この日の最後にプレイしたのが、「バルバロッサ」(アークライト)です。いわゆるDOMINIONライクな独ソ戦アイテムで、プレイヤーは軍団長となって、自分の軍団を編成し、都市を攻撃し、戦果(VP)を上げて、勝敗を競います。
2枚の擲弾兵中隊(実戦部隊)と6枚の非機械化輸送(補給-購入部隊)でスタートし、徐々に部隊配備を増やしていきます。序盤は輸送能力を上げていき、より高度な輸送能力に上昇させたり、高戦力カードを獲得したりします。
直接戦力にはならなくても、カード巡りや購入を効率化できる支援カードも有り、どのようにカード編成(戦力編成)をするのか、各プレイヤーの腕の見せ所になります。
第一戦は、mitsu・str・水戸爺の3軍団で行います。strさんと水戸爺さんは初プレイということも有り、序盤はひたすら高補給系のカード(トラック輸送や鉄道輸送)を獲得していきます。
mitsu軍団はカードの説明をしながら、部隊編成を進め、高地や陣地を攻略していきます。中盤、ある程度戦力が揃ったところで、まず、水戸爺軍団がスモレンスクを攻略します。
次は、VPも高いが損害も極めて大きい、難敵のスターリングラード(装甲部隊か、非装甲部隊のいずれか全てが損耗して捨て札に)。やむなく、装甲連隊を配備できたところで、これを消耗させ、mitsuが攻略します。
その後、各軍団が都市を攻略し、最後のモスクワの時点で、VPはほぼイーブンに。誰が先手を打つかという展開でしたが、mitsu軍団が鼻の差で先制攻撃を仕掛けます。ソ連軍戦車軍団が駆け付け、激戦になりますが、ここまでため込んだ戦術的優位(陣地及び高地攻略)を全て投入し、占領!これが効いて、mitsu軍団の勝利となりました。
mitsu軍団…56点
str軍団…45点
水戸爺軍団…43点
str軍団…45点
水戸爺軍団…43点
慣れたところで、第二戦へ。別のアイテムを終えた山崎さんとにしさんも合流し、5人で対戦します。
序盤、経験のあるmitsuと水戸爺の軍団が先導して、都市の攻略に入ります。str軍団はカード編成がちょっと偏り、にし軍団はゲーム慣れに時間がかかり、やや出遅れ気味に。山崎軍団は「大好きな鉄道輸送」(熱狂的な鉄道ファン、笑い)に命をかけ、攻略よりもひたすら輸送能力の向上を目指します(実は、これが後に大きなアドヴァンテージに)。
今回、人数が増えたことで、有力なカードの品切れが起こり、各陣営とも攻略に苦労します。カード巡りがよかった軍団が攻撃をかけていきますが、うまく回らないと足止めを受ける展開に。
中盤を過ぎ、終盤のモスクワ戦直前の攻略状況は、以下のようになります。
水戸爺軍団…3都市
mitsu軍団…3都市
山崎軍団…2都市
にし軍団…1都市
str軍団…1都市
水戸爺軍団…3都市
mitsu軍団…3都市
山崎軍団…2都市
にし軍団…1都市
str軍団…1都市
いよいよ、モスクワ戦ですが、あまりの防御力の高さに、各軍団とも兵力の蓄積に時間をかけます。と、ここで先陣を切ったのが、山崎軍団。序盤こそ、補給に走って配備が遅れていたものの、中盤からその高い補給能力を生かし、SS装甲連隊などを次々に投入し、一気に追いついてきました。そして、最後はルントシュテットの指揮の下、モスクワ攻撃し、これを占領しました。ここでゲーム終了。
VPを確認したところ、
水戸爺軍団…46点
山崎軍団…44点
mitsu軍団…35点
にし軍団…24点
str軍団…11点
となり、僅差で水戸爺軍団の勝利となりました。純粋な占領得点は山崎軍団がトップでしたが、水戸爺軍団がルントシュテットの追加ルールで逆転しました。
水戸爺軍団…46点
山崎軍団…44点
mitsu軍団…35点
にし軍団…24点
str軍団…11点
となり、僅差で水戸爺軍団の勝利となりました。純粋な占領得点は山崎軍団がトップでしたが、水戸爺軍団がルントシュテットの追加ルールで逆転しました。
カードゲームにしては2時間程度とやや長めで、「装甲擲弾兵」などちょっと時期には合わない表記もありますが、独ソ戦をモチーフにしたものとしては非常に楽しくプレイできます。特に自分の軍団を編成し、それを損耗しながら都市を攻略していく手順は、ドイツ軍の軍団長の心理にぴったり。面白かったので、ちはら会にも持ち込みます。