歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

2018年10月

「天高く、馬肥ゆる秋」を地で行くさわやかな天候が続いています。11月の例会が決まりましたので、お知らせします。

[日時]11月10日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 2F 第1講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

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イメージは、ベタはまりで熱を上げている「激闘!タイフーン電撃戦」(GJ)。傑作「激マン」システムで描く、独ソ戦最大の山場のモスクワ攻防戦です。プレイ時間はなんと8時間以上(!)というヘビー級ですが、これが面白い!朝一ではじめて例会いっぱいかかりますが、どなたか、タイムリーな挑戦はいかがでしょう?

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最後に、次々回以降の予定を。

第167回ちはら会 12月1日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室
第168会ちはら会 1月5日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室

続いて、BIBIさんの持ち込んだ、火星開拓マルチ「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)へ。前回のちはら会でプレイしたもので、かなりマトリックスが多く、慣れるまでは多人数ソロですが、多くのSFギミックが有り、楽しめます。今回は、初プレイのエンジョウさんにインストして、4人プレイです。

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各プレイヤーは開発よりも基本スペックをあげるべく、カードを廻します。基本的にいつも金銭は不足しているので、安めのカードを複数使って、それぞれの能力を上げていきます。ここで、平さんだけは、宇宙港開発や隕石落下などのビッグプロジェクトを進行させていきます。

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中盤になると、遅まきながら海洋や都市の設置が始まりますが、あまり速効点にならない森林が遅れ気味に。反面、愛玩動物等の影響で、なぜか、都市ばかりが立ついびつな開発に。その上、カードが地熱関係が多かったため、化石燃料を消費して、気温がどんどん上がり・・・大気汚染は大丈夫か?

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それでも、人類の(というより私企業の)たゆみない歩みにより、ついに植民が可能なレベルまで達します。ここまで、それぞれが独自の開発を続けたため、一見、有利不利がわからない状態でしたが、最後は土壇場で複数の称号を手に入れたBIBIさんが、寄り切って勝利しました。

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先に書いたとおり、かなり経験が必要なアイテムですが、「ソロ仕様」が効いていて、マルチにありがちな疎外感や理不尽感は少ないので、ウォーゲーマーに多いテクニック探求には合っているかも。次は、企業オプションも入れてみたいですね~。

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続いて、古典的歴史攻防マルチの「History of the World」(アークライト)の4人プレイをしました。陣営は、緑(平)・赤(エンジョウ)・白(BIBI)・紫(mitsu)です。

第1エポックは、大きな差がなく、白(BIBI)のアッシリアをトップに、4人が10点台で並びます。ここで、紫(mitsu)はあえて少ない殷を選び、第2ターンのローマに賭けましたが・・・。

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第2エポックは、残念ながら、圧倒的なローマは起こらず。ならばと、紫(mitsu)は文明の守護者ことマケドニアを選び、征服した土地の行政組織をそのまま残して(特別ルール)31点を獲得し、トップに躍り出ます。これに次いで、勢力を伸ばしたのが赤(エンジョウ)で、ローマがいなければカルタゴの天下と、23点を加点し、第2位に。

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先の文明が残るこれ以降、各陣営は国順やイベントカードを駆使して、20-30点台、時には40点台を獲得して、丁々発止のかけ引きに。第3エポックは、ササン朝を引いた赤(エンジョウ)が43点でトップに飛びだし、ほぼ同じく42点を獲得した東ローマ帝国の白(BIBI)が次点に着けます。

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第4エポックは、やや遅れ気味だった緑(平)があえて先手のヴァイキングを選び、このエポックで最大の36点を獲得します。また、紫(mitsu)もスペイン艦隊を派遣し、33点で100点を超えます。が、辺境だったはずの赤(エンジョウ)の明が、予想外の活躍を見せ、総得点118でトップを守ります。

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いよいよ最後の第5エポック、「たまたま先手になった」白(BIBI)のムガル帝国が、セミダブル効果で41点を叩き出し、一躍、トップに返り咲きます。これを47点獲得の緑(平)が追いかけ、140点を超えますが、あと一歩届かず。最弱国のロシアとなった赤(エンジョウ)も考えられる全ての手を持って、やはり140点を超えましたが・・・トップの白(BIBI)さんがそのまま勝利しました。

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とはいえ、全員が10点以内の接戦だったわけで、非常にいい勝負でした。

途中で火星開発をした後で、バルジを終えたにしさくんを加え、第二戦に。陣営は、緑(平)・赤(にし)・青(エンジョウ)・白(BIBI)・紫(mitsu)です。

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第1エポックは、緑(平)の十六大国18点を筆頭に、全勢力が5点差という、超団子状態に。

そして、迎えた第2エポック、いつにヒストリー史上最大級のローマが登場します!見事に、引き当てた赤(にし)のうれしそうなこと。が、ローマは戦闘drが偏り、地中海を制圧するのに止まります。それ以上に勢力を伸ばしたのが、カルタゴで先行した緑(平)で、ローマを凌ぐ26点を獲得し、トップを守ります。

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第3エポックは、中小国が多い中、赤(にし)がササン朝ペルシアで唯一の70点台に用達し、ここで逆転します。これを緑(平)のフランク王国と白(BIBI)の東西ゴートが、約10点差で追いかける形に。

