この日、唯一、約していたのが、喜多川さんとの「HANNIBAL」(Vally Games)です。喜多川さんは新進気鋭の若手でして、この難しいCDSを茨城会で手ほどきを受けたとのこと。drで決めた陣営は、mitsuがカルタゴ軍で、喜多川さんがローマ軍です。

第1ターン、いつものPC合戦の後、おもむろにHANNIBALが北上。アルプスを1CUの損害で、無難に越えると、そのまま、イタリア本土へ。イリリア海沿いの隘路でプブリウス・スキピオが迎え撃ちますが、象の突撃を喰らって、9ラウンド目に敗退します。
と、普通なら、本国を固めるローマ軍ですが、喜多川さんは超積極策に。キャンペーンカードを使って、なんとアフリカ侵攻!西ヌメディアに地歩を築きます。

第2ターン、北イタリアで対峙するローマ軍団の裏をかいて、ハシュドルバルがルカニアに上陸します(アドリア海の海賊)。と、本国が裏手から切り崩されることを恐れたローマ軍は、遠征中の前執政官ロングスを呼び戻します。
同時に、最大戦力になったマルケルス/スキピオのコンビで、ハンニバル本隊を強襲しますが・・・ここで、ローマ軍の指揮権がスキピオに移るのを待って、ハンニバルが戦闘に応じます(指揮官の交代)。象の突進を喰らったスキピオは、またも混乱し、BCは10:13に。結局、ハンニバルの術中に填って、5損害を受けて、敗走します。
逃げる敵をハンニバルが追撃し、二度の攻撃により、ローマ軍主力を崩壊させます。
すでに敗色濃厚ですが、ハンニバルを止めるため、ロングスがハシュドルバルを追走しながら、北上します。と、一直線に前進するロングスに対し、ハンニバルが北から、ハシュドルバルが西から迎撃をしかけ、見事に成功!合流したカルタゴ軍とロングス率いるローマ軍の最終決戦が行われます。

この年、4度目の象強襲が成功し、BCは13:9に。ロングスも粘ったものの、最後は左翼からの攻撃で切り崩され、敗走。甚大な損害を出し、本国の懐に飛び込まれたため、これ以上は無理と判断し、カルタゴ軍の勝利となりました。

久々の「HANNIBAL」でしたが、戦術が決まった時のハンニバルは強い!緒戦こそ、9ラウンドと粘られましたが、その後は順当に敵を敗北させ、TKOに持ち込みました。反面、喜多川さんのわずか3戦目とは思えない練度の高さにビックリでした。自分も5戦くらいまでは、何をどうしたらいいか、手探りでへろへろでしたから・・・。また、再戦をしたいものです。