失敗すると、即死亡となり、2代目に引き継がれます(2代目も死亡すると、敗北)。

今回は、mitsu・sinyamag・かみ・Okaの4人で対戦します。序盤、mitsu忍とsinyamag忍は、「樹を飛び越える」や「くノ一を育てる」等、無難な任務で、一歩一歩能力を上げていきます。これに対し、かみ忍は「武将を連れ脱出」など困難な任務が多くなりますが、drで乗り切ります。

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Oka忍も順当な任務を選びましたが、ここ一番のdrが酷く、中盤で初代が命を落とします。

終盤、仕切り直した2代目Oka忍とともに、各プレイヤーとも一発勝負に出ます。sinyamag忍が「抜け忍として追われる」「城に潜入」などをこなし、mitsu忍も「大軍を一人で足止め」などで、一気にVPをあげます。

Oka忍も「天下人から大金を盗む」にチャレンジしますが、ここで「3」を出し、絶命します。

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最後は、かみさんが7つ目の任務を達成して、終了。基礎点はmitsu忍が27点でトップでしたが、ボーナス点を加えた結果、mitsu忍とsinyamag忍がともに30点で同点勝利となりました。

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実質、プレイ時間は30分弱で、手が空いた時にプレイするには、ちょうどいいかも。次回のちはら会例会にも、持って行きます。

秀吉の練習プレイが終わったところで、茨城会のB級名誉会員(?)こまいふさんをお誘いして、「巨神ゴーグ」(ツクダ)をプレイしました。

以前にプレイした「巨神ゴーグすごろく」の関連ネタとして持ち込んだのですが、ほとんどの方は「知っているけど、ちゃんとは見ていなくて」。こりゃ、対戦は無理そうと思っていたところ、こまいふさんだけが「知らないはずがない!」と主題歌を口ずさむほど。おお、さすがB級名誉会員です(笑い)。

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5分ほどインストしましたが、ゲーム自体は非常にシンプルで、ゴーグ側は地形カードを走破して、異星人のマノンさんにたどり着ければ勝利です。逆にガイル側は、これを阻めば勝利できます。今回、ゴーグ側は追加キャラとして、船長(戦闘力4!)他4名を引き、ゴーグと合わせた戦闘力は15と、かなりの高戦力となります。

序盤、早速、ゴーグとビークルが前進を始めます。これを捕捉したガイルは、火力の高い陸軍を中心に兵力を増強します、基地から近い地形に入ったところで、一斉攻撃に移ります。ゴーグの反撃で多少の損害を出すものの、drもよく、複数回にわたって、ゴーグ側を後退させます。

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前進と後退を繰り返すゴーグ側は、埒が明かないと思い、迂回をしながら、少しずつ前進を果たします。ガイル側は展開すると、移動が困難なため、一旦、抜かれると追いつくことができません。

ゴーグ側は、時折、現れるガーディアンを強力な火力で打ち破りながら、地形カードの半分に到達します。

が、中盤に走破困難な地形(溶岩や山地など)が続きます。ここにきて、ゴーグ側の移動カードの巡りも悪く、ガイルはいないのに、前進できないターンが続きます。

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このままではたどり着けない、と判断したゴーグ側は、ビーグルと分かれて、ゴーグ(と悠)が単身で前進を開始します。移動力消費が半分になったゴーグ側は快調で、時折、ガイルに足止めをされるものの、巧みなサイドステップで躱して、前進を続けます。

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終盤、残りの地形カードがわずかになったところで、中央の一列の地形が切れ、右に一列、左に二列の回廊が残されます。思案したこまいふさんは、まだ、行動カードがあるうちにと、あえて右一列の回廊に入ります。

これが、見事にビンゴ!辿り着いた最後のカードに、マノンさんが待っているじゃないですか!「行くよ、ゴーグ」
最後の前進を始めたゴーグに、もはや空軍だけになったガイルが、猛爆撃で行く手を阻みます。さすがのゴーグも後退し、様子をうかがいます。

