歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2018年08月

この日、予約していた対戦がこまいふさんとの「戊辰戦争」(同人GJ)です。以前、ソロプレイ記事でも書いたとおり、ありとあらゆる要素を詰め込んだ、このジャンルのラスボスアイテムで、先月に引き続き、対戦ができまして。今回は、こまいふさんの希望で幕奥軍を、mitsuが薩長軍を担当します。

イメージ 1

まず、お楽しみ(?)の生き残りチェックですが、薩長軍は西郷吉之助と坂本竜馬が死亡したものの人斬り系の前線指揮官が多く生き残ります。が、これが仇になり、政府の組織は優秀な官僚が少なく、行動ポイントの獲得と軍の移動に苦労をすることに。逆に、幕奥軍は、近藤・土方・沖田の新撰組系が全滅するなど、官僚が多く、前線指揮官が不足気味になります。

イメージ 2

次にセットアップですが、dr配置の幕府緒隊は、ノスタルジックに引かれたか、多くが日光に集結します。その他の会津兵は、周辺の峠におきます。

関東諸藩の動向としては、河越藩と高崎藩が幕奥軍になり、それ以外は薩長軍と順当なバランスになります。こまいふさんとしては、地元の土浦藩には味方になってもらいたかったようで、祈りながらdrしていましたが(笑い)、時流を読んだ藩の重鎮の結論は、薩長軍支持でした。

これにより、日本海の海上活動が可能になったので、薩長軍は4隻の艦船と長州の主力部隊を高田藩に配置します。

イメージ 3

第1ターン、まず、行動ポイントの獲得で、幕奥軍は優秀な9ポイントを獲得し、薩長軍は7ポイントを獲得します。当然、この値では全く足りないので、大量の薩長札を刷ったところ、これが諸外国の反感をかって、外交でぼろ負けになります。

続いて、上旬の進軍ですが、まず、薩長軍が江戸ゲリラの討伐を試みます。最高の野戦指揮官の大村益次郎をこのために江戸に配置していましたが、なんと、6で失敗!さらに彰義隊の跋扈を許し、弾薬ポイントを削られるなど、苦しい展開になります。

イメージ 4

それでも、薩長軍は貴重な行動ポイントを駆使して、出雲崎に海上輸送を行い、戦闘行軍で新潟へ。ここにはわずかに米沢藩兵1ユニットしかおらず、河川越しの不利上等で急襲し、新潟港を押さえます。これにより幕奥軍の弾薬購入ポイントが3に上昇します。

下旬となり、薩長軍は再度、江戸ゲリラの討伐を試み、今度は完全に排除に成功します。また、江戸を火の海にした仇(?)とばかりに、岩槻に陣取る新撰組別働隊と彰義隊に包囲攻撃を加え、これを殲滅します。

一方の幕奥軍は、仙台にいた海軍を出撃させます。ちょうど、日本海から回航した薩長海軍と遭遇戦が発生します。砲の口径では幕奥海軍の方が圧倒的に有利でしたが、なぜか砲撃はあたらず。逆に薩長海軍が砲弾を浴びせまくり、幕奥海軍旗艦の開陽を大破させます。これに焦った幕奥海軍が撤退したことで、はじめての海戦は薩長海軍の勝利となります。

イメージ 5

第2ターン、いよいよ、大村益次郎を討伐軍司令官に配置換えしようとした矢先、イベント「派閥争い」で左遷されてしまいます。代わりに来たのは、人斬り岡田以蔵(!)。行政能力は皆無ですが、太刀一つで江戸を巡回すると、誰も不穏な動きをしなくなったとか。

進撃では、薩長軍は関西から兵力を前線に移動させる一方、薩摩隊主力を持って、要衝宇都宮を奪還します。
幕奥軍も前線に部隊を廻して、これに対抗する一方、海軍をもって再び、制海権奪取を目論みます。ここに第二次海戦が発生しましたが、あいかわらず、幕奥海軍の命中率が低く、薩長軍有利に進みます。そのまま、薩長軍が押し切り、2番艦の沈没と引き替えに(修理中の開陽を除く)敵艦隊の撃破に成功します。

イメージ 6

第3ターン、こうなると薩長海軍による輸送が確実になり、別働隊が平潟に上陸します。同時に、迂回部隊が棚倉藩を落とし、じりじりと東北諸藩を攻略していきます。また、イベント「密使」で久保田藩も寝返り、会津城の士気値が低下します。

イメージ 7

第4ターン、勢いに乗る薩長軍は、電撃的に郡山に進軍すると、そのまま、勢至堂峠を急襲し、奪取します。同時に世良修蔵率いる別働隊が三春藩を下し、幕奥軍の峠の修整を無効にします。

イメージ 8

下旬になっても勢いは止まらず、薩長軍は孤立した棚倉・黒羽両部隊を殲滅し、二本松藩を攻略します。一方で新潟に増援が到着したため、田中新兵衛率いる北陸討伐隊は、新発田を経由して、北から会津に迫ります。

イメージ 9

第5ターン、会津に危機迫ると慌てた幕奥軍は、前線から部隊を引き抜くと、会津盆地へ集結を始めます。薩長軍は、その間に日光を強襲して敵の反撃拠点をつぶし、会津を取り巻く峠に兵力を集中します。

イメージ 10

下旬、残った行動ポイントを全てつぎ込んで、久保田・仙台・会津に攻撃をかけます。久保田は兵力が物を言って陥落し、久保田藩が薩長軍に寝返ります。が、仙台は頑強な抵抗を見せ、一時的に薩長軍が退却となります。

