歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2018年09月

例会の最後に、str会長が持ち込んだ「History of the World」(アークライト)を4人プレイしました。陣営は、白(こまいふ)・紫(mitsu)・赤(str会長)・緑(山田)です。今日は、この4人組で3アイテムを駆け抜けます。

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第1エポック、あまり強力な国家は来ず、4人が地道に勢力を広げます。ミノア文明を取った白(こまいふ)が20点でトップになり、VPの高い中東を抑えたヒッタイトの緑(山田)が18点で追走します。プレイ経験がある赤(str会長)と紫(mitsu)は次ターンのローマを狙って、あえて低めの得点の十六大国と殷を抑えます。

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注目の第2エポックに、期待のローマは勃興せず。ならば、次ターンに再び、フン族かイスラム帝国が来ればと、赤(str会長)はあえて低めのカルタゴを選び、最下位をキープします。緑(山田)は略奪国家をお試しとスキタイを駆り、白(こまいふ)は与えられたケルト女王国で得点を重ねます。紫(mitsu)は、ここで方針を切り替え、VP の高い中東を抑えるべく、アケメネス朝ペルシアを勃興し、44点でトップに躍り出ます。

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第3エポックは、碌な国家が来ないだろうなと思っていたところ、紫(mitsu)にグプタ朝が来ます。!!奇しくも、第一手順となったため、先の遺産を丸々、援用し、ここで+50という大量得点に。

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東西ゴートの白(こまいふ)、予定通りフン族を引いた赤(str会長)、僻地の唐を選んだ緑(山田)も得点しますが、この時点で二番手に30点差以上をつけます。誰かが止めるだろうという心理で回ってきた僥倖でした。

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第4エポックは、白(こまいふ)が先読みの南北アメリカで+40点をとり、20点差まで詰めますが、スペインの赤(str会長)とオスマントルコの緑(山田)は伸び悩み、ポルトガルの紫(mitsu)がトップを死守します。

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最終の第5エポック、残り物のムガル帝国を率いた紫(mitsu)は、革命や入植といったイベントカードで高得点エリアに食い込み、+30点で終了。これをフランスを担当した白(こまいふ)が、海外植民で猛追しましたが、追いつけず。大英帝国の赤(str会長)と清の緑(山田)もそのまま終了。154点で10点差以上を守って、紫(mitsu)が勝利しました。

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続いて同梱されている「御陵衛士始末記」(WGJ)を4人でプレイします。このゲームは、その名の通り、御陵衛士に入り込んだ内偵-斎藤一を見つけ出し、かつ、新撰組に対する攻撃情報を守るというものです。プレイヤーは、先の斎藤一と御陵衛士代表の伊藤甲子太郎、その他ランダムに選ばれた2名です。

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全員が目を閉じた状態でスタートし、伊藤甲子太郎が司会役となって、御陵衛士の隊士名を読んでいきます。該当するプレイヤーだけは目を開け、3アクションを行い、他のプレイヤーの正体を見たり、漏れていない情報を確かめたりすることができます。これを後の討議に生かします。そして、最後に斎藤一が、1名の隊士のカードを使われていない人物カードと入れ替えることができます。

全員がプレイを終えると、伊藤甲子太郎が進行して、誰が斎藤一と思うか、討議します。容疑が固まったら、剣豪の能力を持つプレイヤーが身分を明かし、斎藤を斬ります(剣豪がないキャラでも、チット1枚を消費すれば、斎藤を斬ることができます)。この時、斎藤一によって人物カードが入れ替えられていた場合は、「裏切り者」としてこのプレイヤー自身が粛正されてしまいます。

その後、斎藤一の生死にかかわらず、伊藤甲子太郎が進行して、持ち出そうとしていた機密を討議します。この時、本物の斎藤一が生き残っていれば、「〇〇を見た」と偽の情報を流すことができます。情報が特定できたら、伊藤甲子太郎が機密を表にして、あたっていたかどうかを確かめます。