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道は一本だし、このまま、定期的に攻撃カードが来てくれれば、かなりの足止めができるはずでしたが・・・ガイルの二回の攻撃が終わると、引けども引けども攻撃カードは来たらず。

大量の空軍があるにもかかわらず、ここがチャンスと前進するゴーグを阻止できない!結局、ゴーグと悠が最後のカードに進入し、無事にマノンさんとの邂逅を果たしました。

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この日のために、300枚のカードを全てパウチしていたので(馬鹿ですね~、笑い)、対戦ができてよかったです。B級アイテムの紹介でも書きましたが、ツクダ製のシンプルアイテムにしては、珍しくバランスもよく、リプレイアビリティに富んでいるので、もし、ご希望の方がいれば、ちはら会に持ち込みますよ~。

一風変わったファンタジー(?)を楽しんだ後、続いて3人で「ダンケルク」(このシミュゲ)を対戦しました。

一言で言えば、ランダムの地形タイル上を移動していく「すごろく」です。が、drは使わず、行動は全てカードによります。移動カードは兵力が少ないほど、移動力が大きくなります。もう一つ、補充カードも有り、途中で兵力を増やすことができます。

地形タイルはブラインドのため、何が起こるかは運です。最も多いのが、ドイツ軍の攻撃で、1または2戦力が減少します。わずかですが補充もあって、戦力が回復します。が、先に触れたように、兵力が少ないほど、移動力が大きくなるので、必ずしも、補充がプラスになるとは限りません。

また、最後尾にいる軍団は、殿として敵の追撃を受け、毎ターン、2戦力ずつ減っていきます。

よって、可能な限り、最後尾にならないようにしながら、かつ、判明した地形を選びながら、ダンケルクを目指すことになります。

序盤、mitsu軍団を先頭に、Sinyamag軍団、Oka軍団の順に、一斉にダンケルクに向かいます。最後のOka軍団はドイツ軍の追撃を受け、一時的にかなりの損害を受けます。

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ところが、兵力が減ったことで機動力が一気に向上し、Oka軍団は猛烈な追い上げを見せます。飛び込んだ地形によっては、壊滅もあり得ましたが、見事に兵の補充を引きながら、突進を維持します。

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逆にmitsu軍団に、まったく燃料が来ない!数ターンに1回、地を這うように前進しますが、ほとんど進めず。余裕の先頭だったはずが、Sinyamag軍団、さらにOka軍団まで抜かれ、気がつけば殿に。

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軽くなった分だけ、機動力も向上したのですが、止まった地形は、ドイツ軍ばっかり。終盤に、ついに力尽き、mitsu軍団が壊滅します。

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残りの2軍団は、無事にダンケルクに辿り着きます。結果、もっとも残存兵力の多かったOka軍団が逆転勝利しました。

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システムが見えたところで、第二戦に入ります。序盤、今度はOka軍団が先行し、ダンケルクへの撤退が始まります。

前回の壊滅に懲りたmitsu軍団は、スピットファイアの援護でルフトヴァッフェを退けながら、遮二無二突進し、Oka軍団に追いつきます。となると、殿になったsinyamag軍団が損耗を被ります。

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3軍団ともタイルと追撃による損耗を受けながらも、終盤、なんとかダンケルク近郊まで辿り着きます。

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今度は、うまく移動カードが回り、全軍団がダンケルクに辿り着きました。結果、「老紳士と子どもたち」「ダンケルクのアメリカ人」により、2戦力ずつが増えたmitsu軍団とsinyamag軍団が勝利しました。ちなみに、Oka軍団は辿り着いたものの、「実はフランス兵」だったため、1戦力を減らされる苦い結末だったようです。

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筑波山が春霞にたたずむ土浦の茨城会へ、2月ぶりに行ってきました。イメージは、満開を迎えた、美しい辛夷です。

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今回は、業務の引き継ぎでへろへろだったのですが、みなさんに暖かく迎えていただき、午前中から夜分まで、たくさんのアイテムをプレイすることができました。心より感謝します。