イメージ 11

そして、愁眉の会津決戦は、両軍の激しい砲銃撃戦となります。幕奥軍にしては珍しく射撃能力のある部隊が多く、西洋化された薩長軍と互角に撃ち合います。が、残念ながら幕奥軍の指揮官が少なかったことから回復が遅れ、ついに会津城に敗走します。

イメージ 12

鶴ヶ城に包囲された会津軍でしたが、まだ、外部に友軍がいることから降伏とはならず(確率は66%ながら、drが1)。次ターンに続きます。

イメージ 13

第6ターンの上旬、鶴ヶ城の危機に、長岡にいた河井継之助らが会津盆地に突入してきます。同時に城からも主力が飛び出し、薩長軍と第二次会津決戦に雪崩れ込みます。指揮官も部隊数も薩長軍の方が多かったのですが、明暗を分けたのがガトリング砲でした。ここまで貯めに貯めた弾薬を惜しげもなく使い、河井継之助の指揮の下、次々に敵部隊を敗走させていきます。薩長軍も砲撃を繰り返して抵抗しますが、あまりの損害の多さに、やむなく撤退を選択します。

下旬、再び、陣営を整えた薩長軍が会津に侵攻し、第三次会津決戦が起こります。城側は再び、ガトリング砲を持ち出そうとしますが・・・ここで「豪雨」!会津盆地を巡る戦いは、酸鼻な白兵戦に突入します。両軍とも雨中での切り込みをかけ、損害が急増します。指揮官が少ない幕奥軍は、回復で不利でしたが、奇跡のdrを連発し、一歩も譲らず。が、最後は薩長軍の物量が物を言い、ついに会津隊が潰走します。

イメージ 14

同時に、薩長軍は豊富な補給物資を使って、一度は撃退された仙台藩と北の要衝盛岡藩に強襲をかけ、これを占領します。

この時点で、会津藩は完全に孤立し、城内の士気はついに1まで低下。drは鶴ヶ城の士気値を越え、松平容保が領民の命の保証と引き替えに、降伏しました。時は10月末、降雪の直前のギリギリの勝利でした。

イメージ 15

二月にわたり、濃密な戊申戦争を対戦でき、感無量です。せっかくなので、この波に乗って、幕末維新アイテムを続けてみたいものです。次は全国キャンペーンの「幕末維新始末」(GJ)あたりでしょうか。

前回の台風と違い、晴天なれど猛烈な暑さで筑波山が少し曇って見える、八月最後の土曜日に、茨城会に行ってきました。思ったより早く着いたので、他の卓を見ながら、対戦の準備をしていたところ、にしさんが到着。ちはら会でも対戦した「ノルマンディの切り札」(CMJ)の再戦をすることにしました。陣営は、連合軍がにしさんで、ドイツ軍がmitsuです。

イメージ 1

上陸侵攻ターン、連合軍はジュノー海岸のみ、3:2で損害を受け、「血のジュノー」になりましたが、その他は無事に上陸や着陸を果たします。

第1ターン、イギリス軍が第716歩兵師団を包囲攻撃しましたが、これはEXとなります。ユタ海岸方面では、第82空挺師団が戦線拡大を図ったため、2個歩兵師団で包囲し、動きを止めます。

イメージ 2

第2ターン、イギリス軍は包囲下の第716歩兵師団を殲滅し、機甲部隊をバイユーに派遣し、これを奪取します。また、ユタ海岸方面でもアメリカ軍の2回の攻撃により、第711歩兵師団が除去されます。対するドイツ軍は、地形を利用して戦線を整理します。

イメージ 3

第3ターン、イギリス軍はカーンを強襲し、ここを守っていた第21装甲師団を敗走させます。また、カランタンをユタ及びオマハ海岸両方面から攻撃し、これを奪取します。戦闘比自体は決して高くならないように配置していましたが、攻撃drが5以上ばかりと、連合軍の強気を後押しします。

イメージ 4

第4ターン、さすがにイギリス軍の損害が嵩んだカーン方面では、ドイツ軍の増援到着とともに、一時休止します。かわりにアメリカ軍の攻撃が冴えにさえ、第17SS 装甲擲弾兵師団を敗走させ、サン・ローに迫ります。一方のドイツ軍は、戦線を維持しながら、「ルントシュテット」を投入して、手札の圧縮を図ります。

イメージ 5

第5ターン、第112高地を守備していた装甲教導師団に、イギリス軍が猛攻をかけ、ここでも6を出して、一撃で壊滅させます。一方、コタンタン半島ではシェルブールへの艦砲射撃が決まり、地上攻撃と合わせて、これを奪取します。これにより、都市占領と装甲師団の壊滅で、連合軍のVPは14.5点に達します。ドイツ軍はここまで反撃を控え、手堅く戦線を張っていますが、連合軍のdrがよく、押しまくられています。

イメージ 6

第6ターン、シェルブール攻略を終えたアメリカ軍は、部隊を南下させると、西岸沿いに猛攻をかけます。補給の改善も有り、作戦値が上昇したことで、大部隊による攻撃が可能になり、クータンスとサン・ローを同時に攻略します。

イメージ 7

さらに第7ターン、アメリカ軍の猛攻は続き、第17SS 装甲擲弾兵師団を撃滅し、グランヴィルにラインに到達します。一方のイギリス軍は40%近くの部隊がステップロスしており、膠着状態になります。

