真夏の休日に、常連さんたちをお誘いして、自宅オフ会を開きました。Tommyさんとエンジョウさんが来宅し、以下のアイテムを楽しみました。
 
大戦略白村江の戦い(GJ)  2戦
 ○百済・高句麗・倭(mitsu)対唐・新羅(エンジョウ)
 ○百済・高句麗・倭(mitsu)対唐・新羅(Tommy)
バルジ大作戦(CMJ) ○連合軍(mitsu)対ドイツ軍(エンジョウ)
日本機動部隊(CMJ)S7第二次ソロモン海戦  ○連合軍(mitsu)対日本軍(エンジョウ)
 
緒戦が「大戦略白村江の戦い」(GJ)で、mitsuのインストでエンジョウさんと対戦します。その名の通り、大化の改新直前の朝鮮半島における戦争を扱ったものです。百済・高句麗・倭の連合軍に対し、唐・新羅軍が攻勢をかけます(史実では後者が勝利)。
 
システムは、ランダムチット+デッキ構築といったもので、ランダムに引いてきた6枚の作戦チットを組み合わせて、作戦を立てます。お互いに1枚ずつ出し合って、数値分だけ、ユニットを活性化します。この値が2-7と幅があり、1作戦ポイントに付き、1ユニットを1マス動かせます(海路だと2作戦ポイント)。この時、両軍が全く同じチットを出すと、そこでそのターンが終了してしまいます。
 
マップはポイント・トゥ・ポイントで、自国内だと補給線を切られない限り、補給が来ますが、敵国の場合はエリアをユニットで支配しないといけないので、侵攻するほど、兵力が先細りになります。
 
第一戦は、防衛の難しい百済・高句麗・倭をmitsuが、攻勢側の唐・新羅をエンジョウさんが担当します。
 
序盤、半島に兵力を送り込み、攻勢に転じようとする唐軍に対し、三国連合軍は内訌を有効活用して、集中を妨げます。やむなく、新羅軍を使って攻撃をしますが、倭からの増援で戦線を持ちこたえます。
 
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と、そのうち、高句麗軍が南下を開始し、連絡ルートを確保します。
 
これに対し、第6ターンに唐軍が取った手は、高句麗軍の補給線の要である漢城攻略作戦でした。4個軍16戦力の大軍で海岸に上陸すると、そのまま、漢城へ。高句麗軍も主力を呼び戻し、14戦力で乾坤一擲の決戦に。drによっては、結果はわかりませんでしたが・・・精鋭高句麗軍のdrが炸裂!防御射撃の先制を生かして、わずか2ラウンドで、唐軍を圧倒します。
 
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兵力の大半を失った唐軍は、ゲーム期間での再建は不可能と見て、講和となりました。
 
第二戦は、同じ陣営で百済・高句麗・倭をmitsuが、攻勢側の唐・新羅をTommyさんが担当します。
 
第1ターン、ソロで感覚を掴んでいたTommyさんが的確な攻勢を発動。別働隊で退路を断つと、白村江(周留)に唐軍主力が包囲攻撃をかけ、百済・倭の4スタックを殲滅してしまいます。2年早い、白村江の惨敗です。
 
このままだとジリ貧の三国連合軍は、高句麗軍を南下させるとともに、百済・倭の精鋭(甲部隊)を安羅から東進させ、電撃的に金城を占拠します。
 
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焦った唐・新羅軍は、唐軍の援軍を持って、金城を奪還しますが、これが三国連合軍の罠でした。第4ターン、巧みな遊撃戦で新羅軍の地方隊(2ステップ)を撃滅すると、高句麗・倭・百済軍で機動戦に持ち込み、敵の主力を金城周辺に包囲してしまいます。
 
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ターンエンドで猛烈な損耗を喰らった唐・新羅軍は、増援を持って、補給路を確立しようとしますが、ここで三国連合軍が動き(チット)を読んで、サドンデスのターン終了!
 
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もはや、回復は不可能ということで、三国連合軍の勝利となりました。
 
いやー、ルールは簡単ですが、戦略が実に悩ましい。唐・新羅軍は正規戦では圧倒的な戦力を持つものの、敵地の占領(支配のための拘束)を考えると、決して潤沢ではありません。百済・倭軍は戦力は少ないですが、戦術に優れた武将(甲部隊や武属性)がおり、これをうまく使って敵後方の攪乱を行い、高句麗軍の掩護を待ちます。
 
これに加え、イベントによる振れや同チットによるサドンデス終了などが、色を添え、簡単に底が見えない好ゲームです。しばらく、ちはら会で楽しめそうです。