春雨の降る土曜日に、久しぶりに千葉会に参加してきました。このところ、すこぶる多忙だったので、ソロもできない状況でしたが、5月のGuns 会に向けて、名作Guns of August(AH)の練習プレイでした。
yagiさんいわく、YSGA対千葉会の戦い(?)だそうで、ともに数人でチームを組んでキャンペーンをするとのことで・・・「一人じゃ、集中力が追いつかないから、mitsuさん、東部戦線ね~」。
実は、このアイテムは、数年前にヤフオクで入手したもので、ユニットも整えていませんでした。休日出勤が続く合間を縫って、どうにかユニットを揃え、東部戦線だけ、数ターンのソロをしたのがやっと。
そこで、第一戦は、東部戦線だけの1914年シナリオをプレイしました。ソロでわかっていたんですが、とにかく部隊が消耗しまくります。1ターンに、10個前後のユニットが壊滅するのは珍しくなく、その癖、戦線は微動だにせず。数ターンに及ぶ猛攻で、1ヘクスを捕れれば、御の字・・・。う~ん、まさに第一次世界大戦の再現です。

この異常な消耗戦に耐えられるモラルがないと、なんてナンセンスなゲームと、押し入れ直行でしょうね。今でこそ、戦史を知っているから、「酷いゲーム(正しい展開)だ」と堪え忍ぶプレイを楽しめますが、そういった意味ではまさに「大人のアイテム」といっていいでしょう。

展開は・・・見ての通りの塹壕戦に。毎ターン、激しく戦闘は起こって十分に知恵を絞るのですが、悪天候に左右されながら、ユニットの消滅と補充を繰り返すハードな戦いでした。オーストリアはカルパチア山脈で踏みとどまり、東ドイツ平原では無数の消耗戦で、戦線は動かず。あと、一歩でセビリア陥落といったところで、終了。順当な戦いだったようです。

切りがいいので、一度、ここで終了にして、下総さんも交えて、3人によるマップ全域の練習に移ります。mitusが東部戦線のドイツ軍、yagiさんが西部戦線のドイツ軍、下総さんがオーストリア・ハンガリー軍を担当し、同時に敵対する陣営をシフトしながら、プレイします。

シュリーフェンプランで雪崩れ込んだ西部戦線のyagiドイツ軍を、mitsuフランス軍が特別ルールで攻撃しますが、南部で大損害が発生。ドイツ軍の巧みな攻勢で早くもナンシーが陥落します。一方でアントワープは健在。
フランス軍はアントワープのベルギー軍と共同で、低地帯のドイツ軍を挟撃し、2ヘクス前進という「大戦果」を上げます。史実と異なり、フランスでの戦いではなく、ベルギーの戦いが推移します。

一方の東部戦線では、下総AH軍の配置の不備を、マックスyagiが突き、プレンツェル要塞とレンベルクが陥落!友軍の危機に、ドイツ軍がクーニヒベルク周辺で攻撃に転じ、ニエーメン川を突破したところで、1914年が終わって、時間切れとなりました。

話によると、突撃兵や戦車が登場するまで、後3年間は、延々とこの塹壕戦が続くそうで・・・本当にタフさが求められるアイテムです。
別件ですが、今回、写真が少ないのは、単に忙しかったからだけではなく・・・そう、塹壕戦って、全然、絵にならないんです!違う意味で、ブログ泣かせのアイテムでもあります(笑い)。