イメージ 8

第8ターン、連合軍VPは16.5点となり、引き分けに到達します。なおも、アメリカ軍が攻撃を続けますが、さすがのハイロールも落ち着き、地形効果もあり、消耗戦になります。

と、ここで満を持して、ドイツ軍が反撃に出ます。消耗したイギリス軍第7機甲師団に対し、2個SS装甲師団が4:1攻撃をかけ、見事、D3でこれを壊滅させます。すると、一転して、VPは連合軍の最終ターン敗北水準に。

イメージ 9

イメージ 10

第9ターン、焦る連合軍は、再逆転を狙って、ヴェルデュー側面を攻撃し、これを撃破します。ヴェルデュー奪取を狙って、大胆にも機甲師団を戦闘後前進させましたが・・・ドイツ軍はこれを狙っていました。虎の子の作戦値4カードを投入し、第2機甲師団に3:1の包囲攻撃をかけます。結果は、D3で壊滅!

イメージ 11

イメージ 12

これにより、連合軍VPは14.5点まで低下し、逆転は不可能ということで、ドイツ軍の勝利となりました。

例会も終盤戦となり、にしさんのご希望で箱庭CDSの「ノルマンディの切り札」(CMJ)を対戦することにしました。陣営は、連合軍(mitsu)対ドイツ軍(にし)です。

イメージ 1

上陸ターンでは、全海岸が無事に上陸を果たしたものの、ジュノーとゴールド海岸でドイツ軍守備隊が抵抗し、イギリス軍が1ステップずつ損害を受けます。

第1ターン、連合軍は、それでも物量を生かし移動で回り込んで、第716歩兵師団とバイユーの守備隊を包囲攻撃し、ともに撃破します。ドイツ軍も空軍の活躍や重戦車大隊の投入など、カード対応はよかったものの、ユニット数が少ないため、戦線形成に苦労します。

イメージ 2

第2ターン、この隙を突いて、積極的にオマハ方面でアメリカ軍が攻勢に出て、主戦線をサン・ローまで押し上げます。一方で、後々のため、戦略爆撃でドイツ軍デッキに混乱カードを入れ込みます。

イメージ 3

第3ターン、ドイツ軍が戦線整理のためにサン・ローから撤退したため、ここを無血占領します。同時に逃げ遅れたカランタンの第91降下猟兵師団を包囲下におきます。

イメージ 4

第4ターン、このカランタンを包囲攻撃で一撃で奪取します。これを見て、ドイツ軍はコタンタン半島の兵力をシェルブールに撤退させます。

イメージ 5

第5ターン、ここまで全く兵力を振り向けていなかったシェルブールに、歩兵3個師団を向かわせ、早速、艦砲射撃で損害を与えます。

同時に兵力蓄積のなったイギリス軍で、オルヌ川越しに4個師団で攻撃をかけます。ドイツ軍も重戦車大隊を投入し、必死に防御をしますが、多勢に無勢で第21装甲師団が損害を与え、ここを渡河します。

イメージ 10

第6ターン、歩兵による地道ながら確実な攻撃と艦砲射撃によって、シェルブールが陥落します。これで主戦線で圧力がかけられるようになった連合軍は、数を生かした攻撃をかけ、ついにカーンを解放し、クータンスを抜きます。

イメージ 6

第7ターン、ユニット数の都合で単独でボカージュにいた第17装甲擲弾兵師団を攻撃し、これを撃破すると、その間隙をアメリカ軍が浸透します。ドイツ軍は戦線を維持したまま、後退したかったのですが、ここに来て「混乱」カード!間隙を埋められず。

イメージ 7

第8ターン、アメリカ軍はピールとヴェルビューの間を怒濤のごとく突進し、ヴェルビューを包囲下におきます。ドイツ軍は西方からなけなしの部隊を廻し、ピールとヴェルビューにスタックを作って凌ごうとしますが・・・。

実は、これは連合軍の目論見どおりでした。ここまで温存していた作戦値4のカードをフル活用して、手薄になったファレーズ方面でイギリス軍が大攻勢に出ます。drも冴え、あっけなく装甲師団のスタックを半壊させると、ファレーズの間接包囲に成功します。

イメージ 8

第9ターン、もはやVPは勝利目前に。先手の連合軍は、歩兵と戦車の大群でファレーズを陥落させます。都市の確保及び装甲師団の撃破によって、ついに20VPを越え、逆転は不可能ということで連合軍の勝利になりました。以前のプレイで19点まで行きながら、引き分けになった連合軍としては、勝利できてよかったです。

イメージ 9

師団級ノルマンディ戦役では、いままで、あまりいいゲームに巡り会えなかったのですが、本作は非常にバランスとヒストリカル性がとれた作品だと思います。これで3戦目ですが、両軍とも決して潤沢ではないリソースをどう生かすか、いい意味で悩ましく楽しいゲームです。ご希望の方がいれば、ぜひ、お受けしたいと思います。

この日、mitsuが持ち込んだのが、傑作世界史マルチの「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」(アークライト)です。このゲームは1995年に発表されたもので、その優秀さからたびたび、再版がされています。基本なシステムは、「ヒストリー・オブ・サムライ」(CMJ)や「群雄割拠」(WGJ)、「スモール・ワールド」(DAYS OF WONDER)と類似です。もっとも、こちらの方が本家なんですが・・・(笑い)。