この日にプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。

MAGIC MAZE(HEMZ)4戦 
 Oka・Sinyamag・mitsu 冒険者側の勝利3回〇〇〇、敗北1回●
ダンケルク(このシミュゲ)2戦
 〇Oka軍団・Sinyamag軍団・mitsu軍団(壊滅)
 〇sinyamag軍団・mitsu軍団・Oka軍団
巨神ゴーグ(ツクダ) 〇ゴーグ(こまいふ)対ガイル(mitsu)●
忍者大戦(WGJ) 〇mitsu・sinyamag・かみ・Oka(断絶)
秀吉怒濤の天下統一(GJ)2戦
 ●豊臣側(こまいふ)対反秀吉側(mitsu)〇
 ●豊臣側(こまいふ)対反秀吉側(mitsu)〇
シン・関ヶ原(GJ) ●東軍(mitsu)対西軍(str会長)〇

イメージは、朝一でインストをいただいた「MAGIC MAZE」(HEMZ)。装備を失った冒険者が、スーパーで装備を盗み出す(?)という謎の設定のファンタジーです。

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基本は協力型の探索・脱出ゲームなのですが、凄いところは、プレイヤーはアイコンタクト以外、一切、コミュニケーションをとってはいけない(!!)というところでしょう。しかも、砂時計を使ったリアルタイムゲーム!

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当然、プレイ中は全く声がなく、お互いに「以心伝心」でゲームが進むのですが・・・これがものすごい緊張感でして。みなさん、所々で息を止めてプレイするんです(笑い)。端から見ていると抜群に面白いのですが、プレイヤーは終わった途端に息を吐き出し、感想戦の後は、ぐったりです。ウォーゲームではありませんが、非常によくできたゲームでした。

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こちらは、提督さんと水戸爺さんが対戦していた、WWⅡの中東での軍事作戦アイテムです。シリアを押さえるビシーフランス軍と自由フランス軍を含むイギリス中東方面軍(!)の戦いと、こりゃまた、マイナーでして。朝から晩まで2戦をしていました。

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杉花粉とともに、春がやってきました。4月の例会の予定をお知らせします。

[日時]4月7日(土)9:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 2F 第1講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

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異動の時期を迎え、生活が変わる方もいるかと思います。そういうときこそ、いつもルーティンを大切にしたいですね。

前回から準備していた「ヒトラー暗殺」(T誌付録)が行けそうです。抽象的なベルリンマップで、SSと軍諜報部が暗闘をするという、一風変わった政治闘争アイテムです。

両陣営の主要人物が、政治力を武器に、敵を牽制したり(一時的な行動不能)、退役させたり(政治力ZOC?で挟んでポン)。一方で、国防軍や民間人、ナチなどの登場人物を説得し、仲間を増やしていきます。最後は、クーデターを起こして、敵陣営の一掃を狙います。

表題に反して、ヒトラー暗殺は勝利条件になっていませんが、生き残るとSSだけが一方的に高い攻撃力を維持するので、軍諜報部にとって早期の排除は欠かせません。

古いゲームで、かつ、ルールの抜けもあるので、サマリーとチャートを作りました。エラッタと間違いやすい点としては・・・
(1)共通配置へクスが、2マス、足りない。SPI版を持っている方の情報で、#1407と1911を追加。
(2)SSの捜査対象となるのは、被疑面の軍諜報部ユニットとその指揮下の動員ユニットとする。

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もう一つは・・・すごろくのためにAmazonで見始めた「巨神ゴーグ」がことのほか、面白く本末転倒ですが、笑い)。ミントだったカードゲームを切り出してしましました。というわけで「巨神ゴーグ」(ツクダ)も持ち込みます。ツクダにしてはよくできていて、学生時代に徹夜でプレイした記憶があります。インストもできますので、ご興味のある方はどうぞ。

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「リアルバトル」も「ラウンド・ヴァーニアン」もやりたいし、GJ誌の「秀吉怒濤の天下統一」も気になるし、ああ、時間が足りない。千葉会系の例会参加か、どこかでオフ会も狙いますか?