「斎藤を粛正する」と「機密を守る」の両方が達成できれば御陵衛士の勝利で、両方が達成できなければ新撰組の勝利、それ以外は引き分けです。

全プレイヤーがルールを理解していないとプレイにならないので、とりあえず、ソロ演習(?)をしてみたmitsuが伊藤甲子太郎役で指示を出しながら、プレイをしました。この時、山田さんが斎藤一で、こまいふさんは篠原泰之進、str会長が藤堂兵助でした。

全員のプレイが終わったところで、山田さんを斎藤一に指定しますが、誰も「濡れ衣」を恐れて斬りに行かず、取り逃します。ならば、機密保持でと再び討議し、局長暗殺と隊士暗殺、離反工作までは絞り込みますが、決定打がなく。とりあえず、離反工作を指定しますが、実際は局長暗殺で特定に失敗。新撰組の勝利となりました。

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この後、3戦をしましたが、慣れてきた4戦目に、やっと斎藤一が捕捉され、引き分けに。

う~ん、人狼系のゲームに慣れている人なら当たり前かもしれませんが、時系列で整理されたルールに馴染んだウォーゲーマーだと、例示もなく、けっこう、苦労しました。本物の斎藤一が絞られたら、誰が斬りに行けるの?とか、複数の隊士で斬りに行っていい?のとか。

勘違いもあったので、時系列で確認してみると・・・

Q1:斎藤一が入れ替えができるのは、本体ルールにある「その他の隊士と予備の隊士」なのか?あるいは、粛正のルールにある「斎藤一と他の隊士」なのか?

粛正のルールでは、斎藤一と他の隊士を交換できるかのように書かれていますが、こうすると誰が斎藤か証明できなくなります。よって、本体ルールにある「その他の隊士と予備の隊士」の交換がよいかと。

Q2:暗殺のためには、身分を明かすことが必要か?

これは明記されていませんが、システム上、必要でしょう。

Q2:伊東甲子太郎自身も、チットを消費すれば、粛正能力を持つのか?その場合、チットの消費は1枚でいいのか?(並みの隊士が粛正能力を発揮するには、身分を明かすためと能力獲得のために、2枚が必要)

これにすると、ほぼ斎藤を取り逃すことはなくなります。おそらく、二人以上が斎藤を指定し、それを正体が確定している伊東が斬ればよいので(チットはルール通りなら、能力獲得のための1枚でいいと思います)。それを防ぐために、斎藤が斬りかかってきたら、後は剣豪を持つ人物がいて、かつ、隊士の入れ替えがなされていないことを祈るだけです。

Q3:伊東甲子太郎が斎藤に斬られても、罰則はないのか?

罰則はなく、死亡した伊東が機密の討議に加われなくなるだけかと。

このあたりの確認ができれば正しい「御陵衛士始末記」になりそうです。

ただ、本当に困ったことが一つ・・・このゲームでは展開が見えないので(写真が撮れないので!)まともなAARが書けないんです!どうりで、他のAARがないはずだぁ~やっぱり、世界で唯一のブログ記事かしら?!(笑い)

今回も仕事の合間を縫って、圏央道の高速走行で茨城会に行ってきました。気がつけば、この一年間で6度目の参加となり、準会員も近い?!

会場入りすると、Sinyamagさんとにしさんが、積み木の戦術級アイテム「COMBAT INFANTRY」(Colombia Games)を開始しており。こちらは、Dデイとその後の2シナリオまで進んでいたようです。

かみさんと水戸爺さんは、ファーストガンダムの戦略級「一年戦争」(TDF)をプレイしていて。みなさん、ガンダム世代とあって、「グラブロが」とか、「ついにビグザムだ」とか、「クランプって誰?」とか、プレイそのものよりガンダムトークの方が盛り上がっていました(笑い)。

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自分は、str会長とこまいふさんと予定していた「壬生狼顛末記」(WGJ)を対戦しました。インスト開始後に、山田さんが来場したので、推奨の4人プレイとなります。