イメージ 1

プレイヤーは、文明創生期から現代までの時代ごとに、史実に現れては消えた国家や民族を担当し、覇権国家を目指します。その時の最も進歩していた地域が高得点になるように設定されており、時代によってVPが替わります。文明発祥の地とされる中東や中国は、古代から中世まではVPが高く、逆に北ヨーロッパやアメリカ大陸は近世以降に価値が上がります。それに「黒死病」や「裏切り」、従属国などのイベントと組み合わせて、プレイが進みます。

元々のアイテムは、5-6時間がかかったのですが、再版にあたり、エポックを7から5に減少し、地域の区域数を減少させたことで、面白さはそのままに、2-3時間とプレイ時間の大幅な短縮に成功しています。今回は、紫(mitsu)・赤(エンジョウ)・緑(にし)・黄(Tommy)・青(kawa)・白(BIBI)の最大人数でのプレイです。

第1エポック、文明の曙にあたるこの時代、リードをしたのはギリシアを担当した青(kawa)で、制海権を生かして、アフリカと南ヨーロッパを席巻します。これに、クレタの黄(Tommy)とシュメールの白(BIBI)が続き、少し遅れてヒッタイトの赤(エンジョウ)とエジプトの緑(にし)となります。あえて、僻地の中国を選んだ紫(mitsu)が最下位に。が、これは、最下位故に次に一番はじめに国を選ぶための布石でした。

イメージ 2

第2エポック、アケメネス朝ペルシアの赤(エンジョウ)、カルタゴの白(BIBI)が順調に点を伸ばす中、緑(にし)こと、アレクサンダー率いるマケドニアが史実通り、西アジアを席巻します。侵攻しても都市が衰退しないという得点を生かし、40点台に。

イメージ 3

が、それを上回ったのが、紫(mitsu)率いるローマでした。戦力15という飛び抜けた国力を生かし、守りの堅い小アジアを避けると、ジブラルタル海峡越しにアフリカを席巻。一気に36点と追いつきます。

イメージ 4

第3エポック、紫(mitsu)は警戒されてまっとうな国はもらえないだろうと思いきや、略奪国家フン族が来ます。さらにイベントで「聖戦」をゲット。結果、敵を衰退させるごとに4VPが手に入るという、まさに「盗人に追銭状態」に。
結果、まだ、ローマの威光が残っているうちにVP獲得ができ、第2エポックを上回る48点を得て、トップに躍り出ます。

イメージ 5

第4エポックは、いよいよ、大航海時代が始まり、覇権争いは全世界に。緑(にし)が先を見越して、敵がいないメソアメリカへ。その後、紫(mitsu)がポルトガルをもらったので、世界各地に顔を出し、VPを維持。赤(エンジョウ)のスペインがその後追いで、オーストラリアを除く、全大陸に散らばり、20点差ほどに縮めます。ここで、ローマに次ぐ13戦力のモンゴルが来なかったことが、色々と影響を与えます。

イメージ 6

最終の第5エポック、時代は帝国主義に。3位の赤(エンジョウ)帝国は、前エポックの偉功をそのまま利用するため、あえて清を選択。その甲斐あって、+55VPという空前のVPを獲得し、143点の暫定トップに躍り出ます。次いで、VPの高い北ヨーロッパを中心に、ロシア、フランス、大英帝国がプレイされ、全員が100点越えに。

と、ここで、紫(mitsu)のアメリカ合衆国。北ヨーロッパと並ぶ先進地域だったので、VPを維持でき、再び、トップに。最後は、緑(にし)のドイツ帝国が、アメリカに上陸をかけるなど(おお、レッドサン・ブラッククロスか?!)波乱もありましたが、そのまま、順位は替わらず、紫(mitsu)の勝利となりました。

イメージ 7

イメージ 8

今回、初プレイの人が多く、かつ、最大プレイ人数なので、3時間半ほど、かかりましたが、最後までダレることなく、楽しめました。しばらく、各例会に持ち込みますので、ご希望の方はどうぞ。

とりあえず、時間待ちの間に軽く一戦を、ということで、BIBIさんと「江戸幕府の黄昏」(GJ) をプレイしました。BIBさんが佐幕側で、mitsuが倒幕側です。

第1ターン、定石通り、影響合戦になります。倒幕側が薩摩をはじめとする九州にてこ入れをしますが、佐幕側はやたらと得点カードが来て、やや出遅れます。

イメージ 1

第2ターン、九州、四国、中国を固める倒幕側に対し、佐幕側は「薩会同盟」で揺さぶりますが、「参与会議」で切り替えされ、じりじりと倒幕側のVPが上昇します。

イメージ 2

第3ターン、まずいと踏んだ佐幕側は、必死のてこ入れで長州の支配を一時的に奪取します。が、その隙を縫うように「生麦事件」や「生野義挙」が起こって、倒幕側のVPの上昇が止まらず。

イメージ 3

第4ターン、佐幕派に再び回ってきた得点カードが、九州に(終了時に判明)。このままではまずいと、佐幕派は福岡藩を押さえ、熊本藩に圧力をかけますが、倒幕側も対抗して政変や内紛を仕掛け、九州の部分支配を堅持します。結局、最終カードで得点計算をせざるを得ず、ちょうど20VPに届いた倒幕側がサドンデス勝利になりました。

