第11ターン、燃料不足により、第2SS装甲師団と装甲教導師団がOSSに。が、連合軍の空軍が猛威を降り始める前に、最大の戦果を狙うドイツ軍の攻勢は、最高潮を迎えます。
敵の戦力を消耗させ、あわよくば反撃を遅らせたいドイツ軍は、低比率を辞さず、北から中央部へかけて、OSSの部隊も注ぎ込んで、6箇所の攻撃をかけます。いずれも1-2ダメージでしたが、退却を止めた連合軍にそれなりの損害を与えます。

特に南部ではLuxemburgを完全に占領し、Arlonを奪取することに成功します。

が、連合軍ターン、ついに、パットン第三軍の前衛部隊が駆けつけます。機甲・歩兵の計3個師団の兵力で狙うは、Arlonの奪還!7:1の高比率攻撃により、1個連隊を殲滅し、もう一つを-/3として、Arlonへの連絡線を遮断します。


第12ターン、第2装甲師団が弾薬不足になりますが、中央部ではなおも突破をめざして、攻撃を続けます。深い森林にも関わらず、Werbomont付近で消耗した歩兵を殲滅します。が、Bastogne-La Roche間のオール河架橋が間に合わなかったため、戦線は大きく動かず。
一方、北部では、Spa-Stoumont間へ第12SS装甲師団が浸透し、戦車連隊が後方の砲兵を相討ちで撃破します。戦闘後前進によって、Spaの包囲に成功します。

連合軍は、増援で小突破口を防ぐと、Spaにハリネズミの陣を引き、死守の姿勢を見せます。南部の攻勢では、Arlonに対し、8:1の包囲攻撃を行い、これを奪還します。

第13ターン、ドイツ軍は正面から兵力をぶつけて、それぞれに打撃を与えますが、連合軍の増援の方が多く、戦線はほぼ膠着状態に。
それでも、VP的に後一押しまで来ているドイツ軍は、北部の重要都市Spaの攻略に命運をかけます。包囲下のSpaに対し、第1SS装甲師団+歩兵部隊を注ぎ込んだ4:1攻撃の結果は・・・-/1。連合軍はステップロスで耐えます。

連合軍もSpaの救出をめざし、包囲を行っているHJ師団の戦車連隊に対し、5:1の反撃を行い、Engでこれを除去し、連絡線の回復に成功します。

南部では、ドイツ軍の歩兵の増援が到着し、進撃速度は鈍りますが、パットン第3軍が力押しで、戦線を拡大します。
第14ターン、天候の回復(連合軍空軍の大量投入)まで後1ターンとなり、ドイツ軍は一か八かのSpa強襲を行います。LAH師団を含む2個師団相当の乾坤一擲の攻撃は、ああ、効果なし。この瞬間、ドイツ軍の潮流は完全に止まり、作戦的勝利の可能性はほぼなくなりました。

あとは、連合軍が反撃でどこまで取り返せるか?焦点となる高得点のBastogneへの道を切り開くため、防備の堅いMartelange方面ではなく、西方からの迂回をめざすことに。Habay la Neuveの足止め部隊を包囲攻撃し、損害を与えます。

