11年最後のプレイが、「文禄朝鮮の役」(GJ)です。ここ、数日、「嶋左近」(学研M文庫)を読んでいて、にわかに戦国熱が高まっていまして。本来なら、関ヶ原テーマが一番ですが、すぐにできそうなアイテムがないので、直前の朝鮮侵攻ものにしました。
 
二人とも、久しぶりなので、ルール確認をしながら、対戦です。
 
第1回戦は、mitsuが日本軍で、sawadaさんが朝鮮・明軍を担当します。序盤こそ、動きの鈍かった日本軍でしたが、第3ターンからイニシアチブ値が急上昇。あれよ、あれよと、先発の小西隊と加藤隊が、突出します。
 
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後方遮断の義兵蜂起もなかったので、そのまま、平安道と威鏡道に突き進みます。朝鮮側は、ここ一番で撤退が遅れ、第8ターン、ついに国王一派が捕捉されます。小西隊の奮闘は凄まじく、援軍の明軍を一蹴し、国王を捕虜に。ここで、VPが9となり、日本軍のサドンデス勝利になりました。
 
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このままでは、終われないsawadaさんの要請を受けて、同じ陣営で再戦に入ります。
 
今度は、朝鮮軍も効率のよい撤退を行い、国王が捕捉されることなく、平安道へ。
 
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前回よりもや遅れながらも、それを追って、突進する小西・加藤隊。後方に放棄した義兵に挟み撃ちに会い、全滅の危機もありましたが、小西隊が5連続イニシアチブを制し、奇跡の奮闘を見せます。ここで後方から、黒田隊が駆けつけ、義兵を殲滅し、突進を再開します。波に乗る小西隊は、平壌を通過し、平安道を制します。
 
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加藤隊の方は、鏡城直前で敵が籠城に入り、睨み合いとなりますが、こちらには2枚の講和カードがあり、10ターンを過ぎたところで、小西隊を引き戻せば、勝利できると踏んでいたのですが・・・。
 
好事魔多し。第11ターン、明軍の大軍がカードを使って、平安道に殺到します。戦術値の高い小西隊ならば、損害を受けながら退却できると踏んでいましたが、なんと安州で捕捉され、全滅してしまいます。しまった!講和カードは小西しか使えない!
 
勢いに乗る明軍は、平壌に集結中の小早川・立花隊を捕捉すると、猛烈な突撃でこれまた、全滅させてしまいます。このままでは、勝利はもちろん、日本軍が全滅する可能性さえ、出てきました。
 
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慌てた日本軍は、福島+島津隊を北上させ、加藤隊を救出すると、遅滞戦術をしながら、漢城に集結します。追いすがる明軍も、開城まで来ると動きを止め、義兵による後方攪乱に切り替えます。李舜臣の妨害などもあって、日本軍も積極的な攻勢に出られず、敵軍有利なまま、時間だけが過ぎていきます。
 
後がなくなった第15ターン、日本軍が一か八かの逆襲に出ます。加藤・黒田・島津隊による開城への奇襲攻撃!はじめに7打撃を与えた日本軍は、その後、3連続のイニシアチブを奪い、明軍の大軍にのべ41ヒット(!)を与え、潰走させます。
 
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同時に、福島隊と後方部隊を動員し、全羅道と慶尚道の拠点に攻撃をかけ、これを奪還します。
 
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しかし、刻すでに遅し。武将の排除で3VPを得ていた上に、最後は、うっかり空けていた清州に権慄が蜂起し、のべで10VPを獲得。日本軍の7VPを上回り、勝利となりました。
 
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いやー、久しぶりの「文禄朝鮮の役」でしたが、手に汗を握る凄まじい激戦が展開され、満喫しました。やっぱり、このシステムは面白い!
 
sawadaさんへ一点だけ訂正を・・・退却は宣言すれば、戦闘の最後に確実に行えます(イニシアチブ・チェックは攻撃を受けないかどうかの判定だけです)。道理で、両軍とも死傷率が高かったわけだ~。またの機会があったら、修整してプレイしましょう。