イメージ 4

続いて第二戦は、ヒストリー待ちのエンジョウさんを誘って、プレイします。陣営は、エンジョウさんが佐幕側で、mitsuが倒幕側です。

第1ターン、いつものように影響力合戦で、土佐と長州を倒幕側が押さえますが、薩摩はマッチレースになりイーブンのまま。そのとなりの熊本藩を佐幕派が押さえ、ほぼイーブンの滑り出しです。

イメージ 5

第2ターン、激しい影響力合戦は続き、薩摩の主導権はかろうじて倒幕派が握ったものの、土佐の支配を切り崩され、奥州は佐幕派の牙城になります。このマッチレースは、京都や長崎にも及び、つかず離れずの戦いに。佐幕派は絶妙なタイミングで得点カードを切って凌ごうとしますが、倒幕派がイベントでVPを稼いで、10VPを獲得します。

イメージ 6

第3ターン、このターンから開国になり、時代は一気に動きます。高い効果のカードが相次ぎ、九州は倒幕派が優勢、四国、中国も雄藩は倒幕派が押さえます。反面、京都や中部、奥羽は佐幕派が固め、VPは全く動かず。

イメージ 7

第4ターン、佐幕派は藩論が転びやすい長州に政変を仕掛け、この支配を奪います。九州と四国はさらに倒幕派が優勢になり、京都も倒幕派が盛り返します。

イメージ 8

第5ターン、争いは開港した横浜にも及び、ジョン万次郎の活躍などもあって、貿易は佐幕派が有利に。が、得点の高い九州と四国は倒幕派のものに。

イメージ 9

第6ターン、長州の支配は佐幕派のままですが、それを囲む中国や九州の諸藩が軒並み、倒幕派になり、厳重な包囲陣を引かれます。さらに長崎でも倒幕派が追いつき、横浜では初めて逆転します。VPも若干ながら、倒幕派に上昇します。

イメージ 10

と、ここで、時間切れ。あと、2ターンほど残っていましたが、西国の状況がかなり佐幕派には厳しく、倒幕派のビッグイベントがこれから続きそうということで、倒幕派の判定勝ちとなりました。

このところ、幕末維新のマイブームなので、もし、ご希望の方がいたら、お声かけください。

急に秋が来たようなお盆明けに、第163回ちはら会を開催しました。このぐらい涼しいとゲームにもってこいですね~。遠く常陸国のにしさんといつもの常連組の計6名で、世界通史や維新の回天、まっとうなWWⅡアイテムまでのべ14戦を楽しみました。

ダンケルク(CMJ)ドイツ戦車軍団 2戦
 ●ドイツ軍(にし)対連合軍(Tommy)〇
 ●ドイツ軍(Tommy)対連合軍(にし)〇
ハリコフ攻防戦(CMJ)ドイツ戦車軍団 ソ連軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)ドイツ軍優勢
ノルマンディの切り札(CMJ) 〇連合軍(mitsu)対ドイツ軍(にし)●
PANZER WAFFE(CMJ)  3戦
 ●ソ連軍(BIBI)対ドイツ軍(kawa)〇
 ●ソ連軍(BIBI)対ドイツ軍(エンジョウ)〇
 〇ソ連軍(BIBI)対ドイツ軍(エンジョウ)●
突入?!レイテ湾(CMJ)  2戦
 〇BIBI艦隊・エンジョウ艦隊
 〇BIBI艦隊・エンジョウ艦隊
ミッドウェイ(CMJ)2戦
 〇日本軍(BIBI)対アメリカ軍(エンジョウ)●
 〇日本軍(エンジョウ)対アメリカ軍(BIBI)●ヒストリー・オブ・ザ・ワールド(アークライト)  6人プレイ
 〇mitsu・エンジョウ・にし・Tommy・kawa・BIBI
江戸幕府の黄昏(GJ)2戦
 〇倒幕派(mitsu)対佐幕派(BIBI)●
 〇倒幕派(mitsu)対佐幕派(エンジョウ)●

前回のダンケルク対戦を見たにしさんが県境を越えて、来訪。Tommyさんと陣営を入れ替えて、二連戦していました。このアイテムでは一日の長があるTommyさんが先勝しましたが、にしさんも連合軍で勝利。せっかくきてくれたので、苦い「撤退戦」にならなくてよかったです(笑い)。

イメージ 4

イメージ 5

そのTommyさんは終了間際に、kawaさんと懐かしのエポック版で「ハリコフ攻防戦」(CMJ)へ。後もう一アイテムというときに、「ドイツ戦車軍団」は重宝しますね~。時間の関係でドイツ軍(kawa)の反撃開始まででしたが、展開的にはドイツ軍優勢といったところでしょうか。


イメージ 6

イメージ 7

こちらは、kawaさんが持ち込んだ「我が青春のアルカディア」(バンダイ)。えらくシンプルなコンポーネントですが、戦闘解決は精密砲雷撃戦という超B級アイテムです。

イメージ 1

インストを始めたら、かなり苦労しそうだとわかって、「見せゲーム」に。あげくは「mitsuさんに預けて、解読してもらおう」だって。ちはら会は、問題ゲームの里親かい?!(笑い)

イメージ 2

例会の終わり際に手軽なアイテムをと、BIBIさんとエンジョウさんで、CMJのカードシリーズを連戦。兵力編成型の「PANZER WAFFE」とミルボーン形式の「突入?!レイテ湾」、はねはねさんデザインの「ミッドウェイ」でした。「突入?!レイテ湾」では、なぜかナッシュビルのタイミングがよすぎて、マッカーサーを海の藻屑にしたとか?!