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第4エポックも、比較的中小勢力の勃興が続きます。白(BIBI)がセルジューク朝トルコで101点とトップに立てば、意外と点が取れるメソアメリカで赤(にし)が99点と肉迫。緑(平)のオスマン朝も92点と、三者の大混戦に。青(エンジョウ)のポルトガルと紫(mitsu)の明はともに80点台で、勝利は厳しくなります。

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が、最終の第5エポック、意地を見せたのは、この2勢力でした。青(エンジョウ)は大英帝国を用いて、全世界に艦艇を派遣し、その名の通り「太陽が沈まない帝国」を作り上げ、42点を獲得します。紫(mitsu)もフランスを率いて、負けじと帝国主義の本領を発揮し、それを上回る46点を得ます。が、最後は、またも「先手になった」白(BIBI)のムガル帝国が、38点を獲得して隆盛!なんと並み居る帝国主義諸国を押しのけて、二戦連続で現代史にその名を刻むことに成功しました。

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きっと、まともな蒸気船も作れない沿岸航海の古い帝国が、山川出版の教科書に最大の行数で載ったんでしょうね~(笑い)。

この日の緒戦は、平さん持ち込みの(というか制作の)「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)です。人数が集まるまでと3人プレイになります。陣営は、銀河帝国(mitsu)・トップを狙え!(平)・ナデシコTV版(エンジョウ)です。

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自分は原作を見たことがないのですが、「銀河帝国」以外はTVストーリーに基づく、特殊ルールが満載です。「トップを狙え!」は、イデオンデッキの元になったガンバスターが登場し、「ナデシコTV版」は威力は低いですが、避けられない空間転移砲と特殊バリアがあります。

序盤、早々にラインハルトとロイエンタールなどを引いた「銀河帝国」が、ガイエス・ハーケンと砲雷撃で敵艦を削ります。が、「ナデシコTV版」が巧みにビームを使用しない空間転移砲で、「銀河帝国」艦隊を消耗させます。特殊兵器がなかなか来ず、時間のかかった「トップを狙え!」も後半にガンバスターを起動させ、一気に両艦隊を損耗させます。

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気がつけば、終了時に残っていたのは、全艦隊とも要塞と2ユニットだけに。非常にまれに見る大消耗戦の結果、高得点艦を多く撃沈した「ナデシコTV版」(エンジョウ)が勝利しました。

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秋空の元、過ごしやすくなった日曜日に、第165回ちはら会の報告が開催されました。いつもの常連さんに、「プロバルジ」ことDas Reichさんに、茨城会のにしさん、グループ乾坤一擲の平さんが参加し、7人でマルチ系と本格的作戦級を楽しみました。

先日、プレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

History of the World(アークライト)2戦
 〇白(BIBI)147点・緑(平)142点・赤(エンジョウ)・141点・紫(mitsu)139点
 〇白(BIBI)139点・赤(にし)133点・紫(mitsu)131点・緑(平)123点・青(エンジョウ)122点
ライン演習作戦(グループ乾坤一擲)
 〇平艦隊・エンジョウ艦隊・にし艦隊
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)
 〇ナデシコTV版(エンジョウ)141点・トップを狙え!(平)128点・銀河帝国(mitsu)106点
バルジ大作戦(CMJ)2戦
 〇ドイツ軍(Das Reich)対連合軍(にし)●
 ●ドイツ軍(にし)対連合軍(Das Reich)〇
Arnhem-West Wall(6A) ●連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)〇
Down in Flames(CMJ)ガダルカナル・キャンペーン試行 ●アメリカ軍(BIBI)対日本軍(mitsu)〇

最近、第二版の出た「バルジ大作戦」(CMJ)を、にしさんとDas Reichさんで二戦をしまして。Das Reichトレーラーの猛走を、にしさんが正面から受け止め、「教育的指導」になっていたようです。

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Tommyさんとkawaさんで終日、プレイした「Arnhem-West Wall」(6A)。ハーフマップなんですが、かなり本格的な作戦級らしく。その名と違って、アイントホーヘンまで含む、マーケットガーデン作戦のキャンペーンでした。連合軍は、アルンヘムの解放に成功したものの、なんと補給源のアイントホーヘン街道を遮断され、戦略的敗北だったそうです。Tommyさん曰く、「部隊を前線に持って行きすぎた」そうです。

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終盤に取り組んだ「ライン演習作戦」(グループ乾坤一擲)の増補版。今回は、シャルンホルストとグナイゼナウを加えた「幻のライン演習作戦」でした。エンジョウ艦隊とにし艦隊がプリオン・オイゲンを沈め、シャルンホルストを沈没寸前まで追い詰めましたが、ビスマルクとグナイゼナウがブレスト港に逃げ込み、ドイツ軍を指揮していた平さんの勝利でした。

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最後に、1時間程度を使って、BIBIさんとmitsuで、「Down in Flames(CMJ)ガダルカナル・キャンペーン」の試行プレイをしました。珊瑚海に向かう輸送船を迎撃したアメリカ軍(BIBI)を、日本軍の零戦隊(mitsu)が必死の防衛をして、勝利しました。お試しのため、次回以降にキャンペ-ンをしたいものです。あまりに展開が早くて、つい、写真を取り忘れました。

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