このゲームは、いわゆるユーロ系の組織マネージメントゲームです。各人は幕末京都の新撰組や見回り組などの武装警察チームとなり、配下の隊士を使って、警邏や改め、各種調達等の任務をこなし、兵糧・資金・人材・情報を手に入れます。これにターンごとに、相撲興行や武器調達など新規任務が加わり、組織力の強化を図ります。

ある程度、運営に目途が立つと、隊士を内偵や不定浪士捕縛などに向け、VPを手に入れます。また、イベントで池田屋事件や禁門の変が起こるので、武器を購入したり、隊士を訓練したりして、戦闘力を高めて解決を目指します。最後は、2/3の確率で戊辰戦争が起こり、高戦闘力が必要だけれども飛び抜けてVPの高い戦績を獲得するチャンスとなります。

各任務は1チームだけでは達成に手間がかかるので、お互いの動きを見ながら、協力して任務達成を図ることが効率的です。隊士の数が多い順に、それが同じならば先に隊士を投入した2チームまでが、任務のボーナスを受け取れるので、丁々発止の駆け引きが起こります。手堅い任務で資源を増やし不定浪士捕縛でVPを積み重ねる手や、一発逆転を狙って武器調達に走り戦役にかけるなど、複数の勝ち手があります。各人の個性と戦略、流れを読む洞察力、そして最後は運が物を言う手頃なアイテムです。

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第一戦は、基本ルールのみでプレイします。陣営は、青(mitsu)・紫(山田)・橙(こまいふ)・赤(str会長)です。

序盤、各陣営は警邏や資金調達、物資調達などで、資源の確保を進めます。青(mitsu)と赤(str会長)は警邏で地道に評判を上げ、少しずつ資源を蓄えていきます。紫(山田)は名声の低下などどこ吹く風で、改めや物資の略奪で資源を稼ぐと、不逞浪士捕縛にかけてVPを狙います。橙(こまいふ)は、隊士の訓練にいそしみ、来たるべく戦闘に備えます。

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それぞれが戦略に基づき、組織を拡大していった中盤を過ぎ、第5ターンに大きく事態が動きます。いきなり、戊辰戦争が勃発!こうなると、なりふり構わず、各陣営はVPを取り行きます。紫(山田)は戦争が起こっても規定通り、不逞浪士捕縛に血道を上げ、橙(こまいふ)は、捕縛と箱館攻防戦に隊士を投入します。赤(str会長)は、この期に及んでなぜか相撲興行!(笑い)

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青(mitsu)はここまでに貯めた資金を使って大砲を購入すると、箱館攻防戦にかけます。結果、見事に5VPの戦績を得て、橙(こまいふ)と赤(str会長)を鼻の差で抑えて、12点で勝利しました。

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第二戦は、選択ルールの支援者カードを取り入れます。伊藤甲子太郎や近藤勇、佐々木只三郎など、史実の佐幕側キャラを2枚ずつ受け取り、各種資源を増やしたり、VP計算の特典を得たりします。

ここでも各陣営は、ほぼ同じ戦略で望みます。紫(山田)は隊士を投入して物資を強奪し、橙(こまいふ)は金が全てとばかりに資金集めに走ります。青(mitsu)はちゃっかり二番手効果で、警邏・物資調達に絡み、主力は内偵で情報集めに。赤(str会長)は警邏と資金調達で運営資産を増やします。

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第2ターン、池田屋事件で紫(山田)が動きます。たれ込みの情報を持って、御用改めをかけ、浪士一人の捕縛に成功します。情報の大きさに気がついた青(mitsu)は任務改めで大量の情報をゲット。赤(str会長)は相変わらずの警邏に、訓練で練度を上げます。橙(こまいふ)は米がなければ隊士を雇えぬと、物資調達へ。

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中盤になると、橙(こまいふ)と青(mitsu)が捕縛に走り、その他は相変わらずの警邏と物資・資金調達に奔走します。