イメージ 3

やっと秋の気配が感じられるようになってきましたが、しばらく台風三昧でどうなるかしら。8月の報告がまだですが、9月例会が近づいているので、お知らせをします。

[日時]9月1日(土)10:00-20:00 
[会場]おゆみ野公民館 2F 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

イメージは、初登山した一切経山(福島県浄土平)からの風景。山頂からの眺望は360度で、遠く福島の街並みや会津磐梯山、あまりに美しい五色沼と、展望の良さに、暑さを忘れて見入っていました。

イメージ 1


イメージ 2

個人的には、8月例会でプレイした「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」(アークライト)をしばらく楽しみたいですね~。

イメージ 3

途中までキャンペーンが進んだ「Down in Flames」(CMJ)もやりたいし、忘れかけている「ラウンド・ヴァーニアン」もいってみたいし・・・。

イメージ 4

イメージ 5

気になる「テラフォーミング・マース」も、BIBIさんが準備していますね~。

最後に、次々回以降の予定を。

第165回ちはら会 10月14日(日)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第1講習室
第166回ちはら会 11月10日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室

お盆休みを利用して、盟友Tommyさんとオフ会を開きまして。苦手な空戦アイテム克服(?)と「Down in Flames」(CMJ)昼間爆撃1944シナリオを対戦します。

イメージ 1

このシナリオは、連合軍によるドイツ本土爆撃を扱ったもので、全7任務/6ターンという最大級です。参加兵力もB25からB17までの重爆を、マスタング、サンダーボルト、スピットⅩⅣ型などの高性能戦闘機が護衛します。対するドイツ軍は、Bf109Kmにフォッケウルフ、果てはジェット戦闘機Me262まで登場する豪華さです。Tommyさんの希望でドイツ軍を、mitsuが連合軍を担当します。

イメージ 2

第1任務は、ノルマンディ上陸援護の#1です。オプションは、ドイツ軍がエース-ノボトニーを投入し、連合軍はスピットファイア×2です。

序盤、護衛戦闘機と迎撃機の間で激しい機動戦になります。そのノボトニー機をBf109K1号機がスピット2号機の背後を取り、そのまま、スピット2号機がそのノボトニー機を優位取り。さらに、スピット1号機をノボトニー機が追撃するという、まさにドッグファイトに。

イメージ 3

第2ターン、追尾を受けていたスピット2号機が撃墜され、生き残った1号機がノボトニー機の攻撃を必死に躱しますが・・・。

第3ターン、一か八か、反転攻勢に出たスピット1号機が猛烈な機動で、ノボトニー機の背後を取ると、乾坤一擲の連射!あわや、撃墜というところまで追い詰めます。

イメージ 4

が、ほとんどのカードを使い果たした1号機にBf109K1号機が襲いかかり 、最後の護衛機が撃墜されます。

しかし、この健闘は無駄でありませんでした。両機が時間を稼いだことで、B25ミッチェルが目標に到達し、全弾を投下。これにより、装甲教導師団が壊滅し、任務に成功します。

イメージ 5

[得点]
敵部隊の殲滅…20点
Bf109損傷…8点
スピットファイア撃墜…-40点
B25損傷…-5点
計…-17点

第2任務は、中部航空基地爆撃の#7です。オプションは、ドイツ軍が護衛機1ターン不在+Bf109Kで、エース-ゼムケ搭乗のサンダーボルトです。

第1ターン、オプション効果で護衛機がいない隙を見て、Bf109Kが殿のミッチェルに襲いかかりますが、対空防御とダメコンが効いて、1ヒットを与えるに止まります。

イメージ 6

第2ターン、が、敵も撃たれることを覚悟で、ミッチェルに追いすがり、波状攻撃で1機を撃墜します。そこへ怒り心頭の介入したサンダーボルト隊が介入し、Bf109K1機を撃墜します。

イメージ 7

第3ターン、もう1機の爆撃機の撃破は難しいと判断したBf109Kは、逃走を図ります。

が、第4ターン、両側からサンダーボルトに捕捉され、猛烈な弾幕を浴びて、ついに撃墜されます。

イメージ 8

これで妨害がなくなったミッチェルは、密集隊形を組んで効果の上乗せを狙いましたが・・・敵の対空砲火も密集!撃墜こそされなかったものの目標にダメージを与えるに止まりました。

イメージ 9

[得点]
航空基地へのダメージ…10点
Bf109K撃墜…34点
ミッチェル撃墜及び損傷…-16点
計…+11点

第3任務は、北部ルール工業地帯の爆撃の#9です。連合軍の爆撃機は、B24とB17が各2機と最強編成です。ここで、ドイツ軍は最強オプションのMe262と「太陽を背に」を選択します。連合軍は防御に長けたウィスナーのP51隊を投入します。

第1ターン、連合軍はボーナスカードの影響を減少させるため、あえて一時的にエスコートを止めて、超高空に退避します。

ドイツ軍がこれに食らいつき、狙い通り、全機が超高空へ。が、それでもジェット戦闘機Me262の機動性と火力は飛び抜けていました。Bf109Kと合わせて3機が、P51D2番機を包囲し、わずか1ターンで撃墜してしまいます。

イメージ 10

3:1と圧倒的なドイツ軍は、第2ターン以降、残ったウィスナーのP51Dに執拗に襲いかかりますが・・・エースの底力は凄かった!再三再四の20mm機関砲をエースで躱し、あるいは回避機動で軽減し、5ヒットを受けながらも機体耐久力の上昇で生き残り。