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最後に、次回以降の予定です。

第160回ちはら会 5月12日(土)10:00-20:00 1F 第2会議室
第161回ちはら会 6月2日(土)10:00-20:00 2F 第2講習室

例会の最後は、このところ、いろいろなところで戦っている「シン・関ヶ原」GJ)をエンジョウさんと対戦しました。第一戦は、エンジョウさんの希望で西軍を、mitsuが東軍を担当します。

第1ターン、宇喜多による山城攻略と同時に、西軍がセレクトしたのが毛利参戦。早期に稼働兵力を増やして、畿内の攻略を進める目論見でしょう。

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第2ターン、早速、毛利勢と吉川勢を丹後・若狭の攻略に乗り出します。これを読んでいた東軍は、仕込んでいた「約束状」で毛利を中立化します。が、drに恵まれ、なんとか、攻略には成功します。

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第3ターン、大方の動員を終えた東軍が動き出します。先鋒隊が伊勢に集結し、突入のルートとして、南近江の京極と伊賀の筒井を参戦させます。同時に、大御所家康が西進し、後詰めとします。

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西軍はこれに対抗するため、西美濃に集結し、しばらく対峙せざるを得なくなります。

事態が動いたのは、第5ターンでした。西軍主力の宇喜多隊が電撃的に尾張を攻略します。これに対し、東軍は伊勢を起点に、大和に侵攻し、これを攻略します。ならばと、西軍は南近江の攻略に乗り出します。東軍も援軍を投入し、膠着させようとしましたが・・・大谷隊が大活躍し、あわや全滅寸前までいきます。が、ギリギリでここを保持します。

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第6-7ターンは、激しい反転と奪還戦となります。東軍が南近江に増援をつぎ込んで保持すれば、西軍は大和に反転。また、家康が単独で尾張を迂回して、西美濃を攻略すると、宇喜多・吉川・毛利秀元が反転し、激戦に。第7ターンが終わった時点で、VPは12:9と東軍が3ポイント有利です。

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第8ターン、両軍はお互いの手を読み合いながら、兵力の配分に知恵を絞ります。東軍はVPで勝っているので、敵の動きを見極めて、VP地点の確保に兵を振り分けます。丁々発止のやりとりの結果、ほぼ西軍のVP逆転は不可能に。残すは、家康の首のみでしたが・・・石田・長宗我部隊対家康隊の南近江決戦は、引き分けとなり、東軍のテクニカル勝利が確定しました。

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第二戦は、陣営を入れ替えて、mitsuが西軍を、エンジョウさんが東軍を担当します。

第1ターンは、お互いに動員合戦をした後、第2ターン、西軍は主力隊をもって伊勢と南近江を制圧します。と、ここで東軍の福島隊が電撃的に西美濃に侵攻し、これを陥落させます。

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第3ターン、東軍は先鋒隊を西美濃に集結させ、同時に家康本隊も三河に到着し、大きく圧力をかけます。

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西軍はなんとか前線を維持しながら、予備隊で畿内の制圧を進めますが、drに嫌われ、なかなか進まず。

第5ターン、その隙を突いて、またも福島隊が北近江に侵攻しますが、これは西軍主力によって、阻止され、大きな損害を被ります。と、ここで石田隊が丹後・若狭の制圧に成功し、西軍のVPがついに10VPに到着します。

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第6ターン、強気の東軍はさらに黒田隊も投入して、攻略を目指しますが、反転した石田隊など、西軍主力の迎撃により、壊滅状態に。

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この時点でVPは10:9と、西軍が1ポイント、上回ります。東軍は家康主力と細川、池田隊を持って、薄い部分に部隊を侵攻させます。一斉移動や強行軍などの丁々発止の機動戦の末、結果的に東軍が伊勢を、西軍が西美濃を取り返し、VPは動かず。

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最終第8ターン、「豊臣秀頼」がくればほぼ勝利は確実な西軍は、期待を込めてカードを引きましたが・・・よりによって、1枚だけ残ったカードが「秀頼」。ならば、どうにか保持しようと、西軍は執拗に足止め部隊を派遣し、東軍の動きを止めます。