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迎えた第5ターン、再び、戊辰戦争!橙(こまいふ)はここが最後と、副長土方が隊士を粛正して(局中法度!)名声を上げ、武器調達でVPを稼ぎます。

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他は一発逆転を狙って、会津攻防戦と箱館戦争にはせ参じます。紫(山田)は鍛え上げた剣士を投入するも、箱館で勝てず。二兎を追う青(mitsu)は、新式銃を投入した会津攻防戦では名をあげたものの、箱館では敗北。結果、3部隊を投入した赤(str会長)が5VPを獲得し、僅差で橙(こまいふ)と青(mitsu)を押さえて勝利しました。青(mitsu)は、21点を獲得したものの、名声の失墜(-10VP!)が祟って、連勝を逃しました。

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第三戦は、各人がかなり練られてきて、高得点の争いになります。序盤、相変わらず、警邏に走る赤(str会長)と青(mitsu)に対し、紫(山田)は珍しく地道な内偵に。代わりに橙(こまいふ)が、がつんがつん、テロリストを検挙するという、ちょっとキャラ変のプレイに。こりゃ、支援者の能力が絡んでいるに違いない?!

で、またも事態が動いたのは、第3ターンの池田屋事件でした。紫(山田)が本領発揮で3隊士を投入し、見事に2人を捕縛し、トップに立ちます。青(mitsu)は資金集めに、橙(こまいふ)と赤(str会長)は後々のための資源調達を進めます。

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第4ターン、きっと大きな戦があるはずと、橙(こまいふ)と青(mitsu)は武器の購入を行います。と、ここで赤(str会長)が乾坤一擲の禁門の変!わずか2戦力ながら、プチ戦績をあげることに成功します。

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いつもなら戊辰戦争が起こる終盤ですが・・・なんと、護衛と幕臣取り立てで、明治維新は起こらず!こりゃ、地道なVP勝負になると睨んだ各陣営は、護衛と取り立てで名声を上げ、秘密裏の支援者能力での積み重ねを狙います。最後にVP計算をした結果、3人が20点越えのハイスコア争いに。結果、3人の浪士を捕縛した紫(山田)が抜けだし、初勝利となりました。

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先にも書いたとおり、このゲームは複数の戦略が有り、流れを読みながら取り組む楽しさがあります。二戦目から取り入れた支援者が、各陣営のキャラ立ちを高めるので、これも良しです。プレイも1時間程度と非常にお手頃。今度は、ちはら会に持ち込みます。

最後のイメージは、3人が持ち込んだ「壬生狼ジェット・ストリーム・アタック」?!どんなアイテムでも複数買いのこまいふさんは「言ってくれれば、あと二つ、持ってきたのに」だって!(笑い)

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関東もようやく夜分に涼しさを感じるようになりました。あとは台風が来ないといいですね~。10月の例会が決まりましたので、お知らせします。

[日時]10月14日(日)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 2F 第1講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

10月といえば、タイフーン作戦(本物は来てほしくないですが)。噂の「あれ」とかGJ誌の前回付録とか・・・。

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でも、実は新撰組関係のプチブームが来ていて「壬生狼顛末記」(WGJ)のインストもしますよ~。4人プレイの初回でも、1時間半くらい。

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最後に、次々回以降の予定です。

第166回ちはら会 11月10日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室
第167回ちはら会 12月1日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室

最後に、平さんが持ち込みの「ライン演習作戦」(グループ乾坤一擲)を3人でプレイしました。このアイテムは、ビスマルクによる通商破壊戦とロイヤルネイビーによる迎撃戦を描きます。

基本はシングルブラインドなんですが、変わっているのは、プレイヤーが順番にドイツ軍を担当することです。通常はイギリス軍としてビスマルクの迎撃を行うのですが、3ターンに一度、ドイツ軍になって移動計画をプロットします。このターンに通商破壊すると、沈めた船の分のVPが入ります。また、ロイヤルネイビーに捕捉されても、敵を撃破すれば、その艦艇のVPを獲得できます。