イメージ 11

あろうことか、第4ターンにはバレルロールで追尾のMe262を躱すと、側面からの弾幕射撃でシュヴァルベを撃墜します。

イメージ 12

第5ターン、時間がなくなってきたドイツ軍は、Bf109Kを爆撃機の迎撃に向かわせますが、激しい対空砲火で1ヒットを与えるのみ。Me262とウィスナーのP51Dは、互角の空中戦で膠着状態に。

イメージ 13

最終第6ターン、業を煮やしたドイツ軍は、せめて護衛機は全滅させたいと、Bf109Kを再び、超高空へ。Me262との戦闘でカードを枯渇させていたウィスナーのP51Dに襲いかかります。それでもわずかなカードを使って敵の攻撃を躱し続けますが、最後のバレルロールが捕捉され、ウィスナー、ついに撃墜さる。

イメージ 14

が、ここで稼いだ貴重な時間が物を言い、B17が9ダメージを受けながらも、爆撃に成功し、ルール工業地帯を壊滅させます。

イメージ 15

[得点]
ルール工業地帯の壊滅…90点
Me262 撃墜…25点
B17損傷…-8点
P51D撃墜…39点
計…+79点

と、この日はTommyさんが所用のため、ここまでにしました。VPは79点と「史実通り」の結果で、どちらに転ぶかわかりません。ただ、ドイツ軍は切り札と言うべきNo.8も「Me262」オプションを使い切ったので、連合軍が若干有利といったところでしょうか?次回のちはら会で、決着が付きそうです。

超変則台風の直撃する中、7月の茨城会に行ってきました。幸い、暴風雨は例会中だったので、助かりましたが、こんな日でも7人が集まるあたりは、さすがまもなく100回を迎える地元例会です。

イメージ 2

会場では、回復なったsinyamagさんやいつものにしさんたちが、宇宙植民をテーマにしたSFマルチの「ガイア・プロジェクト」(Feuerland Spiele)を広げており。

イメージ 1

午後からは、str会長と水戸爺さんが、戦国時代アイテムの最新CDS「秀吉怒濤の天下統一」(GJ)や「歴史群像」の付録となった話題の「モスクワ攻防戦」(学研)を対戦していました。

中でも「バルジ大作戦」第二版(CMJ)-デラックス盤は、ユニットもマップも1.2倍の大きさで、アラフィフゲーマーにはうれしいコンポで。sinyamagさんとにしさんがなんと初プレイとのことで、要請に応じて、作戦指南をさせていただきました。

自分は、この日にオファーのあった「戊辰戦争」(同人GJ)を、かみさんと対戦しました。速攻で片の付いた練習プレイの後で、この維新アイテムのラスボスをがっつりプレイしました。陣営は、かみさんの希望で幕奥軍を、mitsuが薩長軍を担当します。

イメージ 3

まず、生き残りチェックですが、幕奥軍、薩長軍とも確率以上に人材が生き残ります。が、薩長軍にとって痛かったのは、西郷吉之助と高杉晋作があっけなく死亡しまして。さらに、生き残りが多すぎると、優秀な人材を引く確率が減少して、逆に政権及び軍の運営に支障を来す場合があります。

イメージ 4

今回、薩長軍は、大久保・井上・桂が政権を支えたのはよかったのですが、かわりに軍事面が手薄に。進行軍総帥に中岡慎太郎、海軍参謀になんと伊藤俊介(博文)、江戸守護職に至っては有馬新七(!)と、戦略値が全て3以下という、「超平凡」軍に。

イメージ 5

一方の幕奥軍も似たり寄ったりで、軍事面こそ、戦略値4の大鳥圭介が総裁ですが、会津防衛軍に沖田総司(!)や外国奉行にジョン万次郎、公議府長に川路を当てざるを得ないなど、まるでクーデターの後のような「前線指揮官」政権になります。

イメージ 6

次に初期配置ですが、ランダムセットアップの幕府緒隊が、やたらと日光と白河に集結します。対する薩長軍は、高田藩が幕奥軍のため、北陸への電撃侵攻は困難と判断し、松本に薩摩兵スタックを配置します。残りの高火力の薩摩兵等は、宇都宮と江戸におきます。なお、オプションの河井継之助の長岡配置を取り入れています。

イメージ 7

第1ターン、北陸の強襲上陸がなくなった薩長軍は、後手を選びます。と、幕奥軍は榎本艦隊を出撃させ、太平洋上に陣取ります。これが健全な限り、上陸は無理と判断した薩長軍も、艦隊を出撃させ、いきなり、宮古海戦が勃発します。

イメージ 8

当初は、主砲口径に勝る幕奥軍がリードしますが、中盤以降は、なぜか、砲撃があたらない!逆に、薩長軍は数を生かして砲弾を撃ちまくり、開陽を沈没寸前まで追い込みます。これ以上は危険と判断した榎本艦隊が退却したことで、宮古海戦は薩長軍の戦術的勝利となります。

