天候の回復とともに、アルデンヌの冬空に、連合軍の死の天使-戦闘爆撃機が舞い上がります。その数、4ユニット!動く車輌は片端から狙い撃ちされる状況となり、ドイツ軍は行軍隊形に変換できなくなります。これに燃料不足が重なり、ドイツ軍の攻撃は勢いを失います。

第15ターン、Spa攻略を諦めたドイツ軍は、包囲1箇所を含む、3箇所で攻撃に出ますが、数ヒットを与えて、膠着。

毎ターン、いずれかまたは2個装甲師団が燃料不足となる不運が重なり、攻めども攻めども、決定打はなく、損害ばかりが嵩みます。

第17ターンなど、Verviers-Eupen間で4箇所の攻撃を行いますが、敵への損害はわずかに1ヒットのみで、残りは全て、攻撃側の損害になります。

以後も、敵の航空攻撃と砲撃に妨害され、高比率が経たず。膠着状態のまま、損害だけがジリジリと上昇します。

第19ターン、連合軍も敵の装甲部隊がいないところで、局地的な反撃に出て、敵の体力を奪います。


低密度ながら、攻撃と反撃、再攻撃と地味な戦闘が続き、大きな戦果を見ないまま、ゲームは第20ターンに。

この頃から、防衛部隊に余裕が出始めた連合軍は、交通妨害に空軍を活用し始めます。第22ターンには、総統護衛旅団と第12SS装甲師団の一部を混乱状態に陥れます。


第23ターン、やむなく、これ以外の装甲師団で総花的攻撃を行うものの、3:1-2:1の4箇所の攻撃は、1つを除き、+1/-の大損害となります。

逆に、高比率の連合軍の反撃が南部で決まりつつあり、戦線がジリジリと押され始めます。ドイツ装甲部隊の栄光は、もはや、これまでか?