よって、プレイヤーは自分の艦隊を率いてビスマルクを撃沈するか、稀に回ってくる通商破壊でVPを稼いでビスマルクをドイツ軍港に逃がせば、勝利できることになります。プレイヤーが敵対する陣営を相互に指揮するあたりは、往年の名作「バトル・フォー・ジャーマニー」に相通じるものがあります。

今回は、3人が以下の艦隊を組んで、プレイをします。
mitsu艦隊…巡洋戦艦フッド、巡洋戦艦レナウン
平艦隊…戦艦キングジョージⅤ、空母アークローヤル
BIBI艦隊…戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、空母ヴィクトリアス

序盤、デンマーク海峡を突破しようとするビスマルクを、mitsu艦隊が捕捉します。見敵必戦とばかりに攻撃をかけ、敵重巡プリンツ・オイゲンを中破させます。が、ビスマルクの反撃を喰らって、なんとフッドが一撃で撃沈されます。おお、まるで史実の再現です。

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その後、大西洋に出たビスマルクは通商破壊を繰り返しながら、南下します。平艦隊とBIB艦隊も攻撃をかけ、若干の損害を与えますが、逆襲で主力戦艦が損傷を受け、詰め切れません。

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ブレストまであと一歩になったところで、戦艦ネルソンの補充を受けたmitsu艦隊が、最後の迎撃を行います。ビスマルクは全力逃走を図っており、これで取り逃せばライン演習が成功でしたが・・・戦艦ネルソンの40cm砲が炸裂し、撃沈!劇的な幕切れになりました。

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馴染みの薄いシステムなのでルールを聞いただけだとイメージを持ちにくいですが、システムはシンプルなので、一度、動かしてみると理解は早いと思います。テストをやり込んでいるだけあって、プレイアビリティは高く、プレイ時間も短めなので、ご興味のある方はぜひ。

続いて、「History of the World」(アークライト)3人戦を対戦することに。陣営は、赤(平)・緑(BIBI)・白(mitsu)です。

第1エポック、選ばれた国がメソポタミア(平)、ピンドス(mitsu)、ヒンデゥシュク(BIBI)と各地域に散らばったので、それぞれが大きな干渉なく勢力を拡大し、VPは14-16にまとまります。
 赤(平)…15点
 緑(BIBI)…16点
 白(mitsu)…14点

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第2エポックも、漢(平)とカルタゴ(BIBI)など地域がばらけたのですが、唯一、ペルシア(mitsu)がVPの高い中東に後から勃興し、兵力を生かして、一気にここを制圧します。結果、VPで大きくリードを広げます。
 赤(平)…28点
 緑(BIBI)…37点
 白(mitsu)…43点

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第3エポックも、この傾向は続き、先手を取ったグプタ朝(mitsu)が前回の遺産を利用して、トップを維持します。イスラム帝国(平)と東ローマ帝国(BIBI)も追撃しますが、差は縮まらず。
 赤(平)…64点
 緑(BIBI)…66点
 白(mitsu)…85点

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歴史の流れが大きく動いたのは、第4エポックでした。史上最強の侵略国家モンゴル(平)が台頭し、ステップからユーラシアを南下し、中東とインドに雪崩れ込みます。その結果、白(mitsu)の遺産がほぼなくなり、かつ、略奪によるVPと合わせて、モンゴル(平)が+56点という空前の繁栄で、逆転します。
 赤(平)…120点(!)
 緑(BIBI)…106点
 白(mitsu)…108点

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第5エポック、選ばれた国は・・・ああ、大英帝国(BIBI)を除いて、清(mitsu)とロシア(BIBI)という地味なアジアの中小国に。プレイ順で前ターンの遺産を削ることができず、赤(平)がヨーロッパに雪崩れ込んで、そのまま、逃げ切りました。
 赤(平)…158点
 緑(BIBI)…143点
 白(mitsu)…135点