イメージ 9

これで慎重になったか、幕奥軍は陸上でも兵力の前線集結に専念します。ならばと、薩長軍は関東の佐幕藩を包囲攻撃して、次々に陥落させます。

イメージ 10

下旬に突如、河井継之助が長岡を離れて、会津に。これは幕奥政権の内務局長に就任するためでしたが、この隙にと、北陸東征軍の谷隊が長岡を強襲し、これを陥落させます。

イメージ 11

第2ターン、イベントで密使が来たので、時山直八を久保田藩に送ったところ、見事、説得に成功し、久保田藩が薩長に寝返ります。

前線では、両軍のにらみ合いが続いているため、薩長軍は海軍輸送と陸上の戦略移動で、続々と後方から兵力を前線に送ります。

イメージ 12

第3ターン、前線部隊が強化された薩長軍は、後方上陸と連動して、包囲攻撃を企画しますが、こんな時に限って、イベント「波浪」。海上に残っていると1/2の確率で、船舶が1d6ヒット(!)の打撃を受けるという、恐ろしいもので、史実の榎本艦隊の受難を彷彿とさせます。せっかく日本海で上陸の機会を狙っていた薩長海軍は、やむなく高田港に入港して、嵐が過ぎるのを待ちます。

優秀な前線指揮官が来ないため、やむを得ず、放置していた江戸ゲリラの討伐に一か八か、乗り出します。ここまで官軍の補給や弾薬を奪って、気勢を上げ続けているゲリラの跋扈は許しがたいということで、有馬新七に兵を預けると、上野寛永寺を強襲します。撃破が1/2、殲滅は1/3という低確率でしたが、見事、にっくき彰義隊の殲滅に成功します。

これに勢いを得た薩長軍は、通常攻勢に乗り出します。北陸で近藤勇率いる幕府軍を、数の威力で敗走させると、そのまま、新潟を包囲して、これを奪取します。

イメージ 13

幕奥軍は、河井が内務局に入って、多少は財政状況は改善したものの、決して潤沢ではない補給ポイントを消費して、弾薬を買い込んで、後の戦闘に備えます。

第4ターン、なおも薩長軍は攻勢を緩めず、新潟を占領した谷隊を東進させ、会津-米沢街道の遮断を目指します。幕奥軍は峠で粘りますが、薩長軍の数と火力の前に敗走します。

イメージ 15

四方からじりじりと迫る薩長軍に対し、幕奥軍は少数精鋭による反撃を実施します。日光街道を攻め上る久坂隊に、抜刀した近藤隊が襲いかかりましたが・・・薩長軍の鉄砲隊の前に、次々に射すくめられ、後退を余儀なくされます。

イメージ 14

「雪が降る前に、会津盆地へ」第5ターン、勢いに乗る薩長軍は、薩長札の発行で潤沢な補給ポイントを得ると、豊富な兵力と機動力を生かして、会津に迫ります。

前線に復帰し、平潟に上陸をしていた中岡慎太郎が一気に街道を抜けて、郡山に。これに呼応して、宇都宮の薩長軍が攻め上がり、白河を奪取し、黒羽にいた幕府緒隊を殲滅します。

一方、会津-米沢街道では、伊藤俊輔率いる別働隊が米沢藩を強襲し、これを陥落させます。

イメージ 16

第6ターン、秋の気配がすっかり濃くなった10月、薩長軍は会津包囲網を締め上げます。長岡からの隘路を除く全ての峠を強襲し、4カ所からの突入を可能にします。幕奥軍も無駄な反撃をせず、ほとんどの部隊を会津盆地に集結させたため、補給上から薩長軍は十分な部隊を行動させられず、このターンの突入を諦めます。

かわりに、米沢藩を下した伊藤隊を持って仙台を強襲し、陥落させます。これにより、もはや幕奥軍の友藩は、会津藩と盛岡藩だけになります。

イメージ 17

第7ターン、このターンから降雪チェックが入りますが、かろうじて降雪を免れます。決めるのはこのターンしかないと判断した薩長軍は、満を持して、四街道から会津盆地に突入します。迎え撃つは、会津兵・幕府緒隊・新撰組等の幕奥軍の総力です。

イメージ 18

第1ラウンドの戦闘は、神風が吹いたため、幕奥軍有利に展開します。が、第2ラウンドは風が止まり、通常の戦闘に。両軍とも激しい砲撃と銃撃を繰り返し、一進一退の激闘になります。

イメージ 19

中盤に薩長軍が、佐賀藩のアームストロング砲を含む全砲兵を投入すると、風向きが変わり始めます。確率的には命中値1/3ですが、先制できる強みを生かして、敵の射撃部隊を叩き続け、幕奥軍の敗走が増加します。

イメージ 20

ここで、幕奥軍が指揮官の敗走チェックに失敗することが多くなり、沖田総司、山岡鉄舟、星旬太郎、佐川官兵衛など名だたる指揮官が次々に戦死します。こうなると、混乱部隊の回復が遅れ、さらに敗走を増やすという悪循環に。

イメージ 22

10ラウンドを超えるあたりから、幕奥軍の健全な部隊が不足となり、最後は砲兵まで矢面に立つことに。結局、13ラウンドの激闘の末、幕奥軍は鶴ヶ城に敗走します。

イメージ 21

城を十重二十重に包囲した薩長軍は、なおも砲撃を加え続けます。もはや、盛岡藩以外の友軍はなく、負傷者で溢れる城兵の士気は低下。最後は、藩主松平容保が場外に出て恭順の意を示し、降伏となりました。

イメージ 23

薩長軍・幕奥軍ともに、練度を求められるアイテムのため、慣れた方が有利ですが、幕末に関するギミックが満載なので、勝敗を越えて楽しめます。次回のちはら会にも持ち込みますので、ご希望の方がいたら、ぜひ。

↑このページのトップヘ