先日の例会のメインイベントが、Dasreichさんとの「砂漠の狐」(エポック)でした。ご存じ、「作戦級の鬼教官」で知られ、その論理的思考から導き出される戦略と確実な戦術は、この業界でも随一。
今回は、管理の難しい連合軍をDasreichさんが、ブラフの必要な枢軸軍をmitsuが担当しました。

序盤、連合軍は1個機甲師団を含めた4個師団で、ハルファヤ峠を攻めます。ここにはイタリア軍+ドイツ軍歩兵の最強スタックをおきましたが、drもよく、3ターンほどで壊滅します。

と、そのまま、前進を続けるかと思いきや、落としたハルファヤ峠に1個師団をスタックさせ、残りはダミーをかぶせて、戦線を引いて守勢に。
しばらく、小競り合いが続きます。第3ターン、威力偵察を試みた歩兵1個師団半が、第90軽師団に接触。第21装甲師団を加えた反撃でこれを撃破します。


第5ターン、そのまま、戦線を南下させた枢軸軍は、集積基地前面にいた1個スタック(最速の第4機甲旅団!)を包囲し、撃破します。が、イギリス軍の戦線は堅く、それ以上、付け入る隙が見つからず。

と、この時、DAK主力が付近にいないと踏んだトブルク守備隊が突出します。セオリーと逆の西側の陣地を攻め、こちらを解放。そのまま、ビル・エル・ハマートを伺う姿勢を見せます。
枢軸軍も2ターンほど、ブラフで凌ぎましたが、第6ターン、包囲陣崩壊の危機に、中央部にいたアリエテ師団と第15装甲師団を呼び戻し、突出部を粉砕します。

イギリス軍の移動制限が解除される中盤から、連合軍が一気に反撃に出ます。中央部にいた枢軸軍ダミーを歩兵と偵察大隊が一掃し、機甲を含む3個師団が海岸通りに殺到します。
戦力差は圧倒的で、ソルーム、フォート・カプッツオ、バルディアが相次いで陥落します。
砂漠方面でも攻勢が始まり、残りの機甲師団が前進を開始します。ここには、トリエステ師団とDAK2個師団がいたため、正面からの打撃戦で反撃し、一時的に敵を撃退することに成功します。

ここで、枢軸軍は決断を迫られます。海岸通りには、陣地群を攻略した敵の3個師団がトブルク解放に向かっています。一方、中央部は敗走中の敵がいて、集積基地を狙うなら、まさに「今でしょ!」。下した判断は、トブルク包囲陣への一部増援と主力による集積基地の襲撃でした。

第12ターン、DAKとアリエテを主力とした打撃群が最西端の敵を攻撃し、西方から集積基地に迫ります。連合軍も戦線を引いてローテションによる打撃力の減殺を狙いましたが、ここで思わぬ誤算が・・・混乱状態からの回復ができない!集積基地の修整もあり、2/3で成功するはずが、ほとんどの部隊が失敗。

その結果、戦闘による損害を回復しきらず、戦線が薄くなります。ドイツ軍のdrが冴えまくったこともあり、集積基地目前まで迫ります。
が、ここでイギリス軍も意地の回復を見せ、主力でもってドイツ軍の先頭部隊に包囲攻撃をかけます。第15ターン、隣接ヘクスにまで迫ったドイツ軍とイギリス軍が一歩も引かぬ死闘に。最終的には、集積基地の破壊に至りませんでしたが、この方面の連合軍の反撃をさせず、時間を稼ぐことができました。

一方、もっとも勝利に影響したのが、トブルク攻防戦でした。第12ターン、海岸沿いに驀進するイギリス軍3個師団を包囲陣地の手前で、アリエテ師団がどうにか迎撃し、損害を与えます。

ならばと迂回を謀った砂漠で、第15師団から派遣した10戦力装甲大隊が待ち伏せ!主力の機甲大隊のうち、1つが半壊します。

第13ターン、それでも、イギリス軍はジョンブル魂で攻勢を続行!トブルク内部の兵も突出し、包囲陣地付近で激しい包囲・被包囲戦が繰り広げられます。枢軸軍も陣地部隊とアリエテ師団、装甲大隊が入り乱れて、乱戦に突入!どちらが、先にトブルクに到着するのか?
第14ターン、間一髪、トブルク占領に成功したのは、枢軸軍でした。生き残った守備隊をイタリア軍が殲滅し、トブルク陣地を確保します。

第15ターン、それでも諦めないイギリス軍は、今度はトブルクの包囲(!)狙って、2:1攻撃をかけましたが・・・drに恵まれずに失敗。この時点で、枢軸軍のトブルク確保が決まり、VP上での勝利が確定しました。