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やっぱり、このアイテムは面白い!今回、平さんが初プレイでしたが、3人だとサクサク廻り、インストも入れて2時間弱でプレイできました。次回以降や他の例会にも持ち込みますので、みなさんでぜひ。

今回、グループ乾坤一擲の平さんが「Ships  & Tactics」の「地球防衛軍2199版」と「ガミラス帝国2199版」を持ち込みまして。次のゲムマの新作テストを行いました。宇宙戦艦ヤマト系の白色彗星帝国を加えての3人プレイです。陣営は、白色彗星帝国(mitsu)・地球防衛軍2199(平)・ガミラス帝国(BIBI)となります。

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序盤、いきなり、白色彗星が突進をかけます。5耐久力以下の全ての艦艇が全滅するという特別ルールで、地球防衛軍の前衛部隊と損傷を受けていたガミラス艦が壊滅します。

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両陣営は彗星に攻撃をかけますが、十分なヒット値を与えられず、2回目の突進を受け、地球防衛軍はヤマト以下2隻と要塞を除いて全滅します。

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怒り心頭の両陣営は、波動砲と反射衛星砲の特殊攻撃を撃ち込み、なんとか白色彗星は撃破します。

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が、次に現れたガトランティス要塞都市と艦隊がヤマトに飽和攻撃を仕掛け、大ダメージを与えます。

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当然、ガミラス帝国がVP狙いでこれを撃破。せっかくのヤマトは、波動防御や波動カートリッジなどの専用兵器を使用することなく、姿を消します。

その後、ガミラス帝国は瞬間物質輸送機などを多用し、白色彗星帝国を削りますが、多勢に無勢でそのまま、多数の艦艇を沈めた白色彗星帝国の勝利となりました。

せっかくなので、第二戦として、イデオン(mitsu)・バッフクラン(BIBI)・マクロス陣営(平)の変わり種の三陣営戦を行います。

このデッキの肝は、イデオン陣営にどれだけキャラが早く来るか(イデのゲージが上がるか)がポイントでしたが・・・初手の手番で早くもルゥ・カララ・ベス・ハタリ・カーシャが集結!第2ターンにはメシア受胎が起こって、イデのゲージは最高の4に!

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こうなると、バッフクラン(BIBI)・マクロス陣営(平)は手を組んで、イデオン陣営に猛攻をかけることに。度重なる攻撃で艦艇を削られて、ソロシップが後列に登場すると、両陣営の攻撃は熾烈になります。が、バリア8(!)という強力な防御力とイデオンの迎撃により、十分な打撃を与えられず。

逆襲で攻撃に出たイデオンを、マクロス陣営(平)がデザイナーの手腕を発揮して(?)一度は撃破するものの、まもなく復活。最後は、イデオンソードがマクロス陣営の前列を切り裂き、ゲームエンドになりました。

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と、今回のプレイで、過去のルールの適用間違いがわかりまして。修正点は、以下になります。

その1:
 防御側が攻撃を受けて手札を消費した場合、敵の手番の終了時に制限数まで手札を補充できる。

その2:
 艦載機パイロットが対艦攻撃に成功した場合(事前に撃墜されなかった場合)、パイロットを任意で手札に回収し、再使用できる。

この日の緒戦は、火星開拓のSFマルチ「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)です。各プレイヤーは、入植企業になって、火星の環境変化を進めます。もっとも地球に近い環境作りに貢献した企業が勝利するというものです。

ゲームの基本は、カードの購入とその使用によるテラフォーミングです。環境変化のバロメーターはおもに酸素濃度と気温の上昇で、カードによるイベントや緑化や地熱上昇によって達成します。

カードには、使用条件とそのための必要資金が書かれていて、1アクションを消費して実施します。資金は基本的に不足気味で、それを補うために資機材や鉱物などの物資を使用できます。

イベントは1回切りですが、資金源や資機材、鉱物、植物、電力、地熱などを増やしたり、資源を他の資源に転換できる設備投資なども行えます。

酸素濃度と気温が一定レベルに到達し、十分な面積の海が形成されると、ゲーム終了です。酸素濃度と気温の上昇による基礎点に、都市建設と緑化、カードによるボーナス、名誉称号などのVPで、勝敗を決めます。

