この日の本命が、古典的三国志マルチの「三国志演義」(エポック)です。日本で最も早く発売された三国志もので、いわゆる三国志の登場する武将たちのバトルロワイアルです。
 
今回は5名のため、中原と北部、呉越までの地域を使用します。スタートの勢力は以下の通り。
翼州…田豊(mitsu)
洛陽…虞翻(エンジョウ)
長安・并洲…歩鴽(sawada)
徐州…跡継ぎ2世(kawa)
建業…跡継ぎ1世(Tommy)
 
序盤、人材に恵まれたのは、歩鴽(sawada)。三顧の礼で引き当てた陸遜を核に、北辺を固めます。文官にも恵まれ、かなり有望だったのですが・・・。
 
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ゲームは、天命により一気に荒れます。2ターン連続で北狄が発生!うち、一つは50戦力!北辺沿いに領土を持つ歩鴽(sawada)は分断され、優秀な人材を生かすことができず、一気に衰退します。「二度と北になんか、領地を置かないぞ~」(笑い)
 
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この隙に、北狄討伐を名目にして虞翻(エンジョウ)が長安を簒奪!このままいくと、虞翻(エンジョウ)の一人勝ちになる、と判断した田豊(mitsu)が宣戦し、魏に侵攻し、洛陽に圧力をかけます。と、何を思ったか跡継ぎ1世(Tommy)も南部から参戦し、虞翻領土をかすめ取りに行きます。「ちょっとやってみたかったから・・・」(笑い)これで、虞翻・田豊・跡継ぎ1世は膠着状態に。
 
唯一、局外にいた徐州の跡継ぎ2世(kawa)は、なんと二度の君主死亡!裏切りこそなかったものの、凶作も重なって、制圧が遅れます。「天命って、悪い札しか入っていないんじゃ?!」(笑い)
 
中盤は、お互いに牽制をしながら、残り少ない中立領土の制圧に。長安返還で一時的に虞翻(エンジョウ)と休戦を結んだ歩鴽(sawada)は、必死に旧領の回復を図ります。
 
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徐州の跡継ぎ2世(kawa)も無象の武将を率いて、なんとか東方を制圧(はじめから文官がいないなど、最後まで人材には恵まれず)。
 
膠着状態の田豊(mitsu) は別働隊を使って遼東半島に向かい、計略により呂布を手に入れたものの、中立の龐統を取り逃がし!あろうことか、敵側の虞翻(エンジョウ) に走ってしまいます。「なんてこった!」これで人材的には虞翻(エンジョウ) が突出します。
 
勝利を目指した終盤、台風の目(?)になったのは跡継ぎ1世(Tommy)でした。なんと、虞翻(エンジョウ)と紛争中だったにも関わらず、安易にとれる北部に目が翳んで侵略!「こっちの方が楽だから・・・」これに対し、中立の平定を終えた跡継ぎ2世(kawa)は圧倒的な兵力を持って反撃し、これを撃退してしまいます。
 
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逆襲を受けて存亡の危機に立った跡継ぎ1世(Tommy) は、手薄な下邳に侵攻し、敵の補給路を断とうとしますが、わずか2戦力に敗退!敗走の中、君主が死亡し、跡継ぎがあまりにカリスマが低かったために、70%以上の武将/文官が裏切り!「なんてこった!」ひとり台風の目の不運に、みんなで大笑い。
 
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北部では、虞翻(エンジョウ) と田豊(mitsu)の最終決戦が行われます。南部の脅威がなくなった虞翻(エンジョウ) は、徐庶等の優秀な人材率いる大軍を投入し、田豊(mitsu)を圧倒します。が、田豊(mitsu)もゲリラ戦で敵の補給線を分断。最後に歩鴽(sawada)と結んだ同盟で補給線を回復すると、切り札の呂布を投入して、兗州を奪還します。
 
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と、ここでゲーム終了。38点を獲得した田豊(mitsu) の勝利となりました。兗州奪還がなければ(あるいはもう少し続いていたら)勝利は虞翻(エンジョウ) に譲っていたでしょう。
 
天命と欲と計算が渦巻いたマルチで、3人が初プレイでしたが、十分に楽しんで(苦しんで?笑い)いただけたようです。また、みなさんで再戦したいものです。