最終ターンまでもつれ込む激戦で、ああ、しんどかった!しばらく、放心状態の後、Dasreichさんとは、様々な作戦プランを話し合いました。
選択ダミーがなければ、枢軸軍は必敗であると、意見が一致しました。その上で、両軍の取り得る作戦を相談しました(やはり、経験者の戦略眼は貴重です!)。

[枢軸軍]
・枢軸軍の最有力の作戦は(選択ダミーを使わずに勝利できる手としては)、速攻(力攻) によるエジプトへの突破である。第2ターンから海岸通りにDAKを投入し、(半分は 磨り潰す覚悟で!)、突進する。
・集積基地は(よほど隙がない限りは)狙わない(砂漠に入り込むと、数ターンは転進ができないので)。ただし、道路沿いの一帯には進出して、圧力をかける(いくぞと、思 わせることは必要。あるいは隙があれば、本気で突入する)。
・枢軸軍の最有力の作戦は(選択ダミーを使わずに勝利できる手としては)、速攻(力攻) によるエジプトへの突破である。第2ターンから海岸通りにDAKを投入し、(半分は 磨り潰す覚悟で!)、突進する。
・集積基地は(よほど隙がない限りは)狙わない(砂漠に入り込むと、数ターンは転進ができないので)。ただし、道路沿いの一帯には進出して、圧力をかける(いくぞと、思 わせることは必要。あるいは隙があれば、本気で突入する)。
[連合軍]
・イギリス軍は、ハルファヤ峠の早期攻略に全力を尽くす(ここが手に入れば、DAKの 突破を阻止できる)。
・基本的に、移動制限の解除される第8ターンまでは、集積基地前面に防御線を作り、耐える(持久戦にすれば、イギリス軍が有利になる)。
・第9ターン以降の反撃は、海岸通りと砂漠方面で(できれば、両翼を攻めて、数を生かした浸透を)。
・反撃の主体は、少なくとも3個師団以上を投入して、海岸通りで(そのまま、海岸通りを押し切り、トブルクを解放する)。
・イギリス軍は、ハルファヤ峠の早期攻略に全力を尽くす(ここが手に入れば、DAKの 突破を阻止できる)。
・基本的に、移動制限の解除される第8ターンまでは、集積基地前面に防御線を作り、耐える(持久戦にすれば、イギリス軍が有利になる)。
・第9ターン以降の反撃は、海岸通りと砂漠方面で(できれば、両翼を攻めて、数を生かした浸透を)。
・反撃の主体は、少なくとも3個師団以上を投入して、海岸通りで(そのまま、海岸通りを押し切り、トブルクを解放する)。
サドンデスにならなかった場合、トブルクの占領または解放がキーポイントになります(±10VP!)。枢軸軍としては、後半までいかにDAKを温存するか、同時にイギリス軍を損耗させ圧力をかけるか、という二律背反する課題があります。連合軍は、解放部隊の兵力配分とトブルクからの突出タイミングが、悩ましいです。
あと、選択ダミーを使用する際の戦術(mitsu試案)ですが・・・
・ダミーと見え見えでも、本物とスタック・攪拌してから分離する(特に枢軸軍は数が足りないので、兵力を集中するにはブラフしかない!)。その際には、ダミーから先に動かすこと(戦線を張るふり)が有効。
・ただし、本戦線には穴が開かないように、十分に注意。数が多くなると、管理もたいへんだが、番号確認は確実に(前回、Tommyさんが1個師団を本当に迷子に!)。
・攻撃をかけさせたい場所(DAKなどの隠匿ヘクス)はわざと二重戦線にして、ダミーの フリをする高等テクニックあり。この時、本物の戦線を二列目にすると、決まったときの心理的動揺は大!(なんて人が悪いこと)。ただし、相手とタイミングを選ばないと、 普通に押し切られることもあり、こちらに動揺が・・・(笑い)。
ちなみに、Dasreichさんから再戦のリクエストを受けていますが、このまま、逃げ切って「鬼教官に勝った漢」で人生を終えたいものです(うそ、笑い)。本当は、勝っても負けても、ヘロヘロになるのがしんどいですよね~。できればその前に、どなたかとスパークリングがいいな~。
ダミーの心理戦故に、なかなかインストがしにくい(途中で作戦・戦術を伝えられない!)アイテムですが、簡単なルールで手軽に「疑心暗鬼」が楽しめる「砂漠の狐」を、みなさんもいかが?