カードの巡りもあり、これを排除できないと判断した東軍は、前ターンに参戦させた伊達隊を使って、最上領侵攻(!)を行います。これで、一カ所でも奪取か中立化できれば逆転でしたが、西軍は最後の予備-石田隊を尾張に突入させます。と、これにより、ボーナスにより「豊臣秀頼」が発動!引いてきた追加3枚が物を言い、終わってみれば、11:8で西軍の勝利となりました。

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いやー、中盤は戦闘drがさえず、東軍の圧力もあって、かなり苦労しましたが、ぎりぎり、豊臣秀頼の発動が間に合い、勝利することができました。

基本的には西軍は苦しいですが、前回の茨城会での第1ターンの大和(増田領)侵攻や今回の早期の毛利発動、巧妙な遅滞戦術など、知恵とカード運があれば、どうにか戦えるところまで来ています。また、やってみたいものです。

「ラウンド・ヴァーニアン」のツクダ熱をとるため、休憩がてらkawaさんと「夜襲!島田戦車隊」(CMJハガキ)をプレイします。3分のインストの後、早速、対戦に。

第1戦は、日本軍(kawa)対イギリス連邦軍(mitsu)のインストプレイです。第1ターン、混乱している敵の脇をすり抜けて、島田戦車隊が2:1を攻撃をかけましたが、ここでなんと「1」!いきなり、戦車隊1個が全滅してしまします。

その後、気を取り直して夜襲を継続し、陣地を突破していきましたが、スリムには届かず。結局、序盤の損害が響いて、イギリス連邦軍の勝利となります。

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第2戦は、陣営を入れ替えて、日本軍(mitsu)対イギリス連邦軍(kawa)で対戦します。今回の日本軍はdrに恵まれ、序盤から敵陣深く浸透し、敵司令部を含む、多くのユニットを撃破していきます。

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最終第6ターンを迎え、生き残ったユニットは歩兵1ユニットのみ。2:1の攻撃が成功すれば、スリム突入となり、勝利でしたが・・・ああ、ここで痛恨のEx。結果、戦車の損害-2VPと敵司令部の1VPでイギリス連邦軍が上回り、またも敗北でした。

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ミニゲームですが、届きそうで届かない日本軍の感じがGoodでしたね~。

緒戦は、ちはら会名物の「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)。次回のゲムマの新作として、グループ乾坤一擲が発売予定のロンド・ベルとネオ・ジオン陣営を、平さんが持ち込んでくれまして。早速、対戦することになりました。

第1戦は、「逆襲のシャア」からロンド・ベル(mitsu)対ネオ・ジオン(平)の戦いです。序盤からMSを使ってロンド・ベルが攻勢をかけます。ネオ・ジオンは迎撃機がワンテンポずつ遅れ、後手に回ります。

終盤に逆転に向けて、ネオ・ジオンがMSによる反転攻勢をかけますが、ガンダム系最強パイロットのアムロ(撃墜されても山札に帰るだけ!)が量産機を抑え込みます。必殺のクェスの攻撃もハサウェイの特殊能力によって、ドローになり、ジ・エンド。ロンド・ベルの勝利となりました。

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そのうちに、来場者が増えたので、4人を募って第2戦に突入します。ネオ・ジオン(mitsu)・デラーズフリート(平)・ジオン公国軍(BIBI)・アクシズ陣営(kawa)という悪の枢軸ならぬ、ジオン系デッキの戦いです。

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開始早々、一番手を取ったネオ・ジオン(mitsu)がMSの飽和攻撃で空母ドロスを撃沈します。「ドロスめ、やる」と呟くまもなく、高得点を献上します。

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これを見て、デラーズフリート(平)も、ノイエ・ジールを投入し、アクシズ陣営の大型艦を撃沈します。

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中盤になると、ネオ・ジオンに特殊カードが舞い込みます。総帥のシャアは「私は阿漕なことをしようとしている」といいながら、アクシズの核パルス点火と地球寒冷化作戦を実行します。これにより、宇宙要塞ア・バオ・アクーが崩壊し、デラーズフリートの山札が減少します。

