昨年最後のWWⅡアイテムは、「バルジ大作戦」(CMJ)でした。困ったときは、とりあえず、バルジでと、エンジョウさんの二面打ちです。陣営は、mitsuがドイツ軍で、エンジョウさんが連合軍です。
第4師団戦区を半分ガラ空きにしてまで、極端な中央集中を引いたエンジョウさん。そう、ちはら会では有名なエンジョウ・ギャンビットです。こちらが、装甲の中央集中策を取ることを見すえて、突破を塞ぐ陣形でしたが・・・第1ターン、ドイツ軍のdrがそれを上回ります。のべ7箇所ほどの攻撃で、ピンゾロが2回。しかも1回は、最も守りの堅い第28歩兵師団地区でDEとなり、せっかくの集中配備を無にする中央突破に成功します。

「う~ん、こんなに早い消耗は初めてだぁ・・・」慌てた連合軍は、サンビットを放棄し、第一撃で装甲が届く前面に戦線を引きます。

第2ターン、北部では第6SS装甲軍が力攻をする一方、中央部では敵の弱点に向けてピンポイント攻撃を行います。これにより、3個連隊が壊滅!

第二次移動で間隙から装甲が滑り込み、さらに3個連隊に痛打を与えます。

連合軍は、エルゼンボルン尾根からアンブレーブ河にかけて戦線を引きますが、消耗と延翼運動で、前線の兵力密度は薄くなります。

第3ターン、二枚スタックと一枚スタックの連結部に当たるトロワポンに2個装甲師団強の兵力で強襲をかけ、ここを一点突破します。

第二次移動で浸透した装甲師団が側面展開し、さらに4個連隊を包囲殲滅します。また、スコルツィーニを先導に、2個の装甲擲弾兵連隊が戦略移動でリエージュ近郊まで前進し、第82空挺師団の増援を阻止します。

北部戦線が崩壊し、わずか1個師団の増援では焼け石に水と、連合軍のモラルが崩壊。この時点で、ドイツ軍勝利となりました。
ドイツ軍の中央重視に対し、連合軍の集中防御が機能せず、突破に成功。が、本当の原因は、その後のスコルティーニの跳躍を許したことでしょう。戦線の補強のため、これを防ぐはずの機甲師団によるスコルティーニ狩りができず、わずか3ターンでアンブレーブ河まで到達されたことが響きました。
ダブルダイスなのでdrによる差が大きいかと思われがちですが(実際、そういう場合もありますが)、つくづく、機動戦アイテムと言うことを実感しました。そろそろ、CMJ誌付録のマップもほころび始めたので、早くJWCで再版してほしいです。
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