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今回は、ビギナー用の企業とカード設定で、緑(BIBI)・黄(mitsu)・赤(平)・青(kawa)スタートします。

序盤、黄(mitsu)と青(kawa) が率先して、海・都市・緑地を建設し、環境を変化させていきます。緑(BIBI)は都市の建設に傾注し、赤(平)は逆に都市を造らず、緑地化を進めます。

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中盤になると、それぞれの企業は、カードで資金源や資機材、鉱物、植物、電力、地熱の基礎能力を上昇させ、そこから出る上がりで効率的にテラフォーミングを進めていきます。

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これに、一発ながら強力な「隕石の(意図的な)墜落」とか「軌道上の鉱物衛星開拓」などのイベントを組み込むことで、加速度的に火星の環境変化が進んでいきます。

気がつけば、酸素濃度と気温は終了条件に到達して、最後に赤(平)が海タイルを配置したことで、終了となりました。4社ともほぼ同じようなVPでしたが、最終盤に駆け込みで名誉称号を得た緑(BIBI)が鼻の差で抜け出し、勝利となりました。

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ウォーゲームではなく、いわゆるユーロ系のアイテムですが、パラメーターが非常に多く、使いこなすにはかなり習熟が必要です。「ドミニオン」もそうでしたが、今回は初プレイということで自分のプレイに必死で、多人数ソロの域を出ませんでしたが、それなりに面白かったです。

まだ、暑さの残る9月初日に、第164回ちはら会を開催しました。京成会主催のKNPNさんが「バルジ大作戦」のオファーをしたところ、茨城会で研磨中のにしさんが呼応。それを聞きつけて「祭りですか?」とDas Reichさんと多摩守さんが来場されて、夏の終わりの予期せぬ「バルジ祭り」に。

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グループ乾坤一擲の平さんが「Ships  & Tactics」の新デッキを手に参戦したり、BIBIさんが話題の「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)を持ち込んだりと、のべ9人の例会になりました。

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先日にプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。

バルジ大作戦(CMJ)4戦
 ●ドイツ軍(にし)対連合軍(KNPN)〇
 〇ドイツ軍(Das Reich)対連合軍(多摩守)●
 ●ドイツ軍(多摩守)対連合軍(Das Reich)〇
  ドイツ軍(多摩守)対連合軍(にし)第3ターンまで
バストーニュ「ウエスト・ウォール」(Six Angles)2戦
 ●ドイツ軍(kawa)対アメリカ軍(Tommy)〇
 ●ドイツ軍(Tommy)対アメリカ軍(kawa)〇
ハリコフ攻防戦「ドイツ戦車軍団」(CMJ)  〇ソ連軍(Das Reich)対ドイツ軍(Tommy)●
ダンケルク「ドイツ戦車軍団」(CMJ)  〇ドイツ軍(Das Reich)対連合軍(Tommy)●
モスクワ攻防戦(学研) ●ドイツ軍(Das Reich)対ソ連軍(KNPN)〇
ライン演習作戦(グループ乾坤一擲)
 〇mitsu艦隊・平艦隊・BIBI艦隊
History of the World(アークライト)3人戦 〇赤(平)・緑(BIBI)・白(mitsu)
テラフォーミング・マーズ(アークライト) 〇緑(BIBI)・黄(mitsu)・赤(平)・青(kawa)
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)2戦
 〇白色彗星帝国(mitsu)・地球防衛軍2199(平)・ガミラス帝国(BIBI)
 〇イデオン(mitsu)・バッフクラン(BIBI)・マクロス陣営(平)

KNPNさん、にしさん、Das Reichさん、多摩武蔵守さんが入れ替わり立ち替わり、プレイした「バルジ大作戦」(CMJ)。発売から30年以上という古典ながら、未だに再版新版が出るほど。全く古さを感じさせない名作です。