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これは効果的だと見て取ったアクシズ陣営も本家本元の(?)要塞突進をかけ、茨の園を破壊してしまいます。
この後も激しいMS戦の応酬となり、シャア大佐とシャア総帥が戦場でまみえたり(笑い)、ジオングがグアジン級に特攻をかけたりと、絵になるシーンが続出し、ジ・エンド。

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VP的には、要塞を撃破し高得点艦を効率よく撃破したネオ・ジオン(mitsu)が、デラーズフリート(平)を振り切って、勝利しました。

この日、kawaさんと予約していたのが「ラウンド・ヴァーニアン」(ツクダ)です。TVアニメ「銀河漂流バイファム」のRV同士の戦闘を再現する戦闘級ですが、ツクダの中でも後発と言うことも有り、かなり詳細な(作業手番の多い)作品になっています。

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基本は、ツクダ系の特徴である、宇宙空間の慣性移動とパイロットポイントを使用した精密戦闘です。が、この「ラウンド・ヴァーニアン」では、パイロットのミス判定がルール化されています。各計器のパネルチェックに始まり、操縦ミス判定、レーダーと目視の二つの確認、相対速度やPPを比較する詳細な戦闘判定と続きます。挙げ句の果てには、戦闘の結果によるパイロットの精神状態チェックまで!

劇中では子どもがパイロットのため(文字通り、ティーン以下もいます)、不注意から色々やらかしていて、それをルール化したのでしょう。が、そのために、「ガンダム戦史」などと比べても手順が倍以上になり、ただでさえ面倒くさい「ツクダシステム」がさらに面倒なことに。どんなアイテムでもプレイするがモットーのちはら会ですが、果たして、プレイを楽しめるのか?!

ともあれ、やってみるしかない(?)と、まずは、オリジナル設定で、バイファム1機(PP18 )対ウグ1機(PP23)の一般兵同士の単機戦をしてみます。陣営は、地球連邦軍(mitsu)対ククトニアン軍(kawa)です。

中央に向けて接近した両機は、第2ターンにともにレーダー確認に成功します。ここで、バイファムはいきなり射撃をします。バイファムが命中PPにつぎ込んでいたのと、ウグがこれを想定していなかったため、初弾が命中します。距離があったため、威力は低めですが、ウグは右足に2ヒットを受けます。これで、ウグのパイロットに、焦りが生まれます(一時的にPPが1/2に)。

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第3ターン、ここでウグがレーダー確認に失敗し、バイファムだけが一方的に射撃を行います。が、敵も十分に回避PPを入れていたため、はずれ。

第4ターン、敵がすれ違いざまに旋回すると読んだバイファムは、バーニアを最大限に生かして制動をかけます。果たして、ウグの真後ろに入ることに成功します。射撃距離は1へクスと最高でしたが、近い分、相対速度修整が異様に高くなり、かつdrにも疎まれ、外れ。ウグは、センサー範囲外のため、確認さえできません。

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第5ターン、再び、離れた両機は、射撃のチャンスを持てるはずでしたが、ウグはここに来ても確認に失敗。バイファムは射撃をしますが、あと一歩ではずれ。至近弾を浴びたウグは再び、第二次被害判定をしますが、ここは乗り切ります。

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両機ともバーニアを吹かせて、再び、接近を始めた第6ターンに、事態は動きました。ウグとバイファムとも視認に成功します。バイファムは、モニターにもそれなりにPPを向けていたため、目視にも成功。両機とも同時に発砲しましたが、この差が物を言い、ウグの射撃は外れ、バイファムのみ、2回目の命中を出します。これが胴体を貫いて、爆発!緒戦は、地球連邦軍の勝利となります。

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ゲームプレイ自体の感想は、面倒と言えば面倒ですが、なんとかできないことはなし。最も二人ともこれまでツクダブランドに慣れているため、錯覚(?)しているきらいはありますが、ゲームにはなっていたので、いよいよ、シナリオに挑むことにします。