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バルジ繋がりで、Tommyさんとkawaさんが連戦した「バストーニュ」(Six Angles)。やけに散開しているなと思ったら、なんとスタック制限がないそうで。こちらは皮だけ新しい70年代の「老兵」です。

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Das Reich教官に稽古を付けてもらっていた「ドイツ戦車軍団」シリーズ。ハリコフでは、赤い津波のDas Reichソ連軍が圧勝。が、「ダンケルク」では連合軍は大きく消耗しながらもTommy連合軍が勝利していました。おお、このまま、一生逃げ切れば「作戦級の鬼に勝った漢」で、生涯を終われるゾ!(笑い)

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こちらは、あの「歴史群像」に掲載されと話題の「モスクワ攻防戦」(学研)。ドイツ軍有利説がありますが、KNPNさんがDas Reichさんにお願いして、お試しスパークリングをしたそうで・・・結果は、さすがのDas Reichさんでも「元々のバランスは、練度を超えなかった」とのことです。自分は未プレイなので、そのうち、やってみたいものです。

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この最後の対戦は、str会長と「秀吉怒濤の天下統一」(GJ)です。茨城会では、str会長やMCさん、水戸爺さんなどのVASSAL対戦で研究が進んでいて、MCさん開発の秀吉側プランがあるとのことで。str会長が秀吉側で、mitsuが反秀吉側です。

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第0ターン、秀吉側は、まず、「伊賀忍者の反乱」で反秀吉側の4作戦ポイントカードを奪います。が、このターンは三手番しかできないので、一枚は無駄かと思いましたが・・・。次に秀吉軍が京都へ「普通」に進軍し、明智軍が攻撃をかけたところ、はじめに選択していた「伏兵」をプレイし、4枚のカードをきっちりと使い果たせることに。最後は、「清洲会議」で味方を参戦させ、敵側の参戦レベルをかなり低く抑える成功します。

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第1ターン、秀吉側は伊勢の滝川を降伏させ、兵力を増強します。反秀吉側は参戦の促しと柴田勢を使った牽制をしますが、潤沢な兵力のため、秀吉側の盤石な基盤を崩せず。1ターンの味方の参戦遅れが響いて、1枚差を維持するのがやっとです。

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第2ターン、秀吉側は着々と畿内及び中部制圧を進め、6補給拠点を奪います。反秀吉側はなんとか、徳川と長宗我部、島津を参戦させるも、秀吉側の「堺商人」により2大名が中立化し、枚数は6:3とほぼ決定的に。

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第3ターン、秀吉側に「伊賀隠者の反乱」がきて7:2に(!)。結局、最後は10補給拠点を押さえられ、サドンデス負けになりました。

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カード引きも惨かったかと思いますが、最後は30分以上、することがなく・・・CDSだと時々あるんですが、まともな「対戦」にならなかったのが残念です。本当は「伊賀隠者の反乱」で投了でしたかね~(久しぶりで「止めどき」がわからなかった)。

このアイテムは慣れてくると、反秀吉側が有利かと思います。よって、バランス調整として、自分も「伊賀忍者の反乱」をはじめの手番に入れて、相手の参戦を遅らせたことはあります。が、「伏兵」ありで4枚を使えるようにすると、ちょっと秀吉側に振れすぎかなと感じました。そもそも、「伏兵」の付帯条件に「敵軍の手番」とあり、明智軍はあくまで(手番を持たない)「中立軍」扱いかなと。

仮に「伏兵」が有効だとしても、これだけバランスの振れが大きいゲームだと、対戦では使用を考えるかも・・・。昔、ロシアン・キャンペーンで「ヒトラーによるセバストポリ籠城作戦」(ヒトラーが死ななければ、負けない!)を見たときと、同じような印象でした。ただし、ルール上OKなら、かなり有効な手ではあるので、初心者救済プランか、ギャグネタで、GJ誌あたりに投稿が一番かな~(笑い)。

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