最も使用機数の少ない「第19話 もう一つの戦争 ジェイナスの小さなママ」です。両陣営のOBは、以下の通り。

ジェイナス側(mitsu)
 バイファム(ロディ:PP15) 、ネオファム(バーツ:PP16)
ククトニアン軍(kawa)
 ルザルガ(一般兵:PP18)3機

第1ターン、両陣営とも最大限にバーニアを吹かし、接近します。ククトニアンは数の優位を生かして、両翼に大きく広がる機動で、半包囲を目論見です。対するジェイナス側は、左方向に偏差しながら推力を使用し、中央から片方のみを狙う構えです。

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両軍ともECCMに電子戦ポイントを割り振っていたため、ともにレーダー確認に成功します。ここで、またもロディが遠距離射撃を行い、一発を中央のルザルガ01号機に命中させます。当たり所もよく、バーニアに命中し、1ヒットを与えます。

第2ターン、ジェイナス側に危機が訪れます。PPに劣るロディとバーツは、各ポイントをギリギリに削っていたことが災いし、なんとロディが操縦ミス!敵を前にして旋回バーニアの噴射を間違え、中央付近で敵に背を向けてしまいます。これに対し、ルザルガ01号機が射撃を行いますが、ここは相対速度修整がきいて、命中なし。

と、左翼では、初めの計画通り、バーツのネオファムとルザルガ02号機が、ともにレーダー確認に成功し、射撃戦に入ります。ルザルガのビームは照準が甘く、はずれ。ネオファムのビームは、敵の機体が大きいこともあって(寸法修整+2)、見事に命中!これが胴体を貫き、ルザルガは爆発。やるぞ、バーツ!

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これで2対2になった第3ターン、最接近した両軍は射撃を行うはずでしたが・・・ここでククトニアン軍の2機がともに、操縦ミス!が、間違えた操作が奇跡的にほぼプロット通りだったため、大きな影響はなし。

ジェイナス側は先に被害に出ている01号機に射撃を集中し、命中弾を出します。これが左REに当たり、1-4で誘爆でしたが、ルザルガはギリギリ、持ちこたえます。逆襲でルザルガ03号機は、ネオファムに射撃を行います(もう1機は操縦ミスで射界を取れず)。これが左手に命中し、破壊。命中のショックで、バーツは茫然となります(移動・攻撃不可)。

第4ターン、両軍はすれ違いざまに射撃を行います。ジェイナス側は、バーツが茫然のままなので、ロディのみが射撃します。が、防御に多くを割り振っていたため、命中せず。あろうことか、「12」を出していまい、ハンドキャノンが故障!ククトニアンも敵の回避PPのため、命中しませんでしたが、圧倒的に有利になります。

ここで、ロディが選択したのは、ポッドによる離脱でした。ただ、火器を失い、標的となるだけより、貧弱ながら武装のあるポッドで戦いを継続しようという意志です。

第5ターン、事態が大きく動きます。ルザルガはともに健全なネオファムを攻撃し、ジェイナス側は中破している01号機を叩きます。近距離からの射撃戦の結果は・・・ネオファム・ルザルガともに撃破!

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これにより、ともに勝利得点を超え、両者の引き分けとなりました(ククトニアン軍:21点、ジェイナス側22点)。

う~む、機数が増えると、個々のプロットはもとより、全ての敵についてレーダー及び目視確認が必要になるため、かなり面倒です。かつ、目視に成功してもdr修整+2のみなので、作業プレイアビリティを考えると、どうも割に合わず。途中、面倒になったkawaさんなど、レーダーだけで十分と、モニターさえ見ない(!)状況に。

それでも、時折、起こる操作ミスが思わぬ影響を引き起こすので、想像以上に楽しめました。なんとか、3機程度なら操れるし、結構、行けるかもと、みんなにもらしたら「はじめの期待値が低すぎたから、まだ、ましと思えただけじゃない?!」と笑われました。

ともあれ、全機種の専用シートまで作ってしまったので(!)、ぜひ、もう1-2戦をしてみたいです。たぶん、ガリアン・シミュレーション・マニュアルよりは、ましだと思うけど・・・(笑い)。

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